JP2000006736A - 車両制御システムの異常警告装置 - Google Patents

車両制御システムの異常警告装置

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JP2000006736A
JP2000006736A JP10172854A JP17285498A JP2000006736A JP 2000006736 A JP2000006736 A JP 2000006736A JP 10172854 A JP10172854 A JP 10172854A JP 17285498 A JP17285498 A JP 17285498A JP 2000006736 A JP2000006736 A JP 2000006736A
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airbag
switching transistor
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vehicle control
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Toshimasa Shibagaki
敏昌 柴垣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアバッグECUとランプ点灯回路を接続す
る信号線ハーネス及びコネクタに異常(断線、GNDシ
ョート等)を生じた場合にも警告灯を点灯させることに
より、運転者に確実に異常を知らせることを目的とす
る。 【解決手段】 エアバッグECU10とコンビネーショ
ンメーター24のランプ点灯回路とを接続する信号線ハ
ーネス38が断線、GNDショート等の異常が発生した
場合、コンビネーションメーター24に配置されたラン
プ点灯回路のスイッチングトランジスタTr2がOFF
状態となることにより、スイッチングトランジスタTr
1がONとなり、警告灯用ウォーニングランプLMPを
点灯させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両制御システム
の異常を警告する異常警告装置に係わり、詳しくは、エ
アバッグ装置システムの異常警告装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エアバッグの異常を警告する
エアバッグ装置システムの異常警告装置が提案されてい
る。このエアバッグ装置システムの異常警告装置は、コ
ンビネーションメーターに配置されたランプ点灯回路
と、エアバッグ装置を制御するエアバッグECUと、ラ
ンプ点灯回路とエアバッグECUとを接続する信号線ハ
ーネスとコネクタと、により主に構成されている。
【0003】また、エンジンイグニッションスイッチを
作動させた時、エアバッグ装置システムの異常警告装置
は、運転席用エアバッグ、助手席用運転席エアバッグ、
エアバッグセンサ、サイドエアバッグ、サイドエアバッ
グセンサ等のエアバッグ装置システムの異常及びそれぞ
れを接続するハーネス回路の断線等を検出する自己診断
を実施し、自己診断結果を出力する。出力された自己診
断結果は、信号線を介してランプ点灯回路へ出力され
る。ランプ点灯回路では、出力された診断結果により、
警告灯の点灯を行う。
【0004】イグニッションスイッチを作動して自己診
断が開始され警告灯が点滅する。その後、異常がない場
合は、警告灯が数秒間点灯した後、消灯する。異常が発
生した場合は、警告灯の点滅が止まり警告灯が点灯した
ままとなることによって異常を運転者に警告する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、運転席用
エアバッグ、助手席用エアバッグ等のエアバッグ装置の
自己診断及びそれぞれを接続するハーネスの断線等の検
出は、自己診断時に異常検出可能で警告灯点灯により警
告可能である。
【0006】しかしながら、エアバッグECUとランプ
点灯回路とを接続する信号線ハーネスが断線した場合
は、警告灯を点灯させて警告するのではなく、エンジン
イグニッションスイッチ作動時のエアバッグ装置の自己
診断の際に、警告灯が全く点灯(または、点滅)しない
ことで異常を知らせていた。
【0007】本発明では、エアバッグECUとランプ点
灯回路を接続する信号線ハーネス及びコネクタに異常
(断線、GNDショート等)を生じた場合にも警告灯を
点灯させることにより、運転者に確実に異常を知らせる
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、車両制御システムの異常検出の自己診断を実施し、
自己診断結果を報知する報知手段を備えた自己診断機能
を有する車両制御システムの異常警告装置であって、信
号伝達系が少なくとも不導通となった場合に、前記報知
手段を作動させる異常時導通回路を備えることを特徴と
している。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、例えば、
車両制御システムをエアバッグ装置システムとすると、
エアバッグ装置システムの異常検出のために自己診断を
実施し、その結果を報知手段であるコンビネーションメ
ーターに配置された警告灯用ウォーニングランプにより
運転者にエアバッグ装置システムの異常を報知する異常
警告装置において、システムの制御及び作動等の信号を
伝達する伝達系に断線、GNDショート等の異常が起こ
った場合に、異常時導通回路により報知手段を作動させ
ることができ、これにより、確実に運転者にエアバッグ
装置システムの異常を知らせることができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、前記信号伝達系
が、システムの制御部と、車室内に設けられたコンビネ
ーションメーターとを接続する信号線または、コネクタ
であることを特徴としている。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、エアバッ
グ装置システムのシステムの制御部(エアバッグEC
U)と車室内に設けられたコンビネーションメーターと
を接続する信号線ハーネスまたは、コネクタが信号伝達
系であり、この信号線ハーネスまたは、コネクタに断
線、GNDショート等の異常が起こった場合に、異常時
導通回路により報知手段を作動させることができ、これ
により、確実に運転者にエアバッグ装置システムの異常
を知らせることができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、前記異常時導通
回路が、前記信号伝達系の不導通の状態で、前記自己診
断機能が、車両制御システムの異常時と同等となる給電
がなされる回路を備えることを特徴としている。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、信号伝達
系に断線、GNDショート等の異常が発生した場合、異
常時導通回路が、自己診断機能へ車両制御システムの異
常が起こった場合と同等の給電を実施することができ、
これにより、確実に運転者にエアバッグ装置システムの
異常を知らせることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0015】本発明の実施の形態に係るエアバッグ装置
システムの概略図を図1に示す。
【0016】エアバッグ装置システムは、センターコン
ソール下のフロアトンネル上にエアバッグECU10が
配設され、ステアリングには、運転席用エアバッグ12
が配設され、運転席用エアバッグ12は、エアバッグE
CU10とハーネス26で接続されている。
【0017】また、助手席側のグローブボックス上方の
インストパネル上面には、助手席用エアバッグ14が配
設され、運転席用エアバッグ12と同様に、エアバッグ
ECU10とハーネス28で接続されている。
【0018】車両の急減速時の入力を検出する図示しな
いエアバッグセンサは、エアバッグECU10の中に内
臓され、車両の急減速時の入力を検知し、所定入力値以
上の入力を検知した際には、エアバッグECU10よ
り、エアバッグ展開信号を出力し、運転席用エアバッグ
12及び助手席用エアバッグ14を展開させる。
【0019】サイドエアバッグ16,18は、運転席シ
ート及び助手席シートのシートバッグの車両外側側面に
配設され、エアバッグECU10とハーネス30,32
で接続されている。
【0020】車両側面からの入力を検出するサイドエア
バッグセンサ20,22は、車両両サイドのセンターピ
ラーの下方のセンターピラーレインフォース等に配設さ
れ、車両側面からの入力を検知し、エアバッグECU1
0へハーネス34,36を介して入力値を出力する。エ
アバッグECU10では、車両側面からの入力が所定の
入力値以上であった場合は、エアバッグ展開信号を出力
し、サイドエアバッグ20,22を展開させる。
【0021】また、エアバッグECU10では、図示し
ないイグニッションスイッチをONにした時に、エアバ
ッグ装置システム全体の異常(エアバッグ展開機能の故
障、断線等)を検知する自己診断を実施するようになっ
ている。更に、自己診断結果を信号線ハーネス38を介
してコンビネーションメーター24へ出力する構成とな
っている。
【0022】エアバッグ装置システムの自己診断で、エ
アバッグ装置システムの異常が検出されなかった場合
は、正常信号を信号線ハーネス38を介してコンビネー
ションメーター24へ出力する。コンビネーションメー
ター24では、コンビネーションメーター24のランプ
点灯回路に内臓された警告灯用ウォーニングランプが自
己診断実施中に数秒間点滅し、自己診断終了後に出力さ
れた正常信号を受けて点滅していた警告灯用ウォーニン
グランプが消灯される。
【0023】また、エアバッグ装置システムの異常を検
出した場合、異常検出信号を信号ハーネスを介してコン
ビネーションメーターへ出力する。コンビネーションメ
ーター24では、異常検出信号を受けて、コンビネーシ
ョンメーター24のランプ点灯回路に内臓された警告灯
用ウォーニングランプを点灯させることによりエアバッ
グ装置システムの異常を運転者に知らせるようになって
いる。
【0024】次に、本実施の形態のエアバッグ装置シス
テムの異常警告装置の回路について図2を参照して詳細
に説明する。
【0025】エアバッグ装置システムの異常警告装置
は、エアバッグECU10とコンビネーションメーター
24により構成され、エアバッグECU10とコンビネ
ーションメーター24とは、信号線ハーネス38で接続
されている。
【0026】エアバッグECU10の回路構成は、エア
バッグ装置システムの異常検出の自己診断を実施し、診
断結果を出力するCPU40を内蔵しており、CPU4
0は、スイッチングトランジスタTr3のベース側に接
続され、自己診断結果をH(異常あり)、L (正常)信
号でスイッチングトランジスタTr3のベース側に出力
している。
【0027】また、スイッチングトランジスタTr3の
ベース側は、抵抗R9を介して接地されており、スイッ
チングトランジスタTr3のエミッタ側は、接地されて
いる。スイッチングトランジスタTr3のコレクタ側
は、抵抗R6を介して、信号線接続端子2に接続されて
いる。
【0028】電源+Vからの電源供給は、端子1から供
給され、端子1は、ダイオードD5、ダイオードD3、
抵抗R7を介してスイッチングトランジスタTr3のコ
レクタ側に接続されている。ここで、ダイオードD5及
びダイオードD3は、アノードが電源+V側とされ、端
子1から抵抗R7に向かって整流される方向に接続され
ている。
【0029】また、端子1に接続されたダイオードD5
の端子1とは、反対側には、さらに、ダイオードD4と
抵抗R8を介してスイッチングトランジスタTr3のベ
ース側が接続されている。なお、ダイオードD4の接続
方向は、ダイオードD5から抵抗R8に向かって整流す
る方向に接続されている。
【0030】次に、コンビネーションメーター24側の
ランプ点灯回路の構成を詳細に説明する。
【0031】信号線接続端子bは、抵抗R5、ダイオー
ドD2を介してスイッチングトランジスタTr2のベー
ス側に接続されている。なお、ダイオードD2の接続方
向は、抵抗R5からスイッチングトランジスタTr2の
ベース側に向かって整流する方向に接続されている。さ
らに、スイッチングトランジスタTr2のベース側に
は、一端が接地された抵抗R4が接続されている。スイ
ッチングトランジスタTr2のエミッタ側は、接地され
ており、コレクタ側は、スイッチングトランジスタTr
1のベース側に接続されている。
【0032】スイッチングトランジスタTr1のベース
側には、さらに、一端が接地された抵抗R2と一端が電
源供給端子aに接続された抵抗R3が接続されている。
【0033】スイッチングトランジスタTr1のコレク
タ側は、抵抗R1及び警告灯用ウォーニングランプLM
Pを介して電源供給端子aに接続されている。
【0034】また、スイッチングトランジスタTr1の
エミッタ側は、ダイオードD1を介して接地されてい
る。ここで、ダイオードD1の接続向きは、スイッチン
グトランジスタTr1のエミッタ側から、接地する方向
に整流する向きに接続されている。
【0035】ここで、本発明の実施の形態では、端子1
にエアバッグECU用電源ハーネス回路が接続され、端
子aには、コンビネーションメーター用電源ハーネス回
路が接続されている。また、端子2と端子bとは、信号
線ハーネス38で接続されている。
【0036】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0037】エアバッグECUとコンビネーションメー
ターとを接続する信号線ハーネス38が断線、または、
GNDショート等の異常が生じていない場合は、エアバ
ッグ装置のエアバッグシステムの異常検出の自己診断を
実施し、エアバッグシステムの異常検出の自己診断結果
を出力する。エアバッグシステムの異常を検出した場合
は、CPU40よりH信号出力され、CPU40のH信
号出力によりスイッチングトランジスタTr3のベー
ス、エミッタ間に電位差が生じて、スイッチングトラン
ジスタTr 3がONとなり、電源+VよりダイオードD
5、ダイオードD3、抵抗R7、抵抗R6を通り信号線
ハーネスを介して抵抗R5、ダイオードD2を通って、
スイッチングトランジスタTr2のベース側へ流れてい
た電流が、ダイオードD5、ダイオードD3、抵抗R7
からスイッチングトランジスタTr3を通って接地され
る。
【0038】続いて、スイッチングトランジスタTr3
がONとなったため、スイッチングトランジスタTr2
のベース側に流れていた電流がスイッチングトランジス
タTr3を通って接地されるため、スイッチングトラン
ジスタTr2のベース側に電流が流れなくなり、スイッ
チングトランジスタTr2のベース、エミッタ間の電位
差がなくなる。すなわち、スイッチングトランジスタT
r2はOFFとなる。これにより、電源+Vより流れて
いた電流は、抵抗R3を通りスイッチングトランジスタ
Tr2を通過して接地されていたが、スイッチングトラ
ンジスタTr2がOFFとなったため、電源+Vより流
れていた電流は、抵抗R3を通過し、スイッチングトラ
ンジスタTr1のベース側に流れる。これにより、スイ
ッチングトランジスタTr1のベース、エミッタ間に電
位差を生じる。従って、スイッチングトランジスタTr
1がONとなる。
【0039】続いて、電源+Vより流れる電流は、スイ
ッチングトランジスタTr1がONとなったことによ
り、警告灯用ウォーニングランプLMPを流れ、抵抗R
1、スイッチングトランジスタTr1、ダイオードD1
を通って接地する。これにより、警告灯用ウォーニング
ランプLMPが点灯し、運転者に異常を知らせることが
できる。
【0040】また、自己診断で正常判定をした場合は、
CPU40よりL信号出力され、CPU40のL信号出
力によりスイッチングトランジスタTr3がOFFとな
る。
【0041】続いて、スイッチングトランジスタTr3
がOFFになったことにより、電源+Vより流れる電流
はダイオードD5、ダイオードD3、抵抗R7、抵抗R
6を流れて信号線ハーネスを介して、コンビネーション
メーター24側の抵抗R5、ダイオードD2を通ってス
イッチングトランジスタTr2のベース側へ流れる。こ
れによって、スイッチングトランジスタTr2のベー
ス、エミッタ間に電位差を生じてスイッチングトランジ
スタTr2がONとなる。
【0042】続いて、スイッチングトランジスタTr2
がONとなることにより、電源+Vより流れる電流は抵
抗R3を流れ、スイッチングトランジスタTr2を通っ
て接地される。すなわち、スイッチングトランジスタT
r1のベース側に電流がながれなくなり、スイッチング
トランジスタTr1のベース、エミッタ間に電位差を生
じなくなるため、スイッチングトランジスタTr1はO
FFとなる。
【0043】続いて、スイッチングトランジスタTr1
がOFFとなったことにより、電源+Vより流れる電流
は、警告灯用ウォーニングランプLMPを流れなくな
り、警告灯用ウォーニングランプLMPは消灯する。警
告灯用ウォーニングランプLMPが消灯することによ
り、運転者に異常のないことを知らせることができる。
【0044】次に、エアバッグECU10とコンビネー
ションメーター24を接続する信号線ハーネス38が断
線、または、GNDショートした場合について説明す
る。
【0045】エアバッグECUとコンビネーションメー
ターとを接続する信号線ハーネスが断線、または、GN
Dショート等の異常発生した場合、エアバッグECU1
0からの異常検出の自己診断結果出力は、全く、コンビ
ネーションメーター24に入力されなくなる。
【0046】従って、電源+VよりダイオードD5、ダ
イオードD3、抵抗R7、抵抗R6、信号線ハーネス3
8、抵抗R5、ダイオードD2を通って流れていた電流
は、信号線ハーネス38の異常により流れなくなる。従
って、スイッチングトランジスタTr2のベース側に電
流が流れなくなり、スイッチングトランジスタTr2の
ベース、エミッタ間に電位差を生じなくなるので、スイ
ッチングトランジスタTr2は、OFF状態となる。
【0047】続いて、スイッチングトランジスタTr2が
OFFになったことにより、電源+Vからの供給電流
は、抵抗R3を通ってスイッチングトランジスタTr1
のベース側へ流れ込み、スイッチングトランジスタTr
1のベース、エミッタ間に電位差が生じ、スイッチング
トランジスタTr1がON状態となる。
【0048】従って、電源+Vより流れる電流は、警告
灯用ウォーニングランプLMP、抵抗R1、スイッチン
グトランジスタTr1、ダイオードD1を流れ、接地さ
れることにより、警告灯用ウォーニングランプLMPが
点灯し、運転者に異常を知らせることができる。
【0049】また、エアバッグECU用電源ハーネスに
異常(断線、GNDショート等)が発生した場合は、エ
アバッグECUの駆動用電源が供給されないため、エア
バッグシステム異常検出の自己診断が実施されなくな
り、信号線ハーネスに異常が発生した場合と同様とな
る。従って、スイッチングトランジスタTr2のベース
側に電流が流れなくなり、スイッチングトランジスタT
r2のベース、エミッタ間に電位差を生じなくなるの
で、スイッチングトランジスタTr2は、OFF状態と
なる。
【0050】続いて、スイッチングトランジスタTr2が
OFFになったことにより、電源+Vからの供給電流
は、抵抗R3を通ってスイッチングトランジスタTr1
のベース側へ流れ込み、スイッチングトランジスタTr
1のベース、エミッタ間に電位差が生じ、スイッチング
トランジスタTr1がON状態となる。
【0051】従って、電源Eより流れる電流は、警告灯
用ウォーニングランプLMP、抵抗R1、スイッチング
トランジスタTr1、ダイオードD1を流れ、接地され
ることにより、警告灯用ウォーニングランプLMPが点
灯し、運転者に異常を確実に知らせることができる。
【0052】また、コンビネーションメーター用電源ハ
ーネスに異常が発生した場合は、エアバッグの警告灯用
ウォーニングランプLMPだけではなく、その他のコン
ビネーションメーターに付随するメーター類全てが作動
しなくなるため、運転者は、確実に異常が発生している
ことに気づくことができる。
【0053】本発明の実施の形態では、車両制御システ
ムの異常警告装置の例としてエアバッグ装置システムの
異常警告装置について説明してきたが、コンビネーショ
ンメーターに内臓されている警告灯で警告される制御シ
ステム、例えば、エンジン、ブレーキ等の制御システム
についても同様の回路構成を組むことにより、制御シス
テムの異常が起こった場合、運転者に確実に異常警告す
ることができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、車両制御
システムの自己診断を実施し、異常時には、運転者に警
告することができ、且つ、システムの制御及び作動の等
の信号を伝達する伝達系に異常 (断線、GNDショート
等)が発生した場合でも、運転者に確実に異常を警告す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のエアバッグ装置システム
概要図である。
【図2】本発明の実施の形態であるエアバッグ装置シス
テムの異常警告装置の回路図である。
【符号の説明】
10 エアバッグECU 12 運転席用エアバッグ 14 助手席用エアバッグ 16 運転席用サイドエアバッグ 18 助手席用サイドエアバッグ 20 サイドエアバッグセンサ 22 サイドエアバッグセンサ 24 コンビネーションメーター 38 信号線ハーネス 40 CPU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両制御システムの異常検出の自己診断
    を実施し、自己診断結果を報知する報知手段を備えた自
    己診断機能を有する車両制御システムの異常警告装置で
    あって、信号伝達系が少なくとも不導通となった場合
    に、前記報知手段を作動させる異常時導通回路を備える
    ことを特徴とする車両制御システムの異常警告装置。
  2. 【請求項2】 前記信号伝達系が、車両制御システムの
    制御部と、車室内に設けられたコンビネーションメータ
    ーとを接続する信号線または、コネクタであることを特
    徴とする請求項1記載の車両制御システムの異常警告装
    置。
  3. 【請求項3】 前記異常時導通回路が、前記信号伝達系
    の不導通の状態で、前記自己診断機能が、車両制御シス
    テムの異常時と同等となる給電がなされる回路を備える
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両制御
    システムの異常警告装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7908050B2 (en) 2005-06-24 2011-03-15 Denso Corporation In-vehicle emergency communicator
CN102333677A (zh) * 2009-02-25 2012-01-25 三菱电机株式会社 前照灯光源点亮装置、通知装置、及通信装置

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