JP2003217156A - 光ヘッド装置 - Google Patents

光ヘッド装置

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JP2003217156A
JP2003217156A JP2002015237A JP2002015237A JP2003217156A JP 2003217156 A JP2003217156 A JP 2003217156A JP 2002015237 A JP2002015237 A JP 2002015237A JP 2002015237 A JP2002015237 A JP 2002015237A JP 2003217156 A JP2003217156 A JP 2003217156A
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optical head
head device
flexible substrate
light
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JP2002015237A
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Osamu Ishibashi
治 石橋
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Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の増大、組み立て工程や修理の煩雑
化を招くことなく、フレキシブル基板の平伏状態を保持
可能な光ヘッド装置を提供すること。 【解決手段】 光ヘッド装置1に用いたフレキシブル基
板50においてフレーム3との固着部分52から第1の
端部54までの途中部分57は、回路基板60に固着さ
れていないが、矩形の張り出し部分570がフレーム3
の凹部38の内壁39に弾性をもって当接する。このた
め、フレキシブル基板50の途中部分57には、それ自
身の形状復帰力が、フレキシブル基板50の途中部分5
7が回路基板60上に平伏した状態を保持する力として
作用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(コンパクト
ディスク)やDVD(ディジタルバーサタイルディス
ク)などの光記録媒体の記録、再生に用いられる光ヘッ
ド装置、およびその製造方法に関するものである。さら
に詳しくは、光ヘッド装置のフレームに対するフレキシ
ブル基板の取り付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CDやDVD等の光記録媒体の記録、再
生に用いられる光ヘッド装置では、光源からの出射光を
対物レンズに導き、この対物レンズによって収束させた
光を光記録媒体に収束させる。この際に、対物レンズの
トラッキング方向およびフォーカシング方向への駆動
は、対物レンズ駆動装置によって行われる。また、光記
録媒体からの戻り光を受光素子に導いて光記録媒体に書
き込まれていた情報を再生するようになっている。
【0003】このような光ヘッド装置の従来構成を図
8、図9および図10を参照して説明する。図8
(A)、(B)はそれぞれ、従来の光ヘッド装置の平面
図および正面図である。図9は、この光ヘッド装置に用
いられているフレキシブル基板を展開して示す平面図で
ある。図10は、この光ヘッド装置の左側面図である。
なお、図面において、フレキシブル基板に対しては右上
がりの斜線を付してあり、そのうち、2本線の斜線を付
した領域は、フレームなどに対して固着されていない部
分である。
【0004】図8(A)、(B)に示すように、光ヘッ
ド装置では、光源としてのレーザダイオード4、対物レ
ンズ9などは、その他の光学部品とともに樹脂製あるい
は金属製のフレーム3上に搭載され、レーザダイオード
4および対物レンズ駆動装置70への給電を行うための
フレキシブル基板50も、その大部分がフレーム3の正
面に固着されている。このフレキシブル基板50におい
て、フレーム3との固着部分52の裏面側には厚手の絶
縁基板65が貼り合わされ、表面側にはコネクタ59や
多数の電子部品が実装されている。
【0005】図9に示すように、フレキシブル基板50
には、対物レンズ駆動装置70への給電を行う第1の端
部51、レーザダイオード4への給電を行う第2の端部
54、および受光素子5が実装された第3の端部55が
形成され、これらの端部51、54、5は、いずれもフ
レーム3の正面には固着されておらず、フレーム3上の
所定位置まで延びている。
【0006】すなわち、フレキシブル基板50の第1の
端部51は、図8(A)に示すように、フレーム3の上
面に構成されているレンズ駆動装置70に向けて折り曲
げられている。
【0007】また、フレキシブル基板50の第2の端部
54は、図8(A)、(B)、および図10に示すよう
に、フレーム3の正面と左側面との境界部分に向けて折
り曲げられている。ここで、第2の端部54にはレーザ
ダイオード4に対する給電用端子58が形成され、この
給電用端子58は、レーザダイオード4が実装された回
路基板60の端子にハンダ付けされている。回路基板6
0は、フレーム3の穴34へのレーザダイオード4の圧
入、あるいは放熱板61を介しての接着などの方法でフ
レーム3の正面と左側面との境界部分に固着されている
が、フレキシブル基板50においてフレーム3との固着
部分52から第1の端部51までの途中部分57は、回
路基板60(フレーム3の側)に固着されておらず、回
路基板60(フレーム3の側)から浮いている。
【0008】さらに、フレキシブル基板50の第3の端
部55は、フレーム3の底面に折り曲げられているとと
もに、そこには受光素子5が実装されている。第3の端
部55の裏面側には厚手の絶縁基板80が貼り合わさ
れ、この絶縁基板80は、フレーム3の底面に接着固定
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように構成した光
ヘッド装置において、フレキシブル基板50のフレーム
3との固着部分52から第2の端部54への途中部分5
7では、回路基板60(フレーム3の側)に固着されず
に浮いている部分の寸法が長く、かつ、L字形に屈曲し
た形状になっている。このため、図8(A)および図1
0に示すように、フレキシブル基板50の途中部分57
は、L字形に折れている曲がっている部分の外側が回路
基板60に平伏せず、回路基板60から大きく浮き上が
ってしまうという問題点がある。このような浮き上がり
があると、光ヘッド装置が移動した際に、ディスク駆動
装置の他の機構部分やディスクとの干渉が起こってしま
うので好ましくない。
【0010】そこで、フレキシブル基板50の途中部分
57をネジや両面テープで回路基板60に固定するとい
う対策が採られることがある。
【0011】しかしながら、このような対策のうち、ネ
ジ止めによる方法では、部品点数や工程数が増えるの
で、好ましくない。また、ネジ止めによる方法では、フ
レキシブル基板50にネジを止める領域を確保し、か
つ、この領域を補強する必要があるが、このような領域
の確保や補強は困難である。
【0012】また、両面テープを用いる方法でも部品点
数が増えるという問題点がある。また、両面テープでは
強い応力が加わったときに剥がれるおそれがある。さら
に、両面テープを用いると、修理の際に両面テープを剥
がしたとき、両面テープを貼っていた領域に粘着剤が残
るため、それを除去してから両面テープを貼り直す必要
があるので、修理に余計な手間がかかるという問題点が
ある。
【0013】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
部品点数の増大、組み立て工程や修理の煩雑化を招くこ
となく、フレキシブル基板の平伏状態を保持可能な光ヘ
ッド装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、光源と、該光源からの出射光を光記録
媒体に収束させるための対物レンズと、前記光記録媒体
からの戻り光を受光する受光素子と、前記光源、前記対
物レンズ、および前記受光素子が搭載されたフレーム
と、該フレームに対して一部を除いて直接、あるいは他
の部材を介して固着されたフレキシブル基板とを有する
光ヘッド装置において、前記フレキシブル基板は、前記
フレーム側との固着部分から端部に至る途中部分が前記
フレームの側から浮いた状態で平伏し、かつ、当該途中
部分がその周辺に構成された受け部に対して弾性をもっ
て部分的に当接していることにより、前記途中部分の平
伏状態が保持されていることを特徴とする。
【0015】本発明では、例えば、前記途中部分を、部
分的に撓んだ状態で前記受け部に当接させることによ
り、その形状復帰力を前記途中部分の平伏状態を保持す
る力として作用させる。
【0016】本発明において、フレキシブル基板のフレ
ームとの固着部分から端部への途中部分は、フレームの
側に固着されずに浮いているが、この途中部分の一部は
受け部に対して弾性をもって当接し、保持されている。
このため、フレキシブル基板の途中部分は、フレームの
側に平伏した状態に保持される。従って、フレキシブル
基板の途中部分は、光ヘッド装置が移動した際にディス
ク駆動装置の他の機構部分やディスクと干渉することが
ない。また、本発明では、フレキシブル基板自身の一部
を撓ませて受け部に当接させるなど、フレキシブル基板
の性質を利用して途中部分の浮き上がりを防止する構成
であるため、ネジや両面テープなどでフレキシブル基基
板を固定する必要がない。このため、部品点数の増加、
組み立て工程の煩雑化を招くことがない。また、修理の
際には、フレキシブル基板を撓ませて受け部から外せば
よいので、修理に余計な手間が発生しない。
【0017】本発明において、前記途中部分が屈曲部分
を有する場合には、当該屈折部分の外側部分が弾性をも
って前記受け部に当接していることが好ましい。このよ
うに、フレキシブル基板においてフレーム側と固着され
ていない途中部分に屈曲部分があると、屈曲部分の外側
が浮き上がりやすいが、このような屈曲部分の外側を受
け部で押えれば、フレキシブル基板の浮き上がりを確実
に防止することができる。
【0018】本発明において、前記受け部は、前記フレ
ームに形成された凹部の内壁を利用できる。このように
構成すると、他の部材の位置関係にかかわらず、フレキ
シブル基板の浮き上がりを防止する受け部を構成するこ
とができる。
【0019】本発明において、前記受け部は、前記フレ
ームに対して所定の間隔を介して対向配置された部材の
一部分を利用してもよい。フレームに対して所定の間隔
を介して対向配置された部材が存在する場合には、その
一部分を利用するだけでフレキシブル基板の浮き上がり
を防止することができるので、フレームに設計変更など
を行う必要がない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明を適
用した光ヘッド装置を説明する。なお、本発明に係る光
ヘッド装置は、基本的な構成が従来のものと共通するの
で、共通する部分には同一の符号を付して説明する。
【0021】[全体構成]図1は、CD、CD−R、あ
るいはDVDの記録、再生を行う光ヘッド装置の光学系
の説明図である。図2(A)、(B)はそれぞれ、光ヘ
ッド装置の平面図および底面図である。図3(A)、
(B)はそれぞれ、光ヘッド装置の正面図および背面図
である。図4(A)、(B)はそれぞれ、光ヘッド装置
の左側面図および右側面図である。
【0022】図1において、光ヘッド装置1は樹脂製の
フレーム3を有しており、このフレーム3には、以下に
説明する光学系が搭載されている。光ヘッド装置1の光
学系は、レーザ光L1を出射するレーザダイオード4
と、レーザダイオード4から出射されたレーザ光L1を
直角に反射するハーフミラー7と、ハーフミラー7で反
射されたレーザ光を平行光化するコリメートレンズ6
と、コリメートレンズ6で平行光化された光を光記録媒
体2に収束させる対物レンズ9とを有している。また、
光記録媒体2で反射した戻り光L2は、対物レンズ9、
コリメートレンズ6、ハーフミラー7を透過した後、受
光素子5で検出されるようになっている。
【0023】フレーム3には、図2(A)、(B)、図
3(A)、(B)、および図4(A)、(B)に示すよ
うに、機器に対して相互に平行となるように取り付けた
2本のガイドシャフト(図示せず)が通される連結部3
01、302、303が形成されている。
【0024】フレーム3の上面には、対物レンズ9をフ
ォーカシング方向およびトラッキング方向に駆動する対
物レンズ駆動装置70が搭載され、この対物レンズ駆動
装置70は、対物レンズ9を保持したレンズホルダ71
を有している。レンズホルダ71は、円筒状の胴部72
と、この胴部72の内側に形成された円筒状の軸受け部
73を備えている。胴部72の外周面には一対のトラッ
キング駆動用コイル81と、一対のフォーカシング駆動
用コイル82が構成されている。なお、ホルダ支持部材
35の上面には、カバー(図示せず)が被せられてい
る。
【0025】フレーム3に保持されているホルダ支持部
材35の底壁からは支軸91が直立し、この支軸91は
レンズホルダ71の軸受け部73の内側に差し込まれて
いる。ホルダ支持部材35には外壁356および内壁3
57が形成され、外壁356にはトラッキング用駆動コ
イル81と対峙してトラッキング磁気回路を構成する一
対のトラッキング用駆動マグネット83が取り付けられ
ている。従って、レンズホルダ71を支軸91の回りに
回転させ、トラッキングエラー補正を行うことができ
る。外壁356にはフォーカシング用駆動コイル82に
対峙してフォーカシング磁気回路を構成する一対のフォ
ーカシング用駆動マグネット84が取り付けられてい
る。従って、レンズホルダ71を支軸91の軸線方向に
移動させ、フォーカシングエラー補正を行うことができ
る。なお、ホルダ支持部材35は、押さえバネ79によ
ってフレーム3に押し付け固定されている。
【0026】[フレキシブル基板の構成]図5は、本発
明に係る光ヘッド装置に用いられているフレキシブル基
板を展開して示す平面図である。
【0027】図2(A)、図3(A)に示すように、レ
ンズホルダ71には、ホルダ支持部材35の切り起こし
部359に途中位置が支持されたフレキシブル基板50
が接続されている。ここに接続されているのは、レーザ
ダイオード4や受光素子5への給電パターンなどが形成
された共通のフレキブル基板50の第1の端部51であ
る。
【0028】図2(A)、図3(A)および図5におい
て、フレキシブル基板50の裏面側には、厚手の絶縁基
板65が貼り合わされている一方、フレキシブル基板5
0には、コネクタ59や各種電子部品が実装されてい
る。フレキシブル基板50は、一部を除いてその略全体
がフレーム3の正面との固着部分52になっており、こ
の固着部分52は、絶縁基板65を介してネジ53など
で固着されている。また、フレキシブル基板50におい
て、固着部分52の周りからは、対物レンズ駆動装置7
0への給電を行う第1の端部51、レーザダイオード4
への給電を行う第2の端部54、受光素子5が実装され
た第3の端部55が延びている。
【0029】本形態において、フレキシブル基板50の
各端部51、54、55は、いずれもフレーム3の正面
には固着されておらず、以下に説明するように、フレー
ム3上の所定位置まで延びている。
【0030】まず、図5に示すフレキシブル基板50の
第1の端部51は、図1および図3(A)を参照して前
記したように、フレーム3の上面に構成されている対物
レンズ駆動装置70に向けて折り曲げられている。
【0031】また、図5に示すフレキシブル基板50の
第2の端部54は、図2(A)、図3(A)、および図
4(A)に示すように、フレーム3の正面と左側面との
境界部分に向けて折り曲げられている。ここにレーザダ
イオード4を搭載し、かつ、レーザダイオード4に対し
て回路基板60を介してフレキシブル基板5の第2の端
部54を接続するための詳細な構造については後述す
る。
【0032】図5に示すフレキシブル基板50の第3の
端部55は、図2(B)、および図4(A)、(B)に
示すように、フレーム3の底面に折り曲げられていると
ともに、そこには受光素子5が実装されている。ここ
で、第3の端部55には小さな絶縁基板80が貼り合わ
されている。フレーム3の底部にはホルダ装着穴36が
形成されており、このホルダ装着穴36に受光素子5が
対峙するように絶縁基板80がフレーム3の接着用突起
305、306に接着固定されている。なお、第3の端
部55、および絶縁基板80には、受光素子5をホルダ
接着穴36に対峙させるための開口が形成されている。
ホルダ装着穴36内には、樹脂製の円筒状の回折格子ホ
ルダ40が装着され、この回折格子ホルダ40の内部に
は矩形板状の回折格子8が接着固定されている。
【0033】[フレキシブル基板の浮き上がり防止構
造]図6(A)、(B)はそれぞれ、本発明に係る光ヘ
ッド装置において、レーザダイオードをフレームに取り
付ける直前の様子を示す平面図、および正面図である。
図7(A)は、本発明に係る光ヘッド装置のフレームへ
のレーザダイオードの搭載部分を拡大して示す平面図で
ある。
【0034】図2(A)、図3(A)、および図4
(A)に示すように、フレーム3の正面と左側面との境
界部分は、レーザダイオード4の搭載領域になってお
り、ここには、図6(A)、(B)に示すように、フレ
ーム3に対して穴34が形成されている。また、レーザ
ダイオード4は、回路基板60の裏面側に実装され、フ
レーム3において、穴34の周囲には回路基板60の実
装部37が形成されている。また、回路基板60の裏面
側には薄手の放熱板61が積層されている。従って、穴
34の入り口にレーザダイオード4が位置するように穴
34にレーザダイオード4を圧入し、さらには放熱板6
1を介して回路基板60をフレーム3の実装部37に接
着固定すれば、レーザダイオード4をフレーム3に搭載
できる。なお、穴34の奥には、図1に示すように、レ
ーザダイオード4から出射された光から3スポットを形
成するための回折格子10が配置されている。
【0035】フレキシブル基板5の第2の端部54に
は、レーザダイオード4に対する複数の給電用端子58
が形成され、これらの給電用端子58は、レーザダイオ
ード4が実装された回路基板60の端子にハンダ付けさ
れている。回路基板60は、フレーム3の穴34へのレ
ーザダイオード4の圧入、あるいは放熱板61を介して
の接着などの方法でフレーム3の正面と左側面との境界
部分に固着されているが、フレキシブル基板50におい
てフレーム3との固着部分52から第2の端部54まで
の途中部分57は、回路基板60(フレーム3の側)に
固着されておらず、回路基板50(フレーム3の側)か
ら浮いている。また、途中部分57は、L字形状を有
し、かつ、長いため、L字形の屈曲部分571の外側は
浮き上がろうとする。
【0036】そこで、本形態では、フレキシブル基板5
0の途中部分57に対して、屈曲部分571の外側には
矩形の張り出し部分570が形成されている。また、フ
レーム3には、図6(A)、(B)、および図7(A)
に示すように、実装部37に放熱板61を介して回路基
板60を実装した状態でフレキシブル基板50の張り出
し部分570と重なる領域に突起33が形成され、この
突起33と実装部37との間には楔形の凹部38が形成
されている。
【0037】従って、フレーム3の実装部37に回路基
板60を実装した際、フレキシブル基板50を途中部分
57で膨らむように撓ませた後、張り出し部分570を
凹部38の奥まで差し込んで途中部分57を回路基板6
0上に平伏させると、張り出し部分570の表面側は、
凹部38の内壁39(受け部)に弾性をもって当接す
る。
【0038】その結果、フレキシブル基板50の途中部
分57には、それ自身の形状復帰力(図7(A)に矢印
Aで示す)が、フレキシブル基板50の途中部分57が
回路基板60上に平伏した状態を保持する力として作用
し、途中部分57の浮き上がりを防止する。それ故、フ
レキシブル基板50の途中部分57は、光ヘッド装置1
が移動した際にディスク駆動装置の他の機構部分やディ
スクと干渉することがない。
【0039】また、フレキシブル基板50自身を撓ませ
てフレーム3の凹部38の内壁39に当接させるだけで
その形状復帰力によって浮き上がりを防止することがで
きるので、ネジや両面テープなどでフレキシブル基板5
0を固定する必要がない。このため、部品点数の増加、
組み立て工程の煩雑化を招くことがない。
【0040】しかも、修理の際には、フレキシブル基板
50の途中部分57を撓ませて凹部38の内壁39から
外せばよいので、修理に余計な手間が発生しない。
【0041】また、フレキシブル基板50の途中部分5
7はL字形の屈曲部分571を有し、かつ、途中部分5
7が長いため、屈曲部分571が浮き上がりやすい傾向
にあるが、本形態では、このような屈曲部分571の外
側位置に張り出し部分570を形成し、この張り出し部
分570を凹部38の内壁39で受けているので、フレ
キシブル基板50の途中部分57の浮き上がりを確実に
防止することができる。
【0042】さらに、本形態では、フレーム3自身に形
成した凹部38の内壁39を利用して、フレキシブル基
板50の途中部分57を受けているので、他の部材の位
置関係にかかわらず、フレキシブル基板50の途中部分
57の浮き上がりを防止する受け部を構成することがで
きる。
【0043】[その他の実施の形態]なお、上記形態で
は、フレーム3に浅い凹部38を形成したが、図7
(B)に示すように、凹部38の奥にスリット状の隙間
380を形成し、この隙間380内に張り出し部分57
0の先端を差し込んでもよい。また、凹部38全体をス
リット状に形成し、そこに張り出し部分570を差し込
む構成であってもよい。
【0044】さらにまた、上記形態では、フレーム3自
身に凹部38を形成してその内壁39でフレキシブル基
板50の途中部分57を受ける構成であったが、フレー
ム3には、フレーム3にホルダ支持部材35を押し付け
固定する押さえバネ79、カバー、回路基板などが搭載
されているので、これらの部材の一部分をフレーム3と
対向配置させ、そこをフレキシブル基板50の途中部分
57が弾性をもって当接する受け部として利用してもよ
い。このように構成すると、フレーム3に設計変更など
を行う必要がないという利点がある。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ヘッド
装置では、フレキシブル基板のフレームとの固着部分か
ら端部への途中部分は、フレームの側に固着されずに浮
いているが、この途中部分の一部は受け部に対して弾性
をもって当接し、保持されているため、フレキシブル基
板の途中部分は、フレームの側に平伏した状態に保持さ
れる。従って、フレキシブル基板の途中部分は、光ヘッ
ド装置が移動した際にディスク駆動装置の他の機構部分
やディスクと干渉することがない。また、本発明では、
フレキシブル基板自身を撓ませて受け部に当接させるな
ど、フレキシブル基板の性質を利用して途中部分の浮き
上がりを防止する構成であるため、ネジや両面テープな
どでフレキシブル基基板を固定する必要がない。このた
め、部品点数の増加、組み立て工程の煩雑化を招くこと
がない。また、修理の際には、フレキシブル基板をまた
撓ませて受け部から外せばよいので、修理に余計な手間
が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、CD、CD−R、あるいはDVDの記
録、再生を行う光ヘッド装置の光学系の説明図である。
【図2】(A)、(B)はそれぞれ、図1に示す光ヘッ
ド装置の平面図および底面図である。
【図3】(A)、(B)はそれぞれ、図1に示す光ヘッ
ド装置の正面図および背面図である。
【図4】(A)、(B)はそれぞれ、図1に示す光ヘッ
ド装置の左側面図および右側面図である。
【図5】本発明に係る光ヘッド装置に用いられているフ
レキシブル基板を展開して示すの平面図である。
【図6】(A)、(B)はそれぞれ、本発明に係る光ヘ
ッド装置において、レーザダイオードをフレームに取り
付ける直前の様子を示す平面図、および正面図である。
【図7】(A)、(B)はそれぞれ、本発明に係る光ヘ
ッド装置のフレームへのレーザダイオードの搭載部分を
拡大して示す平面図である。
【図8】(A)、(B)はそれぞれ、従来の光ヘッド装
置の平面図および正面図である。
【図9】図8に示す光ヘッド装置に用いられているフレ
キシブル基板を展開して示す平面図である。
【図10】図8に示す光ヘッド装置の左側面図である。
【符号の説明】
1 光ヘッド装置 2 光記録媒体 3 フレーム 4 レーザダイオード(光源) 5 受光素子 9 対物レンズ 33 フレームの突起 34 レーザダイオード搭載用の穴 35 ホルダ支持部材 38 フレームの凹部 39 凹部の内壁(受け部) 50 フレキシブル基板 51 フレキブル基板の第1の端部 52 フレキシブル基板のフレームとの固着部分 54 フレキシブル基板の第2の端部 55 フレキシブル基板の第3の端部 57 フレキシブル基板の途中部分 58 給電用端子 59 コネクタ 60 回路基板 70 対物レンズ駆動装置 570 フレキシブル基板の張り出し部分 571 フレキシブル基板の屈曲部分

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、該光源からの出射光を光記録媒
    体に収束させるための対物レンズと、前記光記録媒体か
    らの戻り光を受光する受光素子と、前記光源、前記対物
    レンズ、および前記受光素子が搭載されたフレームと、
    該フレームに対して一部を除いて直接、あるいは他の部
    材を介して固着されたフレキシブル基板とを有する光ヘ
    ッド装置において、 前記フレキシブル基板は、前記フレーム側との固着部分
    から端部に至る途中部分が前記フレームの側から浮いた
    状態で平伏し、かつ、当該途中部分がその周辺に構成さ
    れた受け部に対して弾性をもって部分的に当接している
    ことにより、前記途中部分の平伏状態が保持されている
    ことを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記途中部分は、部
    分的に撓んだ状態で前記受け部に当接していることによ
    り、その形状復帰力が前記途中部分の平伏状態を保持す
    る力として作用していることを特徴とする光ヘッド装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記途中部
    分は屈曲部分を有し、該屈折部分の外側部分が弾性をも
    って前記受け部に当接していることを特徴とする光ヘッ
    ド装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記受け部は、前記フレームに形成された凹部の内壁で
    あることを特徴とする光ヘッド装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記受け部は、前記フレームに対して所定の間隔を介し
    て対向配置された部材の一部分であることを特徴とする
    光ヘッド装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100397512C (zh) * 2005-02-01 2008-06-25 精碟科技股份有限公司 光学记录媒体

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