JP4030526B2 - 光学式ピックアップ - Google Patents

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Description

本発明は、CD(コンパクトディスク)やDVD(デジタルバーサタイルディスク)等のディスクに対して情報の記録/再生を行う光学式ピックアップに係り、特に、半導体レーザ等が組み込まれる受発光ユニットの放熱対策に関する。
光学式ピックアップは、一般的に、半導体レーザ等の発光手段および光検出器等の受光手段が一体的に配設された受発光ユニットと、対物レンズが取り付けられたレンズホルダや該レンズホルダを駆動する電磁駆動手段が配設されたアクチュエータと、対物レンズを露出させた状態でアクチュエータを内包する上部カバーと、受発光ユニットと対物レンズ間の光路中に設置された反射ミラーと、これら各部材が搭載されたシャーシとによって概略構成されている。この種の光学式ピックアップは、CDプレーヤ等のディスクプレーヤに組み込まれて使用され、半導体レーザ等から出射されて反射ミラーで反射された光ビームが対物レンズによってディスクの記録面に集光されると共に、該ディスクからの戻り光ビームが対物レンズや反射ミラーを経由して受光手段にて受光されるようになっている。
図9はかかる光学式ピックアップの従来例を示す分解斜視図、図10は該光学式ピックアップに備えられるアクチュエータの平面図、図11は該アクチュエータの断面図である(例えば、特許文献1参照)。これらの図に示す従来の光学式ピックアップは、アルミニウム等の金属材料からなるシャーシ1と、対物レンズ3やレンズホルダ4、ワイヤ5、支持部材6、マグネット7、ベース部材8等からなるアクチュエータ2と、対物レンズ3を露出させる開口9aを有してアクチュエータ2を内包する上部カバー9と、半導体レーザおよび光検出器をユニット化してなりシャーシ1の一側部に固定された受発光ユニット(ホログラムユニット)10と、受発光ユニット10と対物レンズ3間の光路中に設置された反射ミラー11とによって概略構成されている。
シャーシ1は図示せぬガイドシャフトに沿ってディスクの半径方向へ往復移動されるもので、シャーシ1の底板部の略中央に反射ミラー11が45度の取付角度で固定されている。受発光ユニット10は反射ミラー11を臨むシャーシ1の開口部1a内に組み込まれており、受発光ユニット10の背面側は板金性の放熱カバー12に覆われている。受発光ユニット10の各端子は、フレキシブル配線基板13のうち支持板14に貼着されている補強部分に接続されており、このフレキシブル配線基板13に形成されている配線パターンを介して受発光ユニット10は図示せぬ信号処理回路と電気的に接続される。放熱カバー12は固定ねじ15を用いてシャーシ1の一側部にねじ止め固定されており、これら放熱カバー12とシャーシ1の側壁との間にフレキシブル配線基板13の前記補強部分が挟み込まれている。受発光ユニット10から出射された光ビームは開口部1aを通って反射ミラー11で垂直方向に反射され、その戻り光ビームは反射ミラー11で水平方向に反射された後、開口部1aを通って受発光ユニット10で受光される。
アクチュエータ2は、対物レンズ3が取り付けられて図示せぬコイル(フォーカスコイルとトラッキングコイル)が巻装されたレンズホルダ4と、このレンズホルダ4を弾性的に支持するための複数本の導電性のワイヤ5と、各ワイヤ5の基端側が挿通される支持部材6と、各ワイヤ5の基端部を接続するためのランド部が形成されて支持部材6の反レンズホルダ4側の面に固定された背面基板16と、一対のマグネット7が取り付けられたマグネット支持部材17と、支持部材6やマグネット支持部材17を載置固定しているヨークを兼ねたベース部材8とによって構成されており、対物レンズ3は反射ミラー11の真上に位置している。各ワイヤ5は一端部(自由端部)が前記コイルに半田付けされていると共に、他端部(基端部)が背面基板16を貫通して前記ランド部に半田付けされており、この背面基板16が図示せぬ駆動制御回路と電気的に接続されるため、各ワイヤ5を介してフォーカスコイルやトラッキングコイルに駆動電流が供給されるようになっている。また、マグネット7は前記コイルに流れる電流の方向と交差する方向に磁束を発生し、該コイルとマグネット7、ベース部材8等によって電磁駆動手段が構成されている。そして、対物レンズ3の補正動作時にワイヤ5に供給される前記駆動電流によって、レンズホルダ4がディスクのフォーカス方向およびトラッキング方向に駆動されるようになっている。
このアクチュエータ2はシャーシ1の底板部上に載置され、コイルばね18に挿通した取付ねじ19をベース部材8の上方からシャーシ1に螺合させると共に、2本の調整ねじ20をシャーシ1の下方からベース部材8に螺合させることにより、対物レンズ3の光軸を調整した状態でベース部材8がシャーシ1に固定される。つまり、ディスクの記録面に対して正確に信号を記録/再生するためには、反射ミラー11の真上に位置する対物レンズ3の光軸を該ディスクの記録面に対して垂直に設定しておく必要があるので、シャーシ1上にアクチュエータ2を取り付ける際には、調整ねじ20の締め付け力を加減することによって対物レンズ3の光軸が調整できるようになっている。
特開2001−319342号公報(第2−3頁、図9)
ところで、この種の光学式ピックアップにおいては、金属材料からなるシャーシ1が軽量化やコストダウンを阻害する要因となっていた。そこで最近、合成樹脂製のシャーシを使用することによって軽量化やコストダウンを図った光学式ピックアップが提案されているが、合成樹脂からなるシャーシはアルミニウム等の金属材料からなるシャーシに比べて放熱効果が著しく低いため、単にシャーシを合成樹脂製にしただけでは受発光ユニットで発生する熱を効率良く外部に放熱させることができなくなってしまう。すなわち、半導体レーザ等を備えた受発光ユニットは発熱源なので、光学式ピックアップの信頼性を確保するためには放熱対策が不可欠であり、放熱が不十分で内部の温度が過度に上昇すると、例えば半導体レーザの寿命が短くなるという不具合が発生する。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、合成樹脂製のシャーシを使用して軽量化やコストダウンを図りつつ、受発光ユニットで発生する熱を効率良く外部に放熱させることができる高信頼性の光学式ピックアップを提供することにある。
本発明は、合成樹脂で成形したシャーシの取付面近傍に溝部を設け、この溝部にねじ孔を有する金属製の放熱板を挿入すると共に、固定ねじをシャーシの取付面から溝部に挿通して放熱板のねじ孔に螺着することにより、受発光ユニットをシャーシの取付面に固定するようにした。このようにすると、合成樹脂製のシャーシを使用して軽量化やコストダウンを図りつつ、受発光ユニットで発生する熱を固定ねじ等を介して放熱板に効率良く伝導させることができる。
本発明による光学式ピックアップは、合成樹脂製のシャーシの取付面近傍に溝部を設け、この溝部にねじ孔を有する金属製の放熱板を挿入すると共に、固定ねじをシャーシの取付面から溝部に挿通して放熱板のねじ孔に螺着することにより、受発光ユニットをシャーシの取付面に固定したので、受発光ユニットで発生する熱を固定ねじ等を介して熱容量の大きな放熱板に効率良く伝導させることが可能となる。それゆえ、合成樹脂製のシャーシを使用して軽量化やコストダウンを図りつつ、受発光ユニットで発生する熱を効率良く外部に放熱させることができる高信頼性の光学式ピックアップを提供することができる。
本発明は、対物レンズが取り付けられたレンズホルダと、このレンズホルダを移動可能に支持するホルダ支持部と、前記対物レンズの補正動作時に前記レンズホルダを駆動する電磁駆動手段と、少なくとも前記ホルダ支持部および前記電磁駆動手段が搭載された合成樹脂製のシャーシと、前記対物レンズを介してディスクに光ビームを出射する発光手段および該ディスクからの戻り光ビームを受光する受光手段が配設された受発光ユニットとを備え、前記受発光ユニットが前記シャーシの取付面に支持されている光学式ピックアップにおいて、前記シャーシに溝部を設けると共に、この溝部に連通するねじ挿通孔を前記取付面に臨出させ、前記溝部にねじ孔が形成された金属製の放熱板を挿入し、前記ねじ挿通孔に挿通した固定ねじを前記放熱板の前記ねじ孔に螺着することにより、前記受発光ユニットを前記シャーシの前記取付面に固定するように構成した。
このように構成された光学式ピックアップでは、合成樹脂製のシャーシを使用して軽量化やコストダウンを図りつつ、受発光ユニットをシャーシの取付面に対して高精度に位置決めできると共に、受発光ユニットで発生する熱を固定ねじ等を介して放熱板に効率良く伝導させることができ、組立の最終段階で行われる受発光ユニットの取付位置の調整(回転方向の調整)も容易になる。
上記の構成において、放熱板が平板部および該平板部に対して略直角に折り曲げられた起立部を有し、この起立部をシャーシの溝部内に挿入すると共に、平板部をシャーシの外部に露出させることが好ましく、このような放熱板を用いると、シャーシに大きな放熱板を配置させても光学式ピックアップ全体の大きさはほとんど変わらないので、熱容量の大きな放熱板を組み込むことによって放熱効果を高めることができる。
また、上記の構成において、受発光ユニットを板金製のカバーで覆い、固定ねじによって受発光ユニットとカバーの両方をシャーシの取付面に固定すると、受発光ユニットから導出された接地パターンを板金製のカバーに圧接させ、かつ該カバーを固定ねじの頭部に圧接させた状態で、該固定ねじを放熱板のねじ孔に螺着させることができるため、受発光ユニットで発生する熱を接地パターンやカバーや固定ねじ等を介して放熱板に効率良く伝導させることができる。
また、上記の構成において、放熱効果を高めるという観点から、前記放熱板は熱伝導性の良いアルミニウム等の金属材料からなることが好ましい。
実施例について図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施例に係る光学式ピックアップの上面側の斜視図、図2は該光学式ピックアップの上面図、図3は図2のA−A線に沿う縦断面図、図4は図2のB−B線に沿う縦断面図、図5は該光学式ピックアップの側面図、図6は該光学式ピックアップの下面側の斜視図、図7は該光学式ピックアップの分解斜視図、図8は該光学式ピックアップの横断面図であり、図9〜図11に対応する部分には同一符号を付してあるため、重複する説明は適宜省略する。
図1〜図8に示す光学式ピックアップは、合成樹脂製のシャーシ21と、対物レンズ3やレンズホルダ4、ワイヤ5、支持部材6、マグネット7、ベース部材8等からなるアクチュエータ2と、対物レンズ3を露出させる開口9aを有してアクチュエータ2を内包する上部カバー9と、半導体レーザおよび光検出器をユニット化してなりシャーシ21の一側部に固定された受発光ユニット(ホログラムユニット)10と、受発光ユニット10の近傍で支持板14に支持されたフレキシブル配線基板13と、受発光ユニット10と対物レンズ3間の光路中に設置された反射ミラー11と、複数の起立部22aを有してシャーシ21の底部に取り付けられた金属製の放熱板22と、受発光ユニット10を覆う板金製の放熱カバー12と、受発光ユニット10や放熱カバー12を放熱板22の一対の起立部22aに固定している固定ねじ15とによって概略構成されている。すなわち、この光学式ピックアップでは、軽量化やコストダウンを図るために合成樹脂製のシャーシ21を使用している点と、放熱効果を高めるために放熱板22を付設して放熱カバー12や固定ねじ15等から熱が伝導するようにした点が、図9〜図11に示した前記従来例と大きく異なっている。
樹脂モールド品であるシャーシ21は図示せぬガイドシャフトに沿ってディスクの半径方向へ往復移動されるもので、このシャーシ21の底板部の略中央には反射ミラー11(図3参照)が45度の取付角度で固定されている。図7に示すように、シャーシ21の一側部は受発光ユニット10を搭載した支持板14の取付面21dとなっており、この取付面21dには反射ミラー11に連通する開口部21aが形成されている。また、取付面21dには開口部21aを挟んだ位置に一対のねじ挿通孔21cが形成されており、開口部21aの周囲には突状の基準面21eが形成されている。さらに、図6と図8に示すように、シャーシ21の底部には4箇所に溝部21bが形成されており、これら4箇所の溝部21bのうち、取付面21dの近傍に位置する一対の溝部21bはねじ挿通孔21cにそれぞれ連通している。
放熱板22はアルミニウム等の熱伝導性の良い金属からなり、図7に示すように、この放熱板22は平板部22dの4箇所から略直角に折り曲げられた起立部22aを有し、これら起立部22aがシャーシ21の底部に形成された各溝部21bに嵌め込まれる。また、これら4箇所の起立部22aのうち、シャーシ21の取付面21dの近傍に位置する一対の溝部21bに嵌め込まれる両起立部22aにねじ孔22bが形成されており、固定ねじ15が放熱カバー12とフレキシブル配線基板13および支持板14等を貫通してねじ挿通孔21cに挿通され、溝部21b内でこの固定ねじ15が起立部22aのねじ孔22bに螺着されるようになっている。
受発光ユニット10はシャーシ21の開口部21a内に嵌め込まれて位置決めされており、その際、受発光ユニット10の周縁部が開口部21aの周囲に形成された基準面21eに突き当たることにより、受発光ユニット10と反射ミラー11との間隔(光軸方向の距離)が高精度に設定さるようになっている(図8参照)。また、受発光ユニット10の各端子はフレキシブル配線基板13のうち支持板14に貼着されて補強された部分に接続されており、このフレキシブル配線基板13には受発光ユニット10を図示せぬ信号処理回路と電気的に接続するための配線パターンが形成され、固定ねじ15を挿通させるための透孔13aの周縁部は受発光ユニット10から導出された接地パターンとなっている。
放熱カバー12は受発光ユニット10を覆うもので、この放熱カバー12には、固定ねじ15を挿通させるための透孔12aと、受発光ユニット10の背面に弾接する帯状弾性片12bと、放熱板22に弾接する傾斜先端部12cとが設けられている。ここで、帯状弾性片12bと傾斜先端部12cは、受発光ユニット10で発生する熱を放熱カバー12へ伝導して外部へ放熱させるためのものである。そして、透孔12a,13aとねじ挿通孔21cに挿通した固定ねじ15を起立部22aのねじ孔22bに締結することにより、図3と図4に示すように、フレキシブル配線基板13と支持板14を挟み込んだ状態で放熱カバー12がシャーシ21の取付面21dに固定され、帯状弾性片12bが受発光ユニット10の背面に弾接すると共に、傾斜先端部12cが放熱板22の面取り部22c(図7参照)に弾接するようになっている。
これにより、フレキシブル配線基板13は支持板14を介して取付面21dに圧着されるため、フレキシブル配線基板13に一体化されている受発光ユニット10とシャーシ21に一体化されている反射ミラー11との間隔は高精度に維持される。また、固定ねじ15を起立部22aのねじ孔22bに締結することによって、固定ねじ15の頭部15aと放熱カバー12の透孔12a周縁部とフレキシブル配線基板13の透孔13a周縁部を互いに圧接させた積層状態となすことができるため、受発光ユニット10で発生する熱を放熱カバー12や前記接地パターンを介して固定ねじ15に伝導させ、さらに固定ねじ15を介して放熱板22に効率良く伝導させることができる。また、放熱カバー12の傾斜先端部12cからは放熱板22へ熱が直接伝導するので、放熱効果は一層高まる。なお、受発光ユニット10から出射された光ビームは開口部21aを通って反射ミラー11で垂直方向に反射され、その戻り光ビームは反射ミラー11で水平方向に反射された後、開口部21aを通って受発光ユニット10で受光される。
アクチュエータ2は、対物レンズ3が取り付けられて図示せぬコイル(フォーカスコイルとトラッキングコイル)が巻装されたレンズホルダ4と、このレンズホルダ4を弾性的に支持するための複数本の導電性のワイヤ5と、各ワイヤ5の基端側が挿通される支持部材6と、各ワイヤ5の基端部を接続するためのランド部が形成されて支持部材6の反レンズホルダ4側の面に固定された背面基板16と、一対のマグネット7が取り付けられてヨークを兼ねていると共に支持部材6を載置固定しているベース部材8とによって構成されており、対物レンズ3は反射ミラー11の真上に位置している。各ワイヤ5は一端部(自由端部)が前記コイルに半田付けされていると共に、他端部(基端部)が背面基板16を貫通して前記ランド部に半田付けされており、この背面基板16が図示せぬ駆動制御回路と電気的に接続されるため、各ワイヤ5を介してフォーカスコイルやトラッキングコイルに駆動電流が供給されるようになっている。本実施例では、各ワイヤ5と支持部材6および背面基板16により、レンズホルダ4を弾性的に移動可能に支持するホルダ支持部が構成されている。また、マグネット7は前記コイルに流れる電流の方向と交差する方向に磁束を発生し、該コイルとマグネット7、ベース部材8等によって電磁駆動手段が構成されている。そして、対物レンズ3の補正動作時にワイヤ5に供給される前記駆動電流によって、レンズホルダ4がディスクのフォーカス方向およびトラッキング方向に駆動されるようになっている。
このように本実施例に係る光学式ピックアップは、合成樹脂製のシャーシ21の取付面21d近傍に溝部21bを設け、熱伝導性の良い金属材料からなる放熱板22の起立部22aをこの溝部21bに挿入すると共に、固定ねじ15をシャーシ21の取付面21dからねじ挿通孔21cに挿通して起立部22aのねじ孔22bに螺着することにより、受発光ユニット10やそのフレキシブル配線基板13および放熱カバー12等をシャーシ21の取付面21dに固定しているので、受発光ユニット10で発生する熱を放熱カバー12や前記接地パターンおよび固定ねじ15等を介して熱容量の比較的大きな放熱板22に効率良く伝導させることができる。また、この光学式ピックアップでは、溝部21bに挿入した起立部22aに固定ねじ15が螺着されるため、シャーシ21の外側面を基準として受発光ユニット10を取り付けることができ、その位置決め精度が高めやすくなっている。さらにまた、組立の最終段階で行われる受発光ユニット10の取付位置の調整時(回転方向の調整時)には、固定ねじ15を緩めて支持板14を微小角度回転させればよく、このとき受発光ユニット10と反射ミラー11との間隔はシャーシ21の開口部21aで位置決めされてずれる虞はないので、かかる調整作業を容易に行うことができる。しかも、このようにやや大きめな放熱板22をシャーシ21の底部に配置させても光学式ピックアップ全体の大きさはほとんど変わらないので、小型化を阻害する虞もない。したがって、本実施例によれば、合成樹脂製のシャーシ21を使用して軽量化やコストダウンを図りつつ、十分な放熱効果が期待できて信頼性も高い優れた光学式ピックアップが得られる。
なお、上記実施例では、レンズホルダに巻回されたコイルやベース部材に固定されたマグネットなどで電磁駆動手段を構成しているムービングコイル方式の光学式ピックアップについて説明したが、本発明は、レンズホルダに固定されたマグネットやベース部材に固定されたコイルなどで電磁駆動手段が構成されるムービングマグネット方式の光学式ピックアップにも適用可能である。
実施例に係る光学式ピックアップの上面側の斜視図である。 該光学式ピックアップの上面図である 図2のA−A線に沿う縦断面図である。 図2のB−B線に沿う縦断面図である。 該光学式ピックアップの側面図である。 該光学式ピックアップの下面側の斜視図である。 該光学式ピックアップの分解斜視図である。 該光学式ピックアップの横断面図である。 従来例に係る光学式ピックアップの分解斜視図である。 該光学式ピックアップに備えられるアクチュエータの平面図である。 該アクチュエータの断面図である。
符号の説明
2 アクチュエータ
3 対物レンズ
4 レンズホルダ
5 ワイヤ
6 支持部材
7 マグネット
8 ベース部材
10 受発光ユニット
11 反射ミラー
12 放熱カバー
12a,13a 透孔
12b 帯状弾性片
12c 傾斜先端部
13 フレキシブル配線基板
14 支持板
15 固定ねじ
16 背面基板
21 シャーシ
21a 開口部
21b 溝部
21c ねじ挿通孔
21d 取付面
21e 基準面
22 放熱板
22a 起立部
22b ねじ孔
22d 平板部

Claims (4)

  1. 対物レンズが取り付けられたレンズホルダと、このレンズホルダを移動可能に支持するホルダ支持部と、前記対物レンズの補正動作時に前記レンズホルダを駆動する電磁駆動手段と、少なくとも前記ホルダ支持部および前記電磁駆動手段が搭載された合成樹脂製のシャーシと、前記対物レンズを介してディスクに光ビームを出射する発光手段および該ディスクからの戻り光ビームを受光する受光手段が配設された受発光ユニットとを備え、前記受発光ユニットが前記シャーシの取付面に支持されている光学式ピックアップにおいて、
    前記シャーシに溝部を設けると共に、この溝部に連通するねじ挿通孔を前記取付面に臨出させ、前記溝部にねじ孔が形成された金属製の放熱板を挿入し、前記ねじ挿通孔に挿通した固定ねじを前記放熱板の前記ねじ孔に螺着することにより、前記受発光ユニットを前記シャーシの前記取付面に固定したことを特徴とする光学式ピックアップ。
  2. 請求項1の記載において、前記放熱板が平板部および該平板部に対して略直角に折り曲げられた起立部を有し、この起立部を前記溝部内に挿入すると共に、前記平板部を前記シャーシの外部に露出させたことを特徴とする光学式ピックアップ。
  3. 請求項1または2の記載において、前記受発光ユニットを板金製のカバーで覆い、前記固定ねじによって前記受発光ユニットと前記カバーとを前記シャーシの前記取付面に固定したことを特徴とする光学式ピックアップ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項の記載において、前記放熱板が熱伝導性の良い金属材料からなることを特徴とする光学式ピックアップ。
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