JP2006031903A - 光ピックアップアクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 光ピックアップアクチュエータの特性のバラツキを抑えること。
【解決手段】 対物レンズ(2)を保持し、少なくともトラッキングコイル(5)、フォーカシングコイル(3)を取り付けたレンズホルダ(1)は、その外側壁にトラッキングコイルを取り付けるための取付け部(1−3)を持つ。この取付け部(1−3)は、トラッキングコイル(5)をレンズホルダ(1)に固着するために塗布される固着用接着剤を受け入れるための樹脂塗布用凹部(1−3a)を持つ。この樹脂塗布用凹部(1−3a)は、固着用接着剤の塗布量を一定に規定するような所定の形状をしている。
【選択図】 図5

Description

本発明は光ディスクドライブの光ピックアップに関し、特に記録密度の異なる2種類の光ディスクを記録・再生する光ディスクドライブに適した光ピックアップアクチュエータに関する。
周知のように、DVD装置においては、DVDとCDとのいずれに対しても記録・再生可能にするために特別の光ピックアップを備えた光ディスクドライブを搭載したものが存在している。そのような特別の光ピックアップは、DVD用の短波長レーザ光(波長約650nm)とCD用の長波長レーザ光(波長約780nm)との2種類のレーザ光を使い分けて記録・再生を行うものであり、2波長対応光ピックアップと呼ばれている。
この種の2波長対応光ピックアップは、DVD用の短波長レーザ光を出射するためのDVD用のレーザダイオード(LD)と、CD用の長波長レーザ光を出射するためのCD用のレーザダイオード(LD)とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
いずれにしても、この種の光ディスクドライブは、高さサイズの小さい所謂、薄型(スリム型)にされる傾向にあり、そのために光ピックアップの主要部を構成する光ピックアップアクチュエータも薄型化することが要求されている。
一般に、光ピックアップは、レーザビームを出射するレーザ光源と、この出射されたレーザビームを光ディスクへ導くとともに、その反射光を光検出器へ導く光学系とを備えている。そして、この光学系には、光ディスクに対向するように配置される対物レンズが含まれている。
光ピックアップに用いられる対物レンズは、回転駆動される光ディスクの記録面(トラック)に正確にレーザ光を集光するように、光軸に沿ったフォーカス方向及び光ディスクの半径方向に沿ったトラック方向に関して精度良く位置制御される必要がある。また、最近は、記録密度の向上に伴い、光ディスクの反りによる影響を除去又は抑制する必要性が高まっており、対物レンズは、チルティング制御させる必要もある。
上記光ピックアップアクチュエータは、フォーカシング制御、トラッキング制御及びチルティング制御を可能にするための装置であり、対物レンズ駆動装置とも呼ばれる。
対物レンズ駆動装置(光ピックアップアクチュエータ)は、対物レンズを保持するレンズホルダを、複数のサスペンションワイヤによって弾性支持している。また、レンズホルダには、フォーカシングコイル、トラッキングコイル及びチルティングコイルが巻回しあるいは取り付けられており、これらのコイルを磁気回路のギャップ内に部分的に位置させている。このような構成において、各コイルに流れる電流を制御することで、対物レンズ駆動装置は、対物レンズの位置及び傾きを微調整することができる(例えば、特許文献2参照)。
図7および図8に、従来技術におけるレンズホルダ1′とそれに取り付けられるトラッキングコイル5とを示す。図7はトラッキングコイル5をレンズホルダ1′に取り付ける前の状態を示す図で、(a)は正面斜め上方から見た斜視図、(b)は背面斜め上方から見た斜視図である。図8はトラッキングコイル5をレンズホルダ1′に取り付けた後の状態を示す図で、(a)は正面斜め上方から見た斜視図、(b)は背面斜め上方から見た斜視図である。
レンズホルダ1′は、中央に対物レンズ2を装着するための貫通穴によるレンズ装着部1−1を有し、両側には空芯のフォーカシングコイル3を収容するための貫通穴による収容部1−2を有する。
収容部1−2には下側からフォーカシングコイル3とチルトコイル4とが重ねて収容、固着される。収容部1−2はまた、その上側の開口がヨークの一部を露出させるための開口となる。レンズホルダ1′の4つの外側壁のうち、トラッキング方向Tr、つまり幅方向に平行な2つの外側壁には収容部1−2に対応する箇所にそれぞれ、トラッキングコイル5を取り付けるための取付け部1−3′が設けられている。この取付け部1−3′は、トラキングコイル5をレンズホルダ1′に組み立てる際に、トラキングコイル5の位置決めを容易にするためのものである。
この取付け部1−3′は、トラッキングコイル5の内周形状と実質的に同一形状の外周壁を持ち、かつトラッキングコイル5の厚さと実質的に同一寸法の高さを持つ、略四角筒の形状をしている。
レンズホルダ1′におけるタンジェンシャル方向に平行な2つの側壁にはそれぞれ、3本のサスペンションワイヤ(図示せず)の一端を支持するための3つの支持部1−5が形成されている。
レンズホルダ1′において支持部1−5が形成されている2つの側壁にはそれぞれ、サスペンションワイヤと各種コイルとの接続を行うための回路基板17が取り付けられる。また、対物レンズ2は、レンズホルダ1′に設けられたレンズ装着部1−1に嵌合され、接着剤により固定される。
トラッキングコイル5をレンズホルダ1′に固着する際、図8に示される様に、先ず、取付け部1−3′にトラッキングコイル5を嵌め込んだ後、固着用接着剤(図8(b)の斜線で示す部分)でトラッキングコイル5をレンズホルダ1′に固着する。
特開2003−272220号公報 特開2001−93177号公報(図7、図8)
上述したような従来のレンズホルダ1′の構造では、トラッキングコイル5をレンズホルダ1′に固着させる際、次のような問題がある。第1に、固着用接着剤の塗布位置および塗布量にバラツキが出易くレンズホルダ1′の重量バランス等に影響を及ぼし、その結果として、光ピックアップアクチュエータの特性にバラツキが発生してしまう。第2に、レンズホルダ1′に樹脂塗布部が無い為に、図8(b)に示されるように、トラッキングコイル5の端面から樹脂(固着用接着剤)がはみ出す可能性がある。トラッキングコイル5にはマグネットが近接して配置されるので、最悪の場合は、そのはみ出した部分がマグネットと接触し、光ピックアップアクチュエータが動作しなくなる恐れがある。特に、薄型化された光ピックアップアクチュエータでは、トラッキングコイル5にマグネットがより近接して配置されることになるので、問題となる。
そこで、本発明の技術的課題は、光ピックアップアクチュエータの特性のバラツキを抑えることができる、光ピックアップアクチュエータを提供することにある。
本発明の他の技術的課題は、光ピックアップアクチュエータが動作不能になる等の不具合を回避することができる、光ピックアップアクチュエータを提供することにある。
本発明によれば、対物レンズ(2)を保持し、少なくともトラッキングコイル(5)、フォーカシングコイル(3)を取り付けたレンズホルダ(1;1A)であって、複数のサスペンションワイヤ(11)により揺動可能に支持される前記レンズホルダと、前記トラッキングコイル、前記フォーカシングコイルに対して磁気的に作用するマグネット(16)を取り付けたヨーク(15)とを含む光ピックアップアクチュエータにおいて、前記レンズホルダは、その外側壁に前記トラッキングコイルを取り付けるための取付け部(1−3;1−3A)を持ち、前記取付け部は、前記トラッキングコイルを前記レンズホルダに固着するために塗布される固着用接着剤を受け入れるための受入れ部(1−3a;1−3b)を持つことを特徴とする光ピックアップアクチュエータが得られる。
上記光ピックアップアクチュエータにおいては、前記受入れ部は、前記固着用接着剤の塗布量を一定に規定するような所定の形状をしていることが好ましい。また、前記受入れ部は、例えば、前記取付け部に形成された少なくも2箇所の凹部(1−3a)からなるものであって良い。前記取付け部(1−3A)が、前記トラッキングコイルの内周形状と実質的に同一寸法の外周壁を持ち、かつ、前記トラッキングコイルの厚さと実質的に同一の高さを持つ略四角筒の形状をしているとする。この場合、前記受入れ部は、例えば、前記略四角筒の外周縁端が面取りされた面取り部(1−3b)からなるものであって良い。
ここで、上記括弧内の参照符号は本発明の理解を容易にするために付した一例であって、本発明は、上記参照符号で示された例に限定されるものではないことは勿論である。
本発明によれば、トラッキングコイルを取り付けるための取付け部が、トラッキングコイルをレンズホルダに固着するために塗布される固着用接着剤を受け入れるための受入れ部を持つので、固着用接着剤の塗布位置を所定位置に規定することができる。また、その受入れ部を、固着用接着剤の塗布量を一定に規定するような所定の形状とすることにより、固着用接着剤の塗布量も一定にすることができる。これにより、光ピックアップアクチュエータの特性のバラツキを抑えることが出来る。また、組立て時の歩留り、工数、製造原価等の改善を図ることができる。また、固着用接着剤の塗布量を一定にすることが出来る為、トラッキングコイルの端面から樹脂がはみ出すのを防止することができる。その結果、光ピックアップアクチュエータの動作が不能になる等の不具合を回避することが出来る。
図1〜図4を参照して、本発明の実施の形態による光ピックアップアクチュエータについて説明する。光ピックアップアクチュエータは、2波長対応型光ピックアップに用いられるものである。
図1は本発明の実施の形態による光ピックアップアクチュエータ100の組立て前の分解斜視図であり、図2は組立て後の斜視図である。
本実施の形態に係る光ピックアップアクチュエータ100は、対物レンズホルダ(以下、レンズホルダと呼ぶ)1を備える。レンズホルダ1は、中央に対物レンズ2を装着するための貫通穴によるレンズ装着部1−1を有し、両側には空芯のフォーカシングコイル3を収容するための貫通穴による収容部1−2を有する。
収容部1−2には図1に示される下側からフォーカシングコイル3とチルトコイル4とが重ねて収容、固着される。収容部1−2はまた、その上側の開口がヨークの一部(後述する)を露出させるための開口となる。レンズホルダ1の4つの外側壁のうち、トラッキング方向Tr、つまり幅方向に平行な2つの外側壁には収容部1−2に対応する箇所にそれぞれ、トラッキングコイル5を取り付けるための取付け部1−3が設けられている。
レンズホルダ1は、本実施の形態では、6本のサスペンションワイヤ11によりダンパベース10で支持される。つまり、ダンパベース10におけるタンジェンシャル方向Tgに平行な2つの側壁にはそれぞれ、3本のサスペンションワイヤ11の一端を支持するための3段の支持部10−1が形成されている。各サスペンションワイヤ11の一端は支持部10−1を貫通し、突き抜けた部分で固着される。一方、レンズホルダ1におけるタンジェンシャル方向Tgに平行な2つの側壁にはそれぞれ、3本のサスペンションワイヤ11の他端を支持するための3つの支持部1−5が形成されている。各サスペンションワイヤ11の他端は支持部1−5を貫通し、突き抜けた部分で固着される。
周知のように、これらの6本のサスペンションワイヤ11は、上記の各種コイルと外部回路、つまり光ピックアップアクチュエータ100のための駆動回路とを電気的に接続するための配線としても利用される。
レンズホルダ1の下側には、上記の各種コイルとの間で磁気回路を形成するためのヨーク15と4つのマグネット16との組合わせ体が配置される。ヨーク15は、レンズホルダ1の一方の側壁に取り付けられた2つのトラッキングコイル5と間隔をおいて対向する第1の立上げ部(第1の壁部材)15−1と、レンズホルダ1の他方の側壁に取り付けられた2つのトラッキングコイル5と間隔をおいて対向する第2の立上げ部(第2の壁部材)15−2とを有する。ヨーク15はまた、第1の立上げ部15−1と第2の立上げ部15−2との間に、2つの第3の立上げ部(ヨーク片)15−3を有する。2つの第3の立上げ部15−3はそれぞれ、レンズホルダ1の収容部1−2に収容されたフォーカシングコイル3内に挿通するようにされる。なお、第2の立上げ部15−2には、レンズホルダ1に装着された対物レンズ2に対するレーザビームの光路を確保するために切欠き15−2aが形成されている。
いずれにしても、このようなヨーク15は板部材により作られ、第1〜第3の立上げ部15−1〜15−3は、矩形状の底面部(主面部)からの折曲げ加工により形成される。
4つのマグネット16のうちの2つは第1の立上げ部15−1の内面側に取り付けられて2つのトラッキングコイル5に対向し、残りの2つは第2の立上げ部15−2の内面側に取り付けられて2つのトラッキングコイル5に対向する。
ダンパベース10は、ヨーク15側に向けた突出部10−2を有し、この突出部10−2を利用してネジ12によりヨーク15の第1の立上げ部15−1に固定される。つまり、ダンパベース10は、ヨーク15に対して水平方向から取り付けられる。このため、ダンパベース10の側面にはネジ12の頭部を収容可能な凹部10aが形成され、突出部10−2にはネジ12のネジ部を通すための貫通穴が形成されている。上記の貫通穴に対応する第1の立上げ部15−1にはネジ12を螺入するためのネジ穴15−1aが形成されている。第1の立上げ部15−1の上端部にはまた2つの切り欠き部15−1bが形成されている。一方、ダンパベース10の突出部10−2の先端には2つの切り欠き部15−1bに嵌合する2つの突起部10−2bが設けられている。ダンパベース10の突出部10−2の先端側上部には、2つの突起部10−2bの間に上記の貫通穴の近くまで延びる凹部10−2aが形成されている。この凹部10−2aには接着剤が充填されることにより、ヨーク15に対するダンパベース10の固定は接着剤によっても行われる。接着剤による固定は凹部10−2a以外の箇所でも行われるが、これについては後述する。ダンパベース10の上記側面にはまた、上記の外部回路との接続のためのプリント配線基板13が取り付けられ、各サスペンションワイヤ11の一端が接続される。
ヨーク15にはまた、本光ピックアップアクチュエータ100の組立て後、これを光学ベース(図示せず)に実装する際に、スキュー角調整を行うための立上げ片15−5、15−6(第1、第2の固定部)が設けられている。立上げ片15−5はスキュー角調整時の支点として作用するものであり、立上げ片15−6には後述する光学ベース側からスキュー角調整用のネジ(図示せず)を螺入するための穴15−6aが形成されている。立上げ片15−6は、第2の立上げ部15−2を利用して立上げ片15−5よりやや低い高さ位置に設けられている。なお、スキュー角調整を行うためには、1つの支点と2つのネジによる調整箇所が必要である。本形態では、他の1つの調整箇所をダンパベース10に設けるようにしている。つまり、ダンパベース10には第1の立上げ部15−1側に向けて突出部10−2が形成され、この突出部10−2に光学ベース側からスキュー角調整用のネジが螺入されるナット14を受けるための凹部10b(第3の固定部)が形成されている。このため、ダンパベース10は、第1の立上げ部15−1に対して突出部10−2の突出長だけ離れた状態でヨーク15に一体化される。
いずれにしても、ヨーク15は、ダンパベース10の一体化を底面部ではなく、第1の立上げ部15−1に対して水平方向のネジ止めにより行うようにしている。
上記の他に、レンズホルダ1において支持部1−5が形成されている2つの側壁にはそれぞれ、サスペンションワイヤ11と各種コイルとの接続を行うための回路基板17が取り付けられる。また、対物レンズ2は、2つのバンパー18によりレンズホルダ1に押さえるようにされる。更に、レンズホルダ1の上側には、ヨーク15との間で磁気回路を形成するためのアッパーヨーク19が装着される。
なお、ヨーク15は、図1に示された底面部が必ず下側にあるように組み付けられるとは限らない。つまり、図1に示されたヨーク15は、上下逆にして組み付けられる場合もある。この場合、図1のアッパーヨーク19は光ピックアップアクチュエータの底面側に装着されることになる。
以上のような構成により組み立てられた後の対物レンズ駆動装置の全体図が図2である。
図3(a)は、ネジ12によるヨーク15へのダンパベース10の取付けを分りやすく示した平面図であり、図3(b)はその側面図である。つまり、光ピックアップアクチュエータ100の上面側からネジ12を見ることはできないが、分かり易くするために実線で示している。ダンパベース10にはその側面から突出部10−2の途中まで延びる凹部10aが形成され、突出部10−2にはネジ12のネジ部を通すための貫通穴が形成されている。ダンパベース10はその突出部10−2の先端がヨーク15の第1の立上げ15−1に密着するようにヨーク15に固定される。
図4(a)は、光ピックアップアクチュエータ100を底面側から見た図であり、図1で説明したヨーク15へのダンパベース10の接着箇所とは別の接着箇所を分かり易く示している。図4(b)はその側面図である。ダンパベース10の突出部10−2の先端側下部には、前述した凹部10−2aの両側に対応する2箇所に凹部10−2cが形成されている。これらの凹部10−2cにも接着剤が充填されることにより、ダンパベース10がヨーク15の第1の立上げ部15−1に接着される。
図5に本発明の第1の実施の形態に係るレンズホルダ1を、それにトラッキングコイル5を取り付けた状態で示す。図5において、(a)は正面斜め上方から見た斜視図であり、(b)は背面斜め上方から見た斜視図である。
トラッキングコイル5を取り付けるための取付け部1−3には、樹脂塗布用凹部1−3aが2箇所形成されている。この樹脂塗布用凹部1−3aに固着用接着剤を塗布することにより、トラッキングコイル5はレンズホルダ1に固着される。すなわち、この樹脂塗布用凹部1−3aは、トラッキングコイル5をレンズホルダ1に固着するために塗布される固着用接着剤を受け入れるための受入れ部として働く。そして、樹脂塗布用凹部1−3aは、固着用接着剤の塗布量を一定に規定するような所定の形状をしている。
尚、図示の例では、樹脂塗布用凹部1−3aが各取付け部1−3に2箇所だけ形成されているが、3箇所以上形成されても良い。
このように、取付け部1−3に樹脂塗布用凹部1−3aを設けることにより、固着用接着剤の塗布位置、および固着用接着剤の塗布量を一定にすることができる。その結果、光ピックアップアクチュエータ100の特性のバラツキを抑えることができ、組立て時の歩留まり、工数、製造原価等の改善を図ることができる。
また、固着用接着剤の塗布量を容易に一定にすることが出来る為、トラッキングコイル5の端面から固着用接着剤がはみ出すのを防止することができる。そのため、トラッキングコイル5をレンズホルダ1に固着するための固着用接着剤が、トラッキングコイル5に近接して配置されるマグネット16と接触するのを防止することができる。その結果、光ピックアップアクチュエータ100が動作不能になる等の不具合を回避することが出来る。
図6に本発明の第2の実施の形態に係るレンズホルダ1Aを、それにトラッキングコイル5を取り付けた状態で示す。図6において、(a)は正面斜め上方から見た斜視図であり、(b)は背面斜め上方から見た斜視図である。
図示のレンズホルダ1Aは、取付け部の構成が相違している点を除いて、図5に示したレンズホルダ1と同様の構成を有する。従って、取付け部に1−3Aの参照符号を付してある。
図示の取付け部1−3Aは、略四角筒の外周縁端が面取りされた面取り部1−3bを持つ。この面取り部1−3bは、樹脂塗布用凹部1−3aと同様に、トラッキングコイル5をレンズホルダ1Aに固着するために塗布される固着用接着剤を受け入れるための受入れ部として働く。そして、面取り部1−3bは、固着用接着剤の塗布量を一定に規定するような所定の形状をしている。
このように、取付け部1−3Aに面取り部1−3bを設けることにより、固着用接着剤の塗布位置、および固着用接着剤の塗布量を一定にすることができる。その結果、光ピックアップアクチュエータ100の特性のバタツキを抑えることができ、組立て時の歩留り、工数、製造原価等の改善を図ることができる。
また、固着用接着剤の塗布量を容易に一定にすることが出来る為、トラッキングコイル5の端面から固着用接着剤がはみ出すのを防止することができる。そのため、トラッキングコイル5をレンズホルダ1Aに固着するための固着用接着剤が、トラッキングコイル5に近接して配置されるマグネット16と接触するのを防止することができる。その結果、光ピックアップアクチュエータ100が動作不能になる等の不具合を回避することが出来る。
本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更・変形が可能なのは勿論である。例えば、上述した実施の形態では、取付け部が略四角筒の形状をしているが、これに限定されず、トラッキングコイルの位置決めが可能でトラッキングコイルを安定して取り付けることができる形状であれば良い。具体的には、トラッキングコイルの内周形状の四隅に対応する位置に、断面L字形の部材を4箇所設けたものであっても良い。この場合には、4つの断面L字形の部材の内の少なくとも対角線上にある2つの部材に受入れ部を設ければ良い。
本発明に係る光ピックアップアクチュエータは、光ディスクドライブ、特に、薄型の光ディスクドライブに最適であり、光ディスク(CD,CD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD−ROM、DVD+R、DVD−R、DVD−RAM、DVD+RW、DVD−RW、等)に記録された情報を読み出したり、あるいは情報を書き込んだりするための光ディスクドライブ全般に適用可能である。勿論、2波長対応光ピックアップに限定されるものでもなく、1波長単独の光ピックアップにも適用可能である。
本発明の実施の形態による2波長対応光ピックアップアクチュエータの組立て前の分解斜視図である。 図1の光ピックアップアクチュエータの組立て後の斜視図である。 図2の光ピックアップアクチュエータにおけるヨークへのネジによるダンパベースの一体化構造を分かり易く説明するための図であり、図3(a)は平面図、図3(b)は側面図である。 図2の光ピックアップアクチュエータにおけるヨークへの接着剤によるダンパベースの一体化構造を分かり易く説明するための図であり、図4(a)は底面側から見た図、図4(b)は側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るレンズホルダを、それにトラッキングコイルを取り付けた状態で示す図で、(a)は正面斜め上方から見た斜視図であり、(b)は背面斜め上方から見た斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るレンズホルダを、それにトラッキングコイルを取り付けた状態で示図で、(a)は正面斜め上方から見た斜視図であり、(b)は背面斜め上方から見た斜視図である。 従来技術におけるレンズホルダにトラッキングコイルを取り付ける前の状態を示す図で、(a)は正面斜め上方から見た斜視図、(b)は背面斜め上方から見た斜視図である。 従来技術におけるレンズホルダにトラッキングコイルを取り付けた後の状態を示す図で、(a)は正面斜め上方から見た斜視図、(b)は背面斜め上方から見た斜視図である。
符号の説明
1、1A レンズホルダ
1−3、1−3A 取付け部
1−3a 樹脂塗布用凹部
1−3b 面取り部
2 対物レンズ
3 フォーカシングコイル
5 トラッキングコイル
11 サスペンションワイヤ
15 ヨーク
16 マグネット

Claims (4)

  1. 対物レンズを保持し、少なくともトラッキングコイル、フォーカシングコイルを取り付けたレンズホルダであって、複数のサスペンションワイヤにより揺動可能に支持される前記レンズホルダと、前記トラッキングコイル、前記フォーカシングコイルに対して磁気的に作用するマグネットを取り付けたヨークとを含む光ピックアップアクチュエータにおいて、
    前記レンズホルダは、その外側壁に前記トラッキングコイルを取り付けるための取付け部を持ち、
    前記取付け部は、前記トラッキングコイルを前記レンズホルダに固着するために塗布される固着用接着剤を受け入れるための受入れ部を持つことを特徴とする光ピックアップアクチュエータ。
  2. 前記受入れ部は、前記固着用接着剤の塗布量を一定に規定するような所定の形状をしている、請求項1に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  3. 前記受入れ部が、前記取付け部に形成された少なくも2箇所の凹部からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  4. 前記取付け部が、前記トラッキングコイルの内周形状と実質的に同一寸法の外周壁を持ち、かつ、前記トラッキングコイルの厚さと実質的に同一の高さを持つ略四角筒の形状をしており、
    前記受入れ部が、前記略四角筒の外周縁端が面取りされた面取り部からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ピックアップアクチュエータ。

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