JP2003202119A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2003202119A
JP2003202119A JP2002001109A JP2002001109A JP2003202119A JP 2003202119 A JP2003202119 A JP 2003202119A JP 2002001109 A JP2002001109 A JP 2002001109A JP 2002001109 A JP2002001109 A JP 2002001109A JP 2003202119 A JP2003202119 A JP 2003202119A
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heat exchanger
flow fan
cross flow
air conditioner
representative point
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JP2002001109A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Sasaki
重幸 佐々木
芳廣 ▲高▼田
Yoshihiro Takada
Nobusuke Hakamaya
伸祐 袴家
Mitsuo Kudo
光夫 工藤
Atsushi Otsuka
厚 大塚
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】空気調和機において、熱交換器全体の風速分布
を均一化して、最大風速に起因する騒音の低減を図ると
共に、騒音を低減できる分だけ高風量化して熱交換器性
能の向上を図る。 【解決手段】横長のクロスフローファン2と、クロスフ
ローファン2の前側下部に近接する前面側舌部6aを有
する前面側ケーシング6と、クロスフローファン2の後
側に近接する背面側舌部11aを有する背面側ケーシン
グ11と、前面下部熱交換器1a、前面上部熱交換器1
b及び背面熱交換器1cを有するクロスフィンチューブ
形熱交換器1とを備え、クロスフローファン2の静圧最
小領域7の代表点8から背面熱交換器1cまでの最小距
離L3と、代表点8から前面下部熱交換器1aまでの最
小距離L1と、をほぼ同等にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に係
り、特にクロスフローファンの吸い込み側に熱交換器を
配置した空気調和機に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機としては、図6(従来
技術1)に示すように、室内ユニット内に横長に配置さ
れたクロスフローファン2と、クロスフローファン2の
前側下部に近接する前面側舌部6aを有する前面側ケー
シング6と、クロスフローファン2の後側に近接する背
面側舌部11aを有する背面側ケーシング11と、前面
下部熱交換器1a、前面上部熱交換器1b及び背面熱交
換器1cを有してクロスフローファン2の吸い込み側に
配置されたクロスフィンチューブ形熱交換器1とを備え
たものがある。そして、前面下部熱交換器1a、前面上
部熱交換器1b及び背面熱交換器1cは直線状の状態か
ら折り曲げた構造のものである。また、前面下部熱交換
器1aの長さは前面上部熱交換器1bの長さの同等以上
になっており、前面上部熱交換器1b及び背面熱交換器
1cは逆V字状に対向して形成している。さらには、ク
ロスフローファン2の中心点Oから前面下部熱交換器1
a、前面上部熱交換器1b及び背面熱交換器1cまでの
最小距離L1’、L2’、L3’ができるだけ小さくな
るように設定されている。
【0003】また、他の従来の空気調和機としては、特
開2000−161765号公報(従来技術2)に示さ
れているように、本体の高さを低くすると共に、騒音を
低減するため、ケーシング内に配置されたクロスフロー
ファンと、ケーシング内にクロスフローファンの上方か
つ前方に配置された熱交換器とを備え、クロスフローフ
ァンの中心を通る水平線上におけるクロスフローファン
の外縁と熱交換器との間の第1距離よりも、クロスフロ
ーファンの中心を通る垂直線上におけるクロスフローフ
ァンの外縁と熱交換器との間の第2距離を短くしたもの
がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、係る従来技術
1では、クロスフローファン2の中心点Oから前面下部
熱交換器1a、前面上部熱交換器1b及び背面熱交換器
1cまでの最小距離L1’、L2’、L3’を小さくし
てコンパクトな構成となっているが、熱交換器1全体の
風速分布を均一にすることに関しては十分配慮されてい
なかった。
【0005】即ち、従来技術1では、クロスフローファ
ン2の静圧最小領域の代表点8から前面下部熱交換器1
aまで最小距離L1は、図6に示すように、静圧最小領
域の代表点8から前面上部熱交換器1b及び背面熱交換
器1cまでの最小距離L2、L3よりも極端に小さくな
っているため、前面下部熱交換器1aの部分では風速が
著しく速くなり、逆に、前面上部熱交換器1b及び背面
熱交換器1cでは極端に風速が遅くなってしまってい
た。このような不均一な風速分布は好ましくなく、前面
上部熱交換器1b及び背面熱交換器1cでは伝熱面積分
の熱交換性能が得られず、また、前面下部熱交換器1a
では空気が熱交換器を流れる際に大きな騒音の発生源と
なっていた。そのため、騒音の制約から熱交換器1全体
を高風量化できず、熱交換器1を高性能化できないとい
う課題があった。
【0006】一方、前記従来技術2では、クロスフロー
ファンの中心を基準にしてクロスフローファンの外縁と
熱交換器との間の水平線上の第1距離よりもクロスフロ
ーファンの外縁と熱交換器との間の垂直線上の第2距離
を短くすることが示されているに過ぎず、クロスフロー
ファン2全体の風速分布を均一にすることに関しては十
分配慮されていなかった。
【0007】即ち、従来技術2は、前面熱交換器の下流
で発生するカルマン渦列がクロスフローファンの回転に
よる羽根との干渉を防止するために、カルマン渦が整流
されるに必要な距離だけ前面熱交換器をクロスフローフ
ァンから離れるようにするものである。従って、従来技
術2では局所的な騒音発生を抑制する働きを有するもの
であって、熱交換器全体の風速分布を改善して高性能化
をはかるためのものではない。
【0008】本発明の目的は、熱交換器全体の風速分布
が均一化でき、最大風速に起因する騒音の低減が図れる
と共に、騒音を低減できる分だけ高風量化して熱交換器
性能の向上が図れる空気調和機を提供することにある。
【0009】なお、本発明はかかる目的に限定されるも
のではなく、前記以外の目的と有利点は以下の記述から
明らかにされる。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の空気調和機は、室内ユニット内に横長に配置
されたクロスフローファンと、前記クロスフローファン
の前側下部に近接する前面側舌部を有する前面側ケーシ
ングと、前記クロスフローファンの後側に近接する背面
側舌部を有する背面側ケーシングと、前面下部熱交換
器、前面上部熱交換器及び背面熱交換器を有して前記ク
ロスフローファンの吸い込み側に配置されたクロスフィ
ンチューブ形熱交換器とを備えた空気調和機において、
前記クロスフローファンの静圧最小領域の代表点から前
記背面熱交換器までの最小距離と、前記静圧最小領域の
代表点から前記前面下部熱交換器までの最小距離とをほ
ぼ同等にしたことにある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の空気調和機の複数
の実施例を図を用いて説明する。各実施例及び従来技術
1の図における同一符号は同一物または相当物を示す。
【0012】まず、本発明の第1実施例の空気調和機を
図1及び図2を参照しながら説明する。図1は本発明の
第1実施例の空気調和機における室内ユニットの縦断面
図である。
【0013】室内ユニット20は、横長の箱型に形成さ
れ、室外ユニット(図示せず)と冷媒配管や電気配線な
どを介して接続して空気調和機を構成する。
【0014】室内ユニット20内の中央部には横長円筒
状のクロスフローファン2が配置されている。このクロ
スフローファン2はファンモータ(図示せず)により回
転される。また、クロスフローファン2の前後には前面
側ケーシング6及び背面側ケーシング11が設置され、
概略的に言えばクロスフローファン2の前方及び上方が
吸い込み側、下方が吹き出し側となっている。
【0015】前面側ケーシング6は、クロスフローファ
ン2の前側下部に近接する部分に前面側舌部6aが形成
されている。前面側ケーシング6には前面側舌部6aよ
り前方に位置して前面露受け部前面側露受部6bが一体
に形成されている。
【0016】背面側ケーシング11は、クロスフローフ
ァン2の背面側に近接する部分に背面側舌部11aが形
成されている。背面側ケーシング11には背面側露受け
部11bが一体に形成されている。また、背面側ケーシ
ング11は、クロスフローファン2の後方から下方に延
びる吹き出し部と、背面側露受け部11bより上方に延
びる吸い込み部とを有している。
【0017】前面側ケーシング6と背面側ケーシング1
1の吹き出し部との間に形成される吹き出し口4には、
横風向板及び縦風向板が回動可能に設置されている。こ
の吹き出し口4は室内ユニット20における前面側底部
に形成されている。
【0018】室内ユニット20には、前面及び上面に吸
い込みグリル3などで形成される吸い込み口が形成され
ている。クロスフローファン2の中心Oを通る水平なX
軸と垂直なY軸とで区画される4つの象現の中の第3象
現Bの範囲内に前面下部の吸い込みグリル3及び吹き出
し口4が設けられている。そして、室内ユニット20の
吸い込み口の内側には、図示しないエアーフィルタが熱
交換器1の吸い込み側に沿って着脱可能に配置されてい
る。
【0019】クロスフローファン2の吸い込み側には、
クロスフィンチューブ形熱交換器1が配置されている。
この熱交換器1は、圧縮機、室外側の熱交換器及び減圧
装置等と共に冷凍サイクルの一部を構成する。熱交換器
1は、室内ユニット20内の前面側に位置する前面熱交
換器1a、1bと、背面側に位置する背面熱交換器1c
とから構成されている。
【0020】前面下部熱交換器1aはクロスフローファ
ン2の前方に略垂直に配置され、前面上部熱交換器1b
はクロスフローファン2の前方上方に斜めに傾斜して高
く延びるように配置されている。前面下部熱交換器1a
の下端部は前面側露受部6b内に位置している。なお、
前面下部熱交換器17及び前面上部熱交換器18は、本
実施例では曲げ構造で形成されているが、別体に形成さ
れたものを組み合わせて形成してもよく、また円弧状に
連続して延びるものを一体に形成されていてもよい。
【0021】また、背面熱交換器1cはクロスフローフ
ァン2の上方後方に傾斜して低く延びるように形成され
ている。背面熱交換器1cの下端部は背面側露受け部1
1b内に位置している。そして、前面上部熱交換器1b
と背面熱交換器1cで逆V字状を形成するようになって
おり、それぞれの垂線に対する傾斜角度θ1、θ2を凝
縮水が流下可能な角度に設定してある。
【0022】一般にクロスフローファン2を包むように
大きな熱交換器1とするのは、伝熱面積の拡大及び通風
面積の増大を図って空気調和機の消費電力を低減するた
めである。即ち、空気調和機の省電力化を図るために
は、圧縮機による圧縮動力とクロスフローファン2によ
る送風動力の低減が必要であり、熱交換器1の伝熱面積
を増大することにより熱交換器1の熱交換量が増大して
冷凍サイクル性能が向上し、圧縮機の圧縮動力が低減で
きると共に、熱交換器1の通風面積が増大することによ
り通風抵抗が低減し、クロスフローファン2の送風動力
が低減できる。
【0023】次に、係る室内ユニット20における空気
の流れを説明する。
【0024】クロスフローファン2を回転させると、室
内ユニット20周囲の空気は、上面および前面の吸い込
みグリル部3から吸い込まれ、熱交換器1の熱交換用フ
ィン間を通過して冷媒と熱交換し、クロスフローファン
2内に吸い込まれる。そして、クロスフローファン2か
ら吹き出された空気は、吹き出し口4から室内へ吹き出
される。この時、前面側舌部6a・クロスフローファン
2間の最小間隙位置と背面側舌部6b・クロスフローフ
ァン2間の最小間隙位置とを結ぶ線分60を境にして、
クロスフローファン2の上部が吸い込み側、下部が吹き
出し側になる。
【0025】また、クロスフローファン2の特性上、前
面側舌部6aに近い領域が最も静圧の低い領域(静圧最
小領域)7となる。周囲の空気は、この静圧最小領域7
に向かって流れようとするため、室内ユニット20内を
流れる空気の流線5は図1に示す様になる。なお、空気
の流線5は互いに交わらない。
【0026】そして、クロスフローファン2の静圧最小
領域7の代表点8から背面熱交換器1cまでの最小距離
L3と、代表点8から前面下部熱交換器1aまでの最小
距離L1と、代表点8から前面上部熱交換器1bまでの
最小距離L2とをほぼ同等にしてある。これら最小距離
L1、L2、L3におけるほぼ同等距離として定義する
範囲については、前面熱交換器1a、1bの通風方向の
厚さ程度以内、或いはクロスフローファン2の外径の2
0%以内である。この範囲内では後述する熱交換器1全
体の風速分布を均一化する効果を得ることができる。
【0027】また、静圧最小領域7を指定する範囲は以
下の通りとする。前面側舌部6a・クロスフローファン
2間の最小間隙位置と背面側舌部6b・クロスフローフ
ァン2間の最小間隙位置とを結ぶ線分60よりも下側
で、且つクロスフローファン2の外径よりも内側で囲ま
れる第3象現の領域を静圧最小領域7と特定する。そし
て、静圧最小領域7の代表点8をその領域面積の重心位
置とすることにより、実際の静圧最小領域の代表点と近
似させることができる。これによって、本発明における
室内ユニット20の設計を容易に行なうことができる。
【0028】上述したように最小距離L1、L3をほぼ
同等とすることにより、前面下部熱交換器1aの高風速
が適度に抑えられ、背面熱交換器1cの風速が増加し、
熱交換器1全体の風速分布が均一化でき、空気調和機の
高性能化が図れる。また、熱交換器1の最大風速に起因
する騒音が低減できるため、騒音を同一とした場合の風
量が増やせ、空気調和機の高性能化がさらに図れる。
【0029】また、最小距離L1、L3をほぼ同等とす
ることに加え、最小距離L2もこれらにほぼ同等とする
ことにより、前面上部熱交換器1bの風速が増加し、熱
交換器1全体の風速分布がさらに均一化でき、空気調和
機の高性能化がさらに図れる。
【0030】さらには、最小距離L1、L2、L3をほ
ぼ同等とすることに加え、前面下部熱交換器1aの長さ
を前面上部熱交換器1bの長さの半分以下の大きさに
し、逆V字状に対向して形成した前面上部熱交換器1b
及び背面熱交換器1cの垂線に対する傾斜角度θ1、θ
2を凝縮水が流下可能な角度としているので、熱交換器
1全体の風速分布を均一化しつつ、冷房運転時等の条件
下で前面上部熱交換器1b及び背面熱交換器1cの熱交
換用フィンの表面に凝縮した水滴がクロスフローファン
2に落下することを防止できる。
【0031】次に、本発明の第2実施例を図2を用いて
説明する。図2は本発明の第2実施例の空気調和機の室
内ユニットの縦断面図である。この第2実施例は、次に
述べる通り第1実施例と相違するものであり、その他の
点については第1実施例と基本的には同一である。
【0032】この第2実施例では、静圧最小領域7の代
表点8を中心とする同心円上に一つの熱交換器1が形成
されている。具体的には、外径円1d及び内径円1eの
外径及び内径を有する円弧状熱交換用フィンを備えた熱
交換器1となっている。また、前面下部熱交換器1aと
前面上部熱交換器1bとは仮想線1fで示すように連続
して形成されており、前面上部熱交換器1bと背面熱交
換器1cとの間には切り欠き1gが形成されている。さ
らには、背面側舌部11aは、背面側露受け部11bの
前端部に形成されている。
【0033】上述したような熱交換器1とすることによ
り、熱交換器1の各部を静圧最小領域7の代表点8と完
全な等距離の配置にできるので、熱交換器1全体の風速
分布の均一化が最大限発揮される。
【0034】次に、本発明の第3実施例を図3を用いて
説明する。図3は本発明の第3実施例の空気調和機の室
内ユニットの縦断面図である。この第3実施例は、次に
述べる通り第1実施例と相違するものであり、その他の
点については第1実施例と基本的には同一である。
【0035】この第3実施例では、前面下部熱交換器1
aと前面上部熱交換器1bとが仮想線1fで示すように
連続して形成されて一つの前面熱交換器1hとなってい
る。そして、前面熱交換器1hは湾曲するように形成さ
れ、クロスフローファン2を包み込むように配置されて
いる。
【0036】この第3実施例によれば、第1実施例と比
較して、部品点数を少なくできると共に、前面下部熱交
換器1aと前面上部熱交換器1bとの間の漏れ流れを抑
制できる点や、室内ユニット20の奥行き寸法を短くで
きる効果を奏する。
【0037】次に、本発明の第4実施例を図4を用いて
説明する。図4は本発明の第4実施例の空気調和機の室
内ユニットの縦断面図である。この第4実施例は、次に
述べる通り第1実施例と相違するものであり、その他の
点については第1実施例と基本的には同一である。
【0038】この第4実施例では、前面下部熱交換器1
aを下端が後方になるように傾斜させて配置している。
このように構成することにより、前面下部熱交換器1a
及び前面上部熱交換器1bを折り曲げて前面熱交換器を
製作するものにおいて、静圧最小領域7の代表点8を中
心とした理想的な熱交換器1により近づけることができ
る。
【0039】次に、本発明の第5実施例を図5を用いて
説明する。図5は本発明の第5実施例の空気調和機の室
内ユニットの縦断面図である。この第5実施例は、次に
述べる通り第1実施例と相違するものであり、その他の
点については第1実施例と基本的には同一である。
【0040】この第5実施例では、第1実施例で前面上
部熱交換器1bと背面熱交換器1cとを一体に形成して
切り込みによる曲げ構造としていたのに対し、前面上部
熱交換器1bと背面熱交換器1cとを別体として構成し
たものである。このような構成により、騒音対策上効果
の大きい、大きなファン径のクロスフローファン2を実
装する際にも本発明の効果を得やすい。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、熱交換器全体の風速分
布が均一化でき、最大風速に起因する騒音の低減が図れ
ると共に、騒音を低減できる分だけ高風量化して熱交換
器性能の向上が図れる空気調和機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の空気調和機の室内ユニッ
トの断面図である。
【図2】本発明の第2実施例の空気調和機の室内ユニッ
トの断面図である。
【図3】本発明の第3実施例の空気調和機の室内ユニッ
トの断面図である。
【図4】本発明の第4実施例の空気調和機の室内ユニッ
トの断面図である。
【図5】本発明の第5実施例の空気調和機の室内ユニッ
トの断面図である。
【図6】従来の空気調和機の室内ユニットの断面図であ
る。
【符号の説明】
1…熱交換器、1a…前面下部熱交換器、1b…前面上
部熱交換器、1c…背面熱交換器、1h…前面熱交換
器、2…クロスフローファン、3…吸い込みグリル、4
…吹き出し口、5…空気の流線、6…前面側ケーシン
グ、6a…前面側舌部、6b…前面側露受け部、7…静
圧最小領域、8…静圧最小領域の代表点、11…背面側
ケーシング、11a…背面側舌部、11b…背面側露受
け部、20…室内ユニット、60…舌部を結ぶ線分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 袴家 伸祐 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 工藤 光夫 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 大塚 厚 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立栃木テクノロジー内 Fターム(参考) 3L049 BB05 BB07 BC01 BD02 3L050 BA01 BA05 BA10 3L051 BE05 BE07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室内ユニット内に横長に配置されたクロス
    フローファンと、 前記クロスフローファンの前側下部に近接する前面側舌
    部を有する前面側ケーシングと、 前記クロスフローファンの後側に近接する背面側舌部を
    有する背面側ケーシングと、 前面下部熱交換器、前面上部熱交換器及び背面熱交換器
    を有して前記クロスフローファンの吸い込み側に配置さ
    れたクロスフィンチューブ形熱交換器とを備えた空気調
    和機において、 前記クロスフローファンの静圧最小領域の代表点から前
    記背面熱交換器までの最小距離と、前記静圧最小領域の
    代表点から前記前面下部熱交換器までの最小距離とをほ
    ぼ同等にしたことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記静圧最小領域の代
    表点から前記背面熱交換器までの最小距離と、前記静圧
    最小領域の代表点から前記前面下部熱交換器までの最小
    距離との差を前記クロスフローファンの外径の20%以
    内としたことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記静圧最小領域の代
    表点から前記背面熱交換器までの最小距離と、前記静圧
    最小領域の代表点から前記前面下部熱交換器までの最小
    距離と、前記静圧最小領域の代表点から前記前面上部熱
    交換器までの最小距離とをほぼ同等にしたことを特徴と
    する空気調和機。
  4. 【請求項4】請求項1において、前記前面下部熱交換
    器、前記前面上部熱交換器及び前記背面熱交換器熱交換
    フィン連続的に形成したことを特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】室内ユニット内に横長に配置されたクロス
    フローファンと、 前記クロスフローファンの前側下部に近接する前面側舌
    部を有する前面側ケーシングと、 前記クロスフローファンの後側に近接する背面側舌部を
    有する背面側ケーシングと、 前面下部熱交換器、前面上部熱交換器及び背面熱交換器
    を有して前記クロスフローファンの吸い込み側に配置さ
    れたクロスフィンチューブ形熱交換器とを備え、 前記前面下部熱交換器、前記前面上部熱交換器及び前記
    背面熱交換器は折り曲げまたは独立した熱交換用フィン
    で形成した空気調和機において、 前記前面下部熱交換器の長さを前記前面上部熱交換器の
    長さの半分以下の大きさにし、 前記クロスフローファンの静圧最小領域の代表点から前
    記背面熱交換器までの最小距離と、前記静圧最小領域の
    代表点から前記前面下部熱交換器までの最小距離と、前
    記静圧最小領域の代表点から前記前面上部熱交換器まで
    の最小距離とをほぼ同等にし、 前記前面上部熱交換器及び前記背面熱交換器は、逆V字
    状に対向して形成すると共に、それぞれの傾斜角度を凝
    縮水が流下可能な角度にしたことを特徴とする空気調和
    機。
  6. 【請求項6】室内ユニット内に横長に配置されたクロス
    フローファンと、 前記クロスフローファンの前側下部に近接する前面側舌
    部を有する前面側ケーシングと、 前記クロスフローファンの後側に近接する背面側舌部を
    有する背面側ケーシングと、 前面下部熱交換器、前面上部熱交換器及び背面熱交換器
    を有して前記クロスフローファンの吸い込み側に配置さ
    れたクロスフィンチューブ形熱交換器とを備えた空気調
    和機において、 前記前面側舌部から前記背面側ケーシングへ至る線分と
    前記クロスフローファンの中心を通る垂線とで囲まれた
    前記クロスフローファンの領域の重心点から前記背面熱
    交換器までの最小距離と、前記重心点から前記前面下部
    熱交換器までの最小距離とをほぼ同等にしたことを特徴
    とする空気調和機。
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