JP2022130587A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本体を大型化することなくクロスフローファンを大型化でき、しかも送風性能の低下も抑えることができる空気調和機を実現する。【解決手段】吹出口3の背面側端部側に回動可能に取り付けられた風向板4を備え、本体の高さ寸法をH、クロスフローファン8のファン外径をFとすると、H/Fが2.45未満であり、スタビライザ9における舌部9aと該舌部9aよりも下側の平面部9bとの境界部分が、縦断面視において吹出口3の背面側端部よりも本体1の前面側に位置し、風向板4における上流側端部から下流側端部の直線距離Aが、スタビライザ9における平面部9bの上流側端部から前記吹出口3の前面側端部までの直線距離Bの80%以上である。【選択図】図3

Description

本発明は、空気調和機に関する。
空気調和機(室内機)は、本体内に吸込口と吹出口とを連通する風路(空気の流路)を形成し、この風路内にクロスフローファン(横流ファン、貫流ファン)を回転可能に備えている。空気調和機は、風路内においてクロスフローファンを回転させることにより、室内の空気を吸込口から吸い込み吹出口から吹き出すように送風する。
このような空気調和機においては、省エネ化のために、関係する各要素の効率化などが進んでいる。そして、近年では、クロスフローファンの径寸法を大きくして風量を上げることで省エネ化することも検討されている。
クロスフローファンを大型化するにあたり、クロスフローファンの径寸法だけを無造作に大きくすることはできず、クロスフローファンと共に送風機を構成する他の部材も大きくする必要がある。つまり、クロスフローファンで送風するには、スタビライザやリアガイダなどのファンの周囲を囲って風路を構成するケーシング部材が必要であり、これらの部材の位置関係や形状にて送風効率や信頼性といった性能が左右される。そのため、クロスフローファンを大型化するには、ケーシング部材についても大型化する必要がある。
しかしながら、空気調和機の大きさ(製品サイズ)は、設置スペースの関係等から制限されており、現行の製品サイズを維持することが市場ニーズとしてある。そのため、ケーシング部材を思うように大型化することはできず、クロスフローファンの大型化が制限されている。
また、近年、窓を大きく取りたいといった要請が強く、窓上のスペースは狭くなってきている。そのため、このような狭い窓上のスペースにも設置できるように、空気調和機の高さ方向の寸法が圧縮される方向にある。
例えば、特許文献1には、クロスフローファンの径寸法を大きくしたことによる送風性能の低下を抑制し得る空気調和機が開示されている。これによれば、吹出口に配された複数の風向板のうち、空気調和機が設置される壁面側に位置する風向板の回転軸をクロスフローファンの回転軸よりも壁面側に設けると共に、この風向板が下方に回動した状態でこの風向板の壁面側の端部が吹出口内に移動するようになっている。
日本国公開特許公報「 特開2016-38151号公報 」
上述したように、近年の空気調和機では、空気調和機の高さ方向の寸法が圧縮される方向にある。空気調和機の上部は、熱交換器を配設するスペースを確保する必要があり寸法を短くすることができないため、空気調和機の下部の寸法が短くなり、クロスフローファンの下方のスペースが制限される。なお、空気調和機の奥行き方向の寸法については、熱交換器の設置のために最低限確保される。
クロスフローファンの下方のスペースが制限されると、ケーシング部材の1つであるリアガイダの下部の寸法が短くなり、クロスフローファンから吹出口に至る風路における下側の壁面(下側ディフューザ)の長さが短くなる。下側ディフューザが短くなると、奥行き方向の寸法が最低限確保されることで長さを確保できる上側ディフューザ(クロスフローファンから吹出口に至る風路における上側の壁面)との間で長さの偏りができてしまい、送風性能が低下する。
上述した特許文献1の構成では、複数の風向板を用いる構成であるため、各風向板の風路長に寄与する長さが必然的に短い。したがって、このような構成では、リアガイダの下部の寸法が短くなるほどに高さ方向の寸法が圧縮された空気調和機に適合しても、送風性能の低下を思うように抑制することはできない。
本発明の一態様は、本体を大型化することなくクロスフローファンを大型化でき、しかも送風性能の低下も抑えることができる空気調和機を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る空気調和機は、上部に吸込口を有し下部に吹出口を有する本体と、前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路と、前記風路に配された熱交換器およびクロスフローファンと、前記クロスフローファンの周囲に配されたスタビライザおよびリアガイダとを備える空気調和機において前記吹出口の端部側であって前記本体の背面側の端部側に回動可能に取り付けられた、閉状態で前記吹出口を塞ぎ、開状態で風の向きを変える風向板を備え、前記本体の高さ寸法をH、前記クロスフローファンのファン外径をFとすると、H/Fが2.45未満であり、前記スタビライザにおける舌部と該舌部よりも下側の平面部との境界部分が、縦断面視において前記吹出口の前記背面側の端部よりも前記本体の前面側に位置し、前記風向板における、風の流れ方向の上流側端部から下流側端部の直線距離Aが、前記スタビライザにおける前記平面部の上流側端部から前記吹出口の前記前面側の端部までの直線距離Bの80%以上であることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、本体を大型化することなくクロスフローファンを大型化でき、しかも送風性能の低下も抑えることができる空気調和機を実現することができるといった効果を奏する。
本発明の実施の形態1における空気調和機を示す図であり、(a)は正面図、(b)は壁に取り付けられた状態の側面図である。 実施の形態1の空気調和機の内部構造を示す縦断面図であり、(a)は風向板が閉じている状態、(b)は風向板が開いている状態を示す。 図2の(a)に対応する縦断面図であり、実施の形態1の空気調和機の要部の寸法を示す。 実施の形態1、2における空気調和機の変形例を示す図である。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の一実施形態の空気調和機(室内機)について図面に基づいて説明する。なお、室外機については、既存のものを用いることができる。
図1は、本発明の実施の形態1における空気調和機100を示す図であり、(a)は正面図、(b)は壁11に取り付けられた状態の側面図である。図2は、本実施の形態1の空気調和機100の内部構造を示す縦断面図であり、(a)は風向板4が閉じている状態、(b)は風向板4が開いている状態を示す。
図1の(a)(b)に示ように、空気調和機(室内機)100は、ケースとしての本体1を備えている。空気調和機100は、背面側を壁11に向けて設置される。
本体1は、概ね直方体状の筐体である。具体的には、本体1は、部屋の壁11に対面する背面1cと、背面1cの反対側である前面1aと、上面1bと、下面1dと、左右一対の側面1eとを含んでいる。本体1の前面1aは、樹脂パネル6にて構成されている。
本体1の上面1bには、室内の空気を空気調和機100内に吸い込むための吸込口2が形成されている。空気調和機100では、吸込口2は、本体1の上面1bにのみ設けられている。吸込口2には、吸込口2から吸い込まれる空気中の塵埃など除去するための図示しないフィルタ等が設置されている。
本体1の下面1dにおける前部には、調整された空気を室内に吹き出す(供給する)ための吹出口3が形成されている。吹出口3は、背面1c側を低く、前面1a側に近づくにつれて上面1bに近づくように傾斜して設けられている。以下、吹出口3の背面1c側の端部を、吹出口3の背面側端部、吹出口3の前面1a側の端部を吹出口3の前面側端部と称する。
本体1の内部には、吸込口2と吹出口3を連通する風路(空気の流路)が備えられ、風路は後述するスタビライザ9によって、吸込側風路R1と吹出側風路R2とに区画される。
吹出口3の背面側端部側には、長尺状をなす1枚構成の風向板4が回動可能に取り付けられている。風向板4は、閉状態で吹出口3を塞ぎ、開状態で上下方向に回動して、吹出口3から吹き出される空気の向きを変える。
図2の(a)(b)に示すように、本体1の内部には、熱交換器7、クロスフローファン8、スタビライザ9およびリアガイダ10などが配置されている。スタビライザ9およびリアガイダ10が、クロスフローファン8のケーシングを構成する。
熱交換器7は、冷房運転時において、蒸発器として機能して空気を冷却し、暖房運転時において、凝縮器(放熱器)として機能して空気を加温する。熱交換器7およびクロスフローファン8は、前述した風路に配設されており、熱交換器7はクロスフローファン8の上流側に位置している。
熱交換器7は、クロスフローファン8の前部、上部及び後部の上半分を取り囲むような形状をしている。図2の例では、熱交換器7は、クロスフローファン8の前方から上方にわたって傾斜して延びる前側熱交換器7aと、クロスフローファン8の上方から後部の途中にわたって傾斜して延びる後側熱交換器7bとを有する。
クロスフローファン8は、図示しないモータで駆動される羽根車8aを有する。クロスフローファン8は、風路における吸込側風路R1と吹出側風路R2との間に配置され、吸込口2から空気を吸い込み、吹出口3へと空気を吹き出す。
スタビライザ9は、クロスフローファン8の前面1a側に配され、クロスフローファン8で作り出される風を安定化させる。スタビライザ9は、熱交換器7の下側に設けられ、本体1内を吸込側風路R1及び吹出側風路R2に区画する。吸込側風路R1は、スタビライザ9の上方に位置し、吹出側風路R2は、スタビライザ9の下方に位置している。
スタビライザ9は、舌部9aと、吹出側風路R2の上側の壁面の一部をなす平面部9bとを有する。舌部9aは、クロスフローファン8と向き合っている。平面部9bは、スタビライザ9の下面に形成されており、吹出側風路R2の上側の壁面である上側ディフューザの一部に相当する。
図2の例では、舌部9aと平面部9bとは円弧状部9cを介して接続されている。また、平面部9bの下流側(前面1a側)には、上に向かって凸をなす湾曲部9dが形成され、その下流側が再び平面部9eになっている。そして、この下流側の平面部9eが、本体1の前面1aを構成する樹脂パネル6の下端より本体1の内側に向かって壁状に延設された延設部6aと面一状に突き合されている。
図2の例では、スタビライザ9の平面部9b、湾曲部9dおよび平面部9eと、延設部6aとで、吹出側風路R2の上側の壁面が構成されており、この上側の壁面が上側ディフューザに相当する。
リアガイダ10は、クロスフローファン8の後方から下方にわたって延びている。リアガイダ10は、スタビライザ9とで風路を区画するケーシングを構成して、クロスフローファン8から放出された空気を吹出口3に導く。吹出側風路R2の下側の壁面は、リアガイダ10の下部の壁面10aにて構成されており、この壁面10aが下側ディフューザに相当する。
また、吹出口3の内部であって、吹出口3の前面側端部側には、ルーバ12が設けられている。ルーバ12は、空調機として必要な風の分布を変更するものである。スタビライザ9の下面に形成された湾曲部9dは、ルーバ12の回動範囲の逃げ部となっている。
次に、空気調和機100の各部のサイズについて説明する。図3は、図2の(a)に対応する縦断面図であり、要部の寸法を示している。図3に示すように、空気調和機100は、以下に示す条件1-4を満足している。
条件1:本体1の高さ寸法をH、クロスフローファン8のファン外径をFとすると、HとFの関係がH/F=2.45未満である。
条件2:縦断面視において、スタビライザ9の舌部9aと平面部9bとの境界(円弧状部9c)が、吹出口3の背面側端部3aよりも本体1の前面1a側に位置している。
条件3:風向板4における上流側端部と下流側端部との直線距離Aが、吹出側風路R2の上側ディフューザの上流側端部から下流側端部までの直線距離Bの80%以上である。換言すると、直線距離Aが、スタビライザ9の平面部9bの上流側端部から吹出口3の前面側端部までの直線距離Bの80%以上である。上流下流は、風の流れ方向に対する上流下流である。
条件4:風向板4の直線距離Aがクロスフローファン8のファン外径Fよりも大きい。
ここで、本体1の高さ寸法Hは、本体1の上面1bと下面1dとの間隔の最大値である。図3の例ではH=250mmである。直線距離Bは、スタビライザ9における円弧状部9cと平面部9bとの境界P1である上流側端部から、吹出口3の前面側端部である本体1の前面1aに達する吹出端辺P2までの距離である。図3の例ではB=143mmである。風向板4の直線距離Aは、風向板4の長手方向に沿った両側2辺の離間距離である。図3の例ではA=141mmである。クロスフローファン8のファン外径Fは、羽根車8aの羽根外周先端を図った最外径である。図3の例ではF=104mmである。
また、平面部9bの平面を延長した線L1と、境界P1および吹出端辺P2とを結んだ線を延長した線L2が成す角θは、0<θ<17°の範囲である。図3の例ではθ=8.22度である。この角度θは、部屋の天井に向かって空気を送り、天井より壁面へと空気を流すコアンダ効果を考慮した空気の流れを生み出すための角度である。条件3における直線距離Bは、水平方向に風を吹き出すことが可能な範囲で、天井に向けた風も作り出すことができる、角度θが0<θ<17°の範囲の上側ディフューザの数値である。
このような構成によれば、次のような作用が得られる。条件1は、本体1の下部の寸法を短くする必要が出てくる条件である。つまり、本体1の高さ寸法Hが制限されるために、リアガイダ10の下部の寸法が短くなり、クロスフローファン8の径寸法に合った下側ディフューザの長さを確保できなくなる条件である。H/Fの値が小さくなるほど、クロスフローファン8のファン外径が本体1の高さ寸法に近づくこととなり、本体1の高さ寸法Hを同じとした場合、数値が小さいほどファン外径Fが大きくなる。
条件2は、本体1の下部の寸法が短くなっていることを示す条件である。本体1の下部の寸法を短くすることで、リアガイダ10の下部の寸法も短くなってしまい、下側ディフューザの長さを確保できなくなる。吹出口3の背面側端部3aは、下側ディフューザの下流側端部であり、下側ディフューザの下流側端部が、スタビライザ9の舌部9aと平面部9bとの境界(円弧状部9c)に達しない構成では、サージング現象(バサバサとした音、逆吸込み等)等が起こり易くなる。
つまり、上記条件1,2は、製品サイズを維持してクロスフローファン8を大型化した条件である。これらの条件を満足するだけでは、クロスフローファン8の径寸法を大きくしたために、下側ディフューザの長さが短くなり、送風性能が低下する。
そこで、上記構成によれば、条件1,2に加えて、条件3を有し、1枚構成の風向板4の上流側端部と下流側端部との直線距離Aを、上側ディフューザの上流側端部から下流側端部までの直線距離Bの80%以上としている。これにより、条件1,2を満たした下側ディフューザが短い構成であっても、風の流れ方向に十分な長さを有する風向板4によって、下側ディフューザが短縮されたことによる不具合を補って、送風性能の低下を抑制することができる。
本願発明者が、条件2を満足した状態で、風向板4の長さを変えて同一風量時の消費電力を調べたところ、以下のような結果が得られた。
・上側ディフューザの長さに対し風向板4の長さを10%としたところ消費電力が約3割悪化した。
・同長さを50%としたところ消費電力が約1割悪化した。
・同長さを80%としたところ消費電力が約3%割悪化した。
・同長さを90%としたところ消費電力の悪化は約0~1%であった。
これらの結果から分かるように、下側ディフューザとして機能する風向板4の長さが短くなるにつれて送風性能は徐々に悪化する。そして、上側ディフューザの長さに対し風向板4の長さが80%を切ると極端に悪くなる。このような結果を踏まえて、上記条件3を設定している。条件3を満足することで、本体1の下部の寸法が短くなった構成であっても、送風性能の低下を抑制することができる。ここで、より好ましくは、直線距離Aを直線距離Bの90%以上とすることである(条件3’)。条件3’を満足することで、送風性能の低下を確実に抑制することができる。特に、リアガイダ10の下部が殆ど下側ディフューザとして機能しないまでに本体1の下部の寸法が短くなった構成であっても、送風性能の低下を抑制することができる。
さらに、本実施の形態1では、より好ましい構成として、条件3に加えて条件4を有しており、風向板4の直線距離Aをクロスフローファン8のファン外径Fよりも大きくしている。クロスフローファン8で作る出される風量はクロスフローファン8のファンの外径Fに依存し、外径Fが大きくなるほど多くなる。条件1,2,3を満たした構成であっても、風向板4の直線距離Aがクロスフローファン8のファンの外径Fよりも小さい構成では、クロスフローファン8で作られた空気を部屋の所望する方向に届けることができないことがある。条件4を含めて満足することで、作り出された風を、風向板4にて部屋の所望する方向に行き渡らせることができる。
以上のように、本実施の形態1における空気調和機100においては、条件1-4を満足していることで、本体を大型化することなくクロスフローファンを大型化でき、しかも送風性能の低下も抑えることができる。また、従来製品と同サイズのクロスフローファン8を用いるのであれば、本体1を小さくして製品の小サイズ化を図ることができる。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
実施の形態1における空気調和機100は、条件1,2において条件3,4を満足する構成であった。これに対し、実施の形態1における空気調和機は、条件1,2において条件3だけを満足し、条件4については満足しない構成である。
このような構成でも、本体1の下部の寸法を短くすることで下側ディフューザの長さが短くなってしまったことによる不具合を補って、送風性能の低下を抑制することができる。
なお、条件1,2において条件4だけを満足し、条件3については満足しない構成とすることもできる。このような構成では、条件1,2を満たした下側ディフューザが短い構成において、クロスフローファン8で作られた空気を室内の所望する方向に届けることができる。
〔実施の形態3〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図4は、実施の形態1、2における空気調和機100の変形例を示す図である。図4の(a)は、H=250mm、B=143mm、A=141mm、F=104mmとした、図3で例示した一構成例の模式図である。図4の(b)は、本体1の寸法はそのまま維持して、クロスフローファン8のファン外径Fを15%アップした構成例の模式図である。図4の(b)の例では、H=250mmに対し、F=117mmのクロスフローファン8が設置されている。図4の(b)に示すように、製品サイズを維持してクロスフローファン8を大きくすることで、リアガイダ10の下部の寸法がさらに短くなり下側ディフューザはより一層短くなる。しかしながら、その分を上側ディフューザDの直線距離Bに対して十分に長い直線距離Aを有する風向板4を用いることで、送風性能の低下を抑制することができる。図4の(b)中の破線は、従来構成の空気調和機において、ファン径F117mmのクロスフローファン8の搭載に適した本体1’を示している。
図4の(c)は、クロスフローファン8の寸法はそのまま維持して、本体1の下部の寸法を短くした構成例の模式図である。図4の(c)に示すように、クロスフローファン8の径を維持して本体1’’の高さ寸法をさらに小さくすることで、リアガイダ10の下部の寸法がさらに短くなり側ディフューザはより一層短くなる。しかしながら、その分を上側ディフューザDの直線距離Bに対して十分に長い直線距離Aを有する風向板4を用いることで、送風性能の低下を補うことができる。図4の(c)中、破線は、図4の(a)の一構成例の本体1を示している。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る空気調和機100は、上部に吸込口2を有し下部に吹出口3を有する本体1と、前記吸込口2と前記吹出口3とを連通する風路と、前記風路に配された熱交換器7およびクロスフローファン8と、前記クロスフローファン8の周囲に配されたスタビライザ9およびリアガイダ10とを備える空気調和機において、前記吹出口3の端部側であって前記本体1の背面側の端部側に回動可能に取り付けられた、閉状態で前記吹出口3を塞ぎ、開状態で風の向きを変える風向板4を備え、前記本体1の高さ寸法をH、前記クロスフローファン8のファン外径をFとすると、H/Fが2.45未満であり、前記スタビライザ9における舌部9aと該舌部9aありも下側の平面部9bとの境界部分が、縦断面視において前記吹出口3の前記背面側の端部よりも前記本体1の前面側に位置し、前記風向板4における、風の流れ方向の上流側端部から下流側端部の直線距離Aが、前記スタビライザ9における前記平面部9bの上流側端部から前記吹出口3の前記前面側の端部までの直線距離Bの80%以上であることを特徴とする。
上記構成によれば、本体の高さ寸法をHとクロスフローファン8のファン外径をFとがH/F=2.45未満であり(条件1)、かつ、スタビライザ9における舌部9aと平面部9bとの境界部分が、縦断面視において吹出口3の背面側の端部よりも本体1の前面側に位置している(条件2)。このような条件1,2は、製品サイズを維持してクロスフローファン8を大型化した条件である。これらの条件を満足するだけでは、クロスフローファン8の径寸法を大きくしたために、下側ディフューザの長さが短くなり、送風性能が低下する。
そこで、上記構成によれば、条件1,2に加えて、風向板4の上流側端部と下流側端部との直線距離Aを、スタビライザ9における平面部9bの上流側端部から吹出口3の前面側の端部までの直線距離Bの80%以上とする(条件3)を有している。これにより、条件1,2を満たした下側ディフューザが短い構成であっても、風の流れ方向に十分な長さを有する風向板4によって、下側ディフューザが短縮されたことによる不具合を補って、送風性能の低下を抑制することができる。
その結果、本体1を大型化することなくクロスフローファン8を大型化でき、しかも送風性能の低下も抑えることができる空気調和機100を実現できる。
本発明の態様2に係る空気調和機100は、上記態様1において、前記風向板4における直線距離Aが前記直線距離Bの90%以上である構成である。
上記構成によれば、風向板4における直線距離Aが直線距離Bの90%以上(条件3’)であるので、送風性能の低下を確実に抑制することができる。特に、リアガイダ10の下部が殆ど下側ディフューザとして機能しないまでに、本体1の下部の寸法が短くなった構成であっても、送風性能の低下を抑制することができる。
本発明の態様3に係る空気調和機100は、上記態様1、2において、前記風向板4における直線距離Aが前記クロスフローファン8のファン外径Fよりも大きい構成である。
上記構成によれば、さらに、風向板4における直線距離Aが前記クロスフローファン8のファン外径Fよりも大きい(条件4)を有している。これにより、クロスフローファン8で作り出された風を、風向板4にて部屋の所望する方向に行き渡らせることができるといった効果を併せて奏する。
本発明の態様4に係る空気調和機100は、上記態様1-3において、前記本体1の高さ寸法Hが250mm以下であり、前記クロスフローファン8のファン外径Fが104mm以上である構成である。
上記構成によれば、本体1サイズに対して大型のクロスフローファン8を備え、送風性能の低下も抑えられた空気調和機100を容易に実現することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 本体
2 吸込口
3 吹出口
3a 下端部
4 風向板
6 樹脂パネル
6a 延設部
7 熱交換器
8 クロスフローファン
8a 羽根車
9 スタビライザ
9a 舌部
9b、9e 平面部
9c 円弧状部
9d 湾曲部
10 リアガイダ
10a 壁面
12 ルーバ
100 空気調和機

Claims (6)

  1. 上部に吸込口を有し下部に吹出口を有する本体と、前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路と、前記風路に配された熱交換器およびクロスフローファンと、前記クロスフローファンの周囲に配されたスタビライザおよびリアガイダとを備える空気調和機において、
    前記吹出口の端部側であって前記本体の背面側の端部側に回動可能に取り付けられた、閉状態で前記吹出口を塞ぎ、開状態で風の向きを変える風向板を備え、
    前記スタビライザにおける舌部と該舌部よりも下側の平面部との境界部分が、縦断面視において前記吹出口の前記背面側の端部よりも前記本体の前面側に位置し、
    前記風向板における直線距離Aが前記クロスフローファンのファン外径Fよりも大きいことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記本体の高さ寸法をH、前記クロスフローファンのファン外径をFとすると、H/Fが2.45未満であることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 上部に吸込口を有し下部に吹出口を有する本体と、前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路と、前記風路に配された熱交換器およびクロスフローファンと、前記クロスフローファンの周囲に配されたスタビライザおよびリアガイダとを備える空気調和機において、
    前記吹出口の端部側であって前記本体の背面側の端部側に回動可能に取り付けられた、閉状態で前記吹出口を塞ぎ、開状態で風の向きを変える風向板を備え、
    前記スタビライザにおける舌部と該舌部よりも下側の平面部との境界部分が、縦断面視において前記吹出口の前記背面側の端部よりも前記本体の前面側に位置し、
    前記風向板における、風の流れ方向の上流側端部から下流側端部の直線距離Aが、前記スタビライザにおける前記平面部の上流側端部から前記吹出口の前記前面側の端部までの直線距離Bの80%以上であることを特徴とする空気調和機。
  4. 前記風向板における直線距離Aが前記クロスフローファンのファン外径Fよりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の空気調和機。
  5. 前記風向板における直線距離Aが前記直線距離Bの90%以上であることを特徴とする請求項4または5に記載の空気調和機。
  6. 前記本体の高さ寸法Hが250mm以下であり、
    前記クロスフローファンのファン外径Fが104mm以上であることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の空気調和機。
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