JP2003189602A - Dc−dcコンバータおよびそれを用いた電子装置 - Google Patents

Dc−dcコンバータおよびそれを用いた電子装置

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JP2003189602A
JP2003189602A JP2001383359A JP2001383359A JP2003189602A JP 2003189602 A JP2003189602 A JP 2003189602A JP 2001383359 A JP2001383359 A JP 2001383359A JP 2001383359 A JP2001383359 A JP 2001383359A JP 2003189602 A JP2003189602 A JP 2003189602A
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mosfet
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converter
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JP2001383359A
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Soichi Watabe
聡一 渡部
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Murata Manufacturing Co Ltd
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/02Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac
    • H02M3/04Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/10Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M3/145Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/155Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • H02M3/156Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of output voltage or current, e.g. switching regulators
    • H02M3/158Conversion of dc power input into dc power output without intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only with automatic control of output voltage or current, e.g. switching regulators including plural semiconductor devices as final control devices for a single load

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゼロ電圧スイッチングによるスイッチング損
失やノイズの低減が可能で、しかも広範囲な入力電圧変
動や出力電圧の変動に対応できるにもかかわらず、大型
化や高価格化を招かないDC−DCコンバータおよびそ
れを用いた電子装置を提供する。 【解決手段】 MOSFETQ1のソースを共振用コイ
ルL3を介して整流ダイオードD1およびチョークコイ
ルL1の接続点に接続しれ、共振用コイルL3と整流ダ
イオードD1からなる直列回路に並列にコンデンサC7
とMOSFETQ3からなる直列回路を接続する。MO
SFETQ3のドレイン・ソース間にダイオードD5と
コンデンサC6をそれぞれ並列に接続する。MOSFE
TQ1と共振用コイルL3からなる直列回路に並列にダ
イオードD6を接続する。出力端子PoとMOSFET
Q1およびQ3のゲートとの間に制御回路11を設け、
MOSFETQ1とQ3を、ともにオフする期間を挟ん
で交互にオンするようにPWM制御で駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はDC−DCコンバー
タおよびそれを用いた電子装置、特にスイッチング損失
の低減を図ったDC−DCコンバータおよびそれを用い
た電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に、従来の降圧型のDC−DCコン
バータの回路図を示す。図6において、DC−DCコン
バータ1は、直流電源Vin、整流ダイオードD1、チ
ョークコイルL1、スイッチング素子であるMOSFE
TQ1、平滑コンデンサC1、ダイオードD2、コンデ
ンサC2、コンデンサC3、および制御回路2を備えて
いる。なお、ダイオードD2はMOSFETQ1のボデ
ィーダイオードで、コンデンサC2は同じくMOSFE
TQ1のドレイン・ソース間接合容量すなわち並列容量
である。また、コンデンサC3は整流ダイオードD1の
アノード・カソード間接合容量すなわち並列容量であ
る。
【0003】ここで、整流ダイオードD1は、一端であ
るカソードがチョークコイルL1の一端に接続され、他
端であるアノードが接地されている。MOSFETQ1
は、一端であるソースが整流ダイオードD1とチョーク
コイルL1との接続点に接続され、他端であるドレイン
が直流電源Vinの一端に接続されている。直流電源V
inの他端は接地されている。チョークコイルL1の他
端は出力端子Poに接続されている。平滑コンデンサC
1は出力端子Poと接地間に接続されている。そして、
制御回路2は、出力端子PoとMOSFETQ1の制御
端子であるゲートとの間に接続されている。
【0004】次にDC−DCコンバータ1の動作につい
て説明する。制御回路2はMOSFETQ1をオン/オ
フ駆動する。まず、MOSFETQ1がオンの時には直
流電源Vinから入力される入力電圧によって、MOS
FETQ1を介してチョークコイルL1に電流が流れ
る。そして、MOSFETQ1がオフになると、チョー
クコイルL1に励磁による慣性があるために、整流ダイ
オードD1を介してチョークコイルL1に電流が流れ
る。これを繰り返すことによって、出力端子Poからは
MOSFETQ1のオン、オフのデューティに応じた電
圧が出力される。なお、制御回路2は、出力電圧に応じ
てMOSFETQ1のスイッチングのデューティを変化
させることによって、入力電圧の変化や負荷の変動によ
らず出力電圧が一定になるようにPWM制御を行ってい
る。
【0005】また、図7に、従来の昇圧型のDC−DC
コンバータの回路図を示す。図7において、図6と同一
の部分には同じ記号を付す。図7において、DC−DC
コンバータ5は、直流電源Vin、整流ダイオードD
3、チョークコイルL2、スイッチング素子であるMO
SFETQ2、平滑コンデンサC1、ダイオードD4、
コンデンサC4、コンデンサC5、および制御回路2を
備えている。なお、ダイオードD4はMOSFETQ2
のボディーダイオードで、コンデンサC4は同じくMO
SFETQ2のドレイン・ソース間接合容量すなわち並
列容量である。また、コンデンサC5は整流ダイオード
D3のアノード・カソード間接合容量すなわち並列容量
である。
【0006】ここで、整流ダイオードD3は、一端であ
るアノードがチョークコイルL2の一端に接続され、他
端であるカソードが出力端子Poに接続されている。M
OSFETQ2は、一端であるドレインが整流ダイオー
ドD3とチョークコイルL2との接続点に接続され、他
端であるソースが接地されている。チョークコイルL2
の他端は直流電源Vinの一端に接続されている。直流
電源Vinの他端は接地されている。平滑コンデンサC
1は出力端子Poと接地間に接続されている。そして、
制御回路2は、出力端子PoとMOSFETQ2の制御
端子であるゲートとの間に接続されている。
【0007】次に、DC−DCコンバータ5の動作につ
いて説明する。制御回路2はMOSFETQ2をオン/
オフ駆動する。まず、MOSFETQ2がオンの時には
直流電源Vinの発生する入力電圧によって、チョーク
コイルL2とMOSFETQ2を順に介して電流が流
れ、チョークコイルL2を励磁する。そして、MOSF
ETQ2がオフの時には直流電源Vinからチョークコ
イルL2と整流ダイオードD3を介して電流が流れる。
このとき、チョークコイルL2は慣性によって一端が他
端の電位に対して電位が高くなっているため、チョーク
コイルL2の他端の電位が入力電圧Vinになると一端
の電位はそれ以上となり、昇圧動作が実現される。そし
て、これを繰り返すことによって昇圧された電圧が出力
端子Poから出力される。なお、制御回路2は、DC−
DCコンバータ1の場合と同様に、出力電圧に応じてM
OSFETQ2のスイッチングのデューティを変化させ
ることによって、入力電圧の変化や負荷の変動によらず
出力電圧が一定になるようにPWM制御を行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】DC−DCコンバータ
のスイッチング素子においては、オン時にはスイッチン
グ素子に電流は流れるがオン抵抗がほぼゼロになるため
にほとんど損失がなく、逆にオフ時にはスイッチング素
子に電圧は加わるものの電流が流れないためにほとんど
損失はない。
【0009】しかしながら、従来のDC−DCコンバー
タ1や5においては、スイッチング素子であるMOSF
ETQ1、Q2のターンオン時およびターンオフ時にお
いて、スイッチング素子に電圧が加わり、しかも電流が
流れるという瞬間が存在し、このときに大きなスイッチ
ング損失が発生するという問題がある。しかも、MOS
FETQ1、Q2や整流ダイオードD1、D3に流れる
電流は急峻に変化するため大きなノイズが発生するとい
う問題がある。また、MOSFETQ1やQ2のターン
オン時に、整流ダイオードD1やD3の逆回復時間にカ
ソードからアノードへサージ状のリカバリ電流が流れ、
大きな損失が生じるという問題がある。
【0010】このような問題に対して、共振を利用する
ことによってスイッチング素子のゼロ電圧スイッチング
やゼロ電流スイッチングを実現する構成が、特許第30
55121号公報に開示されている。
【0011】しかしながら、この構成においては、スイ
ッチング損失やノイズの低減は可能だが、共振用コンデ
ンサとして負荷電流を供給するに必要なだけの大きな容
量が必要であり、これに伴い共振用コンデンサと共振用
リアクトルで決まる共振期間がスイッチング素子(スイ
ッチング素子2)のターンオン、ターンオフ時に必要と
なり、オンスイッチング素子のオン期間やオフ期間をそ
れ以上狭くするようなPWM制御ができない。そのた
め、広範囲な入力電圧変動や出力電圧の変動に十分に対
応できないという問題がある。また、スイッチング素子
に流れる出力電流に正弦波状の共振電流が重畳されるた
め、電流容量の大きなスイッチング素子を用いる必要が
あり、DC−DCコンバータの大型化や高価格化を招く
という問題もある。
【0012】本発明は上記の問題点を解決することを目
的とするもので、スイッチング損失やノイズの低減が可
能で、しかも広範囲な入力電圧変動や出力電圧の変動に
対応できるにもかかわらず、大型化や高価格化を招かな
いDC−DCコンバータおよびそれを用いた電子装置を
提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のDC−DCコンバータは、一端同士が接続
された整流ダイオードおよびチョークコイルと、一端が
共振用コイルを介して前記整流ダイオードおよびチョー
クコイルの接続点に接続された第1のスイッチング素子
と、該第1のスイッチング素子に並列に接続された第1
のダイオードと、前記共振用コイルおよび前記整流ダイ
オードからなる直列回路に並列に接続されたコンデンサ
および第2のスイッチング素子からなる直列回路と、前
記第2のスイッチング素子に並列に接続された第2のダ
イオードとを備え、さらに前記第1のスイッチング素
子、前記第2のスイッチング素子および前記整流ダイオ
ードがそれぞれ端子間に並列容量を備えることを特徴と
する。
【0014】また、本発明のDC−DCコンバータは、
前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング
素子は、ともにオフする期間を挟んで交互にオン駆動さ
れることを特徴とする。
【0015】また、本発明のDC−DCコンバータは、
前記整流ダイオードの導通期間において、前記整流ダイ
オードを流れる電流と前記共振用コイルを流れる電流の
和が前記チョークコイルに流れることを特徴とする。
【0016】また、本発明のDC−DCコンバータは、
前記第1のスイッチング素子の他端が直流電源の一端に
接続され、前記チョークコイルの他端が出力端子に接続
され、前記整流ダイオードの他端が前記直流電源の他端
に接続され、降圧動作をすることを特徴とする。あるい
は、前記チョークコイルの他端が直流電源の一端に接続
され、前記整流ダイオードの他端が出力端子に接続さ
れ、前記第1のスイッチング素子の他端が前記直流電源
の他端に接続され、昇圧動作をすることを特徴とする。
【0017】また、本発明のDC−DCコンバータは、
前記第1のスイッチング素子および前記共振用コイルか
らなる直列回路に並列に接続された第3のダイオードを
備えたことを特徴とする。
【0018】また、本発明の電子装置は、上記のDC−
DCコンバータを用いたことを特徴とする。
【0019】このように構成することにより、本発明の
DC−DCコンバータにおいては、損失とノイズの低減
を図ることができる。
【0020】また、本発明の電子装置においては、消費
電力とノイズの低減を図ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1に、本発明のDC−DCコン
バータの一実施例の回路図を示す。図1において、図6
と同一もしくは同等の部分には同じ記号を付し、その説
明を省略する。
【0022】図1において、DC−DCコンバータ10
は、降圧型のDC−DCコンバータで、第1のスイッチ
ング素子であるMOSFETQ1の一端すなわちソース
は、共振用コイルL3を介して整流ダイオードD1およ
びチョークコイルL1の接続点に接続されている。ま
た、共振用コイルL3と整流ダイオードD1からなる直
列回路に並列に、コンデンサC7と第2のスイッチング
素子であるMOSFETQ3からなる直列回路が接続さ
れている。MOSFETQ3のドレイン・ソース間に
は、ダイオードD5とコンデンサC6がそれぞれ並列に
接続されている。ダイオードD5はMOSFETQ3の
ボディーダイオードで、コンデンサC6は同じくMOS
FETQ3の接合容量すなわち並列容量である。また、
MOSFETQ1と共振用コイルL3からなる直列回路
に並列にダイオードD6が接続されている。そして、出
力端子PoとMOSFETQ1およびQ3の制御端子で
あるゲートとの間には制御回路11が設けられている。
なお、コンデンサC7とMOSFETQ3の接続順は、
直列接続でさえあれば逆でも構わない。
【0023】このように構成されたDC−DCコンバー
タ10の動作について、図2を参照して説明する。図2
は、DC−DCコンバータ10の各部の電位および電流
の時間変化を示す波形図である。ここで、Vinは同じ
記号で表される直流電源VinからDC−DCコンバー
タ10に入力される定電圧の入力電圧である。また、v
aはMOSFETQ1のソースの電位、vbは整流ダイ
オードD1のカソードの電位、iaはMOSFETQ1
のドレイン側からソース側へ流れる電流、ibは共振用
コイルL3をチョークコイルL1の方に流れる電流、i
cはMOSFETQ3をドレイン側からソース側へ流れ
る電流、idは整流ダイオードD1をアノード側からカ
ソード側へ流れる電流である。なお、電流iaとicは
MOSFETQ1、Q3の接合容量であるコンデンサC
2、C6やボディーダイオードであるダイオードD2、
D5を介して流れる電流も含む。また、電流idは整流
ダイオードD1の接合容量であるコンデンサC3を介し
て流れる電流を含む。
【0024】なお、DC−DCコンバータ10において
は、チョークコイルL1としては、インダクタンス値が
例えば300μH程度の大きいものが用いられる。その
ため、チョークコイルL1は実質的にほぼ一定の電流I
outを流す定電流源として動作する。また、コンデン
サC7も、MOSFETQ3の接合容量であるコンデン
サC6に比べて十分大きい、例えば0.2μF程度の容
量値を有するため、実質的にほぼ一定の電圧Vxを発生
する定電圧源として動作する。以下の説明においては、
この2点を前提とする。また、各ダイオードの順方向電
圧に関してはほぼゼロであると仮定して説明する。
【0025】制御回路11は、MOSFETQ1とQ3
を、ともにオフする期間を挟んで交互にオンするように
PWM制御で駆動する。
【0026】まず、MOSFETQ1がオン状態にあ
り、MOSFETQ3がオフ状態にある場合を考える
と、直流電源Vinの発生する入力電圧Vinによっ
て、直流電源VinからMOSFETQ1、共振用コイ
ルL3、およびチョークコイルL1を介して出力端子P
oに電流ia、ibが流れている。その電流値はいずれ
もIoutである。MOSFETQ1のソースの電位v
aと整流ダイオードD1のカソードの電位vbはほぼ入
力電圧Vinになっている。コンデンサC7は、MOS
FETQ3側が正になるように電圧Vx(>0)で充電
されていて、出力電圧Vxの定電圧源として動作する。
そして、MOSFETQ1の接合容量であるコンデンサ
C2は放電されており、逆にMOSFETQ3の接合容
量であるコンデンサC6はコンデンサC7側が正になる
ように充電されている。また、整流ダイオードD1の接
合容量であるコンデンサC3も充電されている。そし
て、MOSFETQ3と整流ダイオードD1には電流が
流れていないので、ic、idはいずれもゼロである。
【0027】次に、時刻t1において、制御回路11に
よってMOSFETQ1がターンオフする。それでも共
振用コイルL3が慣性によって電流を流そうとするの
で、それによってコンデンサC2が充電され、逆にコン
デンサC6が放電される。コンデンサC2とC6は接合
容量で容量値が非常に小さいため、この充放電は時刻t
2までのわずかな時間で終了する。そのため、電流ia
は時刻t1から時刻t2までの間にIoutからゼロま
で急速に減少する。また、電流icは符号は負になるが
急速に増加する。コンデンサC6の放電が終わると、ダ
イオードD5が導通し、ダイオードD5を介して共振用
コイルL3に向かって電流icが流れはじめる。そのた
め、電位vaはVinから−Vxまで急速に低下する。
そして、これ以降は電流ibと電流icの関係は、ib
=−icとなる。
【0028】時刻t2でダイオードD5が導通すること
によってMOSFETQ3のドレインの電位はほぼゼロ
になるため、上記のようにMOSFETQ1のソースの
電位vaはコンデンサC7の電位差Vxの分だけグラン
ドより低い電位である−Vxになる。そして、MOSF
ETQ1のソースの電位vaが−Vxに低下することに
よって、共振用コイルL3をチョークコイルL1へ向か
って流れる電流ibが減少しはじめる。チョークコイル
L1を流れる電流Ioutは変化しないので、電流ib
の減少を補うためにコンデンサC3が放電され、整流ダ
イオードD1のカソードの電位vbが低下し、それによ
って時刻t3で整流ダイオードD1が導通する。整流ダ
イオードD1の導通によって、そのカソードの電位vb
の低下は終了し、ほぼ接地電位になる。これは、整流ダ
イオードD1が導通している間継続する。この時点で共
振用コイルL3の両端にはコンデンサC7の電位差Vx
と同じ電位差が、チョークコイルL1との接続点側が正
になるように印加されるため、これ以降、共振用コイル
L3をチョークコイルL1に向かって流れる電流ibは
直線的に減少する。そして、その分だけ整流ダイオード
D1からチョークコイルL1への転流電流である電流i
dは直線的に増加する。すなわち、時刻t3以降、共振
用コイルL3を流れる電流と整流ダイオードD1を流れ
る電流の和がチョークコイルL1を流れる電流になる。
また、電流ibや電流idの変化は、コンデンサC7の
電位差Vxと共振用コイルL3のインダクタンス値によ
って決まる傾きを有するようになる。
【0029】時刻t3を過ぎてから時刻t4でMOSF
ETQ3がターンオンする。このように、MOSFET
Q1のターンオフからMOSFETQ3のターンオンま
でには、ともにオフになるデッドタイムが存在すること
になる。MOSFETQ3がターンオンする時点ではダ
イオードD5の導通によってMOSFETQ3のドレイ
ン・ソース間の電位差はゼロになっているので、MOS
FETQ3のゼロ電圧スイッチングが行われる。これ以
降はダイオードD5を流れていた電流−icは、ダイオ
ードD5ではなくMOSFETQ3のソース・ドレイン
間を介して共振用コイルL3に向かって流れるようにな
るが、それ以外には回路動作に何の影響も与えない。な
お、MOSFETQ3のターンオンはダイオードD5が
導通しているときであればよいので、時刻t2と時刻t
3の間であっても構わない。
【0030】時刻t4でMOSFETQ3がターンオン
してからも、電位vaおよび電位vbは変わらないの
で、共振用コイルL3を通ってチョークコイルL1に流
れる電流ibは直線的に減少し、その分だけ整流ダイオ
ードD1からチョークコイルL1への転流電流idは直
線的に増加する。そして、時刻t5で共振用コイルL3
をチョークコイルL1に向かって流れる電流ibがゼロ
になると、それ以降は共振用コイルL3に流れる電流i
bの方向が逆転し、MOSFETQ3の方に向かって流
れるようになる。このとき電流icの方向も正に逆転す
るが、この時点ではMOSFETQ3がオン状態にある
ので何も問題なく方向転換する。整流ダイオードD1に
流れる電流idは、共振用コイルL3を流れる電流ib
がゼロになる時刻t5でチョークコイルL1を流れる電
流Ioutと一致し、それ以降はチョークコイルL1に
流れる電流Ioutと共振用コイルL3を逆方向に流れ
る電流−ibを合わせたものとなる。すなわち、この時
点においても共振用コイルL3を流れる電流と整流ダイ
オードD1を流れる電流の和がチョークコイルL1を流
れる電流になっている。共振用コイルL3を逆方向に流
れる電流−ibは、オン状態にあるMOSFETQ3の
ドレイン・ソース間を介して流れるため、電流icと電
流ibの関係はic=−ibとなる。
【0031】その後、時刻t6でMOSFETQ3がタ
ーンオフすると、共振用コイルL3とコンデンサC2お
よびC6との共振電流、すなわち共振用コイルL3を逆
方向に流れる電流−ibによって、それまで充電されて
いたコンデンサC2が放電され、逆にコンデンサC6が
充電される。そのため、MOSFETQ3のドレインの
電位は上昇し、それに伴って電位vaも急速に上昇す
る。コンデンサC2とC6は接合容量で容量値が非常に
小さいため、この充放電は時刻t7までのわずかな時間
で終了する。そして、時刻t6以降に電位vaが上昇す
ることによって、共振用コイルL3を逆方向に流れる電
流ibは直線的に減少し始める。そして、その分だけ整
流ダイオードD1を流れる電流idも直線的に減少し始
める。すなわち、この時点においても共振用コイルL3
を流れる電流と整流ダイオードD1を流れる電流の和が
チョークコイルL1を流れる電流になっている。
【0032】時刻t7でコンデンサC2の放電が終わる
とダイオードD2が導通し、共振用コイルL3を流れる
電流ibは電流iaとなってダイオードD2を介して直
流電源Vinに還流する。この時点で電位vaは入力電
圧Vinにほぼ一致する。また、電位vbはほぼ接地電
位のままである。なお、この時点では電流−iaは電流
−ibと一致しているので、電流−iaも直線的に減少
する。そして、電流ibや電流idの変化は、入力電圧
Vinと共振用コイルL3のインダクタンス値によって
決まる傾きを有するようになる。
【0033】時刻t7を過ぎてから時刻t8でMOSF
ETQ1がターンオンする。このように、MOSFET
Q3のターンオフからMOSFETQ1のターンオンま
でには、ともにオフになるデッドタイムが存在すること
になる。この時点ではダイオードD2の導通によってM
OSFETQ1のドレイン・ソース間の電位差はゼロな
ので、MOSFETQ1のゼロ電圧スイッチングが行わ
れる。
【0034】時刻t7以降、MOSFETQ1のソース
の電位vaが直流電源Vinの電圧Vinと同じになる
ため、共振用コイルL3の一端には入力電圧Vinと同
じ順方向の電圧が加わり、逆方向の電流−ibが直線的
に減少する。そして、時刻t9で共振用コイルL3の逆
方向の電流−ibがゼロになると、整流ダイオードD1
を流れる電流idはチョークコイルL1を流れる電流I
outに一致する。さらに、時刻t9を過ぎて共振用コ
イルL3に順方向の電流ibが流れるようになり直線的
に増加すると、その分だけ整流ダイオードD1を流れる
電流idが減少し、時刻t10において電流idがゼロ
になった時点で整流ダイオードD1はオフになる。こ
の、時刻t6から時刻t10までの期間においても、共
振用コイルL3を流れる電流と整流ダイオードD1を流
れる電流の和がチョークコイルL1を流れる電流になっ
ている。すなわち、時刻t3で整流ダイオードD1が導
通してから時刻t10でオフするまでの期間の全体で、
共振用コイルL3を流れる電流と整流ダイオードD1を
流れる電流の和がチョークコイルL1を流れるほぼ一定
の電流になっている。
【0035】時刻t10に整流ダイオードD1がオフに
なると、共振用コイルL3と整流ダイオードD1の接合
容量であるコンデンサC3で電圧共振が発生し、整流ダ
イオードD1のカソードに、入力電圧に共振電圧が重畳
した入力電圧の約2倍の電位vbが発生しようとする。
また、このときコンデンサC3の容量値はわずかである
ために発生する電圧の共振周波数が高く、不要ノイズの
発生源になる可能性がある。しかしながら、MOSFE
TQ3と共振用コイルL3との直列回路に並列に設けら
れたダイオードD6は、整流ダイオードD1のカソード
から直流電源Vinに向かって電流を流すように設けら
れているため、この電圧共振は時刻t11において電圧
vbが入力電圧Vinまで上昇した時点で終了する。な
お、整流ダイオードD1の耐圧が十分にあり、しかもノ
イズの影響を心配する必要がない場合には、ダイオード
D6は必ずしも設けられなくても構わないものである。
【0036】時刻t11において電圧共振が終了する
と、共振用コイルL3の両端の電位はいずれも入力電圧
Vinになる。そして、共振用コイルL3には、チョー
クコイルL1に流れる電流Ioutと、電圧共振期間に
共振用コイルL3に蓄えられたエネルギーをダイオード
D6を介して回生する電流を合わせた一定電流ibが流
れる。
【0037】この後は再び時刻t1に戻り、このサイク
ルが繰り返される。
【0038】ここまでの説明では、チョークコイルL1
を一定の電流が流れる定電流源であるとみなしていた
が、実際には三角形状のリップル電流が重畳していて、
時刻t11以降時刻t1に至るまでチョークコイルL1
を流れる電流が増加し、その分だけダイオードD6を流
れる電流が減少し、時刻t0においてダイオードD6を
流れる電流がゼロになり、時刻t0においてダイオード
D6がオフする。チョークコイルL1を流れる電流はそ
の後も時刻t1に至るまで増加するため、その分だけ共
振用コイルL3を流れる電流も増加する。そして、共振
用コイルL3と整流ダイオードD1の接合容量であるコ
ンデンサC3とで電圧共振が起こり、整流ダイオードD
1のカソードには入力電圧を下回るような共振電圧が発
生し、共振用コイルL3に流れる電流ibにも共振電流
が発生する(図2において破線で図示)可能性がある。
ただし、チョークコイルL1のインダクタンス値が大き
く、三角形状のリップル電流が小さい場合や、整流ダイ
オードD1の接合容量であるコンデンサC3の容量が大
きい場合には、時刻t0が時刻t1に一致するために、
このような共振電圧は発生しない。
【0039】このように、本発明のDC−DCコンバー
タ10においては、第1のスイッチング素子であるMO
SFETQ1と第2のスイッチング素子であるMOSF
ETQ3が、いずれもボディーダイオードが導通するこ
とによってドレイン・ソース間の電位差がなくなってい
る時にターンオンする。そのため、スイッチング素子の
ゼロ電圧スイッチングが実現され、スイッチング損失が
ほとんど発生しない。
【0040】また、第1のスイッチング素子であるMO
SFETQ1と第2のスイッチング素子であるMOSF
ETQ3が交互にオン状態になり、しかも同時にオン状
態になる瞬間がないように適切なデッドタイムが設けら
れている。この期間における、MOSFETQ1とQ3
のターンオン時およびターンオフ時に、ボディーダイオ
ードであるダイオードD2、D5が導通するまで各スイ
ッチング素子の端子間の接合容量、この実施例の場合に
はドレイン・ソース間の接合容量であるコンデンサC
2、C6が、共振用コイルL3を流れる電流ibによっ
て充放電される。そのため、接合容量の充電電荷が短絡
によって瞬間的に放電されるということがなく、ノイズ
の発生が抑えられる。
【0041】また、時刻t3から時刻t10の間で、整
流ダイオードD1を流れる電流idは、共振用コイルL
3を流れる電流ibの変化に伴って連続的に変化するた
めに急激な変化をしない。そのため、ノイズの発生が抑
えられる。
【0042】また、時刻t10から時刻t11の間で、
共振用コイルL3と整流ダイオードD1の接合容量との
電圧共振によって整流ダイオードD1のカソード電圧が
上昇するため、整流ダイオードD1のターンオフ時にカ
ソードに入力電圧が急激に印加されることがない。その
ため、カソードに入力電圧が急激に印加される際の逆回
復時間に整流ダイオードD1に流れるリカバリ電流がな
く、ノイズと損失の発生が抑えられる。
【0043】そして、2つのスイッチング素子であるM
OSFETQ1、Q3および整流ダイオードD1の接合
容量であるコンデンサC2、C6、C3の容量値はわず
かであるため、共振用コイルL3との間で構成される共
振回路の共振周波数は高くなる。すなわち、共振の周期
が短い。従来例の課題で示したように、共振回路の共振
周波数が低くて周期が長いと、ゼロ電圧スイッチングが
可能になる条件が整うまでに時間がかかり、スイッチン
グのデューティーを極端に大きくしたり小さくしたりす
るPWM制御ができなくなる可能性があるが、共振の周
期が短いとこのような問題は生じず、広範囲な入力電圧
変化や負荷変動による出力電圧変化に追随するPWM制
御が可能になる。
【0044】さらに、第1のスイッチング素子であるM
OSFETQ1に、特許第3055121号公報のスイ
ッチング素子の場合のような正弦波状の共振電流が重畳
して流れることがないため、必要以上に電流容量の大き
なスイッチング素子を用いる必要がなく、DC−DCコ
ンバータの大型化と価格上昇を抑制することができる。
【0045】図3に、本発明のDC−DCコンバータの
別の実施例の回路図を示す。図3において、図7と同一
もしくは同等の部分には同じ記号を付し、その説明を省
略する。
【0046】図3において、DC−DCコンバータ20
は、昇圧型のDC−DCコンバータで、第1のスイッチ
ング素子であるMOSFETQ2の一端すなわちドレイ
ンは、共振用コイルL4を介して整流ダイオードD3お
よびチョークコイルL2の接続点に接続されている。ま
た、共振用コイルL4と整流ダイオードD3からなる直
列回路に並列に、コンデンサC9と第2のスイッチング
素子であるMOSFETQ4からなる直列回路が接続さ
れている。MOSFETQ4のドレイン・ソース間に
は、ダイオードD7とコンデンサC8がそれぞれ並列に
接続されている。ダイオードD7はMOSFETQ4の
ボディーダイオードで、コンデンサC8は同じくMOS
FETQ4の接合容量すなわち並列容量である。また、
共振用コイルL4とMOSFETQ2からなる直列回路
に並列にダイオードD8が接続されている。そして、出
力端子PoとMOSFETQ2およびQ4の制御端子で
あるゲートとの間には制御回路11が設けられている。
なお、コンデンサC9とMOSFETQ4の接続順は、
直列接続でさえあれば逆でも構わない。
【0047】このように構成されたDC−DCコンバー
タ20の動作について、図4を参照して説明する。図4
は、DC−DCコンバータ20の各部の電位および電流
の時間変化を示す波形図である。ここで、Vinは同じ
記号で表される直流電源VinからDC−DCコンバー
タ20に入力される定電圧の入力電圧である。また、v
cはMOSFETQ2のドレインの電位、vdは整流ダ
イオードD3のアノードの電位、ieはMOSFETQ
2のドレイン側からソース側へ流れる電流、ifは共振
用コイルL4をMOSFETQ2の方に流れる電流、i
gはMOSFETQ4をドレイン側からソース側へ流れ
る電流、ihは整流ダイオードD3をアノード側からカ
ソード側へ流れる電流である。なお、電流ieとigは
MOSFETQ2、Q4の接合容量であるコンデンサC
4、C8やボディーダイオードであるダイオードD4、
D7を介して流れる電流も含む。また、電流ihは整流
ダイオードD3の接合容量であるコンデンサC5を介し
て流れる電流を含む。
【0048】なお、DC−DCコンバータ20において
は、チョークコイルL2としては、インダクタンス値が
例えば300μH程度の大きいものが用いられる。その
ため、チョークコイルL2は実質的にほぼ一定の電流I
inを流す定電流源として動作する。DC−DCコンバ
ータ20のような昇圧チョッパ回路の場合には、チョー
クコイルL2の電流変化によってエネルギーを蓄えて出
力電力を得るため、実際には概略定電流ではあるが完全
に一定ではなく、電流Iinに対応する電流の流れる電
流ieや電流ifには、図4に示すように必ず傾きが発
生するが、ここでは定電流であるとみなす。また、コン
デンサC9も、MOSFETQ4の接合容量であるコン
デンサC8に比べて十分大きい、例えば0.2μF程度
の容量値を有するため、実質的にほぼ一定の電圧Vyを
発生する定電圧源として動作する。以下の説明において
は、この2点を前提とする。また、各ダイオードの順方
向電圧に関してはほぼゼロであると仮定して説明する。
【0049】制御回路11は、MOSFETQ2とQ4
を、ともにオフする期間を挟んで交互にオンするように
PWM制御で駆動する。
【0050】まず、MOSFETQ2がオン状態にあ
り、MOSFETQ4がオフ状態にある場合を考える
と、直流電源Vinの発生する入力電圧Vinによっ
て、直流電源VinからチョークコイルL2、共振用コ
イルL4、およびMOSFETQ2を介して電流ie、
ifが流れている。その電流値はいずれもIinであ
る。MOSFETQ2のドレインの電位vcと整流ダイ
オードD3のアノードの電位vdはほぼ接地電位になっ
ている。コンデンサC9はMOSFETQ4側が負にな
るように電圧Vy(>0)で充電されていて、出力電圧
Vyの定電圧源として動作する。そして、MOSFET
Q2の接合容量であるコンデンサC4は放電されてお
り、逆にMOSFETQ4の接合容量であるコンデンサ
C8はコンデンサC9側が負になるように充電されてい
る。また、整流ダイオードD3の接合容量であるコンデ
ンサC5もチョークコイルL2側が負になるように充電
されている。なお、MOSFETQ4と整流ダイオード
D3には電流が流れていないので、ig、ihはいずれ
もゼロである。
【0051】次に、時刻t1において、制御回路11に
よってMOSFETQ2がターンオフする。それでも共
振用コイルL4が慣性によって電流を流そうとするの
で、それによってコンデンサC4が充電され、逆にコン
デンサC8が放電される。コンデンサC4とC8は接合
容量で容量値が非常に小さいため、この充放電は時刻t
2までのわずかな時間で終了する。そのため、電流ie
は時刻t1から時刻t2までの間にIinからゼロまで
急速に減少する。また、電流igは符号は負になるが急
速に増加する。コンデンサC8の放電が終わると、ダイ
オードD7が導通し、共振用コイルL4からダイオード
D7を通って電流igが流れはじめる。そのため、電位
vcは接地電位からVout+Vyまで急速に上昇す
る。そして、これ以降は電流ifと電流igの関係はi
f=−igとなる。
【0052】時刻t2でダイオードD7が導通すること
によってMOSFETQ4のソース電位はほぼ出力電圧
Voutになるため、上記のようにMOSFETQ2の
ドレインの電位vcはコンデンサC9の電位差Vyの分
だけ出力電圧Voutより高い電位であるVout+V
yになる。そして、MOSFETQ2のドレインの電位
vcがVout+Vyに上昇することによって、共振用
コイルL4を流れる電流ifが減少しはじめる。チョー
クコイルL2を流れる電流Iinは変わらないので、電
流ifの減少分によって電流ihが流れ初めてコンデン
サC5が放電され、整流ダイオードD3のアノードの電
位vdが上昇し、それによって時刻t3で整流ダイオー
ドD3が導通する。整流ダイオードD3の導通によっ
て、そのアノード電位vdの上昇は終了し、ほぼ出力電
圧Voutになる。これは、整流ダイオードD3が導通
している間継続する。この時点で共振用コイルL4の両
端にはコンデンサC7の電位差Vyと同じ電位差が、M
OSFETQ2との接続点側が正になるように印加され
るため、これ以降、チョークコイルL2を流れる定電流
Iinのうち、共振用コイルL4の方に流れる電流if
は直線的に減少する。そして、その分だけ整流ダイオー
ドD3の方に流れる電流ihは直線的に増加する。すな
わち、時刻t3以降、共振用コイルL4を流れる電流と
整流ダイオードD3を流れる電流の和がチョークコイル
L2を流れる電流になる。また、電流if、電流ihの
変化は、コンデンサC9の充電電圧Vyと共振用コイル
L4のインダクタンス値で決まる傾きを有するようにな
る。
【0053】時刻t3を過ぎてから時刻t4でMOSF
ETQ4がターンオンする。このように、MOSFET
Q2のターンオフからMOSFETQ4のターンオンま
でには、ともにオフになるデッドタイムが存在すること
になる。MOSFETQ4がターンオンする時点ではダ
イオードD7の導通によってMOSFETQ4のドレイ
ン・ソース間の電位差はゼロになっているので、MOS
FETQ4のゼロ電圧スイッチングが行われる。これ以
降は共振用コイルL4を流れる電流ifはダイオードD
7ではなくMOSFETQ4のソース・ドレイン間を介
して負の電流−igとして流れるようになるが、それ以
外には回路動作に何の影響も与えない。なお、MOSF
ETQ4のターンオンはダイオードD7が導通している
ときであればよいので、時刻t2と時刻t3の間であっ
ても構わない。
【0054】時刻t4でMOSFETQ4がターンオン
してからも、電位vcおよび電位vdは変わらないの
で、チョークコイルL2を流れる定電流Iinのうち共
振用コイルL4の方に流れる電流ifは直線的に減少
し、その分だけ整流ダイオードD3の方に流れる電流i
hは直線的に増加する。そして、時刻t5で共振用コイ
ルL4からMOSFETQ4に向かって流れる電流if
がゼロになると、それ以降は共振用コイルL4に流れる
電流ifの方向が逆転し、整流ダイオードD3の方に向
かって流れるようになる。このとき電流igの方向も正
に逆転するが、この時点ではMOSFETQ4がオン状
態にあるので何も問題なく方向転換する。整流ダイオー
ドD3に流れる電流ihは、共振用コイルL4を流れる
電流ifがゼロになる時刻t5でチョークコイルL2を
流れる電流Iinと一致し、それ以降はチョークコイル
L2に流れる電流Iinと共振用コイルL4を逆方向に
流れる電流ifを合わせたものとなる。すなわち、この
時点においても共振用コイルL4を流れる電流と整流ダ
イオードD3を流れる電流の和がチョークコイルL2を
流れる電流になっている。共振用コイルL4を逆方向に
流れる電流−ifは、オン状態にあるMOSFETQ4
のドレイン・ソース間を介して流れてきたものであるた
め、電流igと電流ifの関係はig=−ifとなる。
【0055】その後、時刻t6でMOSFETQ4がタ
ーンオフすると、共振用コイルL4とコンデンサC4お
よびC8との共振電流、すなわち共振用コイルL4を逆
方向に流れる電流−ifによって、それまで充電されて
いたコンデンサC4が放電され、逆にコンデンサC8が
充電される。そのため、MOSFETQ4のソースの電
位は低下し、それに伴って電位vcも急速に低下する。
コンデンサC4とC8は接合容量で容量値が非常に小さ
いため、この充放電は時刻t7までのわずかな時間で終
了する。そして、時刻t6以降に電位vcが低下するこ
とによって、共振用コイルL4を逆方向に流れる電流−
ifは直線的に減少し始める。そして、その分だけ整流
ダイオードD3を流れる電流ihも直線的に減少し始め
る。すなわち、この時点においても共振用コイルL4を
流れる電流と整流ダイオードD3を流れる電流の和がチ
ョークコイルL3を流れる電流になっている。
【0056】時刻t7でコンデンサC4の放電が終わる
とダイオードD4が導通し、ダイオードD4を介して流
れる電流−ieが共振用コイルL4を流れる電流−if
となる。この時点で電位vcはほぼ接地電位になる。ま
た、電位vdは出力電圧Voutのままである。なお、
この時点では電流−ieは電流−ifと一致しているの
で、電流−ieも直線的に減少する。そして、電流i
f、電流ihの変化は、出力電圧Voutと共振用コイ
ルL4のインダクタンス値とで決まる傾きを有するよう
になる。
【0057】時刻t7を過ぎてから時刻t8でMOSF
ETQ2がターンオンする。このように、MOSFET
Q4のターンオフからMOSFETQ2のターンオンま
でには、ともにオフになるデッドタイムが存在すること
になる。この時点ではダイオードD4の導通によってM
OSFETQ2のドレイン・ソース間の電位差はゼロな
ので、MOSFETQ2のゼロ電圧スイッチングが行わ
れる。
【0058】時刻t7以降、MOSFETQ2のドレイ
ンの電位vcがほぼ接地電位になるため、共振用コイル
L4の一端には出力電圧Voutと同じ順方向の電圧が
加わり、逆方向の電流−ifが直線的に減少する。そし
て、時刻t9で共振用コイルL4の逆方向の電流−if
がゼロになると、整流ダイオードD3を流れる電流ih
はチョークコイルL2を流れる電流Iinに一致する。
さらに、時刻t9を過ぎて共振用コイルL4に順方向の
電流ifが流れるようになり直線的に増加すると、その
分だけ整流ダイオードD3を流れる電流ihが減少し、
時刻t10において電流ihがゼロになった時点で整流
ダイオードD3はオフになる。この、時刻t6から時刻
t10までの期間においても、共振用コイルL4を流れ
る電流と整流ダイオードD3を流れる電流の和がチョー
クコイルL2を流れる電流になっている。すなわち、時
刻t3で整流ダイオードD3が導通してから時刻t10
でオフするまでの期間の全体で、共振用コイルL4を流
れる電流と整流ダイオードD3を流れる電流の和がチョ
ークコイルL4を流れるほぼ一定の電流になっている。
【0059】時刻t10に整流ダイオードD3がオフに
なると、共振用コイルL4と整流ダイオードD3の接合
容量であるコンデンサC5で電圧共振が発生し、整流ダ
イオードD3のアノードに、接地電位に共振電圧が重畳
した負の電位vdが発生しようとする。また、このとき
コンデンサC5の容量値はわずかであるために発生する
電圧の共振周波数が高く、不要ノイズの発生源になる可
能性がある。しかしながら、MOSFETQ2と共振用
コイルL4との直列回路に並列に設けられたダイオード
D8は、接地から整流ダイオードD3のアノードに向か
って電流を流すような方向で設けられているため、この
電圧共振は時刻t11において接地電位まで低下した時
点で終了する。なお、整流ダイオードD3の耐圧が十分
にあり、しかもノイズの影響を心配する必要がない場合
には、ダイオードD8は必ずしも設けられなくても構わ
ないものである。
【0060】時刻t11において電圧共振が終了する
と、共振用コイルL4の両端の電位はいずれも接地電位
になる。そして、共振用コイルL4には、チョークコイ
ルL2に流れる電流Iinと、時刻t10から時刻t1
1の電圧共振期間に共振用コイルL4に蓄えられたエネ
ルギーをダイオードD8を介して回生する電流を合わせ
た一定電流ifが流れる。
【0061】この後は再び時刻t1に戻り、このサイク
ルが繰り返される。
【0062】ここまでの説明では、チョークコイルL2
を一定の電流が流れる定電流源であるとみなしていた
が、実際には三角形状のリップル電流が重畳していて、
チョークコイルL2を流れる電流は時刻t10から時刻
t1まで増加し、時刻t1から時刻t10まで減少す
る。ただ、時刻t10以降もダイオードD8を流れる電
流が存在するために電流ifは増加する。そして、ダイ
オードD8を流れる電流が減少し、その分だけ時刻t1
1以降共振用コイルL4を流れる電流が減少し、時刻t
0においてダイオードD8を流れる電流がゼロになり、
ダイオードD8がオフする。この時点で共振用コイルL
4に流れる電流はチョークコイルL2に流れる電流と一
致する。チョークコイルL2を流れる電流はその後は時
刻t1に至るまで増加するため、その分だけ共振用コイ
ルL4を流れる電流も増加する。
【0063】このように、本発明のDC−DCコンバー
タ20においては、第1のスイッチング素子であるMO
SFETQ2と第2のスイッチング素子であるMOSF
ETQ4が、いずれもボディーダイオードが導通するこ
とによってドレイン・ソース間の電位差がなくなってい
る時にターンオンする。そのため、スイッチング素子の
ゼロ電圧スイッチングが実現され、スイッチング損失が
ほとんど発生しない。
【0064】また、第1のスイッチング素子であるMO
SFETQ2と第2のスイッチング素子であるMOSF
ETQ4が交互にオン状態になり、しかも同時にオン状
態になる瞬間がないように適切なデッドタイムが設けら
れている。この期間における、MOSFETQ2とQ4
のターンオン時およびターンオフ時に、ボディーダイオ
ードであるダイオードD4、D7が導通するまで各スイ
ッチング素子の端子間の接合容量、この実施例の場合に
はドレイン・ソース間の接合容量であるコンデンサC
4、C8が、共振用コイルL4を流れる電流ifによっ
て充放電される。そのため、接合容量の充電電荷が短絡
によって瞬間的に放電されるということがなく、ノイズ
の発生が抑えられる。
【0065】また、時刻t3から時刻t10の間で、整
流ダイオードD3を流れる電流ihは、共振用コイルL
4を流れる電流ifの変化に伴って連続的に変化するた
めに急激な変化をしない。そのため、ノイズの発生が抑
えられる。
【0066】また、時刻t10から時刻t11の間で、
共振用コイルL4と整流ダイオードD2の接合容量との
電圧共振によって整流ダイオードD3のアノード電圧が
低下するため、整流ダイオードD3のターンオフ時にア
ノードに接地電位が急激に印加されることがない。その
ため、アノードに接地電位が急激に印加される際の逆回
復時間に整流ダイオードD3に流れるリカバリ電流がな
く、ノイズと損失の発生が抑えられる。
【0067】そして、2つのスイッチング素子であるM
OSFETQ2、Q4および整流ダイオードD3の接合
容量であるコンデンサC4、C8、C5の容量値はわず
かであるため、共振用コイルL4との間で構成される共
振回路の共振周波数は高くなる。すなわち、共振の周期
が短い。そのため、DC−DCコンバータ10の場合と
同様に、広範囲な入力電圧変化や負荷変動による出力電
圧変化に追随するPWM制御が可能になる。
【0068】さらに、これもDC−DCコンバータ10
の場合と同様に、第1のスイッチング素子であるMOS
FETQ2に正弦波状の共振電流が重畳して流れること
がないため、必要以上に電流容量の大きなスイッチング
素子を用いる必要がなく、DC−DCコンバータの大型
化と価格上昇を抑制することができる。
【0069】なお、上記の各実施例においては、正電源
の降圧および昇圧用のDC−DCコンバータについて示
したが、負電源の降圧および昇圧用のDC−DCコンバ
ータであっても同様に構成することができ、正電源の場
合と同様の作用効果を奏するものである。
【0070】また、上記の各実施例においては、スイッ
チング素子としてボディーダイオードが内蔵されるMO
SFETを用いていたが、ボディーダイオードの内蔵さ
れないバイポーラトランジスタや3端子サイリスタなど
を用い、これに並列に、MOSFETのボディダイオー
ドと同じ向きでダイオードを外付け接続したものでも構
わないもので、MOSFETの場合と同様の作用効果を
奏するものである。
【0071】また、第1、第2のスイッチング素子、お
よび整流ダイオードが並列容量として接合容量を有する
ものとしたが、例えば共振用コイルとの間の共振の条件
を最適なものにできない場合には、さらに外付けのコン
デンサを並列に接続しても構わないものである。
【0072】図5に、本発明の電子装置の一実施例の斜
視図を示す。図5において、電子装置の1つであるプリ
ンタ30は電源回路として本発明のDC−DCコンバー
タ10を使用している。
【0073】プリンタ30においては、本発明のDC−
DCコンバータ10を用いることによって消費電力とノ
イズの低減を図ることができる。
【0074】なお、図5に示したプリンタ30において
は図1に示したDC−DCコンバータ10を用いたが、
図3に示したDC−DCコンバータ20を用いても構わ
ないもので、同様の作用効果を奏するものである。
【0075】また、本発明の電子装置はプリンタに限ら
れるものではなく、ノートパソコンや携帯情報機器な
ど、DC−DCコンバータの必要なあらゆる電子装置を
含むものである。
【0076】
【発明の効果】本発明のDC−DCコンバータによれ
ば、一端同士が接続された整流ダイオードおよびチョー
クコイルと、一端が共振用コイルを介して整流ダイオー
ドおよびチョークコイルの接続点に接続された第1のス
イッチング素子と、第1のスイッチング素子に並列に接
続された第1のダイオードと、共振用コイルおよび整流
ダイオードからなる直列回路に並列に接続されたコンデ
ンサおよび第2のスイッチング素子からなる直列回路
と、第2のスイッチング素子に並列に接続された第2の
ダイオードとを備えることによって、第1のスイッチン
グ素子、第2のスイッチング素子および整流ダイオード
がそれぞれ端子間に有する並列容量と共振用コイルとの
共振によってゼロ電圧スイッチングが実現でき、損失と
ノイズの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のDC−DCコンバータの一実施例を示
す回路図である。
【図2】図1のDC−DCコンバータにおける各点の信
号波形を示す波形図である。
【図3】本発明のDC−DCコンバータの別の実施例を
示す回路図である。
【図4】図3のDC−DCコンバータにおける各点の信
号波形を示す波形図である。
【図5】本発明の電子装置の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図6】従来のDC−DCコンバータを示す回路図であ
る。
【図7】従来の別のDC−DCコンバータを示す回路図
である。
【符号の説明】
10、20…DC−DCコンバータ 11…制御回路 Vin…直流電源 Q1、Q2…MOSFET(第1のスイッチング素子) Q3、Q4…MOSFET(第2のスイッチング素子) L1、L2…チョークコイル L3、L4…共振用コイル D1、D3…整流ダイオード C7、C9…コンデンサ C1…平滑コンデンサ D2、D4、D5、D7…MOSFETのボディーダイ
オード C2、C4、C6、C8…MOSFETのドレイン・ソ
ース間接合容量 C3、C5…整流ダイオードのアノード・カソード間接
合容量 D6、D8…ダイオード 30…プリンタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端同士が接続された整流ダイオードお
    よびチョークコイルと、一端が共振用コイルを介して前
    記整流ダイオードおよびチョークコイルの接続点に接続
    された第1のスイッチング素子と、該第1のスイッチン
    グ素子に並列に接続された第1のダイオードと、前記共
    振用コイルおよび前記整流ダイオードからなる直列回路
    に並列に接続されたコンデンサおよび第2のスイッチン
    グ素子からなる直列回路と、前記第2のスイッチング素
    子に並列に接続された第2のダイオードとを備え、さら
    に前記第1のスイッチング素子、前記第2のスイッチン
    グ素子および前記整流ダイオードがそれぞれ端子間に並
    列容量を備えることを特徴とするDC−DCコンバー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記第1のスイッチング素子と前記第2
    のスイッチング素子は、ともにオフする期間を挟んで交
    互にオン駆動されることを特徴とする、請求項1に記載
    のDC−DCコンバータ。
  3. 【請求項3】 前記整流ダイオードの導通期間におい
    て、前記整流ダイオードを流れる電流と前記共振用コイ
    ルを流れる電流の和が前記チョークコイルに流れること
    を特徴とする、請求項1または2に記載のDC−DCコ
    ンバータ。
  4. 【請求項4】 前記第1のスイッチング素子の他端が直
    流電源の一端に接続され、前記チョークコイルの他端が
    出力端子に接続され、前記整流ダイオードの他端が前記
    直流電源の他端に接続され、降圧動作をすることを特徴
    とする、請求項1ないし3のいずれかに記載のDC−D
    Cコンバータ。
  5. 【請求項5】 前記チョークコイルの他端が直流電源の
    一端に接続され、前記整流ダイオードの他端が出力端子
    に接続され、前記第1のスイッチング素子の他端が前記
    直流電源の他端に接続され、昇圧動作をすることを特徴
    とする、請求項1ないし3のいずれかに記載のDC−D
    Cコンバータ。
  6. 【請求項6】 前記第1のスイッチング素子および前記
    共振用コイルからなる直列回路に並列に接続された第3
    のダイオードを備えたことを特徴とする、請求項1ない
    し5のいずれかに記載のDC−DCコンバータ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載のD
    C−DCコンバータを用いたことを特徴とする電子装
    置。
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