JP2003185746A - トロール操業方法およびこれに用いる魚群動態監視装置 - Google Patents

トロール操業方法およびこれに用いる魚群動態監視装置

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JP2003185746A
JP2003185746A JP2001389595A JP2001389595A JP2003185746A JP 2003185746 A JP2003185746 A JP 2003185746A JP 2001389595 A JP2001389595 A JP 2001389595A JP 2001389595 A JP2001389595 A JP 2001389595A JP 2003185746 A JP2003185746 A JP 2003185746A
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fish
fishing
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Shigeru Fuwa
茂 不破
Kenichi Koyama
謙一 小山
Hiromi Kinoshita
弘実 木下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トロール操業時に発見魚群と自船のトロール
漁具との相対位置を自船を中心として一つのモニタ上に
表示しながら曳航を行うことによって、適正かつ効率的
な操業を行うことのできるトロール操業方法およびこれ
に用いる魚群動態監視装置を提供すること。 【解決手段】 漁船2から海中へ投入されたトロール漁
具4を前記漁船2によって曳航しつつ前記トロール漁具
4内に発見魚群を漁獲するトロール操業方法において、
少なくとも前記発見魚群と前記漁船2のトロール漁具4
との相対位置を一つの画面47で確認しつつ前記漁具4
の網口7aを前記発見魚群の位置へ導くこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トロール操業方法およ
びこれに用いる魚群動態監視装置に係り、特に、漁船か
ら海中へ投入されたトロール漁具を前記漁船によって曳
航しつつ前記トロール漁具のトロール網内に発見魚群を
漁獲するのに好適なトロール操業方法およびこれに用い
る魚群動態監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、海中の漁獲物を漁獲する漁法
の一つとして、トロール網(底引き網)と称される開口
の形成された袋状の網を海中に投入し、この網をその開
口側を前面にして漁船によって曳航することにより、前
記開口を通して漁獲物をトロール網内に漁獲するトロー
ル漁法が採用されていた。
【0003】また、従来から、このようなトロール漁法
においては、トロール網を適正に拡開させて漁獲を効率
的に行う観点から、いわゆるオッターボードと称される
拡網体が用いられる場合がある。
【0004】図8に示すように、拡網体1は、漁船2か
ら繰り出された紐状の一対のワープ3にそれぞれ連結さ
れてトロール漁具4の一部を構成している。各拡網体1
の曳航方向後流側には、オッターペイネント6等を介し
てトロール網7が連結されている。
【0005】このようなトロール漁具4を用いて操業を
行う場合、漁船2によって前記ワープ3を介してトロー
ル網7を曳航する際に、両拡網体1が水圧を受けて互い
に離間する方向へ移動するため、後流側に連結されたト
ロール網7の網口7aを拡開することができるようにな
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
トロール操業を行う場合においては、トロール漁具4の
位置や、漁獲対象となる魚群の発見位置等を適正に把握
し、トロール網7の網口7aを当該魚群の位置まで適正
に移動させることが必要とされる。
【0007】魚群の位置やトロール網7の位置等を把握
するためには、いわゆる魚探と称される探知機等が知ら
れているが、これらの魚群の情報を一箇所に集約して適
正かつ効率的な操業を行う漁法については未だに明確な
開示はなされていない。
【0008】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
もので、トロール操業時に発見魚群と自船のトロール漁
具との相対位置を自船を中心として一つのモニタ上に表
示しながら曳航を行うことによって、適正かつ効率的な
操業を行うことのできるトロール操業方法およびこれに
用いる魚群動態監視装置を提供することを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の請求項1に係るトロール操業方法は、漁船から
海中へ投入されたトロール漁具を前記漁船によって曳航
しつつ前記トロール漁具内に発見魚群を漁獲するトロー
ル操業方法において、少なくとも前記発見魚群と前記漁
船のトロール漁具との相対位置を一つの画面で確認しつ
つ前記漁具の網口を前記発見魚群の位置へ導くことを特
徴としている。
【0010】そして、このような方法を採用したことに
より、発見魚群とトロール漁具との相対位置を示す情報
を一つの画面上に集約させることができ、この画面を見
ながら曳航を行うことができるため、適正かつ安定的な
トロール操業を行うことができる。
【0011】請求項2に係るトロール操業方法は、請求
項1において、漁船自身の位置を把握しつつ曳航を行う
ことを特徴としている。
【0012】そして、このような方法を採用したことに
より、漁船自体の安全を確保しつつ曳航を行うことがで
きるため、より安定的な操業を行うことができる。
【0013】請求項3に係る魚群動態監視装置は、漁船
から海中へ投入されたトロール漁具を前記漁船によって
曳航しつつ前記トロール漁具内に発見魚群を漁獲するト
ロール操業方法に用いる魚群動態監視装置において、少
なくとも前記発見魚群と前記漁船のトロール漁具との相
対位置を一つの画面上に表示可能とされなることを特徴
としている。
【0014】そして、このような構成を採用したことに
より、曳航中に魚群動態監視モニタを見ながらトロール
漁具の網口を発見魚群に導くことができるため、適正か
つ安定的なトロール操業を行うことができる。
【0015】請求項4に係る魚群動態監視装置は、請求
項3において、漁船に対するトロール網の相対位置を示
す相対網位置データおよび前記漁船に対する魚群の相対
位置を示す相対位置データを出力可能とされたスキャニ
ングソナーと、魚群のマーカデータ、魚量データおよび
魚群の発見位置の水深データを出力可能とされた計量魚
群探知機と、トロール漁具に配設された一対の拡網体の
間隔に関するデータと、トロール網のヘッドロープ水
深、網口幅および網口高さに関するデータとを出力可能
とされたトロールソナーと、トロールウインチのワープ
長さおよびワープ張力に関するデータを出力可能とされ
たトロールウインチ制御装置と、前記各機器から出力さ
れた各情報データに基づいて少なくとも自船を中心とし
た前記発見魚群と前記漁船のトロール漁具との相対位置
の情報を一の動態監視モニタ上に表示させる動態監視制
御部とを有することを特徴としている。
【0016】そして、このような構成を採用したことに
より、さらに簡易かつ適正に魚群とトロール漁具との相
対位置を検出することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るトロール操業
方法およびこれに用いる魚群動態監視装置の実施形態に
ついて図1乃至図7を参照して説明する。なお、従来と
基本的構成の同一若しくはこれに類する箇所について
は、同一の符号を用いて説明する。
【0018】図1は、本発明に係る魚群動態監視装置1
0の実施形態を示したものであり、この魚群動態監視装
置10は、漁船2に対するトロール漁具4の相対位置を
示す相対網位置データと、漁船2に対する魚群の相対位
置を示す相対位置データとを出力可能とされたスキャニ
ングソナー11を有している。
【0019】このスキャニングソナー11は、網位置検
出用トランスボンダ13を有しており、この網位置検出
用トランスボンダ13は、トロール漁具4の位置を知ら
せる超音波等の検出波を漁船2側へ送波するようになっ
ている。この網位置検出用トランスボンダ13は、例え
ばトロール漁具4のトロール網7の近傍に配設するよう
にしてもよい。
【0020】前記スキャニングソナー11は、漁船2の
船底側に昇降装置14を有しており、この昇降装置14
には、前記網位置検出用トランスボンダ13との間に超
音波等の検出波の送受波を行うスキャニング用送受波器
15を有している。
【0021】従って、前記昇降装置14を介して網位置
検出用トランスボンダ13から送波された検出波を受波
することができるため、トロール漁具4の位置を検出す
ることができるようになっている。
【0022】また、前記スキャニング用送受波器15
は、魚群に対して送信して反射された超音波等の検出波
を受波するようになっている。
【0023】前記昇降装置14には、この昇降装置14
が受波した前記網位置検出用トランスボンダ13からの
検出波および魚群からの検出波を電気信号に変換して受
信するための受信器17と、この受信器17が受信した
信号を送信するための送信器18とが接続されている。
【0024】さらに、前記スキャニングソナー11は、
漁船2の中央監視室19内に演算器20を有しており、
この演算器20は、前記送信器18から送信された前記
船位置検出用トランスボンダ13の信号を受信するとと
もに、この信号に基づいてトロール漁具4の漁船2に対
する相対位置を演算するようになっている。そして、前
記演算器20は、この演算結果を相対網位置データとし
て出力するようになっている。さらにまた、前記演算器
20は、前記送信器18から送信された前記魚群からの
信号を受信するとともに、この信号に基づいて漁船2に
対する魚群の相対位置を演算するようになっている。そ
して、前記演算器20は、この演算結果を相対位置デー
タとして出力するようになっている。
【0025】前記演算器20にはスキャニング側モニタ
21が接続されており、このスキャニング側モニタ21
は、前記演算器20によって出力された相対網位置デー
タおよび相対位置データを入力するとともに、このデー
タに基づくトロール漁網4の相対位置および魚群の相対
位置の情報を、例えば画像や文字を用いて画面表示する
ようになっている。さらに、前記演算器20には、この
演算器20を操作するための操作用リモコン22が接続
されている。前記トロール漁具4の相対位置の情報およ
び前記魚群の相対位置の情報は、副監視室24内に配設
されたスキャニング側副モニタ25にも表示されるよう
になっている。
【0026】本実施形態における魚群動態監視装置10
は、発見魚群のマーカデータ、魚群の量を密度分布等に
基づいて検出する魚量データおよび当該魚群の発見位置
の水深データを出力可能とされた計量魚群探知機27を
有している。
【0027】この計量魚群探知機27は、船底側に、魚
量検出用送受波器28を有しており、この魚量検出用送
受波器28は、魚群に対して送波して反射された超音波
等の検出波を受波するようになっている。また、前記計
量魚群探知機27は、船底側に、水深検出用送受波器2
9を有しており、この水深検出用送受波器29も、魚群
に対して送波して反射された超音波等の検出波を受波す
るようになっている。
【0028】前記魚量検出用送受波器28および前記水
深検出用送受波器29によって受波された両検出波は、
電気信号に変換されるようになっている。
【0029】そして、前記計量魚群探知機27は、中央
監視室19内に、中央処理装置30を有しており、この
中央処理装置30は、前記魚量検出用送受波器28およ
び前記水深検出用送受波器29の信号に基づいて発見魚
群の魚量データおよび魚群の発見位置の水深データを出
力するようになっている。前記中央処理装置30には、
計量側モニタ32が接続されており、この計量側モニタ
32は、前記魚量データおよび水深データに基づいて、
発見魚群の魚量情報および魚群発見位置の水深情報を、
例えば画像や文字を用いて画面表示するようになってい
る。これらの魚量情報および水深情報は、副監視室24
に配設された計量側副モニタ33にも表示されるように
なっている。また、前記中央処理装置30には、プリン
タ34が接続されており、このプリンタ34は、前記計
量側モニタ32および前記計量側副モニタ33によって
表示された魚量情報および水深情報をハードコピーする
ようになっている。
【0030】さらに、本実施形態における魚群動態監視
装置10は、トロールソナー36を有しており、このト
ロールソナー36は、前記トロール網7に配設された一
対の拡網体1の間の間隔に関するデータと、トロール網
7のヘッドロープ8の水深、網口幅および網口高さに関
するデータとを出力可能とされている。このトロールソ
ナー36は、キャッチセンサ37を有しており、このキ
ャッチセンサ37は、両拡網体1の間隔やトロール網7
の網口7aの口幅等を超音波等の検出波によって検出す
るとともに、検出結果を電気信号として出力するように
なっている。このキャッチセンサ37は、例えば前記拡
網体1の近傍や前記トロール網7の近傍に配設するよう
にしてもよい。
【0031】また、前記トロールソナー36は、ヘッド
ロープ8の水深や水温を検出するための水深・水温セン
サ38を有しており、この水深・水温センサ38は、検
出結果を電気信号として出力するようになっている。こ
の水深・水温センサ38は、例えばトロール網7を海中
へ投入するための曳航体の所定位置に取り付けるように
してもよい。
【0032】前記トロールソナー36は、中央監視室1
9内に、前記キャッチセンサ37や前記水深・水温セン
サ38の検出結果の受信や、各センサ37,38の駆動
を制御するための制御ユニット40を有しており、この
制御ユニット40と前記各センサ37,38とは、ケー
ブル41を介して電気的に接続されている。
【0033】さらに、前記制御ユニット40にはトロー
ル側モニタ42が配設されており、このトロール側モニ
タ42は、前記各センサ37,38が出力したデータに
基づいて前記拡網体1や前記水深あるいは水温の情報を
画像や文字を用いて画面表示するようになっている。
【0034】前記ケーブル41の所定位置には、このケ
ーブル41を介して前記キャッチセンサ37や水深・水
温センサ38を漁船2上に巻き込みむためのソナーウイ
ンチ43が配設されている。
【0035】さらにまた、本実施形態における魚群動態
監視装置10は、トロールウインチ制御装置45を有し
ており、このトロールウインチ制御装置45は、トロー
ル網7の巻き込みを行うためのトロールウインチ44の
ワープ3の長さおよびワープ3の張力に関するデータを
出力することができるようになっている。
【0036】また、本実施形態における魚群動態監視装
置10は、動態監視制御部46を有しており、この動態
監視制御部46は、前記各機器11,27,36,45
の情報データを管理、解析、演算し、少なくとも漁船2
を中心とした前記発見魚群と、前記トロール漁具4との
相対位置の情報を、一の動態監視モニタ47上に表示さ
せるようになっている。
【0037】前記動態監視制御部46は、中央監視室1
9内に、コントロールI/O49を有しており、このコ
ントロールI/O49は、前記各機器11,27,3
6,45との間でデータの送受信を行うようになってい
る。前記コントロールI/O49には、CPU50が接
続されており、このCPU50は、前記コントロールI
/O49を介して前記各機器11,27,36,45の
情報データを管理、解析、演算するようになっている。
より具体的には、前記CPU50は、前記各機器11,
27,36,45から受信した情報データに基づいて、
少なくとも漁船2を中心とした前記発見魚群とトロール
漁具4との相対位置の関係を演算するようになってい
る。
【0038】前記CPU50には、前記魚群動態監視モ
ニタ47が接続されており、この魚群動態監視モニタ4
7は、前記CPU50によって演算された前記相対位置
の関係を一つの画面上に文字情報あるいは画像情報とし
て表示するようになっている。この相対位置の情報は、
副監視室24内に配設された動態監視側副モニタ51に
も表示されるようになっている。
【0039】前記動態監視モニタ51の表示は、前記C
PU50の制御に基づいて複数のパターンに切り替え可
能とされており、この結果、より多様な形態で魚群の動
態監視を行うことができるようになっている。例えば、
図2に示すように、本船2を中心として魚群Aとトロー
ル漁具4との相対位置を平面図、側面図および正面図で
表示するようにしてもよい。また、図3に示すように、
魚群Aとトロール漁具4との相対位置を平面図のみで表
示してもよいし、また、図4に示すように、当該相対位
置を側面図のみで表示し、あるいは図5に示すように正
面図のみで表示するようにしてもよい。さらに、図6に
示すように、魚群Aとトロール漁具4との相対位置を三
次元で表示するようにしてもよい。また、図7に示すよ
うに、魚群Aと漁具4の相対位置を、平面図、側面図お
よび正面図で表示するとともに、トロール漁具4の規模
や位置を把握し易くすべく図1と異なり縮尺が設定され
ていないノンスケールの表示としてもよい。
【0040】また、魚群Aとトロール漁具4との相対位
置の他に、例えば、図2に示すように、モニタの表示パ
ターン等のメニューを選択するためのメニューウインド
ウ43や、魚群Aとトロール漁具4との相対位置を演算
するためにトロール漁具4に関する固定情報等を設定す
るための設定ウインドウ54、あるいは、各種のデータ
を表示するデータウインドウ55を画面表示するように
してもよい。
【0041】従って、発見魚群Aと前記漁船2のトロー
ル漁具4との相対位置を自船2を中心にして一つの画面
で確認しつつ前記漁具4の網口7aを前記発見魚群Aの
位置へ導くことができるため、適正かつ効率的なトロー
ル操業を実現することができる。
【0042】さらに、前記コントロールI/O49に
は、GPS56が接続されており、このGPS56によ
って漁船2自身の現在地点や、その周辺の海域の情報を
確認することができるようになっている。
【0043】従って、座礁等の事故を防止しつつより安
定的な操業を行うことができるようになっている。な
お、前記GPS56は、必要に応じて設けるようにすれ
ばよい。
【0044】次に、このような魚群動態監視装置10を
適用して本発明に係るトロール操業方法を実施する場合
は、まず、海中にトロール網7を投入して曳航の準備を
行う。
【0045】そして、前述したスキャニングソナー11
によって、漁船2に対するトロール漁具4の相対位置を
示す相対網位置データおよび漁船2に対する魚群の相対
位置を示す相対位置データを演算するとともに、この相
対網位置データおよび相対位置データを前記動態監視制
御部46へ出力する。さらに、前記計量魚群探知機27
によって、発見魚群のマーカデータ、魚量データおよび
当該魚群の発見位置の水深データを前記動態監視制御部
46へ出力する。さらに、前記トロールソナー36のキ
ャッチセンサ37によって、前記トロール漁具4の一対
の拡網体1の間隔に関するデータと、トロール網7の網
口幅および網口高さに関するデータとを前記動態監視制
御部46へ出力する。また、前記水深・水温センサ38
によって、前記ヘッドロープ8の水深や水温の検出結果
を前記動態監視制御部46へ出力する。
【0046】さらに、前記トロールウインチ制御装置4
5によってトロールウインチのワープ長さおよびワープ
張力に関するデータを前記動態監視制御部46へ出力す
る。
【0047】そして、前記動態監視制御部46によっ
て、前記各機器11,27,36,45から出力された
各データに基づいて、自船2を中心とした前記発見魚群
Aと前記漁船2のトロール漁具4との相対位置の関係を
演算するとともに、この演算した相対位置の関係を魚群
動態監視モニタ47の一つの画面上に文字情報あるいは
画像情報として表示する。
【0048】これにより、魚群動態監視モニタ47に表
示されたトロール漁具4と漁船2との相対位置を常に確
認しながらトロール網7の網口7aを前記発見魚群Aの
位置へ導くことができる。
【0049】また、図1に示したようにGPS56によ
って漁船2自身の現在地点を確認しつつ曳航を行う場
合、座礁等の事故を防止しつつより安定的な操業を行う
ことができるしたがって、本実施形態によれば、トロー
ル操業時に発見魚群と自船2のトロール漁具4との相対
位置を自船2を中心として一つのモニタ47上に表示し
ながら曳航を行うことができるため、適正かつ効率的な
操業を行うことができる。
【0050】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように本発明の請求項1に係
るトロール操業方法によれば、適正かつ効率的なトロー
ル操業を行うことができ、ひいては、漁獲率の向上や操
業コストの低廉化を図ることができる。
【0052】請求項2に係るトロール操業方法によれ
ば、請求項1に係るトロール操業方法の効果に加えて、
さらに安定的な操業を行うことができる。
【0053】請求項3に係る魚群動態監視装置によれ
ば、簡易な構成により適正かつ効率的なトロール操業を
行うことができ、ひいては、漁獲率の向上や操業コスト
の低廉化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る魚群動態監視装置の実施形態を
示すブロック図
【図2】 本発明に係るトロール操業方法およびこれに
用いる魚群動態監視装置の実施形態において、魚群動態
監視モニタによる魚群とトロール漁具との相対位置の表
示態様の一例を示した図
【図3】 本発明に係るトロール操業方法およびこれに
用いる魚群動態監視装置の実施形態において、魚群動態
監視モニタによる魚群とトロール漁具との相対位置の表
示態様の一例を示した図2と異なる図
【図4】 本発明に係るトロール操業方法およびこれに
用いる魚群動態監視装置の実施形態において、魚群動態
監視モニタによる魚群とトロール漁具との相対位置の表
示態様の一例を示した図2および図3と異なる図
【図5】 本発明に係るトロール操業方法およびこれに
用いる魚群動態監視装置の実施形態において、魚群動態
監視モニタによる魚群とトロール漁具との相対位置の表
示態様の一例を示した図2乃至図4と異なる図
【図6】 本発明に係るトロール操業方法およびこれに
用いる魚群動態監視装置の実施形態において、魚群動態
監視モニタによる魚群とトロール漁具との相対位置の表
示態様の一例を示した図2乃至図5と異なる図
【図7】 本発明に係るトロール操業方法およびこれに
用いる魚群動態監視装置の実施形態において、魚群動態
監視モニタによる魚群とトロール漁具との相対位置の表
示態様の一例を示した図2乃至図6と異なる図
【図8】 従来から採用されていたトロール操業方法の
一例を示した図
【符号の説明】
1 拡網体 2 漁船 3 ワープ 4 トロール漁具 7 トロール網 7a 網口 8 ヘッドロープ 10 魚群動態監視装置 11 スキャニングソナー 27 計量魚群探知機 36 トロールソナー 44 トロールウインチ 45 トロールウインチ制御装置 46 動態監視制御部 47 動態監視モニタ 56 GPS
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 弘実 東京都品川区東品川2丁目2番20号 ニチ モウ株式会社内 Fターム(参考) 5J083 AA02 AA03 AB01 AC01 AC29 AC30 AD04 AE04 AE06 AE10 AF15 AG11 DB02 EA11 EA18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 漁船から海中へ投入されたトロール漁具
    を前記漁船によって曳航しつつ前記トロール漁具内に発
    見魚群を漁獲するトロール操業方法において、 少なくとも前記発見魚群と前記漁船のトロール漁具との
    相対位置を自船を中心にして一つの画面で確認しつつ前
    記漁具の網口を前記発見魚群の位置へ導くことを特徴と
    するトロール操業方法。
  2. 【請求項2】 漁船自身の位置を把握しつつ曳航を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のトロール操業方法。
  3. 【請求項3】 漁船から海中へ投入されたトロール漁具
    を前記漁船によって曳航しつつ前記トロール漁具内に発
    見魚群を漁獲するトロール操業方法に用いる魚群動態監
    視装置において、 少なくとも前記発見魚群と前記漁船のトロール漁具との
    相対位置を自船を中心にして一つの画面上に表示可能と
    されなることを特徴とする魚群動態監装置。
  4. 【請求項4】 漁船に対するトロール網の相対位置を示
    す相対網位置データおよび前記漁船に対する魚群の相対
    位置を示す相対位置データを出力可能とされたスキャニ
    ングソナーと、 魚群のマーカデータ、魚量データおよび魚群の発見位置
    の水深データを出力可能とされた計量魚群探知機と、 トロール漁具に配設された一対の拡網体の間隔に関する
    データと、トロール網のヘッドロープ水深、網口幅およ
    び網口高さに関するデータとを出力可能とされたトロー
    ルソナーと、 トロールウインチのワープ長さおよびワープ張力に関す
    るデータを出力可能とされたトロールウインチ制御装置
    と、 前記各機器から出力された各情報データに基づいて少な
    くとも自船を中心とした前記発見魚群と前記漁船のトロ
    ール漁具との相対位置の情報を一の動態監視モニタ上に
    表示させる動態監視制御部とを有することを特徴とする
    請求項3に記載の魚群動態監視装置。
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