JP2003169447A - 直流モータ - Google Patents

直流モータ

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JP2003169447A
JP2003169447A JP2001369342A JP2001369342A JP2003169447A JP 2003169447 A JP2003169447 A JP 2003169447A JP 2001369342 A JP2001369342 A JP 2001369342A JP 2001369342 A JP2001369342 A JP 2001369342A JP 2003169447 A JP2003169447 A JP 2003169447A
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JP
Japan
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motor
rotor
magnet
stator
detection
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JP2001369342A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Horio
和弘 堀尾
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Nidec Shibaura Corp
Original Assignee
Nidec Shibaura Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自冷却機能を備えた直流モータをコストアッ
プを伴わず提供する。 【解決手段】 鉄心12に巻線13が巻回された固定子
11と、前記固定子11の内周に回転自在に配された回
転子21と、前記回転子21の回転軸22に設けられた
磁気検出用マグネット23と、前記磁気検出用マグネッ
ト23からの磁力に基づいて前記回転子21の位置を検
出する検出素子16とを有する直流モータ1において、
前記磁気検出用マグネット23が直流モータ1内部へ外
気を吸引する羽根24を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ駆動部の発
熱や蓄熱を外気を吸入して放散しモータを冷却する、冷
却機能を備えた直流モータに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来技術の直流モータ50の断
面図である。直流モータ50は、固定子51を構成する
積層鉄心52に巻線53が巻回され、固定子51の上側
部に磁気検出素子であるホール素子55を含むモータ駆
動用回路基板54が配されている。固定子51の内周に
沿って巻線を巻回した鉄心からなる回転子61が回転自
在に配され、また、回路基板54側の回転軸62には、
回転子61の位置を示すための磁気検出用マグネット6
3が設けられている。
【0003】前記回転子61は、第1ケーシング71の
軸受ハウジング内に設けられた軸受74と反対側の第2
ケーシング72の軸受ハウジング内の軸受75におい
て、回転軸62を回転自在に支持されている。
【0004】直流モータ50は、第1ケーシング71と
第2ケーシング72が、固定子51の周囲を覆う側部カ
バー73を挟み、固定子51と回転子61をケーシング
内に収納してねじで締結され、ほぼ密閉状態に形成され
ている。
【0005】従来の直流モータ50では、モータの駆動
に伴い、固定子51の巻線53あるいは回路基板54へ
の通電による発熱、また固定子51の発熱が伝達して蓄
熱された回転子61の熱は、ケーシングに覆われて放散
し難いために直流モータの温度が上昇し、特に使用条件
が厳しくなると温度上昇が大きくなり過熱による駆動の
停止や故障が発生するという問題がある。
【0006】そこで、直流モータの発熱や蓄熱を抑える
ために、固定子や回転子の積層数を上げることが行われ
るが、直流モータが大形化、重量化し、コストも上昇す
ることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、モータ駆動
部の発熱や蓄熱を外部に効果的に放散してモータの温度
上昇を抑えることのできる、自冷却機能を備えた直流モ
ータをコストアップを伴わず提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、鉄心
に巻線が巻回された固定子と、前記固定子の内周に回転
自在に配された回転子と、前記回転子の回転軸に設けら
れた磁気検出用マグネットと、前記磁気検出用マグネッ
トからの磁力に基づいて前記回転子の位置を検出する検
出素子とを有する直流モータにおいて、前記磁気検出用
マグネットが直流モータ内部へ外気を吸引する羽根を設
けたことを特徴とする直流モータである。
【0009】請求項2の発明は、ブラシレス直流モータ
であることを特徴とする請求項1に記載の直流モータで
ある。
【0010】本発明による直流モータによれば、回転子
の回転軸に備えられた磁気検出用マグネットに設けられ
た羽根が、モータの駆動により回転し、外気を直流モー
タ内部に吸入し、内部を通過して排出されるので、直流
モータ内の熱を効果的に放熱し、モータ温度の上昇を抑
制することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図1に
示す直流モータ1の断面図に基づき説明する。
【0012】図1に示す直流モータ1は、ブラシレス直
流モータを構成するもので、固定子11を構成する積層
鉄心12に巻線13が巻回され、固定子11の上側部に
は磁気検出素子であるホール素子16を含むモータ駆動
用回路基板14が配され、電力を供給するリード線15
が回路基板14に接続されている。
【0013】巻線(図示せず)を巻回した積層鉄心25
と回転軸22からなる回転子21が、前記固定子11の
内摺に沿って回転自在に配され、また、回路基板14側
の回転軸22には、回転子21の位置を示すための磁気
検出用マグネット23が取り付けられている。
【0014】前記回転子21は、第1ケーシング31の
軸受ハウジング内に嵌合された軸受34と、反対側の第
2ケーシング32の軸受ハウジング内に嵌合された軸受
35とにおいて、回転軸22を回転自在に支持されてい
る。
【0015】直流モータ1は、第1ケーシング31と第
2ケーシング32が、固定子11の外周を覆う円筒状金
属製の側部カバー33を挟み、固定子11と回転子21
をケーシング内に収納してモータ駆動部を形成し、ねじ
41で締結されて直流モータを形成している。
【0016】なお、上記回転子21は、積層鉄心に代わ
り磁性体を用いた回転子でもよい。
【0017】前記磁気検出用マグネット23には、その
上面部に吸引作用を有する羽根24が設けられ、回転子
21の回転に伴って外気を直流モータ1の内部に吸入す
るようになっている。
【0018】この羽根24は、図2(a)の平面図およ
び断面図に示すように磁気検出用マグネット23の上面
に複数(図では8枚)が放射状に設けられた羽根24
a、また図2(b)に示すように磁気検出用マグネット
23の上面から側面にかけて設けた羽根24bなどの、
回転子21の回転に伴って外気を効率的に直流モータ1
内部に吸入する吸引作用を有するものであればよい。
【0019】羽根24は、樹脂や軽金属材料で形成され
たもので、別部品として磁気検出用マグネット23と接
続しても、またマグネット23と一体成形したものでも
よい。
【0020】また、第1ケーシング31の上面部には、
外気を直流モータ1内部に吸入する通路となる吸気孔3
6が複数設けられ、かつ第2ケーシング32の下面部に
は直流モータ1内部を通過して熱交換した空気を再び外
部に排出する排気孔37が複数設けられている。
【0021】上記の吸気孔や排気孔の位置は、図1に示
す吸気孔36、排気孔37の位置に限定されず、第1ケ
ーシング31の側壁や側部カバー33の下側などに設け
てもよい。
【0022】上記直流モータ1では、回転子21の駆動
によって磁気検出用マグネット23が回転し、羽根24
の吸引作用によって外気を吸気孔36から直流モータ1
内に吸入するもので、図3に示す直流モータ1内部の概
略断面図のように、回転子の正転時には、図3(a)に
示すように、吸気孔36から吸入された外気40は、回
路基板14の周辺、及び固定子11と回転子21の間を
通過しながら直流モータ1内部の熱を吸収し、熱交換し
た空気41を排気孔37から直流モータ1の外部に排出
する。
【0023】また、回転子の逆転時には、図3(b)に
示すように、羽根24の吸引作用は正転時と逆方向に働
き、排気孔37から吸入された外気42は、固定子11
と回転子21の間及び回路基板14の周辺を通過して熱
を吸収し、空気43を吸気孔36から直流モータ1の外
部に排出するようになる。
【0024】これにより、直流モータの正転、逆転に関
わらず、羽根24の吸引作用により、外気を直流モータ
1内部に連続的に吸入し、直流モータ1内部の熱を交換
しながら直流モータ1内を通過した空気を連続して排出
するので、常時直流モータ1内部の空気は入れ替わり効
果的に直流モータ1の駆動部を冷却することができる。
【0025】従って、直流モータの温度上昇を抑えるた
めに固定子や回転子の積層を上げる必要がなく、モータ
の大形化、重量化やコストアップを伴うことがなく、回
転子に付属する磁気検出用マグネットに外気を吸引する
羽根を設置するという簡単な方法により自冷却性能を備
えた直流モータを得ることができる。
【0026】さらに、本発明の直流モータがブラシレス
直流モータであれば、ブラシ交換等のメンテナンスが不
要となり直流モータの寿命が向上すると共に、スパーク
発生による問題が解消され、低騒音化も図ることができ
る。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の直流モー
タでは、回転子に取り付けられた磁気検出用マグネット
に外気を吸引する羽根を設置するという簡単な方法によ
り、モータの駆動と同時に働く自冷却機能を得ることが
でき、直流モータ内部の発熱を連続的に冷却して駆動部
の過熱を防ぎ、直流モータ性能を長期に維持することが
できる直流モータを安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の直流モータの縦断面図である。
【図2】 実施形態の羽根の説明図である。
【図3】 実施形態の空気通路を説明するモータ内部概
略図である。
【図4】 従来例の直流モータの縦断面図である。
【符号の説明】
1……直流モータ 11……固定子 12……鉄心 13……巻線 16……磁気検出素子(ホール素子) 21……回転子 22……回転軸 23……磁気検出用マグネット 24……羽根

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄心に巻線が巻回された固定子と、 前記固定子の内周に回転自在に配された回転子と、 前記回転子の回転軸に設けられた磁気検出用マグネット
    と、 前記磁気検出用マグネットからの磁力に基づいて前記回
    転子の位置を検出する検出素子とを有する直流モータに
    おいて、 前記磁気検出用マグネットが直流モータ内部へ外気を吸
    引する羽根を設けたことを特徴とする直流モータ。
  2. 【請求項2】 ブラシレス直流モータであることを特徴
    とする請求項1に記載の直流モータ。
JP2001369342A 2001-12-03 2001-12-03 直流モータ Pending JP2003169447A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019129637A (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 公益財団法人鉄道総合技術研究所 回転電機
WO2020022287A1 (ja) * 2018-07-25 2020-01-30 株式会社デンソー 回転電機
JP2020025448A (ja) * 2018-07-25 2020-02-13 株式会社デンソー 回転電機

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