JP4203245B2 - 送風機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ランドリー用送風機等の各種送風機に用いられ、特に小型化・高性能化が可能なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3はランドリー用送風機等に用いられる従来の送風機10を示す図である。送風機10は、ケーシング11と、このケーシング11内に収容されたシロッコファン12と、ケーシング11の外部に設けられ、シロッコファン12を駆動する駆動モータ13と、この駆動モータ13を制御するためのパワーICを搭載した制御基板14とを備えている。なお、ケーシング11は有底の第1ケーシング11aと、この第1ケーシング11aの開口部を蓋するように設けられ板状に形成された第2ケーシング11bとから構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した送風機の構造であると次のような問題があった。すなわち、送風機10では、駆動モータ13がケーシング11の外側に設けられているため、図3中Hで示す高さが大きくなり、薄型化が困難であった。
【0004】
図4は駆動モータ13をケーシング11内に配置した例を示す図である。ここで、制御基板14の配置について検討する。仮に、制御基板14を二点鎖線Aで示す位置に配置すると、シロッコファン12の支え板12aがあるため冷却風が制御基板14に当たらない。したがって、パワーICの冷却効率が悪く、性能が低下するとともに、基板を大きくできないという問題があった。一方、Bの位置であると、冷却風は当たるものの基板を大きくできないという問題がある。
【0005】
そこで本発明は、ケーシングを薄型化した場合であってもモータの駆動素子を効率よく冷却することができる送風機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し目的を達成するために、本発明の送風機は次のように構成されている。
【0007】
有底略筒状に形成された第1ケーシング及び、開口部を蓋するように設けられた第2のケーシングとから構成されるケーシングと、上記ケーシング内に配置され回転軸に取り付けられたシロッコファンと、上記ケーシング内に配置されるとともに上記回転軸を介して上記ファンを回転駆動する駆動モータと、上記ケーシング内に配置されるとともに上記駆動モータを制御する電力供給素子が実装された制御基板とを備え、上記ファンは、上記回転軸に取り付けられた環状の支持枠と、この支持枠に周方向に沿って複数枚設けられた翼板とを有し、上記駆動モータは、上記支持枠の内側に配置された固定子と上記制御基板とが樹脂で一体にモールドされ、その際、上記駆動モータの径方向外側にはフランジ状の突出部が一体に形成され、この固定子に囲まれた位置に上記回転軸と一体的に設けられた回転子とを有し、上記制御基板は、上記フランジ状の突出部の中に樹脂で覆われ内蔵されるとともに、上記制御基板に実装された上記電力供給素子は、上記翼板側に向けて配置されていることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施の形態に係る送風機20を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。また、図2は送風機10を図1の(a)中X−X線で切断して矢印方向に見た断面図である。
【0009】
送風機20は、ケーシング30を備えている。ケーシング30内には、駆動モータ40と、この駆動モータ40を囲むように配置されたシロッコファン50と、駆動モータ40を駆動するための制御基板60とを備えている。
【0010】
ケーシング30は、有底筒状に形成された第1のケーシング31と、この第1のケーシング31の開口部を蓋するように設けられた第2のケーシング32とから構成されており、第1及び第2のケーシング31,32はボルト33a及びシールパッキン33bを用いて気密に締結されている。また、図1中34は送風口、35は吸気口を示している。
【0011】
駆動モータ40は、一対の軸受部41,42と、これら軸受部41,42に支持された回転軸43と、この回転軸43に保持された回転子44と、この回転子44を囲むようにして配置された固定子45とを備えている。なお、固定子45の外径は、後述する支持枠51の内径よりも小さく形成されている。
【0012】
軸受部41はベアリングブラケット41aと、回転軸43を支持するボールベアリング41bとを備えている。軸受部42は埋金42aと、回転軸43を支持するボールベアリング42bとを備えている。
【0013】
固定子45は、固定子コア45aと、この固定子コア45aに巻回されたコイル45bとを備えている。また、固定子コア45aの外径はシロッコファン50の後述する支持枠51の内径よりも小さく形成されている。
【0014】
シロッコファン50は、環状の支持枠51と、この支持枠51の周方向に沿って複数枚設けられた翼板52と、支持枠51に一体に形成され支持枠51を回転軸43に固定するブラケット53とを備えている。支持枠51及びブラケット53は銅板又は樹脂で形成されている。
【0015】
制御基板60は、第2のケーシング32内に配置された回路基板61と、この基板61上に実装され、固定子45に電力を供給するパワーIC62とを備えている。なお、パワーIC62は、固定子45に対し回転軸43の径方向外側に配置されるとともに、回路基板61の翼板52側に取り付けられている。
【0016】
上述したベアリングブラケット41a、埋金42a、固定子45及び制御基板60は樹脂材Rにより一体的にモールドされている。なお、樹脂材Rは熱硬化樹脂を用いるのが一般的であるが、電動機の温度上昇が低ければ、熱可塑性樹脂を用いてもよい。また、第1及び第2のケーシング31,32は、この実施の形態では樹脂により形成されているが、鋼板を用いても良い。
【0017】
このように構成された送風機20は、次のように動作する。すなわち、電気は制御基板60を介して固定子45のコイル45bに供給される。これにより回転磁界が発生し、回転子44は回転力を受け、回転を開始する。そして、回転軸43が回転することにより、シロッコファン50が回わされる。この回転により、吸気口35から外部の空気を導入し、送風口34から目的の場所への送風を開始する。
【0018】
一方、運転に伴ってパワーIC62が発熱する。パワーIC62における発熱は、樹脂材Rを介して表面に伝わる。樹脂材Rは、シロッコファン50により冷却されることから、パワーIC62も冷却されることとなる。
【0019】
上述したように本実施の形態に係る送風機20の構成にすることにより、駆動モータ40をシロッコファン50の内部に配置することができ薄型化を図ることができる。また、このような配置とした場合であっても、制御基板60の一部を固定子45の外側に配置し、かつ、パワーIC62を回路基板61に対しシロッコファン50の翼板52側に向けて配置することで、パワーIC62をシロッコファン50で効率よく冷却することができるので、性能が低下することがない。
【0020】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。すなわち、上述した例では、ファンとしてシロッコファンを用いたが、ファンの内側に駆動モータを配置できるものであれば他の送風機にも適用可能である。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、ケーシングを薄型化した場合であってもモータの駆動素子を効率よく冷却することが可能となり、駆動素子の破壊あるいは送風機の性能が低下することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る送風機を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図。
【図2】 同送風機を示す図であって、図1の(a)中X−X線で切断して矢印方向に見た断面図。
【図3】 従来の送風機の一例を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図。
【図4】 従来の送風機の問題点を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図。
【符号の説明】
20…送風機
30…ケーシング
40…駆動モータ
43…回転軸
44…回転子
45…固定子
50…シロッコファン
51…支持枠
52…翼板
60…制御基板
62…パワーIC
R…樹脂材
Claims (1)
- 有底略筒状に形成された第1ケーシング及び、開口部を蓋するように設けられた第2のケーシングとから構成されるケーシングと、
上記ケーシング内に配置され回転軸に取り付けられたシロッコファンと、
上記ケーシング内に配置されるとともに上記回転軸を介して上記ファンを回転駆動する駆動モータと、
上記ケーシング内に配置されるとともに上記駆動モータを制御する電力供給素子が実装された制御基板とを備え、
上記ファンは、上記回転軸に取り付けられた環状の支持枠と、この支持枠に周方向に沿って複数枚設けられた翼板とを有し、
上記駆動モータは、上記支持枠の内側に配置された固定子と上記制御基板とが樹脂で一体にモールドされ、その際、上記駆動モータの径方向外側にはフランジ状の突出部が一体に形成され、この固定子に囲まれた位置に上記回転軸と一体的に設けられた回転子とを有し、
上記制御基板は、上記フランジ状の突出部の中に樹脂で覆われ内蔵されるとともに、上記制御基板に実装された上記電力供給素子は、上記翼板側に向けて配置されていることを特徴とする送風機。
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