JP2015095997A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】モータの冷却特性の向上。【解決手段】モータは、上下に伸びる中心軸に沿って配置され、軸受部により回転可能に支持されるシャフト31と、シャフト31と共に回転するロータマグネットと、ロータマグネットの径方向外側に位置する電機子と、電機子の軸方向上側に保持され、電機子に電気を供給する回路基板と、軸受部を支持する蓋部211と、蓋部211の径方向端縁から下方に向かって伸び内周面にて電機子に支持される円筒部212と、を有するブラケット21と、を有する。シャフト31には、蓋部211と電機子との間において周方向に複数の翼を有するインペラが固定され、蓋部211には、複数の翼と軸方向に重なる蓋部貫通孔が配置され、円筒部には、複数の翼と径方向に重なる円筒部貫通孔212aが配置され、翼は、上端縁が下端縁に対して周方向が異なる位置に配置されている傾斜翼である。【選択図】図1

Description

本発明は、インナーロータ型のモータに関する。
インナーロータ型のDCモータでは、高出力化が求められている。その用途としては、掃除機、洗濯機、フードプロセッサ等があげられる。特に掃除機等は、高速回転で回転するということもあり、電機子での発熱によりモータのスペック(高速回転、高トルク)を向上させることが困難である。また、DCモータは、市場要求により小型化の一途をたどっており、従来の大型のDCモータと同等のスペックを小型のDCモータにて達成することが至上命題となっている。
特許文献1では、永久磁石回転子1内に、羽根6を設け、ハウジング7に孔を設けた構成が開示されている。
特許文献2では、ブラシレスモータ内部にフィン30を設け、軸方向上端の冷却エアー流入口28から軸方向下端の冷却エアー排出口29に風を通過させる構成が開示されている。
特開平2−174528 特開平1−110035
しかしながら、特許文献1、特許文献2では、電機子近傍の気圧が上昇した場合において空気を送り込むことが難しい。
本発明は、モータ内部に冷却風を供給しやすくなり、モータの冷却特性を向上できるモータを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面に係るモータは、モータであって、上下に伸びる中心軸に沿って配置され、軸受部により回転可能に支持されるシャフトと、前記シャフトと共に回転するロータマグネットと、前記ロータマグネットの径方向外側に位置する電機子と、前記電機子の軸方向上側に保持され、前記電機子に電気を供給する回路基板と、前記軸受部を支持する蓋部と、前記蓋部の径方向端縁から下方に向かって伸び内周面にて前記電機子に支持される円筒部と、を有するブラケットと、を有し、前記シャフトには、前記蓋部と前記電機子との間において周方向に複数の翼を有するインペラが固定され、前記蓋部には、前記複数の翼と軸方向に重なる蓋部貫通孔が配置され、前記円筒部には、前記複数の翼と径方向に重なる円筒部貫通孔が配置され、前記翼は、上端縁が下端縁に対して周方向が異なる位置に配置されている傾斜翼である。
本発明によれば、モータ内部に冷却風を供給しやすくなり、モータの冷却特性を向上できる。
図1は、モータの外観斜視図である。 図2は、モータの断面図である。 図3は、モータからブラケットを外した状態の外観斜視図である。 図4は、モータからブラケットを外した状態の他の角度の外観斜視図である。 図5は、モータからブラケットを外した状態の正面図である。 図6は、モータの他の角度の外観斜視図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。以下では、モータの中心軸に沿う方向を上下方向とする。ステータコアに対して回路基板側を下として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、これは、あくまで説明の便宜のために上下方向を定義したものであって、本発明に係るモータの使用時の姿勢を限定するものではない。
<1.モータの全体構成>
本実施形態のモータは、例えば、エアコンや空気清浄機、冷蔵庫等の家電製品に搭載され、ファンやポンプの駆動源として、使用される。また、ソータ等の産業機器の駆動源として、使用される。ただし、本発明のモータは、他の用途に使用されるモータであってもよい。例えば、本発明のモータは、OA(Office Automation)機器、医療機器、自動車等に搭載され、各種の駆動力を発生させるものであってもよい。以下では、モータ1が搭載される機器を「駆動装置」と称する。
図1は、本実施形態に係るモータ1の外観斜視図である。図2は、モータ1の断面図である。図1、図2に示すように、モータ1は、静止部2と回転部3とを、備えている。静止部2は、駆動装置(不図示)の枠体に、固定されている。回転部3は、静止部2に対して回転可能に支持される。
本実施形態の静止部2は、ブラケット21、ステータコア23、コイル24、上インシュレータ25、下インシュレータ26、回路基板27、および軸受部28を、有している。
ブラケット21は、ステータコア23および軸受部28(上軸受281および下軸受282)を保持する。ブラケット21は、有蓋略円筒形状である。ブラケット21は、蓋部211と円筒部212とを備える。ブラケット21は、金属製の部材である。ブラケット21は、亜鉛を主成分とする金属を溶融させ、金型に流し込んで成型する、いわゆるダイカスト法により、得られたものである。なお、金属の種類は亜鉛に限られず、アルミニウムその他の金属を用いてもよい。また、製造方法はダイカスト法ではなく、プレス法等他の加工方法により加工されてもよい。ブラケット21は、金属製ではなく、樹脂製でも良い。
ステータコア23およびコイル24は、モータ1の電機子として機能する部位である。ステータコア23は、ケイ素鋼板等の電磁鋼板を軸方向(中心軸J1に沿う方向。以下同じ)に積層した積層鋼板からなる。ステータコア23は、円環状のコアバック231と、コアバック231から径方向内側へ向けて突出した複数本の磁極歯232と、を有している。コアバック231の外周面は、軸方向上部と軸方向下部とを除き、モータ1の外周面となる。ステータコア23の各磁極歯232のコイル24が巻かれる部位の周方向の幅は、コアバック231の径方向の幅の倍以下である。また、本実施形態においては、磁極歯232の数は6本である。
ステータコア23のいくつかのコアバック231と磁極歯232の境界には、貫通孔233が形成される。本実施形態においては、貫通孔233の数は3である。貫通孔233は中心軸を中心に周方向に等間隔で配置されることが望ましい。本実施形態においては、貫通孔233は、中心軸から見て120度の間隔をあけて配置されている。貫通孔233はこれに限定されるものではなく、径方向内側に窪む溝であってもよい。貫通孔233には、後述する固定部材61が貫通する。
コイル24は、磁極歯232の周囲に巻かれた導線により、構成されている。コイル24は、インシュレータ25,26を介して磁極歯232に巻かれる。本実施形態においては、導線はいわゆるスター結線により結線される。したがって、コイル24からはU相、V相、W相、およびコモンの4つの端部が引き出される。引き出された各端部は、それぞれ回路基板27に半田付けされる。回路基板27を介してコイル24に駆動電流を与えると、磁芯である磁極歯232に、径方向の磁束が発生する。そして、磁極歯232と回転部3側のロータマグネット33との間の磁束の作用により、周方向のトルクが発生する。その結果、静止部2に対して回転部3が、中心軸J1を中心として回転する。
上インシュレータ25および下インシュレータ26は、ステータコア23とコイル24とを電気的に絶縁する、樹脂製の部材である。上インシュレータ25は、ステータコア23の上側に配置されている。下インシュレータ26は、ステータコア23の下側に配置されている。換言すれば、上インシュレータ25と下インシュレータ26との間に、ステータコア23が挟まれている。上インシュレータ25は、磁極歯232の上面を覆う。下インシュレータ26は、磁極歯232の下面を覆う。また、上インシュレータ25および下インシュレータ26は磁極歯232の側面を覆う。上インシュレータ25と下インシュレータ26とで、インシュレータを構成する。本実施形態においては、コイル24が上インシュレータ25および下インシュレータ26の上から磁極歯232に巻かれることにより、インシュレータがステータコア23に固定される。
上インシュレータ25および下インシュレータ26は、磁極歯232とコイル24との間に介在して、磁極歯232とコイル24とを電気的に絶縁する部分を有している。また、上インシュレータ25は、コイル24の径方向外側において、周方向に連続する環状のコアバック絶縁部252を有している。コアバック絶縁部252は、コイル24の径方向外側に配置されている。コアバック絶縁部252はコイル24が巻き崩れたときに他の部材との絶縁を行う部位である。ステータコア23、コイル24、上インシュレータ25、下インシュレータ26の組立体を、電機子29と定義する。上インシュレータ25、下インシュレータ26の詳細については、後述する。
図3は、本実施形態に係るモータ1からブラケット21を外した状態の外観斜視図である。図4は、モータからブラケットを外した状態の他の角度の外観斜視図である。図4を参照して、回路基板27は、外部電源からコイル24に駆動電流を与えるための配線を有する基板である。回路基板27は、シャフト31の中心の円環状部271と円環状部271から径方向外向へ延びる3箇所の支持部272からなる。回路基板27の支持部272の外形は、後述する上インシュレータ25の外形と略一致する。回路基板27の円環状部271は、その外縁の軸方向に上側に下インシュレータ26の磁極歯絶縁部261が位置する。回路基板27は、上インシュレータ25の上面となる座面2531上に、固定される。また、回路基板27の下面には、回転部3の回転数を検知するための磁気センサ271が、設けられている。磁気センサ271には、例えば、ホール素子が使用される。
図2を参照して、軸受部28は、回転部3のシャフト31を回転自在に支持する部材である。軸受部28は、上軸受281と下軸受282と、からなる。上軸受281は、ブラケット21の円筒部212の内周面2121に保持されている。下軸受282は、に、保持されている。軸受部28には、例えば、球体を介して外輪と内輪とを相対回転させる玉軸受が、使用される。ただし、軸受部28に、すべり軸受や流体軸受等の他の方式の軸受が、使用されていてもよい。
本実施形態の回転部3は、シャフト31、ロータホルダ32、およびロータマグネット33を、有している。シャフト31は、中心軸J1に沿って上下方向に延びる略円柱状の部材である。シャフト31は、上述した軸受部28に支持されつつ、中心軸J1を中心として回転する。シャフト31の下端部は、の下方へ突出している。また、シャフト31の上端部は、回路基板27の上方へ突出している。シャフト31の下端部または上端部は、ギア等の動力伝達機構を介して、駆動装置の駆動部に連結される。ただし、駆動装置の駆動部は、シャフト31により直接駆動されてもよい。
ロータホルダ32は、ステータコア23およびコイル24の径方向内側において、シャフト31とともに回転する部材である。本実施形態のロータホルダ32は、快削鋼からなる。ロータホルダ32は、切削されることにより、成形される。ロータホルダ32は、マグネット支持部321を備える。マグネット支持部321は、ロータホルダ32の軸方向の中央に位置し、その内周面にシャフト31が圧入される。
本実施形態では、ロータホルダ32の形状を断面略T形状としたが、これに限られるものではない。ロータホルダ32の形状を単なる円筒形状としてもよい。また、ロータホルダ32の形状を有蓋略円筒状とし、プレス加工により得てもよい。また、ロータホルダ32を、磁性鋼板を積層することにより得てもよい。また、ロータホルダ32を焼結により得てもよい。また、ロータホルダ32を磁性鋼板を積層した部材と、有蓋略円筒状としプレス加工により得られた部材とを組み合わせることにより、得てもよい、また、本実施形態ではいわゆるSPM型(Surface−permanent magnet、表面磁石型)のロータであるが、これに限られるものではない。いわゆるIPM型(Interior permanent−magnet、埋め込み磁石型)のロータであってもよい。IPM型のロータである場合、ロータホルダ32は磁性鋼板を積層することにより得ることが望ましい。
ロータマグネット33は、円筒形状であり、ロータホルダ32の筒状部322の外周面に、固定されている。ロータマグネット33の径方向外側の面は、ステータコア23およびコイル24と径方向において対向する磁極面となっている。ロータマグネット33は、N極の磁極面とS極の磁極面とが周方向に交互に並ぶように、着磁されている。なお、ロータマグネット33について、円筒形状の磁石に代えて、N極とS極とが周方向に交互並ぶように複数の磁石を配置してもよい。また、前述のように、IPM型のロータとし、ロータマグネット33をロータホルダ32に埋め込んでもよい。
<2.モータ内部冷却について>
図5は、モータ1からブラケット21を外した状態の正面図である。図6は、モータの他の角度の外観斜視図である。図1ないし図4も参照して、モータ内部に関して説明する。
シャフト31には、蓋部211と電機子29との間において、インペラ34が固定される。インペラ34は、周方向に複数の翼341を有する。ブラケット21の蓋部211には、複数の翼341と軸方向に重なる蓋部貫通孔211aが配置される。ブラケット21の円筒部212には、複数の翼341と径方向に重なる円筒部貫通孔212aが配置される。また、翼341は、上端縁が下端縁に対して周方向が異なる位置に配置されている傾斜翼である。
この場合、一方向にモータ1が回転することで、インペラ34が回転し、蓋部貫通孔211aおよび円筒部貫通孔212aから空気が吸気され、ステータに向かって空気が流れる。回転し続けると次第に、モータ1内部の気圧が高まり、風がモータ1内部へ流れにくい状況となる。この後、逆流した空気が円筒部貫通孔212aから外部に排出される。この作用により蓋部貫通孔211aから吸気された空気が円筒部貫通孔212aに流れる流路が形成される。これにより当該流路付近が負圧になり、モータ1内の空気が円筒部貫通孔212aを通じて外部に流れる。次にモータ1内部の気圧が低下するとモータ1内部に風が流れる。このサイクルを短期間で回すことで、モータ1内部の気圧による空気が淀む現象を低減することが可能となる。また、インペラ34は、翼341の径方向全域においてモータ1内部に空気を押し込む力が強く、逆流した空気を遠心力で外方に吐き出すことが可能となる。更に、回転時の風損が小さく、冷却によるモータ1効率の向上が寄与する割合が高い。更に、円筒部貫通孔212aと翼341との干渉が小さく、騒音が低い点も特徴となる。(遠心ファンの場合には、蓋部貫通孔211aからの吸気が少ない場合には、風をモータ1内部に押し込む力が弱くなる。)
本実施形態においては、蓋部貫通孔211aは、周方向に配列される複数の孔である。このような構成とすることで、空気の流れを促進することができる。更に、蓋部貫通孔211aのエッジが丸く形成されている。このような構成とすることで、翼341との干渉音を小さくすることができる。
本実施形態においては、円筒部貫通孔212aは、周方向に配列される複数の孔である。このような構成とすることで、空気の流れを促進できる。更に、円筒部貫通孔212aのエッジが丸い。このような構成とすることで、翼341との干渉音を小さくすることができる。
本実施形態においては、蓋部貫通孔211aと円筒部貫通孔212aとは径方向において重なる。蓋部貫通孔211aから吸気された空気は、円筒部貫通孔212aから排気されるが、当該構成を採用することで、モータ1内部を空気が通り易くし、負圧領域をモータ1内部に生じやすくできる。これによりモータ1内部に淀んだ空気をモータ1外部に排出しやすくなる。言い換えれば、蓋部貫通孔211aが形成されていない領域と、円筒部貫通孔212aが形成されていない領域とが径方向において重なる。
本実施形態においては、蓋部貫通孔211aおよび円筒部貫通孔212aは、周方向に長手方向を有する孔形状である。このような構成とすることで、風の流れに沿って貫通孔を形成することができるため、吸排気を効率よく行うことが可能となる。
本実施形態においては、翼341の径方向の外縁部は、コアバック231の内周面よりも径方向外方に位置している。このような構成とすることで、インペラ34が径方向最外端とコアバック231とが軸方向に重なる構成となる。そのため、インペラ34の径方向最外端が回転した際に作用する空気流は、モータ1内部への流れよりは円筒部貫通孔212aを通じてモータ1外部への排気への寄与が大きくなる。これにより、さらにサイクルを円滑に回すことができ、モータ1の冷却性能を向上できる。
本実施形態においては、インペラ34は、複数の翼341を支持する円筒状の翼支持部342を有しており、複数の翼341は、翼支持部342から径方向外方に向けて突出している。このような構成とすることで、インペラ34が回転することによって生ずる軸方向の風の流れを阻害しない。
本実施形態においては、シャフト31は、ロータマグネット33を支持するマグネット支持部321を有しており、翼支持部342は、マグネット支持部321に向けて伸びており、下端が、電機子29の上端よりも下方に位置している。このような構成とすることで、インペラ34が回転することによって生じた軸方向の風の流れがインペラ34下方において淀まないようにし、円滑に下方に風を送り込むことができる。
本実施形態においては、翼支持部342の下端は、マグネット支持部321の上端と接触している。このような構成とすることで、インペラ34が回転することによって生じた軸方向の風の流れに対して、ベルヌイの定理に従い、流速を増す構成とすることができる。ここでは、ブラケット21と翼支持部342の間の流路面積よりもロータとコアバック231の間の流路面積の方が小さくなり、途中で流路が広くなる領域がないため、段階的に流速を増す構成とすることができる。この他に、翼支持部342がコイルと径方向に対向していてもよい。また、翼支持部342がコイルの巻き崩れ防止用の突起(コイルの径方向内側の突起)と径方向対向していてもよい。
本実施形態においては、ブラケット21は、電機子29よりも下方に底部22を有しており、
底部22には電機子29と軸方向重なる底部貫通孔22aを有する。底部貫通孔22aは、複数個形成される。このような構成とすることで、インペラ34が回転した際にモータ1内部の圧力上昇を抑え、風が流れやすい環境を構築できる。
本実施形態においては、円筒部貫通孔212aの下エッジは、翼341の下縁よりも下方に位置する。このようにすることで、翼341が回転した際に外部に風を排気しやすい。また、円筒部貫通孔212aの上エッジは、翼341の上縁よりも下方に位置する。このような構成とすることで、円筒部貫通孔212aの上エッジが翼341の上縁よりも上方に位置した場合には、円筒部貫通孔212aからの吸気が支配する割合が高くなる。翼341の上方の領域は、排気には寄与し難い。また、蓋部貫通孔211aの径方向外端エッジは、翼341の外縁よりも径方向内側に位置する。当該構成を採用することで蓋部貫通孔211a付近において負圧を生じさせやすく、吸気効率を維持することが可能である。
<3.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
本実施形態では、3相ブラシレスモータに使用したが、これに限られるものではない。単相や二相のブラシレスモータでもよい。また、ブラシとコミュテータとを有するブラシ付モータでもよい。また、ステッピングモータ等他のタイプのモータに用いられてもよい。
また、本実施形態では、軸受部を上軸受がブラケットに、下軸受が底部にそれぞれ保持される構造としたが、これに限られるものではない。ブラケット、または底部のいずれかのみに軸受が保持されていてもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、インナーロータタイプのモータに利用できる。
1 モータ
2 静止部
21 ブラケット
221 蓋部
221a 蓋部貫通孔
212 円筒部
212a 円筒部貫通孔
22 底部
22a 底部貫通孔
23 ステータコア
24 コイル
25 上インシュレータ
26 下インシュレータ
27 回路基板
28 軸受部
281 上軸受
282 下軸受
29 電機子
31 シャフト
32 ロータホルダ
33 ロータマグネット
34 インペラ
341 翼

Claims (10)

  1. モータであって、
    上下に伸びる中心軸に沿って配置され、軸受部により回転可能に支持されるシャフトと、
    前記シャフトと共に回転するロータマグネットと、
    前記ロータマグネットの径方向外側に位置する電機子と、
    前記電機子の軸方向上側に保持され、前記電機子に電気を供給する回路基板と、
    前記軸受部を支持する蓋部と、前記蓋部の径方向端縁から下方に向かって伸び内周面にて前記電機子に支持される円筒部と、を有するブラケットと、
    を有し、
    前記シャフトには、前記蓋部と前記電機子との間において周方向に複数の翼を有するインペラが固定され、
    前記蓋部には、前記複数の翼と軸方向に重なる蓋部貫通孔が配置され、
    前記円筒部には、前記複数の翼と径方向に重なる円筒部貫通孔が配置され、
    前記翼は、上端縁が下端縁に対して周方向が異なる位置に配置されている傾斜翼である、
    モータ。
  2. 前記蓋部貫通孔は、周方向に配列される複数の孔である、請求項1に記載のモータ。
  3. 前記円筒部貫通孔は、周方向に配列される複数の孔である、請求項1または2に記載のモータ。
  4. 前記蓋部貫通孔と前記円筒部貫通孔とは径方向において重なる、請求項1から3のいずれかに記載のモータ。
  5. 前記蓋部貫通孔および前記円筒部貫通孔は、周方向に長手方向を有する孔形状である、請求項1から4のいずれかに記載のモータ。
  6. 前記電機子は、
    環状のコアバックと、
    前記コアバックから径方向内側に向かって突出する複数の磁極歯と、
    を含むステータコアと、
    前記ステータコアの前記磁極歯の少なくとも上面と下面とを覆うインシュレータと、
    前記インシュレータを介して前記磁極歯に導線が巻かれることで構成されるコイルと、
    を有し、
    前記翼の径方向の外縁部は、前記コアバックの内周面よりも径方向外方に位置している、請求項1から5のいずれかに記載のモータ。
  7. 前記インペラは、前記複数の翼を支持する円筒状の翼支持部を有しており、
    前記複数の翼は、前記翼支持部から径方向外方に向けて突出している、請求項1から6のいずれかに記載のモータ。
  8. 前記シャフトは、前記ロータマグネットを支持するマグネット支持部を有しており、
    前記翼支持部は、前記マグネット支持部に向けて伸びており、下端が、前記電機子の上端よりも下方に位置している、請求項7に記載のモータ。
  9. 前記翼支持部の下端は、前記マグネット支持部の上端と接触している、請求項8に記載のモータ。
  10. 前記ブラケットは、前記電機子よりも下方に底部を有しており、
    前記底部には前記電機子と軸方向重なる底部貫通孔を有する、請求項1から9のいずれかに記載のモータ。
JP2013235446A 2013-11-13 2013-11-13 モータ Withdrawn JP2015095997A (ja)

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