JPH09308207A - ブラシレス電動機 - Google Patents

ブラシレス電動機

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JPH09308207A
JPH09308207A JP8124641A JP12464196A JPH09308207A JP H09308207 A JPH09308207 A JP H09308207A JP 8124641 A JP8124641 A JP 8124641A JP 12464196 A JP12464196 A JP 12464196A JP H09308207 A JPH09308207 A JP H09308207A
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修 桜井
Jiyunki Miyoshi
順基 三好
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、回転位置検出センサーの絶縁と破
損防止を確実にしたブラシレス電動機を提供することに
ある。 【解決手段】固定子30の磁極32aを絶縁する絶縁体
(スロット絶縁材34)に固定子30の端面と直交する
方向に突設した外側壁37bと内側壁37aとにより固
定子巻線33を収納する収納溝38を設けるとともに、
前記内側壁37に前記回転子30側に位置した防護壁3
7aと前記収納溝38側に位置した絶縁壁37bとによ
り配設凹部39を形成し、前記回転位置検出センサー6
3を設けた配線基板60を回転位置検出センサー63を
配設凹部39内に位置させて絶縁体に取り付けることに
より、回転位置検出センサー63の固定子巻線33との
絶縁と回転子40への接触による破損防止をしたブラシ
レス電動機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転子の回転位
置を回転位置検出センサーによって検出し、この検出信
号に基づいて、固定子巻線に駆動電流を供給し電動機を
駆動するブラシレス電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転子の回転位置を回転位置検出
センサーによって検出し、この検出信号に基づいて、固
定子巻線に駆動電流を供給し回転子を回転させるブラシ
レス電動機は広く知られている。そして、この種のブラ
シレス電動機は回転子の外周に永久磁石を配設するとと
もに固定子に巻装した固定子巻線(以下単に巻線とい
う)に駆動電流を供給して回転磁界を発生させて回転子
を回転させる構成となっており、この巻線によって所定
の回転磁界を発生させるためには、回転子の回転位置を
検出し、この検出信号に基づいて前記巻線に順次駆動電
流を供給するものである。
【0003】そして、前記回転子の回転位置の検出はホ
ール素子等からなる回転位置検出センサー(以下単にセ
ンサーという)によってなされているものであるが、前
記センサーは回転子に巻装された巻線との絶縁距離を確
保して設けなけばならならないものであり、また、正確
な回転位置を検出する上からはできるだけ永久磁石に対
応させるとともに近接させなければならないものであ
る。このことから、従来は回転子の回転軸の軸方向の長
さ寸法を前記固定子の積層鉄心の積層寸法よりも長く、
つまり回転子の永久磁石が配設された外周を固定子の端
面にある巻線から十分な絶縁距離を確保できる長さ寸法
だけ長く設定し、固定子つまり磁極の端面から回転子を
突出させ、この突出した回転子の周囲にセンサーを対応
させて配設する構成として、センサーと前記巻線との絶
縁距離を確保するとともに正確な検出ができるようにし
ているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のブラシレス電動
機における回転子の回転位置検出の構成は、上述したよ
うにセンサーと巻線との絶縁距離の確保および正確な回
転位置を検出するために回転子の軸方向の長さ寸法を固
定子の積層寸法よりも所定長さ長く設定し、回転子の外
周端部を固定子の端面から突出させ、この突出した回転
子の周囲にセンサーを対応させて配設する構成としたも
のであることから、前記回転子の軸方向寸法が大きくな
り電動機の小形化が図れないという問題があり、また、
回転子に設ける永久磁石も大きなものが必要となる等高
価となり経済的な面で好ましくないという問題がある。
【0005】また、この種のブラシレス電動機において
も巻線に何らかの事情により大きな駆動電流が流れ異常
に発熱し場合によっては焼損等につながる虞があり、こ
れを防止するために巻線の異常な温度上昇検知する温度
センサーが設けられているものであるが、従来この温度
センサーの取り付けは温度センサーをテープ等を用いて
巻線に巻き付けて取り付ける構成となっているために、
その取付作業が煩わしくま組立工数の増加をまねくとい
う問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みてなされたものであり、請求項1記載の発明は、フレ
ーム内に回転自在に設けられるとともに外周に永久磁石
が配設された回転子と、積層鉄心からなり前記回転子の
周囲に配列される複数の磁極を有するとともにこの磁極
を絶縁する絶縁体を介して固定子巻線が巻装され前記フ
レーム内に収納された固定子と、前記回転子の近傍に配
設されて前記回転子の回転位置を検出する回転位置検出
センサーと、前記回転位置検出センサーの検出信号に基
づいて前記固定子巻線に駆動電流を供給する回路手段と
を備えたブラシレス電動機において、前記磁極を絶縁す
る絶縁体に軸方向に突設した外側壁と内側壁とにより前
記固定子巻線を収納する収納溝を設けるとともに、前記
内側壁に前記回転子側に位置した防護壁と前記収納溝側
に位置した絶縁壁とにより配設凹部を形成し、前記回転
位置検出センサーを設けた配線基板を前記回転位置検出
センサーを前記配設凹部内に位置させて前記絶縁体に取
り付けたブラシレス電動機としたものである。
【0007】このように構成した請求項1記載の発明
は、固定子の磁極を絶縁する絶縁体に回転子側に位置し
た防護壁と収納溝側に位置した絶縁壁とによって形成し
た配設凹部に回転位置検出センサーを位置させることと
したことから、回転子の軸方向の長さ寸法を大きくする
ことなく、固定子巻線との絶縁を確実にできるという作
用を有するものである。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明における配線基板に固定子巻線の温度を検出す
る温度センサーを設けたブラシレス電動機としたもので
ある。
【0009】このように構成した請求項2記載の発明
は、温度センサーを前記配線基板に設ける構成としたこ
とから、従来のように温度センサーを巻線にテープ等に
よって取り付けるようにするものに比べて、その取り付
けを容易かつ簡単とすることができるという作用を有す
るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明のブラシレス電
動機の実施の形態を電動送風機に適用した場合を図1な
いし図5に基づいて説明する。
【0011】図1は電動送風機Aの軸方向中心線で断面
した断面図であり、同図に示すように電動送風機Aは、
電動機1この電動機1に取り付けられるファン50とか
ら構成されている。そして、前記電動機1はフレーム
2、固定子30、回転子40等から構成されている。
【0012】そして、前記フレーム2は主フレーム10
とこの主フレーム10に取付ねじ3によって取り付けら
れた副フレーム20とから構成されている。そして、前
記主フレーム10は一端側に開口11が設けられた有底
筒状に形成され、その底壁12には前記開口11側に開
口した凹状に形成された軸受収納部13が形成されてお
り、また、周壁14の底壁12側に位置する部位には排
気孔14aが形成されている。また、前記開口11の周
縁部には後述するファンカバー56を嵌合して取り付け
る嵌合部15aが設けられたフランジ部15が一体に形
成され、このフランジ部15には図示しないねじ孔が設
けられている。
【0013】つぎに、前記副フレーム20は略短冊形状
に形成され、中心部には図1に示すように一側側つまり
主フレーム10の底壁12と対向する側に開口するとと
もに他側側に向けて凹ませて凹状に形成された軸受収納
部21が形成されており、また、前記軸受収納部21の
両側の部位に通気孔22(一方のみ図示)が、また、軸
受収納部21の近傍にはねじ孔23が形成されまた両端
部(一方端部のみ図示)には図示しないねじ挿通孔が形
成されている。そして、前記両端部に形成した前記図示
しないねじ挿通孔と前記主フレーム10のフランジ部1
5に形成した図示しないねじ孔とを対応させて前記取付
ねじ3を取り付けることにより副フレーム20と主フレ
ーム10とは結合されるとともに、両者が結合された状
態では前記開口11の中央部に橋架された副フレーム2
0の両側には副フレーム20の両側縁と前記開口11の
周縁とで略半円形状の風路開口が形成されるようになっ
ている。
【0014】つぎに、主フレーム10に圧入されて取り
付けられる固定子30について説明する。この固定子3
0はケイ素鋼板等を打ち抜いて形成した鉄心32を所定
の積層寸法となるように複数枚積層して形成した積層鉄
心31から構成され、また、前記鉄心32には図2に示
すように所定数(図では6個)の磁極32aが形成さ
れ、そして、隣接する磁極32aの間には磁極32aに
固定子巻線33を巻回するためのスロット32bが形成
されている。また、鉄心32の外周には前記主フレーム
10の周壁14内に圧入される圧入部32cが突出して
形成されており、この圧入部32cを周壁14内に圧入
した状態では、互いに隣接する圧入部32cと周壁14
とで囲まれて空間が形成され、この空間は固定子30の
外周と主フレーム10の内周との間に風路を形成するも
のである。そして、鉄心32を積層して積層鉄心31つ
まり固定子30の前記各スロット32bおよび前記磁極
32aの端面つまり固定子30の端面には図2に示すよ
うに耐熱性つまり電動機1の駆動時に高温となる固定子
30の温度に耐え得る合成樹脂で形成された絶縁体とし
てのスロット絶縁材34が配設されており、このスロッ
ト絶縁材34の前記副フレーム20側にはこのスロット
絶縁材34と一体に形成され前記固定子30の両端面よ
りこの端面と直交する方向つまり軸方向に突出して外側
壁としての環状壁35とこの環状壁35の内側にこの環
状壁35と離間対向するとともに各磁極32aの磁極3
2aの先端部つまり歯部に対応した部位に内側壁として
の突出壁37が複数(図では6個)個形成されている。
この突出壁37と前記環状壁35とによって両者の間に
は図1に示すように前記固定子巻線33を収納する収納
溝38が形成されている。また、前記底壁12側に位置
する前記突出壁37には溝状に形成されたセンサーを配
設する配設凹部39が形成されている。この配設凹部3
9は図1、図3および図4に示すように突出壁37の周
方向に細溝を形成して、前記回転子40側に位置した防
護壁37aと前記収納溝38側に位置した絶縁壁37b
を形成することによりをとにより断面コ字状の細溝形状
に形成されているものである。そして、図3に示すよう
に前記断面コ字状の細溝形状に形成された底壁部37c
は前記磁極32aの端面つまり固定子30の端面を覆う
とともに肉薄に形成された絶縁壁となっている。なお、
前記スロット絶縁材34と環状壁35および突出壁37
とは、あらかじめ耐熱性を有する合成樹脂で成型して前
記積層鉄心31に取り付けるようにしてもよく、また、
積層鉄心31と一体成型として形成するようにしてもよ
い。また、前記配設溝39は細溝形状ではなく凹状つま
り穴状に形成してもよく、要は回転子40側に位置した
防護壁37aと前記収納溝38側に位置した絶縁壁37
bが形成されていればよいものである。
【0015】また、前記主フレーム10の底壁12側の
環状壁35にはそれぞれ3個の突起35aと35bが形
成されており、突起35aは後に詳述する配線基板を取
付るための取付用の突起となっている。
【0016】そして、固定子30は前記固定子巻線33
を巻回するとともに後述する配線基板60を取り付けた
状態で前記主フレーム10内に圧入して取り付けられる
ものである。
【0017】つぎに、前記回転子40は、ケイ素鋼板等
を打ち抜いて形成した鉄心42を所定の積層寸法となる
ように複数枚積層して形成した積層鉄心43、この積層
鉄心43の外周に取着した所定の極数を形成した永久磁
石44および前記積層鉄心43の軸孔43aに圧入され
た回転軸45とから構成されている。なお、この回転軸
45の一端側先端部に後述する遠心ファン51を取り付
けるためのねじ45aが形成されている。そして、前記
回転軸45にはボールベアリング46、47がその内輪
を圧入して取り付けられている。
【0018】回転子40は回転軸45に取り付けたボー
ルベアリング46、47を前記主フレーム10および副
フレーム20のそれぞれに形成した軸受収納部13およ
び21にその外輪を回り止めして収納つまり嵌合するこ
とによってフレーム2内に回転自在に支持されて配設さ
れるものである。
【0019】つぎに、ファン50は遠心ファン51、整
流板55、これら遠心ファン51および整流板55を収
納するファンカバー56とから構成されている。そし
て、前記遠心ファン51は円形状の平板プレート52、
中央部に吸入口53bが設けられたなだらかな曲面とし
た山形の曲面プレート53および平板プレート52と曲
面プレート53を互いに所定距離離間して結合する複数
のブレード54とから構成されている。なお、前記平板
プレート52の中心には回転軸45が挿通される貫通孔
52aが形成されている。また、前記整流板55は、外
周部に図示しないが複数の風路口が形成されるとともに
中心部には円形状に凹ませた凹部55aが形成され、こ
の凹部55aには前記副フレーム20の軸受収納部21
の外周部に嵌合する嵌合孔55bが形成されている。ま
た、前記凹部55aには前記副フレーム20に形成した
ねじ孔23に対応した貫通孔55cが形成されている。
また、前記ファンカバー56は図において下方を開口し
た有底筒状に形成され、その底壁つまり前記曲面プレー
ト53と対向する面は、前記曲面プレート53の曲面に
沿った形状に形成されるとともにその中央部には曲面プ
レート53に形成した吸入口53bと対応して吸入口5
6aが形成され、また、環状壁56bの開口の近傍の内
周壁は前記主フレーム10に形成したフランジ部15に
形成した嵌合部15aに嵌合する被嵌合部となってい
る。
【0020】そして、このファン50は前記電動機1が
組み立てられた状態で取り付けられるものである。つま
り、電動機1が組み立てられた状態の前記副フレーム2
0に、まず整流板55をその貫通孔55cを前記副フレ
ーム20のねじ孔23に対応させて配置し、ねじ4をね
じ孔23に締結して取り付ける。ついで、前記遠心ファ
ン51を、平板プレート52を取付板57、57によっ
て挾持するとともにワッシャー58を介して前記回転軸
45のねじ45aにナット59によって取り付ける。つ
いでファンカバー56を前記遠心ファン51、整流板5
5を覆って被嵌合部を前記嵌合部15aに嵌合させて取
り付けるものである。
【0021】つぎに、前記主フレーム10の底壁12側
に位置する環状壁35には配線基板60が取り付けられ
ている。この配線基板60には図5に示すように略円板
状に形成され中央部には前記回転子40の回転軸45を
貫通させる貫通孔61が形成され、また、外周部には前
記環状壁35に設けた取付突起35aが嵌合する3個の
切欠62が設けられ、この切欠62に前記取付突起35
aを嵌合した後この取付突起35aの頭部に熱を加えて
溶融することにより前記配線基板60は前記環状壁35
に取り付けられるようになっている。また、配線基板6
0には前記配設凹部39内に配設されて前記永久磁石4
4を介して回転子40の位置を検出するセンサーつまり
回転位置検出センサーとしてのホール素子(ホールI
C)63および温度センサー64が取り付けられてい
る。また、配線基板60にはピン65が設けられてお
り、このピン65には前記巻線33の端部33aとリー
ド線70とが接続され、また、前記ホール素子63は配
線基板60に設けたプリント配線を介してフレキシブル
基板からなるリード線71に接続されている。そして、
前記リード線70およびフレキシブル基板からなるリー
ド線71は保護チューブ73(図1参照)に挿通されて
前記主フレーム10に設けた排気口14aから外部に引
き出され、図示しない駆動回路が設けられた回路手段に
接続されている。そして、前記温度センサー64は前記
巻線33の端部33aの近傍に位置した部位に設けられ
ており、巻線33を流れる駆動電流によって前記端部3
3a部分も発熱するがこの発熱つまり温度を前記温度セ
ンサー64で検知して、所定温度以上つまり駆動電流に
より巻線33が異常に発熱した際は、駆動電流の供給を
停止する等して、電動機1の焼損等を防止するものであ
る。なお、この温度センサー64は図1に点線で示した
ように前記収納溝38内に収納された巻線33に接触な
いし近接して配設するようにしてもよいものである。
【0022】そして、前記ホール素子63が取り付けら
れた前記配線基板60を前記環状壁35に取り付けた状
態では前記ホール素子63は前記配設凹部39内に位置
しているものである。このことによって、前記ホール素
子63は前記絶縁壁37bによって巻線33との絶縁が
確実になされており、また、防護壁37aによって電動
送風機Aの振動あるいは外部からの予期せぬ衝撃力が加
わり、仮に前記ホール素子63が動くようなことが生じ
たとしも前記防護壁37aによって回転子40への接触
を確実に防止できることから、ホール素子63の破損等
を防止できるものである。また、このように配設凹部3
9を固定子30の端面に設けたことによりホール素子6
3を巻線33との絶縁および回転子40との接触の防止
等をするようにするとともに、前記配設凹部39は固定
子30つまり固定子30に形成した磁極32aの端面で
かつ回転子側に位置して形成されていることから、固定
子30の端面および回転子40に近接した位置に形成で
きるため、従来のように回転子の軸方向の長さ寸法を大
きくする必要がないため、従来のように電動機の小形化
が図れないという問題および回転子に設ける永久磁石を
大きくしなければならないという問題を解消できるもの
である。
【0023】また、前記温度センサー64を前記配線基
板60に設ける構成としたことから、従来のように温度
センサーを巻線にテープ等によって取り付けるようにす
るものいに比べて、その取り付けを容易かつ簡単とする
ことができるものである。
【0024】なお、上記実施の形態においては、絶縁体
としての環状壁35をスロット絶縁材34に一体に形成
する構成としたが、これはスロット絶縁材34とは別体
に形成して固定子30の端面部に取着する構成としても
よいものである。しかし、上記実施の形態のようにスロ
ット絶縁材34に一体に形成する構成とした場合は、別
体とした場合に比べ部品点数が少なくなり組立が容易で
あるという図れる等の利点がある。
【0025】なお、上記実施の形態ではブラシレス電動
機を電動送風機に用いた場合について説明したが、これ
は言うまでもなくブラシレス電動機単体とすることもで
きるものであり、また、他の電気機器に用いることがで
きるものである。
【0026】
【発明の効果】上記のように構成した請求項1記載の発
明は、固定子の磁極を絶縁する絶縁体に回転子側に位置
した防護壁と前記収納溝側に位置した絶縁壁とによって
形成した配設凹部に回転位置検出センサーを位置させる
こととしたことから、回転子の軸方向の長さ寸法を大き
くすることなく、固定子巻線との絶縁を確実にできると
いう効果を有するものである。
【0027】また、請求項2記載の発明は、温度センサ
ーを前記配線基板に設ける構成としたことから、従来の
ように温度センサーを巻線にテープ等によって取り付け
るようにするものに比べて、その取り付けを容易かつ簡
単とすることができるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す電動送風機を軸方向
中心線で断面した断面図。
【図2】上記実施の形態のスロット絶縁材を取り付けた
状態の固定子を示す図であり、(A)はその上面図、
(B)は側面図、(C)は下面図である。
【図3】上記実施の形態における配設凹部を示す断面図
(図2(C)のX−X線での断面図)。
【図4】上記実施の形態における配設凹部を示す斜視
図。
【図5】上記実施の形態の配線基板を示す図てあり、
(A)はその上面図、(B)は側面図、(C)は下面図
である。
【符号の説明】
A 電動送風機 1 電動機 2 電動機のフレーム 10 主フレーム 20 副フレーム 30 固定子 32a 固定子の磁極 34 スロット絶縁材(絶縁体) 35 環状壁(外側壁) 37 突出壁(内側壁) 37a 防護壁 37b 絶縁壁 38 収納溝 40 回転子 60 配線基板 63 ホール素子(回転位置検出センサー) 64 温度センサー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレーム内に回転自在に設けられるととも
    に外周に永久磁石が配設された回転子と、積層鉄心から
    なり前記回転子の周囲に配列される複数の磁極を有する
    とともにこの磁極を絶縁する絶縁体を介して固定子巻線
    が巻装され前記フレーム内に収納された固定子と、前記
    回転子の近傍に配設されて前記回転子の回転位置を検出
    する回転位置検出センサーと、前記回転位置検出センサ
    ーの検出信号に基づいて前記固定子巻線に駆動電流を供
    給する回路手段とを備えたブラシレス電動機において、
    前記磁極を絶縁する絶縁体に軸方向に突設した外側壁と
    内側壁とにより前記固定子巻線を収納する収納溝を設け
    るとともに、前記内側壁に前記回転子側に位置した防護
    壁と前記収納溝側に位置した絶縁壁とにより配設凹部を
    形成し、前記回転位置検出センサーを設けた配線基板を
    前記回転位置検出センサーを前記配設凹部内に位置させ
    て前記絶縁体に取り付けたことを特徴とするブラシレス
    電動機。
  2. 【請求項2】前記配線基板に前記固定子巻線の温度を検
    出する温度センサーを設けたことを特徴とする請求項1
    記載のブラシレス電動機。
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