JP2003161068A - 自動販売機の扉ロック装置 - Google Patents

自動販売機の扉ロック装置

Info

Publication number
JP2003161068A
JP2003161068A JP2001362819A JP2001362819A JP2003161068A JP 2003161068 A JP2003161068 A JP 2003161068A JP 2001362819 A JP2001362819 A JP 2001362819A JP 2001362819 A JP2001362819 A JP 2001362819A JP 2003161068 A JP2003161068 A JP 2003161068A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
key
main
lock member
auxiliary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001362819A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Fukami
真一 深見
Toshio Watanabe
利男 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Electric Appliances Co Ltd filed Critical Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Priority to JP2001362819A priority Critical patent/JP2003161068A/ja
Publication of JP2003161068A publication Critical patent/JP2003161068A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】扉体をロックする作業を簡潔な手順で容易に能
率よく行なえる自動販売機の扉ロック装置を提供する。 【解決手段】扉体をロックするためのキーアングル6に
受け具37を上下動可能に設け、補助ロック機構30の
シリンダ錠20を正逆方向に回動操作することによりロ
ックプレート32を進退動作させ、そのロックプレート
32の後退動作時に受け具37を落下させて係合孔24
を塞ぎ、扉体のロック解除操作でキーアングル6が上昇
したときにロックプレート32をスプリング34の付勢
力でキーアングル6に当接させ、扉体の閉合動作でキー
アングル6が下降したときに、スプリング34の付勢力
でロックプレート32を係合孔24に係合させてキーア
ングル6の上昇動作を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動販売機の本
体の前面に設けられた扉体をロックする自動販売機の扉
ロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動販売機は、前面が開放した箱形状の
本体を備え、この本体の前面にその開放部を開閉するた
めの扉体が取り付けられ、この扉体がロック機構により
係脱可能にロックされている。
【0003】そして近年においては、本体内に収納され
ている販売用の商品の盗難やいたずらをより確実に防止
するために、扉体をメインロック機構と補助ロック機構
とで二重にロックするようになってきている。
【0004】図4にはこのような二重のロック機構を備
える自動販売機を示してあり、この自動販売機は前面が
開放した箱形状の本体1を備え、この本体1の前面の一
側縁にヒンジ2を介して扉体3が回動自在に取り付けら
れ、この扉体3により本体1の前面の開放部が開閉され
る。
【0005】そしてこの自動販売機には、図6に示すよ
うに扉体3の開放を阻止するメインロック機構4および
このメインロック機構4の動作を規制する補助ロック機
構5が設けられている。
【0006】メインロック機構4は、図4および図6に
示すように、扉体3の内側に上下動可能に取り付けられ
たメインロック部材としてのキーアングル6と、このキ
ーアングル6と対向して本体1の開口縁部に設けられた
一対の係合体7と、扉体3の前面に設けられた操作ハン
ドル8とで構成されている。
【0007】キーアングル6は断面コ字状をなす上下に
長い部材で、その上部および下部にはそれぞれ係合用の
開口部9が形成されている。操作ハンドル8は施錠機構
としてのシリンダ錠11を備え、扉体3の閉合状態のも
とでは図5(A)に示すように、凹部8a内に押し込め
られ、シリンダ錠11により施錠されている。そして、
前記シリンダ錠11にキーを差し込んで解錠すると、図
5(B)に示すように操作ハンドル8がスプリングの付
勢力で扉体3の前方に突出し、この状態で操作ハンドル
8を操作することができるようになっている。
【0008】操作ハンドル8は、図6に示すように、ク
ランク部材12を有し、またこのクランク部材12に対
応する受け部材13がキーアングル6の中間部に設けら
れ、この受け部材13にクランク部材12が係合し、こ
の係合により操作ハンドル8を一方向に回動して操作し
たときにキーアングル6が上方に押し上げられる。
【0009】本体1の開口縁部に取り付けられた係合体
7は、キーアングル6に形成された開口部9に対応して
配置するとともに、それぞれ上方に向って延びる爪部1
4を一体に有している。
【0010】扉体3が本体1の前面に閉じ合わされてい
るときには、キーアングル6の各開口部9を通して各係
合体7の爪部14がキーアングル6の内側に突出し、か
つ各開口部9の上辺の縁部が爪部14の上端より下方に
位置した状態にあり、これによりキーアングル6と係合
体7とが係合し、この係合で扉体3が本体1にロックさ
れた状態となる。
【0011】そしてこの状態から、操作ハンドル8を操
作すると、キーアングル6が上方に押し上げられ、各開
口部9の上辺の縁部が各爪部14の上端より上方に位置
し、これによりキーアングル6と係合体7との係合が外
れ、したがってこの状態で扉体3をヒンジ2を支点に本
体1の前方側に回動することにより扉体3を開放するこ
とができる。
【0012】操作ハンドル8を操作してキーアングル6
を上昇させたときには、キーアングル6が図4に示す保
持機構15により係脱可能に係止されてその上昇位置に
保持される。
【0013】そして扉体3を開放した後に、扉体3を再
び本体1の前面に向けて押し込んで閉じ合わせると、キ
ーアングル6の各開口部9内に各係合体7における爪部
14が相対的に進入するとともに、扉体3と本体1との
閉合動作で前記保持機構15によるキーアングル6の係
止が外れてキーアングル6が自重で落下し、各開口部9
の上辺の縁部が各爪部14の内側に配置してキーアング
ル6と係合体7とが係合し、これにより扉体3がロック
され、こののち操作ハンドル8を凹部8a内に押し込ん
で施錠する。
【0014】図7には補助ロック機構5の構成を示して
あり、この補助ロック機構5は、前記操作ハンドル8に
用いるキーと同じキーを用いて操作が可能なシリンダ錠
20を備え、このシリンダ錠20は図4に示すように扉
体3の前面の操作ハンドル8の下方の位置に設けられて
いる。
【0015】そしてシリンダ錠20にはキーの操作で回
動するタグ21が設けられ、このタグ21の先端部にピ
ン22が取り付けられ、このピン22が補助ロック部材
としてのロックプレート23の長孔23a内に挿入され
ている。
【0016】補助ロック部材としてのロックプレート2
3は前記キーアングル6の長手方向と直角の左右方向に
移動自在に支持されている。そして、キーアングル6の
側面にはロックプレート23に対応して係合部としての
係合孔24が形成されている。
【0017】タグ21はスプリング25により図中時計
方向に弾性的に付勢されている。そして図7(A)に示
すようにシリンダ錠20による施錠状態のもとでは、ス
プリング25による付勢力に抗してロックプレート23
が右方向に移動してその先端部がキーアングル6の係合
孔24内に係合し、この係合によりキーアングル6がロ
ックされ、その上昇動作が規制されている。
【0018】したがって、この状態おいて、メインロッ
ク機構4のシリンダ錠11を不正に解錠し、操作ハンド
ル8を操作し、キーアングル6を上昇させて扉体3を開
放しようとしてもそれが阻止される。
【0019】扉体3を正規の手順で開放する際には、ま
ずメインロック機構4におけるシリンダ錠11にキーを
差し込んで解錠し、操作ハンドル8を扉体3の前方に突
出させる。
【0020】次に、シリンダ錠11からキーを抜き取
り、このキーを補助ロック機構5におけるシリンダ錠2
0に差し込み、このキーでシリンダ錠20を操作してタ
グ21を図7(B)に示すように時計方向に回動させ
る。この回動によりロックプレート23が左方向に移動
してキーアングル6の係合孔24から離脱し、これによ
りキーアングル6に対するロックが解除される。このロ
ックの解除はスプリング25の弾性力により保持され
る。またシリンダ錠20の解錠状態においてはそのシリ
ンダ錠20に差し込んだキーは抜き取れない。
【0021】このように補助ロック機構5を操作してキ
ーアングル6のロックを解除した後にはメインロック機
構4の前記操作ハンドル8を操作してキーアングル6を
上昇させる。そしてこの操作によりキーアングル6が保
持機構15に係合して上昇位置に保持され、扉体3に対
するロックが解除される。したがってこの状態におい
て、扉体3を自由に開放することができる。
【0022】一方、扉体3をロックする際には、まず扉
体3を回動して本体1の前面に閉じ合わせる。この閉じ
合わせの動作で保持機構15によるキーアングル6の保
持が解除され、キーアングル6が自重で落下し、開口部
9の縁部が係合体7に係合し、これにより扉体3が本体
1に対してロックされる。
【0023】この後、補助ロック機構5のシリンダ錠2
0をキーを介して操作してタグ21をスプリング25に
抗して反時計方向に回動させて施錠する。この回動によ
りロックプレート23が右方向に移動してキーアングル
6の係合孔24に係合し、これによりキーアングル6が
ロックされ、その上昇動作が不能となる。
【0024】シリンダ錠20を施錠位置まで回動操作し
たときには、このシリンダ錠20からキーを抜き取る。
このキーの抜き取りによりシリンダ錠20が施錠位置で
施錠され、キーアングル6のロック状態が維持される。
さらにこの後、メインロック機構4の操作ハンドル8を
凹部8a内に押し込んで施錠する。これにより扉体3に
対する閉合ロック操作が完了する。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の構成においては、扉体3のロックを解除する際に
は、まずメインロック機構4のシリンダ錠11にキーを
差し込み、このキーを回して操作ハンドル8を突出さ
せ、次に前記キーを抜き取り、このキーを補助ロック機
構5のシリンダ錠20に差し込み、このキーを回してロ
ックプレート23をキーアングル6の係合孔24から離
脱させ、この後、前記操作ハンドル8を操作してキーア
ングル6を上昇させて扉体3のロックを解除し、また扉
体3をロックする際には、扉体3を本体1の前面に閉じ
合わせてキーアングル6を落下させ、次に補助ロック機
構5のシリンダ錠20に差し込まれているキーを回し、
ロックプレート23をキーアングル6の係合孔24に係
合させて施錠しなければならない。
【0026】すなわち、扉体3のロック時およびロック
解除時のいずれの場合にも、メインロック機構4と補助
ロック機構5との双方をそれぞれ操作しなければならな
い。このため扉体3を開閉する際の手順が煩雑で、操作
が煩わしく、作業能率が低下する難点がある。
【0027】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的とするところは、特に扉体のロック
の作業を簡潔な手順で容易に能率よく達成することがで
きる自動販売機の扉ロック装置を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】この発明はこのような目
的を達成するために、自動販売機の本体の前面に設けら
れた扉体を本体に対して係脱可能にロックする自動販売
機の扉ロック装置において、操作ハンドルの操作により
上昇動作して扉体のロックを解除し、扉体の閉合動作に
より下降動作して扉体をロックするメインロック部材
と、前記操作ハンドルを施錠する施錠機構とを有するメ
インロック機構と、キーを用いる正逆回動操作に応じて
進退動作し、その進退動作により前記メインロック部材
に係脱する補助ロック部材と、前記メインロック部材に
設けられた前記補助ロック部材の係脱用の係合部と、前
記メインロック部材に対して上下動可能に設けられた受
け具とを有する補助ロック機構とを備え、補助ロック機
構の補助ロック部材はその進出動作状態においてメイン
ロック部材の係合部に係合してメインロック部材をロッ
クし、このロック時には前記受け具がその補助ロック部
材に支持されて下降動作が阻止され、前記キーの正方向
回動操作に応じて前記補助ロック部材がスプリングに抗
して後退動作することによりメインロック部材のロック
が解除され、かつ前記受け具が下降動作してメインロッ
ク部材の係合部に対向配置し、前記キーの逆方向回動操
作に応じて前記補助ロック部材が前記スプリングの付勢
力で進出動作し、この進出動作の途中に前記補助ロック
部材が前記受け具に当接して前記係合部に対する係合が
阻止され、この状態で前記操作ハンドルの操作により前
記メインロック部材が上昇動作することにより前記受け
具がメインロック部材と一体的に上昇して前記補助ロッ
ク部材から離脱し、この離脱で前記補助ロック部材が進
出動作して前記メインロック部材に当接し、扉体の閉合
動作に応じて前記メインロック部材が下降動作し、係合
部が前記補助ロック部材に対向配置した際に、前記補助
ロック部材が進出動作して前記係合部に係合してメイン
ロック部材がロックされるようにしたものである。
【0029】そして、請求項2の発明においては、メイ
ンロック機構における操作ハンドルの施錠機構を解錠す
るためのキーと、補助ロック機構の補助ロック部材を操
作するキーとが同一の共通したキーであることを特徴と
している。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて説明する。なお、この実施形態は補助ロック機構が
異なるだけで、メインロック機構は従来と同一の構造で
あるから、図1ないし図3に補助ロック機構の構造のみ
を示し、他の部分については図4を参照して説明する。
【0031】図1ないし図3に示すように、この実施形
態における補助ロック機構30は扉体3の裏面に取り付
けられたキーボックス31を備え、このキーボックス3
1内に補助ロック部材としてのロックプレート32が設
けられている。
【0032】ロックプレート32はキーボックス31内
に架設されたガイドシャフト33を介して図における左
右方向にスライド自在に支持されていると共に、ガイド
シャフト33に巻装されたスプリング34により右方向
に弾性的に付勢されている。
【0033】図2(A)は、扉体3のロック時の状態を
示してあり、このロック時においては、ロックプレート
32の先端部がスプリング34による付勢力でキーボッ
クス31から突出してメインロック部材としてのキーア
ングル6の係合孔24に係合し、この係合でキーアング
ル6の上昇動作が阻止されている。
【0034】キーアングル6には係合孔24に隣接して
受け具37が設けられている。この受け具37は断面L
状をなし、その一方の側面37aがキーアングル6の背
面に対向し、この側面37aに上下に長い一対のガイド
孔38が形成されている。そしてキーアングル6の背面
に一対のピン39が取り付けられ、これらピン39が前
記ガイド孔38内に遊挿され、これにより受け具37が
キーアングル6に対して上下方向に移動自在に支持され
ている。そして図2(A)の状態においては、受け具3
7の他方の側面37bの下端縁が前記ロックプレート3
2に当接して受け具37が受け止められている。
【0035】扉体3の前面にはシリンダ錠20が取り付
けられ、このシリンダ錠20の先端部がキーボックス3
1内に挿入されている。そしてシリンダ錠20の先端部
にシリンダ錠20の操作により回動するタグ21が設け
られ、このタグ21の先端部の側面にピン43が取り付
けられている。
【0036】前記ロックプレート32の側面には切起し
加工により舌片45が形成され、図2(A)の状態にお
いてはスプリング34の付勢力によりこの舌片45が前
記タグ21のピン43に弾性的に接触している。
【0037】扉体3を開放する際の手順について説明す
ると、図2(A)に示す扉体3のロック状態において、
補助ロック機構30におけるシリンダ錠20にキーを差
し込み、このキーでシリンダ錠20を一旦図2(B)に
示すように時計方向(正方向)に回し、引き続いて図2
(C)に示すように反時計方向(逆方向)に回してシリ
ンダ錠20を元の施錠位置に戻し、キーを抜き取る。
【0038】シリンダ錠20を時計方向に回したときに
は、図2(B)に示すようにシリンダ錠20と一体的に
タグ21が時計方向に回動し、この回動によりピン43
を介してロックプレート32がスプリング34に抗して
左方向に後退するように押し動かされる。そしてこの後
退移動によりロックプレート32の先端部がキーアング
ル6の係合孔24および受け具37から離脱する。
【0039】ロックプレート32が受け具37から離脱
すると、受け具37が自重で下方に落下し、この受け具
37の側面37bがキーアングル6の係合孔24に対向
する。シリンダ錠20を反時計方向に回動して元の位置
に戻したときには、その途中まではタグ21のピン43
と一体的にロックプレート32がスプリング34の付勢
力で右方向に進出移動するが、その途中において図2
(C)ロックプレート32の先端縁が前記受け具37の
側面37bに当接して停止する。したがって、シリンダ
錠20がタグ21と一体的に元の位置に戻っても、ロッ
クプレート32はキーアングル6の係合孔24への進入
が受け具37の側面37bで阻まれ、キーアングル6に
対するロックの解除状態が維持される。
【0040】補助ロック機構30のシリンダ錠20から
キーを抜き取った後には、このキーを図4に示すメイン
ロック機構4のシリンダ錠11に差し込み、このキーで
シリンダ錠11を一旦時計方向(正方向)に回し、引き
続いて反時計方向(逆方向)に回して元の位置に戻し、
キーを抜き取る。
【0041】この操作により操作ハンドル8に対する施
錠が解除され、操作ハンドル8が扉体3の前方に突出す
る。この突出した操作ハンドル8を手で握り、反時計方
向に回動する。この回動によりキーアングル6が上昇す
るとともに保持機構15により係止されてその上昇位置
に保持され、これによりキーアングル6の開口部9と本
体1の係合体7とが互いに対向して扉体3のロックが解
除され、その開放が可能となる。
【0042】操作ハンドル8による操作でキーアングル
6が上昇したときには、図3(D)に示すようにキーア
ングル6と一体的に受け具37も上昇し、この上昇によ
り受け具37がロックプレート32の先端縁から離脱
し、この離脱に応じてロックプレート32がスプリング
34の付勢力で右方向に進出移動し、キーアングル6の
側面に当接する。
【0043】この状態において扉体3を開放し、所定の
作業を行なう。そして作業が終了し、扉体3を本体1の
前面に再び閉じ合わせると、その閉じ合わせの動作で前
記保持機構15が解除操作され、これに伴いキーアング
ル6が自重で下方に落下し、このキーアングル6を介し
て扉体3が本体1に対してロックされる。
【0044】キーアングル6が落下して下方に移動する
ときにはこのキーアングル6と一体的に受け具37も下
方に移動する。そして図3(E)に示すようにキーアン
グル6の移動の途中に受け具37がロックプレート32
の先端部の上縁に当接して停止し、この停止後もキーア
ングル6は引き続き下方に移動し、係合孔24がロック
プレート32と対向する位置において停止する。
【0045】そしてロックプレート32と係合孔24と
が対向することにより、ロックプレート32がスプリン
グ34の付勢力で右方向に進出移動し、その先端部が係
合孔24内に進入してキーアングル6がロックされる。
【0046】この一連の動作は、扉体3を本体1の前面
に閉じ合わせる動作に応じて自動的に達成される。ま
た、キーアングル6が下方に落下したときには、これに
連動して操作ハンドル8が時計方向に回動して当初のほ
ぼ垂直の姿勢に戻るから、この操作ハンドル8を凹部8
a内に押し込む。この押し込みに応じてシリンダ錠20
により操作ハンドル8が自動的に施錠される。これによ
り扉体3に対するロック操作が完了する。
【0047】このように、この実施形態の扉ロック装置
によれば、扉体3のロックを解除する際には、補助ロッ
ク機構30のシリンダ錠20にキーを差し込んでシリン
ダ錠20を一回正逆方向に回し、次にそのキーを抜き取
って操作ハンドル8のシリンダ錠11に差し込み、この
キーで操作ハンドル8の施錠を解除し、操作ハンドル8
を突出させて操作すればよく、また扉体3をロックする
際には、扉体3を本体1の前面に閉じ合わせ、操作ハン
ドル8を凹部8a内に押し込んで施錠するだけで、補助
ロック機構30に対する操作を何ら要することなく扉体
3のロックを達成でき、このため特に扉体3のロックの
作業を簡潔な手順で容易に能率よく行なうことができ
る。
【0048】なお、前記実施形態においては、扉体3の
ロックを解除する際に、補助ロック機構30を先にキー
で操作し、この後、操作ハンドル8のシリンダ錠11に
キーを差し込んで操作ハンドル8を突出させるようにし
たが、この逆の手順、すなわち操作ハンドル8のシリン
ダ錠11に先にキーを差し込んで操作ハンドル8を突出
させ、次に補助ロック機構30のシリンダ錠20にキー
を差し込んで補助ロック機構30を操作し、この後、前
記操作ハンドル8を操作して扉体3のロックを解除する
場合であってもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
扉体をロックする際に、扉体を本体の前面に閉じ合わ
せ、操作ハンドルを施錠するだけで、補助ロック機構に
対する操作を何ら要することなくその扉体のロックを達
成でき、したがって扉体の開閉作業を簡潔な手順で容易
に能率よく行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る自動販売機の扉ロ
ック装置を示す構成図。
【図2】その扉ロック装置の動作の前半工程を順に示す
説明図。
【図3】その扉ロック装置の動作の後半工程を順に示す
説明図。
【図4】二重ロック機構を備える従来の自動販売機を示
す斜視図。
【図5】その自動販売機における扉体のロック解除手順
を説明するための説明図。
【図6】その自動販売機の要部を示す分解状態の斜視
図。
【図7】その自動販売機の補助ロック機構の構成を示す
構成図。
【符号の説明】
1…本体 3…扉体 4…メインロック機構 6…キーアングル(メインロック部材) 7…係合体 8…操作ハンドル 11…シリンダ錠(施錠機構) 20…シリンダ錠 24…係合孔(係合部) 30…補助ロック機構 32…ロックプレート(補助ロック部材) 33…ガイドシャフト 34…スプリング 37…受け具装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動販売機の本体の前面に設けられた扉体
    を本体に対して係脱可能にロックする自動販売機の扉ロ
    ック装置において、 操作ハンドルの操作により上昇動作して扉体のロックを
    解除し、扉体の閉合動作により下降動作して扉体をロッ
    クするメインロック部材と、前記操作ハンドルを施錠す
    る施錠機構とを有するメインロック機構と、 キーを用いる正逆回動操作に応じて進退動作し、その進
    退動作により前記メインロック部材に係脱する補助ロッ
    ク部材と、前記メインロック部材に設けられた前記補助
    ロック部材の係脱用の係合部と、前記メインロック部材
    に対して上下動可能に設けられた受け具とを有する補助
    ロック機構とを備え、 補助ロック機構の補助ロック部材はその進出動作状態に
    おいてメインロック部材の係合部に係合してメインロッ
    ク部材をロックし、このロック時には前記受け具がその
    補助ロック部材に支持されて下降動作が阻止され、 前記キーの正方向回動操作に応じて前記補助ロック部材
    がスプリングに抗して後退動作することによりメインロ
    ック部材のロックが解除され、かつ前記受け具が下降動
    作してメインロック部材の係合部に対向配置し、 前記キーの逆方向回動操作に応じて前記補助ロック部材
    が前記スプリングの付勢力で進出動作し、この進出動作
    の途中に前記補助ロック部材が前記受け具に当接して前
    記係合部に対する係合が阻止され、 この状態で前記操作ハンドルの操作により前記メインロ
    ック部材が上昇動作することにより前記受け具がメイン
    ロック部材と一体的に上昇して前記補助ロック部材から
    離脱し、この離脱で前記補助ロック部材が進出動作して
    前記メインロック部材に当接し、扉体の閉合動作に応じ
    て前記メインロック部材が下降動作し、係合部が前記補
    助ロック部材に対向配置した際に、前記補助ロック部材
    が進出動作して前記係合部に係合してメインロック部材
    がロックされることを特徴とする自動販売機の扉ロック
    装置。
  2. 【請求項2】メインロック機構における操作ハンドルの
    施錠機構を解錠するためのキーと、補助ロック機構の補
    助ロック部材を操作するキーとが同一の共通したキーで
    あることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の扉
    ロック装置。
JP2001362819A 2001-11-28 2001-11-28 自動販売機の扉ロック装置 Pending JP2003161068A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001362819A JP2003161068A (ja) 2001-11-28 2001-11-28 自動販売機の扉ロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001362819A JP2003161068A (ja) 2001-11-28 2001-11-28 自動販売機の扉ロック装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003161068A true JP2003161068A (ja) 2003-06-06

Family

ID=19173258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001362819A Pending JP2003161068A (ja) 2001-11-28 2001-11-28 自動販売機の扉ロック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003161068A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006146637A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機の扉ロック装置
KR100633356B1 (ko) 2005-08-22 2006-10-12 배선배 잠금확인기능을 구비한 도아의 잠금장치
JP2007299235A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006146637A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機の扉ロック装置
JP4501649B2 (ja) * 2004-11-22 2010-07-14 富士電機リテイルシステムズ株式会社 自動販売機の扉ロック装置
KR100633356B1 (ko) 2005-08-22 2006-10-12 배선배 잠금확인기능을 구비한 도아의 잠금장치
JP2007299235A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機
JP4710709B2 (ja) * 2006-04-28 2011-06-29 富士電機リテイルシステムズ株式会社 自動販売機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3339842B2 (ja) 扉開閉用ハンドル装置
JP2003138801A (ja) 押しボタン施錠装置
JP3788968B2 (ja) 電気錠
JP2008208661A (ja) 錠装置
JP4891495B2 (ja) 開閉器用操作器
JPH0726496B2 (ja) 安全装置の内設されたドア・ロック
JP2007285002A (ja) 施錠装置およびこれを用いたゴミ箱
JP2003161068A (ja) 自動販売機の扉ロック装置
JP2020051138A (ja) 施解錠装置
JP2022121405A (ja) 磁気係合装置
JP5358818B2 (ja) 扉用の施解錠装置
JP3146820B2 (ja) 自動販売機の扉ロック機構
KR20200111596A (ko) 래치볼트 자동 해정식 도어락 모티스
KR20200099948A (ko) 래치볼트 자동 인입형 도어락 모티스
JPH0671811U (ja) 錠装置
JP3090440B2 (ja)
JP2001006035A (ja) 自動販売機の扉ロック装置
JP2002180720A (ja) 引き出し回転操作型ロックハンドル装置
JP2687108B2 (ja) 解錠位置拘束型ラッチ装置
JP3199683B2 (ja) 自動販売機の扉施錠装置
JP3692839B2 (ja) 自動販売機の扉ロック装置
JPH0341016Y2 (ja)
WO2006046451A1 (ja) 施錠装置
JP2582342B2 (ja) 解錠位置拘束型ラッチ装置
JP2607348Y2 (ja) 電気錠

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20060601

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060613

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061219