JP2007285002A - 施錠装置およびこれを用いたゴミ箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】開錠および施錠を容易に行うことが可能な施錠装置およびこれを用いたゴミ箱を提供すること。
【解決手段】止め具Bcをロックもしくは解放する施錠装置Aであって、止め具受容部11に対する止め具の出入りを許容する開状態および止め具の出入りを阻止する閉状態をとるロックレバー2と、ロックレバーが閉状態となることを阻止する干渉状態もしくは閉状態となることを許容する非干渉状態をとるストッパレバー3と、ロックレバーを閉状態でロックするとともに、カードキーCの挿入によりロックレバーを閉状態から開状態へとアンロックする施錠機構Lとを備えており、ロック状態は、ロックレバーが上記閉状態において施錠機構Lによりロックされた状態であり、アンロック状態は、カードキーが挿入された施錠機構により、または干渉状態とされたストッパレバーにより、ロックレバーが開状態とされた状態である。
【選択図】 図4

Description

本発明は、施錠装置およびこれを用いたゴミ箱に関する。
図12は、従来のゴミ箱の一例を示している。同図に示されたゴミ箱Xは、投棄されたゴミ袋を受容するためのゴミ受容部91と、ゴミ受容部91に対して回動可能に取り付けられた蓋92とを備えている。たとえば集合住宅でのゴミ集積にゴミ箱Xを用いる場合には、臭気漏洩、周辺へのゴミの飛散、あるいは放火などを防止するために、蓋92を閉状態で施錠することが行われている。この施錠には、一般的に南京錠と呼ばれる施錠装置を用いることが多い。
しかしながら、上記南京錠を用いた場合、使用者は、まず上記南京錠を開錠するための鍵を上記南京錠に挿入し、これを回転させるなどして、上記南京錠をゴミ箱Xから取り外す必要がある。この作業を行うには、手に持ったゴミ袋をいったん地面に置いた後に、両手で上記南京錠と上記鍵とを保持することが強いられる。このようなことでは、使用者は、開錠した後にあらためてゴミ袋を持ち直してゴミ受容部91へと投棄する必要があり、甚だ不便である。さらに、ゴミ袋を投棄した後には、再び、上記鍵によって上記南京錠を施錠する必要がある。また、上記南京錠を開錠および施錠する作業自体が、高齢者や身体障害者にとっては面倒な作業であり、たとえばゴミ袋の投棄後に開錠されたままとなるおそれもある。
特開平11−208805号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、開錠および施錠を容易に行うことが可能な施錠装置およびこれを用いたゴミ箱を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面によって提供される施錠装置は、装置外の止め具をロックするロック状態と、上記止め具を解放するアンロック状態とをとる構成とされた施錠装置であって、上記止め具を受容する止め具受容部と、上記止め具受容部に対する上記止め具の出入りを許容する開状態および上記止め具受容部に対する上記止め具の出入りを阻止する閉状態をとるロックレバーと、上記ロックレバーが上記閉状態となることを阻止する干渉状態および上記ロックレバーが上記閉状態となることを許容する非干渉状態をとるストッパレバーと、上記ロックレバーを上記閉状態でロックするとともに、カードキーを挿入する動作により上記ロックレバーを上記閉状態から上記開状態へとアンロックする施錠機構と、を備えており、上記ロック状態は、上記ロックレバーが上記閉状態において上記施錠機構によりロックされた状態であり、上記アンロック状態は、上記カードキーが挿入された上記施錠機構により、または上記干渉状態とされた上記ストッパレバーにより、上記ロックレバーが上記開状態とされた状態である構成とされていることを特徴としている。
このような構成によれば、上記カードキーを挿入する動作のみによって、上記施錠装置について上記止め具を解放するアンロック状態とすることができる。これにより、上記施錠装置の開錠作業は、いわゆるワンアクションで完了させることが可能である。したがって、上記施錠装置を開錠する作業を容易とすることができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記ロックレバーを上記閉状態へと移動させる方向に弾性力を付勢するロックレバー用弾性部材をさらに備える。このような構成によれば、上記ストッパレバーが上記干渉状態から上記非干渉状態となったときに、上記ロックレバーは、自然に上記閉状態をとらされることとなる。したがって、上記施錠装置の施錠作業を自動的に行うことができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記ストッパレバーは、上記止め具が上記止め具受容部に進入することにより、上記干渉状態から上記非干渉状態とされるとともに、上記ストッパレバーを上記干渉状態へと移動させる方向に弾性力を付勢するストッパレバー用弾性部材をさらに備える。このような構成によれば、上記止め具が上記止め具受容部から退出しているときは、上記ストッパレバーは自然に上記干渉状態をとる。これにともない、上記ロックレバーは、上記開状態を取ることとなる。したがって、上記止め具が上記止め具受容部に進入可能な開状態を保持しておくことが可能である。また、上記止め具が上記止め具受容部に進入してくると、この進入動作に伴い、上記ストッパレバーが上記非干渉状態とされる。これにより、上記ロックレバーは、自然に上記閉状態をとることとなる。このように、上記止め具の進入動作を許容する開状態の保持と、上記止め具の進入動作を利用した閉状態への自動的な移行とを実現することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記施錠機構は、上記ロックレバーの一部に係合するアームと、このアームとともにスライドするスライドブロックと、を含んでおり、上記スライドブロックのうち、上記カードキーの挿入経路に面する主面には、複数の孔が形成されており、上記複数の孔のいずれかには、上記孔に進退動可能に内嵌し、上記主面外方へと付勢されるとともに、テーパ状の先端部が上記カードキーの挿入経路に突出している1以上のロックピンが設けられている一方、上記カードキーには、1以上の孔が形成されており、上記カードキーが挿入された状態において、上記カードキーの上記各孔に上記各ロックピンの上記先端部が進入することにより、上記スライドブロックがスライド可能な状態となり、この状態から上記カードキーがさらに挿入されることにより、上記スライドブロックおよび上記アームが上記カードキーの挿入方向へと移動させられて、上記ロックレバーが上記閉状態から上記開状態へとアンロックされる。このような構成によれば、上記カードキーを挿入する動作により上記施錠装置を適切にアンロック状態とすることができる。
本発明の第2の側面によって提供されるゴミ箱は、ゴミを受容するゴミ受容部を含む本体と、上記本体を閉鎖する閉状態および上記本体を開放する開状態をとり、かつ上記止め具が取り付けられた開閉部材と、上記本体に対して固定された本発明の第1側面によって提供される施錠装置と、を備えていることを特徴としている。このような構成によれば、上記カードキーを保有する正当な使用者のみに対して上記ゴミ箱の使用を許可することが可能であり、不当使用者によって上記ゴミ箱が荒らされることなどを防止することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記開閉部材は、上記ゴミ受容部へのゴミ投入を阻止する閉状態と、および上記ゴミ受容部へのゴミ投入を許可する開状態とをとる蓋または扉などである。このような構成によれば、上記ゴミ箱の使用者は、ゴミ袋を手に持ったまま、上記カードキーを挿入するだけで上記蓋を開放することができる。したがって、ゴミ袋の投棄作業を容易に行うことができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記施錠装置が上記アンロック状態であるときに、上記蓋を上記閉状態と上記開状態との間の中間状態とさせる蓋用弾性部材をさらに備える。このような構成によれば、上記蓋が上記中間状態であることを視認することにより、上記施錠装置がアンロック状態であることを容易に確認することが可能である。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明に係るゴミ箱の一例を示している。同図に示されたゴミ箱Bは、ゴミ受容部Ba、蓋Bb、シールゴムBd、および施錠装置Aを備えている。
ゴミ受容部Baは、たとえば全体が矩形箱状であり、たとえば樹脂製である。ゴミ受容部Baは、投棄されたゴミ袋が回収されるまで保存しておくためのものである。本実施形態においては、本発明で言う本体がゴミ受容部を兼ねた構成とされている。
蓋Bbは、ゴミ受容部Baを閉鎖することにより、外観および衛生状態を良好とするためのものであり、本発明で言う開閉部材の一例である。蓋Bbは、たとえば長手方向に反割りされた円筒状であり、たとえば樹脂製である。蓋Bbは、ゴミ受容部Baに対して回動可能に支持されている。これにより、蓋Bbは、ゴミ受容部Baを閉鎖する閉状態と、ゴミ受容部Baにゴミ袋を投棄可能とする開状態とをとる。蓋Bbの一端縁には、止め具Bcが取り付けられている。本実施形態においては、止め具Bcは、コの字状の棒部材であり、たとえば鉄製である。止め具Bcは、施錠装置Aによってロックされることにより、蓋Bbを閉状態に保つためのものである。
シールゴムBdは、ゴミ受容部Bbの上端面を覆うように取り付けられており、たとえば合成ゴム製である。シールゴムBdは、蓋Bbが閉状態とされたときに、ゴミ受容部Baと蓋Bbとの間に隙間が生じることを防止するためのものである。また、シールゴムBdは、蓋Bbの自重を負担可能な程度の弾性力を付勢可能とされている。これにより、図11に示すように、施錠装置Aによって止め具Bcがロックされていないときには、蓋Bbは、閉状態と開状態との間においていわゆる半開きとされた中間状態に保たれる。
施錠装置Aは、ゴミ箱Bに想定された使用者以外の者がゴミを投棄したり、投棄されたゴミが周囲に不当に散乱したりすることを防止するためのものであり、本発明に係る施錠装置の一例に相当する。施錠装置Aは、止め具Bcをロックおよびアンロック可能に構成されている。施錠装置Aのアンロックには、キー孔Caが形成されたカードキーCが用いられる。以下に、施錠装置Aの構成および機能について説明する。
図2に示すように、施錠装置Aは、ケース1、ロックレバー2、ストッパレバー3、および施錠機構Lを具備して構成されている。
ケース1は、たとえば全体略矩形状の箱状であり、たとえば樹脂製である。ケース1は、ロックレバー2、ストッパレバー3、および施錠機構Lを収容および保護するためのものである。図1および図2に示すように、ケース1の図中右側面には、カードキーCを挿入するための挿入口1aが形成されている。また、ケース1の図中上部には、止め具Bcを受容するための止め具受容部11が形成されている。なお、ゴミ受容部Baには、止め具受容部11に連通する凹部が形成されている。
ロックレバー2は、止め具受容部11に受容された止め具Bcが退出することを阻止する閉状態と、止め具受容部11に止め具Bcが進入することを許容する開状態とに切り替えられることにより、施錠装置Aをロック状態およびアンロック状態とするためのものである。ロックレバー2は、ピン27によってケース1に対して回動可能に支持されており、たとえば銅製である。ロックレバー2は、先端部2aと係合部2bとが形成されている。先端部2aは、ロックレバー2全体の長手方向に対して略直角に突出しており、ロックレバー2が閉状態とされたときに止め具受容部11を閉鎖するためのものである。係合部2bは、先端が円形状とされた部分であり、後述する施錠機構Lの進退動を伝達して、ロックレバー2全体を回動させるためのものである。ロックレバー2とケース1の図中右側内面との間にはバネ28が設けられている。バネ28は、ロックレバー2を閉状態とする方向に弾性力を付勢するためのものであり、本発明で言うロックレバー用弾性部材の一例に相当する。
ストッパレバー3は、ロックレバー2の先端部2aと干渉する干渉状態と、先端部2aとは干渉しない非干渉状態とをとることにより、ロックレバー2が閉状態となることを適宜阻止するためのものである。ストッパレバー3は、ピン37によってケース1に対して回動可能に支持されており、たとえば銅製である。ストッパレバーの先端部3aは、干渉状態において止め具受容部11の図中上部に位置するとともに、ロックレバー2の先端部2aと干渉することにより、ロックレバー2が閉状態となることを阻止する。ストッパレバー3とケース1の図中左側内面から突出する部分との間には、バネ38が設けられている。バネ38は、ストッパレバー3を干渉状態とする方向に弾性力を付勢するためのものであり、本発明で言うストッパレバー用弾性部材の一例に相当する。
施錠機構Lは、スライドブロック4、1対のガイドブロック5A,5B、複数のロックピン6、およびアーム7を具備して構成されている。施錠機構Lは、ロックレバー2の閉状態および開状態をカードキーCの挿入動作により切り替えるためのものである。
1対のガイドブロック5A,5Bは、それぞれ扁平な板状ブロックであり、スライドブロック4を挟むように離間して配置されている。ガイドブロック5A,5Bは、互いに略対称な構造を有している。以下にガイドブロック5Aについて説明するが、後述する相違点を除いて、ガイドブロック5Bも同様の構成とされている。
ガイドブロック5Aのうちスライドブロック4と対向する面には、図5に示すように、ガイド溝51およびスライド溝52が形成されている。ガイド溝51は、図中左右方向において配列された複数の鉛直溝51vと、図中左右方向に延びる水平溝51hとが、互いに交差したものである。水平溝51hは、複数の鉛直溝51vそれぞれの中央よりやや上方の部分において交差している。各鉛直溝51vは、水平溝51hより上方の上端部51vuと、水平溝51hより下方の下端部51vdとに区画されている。2つのスライド溝52は、ガイドブロック5Aの下端付近に設けられており、図中左右方向に延びる比較的短い溝である。なお、ガイドブロック5Bにも、ガイドブロック5Aと同様のガイド溝51およびスライド溝52が形成されている。ガイドブロック5A,5Bのガイド溝51は、互いにほぼ同一形状であり、対向するように位置しているが、後述するロックピン6の配置に対応させて、互いに図中左右方向においてシフトした位置関係となっている。
図2に示すように、スライドブロック4は、略直方体形状であり、1対のガイドブロック5A,5Bに挟まれるように設けられている。スライドブロック4は、図2および図6に示すように、1対のサイド部4Aと、これらのサイド部4Aを連結する天板4B、端枠部4C,4Dから構成されている。各サイド部4Aの下端付近には、1対のサイド部4Aに向かい合う方向に突出する突起42が2つずつ設けられている。これらの突起42は、ガイドブロック5A,5Bのスライド溝52に挿入されている。これにより、スライドブロック4は、図中左右方向においてスライド溝52の長さ分だけスライド可能に支持されている。スライドブロック4の図中左端には、突き当て部材44が形成されている。
図2および図6に示すように、アーム7は、スライドブロック4に対して固定されており、スライドブロック7とともにスライド可能とされている。アーム7のスライドブロック4に対する固定は、たとえば本体部71をサイド部4Aに対して接着することによりなされている。本体部71の図中左寄りの部分には、2つの突起72が形成されている。これらの突起72の間の領域は、凹部7aとなっている。凹部7aは、ロックレバー2の係合部2bと係合する部分である。この係合により、アーム7がスライドすると、ロックレバー2が回動させられる。
図2に示すように、スライドブロック4には、両側縁に沿って配置された複数の孔41が形成されている。図7に示すように、各孔41には、スライドブロック4の外方に挿通する縦溝41aが形成されている。図2に示すように、複数の孔41のいずれかには、ロックピン6が挿入されている。本実施形態においては、たとえば2つのロックピン6が図示されたように2つの孔41に挿入されている。施錠装置Aにおいて使用されるロックピン6の本数と、いずれの孔41内に挿入されるかとは、施錠装置Aについて固有に設定されている。これらが、カードキーCのキー孔Caの個数および配置と対応している。
図2および図7に示すように、ロックピン6は、円錐状の先端部61と円柱部62とを有している。円柱部62の上部には、突起63が設けられている。先端部61の頂部は、その直径がカードキーCのキー孔Caの内径よりも小とされている。一方、円柱部62は、その直径がキー孔Caの内径よりも大とされている。ロックピン6は、突起63が縦溝41aから突出するように、孔41に挿入されている。ロックピン6の下方には、バネ68が設けられている。これにより、ロックピン6は、孔41および縦溝41aに規制されて図中上下方向に往復動可能であるとともに、バネ68により図中上方に付勢されている。突起63は、縦溝41aから突出した部分が、図5に示すガイドブロック5A,5Bのガイド溝51内に進入している。これにより、後述するように、ロックピン6の上下動に伴いスライドブロック4のスライド可否が選択可能な構成となっている。
次に施錠装置Aおよびゴミ箱Bの使用方法について、図2〜図4および図8〜図10を参照しつつ、以下に説明する。図8〜図10は、施錠機構Lを図2における図中下方からみた要部側面図である。
図2は、アンロック状態とされた施錠装置Aを示している。この状態においては、ストッパレバー3が図中上方寄りの干渉状態とされており、ロックレバー2が開状態とされている。施錠機構Lにおいては、スライドブロック4が1対の固定ブロック5A,5Bに対して図中左方にスライドした状態にある。なお、図示されたアンロック状態においてはカードキーCが施錠機構Lに挿入されていることが必要であるが、本図においては、理解の便宜のためカードキーCを省略している。この場合、図11に示すように、蓋Bbは施錠装置Aによってはロックされていないため、図中実線で示す中間状態、あるいは使用者が蓋Bbを開ける動作がなされれば、図中右側の開状態となっている。
次に、ゴミ袋を投棄した使用者が蓋Bbを閉める動作をすると、図3に示された状態となる。図2において使用者が蓋Bbを閉めると、止め具Bcが図中上方から止め具受容部11に向けて下降してくる。止め具Bcがストッパレバー3に当接すると、その後は、図3に示すように、止め具Bcによってストッパレバー3が図中下方へと押し下げられる。これにより、ストッパレバー3はロックレバー2とは干渉しない非干渉状態となる。ストッパレバー3が非干渉状態となり、さらに止め具Bcがロックレバー2の先端部2aよりも図中下方に下降すると、ロックレバー2は、バネ28の弾性力により、開状態から閉状態へと回動させられる。この結果、ストッパレバー3とロックレバー2との間に止め具Bcが挟持される状態となる。この状態では、止め具Bcは止め具受容部11から退出することが阻止されている。また、このとき、ロックレバー2の係合部2bは、ロックレバー2の回動に伴い、図中右方へとスライドさせられる。すると、図8に示すように、ロックピン6の突起63が水平溝51hを通った後にバネ68の弾性力により鉛直溝51vの上端部51vu内に移動させられる。これにより、スライドブロック4は、図中左右方向におけるスライドが不可の状態となる。以上より、施錠装置Aがロック状態となる。
使用者が再び蓋Bbを開けるためには、ロック状態となった施錠装置Aをアンロック状態とする。施錠装置Aをアンロック状態とするには、カードキーCを用いる。図4に示すように、使用者は、カードキーCを挿入口1aから図中左方へと挿入する。カードキーCが挿入された直後は、キー孔Caとロックピン6との位置がずれた状態である。このため、各ロックピン6は、カードキーCの下面に押し下げられて、スライドブロック4内に沈降させられる。この際、各ロックピン6の突起63は、鉛直溝51vの上端部51vuから水平溝51hを超えて鉛直溝51vの下端部51vd内に移動させられる。その後、図9に示すように、さらに突き当て部材44に当接する位置までカードキーCを挿入する。カードキーCには、この状態において各ロックピン6と一致するように各キー孔Caが形成されている。このため、沈降させられていた各ロックピン6は、それぞれの先端部61の上部を対応する各キー孔Caに進入させる位置までバネ68の付勢力により上昇させられる。上述したように、互いに対応するロックピン6の寸法とキー孔Caの寸法とは、ロックピン6の先端部61がキー孔Caを完全に貫通せずに停止する寸法関係とされている。この状態において、すべてのロックピン6の突起63は、水平溝51hの高さに位置する。これにより、突起63と鉛直溝51vとが嵌り合うことによるロック作用が解除され、スライドブロック4が図中左右方向にスライド可能な状態となる。
図9に示した状態から、さらにカードキーCを図中左向に挿入すると、図10に示すように、施錠機構Lのロック状態が解除される。図9においてスライドブロック4は、スライド可能とされている。カードキーCをさらに図中左方に押し込むと、カードキーCの先端が突き当て部材44を押すとともに、各キー孔Caが各ロックピン6を押すこととなる。そうすると、図10に示すように、スライドブロック4、ロックピン6およびアーム7が一体的に図中左方へとスライドさせられる。この結果、図4に示すように、ロックレバー2の係合部2bが図中左方へと押される格好となり、ロックレバー2全体が図中時計回りに回動させられる。これにより、止め具受容部11が開放されることとなり、止め具Bcを図中上方へと退出させることが可能となる。以上より、使用者は、蓋Bbを開けてゴミ袋の投棄を行うことができる。
止め具Bcが退出すると、これと同時にストッパレバー3がバネ38の弾性力により、図中反時計回りに回動させられる。これにより、ストッパレバー3は再び干渉状態となり、ロックレバー2が閉状態となることを阻止する。この結果、施錠装置Aは、ふたたび図2に示すアンロック状態となり、止め具Bcを受容可能な状態となる。なお、施錠装置Aがアンロック状態である場合は、図10に示すように施錠機構Lにおいては、ピン6の突起63が水平溝51h内に留まっている状態とされている。このため、ピン6の上下動が規制されることとなり、カードキーCの引き抜きが不可の状態となる。一方、施錠装置Aをロック状態とすれば、カードキーCの引き抜きが許容される。
次に、施錠装置Aおよびゴミ箱Bの作用について以下に説明する。
本実施形態によれば、図4に示すように、カードキーCを挿入する動作のみによって、施錠装置Aをアンロック状態とすることが可能である。ゴミ箱Bの使用者は、ゴミ袋を投棄するときには、片手にゴミ袋を持ったまま、施錠装置Aを開錠し、蓋Bbを開けることができる。したがって、使用者がゴミ袋を投棄する作業において、身体的負担を軽減するのに適している。
図3に示すように、ゴミ袋の投棄が終わった後に、蓋Bbを閉状態とすると、止め具Bcによってストッパレバー3が非干渉状態とされる。これにより、ロックレバー2は、自然に閉状態をとらされることとなる。したがって、蓋Bbを閉状態とする動作のみによって、施錠装置Aをロック状態とすることが可能であり、施錠するための専用の作業が不要である。
施錠装置Aがアンロック状態とされて、止め具Bcが止め具受容部11から退出すると、即座にストッパレバー3が干渉位置となり、ロックレバー2が開状態のままとされる。これにより、再び蓋を閉めるまでの間に、不当にロックレバー2が閉状態となってしまうことを防止することができる。
図9および図10に示すように、カードキーCによってロックピン6をいわゆる中間位置に保つことによりスライドブロック4がスライド可能となる構成とされている。このため、いったんカードキーCを図中左方に挿入した後も、図4に示すバネ28の弾性力により、スライドブロック4は、図中右方へと押し戻される。これは、自動的にロック状態とするのに合理的な構成である。また、カードキーCを模した不正なカードキーを作ろうとしても、キー孔の径およびキー孔の位置関係が適正でなければ施錠装置Aの開錠は不可能である。したがって、施錠装置Aは、高い防犯効果が期待される。
図11に示すように、施錠装置Aがアンロック状態であれば、蓋Bbは中間状態に保持される。これは、使用者にとって施錠装置Aがロック状態にあるのかアンロック状態にあるのかを容易に確認するのに適している。
本発明に係る施錠装置およびゴミ箱は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る施錠装置およびゴミ箱の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
本発明に係るゴミ箱としては、上述した本体がゴミ受容部を兼ねた構造のものに限定されず、たとえばゴミ受容部自体が箱状の独立体として形成されており、このゴミ受容部が出し入れ可能とされた構成であってもよい。上述した蓋は、本発明で言う開閉部材の一例である。たとえば、ゴミを投入するための開口とは別に開閉部材としての扉をゴミ箱の正面部に設け、この扉を開閉することによりその内部に収容された箱状のゴミ受容部を出し入れする構成とされたゴミ箱であっても、本発明に含まれることはもちろんである。
本発明に係る施錠装置およびゴミ箱の一例を示す全体斜視図である。 本発明に係る施錠装置の一例を示す断面図である。 本発明に係る施錠装置の一例のロック状態示す断面図である。 本発明に係る施錠装置の一例のアンロック状態示す断面図である。 図2のV−V線に沿う要部断面図である。 図2のVI−VI線に沿う要部断面図である。 図2のVII−VII線に沿う要部断面図である。 本発明に係る施錠装置の使用方法を説明するための側面模式図である。 本発明に係る施錠装置の使用方法を説明するための側面模式図である。 本発明に係る施錠装置の使用方法を説明するための側面模式図である。 本発明に係るゴミ箱の側面図である。 従来のゴミ箱の一例を示す側面図である。
符号の説明
A 施錠装置
B ゴミ箱
Ba ゴミ受容部
Bb 蓋(開閉部材)
Bc 止め具
Bd シールゴム
C カードキー
Ca キー孔
L 施錠機構
1 ケース
1a 挿入口
2 ロックレバー
2a 先端部
2b 係合部
3 ストッパレバー
4 スライドブロック
5A,5B ガイドブロック
6 ロックピン
7 アーム
7a 凹部
11 止め具受容部
28 バネ
3a 先端部
38 バネ
41 孔
41a 縦溝
42 突起
43 ピン溝
44 突き当て部材
51 ガイド溝
51v 鉛直溝
51h 水平溝
52 スライド溝
61 先端部
62 円柱部
63 突起
68 バネ
71 バー
72 突起

Claims (7)

  1. 装置外の止め具をロックするロック状態と、上記止め具を解放するアンロック状態とをとる構成とされた施錠装置であって、
    上記止め具を受容する止め具受容部と、
    上記止め具受容部に対する上記止め具の出入りを許容する開状態および上記止め具受容部に対する上記止め具の出入りを阻止する閉状態をとるロックレバーと、
    上記ロックレバーが上記閉状態となることを阻止する干渉状態および上記ロックレバーが上記閉状態となることを許容する非干渉状態をとるストッパレバーと、
    上記ロックレバーを上記閉状態でロックするとともに、カードキーを挿入する動作により上記ロックレバーを上記閉状態から上記開状態へとアンロックする施錠機構と、を備えており、
    上記ロック状態は、上記ロックレバーが上記閉状態において上記施錠機構によりロックされた状態であり、
    上記アンロック状態は、上記カードキーが挿入された上記施錠機構により、または上記干渉状態とされた上記ストッパレバーにより、上記ロックレバーが上記開状態とされた状態である構成とされていることを特徴とする、施錠装置。
  2. 上記ロックレバーを上記閉状態へと移動させる方向に弾性力を付勢するロックレバー用弾性部材をさらに備える、請求項1に記載の施錠装置。
  3. 上記ストッパレバーは、上記止め具が上記止め具受容部に進入することにより、上記干渉状態から上記非干渉状態とされるとともに、
    上記ストッパレバーを上記干渉状態へと移動させる方向に弾性力を付勢するストッパレバー用弾性部材をさらに備える、請求項1または2に記載の施錠装置。
  4. 上記施錠機構は、上記ロックレバーの一部に係合するアームと、このアームとともにスライドするスライドブロックと、を含んでおり、
    上記スライドブロックのうち、上記カードキーの挿入経路に面する主面には、複数の孔が形成されており、
    上記複数の孔のいずれかには、上記孔に進退動可能に内嵌し、上記主面外方へと付勢されるとともに、テーパ状の先端部が上記カードキーの挿入経路に突出している1以上のロックピンが設けられている一方、上記カードキーには、1以上の孔が形成されており、
    上記カードキーが挿入された状態において、上記カードキーの上記各孔に上記各ロックピンの上記先端部が進入することにより、上記スライドブロックがスライド可能な状態となり、この状態から上記カードキーがさらに挿入されることにより、上記スライドブロックおよび上記アームが上記カードキーの挿入方向へと移動させられて、上記ロックレバーが上記閉状態から上記開状態へとアンロックされる、請求項1ないし3のいずれかに記載の施錠装置。
  5. ゴミを受容するゴミ受容部を含む本体と、
    上記本体を閉鎖する閉状態および上記本体を開放する開状態をとり、かつ上記止め具が取り付けられた開閉部材と、
    上記本体に対して固定された請求項1ないし4のいずれかに記載の施錠装置と、を備えていることを特徴とする、ゴミ箱。
  6. 上記開閉部材は、上記ゴミ受容部へのゴミ投入を阻止する閉状態と、および上記ゴミ受容部へのゴミ投入を許可する開状態とをとる蓋または扉などである、請求項5に記載のゴミ箱。
  7. 上記施錠装置が上記アンロック状態であるときに、上記蓋を上記閉状態と上記開状態との間の中間状態とさせる蓋用弾性部材をさらに備える、請求項6に記載のゴミ箱。
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