JP2002180720A - 引き出し回転操作型ロックハンドル装置 - Google Patents

引き出し回転操作型ロックハンドル装置

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JP2002180720A
JP2002180720A JP2000374883A JP2000374883A JP2002180720A JP 2002180720 A JP2002180720 A JP 2002180720A JP 2000374883 A JP2000374883 A JP 2000374883A JP 2000374883 A JP2000374883 A JP 2000374883A JP 2002180720 A JP2002180720 A JP 2002180720A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 施錠状態において、誤操作によって操作ハン
ドルが本体ケースから引き出しても、錠前ユニットその
他の内部機構が破壊されて作動不能を来すことがない引
き出し回転操作型ロックハンドル装置を提供する。 【解決手段】 本体ケース3に錠前ユニット19を設
け、操作ハンドル9の握り部4が本体ケース3の正面凹
部内に没入し、錠前ユニット19のロータ17が施錠位
置にあるとき、前記駆動機構を遮断することができる切
換え設定手段を、錠前ユニット19のロータ17に連動
させて設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】 本発明は、バスの側面トラ
ンク等の扉に使用される引き出し回転操作型のロックハ
ンドル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来の引き出し回転操作型ロックハン
ドル装置では、本体ケースが扉の正面開口部に埋め込み
固着され、操作ハンドルの握り部が本体ケースの正面凹
部内に収納され、操作ハンドルの脚部が本体ケースの背
面側に突出しており、本体ケースの背面壁部に施錠レバ
ーが枢着され、施錠レバーの端部に施錠用コネクタロッ
ドが連結されており、枢軸を中心に操作ハンドルを正面
凹部から引き出し回転したとき、施錠レバーを解錠方向
に回転させる駆動機構が、操作ハンドルの脚部と施錠レ
バーの間に直結して装備され、本体ケースに埋め込み固
着された錠前ユニットが、前記駆動機構の動きを直接規
制するようになっている。
【0003】そのため、操作ハンドルの握り部が本体ケ
ースの正面凹部に没入しており、錠前ユニットが施錠状
態にある場合において、誤操作によって操作ハンドルを
本体ケースから無理やりに引き出そうとするとき、操作
ハンドルからの駆動力によって錠前ユニットその他の内
部機構に過大に負荷され、これらが機械的な破壊や損傷
を受けることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、施錠状態において誤操作によって操作ハンドル
を本体ケースから引き出しても、錠前ユニットその他の
内部機構が破壊や損傷を受けることがない引出し回転操
作型ロックハンドル装置を提供することである。また、
本発明の別の目的は、施錠状態において操作ハンドルの
握り部を本体ケースの正面凹部から誤って引き出して
も、錠前ユニットその他の内部機構が破壊や損傷を受け
ることがないとともに、錠前ユニットその他の内部機構
の復帰動作が操作ハンドルの動きに追随して自動的にな
され、操作の簡便性において優れている引き出し回転操
作型ロックハンドル装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 請求項1の発明では、
操作ハンドル9の握り部4が本体ケース3の正面凹部5
内に収納され、操作ハンドル9の脚部6が本体ケース3
の背面側に突出しており、本体ケース3の背面壁部10
に施錠レバー13が枢着され、施錠レバー13の端部に
施錠用コネクタ部材12が連結されており、枢軸8を中
心に操作ハンドル9を正面凹部5から引き出し回転した
とき、施錠レバー13を解錠方向に回転させる駆動機構
が、操作ハンドル9の脚部6と施錠レバー13の間に装
備されている引き出し回転操作型ロックハンドル装置に
おいて、本体ケース3に錠前ユニット19を設け、錠前
ユニット19のロータ17が施錠位置にあるとき、前記
駆動機構を有効に働かないように切換え設定手段を、錠
前ユニット19のロータ17に連動させて設ける。
【0006】請求項2の発明の引き出し回転操作型ロッ
クハンドル装置は、扉1に固着される本体ケース3と;
握り部4が本体ケース3の正面凹部5内に収納され、一
対の脚部6,7が本体ケース3の背面側に突出してお
り、枢軸8を中心に正面凹部5から出没回転する操作ハ
ンドル9と;本体ケース3の背面壁部10に枢軸11に
よって枢着され、端部に施錠用コネクタ部材12が連結
される施錠レバー13と;基端部が前記枢軸11によっ
て本体ケース3の背面壁部10に枢着され、先端部が操
作ハンドル9の一方の脚部6の駆動アーム部14に係合
しており、中間部にガイドスロット15を設けたコント
ロールレバー16と;本体ケース3に固着され、ロータ
17に操作プレート18を固着した錠前ユニット19
と;中間部が枢軸20によって本体ケース3の背面壁部
10に枢着され、一方の端部が前記操作プレート18に
リンクバー21を介して連結された中間レバー22と;
基端部が枢軸49によって中間レバー22の他方の端部
に枢着されており、先端部の設定ピン23がコントロー
ルレバー16のガイドスロット15に移動可能に挿入さ
れており、錠前ユニット19のロータ17が施錠位置に
あるとき、設定ピン23が施錠レバー13の中間部の受
動肩部24に係合しない位置に退避している一方、錠前
ユニット19のロータ17が解錠位置に回されたとき、
設定ピン23が受動肩部24に係合する位置に来る切換
え設定プレート25を有する。
【0007】また、請求項2の発明の引き出し回転操作
型ロックハンドル装置は、基端部が枢軸26によって中
間レバー22に枢着され、錠前ユニット19のロータ1
7が施錠位置にあるとき、先端部27が操作ハンドル9
の他方の脚部7に設けた制御カム28によって押し下げ
られない位置に待機している一方、錠前ユニット19の
ロータ17が解錠位置に回されたとき、先端部27が前
記制御カム28によって押し下げられる位置に突出する
検知レバー29と;錠前ユニット19のロータ17が施
錠位置にあるとき、施錠レバー13の受動肩部24が切
換え設定プレート16のガイドスロット15の基端側に
重なるように、施錠レバー13を姿勢制御するバネ30
と;錠前ユニット19のロータ17が施錠位置にあると
き、切換え設定プレート16の設定ピン23が前記受動
肩部24に係合しない退避位置にあるように、切換え設
定プレート25を姿勢制御するバネ31と;錠前ユニッ
ト19のロータ17が施錠位置にあるとき、前記先端部
27が前記制御カム28によって押し下げられない位置
に待機するように検知レバー29を姿勢制御するバネ3
2を有しており、錠前ユニット19のロータ17を解錠
位置に回したとき、切換え設定プレート25の設定ピン
23が施錠レバー13の受動肩部24に係合し、操作ハ
ンドル9を本体ケース3の正面凹部から引き出したと
き、前記制御カム28が検知レバー29の先端部27を
押し下げて先端部27の下側に移動し、操作ハンドル9
が本体ケース3の正面凹部5に戻されたとき、制御カム
28が検知レバー29の先端部27を押し上げて、検知
レバー29が制御カム28によって押し下げられない待
機位置に復帰するとともに、錠前ユニット19のロータ
17が施錠位置に復帰回転するようになっている。
【0008】
【発明の作用】 請求項1の発明の引き出し回転操作型
ロックハンドル装置では、操作ハンドル9と施錠レバー
13間の駆動機構が有効に働かないように設定されるた
め、施錠状態において誤操作によって操作ハンドル9の
握り部4を本体ケース3の正面凹部5から引き出して
も、操作ハンドル9は枢軸8を中心に空転するだけであ
り、操作ハンドル9からの駆動力は脚部6を通して駆動
機構や錠前ユニット19には伝達されることがない。そ
のため、錠前ユニットその他の内部機構に機械的な破壊
力が作用することはない。
【0009】請求項2の発明では、錠前ユニット19の
ロータ17を解錠位置に回したとき、切換え設定プレー
ト25の設定ピン23が施錠レバー13の受動肩部24
に係合して、操作ハンドル9と施錠レバー13との間の
駆動機構が有効に働くように切換え設定される。また、
操作ハンドル9を本体ケース3の正面凹部から引き出す
と施錠用コネクタロッド12が牽引駆動されて、扉1の
施錠が解除される一方、この操作ハンドル9の引き出し
回転に伴って制御カム28が検知レバー29の先端部2
7を押し下げて先端部27の下側に移動し、扉1の開放
後操作ハンドル9から手を離して操作ハンドル9を本体
ケース3の正面凹部に戻したとき、制御カム28が検知
レバー29の先端部27を押し上げるため、検知レバー
29が制御カム28によって押し下げられない待機位置
に復帰させられ、錠前ユニット19のロータ17が施錠
位置に復帰回転する。
【0010】
【発明の実施の形態】 図示した実施例では、本体ケー
ス3は扉1の正面開口部2に埋め込み固着され、正面縁
部が扉1の正面に当接している。本体ケース3を跨ぐ座
金板(図示していない)を扉1の背面に突き当て、該座
金板の透孔を通してビス(図示していない)を背面壁部
10の隅部に形成したねじ孔33にねじ込むことによっ
て、本体ケース3は扉1に締付け固着される。操作ハン
ドル9の左右一対の脚部6,7は正面鍔部の透孔34か
ら本体ケース3の背面側に突出しており、一方の脚部6
には、背面視L字状の駆動アーム部14がビス35によ
って締付け固着されている。他方の脚部7には、制御カ
ム28が補助板36を介してビス37によって締付け固
着されている。左右一対の枢軸8は、本体ケース3の側
面壁部38とこれに平行な軸受起立部57に挿入固定さ
れており、枢軸8には操作ハンドル9を復帰回転させる
ための捻りコイルバネ39が嵌められている。捻りコイ
ルバネの一端部は操作ハンドル9の脚部6,7に当接
し、他端部は本体ケース3の背面壁部10のバネ受け突
起40に当接している。
【0011】施錠レバー13の枢軸11は本体ケース3
の背面壁部10に挿入固定されており、枢軸11には施
錠レバー13の姿勢制御用バネ30が嵌められている。
このバネ30は捻りコイルバネであり、その一端部は背
面壁部10のバネ受け突起41に当接し、他端部は施錠
レバー13のバネ受孔42に挿入されている。施錠レバ
ー13の上下各端部の透孔43には、ロッド型の施錠用
コネクタ部材12が枢着用アダプタを介して連結され
る。コントロールレバー16の枢軸は施錠レバー13の
枢軸11と同じである。コントロールレバー6の先端部
には背面視アングル型の受動板部44が形成され、受動
板部44の透孔45に操作ハンドル9の駆動アーム部1
4の先端部が挿入されている。ガイドスロット15はコ
ントロールレバー16の長さ方向に形成されている。
【0012】錠前ユニット19は本体ケース3の正面鍔
部の背面側肉厚部に埋め込み固着されている。錠前ユニ
ット19の内部錠機構としては、ピタンブラ錠機構やデ
ィスクタンブラ錠機構な公知の錠機構を適宜に選択区で
きる。ロータ17の断面角型の先端部には操作プレート
18が基端部の角型透孔にて嵌め合わされ、ビス46と
座金によって締付け固着されている。リンクバー21の
一端部は枢軸47によって操作プレート18の先端部に
枢着され、他端部は枢軸軸48によって中間レバー22
の一端部に枢着されている。中間レバー22の枢軸20
は、本体ケース3の背面壁部10に挿入固定されてい
る。切換え設定プレート25の基端部は枢軸49によっ
て中間レバー22の他方の端部に枢着されており、先端
部には設定ピン23が挿入固定されている。この先端部
には第三の施錠用コネクタロッドあるい信号出力用アー
ム部50が延長形成されている。切換え設定プレート2
5の姿勢制御用バネ31は、捻りコイルバネであり、一
端部は切換え設定プレートの先端部の透孔51に挿入さ
れ、他端部はコントロールレバー16の透孔52に挿入
されている。
【0013】検知レバー29の姿勢制御用バネ32は、
中間レバー22の枢軸20に嵌められた捻りコイルバネ
であり、一端部は施錠レバー13の前記枢軸11に当接
し、他端部は検知レバー29の中間部に当接している。
検知レバー29の先端部は正面側に向かって直角に折り
曲げられている。
【0014】
【実施形態の作用】 図1、図3、図5及び図8に示し
たように扉1がバスの側面トランク本体54に施錠され
ている状態においては、操作ハンドル9の握り部4は本
体ケース3の正面凹部5内に没入しており、各施錠用コ
ネクタ部材12に連結されたラッチボルト(図示してい
ない)がトランク本体側の受金部(図示していない)に
係合している。錠前ユニット19は、ロータ17が内部
部の錠機構によって固定本体に回転不能に拘束されてい
る施錠状態にあり、図8に示したように操作プレート1
8は水平に寝た位置にある。そのため、リンクバー21
に牽引された中間レバー22は、枢軸20に関して枢軸
48が脚部7側に寄り、枢軸49が脚部6側に寄った姿
勢にあり、切換え設定プレート25は脚部6側に押し出
されている。そのため、設定ピン23はガイドスロット
15の先端部側、すなわち脚部6寄りの位置にある。
【0015】このようにして設定ピン23が施錠レバー
13の受動肩部24に係合しない位置に保持されている
ため、操作ハンドル9の脚部6と施錠レバー13及び錠
前ユニット19との連絡は遮断されており、誤操作によ
って施錠状態において操作ハンドル9の握り部4を本体
ケース3の正面凹部5から引き出しても、操作ハンドル
9は枢軸8を中心に空転するだけである。管理者が所定
の鍵53をロータ17の鍵穴に挿入し、固定本体に対す
るロータ17の拘束を解除してからロータ17を解錠位
置へと時計方向に90度回すと、図9に示したように操
作プレート18は垂直位置へと起立回転する。この操作
プレート18の動きがリンクバー21を介して中間レバ
ー22に伝えられるため、中間レバー22は反時計方向
に回転し、枢軸20に関して枢軸48が脚部6側に寄
り、枢軸49が脚部7側に寄った姿勢に来る。
【0016】この中間レバー22の回転動作によって切
換え設定プレート25が脚部7側に牽引されるため、設
定ピン23がコントロールレバー16のガイドスロット
15内を移動し、施錠レバー13の受動肩部24に係合
する。これによって操作ハンドル9の脚部6と施錠レバ
ー13間の駆動機構が有効に働くように設定されるた
め、本体ケース3の正面凹部5から操作ハンドル9の握
り部4を引き出すと、脚部6の回転に伴い施錠レバー1
3が回転し、施錠用コネクタ部材12が牽引される。こ
れによって前記ラッチボルトが前記受金部から脱出する
ため、トランク本体54に対する扉1の施錠が解除され
る。操作ハンドル9を更に手前に引くことによって、扉
1は突き出し型ヒンジ装置54の介在によってバスの車
体側面56と平行に開放させられる。
【0017】このようにして操作ハンドル9が引き出し
回転される過程において、図10に示したように脚部7
の制御カム28によって検知レバー29の先端部27が
押し下げられるため、図9に一点鎖線で示したように検
知レバー29は下向きに回転し、制御カム28の通過を
許容する。操作レバー9が最大限まで引き出され、制御
カム28と先端部27との接触が無くなったときには、
検知レバー29が前記バネ32の付勢によって直ちに上
向きに回転し、図9に実線で示した位置に来る。そのた
め、図11に示したように制御カム28は検知レバー2
9の先端部27の下側に位置する。扉1の開放操作後、
操作ハンドル9から手を離すと、前記バネ38の付勢に
よって操作ハンドル9は握り部4が本体ケース3の正面
凹部5に没入する位置へと復帰回転する。
【0018】この復帰回転の過程において、脚部7の制
御カム28が検知レバー29の先端部27を押し上げ、
検知レバー29は中間レバー22を時計回り方向に押す
ことになる。そのため、切換え設定プレート25は脚部
6向かって押し出され、設定ピン23が施錠レバー13
の受動肩部24から脱出する。中間レバー22の動きは
リンクバー21によって操作プレート18に伝えられ、
錠前ユニット19のロータ17は当初の施錠位置に自動
的に復帰する。施錠レバー13は前記バネ30の付勢に
よって図9の実線位置に復帰し、施錠用コネクタ部材1
2が押し出されて前記ラッチボルトは施錠待機位置に突
出する。錠前ユニット19から鍵53を抜き取ってから
扉1を閉鎖操作すると、最終段階でラッチボルトとトラ
ンク本体の開口部縁面に当って伸縮動作し、扉1が完全
に閉鎖されたとき、前記受金部と自動的に係合すること
になる。
【0019】
【発明の効果】 以上のように請求項1の発明では、操
作ハンドル9の握り部4が本体ケース3の正面凹部5内
に収納され、操作ハンドル9の脚部6が本体ケース3の
背面側に突出し、本体ケース3の背面壁部10に施錠レ
バー13が枢着され、施錠レバー13の端部に施錠用コ
ネクタロッド12が連結され、枢軸8を中心に操作ハン
ドル9を正面凹部5から引き出し回転したとき、施錠レ
バー13を回転させる駆動機構が、操作ハンドル9の脚
部6と施錠レバー13の間に装備されている引き出し回
転操作型ロックハンドル装置において、本体ケース3に
設けた錠前ユニット19のロータ17が施錠位置にある
とき、前記駆動機構を有効に働かせないようにする切換
え設定手段を、錠前ユニット19のロータ17に連動さ
せて設けて設けてあるので、施錠状態において誤操作に
よって操作ハンドル9の握り部4を本体ケース3の正面
凹部5から引き出しても、操作ハンドル9は枢軸8を中
心に空転するだけであり、操作ハンドル9からの駆動力
は前記駆動機構や錠前ユニットには伝達されないため、
錠前ユニットその他の内部機構を機械的な破壊や損傷か
ら的確に防護することができる。
【0020】請求項2の発明では、錠前ユニット19の
ロータ17を解錠位置に回したとき、切換え設定プレー
ト25の設定ピン23が施錠レバー13の受動肩部24
に係合することによって、操作ハンドル9と施錠レバー
13との間の駆動機構が有効に働くように切換え設定さ
れ、操作ハンドル9を本体ケース3の正面凹部から引き
出すことによって施錠用コネクタロッド12が牽引駆動
され、扉1の施錠が解除される一方、この操作ハンドル
9の引き出し回転に伴って前記制御カム28が検知レバ
ー29の先端部27を押し下げて先端部27の下側に移
動し、扉1の開放後操作ハンドル9から手を離して操作
ハンドル9を本体ケース3の正面凹部に戻したとき、制
御カム28が検知レバー29の先端部27を押し上げる
ことによって、検知レバー29が制御カム28によって
押し下げられない待機位置に復帰させられるとともに、
錠前ユニット19のロータ17が施錠位置に復帰回転す
るため、請求項1の発明と同様に、施錠状態において操
作ハンドル9の握り部4を本体ケース3の正面凹部5か
ら誤って引き出しても錠前ユニットその他の内部機構が
破壊や損を受けることがないとともに、錠前ユニット1
9その他の内部機構の復帰動作が操作ハンドル9の動き
に追随して自動的になされることになり、操作の簡便性
において優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る引き出し回転操作型
ロックハンドル装置の正面図であり、操作ハンドルの握
り部が本体ケースの正面凹部に没入した施錠状態を示し
ている。
【図2】 図1の引き出し回転操作型ロックハンドル装
置の背面図である。
【図3】 図1の引き出し回転操作型ロックハンドル装
置の右側面図である。
【図4】 図1の引き出し回転操作型ロックハンドル装
置の施錠レバーなどの背面側部品を省略した状態の底面
図である。
【図5】 図1の引き出し回転操作型ロックハンドル装
置をバスの側面トランクの扉に適用したときの斜視図で
ある。
【図6】 図5の適用例において扉の開放操作を示す斜
視図である。
【図7】 図5の適用例において扉の閉鎖操作を示す斜
視図である。
【図8】 図1の引き出し回転操作型ロックハンドル装
置の背面図であり、施錠ユニットのロータは施錠位置に
ある。
【図9】 図1の引き出し回転操作型ロックハンドル装
置の背面図であり、施錠ユニットのロータは解錠位置に
ある。
【図10】 図1の引き出し回転操作型ロックハンドル
装置において、施錠ユニットのロータを解錠位置に回し
た後、操作ハンドルを本体ケースから引き出し回転する
途中における、制御カムと検知レバーの位置関係を示す
要部断面図である。
【図11】 図1の引き出し回転操作型ロックハンドル
装置において、扉の解錠開放後、操作ハンドルが本体ケ
ースに戻る途中における、制御カムと検知レバーの位置
関係を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 扉 2 扉の正面開口部 3 本体ケース 4 操作ハンドルの握り部 5 本体ケースの正面凹部 6 操作ハンドルの脚部 7 操作ハンドルの脚部 8 操作ハンドルの枢軸 9 操作ハンドル9 10 本体ケースの背面壁部 11 施錠レバーの枢軸 12 施錠用コネクタ部材 13 施錠レバー 14 操作ハンドルの駆動アーム部 15 コントロールレバーのガイドスロット 16 コントロールレバー 17 錠前ユニットのロータ 18 操作プレート 19 錠前ユニット 20 中間レバーの枢軸 21 リンクバー 22 中間レバー 23 切換え設定プレートの設定ピン 24 施錠レバーの受動肩部 25 切換え設定プレート 26 検知レバーの枢軸 27 検知レバーの先端部 28 制御カム 29 検知レバー 30 施錠レバーの姿勢制御用バネ 31 切換え設定プレートの姿勢制御用バネ 32 検知レバーの姿勢制御用バネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作ハンドル9の握り部4が本体ケース
    3の正面凹部5内に収納され、操作ハンドル9の脚部6
    が本体ケース3の背面側に突出しており、本体ケース3
    の背面壁部10に施錠レバー13が枢着され、施錠レバ
    ー13の端部に施錠用コネクタ部材12が連結されてお
    り、枢軸8を中心に操作ハンドル9を正面凹部5から引
    き出し回転したとき、施錠レバー13を解錠方向に回転
    させる駆動機構が、操作ハンドル9の脚部6と施錠レバ
    ー13の間に装備されている引き出し回転操作型ロック
    ハンドル装置において、 本体ケース3に錠前ユニット19を設け、錠前ユニット
    19のロータ17が施錠位置にあるとき、前記駆動機構
    が有効に働かないようにする切換え設定手段を、錠前ユ
    ニット19のロータ17に連動させて設けたことを特徴
    とする引き出し回転操作型ロックハンドル装置。
  2. 【請求項2】 扉1に固着される本体ケース3と、 握り部4が本体ケース3の正面凹部5内に収納され、一
    対の脚部6,7が本体ケース3の背面側に突出してお
    り、枢軸8を中心に正面凹部5から出没回転する操作ハ
    ンドル9と、 本体ケース3の背面壁部10に枢軸11によって枢着さ
    れ、端部に施錠用コネクタ部材12が連結される施錠レ
    バー13と、 基端部が前記枢軸11によって本体ケース3の背面壁部
    10に枢着され、先端部が操作ハンドル9の一方の脚部
    6の駆動アーム部14に係合しており、中間部にガイド
    スロット15を設けたコントロールレバー16と、 本体ケース3に固着され、ロータ17に操作プレート1
    8を固着した錠前ユニット19と、 中間部が枢軸20によって本体ケース3の背面壁部10
    に枢着され、一方の端部が前記操作プレート18にリン
    クバー21を介して連結された中間レバー22と、 基端部が枢軸49によって中間レバー22の他方の端部
    に枢着されており、先端部の設定ピン23がコントロー
    ルレバー16のガイドスロット15に移動可能に挿入さ
    れており、錠前ユニット19のロータ17が施錠位置に
    あるとき、設定ピン23が施錠レバー13の中間部の受
    動肩部24に係合しない位置に退避している一方、錠前
    ユニット19のロータ17が解錠位置に回されたとき、
    設定ピン23が受動肩部24に係合する位置に来る切換
    え設定プレート25と、 基端部が枢軸26によって中間レバー22に枢着され、
    錠前ユニット19のロータ17が施錠位置にあるとき、
    先端部27が操作ハンドル9の他方の脚部7に設けた制
    御カム28によって押し下げられない位置に待機してい
    る一方、錠前ユニット19のロータ17が解錠位置に回
    されたとき、先端部27が前記制御カム28によって押
    し下げられる位置に突出する検知レバー29と、 錠前ユニット19のロータ17が施錠位置にあるとき、
    施錠レバー13の受動肩部24が切換え設定プレート1
    6のガイドスロット15の基端側に重なるように、施錠
    レバー13を姿勢制御するバネ30と、 錠前ユニット19のロータ17が施錠位置にあるとき、
    切換え設定プレート16の設定ピン23が前記受動肩部
    24に係合しない退避位置にあるように、切換え設定プ
    レート25を姿勢制御するバネ31と、 錠前ユニット19のロータ17が施錠位置にあるとき、
    前記先端部27が前記制御カム28によって押し下げら
    れない位置に待機するように検知レバー29を姿勢制御
    するバネ32とからなり、 錠前ユニット19のロータ17を解錠位置に回したと
    き、切換え設定プレート25の設定ピン23が施錠レバ
    ー13の受動肩部24に係合し、 操作ハンドル9を本体ケース3の正面凹部から引き出し
    たとき、前記制御カム28が検知レバー29の先端部2
    7を押し下げて先端部27の下側に移動し、 操作ハンドル9が本体ケース3の正面凹部5に戻される
    とき、制御カム28が検知レバー29の先端部27を押
    し上げて、検知レバー29が制御カム28によって押し
    下げられない待機位置に復帰するとともに、錠前ユニッ
    ト19のロータ17が施錠位置に復帰回転する引き出し
    回転操作型ロックハンドル装置。
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