JP2008208661A - 錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダイヤル錠を作動させる手数が少なく、セキュリティ機能を簡単な構成で付加できるようにした優れた錠装置を提供する。
【解決手段】照合番号入力部であるダイヤル3a〜3dに照合検出部35を関連づけて設け、この照合検出部35が照合状態を検出して係合部であるデッドボルト36を介して突没動作し、その突没動作が、施錠部4に対しロック位置又はロック解除位置に移動してその施錠状態を切り替える施解錠切替部5の当該切替動作に直接係わっているようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は、ダイヤル錠を作動させる手数が少なく、セキュリティ機能を簡単な構成で付加できて、筐体の扉による閉止状態をロックする上で好適に利用できる錠装置に関するものである。
この種の錠装置は、ラッチ等の係留部を備えた扉に付随して設けられ、ダイヤル錠等を揃えることで係留部を操作し得ないように拘束し、扉を開ける際には係留部の拘束を解除するように構成されるのが一般的である。
そのための具体的な構成としては、例えば特許文献1の図23等に見られるような鎌錠の動きをダイヤル等の照合状態の有無に応じて拘束又はその拘束を解除するように構成し、ダイヤル操作により拘束を解いた上で摘みを操作して鎌錠を被係留位置に移動させ、或いは鎌錠を係留位置に移動させた後に、ダイヤル操作により係留部を拘束するようにしている。
特公平6−60544号公報
ところが、このようなものであると、施錠を解除する際にはダイヤル入力等の操作をした上で摘みを操作して鎌錠を被係留位置に移動させる必要があり、逆に施錠に引き込むためには摘みを操作して鎌錠を係留位置に移動させた上でダイヤル操作を加える必要があり、何れの場合にも施錠から開錠までの手順が煩雑であるという問題がある。特に、照合番号の入力と鎌錠の動きとは全く別個独立のものであるため、中途半端な操作状況に陥り易いという問題もある。さらに、鎌錠の動きを拘束するためにそれなりの大きさ及び作動量の拘束手段を必要とするものである。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、ダイヤル錠等を作動させる手数が少なく、セキュリティ機能を簡単な構成で確実に付加できるようにした優れた錠装置を提供することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
先ず、本発明の錠装置は、ダイヤル等の照合番号入力部に照合検出部を関連づけて設け、この照合検出部が照合状態を検出して突没動作し、その突没動作が、施錠部に対しロック位置又はロック解除位置に移動してその施錠状態を切り替える施解錠切替部の当該切替動作に直接係わっていることを特徴とする。
このようにすると、ダイヤル等の照合番号入力部の入力を照合検出部が自動的に検出して突没動作を行い、これが直接、当該施解錠切替部の施錠部に対するロック位置への移動又はロック解除位置への移動につながるので、少なくとも操作をワンアクション減らすことができる。しかも、照合番号の入力から施解錠切替部の作動までの間が連携をとって一連に行われるので、中途半端な作動状態になる恐れが少なく、スムーズな作動を得ることが可能となる。
また、施解錠切替部が、一端部側を施錠部に接続され、他端部側に照合検出部の突没動作を通じて係合部を選択的に係合させるようにしたものである場合には、簡単な構成で施錠部と照合検出部との間を適切に連絡して、係合部が係合した際に施解錠切替部を所定の切替位置に保持し、係合部の係合が解除された際に施解錠切替部の他の切替位置への移動を適切に許容することができる。
さらに、施解錠切替部が窓を有し、この窓に、照合検出部の突出動作を通じて係合部を選択的に係り合わせるようにしている場合には、係合部の突出時に施解錠切替部の動きを窓の周縁部で確実に拘束することができるので、施解錠切替部を所定の切替位置に確実に保持した場合に有用となる。
また、施解錠切替部が薄板状のものであり、その肉厚内で係合部の係脱が行われるようにしている場合には、係合部の僅かな突没量で施解錠切替部の切替動作に直接係ることができ、また厚み方向と直交する方向に係り合うため、部材の剛性を利用した確実な係合状態を得ることができる。しかも、施解錠切替部が薄肉であるため、ケーシングの壁面に沿って配置するなど、その取付状態の安定性やスペースファクタも有効に向上することとなる。
特に、照合番号入力部がダイヤルである場合には、このような一見異質な動きをするダイヤルと施錠部とを本発明により有効に関連づけることができる。
本発明は、以上説明した構成であるから、ダイヤル錠を作動させる手数が少なく、セキュリティ機能を簡単な構成で有効に付加できるようにした優れた錠装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
この錠装置は、図1に示すようなセキュリティボックスや収納具等の家具の筐体11に付帯する扉2を閉止位置にロックするために用いられるもので、照合番号入力部として図2及び図3に示すダイヤルユニット3と図2及び図4に示す施錠部4とを施解錠切替部5を介して関連づけ、ダイヤルユニット3を構成する各ダイヤル3a〜3dが照合状態となることにより自動的に作動してロック状態にある施錠部4を図4→図5のように扉2の開成を許容するロック解除状態に移行させるとともに、扉を開け始めてから閉めるまでの過程で扉2に生じる状態変化から取り出した作動力を利用して、ダイヤル図3→図6のようにリセットし、そのまま扉を閉止することによって、再び図4に示したように扉2の開成を禁止するロック状態に移行させるようにしている。
具体的に説明すると、ダイヤルユニット3は、図2、図3、図6〜図8に示すように、共通のシャフト31回りに相互に拘束することなく回転可能に設けられた4個のダイヤル3a〜3dと、各々のダイヤルに3a〜3d一体回転し得るように設けたリセット歯車32a〜32d及び照合番号設定板33a〜33dと、前記シャフト31に平行なシャフト34sに同期回転し得るように取り付けられそれらのリセット歯車32a〜32dにそれぞれ噛合可能な位置に駆動歯車34a〜34dを配置した駆動歯車群34と、昇降動作によりこの駆動歯車群34を正逆回転させる昇降杆30とを備える。
照合番号設定板33a〜33dは、各々のダイヤル3a〜3dの照合番号が正面に位置したとき、そこから所定角度変位した部位に図7及び図9(a)に示すような凹所33ax〜33dxを有し、この凹所33ax〜33dxが整列したときのみ後述する照合検出部35を構成する検出板35a〜35dに突設した検出端35ax〜35dxを凹所33ax〜33dxに係合させるようにしている。図8及び図9(b)に示すリセット歯車32a〜32dには、リセット位置(図示例ではゼロが揃うゼロリセット位置)で整列する歯欠損部32ax〜32dxが設けてある。一方、駆動歯車群34は、それぞれ扇形の駆動歯車34a〜34dの外周に歯を形成したもので、ダイヤル操作時には図3及び図8に示すようにリセット歯車32a〜32dとの噛み合いを解除された待機位置にあり、そこからシャフト34s回りに一斉に回転することによって、リセット歯車32a〜32dを回転させ、図10に示すように各々のリセット歯車32a〜32dの欠損部32ax〜32dxまで来たとき、つまり図6及び図9(b)に示す例えばゼロリセット位置まで回転したときに、リセット歯車32a〜32dとの噛合が解除され、その送り動作を止めるものである。したがって、一旦この状態になった後は、再び駆動歯車34a〜34dが回転してもリセット歯車32a〜32dと干渉することがなく、駆動歯車34a〜34dからなる駆動歯車群34は再び図3及び図8に示す待機位置に戻ることができる。そして、この駆動歯車群34は前記昇降杆30を取り付けた昇降ブラケット300を介して図2、図4及び図5に示す作動リンク37に接続され、この作動リンク37に扉2の開閉動作を利用した作動力を入力することによって、駆動歯車群34を介してリセット歯車32a〜32dのゼロリセット動作等を引き起こすようにしている。
一方、図7に示す照合検出部35は、前記シャフト31に平行なシャフト35s回りに同期回転し得るように取り付けて各々対応する照合番号設定板33a〜33dの外周に摺接ないし近接する位置に検出端35ax〜35dxを突出させた4枚の検出板35a〜35dからなるもので、その検出端35ax〜35dxが凹所33ax〜33dxに嵌まる方向に検出板35a〜35dはバネ35pで押し付けられている。そして、4つの照合番号設定板の凹所33ax〜33dxが合致したとき、すなわち番号が照合したときに始めて、凹所33ax〜33dxが揃い、それらの検出板35a〜35dは照合非検出位置からシャフト回りに回転して検出端35ax〜35dxが凹所33ax〜33dxに嵌まる照合検出位置にまで回転することができる。
他方、この照合検出部35の近傍には、図4、図5及び図7に示すように、シャフト31,35sと直交する方向に進退してケーシングCの裏面から突没する係合部たるブロック体状のデッドボルト36が配置してあり、このデッドボルト36は他に規制力が働かなければバネ36aにより図11に示すようにケーシングCの裏面側に突出する方向に押し付けられて移動するように構成してあり、また、上記検出板35a〜35dが照合状態を検出して図11→図7のように回転したときに、これに引っ張られて没入位置に移動するように関連づけられている。このデッドボルト36はピン状のものであっても構わない。
施解錠切替部5は、図4及び図8等に示すように、ケーシングCの裏面に密着させた状態で軸51回り回転可能に配置した板状のもので、一端部52側を施錠部4に接続され、他端部53側に設けた窓54を照合検出部35の作動を通じて突没する係合部であるデッドボルト36を選択的に係合させる位置に位置づけている。この施解錠切替部5は、図4に示すようにその窓54をデッドボルト36と合致する位置に位置づけたときに一端部52が施錠部4をロック位置に保持し、図5に示すようにデッドボルト36が没入してその窓54がデッドボルト36から外れる位置まで施解錠切替部5が軸51回りに回転移動したときに一端部52が施錠部4をロック解除位置に移動させる。この施解錠切替部5は、図示しないバネによってロック解除位置に向かって押し付けられており、照合検出部35が番号の照合を検出してデッドボルト36が没入した途端に、ロック位置からロック解除位置に移行する。
施錠部4は、この実施形態の場合、図4及び図5の間で上下動することによって扉2の中央に設けた把手21の軸21aと扉2の上下の縁部に設けたラッチ22の軸22aとを選択的に断接するクラッチ41を有したもので、前述した施解錠切替部5はこのクラッチ41の上下動を引き起こすように構成され、クラッチ41が上昇すると軸21a、22a同士を接続して把手21をロック解除状態にし、クラッチ41が降下すると軸21a、22a同士の接続を解除して把手21をロック状態にするものである。
したがって、照合検出部35が照合またはリセットされたことを検出してデッドボルト36を突没動作させ、その突没動作が施解錠切替部5のロック位置又はロック解除位置への移動による施錠部4の切替動作に直接つながっている
さらに、この実施形態は、上述したように扉2を閉めるまでの過程で扉2に生じる状態変化から取り出した作動力を利用してダイヤル3a〜3dをリセットし、また次に扉2を閉止した際に再度の開成を禁止するロック状態に移行させるために、扉2に生じる状態変化である開閉動作を利用して、扉2を取り付けた筐体1から施錠部4を再びロック状態に向かわせる作動力となる引っ張り力を取り出すようにしている。
具体的には、図5に示すように筐体2の側板22に紐6の一端部61を接続し、他端部62をバネ63を介して前記作動リンク37に接続したもので、この実施形態の扉2が持出し兆番に支持されていて扉2を開けるにしたがって紐2の他端部62が作動リンク37から遠ざかる方向に取り残されることを利用して、紐2の他端部62を作動リンク37に接続することで当該作動リンク37を引っ張り、これにより作動リンク37を引っ張り力により軸37a回りに回転させて、昇降ブラケット300を介して前記昇降杆30を引き上げるようにしている。また、前記ケーシングCの裏面には図5に示すカム38が軸38a回りに取り付けてあり、紐6によりこのカム38を同時に回転させて、カム38の回転端38bで施解錠切替部5を図4に示す方向に押し戻して、ロック位置に復帰させるようにしている。
なお、図4及び図5において符号39で示すものは、紐6の緊張が無くなったときに作動リンク37を介して昇降杆30を降下させるためのバネである。また、バネ63は前記バネ39よりも弾性係数が大きく設定してあり、紐6が緩んでいるときは機能しないが、扉2の開成状態が大きくなり施解錠切替部5がデッドボルト36にロックされて更に扉2が開成しようとする際に紐6の緊張を逃すためのものである。さらに、図において符号7で示すものは、昇降ブラケット300に取り付けた樹脂製のダイヤル操作補助部材であり、このダイヤル操作補助部材7の先端には弾性変形可能な押さえ片71a〜71dが形成してある。すなわち、前述したダイヤル3a〜3dは、数字の表記された部位が凸となりその間が凹となるような凹凸形状が付してあり、昇降ブラケット300の降下時に押さえ片71a〜71dが各ダイヤル3a〜3dの凹となる部位に弾性的に押し付けられた状態で、ダイヤル操作をクリック感覚をもって行い得るようにしている。
以下、本実施形態の作動について説明する。
扉2の閉止時において、ダイヤル3a〜3dが非照合状態(例えばゼロリセット状態)にあり施錠部4が図4に示すロック状態にあるときは、照合検出部35の検出板35a〜35dは図11に示す照合非検出位置にあり、施解錠切替部5は図12に示すロック位置にあって、係合部であるデッドボルト54は図4、図11及び図12に示すように突出して施解錠切替部5の窓に嵌まり合って施解錠切替部5の動きを規制している。施解錠切替部5の一端部52で施錠部4を構成するクラッチ41を切っているため、把手21を操作しても空転するだけで、把手21からラッチ22に操作力が伝達されることはない。
この状態からダイヤル3a〜3dを操作すると、照合番号が合致した段階でダイヤル3a〜3dに付帯させた照合番号設定板33a〜33dの凹所33ax〜33dxが図9(a)に示すように整列し、照合検出板35a〜35dが図11の照合非検出位置から図7の照合検出位置にまで回転してその検出端35ax〜35dxが凹所33ax〜33dxに嵌まる結果、係合部であるデッドボルト36を図11→図7のように没入させて施解錠切替部5の窓54から退避させる。これにより、施解錠切替部5はバネに押されて図5及び図13に示すように一端部52でクラッチ41を接続するロック解除位置に移行し、把手21に入力する操作力をラッチ22に伝えて扉2の開成を許容する。
その後、扉2が開いていくと、紐6によって作動リンク37が引っ張られ、図3、図8→図6等のように待機位置にある駆動歯車群34を回転させる。各ダイヤル3a〜3dの側部にはリセット歯車32a〜32dが一体に設けてあり、作動リンク37により昇降杆30が上動されて各駆動歯車34a〜34dが回転すると、この駆動歯車34a〜34dがダイヤルに付帯するリセット歯車32a〜32dに噛み合ってダイヤル3a〜3dを回転させる。各リセット歯車32a〜32dには図7及び図9に示した歯欠損部32ax〜32dxが設けてあり、ゼロリセット位置で歯欠損部が揃って駆動歯車34a〜34dとの噛み合いが解除され、扉2が全開するまでの間に全てのダイヤル3a〜3dがゼロリセットされる。一方、最初のダイヤル3a〜3dが動き出すと、凹所33ax〜33dxから照合検出板35a〜35dの検出端35ax〜35dxを追い出すので、照合検出板35a〜35dは図7→図11に示すように照合非検出位置に移動するが、係合部であるデッドボルト36は照合検出板35a〜35dからの規制は解かれるものの、施解錠切替部5の窓54がずれているため図13に示すように突出動作を禁止された状態となり、これに追従せずにバネ36aで押された状態で没入位置を保つ。他方、扉2を開けていく動作に伴って、図13→図14に示すようにカム38が回転して、施解錠切替部5を元に戻す方向に押し付けるので、施解錠切替部5が図12に示すロック位置にきたときにその窓54とデッドボルト36とが対向する。このとき、それまで施解錠切替部5に突出を禁止されていたデッドボルト36はその規制を解除されるので、突出して窓54に係り合い、施解錠切替部5は再び一端部52でクラッチ41を切って施錠部4をロック状態に保持する。
扉2を閉めていくと、紐6の緊張がなくなり、作動リンク37に取り付けたバネ39に押し付けられて昇降杆30が降りてくる。これに伴い、駆動歯車34a〜34dは図6及び図10に示すリセット位置から図3及び図7に示す待機位置に戻る方向に回転するが、ダイヤル3a〜3dに付帯するリセット歯車32a〜32dとは縁が切れているため、支障なく回転することができる。そして、扉2を閉める段階では、ラッチ41はその一部に設けた図4に示す係合爪22xを筐体1の対応位置に設けた図示しない係り合い部に弾性的に係り合わせて、扉2により筐体1の開口を閉止する。
これにより、系は図12等に示した作動説明の最初の段階に戻り、扉2の閉止時において、ダイヤル3a〜3dが非照合状態(ゼロリセット状態)となり施錠部4が図4に示すロック状態に保持される。照合検出部35の検出板35a〜35dは図11に示す照合非検出位置にあり、施解錠切替部5は図12に示すロック位置にあって、係合部であるデッドボルト54は図4、図11及び図12に示すように突出して施解錠切替部5の窓に嵌まり合って施解錠切替部5の動きを規制する。施解錠切替部5の一端部52で施錠部4を構成するクラッチ41を切るため、把手21を操作しても空転するだけで、把手21からラッチ22に操作力が伝達されることはない。
以上のように、本実施形態の錠装置は、照合番号入力部であるダイヤル3a〜3dに照合検出部35を関連づけて設け、この照合検出部35が照合状態を検出して係合部であるデッドボルト36を介して突没動作し、その突没動作が、施錠部4に対しロック位置又はロック解除位置に移動してその施錠状態を切り替える施解錠切替部5の当該切替動作に直接係わっているように構成して、ダイヤル3a〜3dの入力を照合検出部35が自動的に検出して突没動作を行い、これが直接、施解錠切替部5の施錠部4に対するロック位置への移動又はロック解除位置への移動につながるようにしたものである。
このため、ダイヤル操作をした上で摘みを操作して鎌錠を被係留位置に移動させたり、摘みを操作して鎌錠を係留位置に移動させた上でダイヤル操作を加える従来のものに比して、少なくとも操作をワンアクション減らすことができる。しかも、照合番号の入力の検出から施解錠切替部5の作動までの間が連携をとって一連に行われるので、中途半端な作動状態になる恐れが少なく、スムーズな作動を確保することができる。
また、施解錠切替部5が、一端部52側を施錠部4に接続され、他端部53側に照合検出部35の突没動作を通じて係合部であるデッドボルト36を選択的に係合させるようにしているので、簡単な構成ながら施錠部4と照合検出部35との間を適切に連絡して、デッドボルト36が係合した際に施解錠切替部5を所定の切替位置に保持し、デッドボルト36の係合が解除された際に施解錠切替部5の他の切替位置への移動を適切に許容することができる。
さらに、施解錠切替部5が窓54を有し、この窓54に、照合検出部35の突出動作を通じてデッドボルト36を選択的に係り合わせるようにしているので、デッドボルト36の突出時に施解錠切替部5の動きを窓54の周縁部によって確実に拘束することができ、施解錠切替部5を所定の切替位置に確実に保持することができる。
しかも、その施解錠切替部5が薄板状のものであり、その肉厚内でデッドボルト36の係脱が行われるようにしているので、デッドボルト36の僅かな突没量で施解錠切替部5の切替動作に直接係わることができ、また厚み方向と直交する方向に係り合うため、部材の剛性を利用した確実な係合状態を得ることができる。しかも、施解錠切替部5が薄肉であるため、ケーシングCの壁面に沿って配置することができて、その取付状態の安定性やスペースファクタの向上にも有効に資することができる。
とりわけ、この実施形態の照合番号入力部がダイヤル3a〜3dであって、従来のダイヤル錠においては、特にダイヤル操作と鎌錠の操作等とが全く別個独立であったことに鑑みれば、このような一見異質な動きをするダイヤル3a〜3dと施錠部4との間を本発明により関連づけたことによる効果は極めて大きいものである。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、照合番号入力部は、ダイヤル錠以外にもプッシュ式のもの等であっても、基本的に上記実施形態と同様の効果が奏される。
また、上記実施形態におけるリセットは、いわゆるゼロリセットであったが、ゼロ以外の特定番号にリセットする態様や、照合状態をランダムに解除するリセットの態様等も実施可能である。
さらに、上記実施形態では扉に生じる状態変化から作動力を取り出すために扉と筐体との間に設けた紐を利用したが、リンクやワイヤ等を用いても基本的に上記と同様の作動を得ることができる。
本発明の一実施形態が適用される筐体及び扉を備えた家具を示す斜視図。 同実施形態における錠装置の概要を示す正面図。 同実施形態のダイヤルユニットを示す斜め前方斜視図。 同実施形態の錠装置の概要を示す背面斜視図。 図4に対応した作用説明図。 図3に対応した作用説明図。 図2におけるA−A線拡大断面図。 図2におけるB−B線拡大断面図。 同実施形態におけるゼロリセットの機能を説明する図。 同実施形態におけるゼロリセットの機能を説明する図。 同実施形態におけるデッドボルトの作動を説明する図。 同実施形態における施解錠切替部の作用説明図。 同実施形態における施解錠切替部の作用説明図。 同実施形態における施解錠切替部の作用説明図。
符号の説明
3a、3b、3c、3d…照合番号入力部(ダイヤル)
5…施解錠切替部
35…照合検出部
52…一端部
53…他端部
54…窓

Claims (5)

  1. ダイヤル等の照合番号入力部に照合検出部を関連づけて設け、この照合検出部が照合状態を検出して突没動作し、その突没動作が、施錠部に対しロック位置又はロック解除位置に移動してその施錠状態を切り替える施解錠切替部の当該切替動作に直接係わっていることを特徴とする錠装置。
  2. 施解錠切替部が、一端部側を施錠部に接続され、他端部側に照合検出部の突没動作を通じて係合部を選択的に係合させるようにしたものである請求項1記載の錠装置。
  3. 施解錠切替部が窓を有し、この窓に、照合検出部の突出動作を通じて係合部を選択的に係り合わせるようにしている請求項1又は2記載の錠装置。
  4. 施解錠切替部が薄板状のものであり、その肉厚内で係合部の係脱が行われるようにしている請求項1〜3記載の錠装置。
  5. 照合番号入力部がダイヤルである請求項1〜4記載の錠装置。
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