JP2003113539A - 紡績装置及び紡績装置における糸継ぎ方法 - Google Patents

紡績装置及び紡績装置における糸継ぎ方法

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JP2003113539A
JP2003113539A JP2001306642A JP2001306642A JP2003113539A JP 2003113539 A JP2003113539 A JP 2003113539A JP 2001306642 A JP2001306642 A JP 2001306642A JP 2001306642 A JP2001306642 A JP 2001306642A JP 2003113539 A JP2003113539 A JP 2003113539A
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splicing
yarn splicing
nozzle
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Shingo Takashima
信吾 高島
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】糸継ぎ前段階のミスが少なく、安定して糸継ぎ
することができると共に、糸の継ぎ目の外観をより優良
なものにすることのできる紡績装置及び紡績装置におけ
る糸継ぎ方法を提供すること。 【解決手段】軸方向に糸通路79が形成された中空ガイ
ド軸体70の先端部78周辺に旋回気流を発生させるた
めの(空気)紡績ノズル69、中空ガイド軸体70の糸
通路79内に旋回気流を発生させるための補助ノズル
(第2ノズル孔86)を備えて複数並設された紡績ユニ
ットUと、複数の紡績ユニットUに沿って走行し、紡績
ユニットUの糸継動作を行う糸継ぎ装置6を有する糸継
台車7とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸方向に糸通路が
形成された中空ガイド軸体の先端部周辺に旋回気流を発
生させるための空気紡績ノズルと、中空ガイド軸体の糸
通路内に旋回気流を発生させるための補助ノズルとを備
えた紡績ユニットを複数並設させると共に、該複数の紡
績ユニットに沿って走行し、紡績ユニットの糸継ぎ動作
を行う糸継ぎ装置を有する糸継台車を備えた紡績装置及
び紡績装置における糸継ぎ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スライバをドラフト装置へ連続的
に供給してドラフトした後、中空ガイド軸体の先端部周
辺に旋回空気流を発生する空気紡績ノズルへ供給し、該
旋回空気の作用により実撚り状の紡績糸を得て、紡出さ
れた糸を巻き取り装置で巻き取る空気式紡績装置が知ら
れている。
【0003】該空気式紡績装置は、通常上記ドラフト装
置と、空気紡績ノズル、中空ガイド軸体からなる空気紡
績部と、中空ガイド軸体の糸通路内に旋回気流を発生さ
せるための補助ノズルと、巻取装置とからなるユニット
が複数並設されており、糸継ぎの必要な紡績ユニットで
の糸継ぎを行う糸継台車が複数のユニットに沿って走行
する装置も知られている。
【0004】1つの巻取パッケージを巻き取るまでに
は、途中に自然糸切れ、或いは糸欠点を検出する検出器
によって検出することによって強制的に糸切断を行うこ
とがあり、その際に糸継ぎを行うのが、上記糸継台車で
ある。
【0005】この糸継ぎの形態としては、糸継台車の糸
継ぎ装置にメカニカルノッタを搭載したものであって、
空気紡績ノズルの旋回気流と、補助ノズルの旋回気流と
により紡出側の糸を排出し、この紡出側の糸と巻取側の
糸とを前記メカニカルノッタにて糸継ぎするノッティン
グや、巻取側の糸を中空ガイド軸体の排出口まで送り、
中空ガイド軸体と紡績ノズルに逆方向から通すと共に、
上流側から繊維束を供給して互いを絡ませ、紡績ノズル
内に引き込んで糸継ぎを行うピーシングがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記メ
カニカルノッタによる糸継ぎでは、継ぎ目の外観という
観点、即ち継ぎ目部分を継ぎ目以外の糸部分と実質上変
わらないようにするという点では不十分であり、上記ピ
ーシングによる糸継ぎは、巻取側の糸を逆方向から通す
時間によって、糸継ぎ部が太くなり易く、互いの糸端同
士を絡ませる際、ピーシングする糸の長さを一定にコン
トロールするのが困難であると共に、糸継ぎに失敗する
ことがあるという問題点が挙げられる。
【0007】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、糸継ぎ前段階のミスが少なく、安定して糸継ぎする
ことができると共に、糸の継ぎ目の外観をより優良なも
のにすることのできる紡績装置及び紡績装置における糸
継ぎ方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、軸方向に糸通路が形成された中空ガイド軸体の先端
部周辺に旋回気流を発生させるための空気紡績ノズル、
中空ガイド軸体の糸通路内に旋回気流を発生させるため
の補助ノズルを備えて複数並設された紡績ユニットと、
複数の紡績ユニットに沿って走行し、紡出側の上糸及び
巻取側の下糸をクランプするクランプ装置を備えて、圧
縮空気の噴射により紡績ユニットの糸継動作を行う空気
式糸継ぎ装置を有する糸継台車とを備えたことを特徴と
している。この発明では、糸継ぎ装置を上記空気式糸継
ぎ装置としたことにより、噴射エアの作用による糸継ぎ
によって、メカニカルノッタに比べて優良な外観を有す
る継ぎ目を得ることができる。更に、クランプ装置によ
るクランプで糸の走行を停止させた後に糸継ぎを行うこ
とにより、ピーシングに比べて巻取側の糸を紡績ノズル
まで逆方向から通すことがないため、糸継ぎ前段階のミ
スを少なくし、安定して糸継ぎすることができる。
【0009】紡出側の上糸を吸引把持して上記糸継ぎ装
置へ導く上糸吸引捕捉手段と、巻取側の下糸を吸引把持
して上記糸継ぎ装置へ導く下糸吸引捕捉手段と、前記上
糸吸引捕捉手段、下糸吸引捕捉手段に共通の第1の駆動
手段と、上記空気式糸継ぎ装置を駆動する第2の駆動手
段と、前記第1の駆動手段による駆動に基づいて、第2
の駆動手段による駆動を開始させる、第1駆動手段、第
2駆動手段に共通の制御装置を備えたことを特徴として
いる。この発明では、上糸吸引捕捉手段、下糸吸引捕捉
手段に共通の駆動手段による駆動に基いて、上記空気式
糸継ぎ装置の駆動を開始させることができ、上糸吸引捕
捉手段、下糸吸引捕捉手段の駆動と、上記空気式糸継ぎ
装置との間の動作タイミングを精度よく制御できる。
【0010】糸通路の開口側にシャッタ部材を有し、該
シャッタの開放により糸弛みを吸引して吸収する糸弛み
吸引手段と、第2の駆動手段の駆動に基づいて上記制御
装置を介してシャッタ部材の開閉駆動を行う駆動手段を
備えたことを特徴としている。この発明では、紡出側の
糸端と巻取側の糸端とを各々クランプして紡出側糸端の
走行を停止してから糸継ぎを行うものであって、上記空
気式糸継ぎ装置の駆動に基いて、紡出側の糸端のクラン
プの直前に糸の弛みの吸収を開始する。
【0011】上記空気式糸継ぎ装置へ供給される圧縮空
気の空気圧を検出して検出結果を上記制御装置に送信す
る空気圧検出装置と、該検出結果に基づいて圧縮空気の
供給、供給停止の切換えを行う切換え弁とを備えたこと
を特徴としている。この発明では、上記空気式糸継ぎ装
置へ供給される圧縮空気の空気圧が所定値を下回ると、
上記制御装置を介して圧縮空気の供給を停止できる。
【0012】上記空気式糸継ぎ装置は、糸端を解撚する
解撚ノズルと、圧縮空気を噴射させて糸継ぎを行う糸継
ぎ孔と、糸端に対して近接、離反可能であって、糸端を
前記解撚ノズル、糸継ぎ孔へガイドする糸寄せレバー
と、可動刃、固定刃及びクランプ板を有し、糸寄せレバ
ーにより解撚ノズルへガイドされた糸端の切断、クラン
プをほぼ同時に行うクランプカッタを備えていることを
特徴としている。この発明では、糸切断を行った時、糸
寄せレバーの糸寄せによる糸道の屈曲で発生する張力に
よって、切断された糸端が飛散するのを防止する。
【0013】また、糸端を解撚する解撚ノズル、上記糸
継ぎ孔へ糸端をガイドする糸寄せレバーが糸端を解撚ノ
ズルへガイドした後に、糸端を切断して、切断された糸
端をほぼ同時にクランプし、前記糸寄せレバーの糸端か
らの離反を開始した直後に前記糸端のクランプを解除す
ることを特徴としている。この発明では、糸切断を行っ
てから、糸寄せレバーの糸寄せによる糸道の屈曲で発生
する張力が低下するまで確実に糸端をクランプする。
【0014】上記空気式糸継ぎにおけるクランプ開始時
間から、糸継ぎを行った後の巻取り開始までの時間は
0.90秒以下であることを特徴としている。この発明
では、上記時間で糸継ぎを行うことにより、高速紡績に
おいても、継ぎ目の外観をより優良なものにすることが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を用いて説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何
ら本実施の形態に限定されるものではない。
【0016】図1は、本発明実施形態に係る紡績装置の
正面図、図2は同縦断側面図である。図3は本発明実施
形態に係る空気紡績部15の側断面図である。図4は図
3の要部拡大図である。図5は図4のX−X線矢視断面
図である。図6は糸継ぎ装置6の正面図、図7は糸継ぎ
装置6の一部省略した正面図。図8は同平面図である。
図9は糸継ぎ部材102の平面図、図10乃至図12は
糸継ぎの過程を示す装置6の作動説明図。図13は糸継
ぎ動作を示す糸端拡大図である。図14は本発明実施形
態の制御系統を示すブロック図である。図15は、糸継
ぎ装置6の動作を示すタイムチャートである。
【0017】本発明実施形態に係る紡績装置は、図1に
示すように、原動機ボックス1及びブロアボックス2間
に複数の紡績ユニットUを並設してなる。本紡績装置の
機台長手方向には上記ユニットUの列に沿って台車走行
空間3が設けられ、該空間3内を、玉揚げ装置4を装備
した玉揚げ装置5と後に詳述する空気式の糸継ぎ装置6
を装備した糸継台車7とを一体化した走行台車8が走行
する。9は原動機ボックス1と紡績ユニットUとの間に
あって上記玉揚げ装置4に紙管を供給する紙管供給装置
である。
【0018】図2に示すように、紡績ユニットUは、各
々バックローラ10、サードローラ11、セカンドロー
ラ12及びフロントローラ13よりなるドラフト装置1
4、空気紡績部15、該紡績部15により生成された紡
績糸Yを引き出すニップローラ16、紡績糸Yの太糸部
分(糸欠陥部分)を検出する検出器であるスラブキャッ
チャ17及びパッケージPに糸Yをトラバースしつつ巻
き取る巻取部18より構成される。
【0019】図3に示すように、各々の紡績ユニットU
において、空気紡績部15は、フロントローラ13から
送られる繊維束80を挿通させながらその繊維束80に
旋回流を当てる紡績ノズル69と、紡績ノズル69から
排出された繊維束80に加撚を施すべく紡績ノズル69
に対向して設けられた中空ガイド軸体70とからなる。
【0020】紡績ノズル69は、ドラフトされた繊維束
80を導入する案内孔71を有し、案内孔71から排出
された繊維束80の流路上にニードル72を保持するニ
ードルホルダ73と、ニードルホルダ73の下流側に密
着され後述する中空ガイド軸体70の先端部74を所定
の間隔を隔てて覆うと共に、中空ガイド軸体70の先端
近傍に旋回流を発生させるための旋回流発生部75とか
らなる。
【0021】旋回流発生部75は、円筒状に形成されて
おり、ニードルホルダ73と同心状に組み付けられるよ
うになっている。旋回流発生部75の内部には、ニード
ルホルダ73から送られてくる繊維束80に旋回流を当
てるための紡績室76が形成されており、紡績室76内
に中空ガイド軸体70の先端部74が同軸状に収容され
るようになっている。
【0022】また、旋回流発生部75には、紡績室76
内に旋回流を発生させるための空気紡績ノズルたる第1
ノズル孔77が複数形成されている。第1ノズル孔77
は、旋回流発生部75の径方向外側から紡績室76内に
つながる径細の孔であり、それぞれ空気を旋回流発生部
75の内周に沿って平面視左回り(反時計回り)方向に
流すように紡績室76の接線上に、且つ、繊維束80の
送り方向下流側に傾斜して形成されている。
【0023】中空ガイド軸体70は、先細の、ほぼ円筒
状に形成されており、先端に形成された開口78をニー
ドル72へ向けて配されている。
【0024】また、中空ガイド軸体70の軸方向に形成
される紡績糸通路79は、糸排出側に向けて末広がり状
に形成されている。具体的には、紡績糸通路79は、径
を多段に拡げて形成されており、開口78から排出側へ
向けて所定長さ伸びる径細の導入部90と、導入部90
の下流側に段をなして拡径される第1拡径部81と、第
1拡径部81の下流側に滑らかに接続されテーパ状に拡
径される第2拡径部82と、第2拡径部82の下流側に
段をなして拡径される第3拡径部83とからなる。第3
拡径部83の排出側の端には排出口84が形成されてい
る。
【0025】そして、中空ガイド軸体70は、紡績糸通
路79の外周に紡績ノズル69で旋回された繊維束80
を吸引して紡績糸通路79内に導入するための吸引力発
生手段85を有する。
【0026】図4及び図5に示すように、吸引力発生手
段85は、中空ガイド軸体70の途中にその紡績糸通路
79に対して接線方向に設けた複数の第2ノズル孔(補
助ノズル)86で構成されている。第2ノズル孔86
は、それぞれ紡績糸通路79の内周に沿って平面視右回
り(時計回り)方向99に空気を流すように等間隔に、
第1拡径部81の接線方向に接続されて形成されてい
る。
【0027】また、中空ガイド軸体70の内部には排出
口84近傍から先端側へ延びて各第2ノズル孔86に連
通されるエア通路87が形成されている。エア通路87
は、排出口84側で圧気供給路88に接続されている。
【0028】上記紡績ユニットUは側断面コ字状の枠体
19上に配置され、該枠体19により囲まれた前記台車
走行空間3内を糸継台車7即ち走行台車8がレール2
1、22に沿って図1左右方向に走行する。
【0029】糸継台車7には紡出側(空気紡績部15
側)の上糸を吸引把持して糸継ぎ装置6へ導くサクショ
ンパイプ(上糸吸引捕捉手段)23と、パッケージP
(巻取)側の下方YPを吸引把持して糸継ぎ装置6へ導
くサクションマウス(下糸吸引捕捉手段)24とが、図
2一点鎖線で示す如く各々旋回可能に設けられている。
これらサクションパイプ23とサクションマウス24と
の基端側は、糸継台車7内に設けられた図示しないダク
トを介して、吸引力発生のための図示しないブロワモー
タに接続されている。これにより、サクションパイプ2
3とサクションマウス24による糸端の吸引が適宜行わ
れるようになっている。また、前記サクションマウス2
4が旋回する範囲内には該サクションマウス24の旋回
を検出する検出装置としてセンサSE1が設けられてい
る。
【0030】31は先端が前記ニップローラ16とスラ
ブキャッチャ17の間の糸通路に開口した細長い筒状管
からなるスラックチューブ(糸弛み吸引手段)であり、
糸通路の開口側にシャッタ部材31aを有している。該
シャッタ部材31aは駆動手段であるソレノイドSOL
によって開閉自在に作動され、通常は二点鎖線に示すよ
うにスラックチューブ開31の口部を閉じた状態にあ
る。但し、スラックチューブ31については、例えば、
該スラックチューブ31の基端側を渦巻き状に形成し
て、その糸を吸引し得る有効長さが長くなるようにして
もよい。このスラックチューブ31は、上記空間3内を
ユニットUに沿って延設された吸引ダクト27に接続開
口してある。また、30はパッケージPに当接して回転
するフリクションローラである。
【0031】図2において、前記ドラフト装置14へ供
給されるスライバSは機台の背部に設けたスライバケン
ス33より引き出され、ガイドローラ34、35を経て
バックローラ10へ供給される。36は全紡績ユニット
Uを通じて敷設され、ドラフト装置14や空気紡績部1
5などにおいて発生する風綿、糸屑を吸引排出する排出
管、37は後述の糸継ぎ装置6の動作用圧縮空気を供給
する、同じく全紡績ユニットUを通じて敷設された圧空
管であり、該圧空管37にはユニットUの間隔と同一間
隔おきに支管38を突設され、該支管38の先に糸継台
車7へと接続する弁装置39が設けてある。41はユニ
ットU列に沿って伸び、該弁装置39を支持する支枠材
である。
【0032】次に、図6以下において、糸継台車7上に
搭載した糸継ぎ装置6について説明する。
【0033】糸継ぎ装置6のほぼ中央に位置した糸継ぎ
部材102がブラケット103に螺子104によってよ
り固定されており、該糸継ぎ部材102の中央に円筒状
の糸継ぎ孔105が穿設されている。糸継ぎ孔105に
は外部から糸Yを挿入するのに適したスリット106が
糸継ぎ孔105の接線方向全体にわたって形成され、更
に糸継ぎ部材102には糸継ぎ孔105に接線的に開口
する噴射ノズル107が穿設されている。更に、糸継ぎ
部材102は糸継ぎ孔105の開孔側壁面に図示しない
スペーサを介して制御プレート112、113が固定さ
れてなり、該制御プレート112、113の一部側縁と
糸継ぎ孔105の開口部の一部を横切る位置に位置決め
される。
【0034】上記制御プレート112、113は、後述
する糸押えレバー116と共に糸継ぎ孔105に挿入さ
れる巻取側糸端YPと空気噴射ノズル15側糸端YNと
の2本の糸端を位置決めし、噴射ノズル107からの空
気噴出時において、両糸端YP、YNの最初の絡み付き
を保障する位置に位置決めすると共に、糸継ぎ孔105
の両端開口から流出する風量を制御し、糸端YP、YN
の飛び出しを防止する作用を有し、更には、適当な旋回
流による美しい外観の継ぎ目を得るものである。また、
スペーサは圧縮空気が制御プレート112、113の壁
に当たってスリット106方向へ流出する風量が増加
し、糸端YP、YNがスリット106から外へ飛び出す
のを防止するために設けられ、糸継ぎ部材102の壁面
と制御プレート112、113間に間隙を形成し、スリ
ット106からの空気の流量を制御している。尚、噴射
ノズル孔107への空気の供給は、前記圧空管37及び
導管117より供給される。前述の糸押えレバー116
は上下一対に構成され、支軸によりブラケット103に
枢支されている。
【0035】糸継ぎ部材102の制御プレート112、
113に接近して糸継ぎ部材102の糸継ぎ孔105の
開口を挟んでその両サイドに図示しないガイドピン、糸
押えレバー116(図13参照)、解撚ノズル124、
125及び糸ガイド126、127、更に、可動刃12
8a、129a、固定刃128b、129b、クランプ
板128c、129cを有し、糸の切断とほぼ同時に糸
端をクランプするクランプカッタ128、129、フォ
ークガイド130、131が順次配置され、また糸継ぎ
部材102の側部には支軸132の上下部に固定され旋
回する一対の糸寄せレバー133、133が配置されて
いる。134は糸寄せレバー133のストッパーであ
る。135はパッケージ糸端YPのクランプ装置で、固
定レバー136と移動ストッパー137とよりなる。1
38は紡出側糸端YNのクランプ装置で、旋回レバー1
39とストッパーよりなる。
【0036】上記固定レバー136は図8のように先端
が屈曲して巻取側の糸端YPをガイドするようになって
おり、対向位置にある旋回レバー201の旋回(矢印2
02)により固定レバー136にガイドされた糸端YP
を移動ストッパー137との間に移動する。
【0037】解撚ノズル124、125は同形であるの
で、次にその一方の解撚ノズル125について図9を用
いて説明する。145は、ブラケット103及びそれと
一体のブロック146に穿設したノズル孔で、その内部
にノズル孔145の軸方向に摺動可能に管状のスリーブ
147を嵌合している。スリーブ147は、図示しない
サクションパイプに連なるフレキシブルパイプ148に
接続されている。管状のスリーブ147の奥方向に向く
噴射孔149を設けてある。噴射孔149はブロック1
46に設けた導気孔150を介して図示しない圧力導管
に連通している。
【0038】糸継ぎ動作時、上記サクションパイプ2
3、サクションマウス24の旋回動作は、図14に示
す、第1の駆動手段であるモータM1の駆動、上記糸押
えレバー116、糸寄せレバー133等を含む糸継ぎ装
置6の動作は第2の駆動手段であるモータM2の駆動に
よって、モータM1、M2に各々連結された図示しない
別々のカムを回転させることにより行われる。更に、モ
ータM1の駆動に基いてモータM2の駆動を開始させる
ように、モータM1、M2の駆動制御を共通に行う制御
装置としての制御部300が設けられている。これによ
り、サクションパイプ23、サクションマウス24の旋
回動作と糸継ぎ装置6の動作とをメカ的に連携させる場
合に比べ、互いの動作の連携をより精度よく行え、しか
もタイミングの設定の変更も容易に行える。高速紡績に
おいては動作の微小時間のずれであっても糸継ぎの継ぎ
目への影響は大きいため、特に高速紡績において、制御
部300により動作のずれの発生を防止できるのは有効
である。ここで、本発明実施形態において、制御部30
0は、サクションマウス24の旋回を検出するセンサS
E1の検出結果を受信可能としている。即ち、モータM
1の駆動をサクションマウス24の動作からみており、
該結果に基づいて、制御部300は前記モータM2の駆
動を開始させるようになっており、更に、制御部300
は、モータM2の駆動に基いてソレノイドSOLを駆動
させてシャッタ部材31aの開閉制御を行う。
【0039】図示しない圧力導管の途中に供給エア圧検
出センサSE2、糸継ぎ装置6の解撚ノズル124、1
25へ接続された圧力導管の途中に切換え弁X1、噴射
ノズル107へ接続された圧力導管の途中に切換え弁X
2が設けられており、制御部300は、供給エア圧検出
センサSE2の圧力検出結果を受信可能としている。制
御部300は、前記センサSE2の検出結果に基づい
て、切換え弁X1、切換え弁X2のエア供給、エア供給
停止切換え制御を行う。
【0040】従って、上記糸継ぎ装置6が次のように動
作して糸継ぎを行う。即ち、紡績装置を始動させるため
の糸継ぎや、前記スラブキャッチャ17が糸切れを感知
したり、糸欠点を検出して自動的に当該ユニットUの走
行糸を切断したりすると、糸継台車7が当該ユニットU
に到達した時点で停止し、図14に示すモータM1の駆
動が開始され、巻取側サクションマウス24がパッケー
ジPから糸端YPを吸引し、紡績部15側サクションパ
イプ23が空気紡績部15直後の紡出側糸端YNを吸引
して、共に図2一点鎖線から実線図示位置へと旋回し
て、糸端YP、YNを糸継ぎ装置6へ導入する。
【0041】更に詳しくは、ドラフト装置14と空気紡
績部15を吸引力発生手段85ごと駆動させ、糸継台車
7を糸継ぎすべき紡績ユニット2まで走行させる。
【0042】スライバSはドラフト装置14にて延伸さ
れ、図4に示す繊維束80となって空気紡績部15へ送
り出される。空気紡績部15へ送られた繊維束80は、
ニードルホルダ73の案内孔71内を挿通される。
【0043】この時、空気紡績部15内では、第1ノズ
ル孔77と第2ノズル孔86の双方から圧縮空気が噴射
されている。ここで、各第2ノズル孔86では、該第2
ノズル孔86に連通されるエア通路87を介して、圧気
供給路88から圧縮空気が供給される。
【0044】第1ノズル孔77は繊維束80の送り方向
下流側に傾斜して形成されており、第1ノズル孔77か
ら噴射される圧縮空気は旋回しながら繊維束80の送り
方向へ流れるため、ニードルホルダ73の案内孔71内
を挿通された繊維束80は旋回流で緩い仮撚り状態にさ
れながら中空ガイド軸体70の開口78付近へ送られ
る。
【0045】また、86から噴射される圧縮空気は、中
空ガイド軸体70内に形成された紡績糸通路79内で内
周面に沿って流れ、旋回気流を形成する。
【0046】そして、紡績糸通路79は、紡績糸Yの排
出側に向けて末広がり状に形成されているため、第2ノ
ズル孔86を介して紡績糸通路79内に噴射された圧縮
空気は紡績糸Yの排出側へ向けて流れ、径細の導入部9
0は負圧となっている。このため、中空ガイド軸体70
の先端に形成された開口78には吸引方向(中空ガイド
軸体70内へ向かう方向)の空気の流れが発生する。こ
れにより、繊維束80を連続的に引き込むことができ
る。
【0047】中空ガイド軸体70の開口78付近に送ら
れた仮撚り状態の繊維束80は、開口78からの吸引流
によって開口78内の紡績糸通路79に吸引される。
【0048】そして、繊維束80は第1拡径部81に至
り、紡績ノズル69とは逆向きの旋回流にさらされる。
このため、互いに逆方向の旋回ノズルにより紡績糸を製
造する公知の紡績技術により、緩い仮撚り状態の繊維束
80は結束繊維状に紡績されながら、結束紡績糸97と
して中空ガイド軸体70から排出される。これを本明細
書内では「糸出し紡績」と称する。尚、この第1旋回ノ
ズル77からの旋回流は、該旋回流によって繊維束80
が過剰に振り回されるのを防止して安定した糸出し紡績
を行うため、第1旋回ノズル77作動後所定時間は噴射
される圧縮空気は低圧とし、その後、高圧(通常紡績時
の空気圧)に切換えるのが好ましい。
【0049】詳しくは、第2旋回ノズル86の位置に送
られた繊維束80の大部分が、第2旋回ノズル86の加
撚作用によりニードル72との間で撚りが付与され芯繊
維として集束される。一方、これによって撚りを付与さ
れず芯繊維を構成しなかった残りの繊維は、第1旋回ノ
ズル77の旋回流によりその方向に芯繊維の周囲に巻付
く。第2旋回ノズル86により芯繊維に付与された撚り
は、第2旋回ノズル86を通過した時点から解撚を開始
する。この解撚は第2旋回ノズル86の旋回方向と逆方
向、つまり第1旋回ノズル72の旋回方向と同方向であ
る。このため、芯繊維の解撚により、巻付き繊維が芯繊
維により強力に巻付くようになり、解撚によって無撚り
となった芯繊維の周囲に、巻付き繊維が巻付いた結束紡
績糸97が生成されるのである。
【0050】尚、第2ノズル孔86はフロントローラ1
3の繊維束80のニップ点にできる限り近付けることが
好ましい。なぜならば、糸出し紡績の際、フロントロー
ラ13を出た繊維束80をより強い吸引力で紡績部15
に引き込むためであり、且つ、第2ノズル孔86の旋回
気流による撚りをできる限りフロントローラ13付近ま
で伝播させて(通常紡績時はニードル72で撚り伝播は
阻止される)、複数の繊維をより強力に束ねて紡績部1
5に送り込むことにより、ファイバロスを減少させるた
めでもある。
【0051】他方、糸端が中空ガイド軸体70から排出
されたら予め到着させておいた糸継台車7において、中
空ガイド軸体70から排出された結束紡績糸97となっ
ている糸端YNをサクションパイプ23で吸い込みなが
ら糸継ぎ装置6へ案内する。
【0052】結束紡績糸97となっている糸端YNをサ
クションパイプ23で案内する途中、結束紡績糸97は
連続回転中のニップローラ16の間に挟まれ安定した送
り出しが行われる。その後、吸引力発生手段85を停止
する。これにより、中空ガイド軸体70内の旋回流は消
えて結束繊維紡績が終了され、通常な紡績状態つまり第
1ノズル孔77からの旋回流により実撚り状糸の紡績が
開始される。
【0053】サクションパイプ23から糸継ぎ装置6へ
供給側の糸が渡される時、結束紡績糸97は全てサクシ
ョンパイプ23内に吸い込まれており、実撚り状の紡績
糸が糸継ぎ装置6へ渡される。
【0054】上記一対のサクション部材23、24の旋
回は同時には行われず、最初に紡出側糸端YNがサクシ
ョンパイプ23によって吸引され、糸継ぎ装置6の外側
位置まで旋回して停止し、所定時間経過後に巻取側の糸
YPがサクションマウス24に吸引されて糸継ぎ装置6
の外側位置まで旋回移動して停止する。
【0055】上記サクションパイプ23が作動後、サク
ションマウス24が巻取側糸端YPを吸引して糸継ぎ装
置6の外側位置まで旋回移動して停止する。ここで、セ
ンサSE2がサクションマウス24の旋回位置を検出
し、この検出結果に基づいて図14の制御部300がモ
ータM2に対して、糸継ぎ装置6の駆動を開始させるべ
く制御を行う。更に、このモータM2の駆動に基いて、
具体的には、駆動モータM2の駆動開始から所定時間経
過後に、制御部300がソレノイドSOLに対して、ス
ラックチューブ31のシャッタ部材31aを閉じた状態
(図の二点鎖線の位置)から開放(図の実線位置)の状
態に切換える制御を行う。これにより、スラックチュー
ブ31による紡出側の糸弛みの吸収が開始される(図1
5の時間T1)。そして、糸YPは上記旋回レバー20
1によってクランプ装置135のストッパー137とレ
バー136との間に導入され、直ちに挟持される。
【0056】上述したように、本発明実施形態では、モ
ータM2の駆動開始を、サクションマウス24の旋回位
置の検出に基いて行なっているが、例えばサクションパ
イプ23の旋回位置を検出するセンサを設け、サクショ
ンパイプ23の旋回位置の検出結果に基いてモータM2
を駆動してもよい。また、モータM1の回転角度を検出
する検出手段を設け、モータM1の回転角度に基いてモ
ータM2を駆動してもよい。
【0057】図8の如く、紡出側の糸クランプ装置13
8の旋回レバー139が作動して糸YNを旋回レバー1
39とストッパー140間に導入し、上記クランプ装置
138による糸端YNのクランプによって空気噴射ノズ
ル15から紡出されてくる糸はスラックチューブ31内
に、そのたまり分を吸引されるのであるが、図15に示
すように、スラックチューブ31による糸弛み吸収のタ
イミングT1は、クランプ装置138による糸端YNの
クランプの時間T2の直前になっている。このタイミン
グは、制御部300にて予め設定されるものであり、ク
ランプ装置138によるクランプの直前に紡出側の糸を
吸引しておくことにより、予め僅かな弛み分を吸収でき
るため、クランプ装置138によるクランプが開始され
た際の急激な弛みの発生でビリが発生するのを防止でき
る。更に、このスラックチューブ31内に吸引される弛
み量を極力短い長さとするようにクランプ装置135、
138による糸端YP、YNの挟持タイミングを設定し
ておく。ここで、例えば、クランプ装置135、138
による糸端YP、YNの挟持タイミングを、図15にて
示すように、糸端YN側のクランプ装置138の方を遅
く設定することが好ましい。これにより、更に、上記ク
ランプ装置138による糸端YNのクランプによって空
気噴射ノズル15から紡出されてくる糸の、スラックチ
ューブ31内に吸引されるたまり量を極力短い長さとす
るようにすることができるからである。
【0058】また、糸端YN、YP同士の撚り掛けはど
うしても同時に行わざるを得ないので上記のようにする
ことによって糸端YN、YPの解撚ノズル124、12
5内での解撚時間も、糸端YN側が糸端YPよりも短く
なり、巻取側の糸端YPの方がより充分に解撚される。
クランプされた両糸端の切断は、クランプカッタ12
8、129の固定刃128a、129a、可動刃128
b、129bによってそれぞれ行われる。
【0059】上記巻取側及び紡出側サクション部材2
3、24の動作が終了すると、糸寄せレバー133、1
33が支軸132を支点に旋回作動し、両側の糸YN、
YPがフォークガイド130、131の各ガイド溝14
1、142に別々に導かれると共に糸継ぎ部材102の
糸継ぎ孔105内へスリット106を通って挿入され
る。
【0060】次いで、クランプカッタ128、129の
可動刃128a、129aが図示しない回転軸を中心に
旋回し、固定刃128b、129bとによって巻取側ク
ランプ装置135及び紡出側のクランプ装置138から
所定距離位置のところで図7の如く糸切断が行われる
(図15の時間T3)。この時、糸端YNのうち結束紡
績糸97の部分は全てサクションパイプ23内に吸い込
まれているため、この切断によって結束紡績糸97が除
去され、通常な紡績状態が開始されて糸継ぎ装置6に渡
された実撚り状の糸の部分と、同様に実撚り状の糸であ
る巻取側の糸端YPと継ながれることになる。従って、
パッケージPには実撚り状の糸のみが巻かれるようにな
る。
【0061】即ち、図10において、両側の糸YN、Y
Pが糸クランプ装置135及び138にクランプされ、
且つ糸寄せレバー133が作動し、糸寄せレバー133
が支軸132を支点に時計針方向に旋回した状態で糸端
YN、YPに近接し、解撚ノズル124、125に向か
って糸端YN、YPをガイド(糸寄せ)し、上述したク
ランプカッタの可動刃128a、129a、固定刃12
8b、129bによって糸切断が行われるとほぼ同時
に、上記クランプ装置135及び138によるクランプ
の他に、旋回した状態のままの可動刃128a、129
aとクランプ板128c、129cとの間に挟まれて糸
端YN、YPがクランプされる(図7参照、図15の時
間T3からT5)。この時、図示のように糸端YN、Y
Pは糸寄せレバー133の旋回によって糸道が屈曲し、
張力が付与された状態にある。尚、糸寄せレバー133
及びクランプカッタ128、129の動作時には、糸押
えレバー116は、図示しない支軸を支点に時計針方向
に旋回した状態に位置している。
【0062】次いで、図11に示す如く予め解撚ノズル
124、125によって糸端YN、YPに吸引力が付与
された後に前記した糸寄せレバー133が糸より離反す
る方向、即ち支軸132を支点に反時計針方向に旋回
し、糸Yより離反し始める(図15の時間T4)。この
時、糸端YN、YPの屈曲により付与された張力が低下
する。そして、糸寄せレバー133の糸端YN、YPか
らの離反開始直後の張力が低下したところで、可動刃1
28a、129aを固定刃128b、129b、クラン
プ板128c、129cから離反させる方向に旋回させ
ることによりクランプを解除すると(図11破線にて示
す。図15の時間T5)、上記糸端YN、YPは、フレ
キシブルパイプ148を介して接続されるスリーブ14
7の吸引作用により解撚ノズル125内へ確実に吸引さ
れると共に前記した導気孔150を経てスリーブ147
の噴射孔149から、切換え弁X1を介して噴射される
圧縮空気によって糸継ぎに適した状態に撚りが解きほぐ
される。
【0063】ここで、糸切断後、糸端YN、YPをクラ
ンプカッタ128、129にて、糸寄せレバー133が
糸Yより離反し始めて張力が低下する時間T5までクラ
ンプするのは、糸切断を行った時、切断された糸端Y
N、YPが前記糸道の屈曲で発生する張力によって飛散
し、解撚ノズル124、125から離反して解撚ノズル
124、12内へ糸端YN、YPを吸引する成功率が低
下するのを確実に防止するためである。
【0064】尚、上記解撚ノズル124、125の吸引
時期はクランプカッタ128、129によって糸切断さ
れる直前に予め開始されていることが好ましい。即ち、
糸YN、YPがクランプカッタ128、129によるク
ランプの張力が付与されているため、クランプ解除によ
って糸端YN、YPが飛散して解撚ノズル124、12
5位置から離反し、解撚ノズル124、125による糸
端YN、YPの吸引作用が行われない場合がありうる。
【0065】更に、上記解撚ノズル124、125によ
って糸端YN、YPが糸継ぎに適した状態に撚りが解き
ほぐされて解撚ノズル124、125のサクション作用
が停止すると同時若しくは相前後して図12に示される
が如く、再度糸寄せレバー133が作動して互いの糸端
YN、YPをガイドしながら一方のレバー133がスト
ッパー134に当接する位置まで旋回すると共に糸押え
レバー116が作動して、同様に糸端YN、YPをガイ
ドしながらブラケット103面に当接する位置まで旋回
し、糸押えレバー116の一方のレバー、即ち糸継ぎ部
材102の噴射ノズル107から噴射される圧縮空気に
よって糸Yの撚りが解撚される側のレバーにより糸Y
N、YPの解撚が抑止される程度に把持され、他方のフ
ォーク側は、上記圧縮空気によって糸YN、YPに撚り
が付与される方向に作用するため特に把持する必要はな
く、糸の位置規制が行われる程度の押えで充分とされ
る。
【0066】上記糸寄せレバー133及び糸押えレバー
116の作動によって解撚ノズル124、125のスリ
ーブ147内に吸引された糸端YN、YPは糸継ぎ部材
102の糸継ぎ孔105内へ引き寄せられ、位置決めさ
れた糸継ぎされる互いの糸端部分が重ね合わされた状
態、即ち、図13図示の状態にセットされる。この時、
上記糸寄せレバー133及び糸押えレバー116の旋回
距離によって糸継ぎされる継ぎ目の長さが設定される。
従って、糸番手によって糸寄せレバー133及び糸押え
レバー116の旋回距離が調整される。
【0067】上記糸寄せレバー133の旋回によって解
撚ノズル124、125のスリーブ147より引き出さ
れる糸端YN、YPは糸継ぎ孔105の両サイドの制御
プレート112、113によって規制されながら引き出
され、制御プレート112、113の側縁と糸押えレバ
ー116の側縁によって糸継ぎ孔105内周面に位置決
めされ、糸継ぎ部分が接触して重ね合わされた状態で糸
継ぎ孔105内にセットされる。
【0068】更に、上記糸端YN、YPが糸継ぎ孔10
5内にセットされた状態で切換え弁X2の切換えを行う
ことによって噴射ノズル107から噴射される圧縮空気
の作用により糸継ぎが行われる。この時、噴射ノズル1
07からの空気噴射によって接触した両糸端のファイバ
は旋回に先立って絡み付いて一体化された後、旋回する
ことにより一体化された糸端に撚り及び撚りの両サイド
に絡み付きが付与され、解撚ノズル124、125はも
はや吸引作用が停止しているため、撚りのほぐされた糸
端先端に抵抗がかかることなく完全に絡み付き角(つ
の)部を生じることなく糸継ぎが行われる。
【0069】ここで、上述した解撚ノズル124、12
5、噴射ノズル107へ供給される圧縮空気が所定の値
よりも低圧であったとすると、糸端YN、YPの解撚及
び撚りかけが充分になされず継ぎ目の不良を招くことに
なる。そこで本発明実施形態では、図15に示す供給エ
ア圧検出センサで供給エアが所定の値となっているか否
かを検出し、所定値を下回っていれば、制御部300が
解撚ノズル124、125、噴射ノズル107の各切換
え弁X1、X2に対してエア供給停止制御を行い、糸継
ぎに必要なエアの噴射が行われないようになっている。
これにより、継ぎ目の不良を生み出すことを事前に防止
できる。
【0070】上記糸継ぎが終了すると、糸寄せレバー1
33及び糸寄せレバー116が糸YN、YPより離反
し、YN、YPは糸継ぎ部材102のスリット106を
通って外部へ出、フリクションローラ30の回転を開始
させることにより、通常の紡出運転が再開される。ここ
で、クランプ装置135による糸端のクランプの開放時
間T6を、クランプ装置138による糸端YNのクラン
プの開放時間T7よりも早めている。これは、クランプ
装置138による糸端YNのクランプ時間を短くするた
めであって、これも糸端YNのクランプによる糸の弛み
量を短くするためである。
【0071】糸継ぎ装置6による糸継ぎにおいて、クラ
ンプ装置138による紡出側糸端YNのクランプ開始か
ら、糸継ぎを行った後のフリクションローラ30の回転
開始による巻取りの開始までの紡出側糸端YNの走行停
止時間は0.90秒以下であることが好ましい。本発明
実施形態の糸継ぎでは、例えば、スラックチューブ31
の糸Yの吸引開始からクランプ装置135、138によ
るクランプまでを約0.05秒、前記クランプからクラ
ンプカッタ128、129による糸切断及びクランプ、
該クランプ開放を経て解撚ノズル124、125による
解撚開始までを約0.15秒、解撚開始から、解撚後の
糸端YN、YPの糸継孔105内への引き寄せを経て糸
継ぎが開始されるまでを約0.25秒(実際に解撚ノズ
ル124、125にて解撚を行っている時間は約0.1
5秒)、糸継孔105での糸継ぎを約0.15〜0.2
秒(糸番手によって変更)、糸継ぎを行ってからフリク
ションローラ30の回転開始までを約0.05秒以下で
行い、糸端YNの走行停止時間は合計約0.60〜0.
65秒程度となる。これにより、紡績速度約毎分350
m以上においても優良な継ぎ目を得ることが可能とな
る。但し、これに限るものではなく、可能な限り糸走行
停止時間が短くなるよう各々短時間で行われることが望
ましい。
【0072】以上、本発明の実施形態における空気紡績
部15は、上述のものに限られない。例えば、中空ガイ
ド軸体70を、先端部74、導入部90を含む前部外部
筒体と、圧気供給路88が接続された後部外部筒体と、
第1拡径部81、第2拡径部82、第3拡径部83、第
2ノズル孔86を含む内部筒体といった別体により構成
し、それらを互いに嵌合し、前記前部外部筒体、後部外
部筒体、内部筒体との間隙によりエア通路87を形成し
たものでもよい。しかも、該嵌合は、エア漏れを防止す
べくOリング等のシール部材を介して嵌脱自在としても
よい。また、第2旋回ノズル86を、上記第1拡径部8
1に直交する平面に対して下流側に向かうよう傾斜させ
て構成してもよい。更に、第2旋回ノズル86のように
必ずしも第1拡径部81の接線方向に接続して旋回流と
しなくてもよい。
【0073】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるので、
以下のような効果を奏する。
【0074】軸方向に糸通路が形成された中空ガイド軸
体の先端部周辺に旋回気流を発生させるための空気紡績
ノズル、中空ガイド軸体の糸通路内に旋回気流を発生さ
せるための補助ノズルを備えて複数並設された紡績ユニ
ットと、複数の紡績ユニットに沿って走行し、紡出側の
上糸及び巻取側の下糸をクランプするクランプ装置を備
えて、圧縮空気の噴射により紡績ユニットの糸継動作を
行う空気式糸継ぎ装置を有する糸継台車とを備えたこと
により、噴射エアの作用による糸継ぎによって、メカニ
カルノッタに比べて優良な外観を有する継ぎ目を得るこ
とができる。更に、ピーシングに比べて巻取側の糸を紡
績ノズルまで逆方向から通すことがないため、糸継ぎ前
段階のミスを少なくし、安定して糸継ぎすることができ
る。
【0075】紡出側の上糸を吸引把持して上記糸継ぎ装
置へ導く上糸吸引捕捉手段と、巻取側の下糸を吸引把持
して上記糸継ぎ装置へ導く下糸吸引捕捉手段と、前記上
糸吸引捕捉手段、下糸吸引捕捉手段に共通の第1の駆動
手段と、上記空気式糸継ぎ装置を駆動する第2の駆動手
段と、前記第1の駆動手段による駆動に基づいて、第2
の駆動手段による駆動を開始させる、第1駆動手段、第
2駆動手段に共通の制御装置を備えたことにより、上糸
吸引捕捉手段、下糸吸引捕捉手段の駆動と、上記空気式
糸継ぎ装置との間の動作タイミングを精度よく制御でき
るため、継ぎ目の外観をより優良なものにすることがで
きると共に、動作タイミングの設定変更が容易となる。
【0076】糸通路の開口側にシャッタ部材を有し、該
シャッタの開放により糸弛みを吸引して吸収する糸弛み
吸引手段と、第2の駆動手段の駆動に基づいて上記制御
装置を介してシャッタ部材の開閉駆動を行う駆動手段を
備え、紡出側の糸端のクランプの直前に糸の弛みの吸収
を開始することにより、クランプの際のビリの発生を防
止できる。
【0077】上記空気式糸継ぎ装置へ供給される圧縮空
気の空気圧を検出して検出結果を上記制御装置に送信す
る空気圧検出装置と、該検出結果に基づいて圧縮空気の
供給、供給停止の切換えを行う切換え弁とを備えたこと
により、空気式糸継ぎ装置へ供給される圧縮空気の空気
圧が所定値を下回ると、上記制御装置を介して圧縮空気
の供給を停止し、糸継ぎ不良発生を事前に防止できる。
【0078】上記空気式糸継ぎ装置は、糸端を解撚する
解撚ノズルと、圧縮空気を噴射させて糸継ぎを行う糸継
ぎ孔と、糸端に対して近接、離反可能であって、糸端を
前記解撚ノズル、糸継ぎ孔へガイドする糸寄せレバー
と、可動刃、固定刃及びクランプ板を有し、糸寄せレバ
ーにより解撚ノズルへガイドされた糸端の切断、クラン
プをほぼ同時に行うクランプカッタを備えたことによ
り、糸端の解撚ノズルへのガイドを確実に行い、糸継ぎ
の成功率を上昇させることができる。
【0079】糸端を解撚する解撚ノズル、上記糸継ぎ孔
へ糸端をガイドする糸寄せレバーが糸端を解撚ノズルへ
ガイドした後に、糸端を切断して、切断された糸端をほ
ぼ同時にクランプし、前記糸寄せレバーの糸端からの離
反を開始した直後に前記糸端のクランプを解除すること
により、糸端の解撚ノズルへのガイドをより確実に行
い、糸継ぎの成功率を上昇させることができる。
【0080】上記空気式糸継ぎにおけるクランプ開始時
間から、糸継ぎを行った後の巻取り開始までの時間は
0.90秒以下とすることにより、高速紡績において
も、継ぎ目の外観をより優良なものにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態に係る紡績装置の正面図であ
る。
【図2】図1の縦断側面図である。
【図3】本発明実施形態に係る紡績部の側断面図であ
る。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】図4のX−X線矢視断面図である。
【図6】糸継ぎ装置の正面図である。
【図7】糸継ぎ装置の一部省略した正面図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】糸継ぎ部材の平面図である。
【図10】糸継ぎの過程を示す装置の作動説明図であ
る。
【図11】糸継ぎの過程を示す装置の作動説明図であ
る。
【図12】糸継ぎの過程を示す装置の作動説明図であ
る。
【図13】糸継ぎ動作を示す糸端拡大図である。
【図14】本発明実施形態の制御系統を示すブロック図
である。
【図15】糸継ぎ装置の動作を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
6 糸継ぎ装置 7 糸継台車 15 空気紡績部 70 中空ガイド軸体 77 第1ノズル孔 86 第2ノズル孔 U 紡績ユニット

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に糸通路が形成された中空ガイド軸
    体の先端部周辺に旋回気流を発生させるための空気紡績
    ノズル、中空ガイド軸体の糸通路内に旋回気流を発生さ
    せるための補助ノズルを備えて複数並設された紡績ユニ
    ットと、複数の紡績ユニットに沿って走行し、紡出側の
    上糸及び巻取側の下糸をクランプするクランプ装置を備
    えて、圧縮空気の噴射により紡績ユニットの糸継動作を
    行う空気式糸継ぎ装置を有する糸継台車とを備えたこと
    を特徴とする紡績装置。
  2. 【請求項2】紡出側の上糸を吸引把持して上記糸継ぎ装
    置へ導く上糸吸引捕捉手段と、巻取側の下糸を吸引把持
    して上記糸継ぎ装置へ導く下糸吸引捕捉手段と、前記上
    糸吸引捕捉手段、下糸吸引捕捉手段に共通の第1の駆動
    手段と、上記空気式糸継ぎ装置を駆動する第2の駆動手
    段と、前記第1の駆動手段による駆動に基づいて、第2
    の駆動手段による駆動を開始させる、第1駆動手段、第
    2駆動手段に共通の制御装置を備えた請求項1記載の紡
    績装置。
  3. 【請求項3】糸通路の開口側にシャッタ部材を有し、該
    シャッタの開放により糸弛みを吸引して吸収する糸弛み
    吸引手段と、第2の駆動手段の駆動に基づいて上記制御
    装置を介してシャッタ部材の開閉駆動を行う駆動手段を
    備えた請求項2記載の紡績装置。
  4. 【請求項4】上記空気式糸継ぎ装置へ供給される圧縮空
    気の空気圧を検出して検出結果を上記制御装置に送信す
    る空気圧検出装置と、該検出結果に基づいて圧縮空気の
    供給、供給停止の切換えを行う切換え弁とを備えた請求
    項2又は3記載の紡績装置。
  5. 【請求項5】上記空気式糸継ぎ装置は、糸端を解撚する
    解撚ノズルと、圧縮空気を噴射させて糸継ぎを行う糸継
    ぎ孔と、糸端に対して近接、離反可能であって、糸端を
    前記解撚ノズル、糸継ぎ孔へガイドする糸寄せレバー
    と、可動刃、固定刃及びクランプ板を有し、糸寄せレバ
    ーにより解撚ノズルへガイドされた糸端の切断、クラン
    プをほぼ同時に行うクランプカッタを備えている請求項
    1乃至4のうちいずれか一項記載の紡績装置。
  6. 【請求項6】軸方向に糸通路が形成された中空ガイド軸
    体の先端部周辺に旋回気流を発生させるための空気紡績
    ノズル、中空ガイド軸体の糸通路内に旋回気流を発生さ
    せるための補助ノズルを備えて複数並設された紡績ユニ
    ットに沿って走行する糸継台車に備えた空気式糸継ぎ装
    置により、紡出側の糸端と巻取側の糸端とを各々クラン
    プして糸の走行を停止してから、両糸端を解撚する解撚
    ノズルによって解撚した後、糸継ぎ孔にて糸端に圧縮空
    気を噴射させて糸継ぎを行うことを特徴とする紡績装置
    における糸継ぎ方法。
  7. 【請求項7】紡出側の上糸を吸引把持して上記糸継ぎ装
    置へ導く上糸吸引捕捉手段、巻取側の下糸を吸引把持し
    て上記糸継ぎ装置へ導く下糸吸引捕捉手段に共通の駆動
    手段による駆動に基いて、上記空気式糸継ぎ装置の駆動
    を開始させる請求項6記載の紡績装置における糸継ぎ方
    法。
  8. 【請求項8】上記空気式糸継ぎ装置の駆動に基いて、紡
    出側の糸端のクランプの直前に糸の弛みの吸収を開始す
    る請求項7記載の紡績装置における糸継ぎ方法。
  9. 【請求項9】上記解撚ノズル、糸継ぎ孔へ供給される圧
    縮空気の空気圧が所定値を下回ると、上記制御装置を介
    して圧縮空気の供給を停止する請求項7又は8記載の紡
    績装置における糸継ぎ方法。
  10. 【請求項10】上記解撚ノズル、糸継ぎ孔へ糸端をガイ
    ドする糸寄せレバーを設け、該糸寄せレバーが糸端を解
    撚ノズルへガイドした後に糸端を切断して、切断された
    糸端をほぼ同時にクランプし、前記糸寄せレバーの糸端
    からの離反を開始した直後に前記糸端のクランプを解除
    する請求項6乃至9のうちいずれか一項記載の紡績装置
    における糸継ぎ方法。
  11. 【請求項11】上記空気式糸継ぎにおけるクランプ開始
    時間から、糸継ぎを行った後の巻取り開始までの時間は
    0.90秒以下である請求項6乃至10のうちいずれか
    一項記載の紡績装置における糸継ぎ方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012240850A (ja) * 2011-05-14 2012-12-10 Oerlikon Textile Gmbh & Co Kg 綾巻きパッケージを製造する繊維機械の作業位置のための糸スプライシング装置
JP7101755B2 (ja) 2017-07-14 2022-07-15 ザウラー スピニング ソリューションズ ゲー・エム・ベー・ハー ウント コー. カー・ゲー 空気紡績装置を作動させるための方法、糸ガイド通路、およびこのような糸ガイド通路を含む空気紡績機

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