JP2003109487A - 電子励起発光体および画像表示装置 - Google Patents

電子励起発光体および画像表示装置

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JP2003109487A
JP2003109487A JP2001304602A JP2001304602A JP2003109487A JP 2003109487 A JP2003109487 A JP 2003109487A JP 2001304602 A JP2001304602 A JP 2001304602A JP 2001304602 A JP2001304602 A JP 2001304602A JP 2003109487 A JP2003109487 A JP 2003109487A
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良治 藤原
Yoshiyuki Osada
芳幸 長田
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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入射時のエネルギーが低い電子でも、効率的
に発光することが可能な電子励起発光体およびこれを備
えた画像表示装置を提供する。 【解決手段】 メタルバック層104を負,P型透明電
極層102を正にバイアスすることで、ホール(正孔)
を、蛍光体物質層103の内部に、P型透明電極層10
2から充分に供給する。これにより、蛍光体物質層10
3に放出電子が衝突することにより発生する電子とホー
ルの再結合が効率良く行われ、発光効率を増加すること
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子の衝突を利用
して発光する電子励起発光体および画像表示装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子励起発光体は、たと
えば、フィールドエミッションディスプレイ(FED)
や陰極線管(CRT)などの電子線を利用した画像表示
装置及び画像表示装置等のフェイスプレートに利用され
ている。
【0003】現在主流の陰極線管(CRT)に代わる画
像表示装置として、平面型(フラットパネル形式)の画
像表示装置が種々検討されている。同時に上記画像表示
装置等に用いるフェイスプレート上の蛍光体の発光効率
増加が要求されるようになってきている。
【0004】このような平面型の画像表示装置として、
液晶表示装置(LCD),エレクトロルミネッセンス表
示装置(ELD),プラズマ表示装置(PDP)を例示
することができる。また、固体から真空中に電子を放出
することが可能な電子放出表示装置も提案されており、
画面の明るさ及び低消費電力の観点から注目を集めてい
る。
【0005】従来、電子放出素子としては、大別して熱
電子放出素子と冷陰極電子放出素子の2種類のものが知
られている。
【0006】冷陰極電子放出素子には電界放出型(以
下、「FE型」という。)、金属/絶縁層/金属型(以
下、「MIM型」という。)及び表面伝導型電子放出素
子等がある。
【0007】FE型の例としてはW.P.Dyke;
W.W.Dolan,Field Emission,
Advance in Electron Physi
cs,8,89(1956)あるいはC.A.Spin
dt,PHYSICAL Properties of
thin−film field emission
cathodes with molybdenium
cones,J.Appl,Phys.,47,52
48(1976)等に開示されたものが知られている。
【0008】ここに開示された電界放出素子の代表例の
1つとして、電子放出部を円錐形の導電体で構成した、
所謂スピント(Spindt)型電界放出素子が知られ
ている。
【0009】このスピント型電界放出素子(以下、スピ
ント型素子と称する)を組み込んだ表示装置の構造を図
8に示す。図8は、スピント型電子放出素子を組み込ん
だ表示装置の構造図である。
【0010】この表示装置は、概略、スピント型素子の
カソードパネル1110とアノードパネル1111とを
備える。
【0011】スピント型素子のカソードパネル1110
は、支持体1101上に形成されたカソード電極110
2と、カソード電極1102上に形成された絶縁層11
03と、絶縁層1103上に形成されたゲート電極11
05と、ゲート電極1105及び絶縁層1103に設け
られた開口部1104内であって、カソード電極110
2上に形成された円錐形の電子放出部1106と、から
構成されている。
【0012】なお、電子放出部1106が、所定数、2
次元マトリクス状に配列されて1画素が形成される。
【0013】一方、アノードパネル1111は、基板1
107上に所定のパターンにより蛍光体層1108が形
成され、この蛍光体層1108がアノード電極1109
で覆われた構造を有する。
【0014】電子放出部1106とゲート電極1105
との間に電圧を印加すると、その結果生じた電界によっ
て電子放出部1106の先端から電子が引き出される。
【0015】この電子は、アノードパネル1111側の
アノード電極1109に引き付けられ、アノード電極1
109と基板1107との間に形成された発光体層であ
る蛍光体層1108に衝突する。
【0016】この結果、蛍光体層1108が励起されて
発光し、所望の画像を得ることができる。
【0017】この電界放出素子の動作は、基本的にゲー
ト電極1105に印加される信号電圧によって制御され
る。
【0018】このように構成されたスピント型電界放出
素子の電子放出特性は、開口部1104の上端部を成す
ゲート電極1105の縁部から電子放出部1106の先
端部までの距離に大きく依存する。
【0019】そして、この距離は、開口部1104の形
状の加工精度や直径の寸法精度等プロセス精度に大きく
依存する。
【0020】しかしながら、実際に大面積の基体の全体
にわたって、均一な膜厚を有する金属層を垂直蒸着によ
り形成したりすることは、極めて困難であり、何らかの
面内ばらつきやロット間ばらつきは避けられない。
【0021】このばらつきにより、表示装置の画像表示
特性、例えば光輝点の明るさにばらつきが生じる。
【0022】しかも、大型の蒸着装置が必要とされるこ
と、スループットが低下すること等の問題もある。
【0023】また、電子放出部1106から放出された
電子は、等電位面に直交する軌道を描くが、スピント型
素子ではこの等電位面が円錐形の電子放出部1106の
表面に沿って湾曲しているために、蛍光体層の近傍で軌
道が発散してしまう。
【0024】カラー表示を想定した場合、かかる軌道の
発散は電子のミスランディングにつながり、隣接画素間
の色濁りの原因となるおそれが大きい。
【0025】MIM型の例としてはC.A.Mea
d.,Operation of Tunnel−Em
ission Devices,J.Apply.Ph
ys.,32,646(1961)等に開示されたもの
が知られている。
【0026】また、最近の例では、Toshiaki.
Kusunoki,Fluctuation−free
electron emission from n
on−formed metal−insulator
−metal(MIM)cathodes Fabri
cated by low current Anod
ic oxidation,Jpn.J.Appl.P
hys.vol.32(1993)pp.L1695,
Mutsumi suzuki etal An MI
M−Cathode Array for Cahto
de luminescent Displays,I
DW’96,(1996)pp.529等が研究されて
いる。
【0027】表面伝導型の例としては、エリンソンの報
告(M.I.Elinson Radio Eng.E
lectron Phys.,10(1965))に記
載のもの等があり、この表面伝導型電子放出素子は、基
板上に形成された小面積の薄膜に、膜面に平行に電流を
流すことにより、電子放出が生ずる現象を利用するもの
である。
【0028】表面伝導型素子では、前記のエリソンの報
告に記載のSnO2薄膜を用いたもの、Au薄膜を用い
たもの、(G.Dittmer.Thin Solid
Films.9,317(1972))、ITO薄膜
によるもの(M.Hartwell and C.G.
Fonstad,IEEE Trans.ED Con
f.,519(1983))等が報告されている。
【0029】次に、表面伝導型電子放出素子の一般的な
構成について図9を参照して説明する。
【0030】図9は、表面伝導型電子放出素子の概略図
である。図9(a)が素子を真上から見たもので、図9
(b)が横からみたものである。
【0031】図9において、1201は基板であり、1
202は素子陽電極であり、1203は素子陰電極であ
り、不図示の電源とつながっている。
【0032】1204および1205は導電性薄膜であ
り、導電性薄膜1204と素子陽電極1202及び導電
性薄膜1205と素子陰電極1203とは、電気的に連
結されている。
【0033】素子陽電極1202及び素子陰電極120
3の膜厚は、数10nmから数μm程度のものである。
他方、導電性薄膜1204及び1205の膜厚は、1
[nm]から数10[nm]程度のものである。
【0034】1206は間隙で、導電性薄膜1204と
導電性薄膜1205とを電気的にほぼ不連続にしてい
る。
【0035】従来、これらの表面伝導型電子放出素子に
おいては、電子放出を行う前に導電性薄膜を予め通電フ
ォーミングと呼ばれる通電処理によって電子放出部を形
成するのが一般的である。
【0036】ここで、通電フォーミングとは、導電性薄
膜両端に直流電圧あるいは非常にゆっくりとした昇電
圧、例えば1V/分程度を印加通電し、導電性薄膜を局
所的に破壊,変形もしくは変質せしめ、電気的に高抵抗
な状態にした電子放出部を形成することである。
【0037】さらに真空内で有機ガスを導入し、通電を
行う活性化と呼ばれる工程により、絶縁層を隔てて対向
する導電性薄膜の先端に炭素および炭素化合物を堆積す
ることでより電子放出特性の向上した電子放出部が形成
される。
【0038】通電フォーミング処理及び活性化処理をし
た表面伝導型電子放出素子は、上述の導電性薄膜に電圧
を印加し、素子に電流を流すことにより、上述電子放出
部より電子を放出せしめるものである。
【0039】なお、上記活性化工程によって堆積させる
炭素及び炭素化合物とは、例えばグラファイト、いわゆ
るHOPG,PG(GC)を包含する。HOPGはほぼ
完全なグラファイトの結晶構造、PGは結晶粒が200
Å程度で結晶構造がやや乱れたもの、GCは結晶粒が2
0Å程度になり結晶構造の乱れがさらに大きくなったも
のを指す。
【0040】これらはダイヤモンドライクカーボン、ア
モルファスカーボン及び、アモルファスカーボンと前記
グラファイトの微結晶の混合物、ダイヤモンド等であ
り、その膜厚は500Å以下の範囲とするのが好まし
く、300Å以下の範囲とすることがより好ましい。
【0041】上記の従来例で記した表面伝導型電子放出
素子を用いた平板型表示装置においては、フォーミング
・活性化等の通電による電極間ギャップの作成や炭素化
合物の堆積を行っているため、素子ごとに電極間ギャッ
プや堆積した炭素化合物、特にギャップ間隔のバラツキ
が大きく、素子間の電子放出にバラツキが生ずる場合が
ある。また発光に寄与している放出電子はすべて散乱電
子であるため、効率が理論的に考えても最大7%程度で
ある。
【0042】一方、スピント型素子や表面伝導型素子の
これらの欠点を解消し得る電界放出素子として、特開平
8−115654号公報に開示された技術がある。
【0043】上記公報に開示された技術について図10
を用いて説明する。図10は従来技術に係る電界放出素
子の構造図である。
【0044】この素子は、カソード電極1302とゲー
ト電極1303とを絶縁層1304を介して互いに対向
して設け、ゲート電極1303と絶縁層1304を貫通
する開口部1306を形成し、カソード電極1302と
ゲート電極1303との間に電圧を印加することによっ
て、電子をカソード電極1302側から開口部1306
を通して放出するように構成されている。
【0045】この素子においては、電子放出物質から成
る薄膜1305が、開口部1306内に露出して設けら
れることにより、開口部1306内の等電位面Emが薄
膜1305の面に沿ってほぼフラットに形成される。
【0046】このため、開口部1306から放出された
電子の軌道が大きく振れることがなく、電子は目的の蛍
光体層1307に到達することが可能となる。
【0047】また、薄膜1305の上面位置が、絶縁層
1304の下面位置よりも深い位置に存在しているの
で、開口部1306の中心部に近いほど大きな電界が薄
膜1305に印加されることになる。
【0048】この結果、開口部1306の中心部に近い
ほど、高い放出電流密度が得られる。
【0049】上述のような平面型素子において、薄膜1
305はスピント型素子の電子放出部に相当する部材で
ある。
【0050】平面型素子では、電子放出部とゲート電極
1303との間の距離を絶縁層1304の厚さでほぼ決
定することができるため、この距離の制御はスピント型
素子に比べて遥かに容易である。
【0051】従って、大面積の支持体上でも電子放出層
の電子放出特性を均一化することが容易となり、表示装
置の画像の明るさも均一化され得る。
【0052】また、平面型素子では電子放出部に相当す
る薄膜1305とゲート電極1303との間の距離がス
ピント型素子に比べて十分に大きいので、例えば薄膜1
305の形成にリフトオフ法が採用され、薄膜1305
の残渣が発生したとしても、薄膜1305とゲート電極
1303とが残渣によって短絡することは、まず無い。
【0053】従って、平面型素子はスピント型素子に比
べて製造歩留まりや動作信頼性を大幅に改善することが
可能である。
【0054】また上述のような平面型素子中に触媒を用
いてCNTを成長させデバイス化した技術としてUSP
5872422に開示されたものがある。
【0055】次に上述した電子放出素子を2次元的に多
数個配列し、これらの素子を単純マトリクス状に配線し
たマルチ電子ビーム源を利用した画像表示装置について
図11をもとに説明する。図11はマルチ電子ビーム源
を利用した画像表示装置の一部破断斜視図である。
【0056】図に示す画像表示装置は、マルチ電子ビー
ム源を用いた陰極線管の構造が採用されており、マルチ
電子ビーム源4002を備えた、リアプレート(外容器
底)4005および外容器枠4007と、蛍光体層40
08を備えたフェイスプレート4006と、フェイスプ
レート4006と接するように設けられたメタルバック
4009と、からなる構造をとっている。
【0057】また、フェイスプレート4006に接した
メタルバック4009には高圧導入端子4011を通じ
て、高圧電源4010から高圧が印加される構成となっ
ている。
【0058】このように、表面伝導型放出素子を単純マ
トリクス配線したマルチ電子ビーム源においては、所望
の電子ビームを出力させるため、行方向配線4004お
よび列方向配線4003に適宜の電気信号を印加する。
【0059】たとえば、マトリクス中の任意の1行の電
子放出素子を駆動するには、選択する行の行方向配線4
004には選択電圧Vsを印加し、同時に非選択の行の
行方向配線4004には非選択電圧Vnsを印加する。
【0060】また、これと同期して列方向配線4003
に電子ビームを出力するための駆動電圧Veを印加す
る。
【0061】この方法によれば、選択する行の電子放出
素子には、Ve−Vsの電圧が印加され、また非選択行
の電子放出素子にはVe−Vnsの電圧が印加される。
【0062】これらVe,Vs,Vnsの電圧の大きさ
を適宜調整すれば、選択する行の電子放出素子だけから
所望の強度の電子ビームが出力され、また、列方向配線
の各々に異なる駆動電圧Veを印加すれば、選択する行
の素子の各々から異なる強度の電子ビームが出力され
る。
【0063】また、電子放出素子の応答速度は高速であ
るため、駆動電圧Veを印加する時間の長さを変えれ
ば、電子ビームが出力される時間の長さも変えることが
できる。
【0064】上記のような電圧印加によりマルチ電子ビ
ーム源4002から出力された電子ビームは、高電圧V
aを印加されているメタルバック4009に照射され、
ターゲットである蛍光体を励起して発光させる。
【0065】したがって、たとえば画像情報に応じた電
圧信号を適宜印加するように構成することによって画像
表示装置となる。
【0066】このように、上記画像表示装置は、メタル
バック4009に高電圧を印加して、リアプレート40
05とフェイスプレート4006の間に電界を生じさせ
電子を加速し、蛍光体を励起させ発光させる事により画
像を形成する構成である。
【0067】画像表示装置の薄型化を実現するために
は、画像表示パネルの厚さを薄くしなければならず、そ
のためリアプレート4005とフェイスプレート400
6の距離を小さくしなければならない。
【0068】したがって、リアプレート4005とフェ
イスプレート4006の間には、かなり高い電界が生じ
ることになる。
【0069】また、メタルバック4009は金属膜で構
成されるものであるが、蛍光体膜全体に高電圧を印加す
る目的のため、また、蛍光体の帯電を防止する目的のた
め、さらに蛍光体から後方(リアプレート方向)に出た
光を鏡面効果により前方に取り出すという目的を持つた
めに連続膜であるのが好ましい。
【0070】さらに、加速された電子がメタルバック4
009を通して蛍光体を励起しなければならないので、
メタルバック4009は薄い膜状であるのが好ましい。
【0071】ここで、蛍光体は一般に粉体であるため、
蛍光体膜はポーラスになり表面にはかなりの凹凸が存在
する。
【0072】また、蛍光体の混色防止や、ビーム位置が
多少ずれても色ずれを起さないようにするためや、外光
を吸収し画像のコントラストを向上する、などの理由で
設けられる黒色部材(ブラックマトリクス等)にも、上
記蛍光体膜と同様にかなりの凹凸が存在する。
【0073】そのために蛍光体膜上に直接金属を成膜し
たのでは連続膜にならないので、一般的にメタルバック
作製の工程としてフィルミング工程が用いられている。
【0074】このフィルミング工程とは、蛍光体層など
の表面にアクリルなどの樹脂フィルムを作製し、蛍光体
層などの表面を平坦化する工程であり、平坦化されたフ
ィルム上に真空蒸着法などで金属膜を成膜することによ
り、メタルバックを連続膜として作製する事ができ、平
坦度も改善される。
【0075】なお、上記樹脂膜は、金属膜を作製した後
に、焼成によって熱分解して除かれる。
【0076】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0077】いずれにせよ、CRTと比較すると上述し
た平面型の電子放出素子を用いた画像表示装置はパネル
厚が薄いためにCRTで用いるような高電圧は使用しな
い。実際には加速電圧5KV以下で、フェイスプレート
上の発光体としての蛍光体を励起する構造であるため、
上記蛍光体に侵入した電子の侵入深さは浅く、蛍光体の
励起・発光を充分行わせることが困難である。
【0078】蛍光体への電子線の侵入深さと入射時のエ
ネルギーの関係について以下に説明する。
【0079】荷電粒子が固体内を通過するとき失うエネ
ルギーは、Betheの式により以下のように表され
る。
【0080】
【数1】 ここで、 Eは距離x進入した時の一次電子のエネルギー Nは固体内の電子密度(cm-3) Zは固体の構成原子の原子番号 Eiは原子が持つ電子全てについてのイオン化エネルギ
ーの平均値 である。
【0081】また、Eとxの関係はThomson−W
hiddington(近似式)で表される。
【0082】
【数2】 ここで、 E0は一次電子の入射時のエネルギー Rは飛程(E=0となる進入距離) である。
【0083】E0=1〜10KVの範囲でのE0に対する
依存性は次式で表される。
【0084】
【数3】 ここで、 ρはバルク密度 Aは分子量 Zは平均原子番号 であり、また、 E0の単位はkV Rの単位はÅ である。
【0085】E0=5kVで上記電子の各種蛍光体への
進入距離を上記数式から求めると図12に示す表のよう
になり、ほとんど全ての蛍光体でその進入距離は100
〜500nm程度である。
【0086】更にSrGa24(ストロンチウムチオガ
レイト):Euを例とした、進入距離と一次入射電子エ
ネルギーの関係を図3に示した。図3から明らかなよう
に、E0<5kVではほとんどの入射電子がエネルギー
を失い表面で消失してしまう。なお、「SrGa24
Eu」とは、発光中心となる金属として、緑色となるイ
ウロピウム(Eu)を、ストロンチウムチオガレイトに
添加することを意味する。
【0087】そのため、比較的低加速電圧(E0<5k
V)で進入した電子が効率よく蛍光体を発光せしめる構
造の電子励起発光体の実現が望まれている。
【0088】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、入射
時のエネルギーが低い電子でも、効率的に発光すること
が可能な電子励起発光体およびこれを備えた画像表示装
置を提供することにある。
【0089】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の電子励起発光体にあっては、電子が衝突され
ることにより発光する蛍光体と、該蛍光体を挟持する第
1電極及び第2電極と、該第1電極と第2電極との間に
電圧を印加する電圧印加手段と、を備えた電子励起発光
体であって、前記第1電極は、前記電圧印加手段による
電圧の印加によって、前記蛍光体の内部にホールを注入
するホール注入電極であることを特徴とする。
【0090】前記第2電極は、電子の入射側に配置さ
れ、前記第1電極は、電子の入射側とは反対側に配置さ
れることを特徴とする。
【0091】前記電圧印加手段は、前記第1電極側を正
に、第2電極側を負に印加することを特徴とする。
【0092】前記第1電極は、P型の透明電極であるこ
とを特徴とする。
【0093】前記第1電極は、その素材が酸水酸化イリ
ジウムであることを特徴とする。ここで、酸水酸化イリ
ジウムの構造はIrOx(OH)yとなる。そして、こ
こでは、構造がIrOxの場合、すなわち、酸化イリジ
ウムの場合も含むものとする。
【0094】前記第1電極は、その素材がCuAlO3
であることを特徴とする。
【0095】また、本発明の画像形成装置にあっては、
電子を放出する電子放出部と、該電子放出部により放出
された電子によって、画像を形成する画像形成部と、を
備えた画像表示装置であって、該画像形成部が、上記の
電子励起発光体で構成されることを特徴とする。
【0096】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0097】まず、本発明の実施の形態に係る電子励起
発光体の全体構成等について、図1を参照して説明す
る。図1は本発明の実施の形態に係る電子励起発光体の
構造図(模式的断面図)である。
【0098】図1において、101はガラス等で構成さ
れる基体であり、102は第1電極としてのP型透明導
電膜層であり、103は蛍光体物質層であり、104は
Al等からなる第2電極としてのメタルバック層であ
る。
【0099】また、105はメタルバック層104に高
電圧を印加する高圧電源であり、106はP型透明電極
層102とメタルバック層104間に電圧を印加する電
圧印加手段としての電源である。
【0100】この構成について、更に詳しく説明する。
【0101】基体101上にP型透明電極層102が堆
積され、このP型透明電極層102上に蛍光体物質層1
03が堆積され、さらに、この蛍光体物質層103上に
メタルバック層104が積層される構造となっている。
また、電源106はP型透明電極層102とメタルバッ
ク層104間に電圧がかかるように配置されている。
【0102】ここで、図2(a)を用いて蛍光体の発光
原理について説明する。
【0103】放出電子はメタルバック層104側から蛍
光体物質層103の内部に注入され、構成原子との電気
的相互作用によりエネルギーを失う。消失エネルギーの
主とした原因は、プラズモン生成や内殻電子励起であ
る。
【0104】エネルギーを失う過程により、新たに電子
が生成され、これら新たに生成された電子は、なお充分
なエネルギーをもっているので、オージェ過程によりさ
らに多数のホットキャリアを生み出す。
【0105】二次電子増倍は、二次電子のエネルギーが
自由キャリアを作るための閾値を下回るまで続けられ
る。また、上記過程と同時にフォノンの放出よる緩和も
生じている。上記二次電子増倍の最終産物であるバンド
ギャップ付近の電子・ホール対は図2(b)に示したよ
うに表面の発光中心でホールと再結合して発光する。
【0106】しかし、一般のFEDの場合、蛍光体側す
なわちアノードに印加する電圧は5KVから10KVで
あるため、図3からもわかるように、電子の侵入深さは
最大でも1100nm(1.1μm)以下である。ホー
ルは蛍光体内にほぼ均一に分布しているため、発光に必
要なホール濃度は充分でなく、また外部からの供給もな
いため、最終的な発光効率は低くなってしまう。
【0107】次に、図2(b)を用いて、本発明の実施
の形態に係る電子励起発光体の動作原理について説明す
る。図1において、メタルバック層104を負,P型透
明電極層102を正にバイアスすると、上述の過程で生
成した電子と再結合するホール(正孔)が、P型透明電
極層102から充分に供給される。すなわち、P型透明
電極層102が蛍光体の内部にホールを注入するホール
注入電極として機能する。
【0108】従って、発光効率が増加する。図2(b)
は上記の過程を模式的に表したものである。
【0109】ここで、蛍光体の発光効率は次式のように
表される。
【0110】
【数4】 ここで、 η0:後方散乱因子 ηx:入射一次電子によりバンド端近傍の電子・ホール
対が作られる過程のエネルギー効率 q:発光中心がバンド端近傍の電子・ホール対からエネ
ルギーを受け取って発光する過程の量子効率 Eem:発光フォトンの平均エネルギー Eg:バンドギャップ(間接遷移を含む)のエネルギー と表される。
【0111】換言すると、本発明の実施の形態のよう
に、P型透明電極層102によって蛍光体内部にホール
を注入することによって、上記式中のηxおよびのq値
がアップすることで、発光効率を増加することが可能と
なる。
【0112】なお、P型透明電極層102の素材として
は、例えば、酸水酸化イリジウムやCuAlO3を採用
できる。
【0113】
【実施例】以下、上記実施の形態に基づく、より具体的
な実施例について詳細に説明する。
【0114】上記実施の形態に係る電子励起発光体を採
用した画像表示装置の実施例について、図4を参照して
説明する。図4は本発明の実施例に係る画像表示装置の
模式的断面図である。
【0115】まず、上記従来技術の中でも説明したが、
画像表示装置全体の基本的構成等について簡単に説明す
る。
【0116】図4に示すように、画像表示装置は、フェ
イスプレート407と、これに対向して設けられたリア
プレート405と、を備えている。
【0117】そして、リアプレート405には電子放出
手段(例えば、電子放出素子)が設けられており、フェ
イスプレート407側に比べて低電位となるように設定
されている。
【0118】一方、フェイスプレート407には、メタ
ルバック409が設けられており、このメタルバック4
09に高電圧を印加することによって、リアプレート4
05との間に高電界を生じさせて、電子放出手段から放
出された電子を加速して引き付けるようにしている。な
お、メタルバック409に高電圧を印加するのは、例え
ば、上述した図1に示す高圧電源105である。
【0119】そして、このように加速して引き付けた電
子を、メタルバック409を介して電子放出部とは反対
側に設けられた蛍光体膜408に衝突させることで、発
光体としての蛍光体を励起させて発光させることにより
画像を形成させる構成となっている。
【0120】このように、蛍光体膜408やメタルバッ
ク409から構成されるフェイスプレート407の構造
を、上記実施の形態に係る電子励起発光体を採用するこ
とによって、発光効率に優れた画像表示装置の実現が可
能となる。
【0121】次に、本実施例に係る画像表示装置につい
て、図5を参照して、製造工程を説明しつつ更に詳しく
説明する。
【0122】まず、厚さ2.8mmの高歪点ガラス(旭
硝子社製PD200)で構成されたフェイスプレート5
07に、第1電極としてのフェイスプレート電極511
を、フェイスプレート507と第2電極としてのメタル
バック509との間に設けるべく、酸化イリジウム(I
rO2)の透明導電膜により形成した。
【0123】なお、フェイスプレート電極511はメタ
ルバック509と同様に画像領域を覆うように作製し
た。
【0124】フェイスプレート電極511を作製した後
に、ガラスペーストおよび黒顔料を含んだ黒色顔料ペー
ストを用い、図6(a)に示すように、ストライプを有
するパターンを、縦・横共に10μmの厚さでフォトリ
ソ法により作製し、黒色部材としてのブラックマトリク
ス510とした。
【0125】なお、本例ではフォトリソ法によりブラッ
クマトリクスを作製したが、勿論、これに限定されるも
のではなく、たとえば印刷法を用いて作製してもよい。
【0126】また、ブラックマトリクス510の材料と
して、ガラスペーストと黒色顔料を含んだ黒色顔料ペー
ストを用いたが、勿論これに限定されるものではなく、
たとえばカーボンブラックなどを用いてもよい。
【0127】さらに、ブラックマトリクス510は、本
例では図6(a)に示すようにマトリクス状に作製した
が、勿論これに限定される訳ではなく、図6(b)に示
すようなストライプ状配列や、図6(c)に示すような
デルタ状配列やそれ以外の配列であっても良い。
【0128】次に、図6(a)に示すように、ブラック
マトリクス510の開口部に、赤色(R)・青色(B)
・緑色(G)の蛍光体ペーストを用いてスクリーン印刷
法により、3色の蛍光体を1色づつ3回に分けて厚さお
よそ10μmで作製した。
【0129】なお、本例ではスクリーン印刷法を用いて
蛍光体膜508を作製したが、勿論これに限定される訳
ではなく、たとえばフォトリソグラフィー法などにより
作製しても良い。
【0130】また、本例では、蛍光体はCRTの分野で
用いられているP22の蛍光体とし、赤色(P22−R
E3:Y22S:Eu3+)、青色(P22−B2:Zn
S:Ag,Al)、緑色(P22−GN4:ZnS:C
u,Al)のものを用いたが、勿論これに限定される訳
ではなく、その他の蛍光体を用いても良い。
【0131】次に、ブラウン管の分野では公知であるフ
ィルミング工程により、樹脂中間膜を作製し、その後に
金属蒸着膜を作製し、最後に樹脂中間層を熱分解除去さ
せる事により厚さ1000Åのメタルバック509を作
製した。
【0132】このようにして作製したフェイスプレート
507上のフェイスプレート電極511に高圧電源51
6を接続し、メタルバック509に別の高圧電源515
を接続した。
【0133】このようにして得られたフェイスプレート
507を、真空チャンバ中でフェイスプレート507よ
りも十分大きい接地された電極(以後、対向電極と表記
する場合もある)に対向して一定のギャップを開けて固
定した。
【0134】そして、メタルバック509に高電圧Va
を印加し、メタルバック509とフェイスプレート電極
511間、すなわち、第1電極と第2電極との間に高電
圧Vbを印加し、徐々にVbを上昇させて、蛍光体の発
光輝度を測定した。
【0135】図7は上記Vbと蛍光体の輝度との関係を
相対的に示す図である。VbがVb 0以上になると、蛍
光体の発光輝度が上昇している関係が理解できる。ここ
で上述したVb0の値は蛍光体中の電界強度が1×105
V/cm以上になる電圧である。
【0136】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、第1電
極によって蛍光体内部にホールが注入されるので、ホー
ルと電子との再結合が効率良く行われ、発光効率が向上
する。これにより、入射時のエネルギーが低い電子で
も、効率的に発光することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電子励起発光体の構
造図(模式的断面図)である。
【図2】図2(a)は蛍光体の発光原理説明図であり、
図2(b)は本発明の実施の形態に係る電子励起発光体
の動作原理説明図である。
【図3】電子の進入距離(進入深さ)と一次入射電子エ
ネルギーの関係図である。
【図4】本発明の実施例に係る画像表示装置の模式的断
面図である。
【図5】本発明の実施例に係る画像表示装置の模式的断
面図である。
【図6】ブラックマトリクスの具体例を示す模式的平面
図である。
【図7】第1電極と第2電極との間に印加する電圧と蛍
光体の輝度との関係を相対的に示す図である。
【図8】スピント型電子放出素子を組み込んだ表示装置
の構造図である。
【図9】表面伝導型電子放出素子の概略図である。
【図10】従来技術に係る電界放出素子の構造図であ
る。
【図11】マルチ電子ビーム源を利用した画像表示装置
の一部破断斜視図である。
【図12】各種素材からなる蛍光体への進入距離につい
て示した表図である。
【符号の説明】
101 基体 102 P型透明電極層 103 蛍光体物質層 104 メタルバック層 105 高圧電源 106 電源 405 リアプレート 407 フェイスプレート 408 蛍光体膜 409 メタルバック 507 フェイスプレート 508 蛍光体膜 509 メタルバック 510 ブラックマトリクス 511 フェイスプレート電極 515 高圧電源 516 高圧電源

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子が衝突されることにより発光する蛍光
    体と、 該蛍光体を挟持する第1電極及び第2電極と、 該第1電極と第2電極との間に電圧を印加する電圧印加
    手段と、を備えた電子励起発光体であって、 前記第1電極は、前記電圧印加手段による電圧の印加に
    よって、前記蛍光体の内部にホールを注入するホール注
    入電極であることを特徴とする電子励起発光体。
  2. 【請求項2】前記第2電極は、電子の入射側に配置さ
    れ、 前記第1電極は、電子の入射側とは反対側に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子励起発光体。
  3. 【請求項3】前記電圧印加手段は、前記第1電極側を正
    に、第2電極側を負に印加することを特徴とする請求項
    1または2に記載の電子励起発光体。
  4. 【請求項4】前記第1電極は、P型の透明電極であるこ
    とを特徴とする請求項1,2または3に記載の電子励起
    発光体。
  5. 【請求項5】前記第1電極は、その素材が酸水酸化イリ
    ジウムであることを特徴とする請求項1,2または3に
    記載の電子励起発光体。
  6. 【請求項6】前記第1電極は、その素材がCuAlO3
    であることを特徴とする請求項1,2または3に記載の
    電子励起発光体。
  7. 【請求項7】電子を放出する電子放出部と、 該電子放出部により放出された電子によって、画像を形
    成する画像形成部と、を備えた画像表示装置であって、 該画像形成部が、請求項1〜6のいずれか一つに記載の
    電子励起発光体で構成されることを特徴とする画像表示
    装置。
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