JP2003500818A - 導電マトリクスを有する電界放射型表示装置のアノード - Google Patents

導電マトリクスを有する電界放射型表示装置のアノード

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JP2003500818A JP2000620654A JP2000620654A JP2003500818A JP 2003500818 A JP2003500818 A JP 2003500818A JP 2000620654 A JP2000620654 A JP 2000620654A JP 2000620654 A JP2000620654 A JP 2000620654A JP 2003500818 A JP2003500818 A JP 2003500818A
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アムリーン・クレイグ
カルカーニ・サダカー・エヌ
ステイナー・マシュー
ピーターセン・ロナルド・オー
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    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/02Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電界放射型表示装置の信頼性ある構造および高い効率を実現する。 【解決手段】 電界放射型表示装置200はカソードプレート202、該カソードプレートに対向する基板102、該基板上に配置されかつ複数の蛍光体ビア105を画定するビアウォール103を有する導電マトリクス104、および前記蛍光体ビアの各々の中に配置された蛍光体106,108,110を含む。電界放射型表示装置200の製造方法は、ガラス、金属および感光性材料から作られる、スクリーニング可能なサスペンションを基板102上にシルクスクリーン印刷して膜を形成し、該膜をフォトパターニングして蛍光体ビア105を形成し、蛍光体材料を前記蛍光体ビアに被着してアノードプレート100を形成し、かつカソードプレート202を前記アノードプレートに取り付ける段階を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】
本発明は電界放射型表示装置またはディスプレイ(field emissi
on displays)に関し、かつより特定的には、電界放射型表示装置の
ためのアノードプレートまたは陽極板に関する。
【0002】
【発明の背景】
電界放射型表示装置のための蛍光体(phosphors)が技術的に知られ
ている。それらはガラス基板上に形成されたインジウム−スズ酸化物(indi
um tin oxide:ITO)の薄膜の上に被着することができる。蛍光
体はまた保護用金属膜によって覆うことができ、該保護用金属膜は光を反射し、
電荷を消散し、かつ前記蛍光体材料に機械的な安定性を与えるために含められる
。前記保護用膜のために幾つかの材料を使用することができ、最も一般的なもの
はアルミニウムである。可視性(viewability)を増大するために、
前記蛍光体は典型的には不透明な母材またはマリトクス材料(matrix m
aterial)内に配置される。従来技術の構成は典型的には蛍光体が前記マ
トリクス材料の深さより小さい深さに配置される。このアノードプレート構成は
数多くの山および谷(hills and valleys)を含み、これは造
作物の間の金属膜の「テント化(tenting)」により蛍光体上に滑らかな
保護用金属膜を置くのを困難にする。金属膜の「テント化」は前記金属膜がギャ
ップにまたがりまたはかかり(spans)かつ蛍光体と接触しない場合に生じ
る。「テント化」条件の下では一般に2つのことが生じる。第1に、前記金属膜
の付着力(adhesion)が低下し、かつ前記金属膜が電界放射型表示装置
内に展開される高い電界によりアノードプレートから容易に引き離すことができ
るようになる。第2に、ふくれ(blisters)が形成される可能性があり
、それは処理の間に前記山および谷における有機材料の蓄積によって引き起こさ
れる。さらに、マトリクス材料の下に配置された従来技術の蛍光体は粒子の間に
ギャップが存在しないことを保証するためにより小さな、典型的には効率の悪い
蛍光体粒子寸法を使用することが必要とされる。これは典型的には効率の低い電
界放射型表示装置を生じさせる。
【0003】 したがって、蛍光体を保護しかつ表示装置の効率を改善するよう設計された金
属膜の「テント化」を低減する改善されたアノードプレートの必要性が存在する
。さらに、より大きな、典型的にはより効率の良い蛍光体粒子を使用できるよう
にする改善されたアノードプレートの必要性が存在する。
【0004】
【好ましい実施形態の説明】
図面の簡略化および明瞭化のために各図に示された要素は必ずしも比例した尺
度で描かれていないことが理解されるであろう。例えば、幾つかの要素の寸法は
他のものに対して誇張されている。さらに、適切と考えられる場合には、参照数
字は対応する要素を示すために各図にわたり反復されている。
【0005】 以下図面を参照して本発明の好ましい実施形態につき説明する。 本発明の一実施形態は、カソードルミネセント蛍光体(cathodolum
inescent phosphors)を含む、導電マトリクスまたは導電母
材(conductive matrix)を含むアノード構造を有する電界放
射型表示装置に対するものである。前記蛍光体は前記導電マトリクスによって画
定される蛍光体ビア(phosphor vias)内に配置される。本発明の
構成では、前記蛍光体は周囲の導電マトリクス材料と等しいかまたはより大きな
高さに配置される。これは前記マトリクス材料の下に配置される蛍光体と関連す
る保護用金属膜の「テント化」を除去するという利点を有する。さらに他の利点
はより大きな蛍光体粒子サイズが使用できることである。より大きな蛍光体粒子
サイズからなる蛍光体は典型的にはより小さな粒子サイズからなる蛍光体よりも
効率が良い。前記蛍光体が周囲の導電マトリクスと同じかまたはより大きな高さ
に形成される場合、より大きな粒子サイズを備えた蛍光体を使用することができ
るが、それは粒子の間に電子が下層の基板に直接突き当ることができるようにす
るギャップが存在しないことを保証するのに十分な蛍光体材料があるからである
。前記粒子の間のギャップは表示装置の明るさまたは輝度および効率を低下させ
る。本発明のさらに他の利点は前記導電マトリクスが蛍光体上への電荷の累積を
防止するための導電経路を提供し、これはそうでない場合は接近する電子をはね
返す傾向がある。前記導電マトリクスはまた電界放射型表示装置のアノード電極
を画定または規定することができ、それによって、従来技術において典型的に用
いられていたITO層のような、別個のアノード電極の必要性を除去する。
【0006】 図1は、本発明に係わる電界放射型表示装置のためのアノードプレート100
の底部平面図である。アノードプレート100は主面を有する基板102を含み
、該基板102は、ガラス、石英、サファイアその他のような、固い、透明な材
料から作られる。
【0007】 導電マトリクスまたは導電母材104は前記基板102の主面に取り付けられ
または貼り付けられる。導電マトリクス104は導電性の厚膜(thick f
ilm)を含む。導電マトリクス104はさらに複数の蛍光体ビア(phosp
hor vias)105を規定または画定し、これらは前記カソードルミネセ
ント蛍光体を含む。図1の実施形態は多色表示装置(polychromati
c display)を含む。したがって、前記蛍光体材料は赤色の蛍光体10
6、緑色の蛍光体108、および青色の蛍光体110を含み、これらは複数の画
素を規定する。一例として、かつ制限的な意味ではなく、蛍光体ビア105の寸
法は約50×180マイクロメートル(micrometers)である。
【0008】 しかしながら、本発明は多色表示装置に限定されず、かつ単色の(monoc
hromatic)電界放射型表示装置として実施することもできる。図1に描
かれた特定の蛍光体構造は例示的なものでありかつ決して制限的なものではない
【0009】 図2は、本発明の一実施形態に係わる電界放射型表示装置200の図1の切断
線(section line)2−2に沿って見た断面図である。電界放射型
表示装置200はアノードプレート100を含みかつさらに、該アノードプレー
ト100に対向する、カソードプレート202を含んでいる。カソードプレート
202はスペーサ(図示せず)によってアノードプレート100から間隔を空け
ておりそれらの間に中間空間領域(interspace region)20
5を画定している。カソードプレート202は基板203を含み、該基板203
の上にはカソード電極208および複数の電子放射器または電子エミッタ(el
ectron emitters)206が形成されている。電子エミッタ20
6は蛍光体ビア105と対向している。
【0010】 導電マトリクス104は、蛍光体ビア105を画定する、複数のビアウォール
またはビア壁(via walls)103を有する。前記蛍光体材料は蛍光体
ビア105内に配置される。図2の実施形態においては、蛍光体ビア105の各
々の深さはそこに配置された蛍光体106,108および110と同じ深さを有
する。一例として、蛍光体ビア105および蛍光体106,108および110
の深さは導電マトリクス104の厚さと等しく、およそ10〜12マイクロメー
トルである。この構造は多くの利点を与える。例えば、より大きなかつより効率
的な蛍光体粒子サイズが使用でき、それは余分のまたは付加的な蛍光体材料は蛍
光体粒子の間のギャップが満たされ、それによって電子が蛍光体粒子を外れかつ
基板に直接突き当ることを防止できるからである。これはより効率的な蛍光体層
およびそれに応じてより効率的な電界放射型表示装置を生成する。
【0011】 図2に示されるように、蛍光体材料上には保護用金属膜が形成されていない。
本発明において従来技術の金属膜を省略することは、そうでない場合に従来技術
の金属膜を横断することにより生じる、入射電子のエネルギの減衰を排除する。
この電子エネルギの保存または維持はまた電界放射型表示装置200の効率を改
善する。
【0012】 図2に描かれているように、基板102上には従来のITO膜が形成されてい
ない。蛍光体106,108および110は蛍光体ビア105内に配置されかつ
基板102の表面に付着されている。
【0013】 導電マトリクス104はさらに図2に示されるようにコントラスト層(con
trast layer)107を含む。コントラスト層107は基板102の
表面上に配置され、かつ光を吸収するものであり、従ってそれは表示画像のコン
トラストを増強する。図2の実施形態においては、コントラスト層107は導電
マトリクス104を構成するガラス/金属混合物から形成されかつさらにコント
ラスト増強材料を含み、これは前記膜に対して暗い、光を吸収する色を与える。
このコントラスト増強成分は好ましくは無機酸化物(inorganic ox
ide)を含み、かつ最も好ましくはルテニウム酸化物(ruthenium
oxide)を含み、これはコントラスト層107に対し黒色(black c
olor)を与える。
【0014】 導電マトリクス104の残りは無機酸化物を含まない。しかしながら、本発明
の他の実施形態では、導電マトリクス104は別個の(distinct)コン
トラスト層107を含まないものとすることができる。むしろ、ルテニウム酸化
物、ニッケル酸化物(nickel oxide)その他のような、コントラス
ト増強材料が導電マトリクス104全体にわたり分散される。さらに別の実施形
態では、コントラスト層107はブラッククロム(black chrome)
または他の「黒い(black)」金属様の(metalic like)材料
を含む。
【0015】 導電マトリクス104はガラスおよび、金属、金属合金または金属酸化物のよ
うな導電材料の混合物から作られる。金属の例は、制限的なものではないが、銀
、銅、金、パラジウム、プラチナ、それらの組み合わせその他を含む。この混合
物の導電材料の組成は容積で約5〜100パーセントの範囲内にある。前記金属
成分は導電マトリクス104に導電性を与える。一般に、前記導電材料の組成は
100オーム−センチメートル(ohm−cm)より小さい、好ましくは10オ
ーム−センチメートルより小さい抵抗率(resistivity)を導電マト
リクス104に与えるよう予め定められる。導電マトリクス104のガラス成分
は基板102のひずみ点温度(strain point temperatu
re)より小さい結合(bonding)(例えば、溶融、焼結)温度を有する
ガラスを含む。
【0016】 本発明のさらに別の実施形態が図3に示されており、図2に示される同じ電界
放射型表示装置200であるが、保護用金属膜220を付加している。保護用金
属膜220は、制限的なものではないが、好ましくはアルミニウムであり、かつ
約300〜1000オングストロームの範囲の厚さを有する。図3の実施形態で
は、保護用金属膜220は導電マトリクス104および蛍光体106,108お
よび110の上に配置されている。この構造は多くの利点を与える。例えば、蛍
光体106,108および110が周囲の導電マトリクスと同じ高さである場合
、保護様金属膜220の付加に対して滑らかな表面が生成される。保護用金属膜
220が滑らかな面に加えられた時、欠陥のない保護用金属膜220が作成され
、これは従来技術のアノードプレートの構成の「テント化」を避けることができ
る。「テント化」のないことは導電マトリクス104および蛍光体106,10
8および110に付加された時、改善された接着特性および良好な反射率(re
flectivity)を備えた保護用金属膜220を作成することができる。
【0017】 本発明のさらに別の実施形態では、蛍光体106,108および110の高さ
は導電マトリクス104の高さより大きくすることができかつ保護用金属膜22
0を含まない。本発明のさらに別の実施形態では、蛍光体106,108および
110の高さは導電マトリクス104の高さより大きくすることができかつ保護
用金属膜220を含むものとすることができる。
【0018】 本発明のさらに別の実施形態では、図2および図3に示される電界放射型表示
装置200は基板102と導電マトリクス104および蛍光体106,108お
よび110の間に配置された導電膜を含むことができる。導電膜は、ITOのよ
うな、導電性の、透明な材料から作られる。
【0019】 本発明に係わる電界放射型表示装置を製造するための好ましい方法では、前記
導電マトリクスは始めに前記アノード基板上にガラス/金属混合物を含む膜を形
成することによって形成される。前記膜はさらにパターニングされて蛍光体ビア
を実現する。前記パターニングは前記蛍光体ビアのパターンを画定するスクリー
ンを使用したスクリーン印刷(screen printing)の方法による
ような、被着工程の間に実現できる。あるいは、前記パターニングはシルクスク
リーン捺染法(silk−screening)によって被着される膜の光また
はフォトパターニング(photo−patterning)の方法によるよう
な、被着工程に引き続き実現できる。フォトパターニングが使用される場合は、
前記膜はさらに前記膜をフォトパターニング可能にするのに十分な量の感光性材
料を含む。
【0020】 電界放射型表示装置200を成形するための好ましい方法につき説明する。導
電マトリクス104が導電性のフォトプリントまたは写真印刷可能な(phot
o−printable)材料を使用して作成され、前記導電性のフォトプリン
ト可能な材料はデラウェア州(Delaware)のウィルミントン(Wilm
ington)のウイ・デュポン・ド・ネモール・アンド・カンパニー(E.I
.du Pont de Nemours and Company)から入手
可能であり、かつFODELの商標名で販売されている。コントラスト増強層1
07はFODELおよび、ルテニウム酸化物その他のような無機酸化物を含む、
コントラスト増強材を含む。導電マトリクス104の残りは標準の白色FODE
Lとしコントラスト増強材を加えないようにすることができる。前記FODEL
はガラスおよび金属銀またはシルバーメタル(silver metal)を含
む混合物である。感光性ポリマーが両方のFODEL混合物に乾燥FODEL膜
に感光性を与えるのに十分な濃度で加えられ、それによってそれがフォトパター
ニングできるようにする。コントラスト増強材を備えたかつ備えないFODEL
は前記ウイ・デュポン・ド・ネモール・アンド・カンパニーから入手可能である
【0021】 導電マトリクス104は始めに基板102上にコントラスト層107を形成す
ることによって作成される。コントラスト層107を形成するために、黒色ペー
ストの形態で得られる、コントラスト増強材を有するFODELが基板102の
乾燥した表面上にシルクスクリーン印刷されて黒色膜を形成する。この黒色膜は
約3〜5マイクロメートルの範囲内の厚さを有する。基板102は次に低い温度
のオーブン内に置かれ、かつ前記黒色膜がおよそセ氏80度で約20分間加熱さ
れる。
【0022】 その後、白色FODELペーストが前記黒色膜の上にシルクスクリーン捺染ま
たは印刷される。基板102は次に低い温度のオーブンに入れられて前記白色膜
をおよそセ氏80度で約20分間乾燥させる。
【0023】 乾燥された前記膜は次にマスクを通して平行(collimated)紫外線
光に露光される。前記膜の除去されるべき領域はUV光に露光されない。その後
、前記膜は11のpHを有する重炭酸ナトリウム(sodium bicarb
onate)溶液を使用して現像される(developed)。この現像工程
は露光されない領域が除去されるようにし、それによって蛍光体ビア105を形
成する。得られた構造は次にセ氏500度およびセ氏550度の温度範囲で空気
中で焼成されて感光性ポリマーを分解しかつガラス成分を結合または接合し、そ
れによって基板102に付着された結合力のある(cohesive)構造を形
成する。
【0024】 導電マトリクス104の基板102に対する付着の後に、蛍光体106,10
8および110が、当業者に知られた、いくつかの蛍光体被着方法の一つによっ
て蛍光体ビア105内に被着される。蛍光体106,108および110の被着
のための例示的なスクリーン印刷プロセスはパターニングされたスクリーンを使
用して蛍光体材料を直接蛍光体ビア105内に被着することを含む。もし細かい
画素ピッチが望まれるならば、感光性ポリマーのバインダーまたは結合剤を前記
蛍光体材料に加えることができる。次に、異なる色の蛍光体材料が順次シルクス
クリーン印刷され、写真またはフォト画像形成され(photo−imaged
)、そして現像される。その後、基板102はおよそセ氏450度で約1時間加
熱されて感光性バインダーを焼き除く(burn off)。有用な感光性ポリ
マーバインダーはポリビニルアルコール(polyvinyl alcohol
)および重クロム酸アンモニウム(ammonium dichromate)
の混合物である。他の有用な感光性ポリマーバインダーはポリメチレン−ピー−
ジアゾジフェニルアミン(polymethylene−p−diazodip
henylamine)であり、これはニュージャージー州(New Jers
ey)のニューアーク(Newark)のフェアモント・ケミカル・カンパニー
(Fairmont Chemical Company)から入手できる。
【0025】 蛍光体106,108および110はいくつかの方法の内の一つによって蛍光
体ビア105内に付着することができ、前記方法としてはヴァンデルヴァールス
力(van der Waals forces)、セメントまたは接合剤(c
ement)の付加、にかわまたは接着剤(glue)の付加、その他がある。
例えば、「にかわ」材料は蛍光体ペースト内へそれを蛍光体ビア105内に被着
する前に導入することができる。一例として、前記にかわ材料はテトラエチル・
オルソシリケート(Tetraethyl orthosilicate:TE
OS)またはケイ酸カリウム(potassium silicate)を含む
ことができる。
【0026】 図2の好ましい実施形態においては、電界放射型表示装置200の電極はカソ
ード電極208、ゲート抽出電極(gate extraction elec
trode)210、および導電マトリクス(conductive matr
ix)104を含む。ゲート抽出電極210は誘電体層212によってカソード
電極208から間隔をあけている。各々の電極は電位源(図示せず)からある電
位を受けるよう設計されている。電界放射型表示装置200の動作の間に、各電
位が印加されて、当業者に知られた方法で、電子エミッタ206の内の選択され
たものから電子放射が行なわれる。放射された電子は中間空間領域205を横断
し、対向する蛍光体106,108および110によって受けられる。集積され
た電荷は蛍光体106,108および110から導電マトリクス108によって
導き出される。本発明のこの動作は、従来技術においてアノード電位を提供しか
つ電荷を蛍光体から導き出す目的で使用されるもののような、ITOサブレイヤ
の必要性を除去する。
【0027】 図2の実施形態においては、本発明は3極管またはトライオード型の表示装置
によって実施されている。本発明はまた2極管またはダイオード型の表示装置に
よって実施することもでき、かつ、例えば、集束電極を含む3つより多くの電極
を有する表示装置によって実施することも可能なことが理解されるべきである。
【0028】 1つの実施形態では、蛍光体106,108および110の被着に引き続き、
保護用金属膜220がその上に形成される。保護用金属膜220は好ましくはお
よそ300〜1000オングストロームの範囲内の厚さを有する、アルミニウム
の薄い層を含む。当業者に知られているように、標準的なアルミニウム処理(a
luminization process)を使用することができる。
【0029】 要するに、本発明に係わる電界放射型表示装置は導電マトリクスを有するアノ
ードプレートを含み、前記導電マトリクスは前記導電マトリクスの高さに等しい
かまたはそれより大きな高さで配置された蛍光体を含む。これは従来技術のアノ
ードプレート構成に関連する保護用金属膜の「テント化」を除去するという利点
を与える。さらに別の利点はより大きな、より効率的な蛍光体粒子を使用できる
ことである。これは電界放射型表示装置の効率を増大させる。本発明のアノード
プレートは従来技術のITO導電膜および保護用金属膜の使用を除去することが
できる。本発明の導電マトリクスを形成する方法はフォトレジストを使用するこ
とを要求しない。
【0030】 本発明の特定の実施形態が示されかつ説明されたが、当業者にはさらに他の変
更および改善を行なうことができるであろう。したがって、この発明は示された
特定の形式に制限されるのではなくかつ添付の請求の範囲は本発明の精神および
範囲から離れることのない全ての変更を含むものと考えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる電界放射型表示装置のためのアノードプレートの第1の実施
形態を示す底部平面図である。
【図2】 本発明に係わる電界放射型表示装置の図1の切断線2−2に沿って見た断面図
である。
【図3】 本発明に係わる電界放射型表示装置の図1の切断線2−2に沿って見た他の断
面図である。
【符号の説明】
100 アノードプレート 102 基板 104 導電マトリクス 105 蛍光体ビア 106,108,110 蛍光体 200 電界放射型表示装置 202 カソードプレート 203 基板 205 中間空間領域 206 電子エミッタ 208 カソード電極 107 コントラスト層 220 保護用金属膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カルカーニ・サダカー・エヌ アメリカ合衆国 アリゾナ州 85226 チ ャンドラー ウエスト・ステファンズ・プ レイス3126 (72)発明者 ステイナー・マシュー アメリカ合衆国 アリゾナ州 85048 フ ェニックス サウス・テンス・ストリート 14218 (72)発明者 ピーターセン・ロナルド・オー アメリカ合衆国 オハイオ州 44134 パ ーマ ブロードビュー・ロード5686 #2422 Fターム(参考) 5C028 CC04 5C036 BB05 EE01 EF01 EF06 EF07 EF09 EG36

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界放射型表示装置であって、 複数の電子エミッタを有するカソードプレート、 前記カソードプレートの複数の電子エミッタに対向する主面を有する基板、 複数の蛍光体ビアを画定する複数のビアウォールを有する前記基板の主面上に
    配置された導電マトリクスであって、該導電マトリクスは第1の高さを有するも
    の、および 前記複数の蛍光体ビアの各々の中に配置された蛍光体であって、前記蛍光体の
    各々は第2の高さを有し、かつ前記蛍光体の前記第2の高さは前記導電マトリク
    スの前記第1の高さに少なくとも等しいもの、 を具備することを特徴とする電界放射型表示装置。
  2. 【請求項2】 電界放射型表示装置を製造する方法であって、 複数の電子エミッタを有するカソードプレートを提供する段階、 主面を有する基板を提供する段階、 容積で5〜100パーセントの範囲内の金属組成を要する混合物を提供する段
    階、 前記混合物を含むスクリーニング可能なサスペンションを形成する段階、 スクリーンを通して前記スクリーニング可能なサスペンションを前記基板の主
    面上に被着してある膜を提供する段階、 前記膜をパターニングして複数の蛍光体ビアを形成し、それによって導電マト
    リクスを実現する段階であって、前記導電マトリクスは第1の高さを有する、前
    記段階、 前記複数の蛍光体ビアの各々の中に第2の高さを有する蛍光体を取り付ける段
    階であって、前記蛍光体の第2の高さは前記導電マトリクスの前記第1の高さと
    少なくとも等しくすることによって、アノードプレートを実現する、前記段階、
    および 前記カソードプレートを前記アノードプレートに取り付ける段階、 を具備することを特徴とする電界放射型表示装置を製造する方法。
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