JP2003092113A - 固体電解質型燃料電池燃料極膜およびその製造方法 - Google Patents

固体電解質型燃料電池燃料極膜およびその製造方法

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JP2003092113A JP2001281343A JP2001281343A JP2003092113A JP 2003092113 A JP2003092113 A JP 2003092113A JP 2001281343 A JP2001281343 A JP 2001281343A JP 2001281343 A JP2001281343 A JP 2001281343A JP 2003092113 A JP2003092113 A JP 2003092113A
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ysz
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 触媒層と電子導電層からなる燃料極膜におい
て、触媒層と電子導電層との密着性が低いことによって
初期出力および耐久性が低下するという問題があった。 【解決手段】NiO/YSZを含む物質から構成される固体電
解質型燃料電池の燃料極膜であって、前記燃料極膜が発
電時に燃料ガス雰囲気下にさらされることによって前記
NiOがNiに変化しこの変化によって生成するクラックの
Ni粒子間のクラックの幅が20μm以下である固体電
解質型燃料電池燃料極膜なので燃料極膜に含まれるNi含
有量が低いNiO/YSZを用いても初期性能および耐久性に
双方に優れる固体電解質型燃料電池燃料極膜を提供でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体電解質型燃料
電池燃料極膜およびその製造方法に関する。特には初期
出力および耐久性双方に優れた固体電解質型燃料電池燃
料極膜およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特願平8−167506では、固
体電解質型燃料電池の燃料極においてNi粒子とセラミ
ックスとのサーメットからなりかつ燃料極がNi粒子と
粒径の異なる2層(触媒層と電子導電層)からなることを
提供している。
【0003】前記セラミックスがドープしたジルコニア
である。
【0004】電子導電層は平均粒子径5μm以上のNi
O粉末からNi粒子とセラミックスとのサーメットであ
り、触媒層が平均粒子径2μm以下のNiO粉末からN
i粒子とセラミックスとのサーメットである。
【0005】前記粉末から作製した燃料極膜を用いると
燃料極の耐久性が向上したとしている。
【0006】また、特開平9−129245では、燃料
極膜の平均粒子径を電解質膜側から燃料ガス側に向けて
大きくなるように傾斜すること、さらに燃料極膜中にN
i,Co,Ti,Wから選ばれた少なくとも一種の金属が40〜
90重量部存在する固体電解質型燃料電池の燃料極膜を
提供している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】電子導電層に粒径が大
きいNiO粉末を用いると発電時の還元処理においてN
iOからNiに変化する際の体積変化が大きく、表面の
Ni粒子間のクラック幅が大きくなる。これに伴い、N
i粒子の凝集は進行しやすくなり耐久性が低下する。
【0008】また、燃料極膜の平均粒子径を電解質膜側
から燃料ガス側に向けて大きくなるように傾斜すること
によって燃料ガスのガス拡散性を向上させていたが、燃
料極膜中にNiなどの金属が90重量部も含まれていると
金属の凝集が進行し、発電の初期性能は得られたとして
も耐久性が低下するという問題があった。
【0009】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、発電時に燃料雰囲気下にさらされること
によって生成するNi粒子間のクラック幅が小さい燃料
極膜を提供することで耐久性に優れる固体電解質型燃料
極膜を提供することを目的とする。
【0010】また、燃料極膜中の触媒層と電子導電層間
の密着性の向上を図ることによって膜中の金属重量が少
なくても電子導電性の高い燃料極膜を得ることで、初期
性能、耐久性双方に優れた固体電解質型燃料電池を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
第1の発明は、NiO/YSZを含む物質から構成される固体
電解質型燃料電池の燃料極膜であって、NiO/YSZを含む
物質から構成される固体電解質型燃料電池の燃料極膜で
あって、前記燃料極膜が発電時に燃料ガス雰囲気下にさ
らされることによって前記NiOがNiに変化し、この変化
によって生成するクラックのNi粒子間のクラック幅が2
0μm以下である固体電解質型燃料電池燃料極膜を提供
する。
【0012】本発明によれば、NiO組成がNiに変化する
ときのクラック幅が小さいことからNi粒子の凝集を抑え
られるため燃料極での電気抵抗の経時変化がほとんどな
く、耐久性に優れた固体電解質型燃料電池燃料極膜を提
供している。
【0013】この理由は、クラック幅が20μmより大
きいとYSZがNiの凝集を抑制することができず、発電中
にNiの凝集が進んでしまう。こうなると初期性能は得ら
れても耐久性が悪くなるためである。耐久性を向上させ
るためにはクラック幅が小さいほど耐久性が優れること
になる。
【0014】上記目的を達成するため第2の発明は、第
1の発明における燃料極膜は電解質膜側の触媒層と燃料
ガス側の電子導電層からなり、触媒層の組成およびその
比率がNiO/YSZ=10/90〜50/50、且つその組成の
平均粒子径は0.3〜2μmであり、電子導電層の組成
およびその比率がNiO/YSZ=50/50〜70/30、且つ
その組成の平均粒子径が1〜5μmである燃料極膜を提
供する。
【0015】本発明によれば、燃料極膜に触媒層を設け
たのでイオンと電子とガスが共存する3層界面が大きく
なりセル性能を向上させることができる。さらに、触媒
層と電子導電層に対して組成およびその比率と平均粒径
を制限したのでより燃料極での発電特性を向上させるこ
とができる。
【0016】触媒層の組成およびその比率が10/90
〜50/50、且つその組成の平均粒子径を0.3〜2
μmとしたのは、NiO/YSZが10/90未満では電子導電
性が低すぎるためで、一方NiO/YSZが50/50越えでは
イオン導電性が低すぎるために三相界面での反応が効率
よく行えないためである。平均粒子径が0.3μmより
小さい粉末では焼結性が高すぎて焼成後にクラックが生
じるためで、一方平均粒子径が2μmより大きいと電解
質膜との密着性が悪くセル性能が低下するためである。
【0017】また、電子導電層の組成およびその比率が
50/50〜70/30および1〜5μmとしているのはN
iO/YSZが50/50未満であると電子導電性が低下する
ためで一方、NiO/YSZが70/30越えであると発電時に
ニッケルが凝集しセルの耐久性を低下させるためであ
る。平均粒子径を1〜5μmとしているのは1μmアンダ
ーでは膜が緻密になり燃料ガスの拡散を抑制するためで
5μm越えでは多孔度が大きい膜となり、電子導電性が
低下しセル性能を低下させるためである。
【0018】ここで示すNiO/YSZとは、NiOとYSZが所
定の重量比で混合されて得られた粉末から作製した膜を
示す。例えばNiO/YSZ=50/50とは、NiO50重量部
とYSZ50重量部を調合し共沈法などによって合成さ
れ、さらに焼結されて得られた粉末から作製した膜を示
す。
【0019】第3の発明は、第1、第2の発明における
燃料極膜の触媒層と電子導電層の間にNiO/YSZの組成お
よびその比率が50/50〜70/30、且つ平均粒子
径が0.3〜2μmの中間層を設けることを提供してい
る。
【0020】本発明によれば触媒層と電子導電層の間に
NiO/YSZの組成およびその比率が50/50〜70/3
0、且つ平均粒子径が0.3〜2μmの中間層を設ける
ので触媒層と電子導電層の密着性が向上しセル性能を向
上させることができる。
【0021】この理由は、NiO/YSZの組成およびその比
率が50/50〜70/30、且つ平均粒子径が0.3
〜2μmの中間層を設けると組成が電子導電層、平均粒
子径が触媒層であり組成と粒子径の傾斜勾配が小さくな
るため触媒層と電子導電層の密着性を向上させられるた
めである。
【0022】ここで示す中間層とは、NiO/YSZが50/
50〜70/30でありNiO/YSZのNi比率が電子導電層
と同じか小さいかであり、一方平均粒子径は0.3〜2
μmの範囲で電子導電層で用いられている粉末の平均粒
子径より小さい粉末で構成された層である。
【0023】第4の発明は第3の発明の中間層の膜厚が
燃料極全膜厚の15%以下であることを提供する。
【0024】この理由は15%より多いと燃料ガスの拡
散を妨げ、発電性能が低下するためである。また、本発
明では中間層の下限値を設けていないが触媒層と電子導
電層との密着向上のためには中間層があった方がより好
ましい。この観点から全膜厚の3〜15%が好ましい。
【0025】ここで示す膜厚とは、膜に含まれるNiO/YS
Zを含む粉末の重量から求められたものである。すなわ
ち、粉末の密度をd、膜面積をS、電解質膜上に付着し
たNiO/YSZを含む粉末の重量をMとすると、膜厚TはT
=M/(S×d)で計算された値から求められたもので
ある。
【0026】第5の発明は、第2の発明における燃料極
膜の電子導電層の製造方法であって、組成およびその比
率がNiO/YSZ=50/50〜70/30、且つその組成の平
均粒子径が1〜5μmである粉末、前記バインダー、溶
媒を含み、該バインダーの割合が粉末100重量部に対
して5〜20重量部含有するコーティング組成物を電解
質膜へ成膜する工程あるいはコーティング組成物を薄膜
基材に成膜する工程と、前記薄膜基材を電解質膜へ貼り
つける工程と、該成膜後120〜200℃で熱処理し、
さらに1350〜1500℃で焼成する工程と、からな
る方法を提供する。
【0027】本発明によれば燃料極膜の電子導電層用の
コーティング組成物におけるバインダーの割合が粉末1
00重量部に対して5〜20重量部なので触媒層との空
孔が少なく、触媒層との密着性を高めることができる。
また、120〜200℃で熱処理を行うとバインダー成
分の接着剤としての機能が向上しより触媒層との密着性
を向上させることができる。この状態の膜を1350〜
1500℃で焼成すると触媒層との密着性が向上だけで
なく粉末の焼結により膜が高充填化がされ、セル性能を
向上させることができる。
【0028】バインダー量が5重量部未満であると完全
に粉末を結着させることができないため熱処理後あるい
は焼成後に剥がれを生じるためで、一方20重量部より
多いと粉末間の空孔が大きくなり焼成後に得られる燃料
膜の多孔度が大きく、電気的特性が低下するためであ
る。熱処理温度が120℃未満であると膜に存在するバ
インダー成分の接着力が低いためで一方、200℃より
高いとバインダー成分が分解され、密着性に寄与しない
ためである。焼成温度が1350℃より低いと燃料極膜
の焼結が不十分なため多孔質であり電気的特性が低下す
るためである。一方、1500℃より高いと焼結が進み
すぎて燃料極膜が緻密になりすぎて逆にセル性能が低下
するためである。
【0029】
【発明の実施形態】本発明における固体電解質型燃料電
池について図1を用いて説明する。図1は、円筒タイプ
の固体電解質型燃料電池の断面を示す図である。円筒状
の空気極支持体1上に帯状のインターコネクター2、電
解質膜3、さらに電解質膜3の上にインターコネクター
2と接触しないように燃料極膜4が構成されている。空
気極支持体の内側にAirを流し、外側に燃料を流すとAir
中の酸素が空気極と電解質の界面で酸素イオンに変わ
り、この酸素イオンが電解質を通って燃料極に達する。
そして、燃料ガスと酸素イオンが反応して水および二酸
化炭素になる。これらの反応は(1),(2)式で示され
る。燃料極4とインターコネクター2を接続することに
よって外部へ電気を取り出すことができる。 H2+O2-→H2O+2e- ‥‥‥(1) CO+O2-→2CO2+2e- ‥‥‥(2)
【0030】図2は、燃料極膜において触媒層と電子導
電層の間に中間層を設けたタイプについて示した断面図
である。電解質膜3の上に、電解質膜側の触媒層4a、
燃料ガス側の電子導電層4bがあり、これらの間に中間
層4cが設けられている。触媒層は電解質を通ってきた酸
素イオンと燃料ガスの反応を効率よく進行させるために
設けられた層であり、電子導電層は燃料ガスを触媒層へ
送り込み、触媒層で生成した電子を低ロスで流すために
設けられた層であり、さらに中間層は触媒層と電子導電
層の密着性を向上させ、触媒層と電子導電層での接触抵
抗によるロスを低減するために設けられた層である。
【0031】本発明におけるNiO/YSZ粉末の製造法につ
いてはNiOとYSZ粉末が均一に分散されていれば良く特に
限定していない。共沈法、粉末混合法、スプレードライ
法、噴霧熱分解法などがある。
【0032】本発明における燃料極膜は電解質膜側の触
媒層と燃料ガス側の電子導電層から構成されるが各々の
層においてNiO/YSZの組成およびその比率を傾斜させた
ものであっても良い。例えば、触媒層が電解質膜側から
燃料ガス方向へNiO/YSZ:10/90、30/70、50/
50であり、電子導電層がNiO/YSZ:60/40、70/
30のように傾斜する構造でも良い。熱膨張差の観点か
らはNiO/YSZ組成およびその比率の傾斜層の層数が多い
方が好ましい。
【0033】本発明における燃料極膜の触媒層と電子導
電層における粒径についても組成と同様、傾斜させたも
のであっても良い。例えば、触媒層が電解質膜側から燃
料ガス方向へNiO/YSZ(平均粒径):30/70(0.5
μm)、50/50(1μm)であり、電子導電層がNiO/
YSZ(平均粒径):60/40(2μm)、70/30(4
μm)のようなものでも良い。
【0034】本発明における触媒層においてはNiO/YSZ
以外にCeO2,Sm2O3,Gd2O3などを0〜5mol%程度含んでい
るものであっても良い。
【0035】本発明における電解質膜の組成については
Y2O3あるいはSc2O3を3〜15mol%ドープしたZrO2が好
ましい。また、CeO2,Sm2O3,Gd2O3などを0〜5mol%程度
含んでいても良い。
【0036】本発明における燃料極膜の製造方法として
はNiO/YSZを含む粉末、バインダー、溶媒を含んでい
れば良く、特に限定されるものではない。燃料極成膜部
以外をマスキングし電解質膜上へNiO/YSZを含む粉
末、バインダー、溶媒から作製したスラリーをディッピ
ングするスラリーコート法やこれらをスラリー化したも
のをペットフィルムのような薄膜基材へ塗工し、薄膜基
材ごと電解質膜へ接着する方法、ペーストを作製し電解
質膜へ直接印刷する方法、さらには転写紙上に印刷し水
に浸けて転写紙ごと貼りつける方法などが考えられる。
【0037】本発明における薄膜基材とは、粉末、バイ
ンダー、溶媒から作製されたスラリーからセラミックス
シートを作製するときにセラミックスシートが変形しな
いようにサポートするために設けられた基材である。基
材の材質としてはペットフィルムや紙が一般的である。
【0038】本発明におけるコーティング組成物には、
NiO/YSZを含む粉末、バインダー、溶媒以外にも目的
に応じて可塑剤、分散剤、チクソ剤、消泡剤、樹脂など
を含んでも良い。この中で可塑剤はコーティングした膜
の柔軟性を制御する役割があるためコーティング組成物
に適量含まれることが好ましい。特に、円筒タイプで外
径が小さいものへの成膜では膜に柔軟がないと剥がれる
ため可塑剤を含んでいることが好ましい。一方、可塑剤
を含みすぎると粉末の充填性が低下することから、NiO
/YSZを含む粉末の場合は、前記粉末100重量部に対
して0.5〜10重量部含むことが好ましい。
【0039】可塑剤として用いられるのはフタル酸系で
あり、フタル酸ジーn-ブチル(DBP)、ジオクチルフ
タレート(DOP)、ジイソノニルフタレート(DIN
D)、ジイソジシルフタレート(DIDP)などが挙げ
られる。
【0040】本発明における燃料電池の形状については
特に限定はなく、平板型、円筒型でも対応可能である。
円筒タイプで外径が小さいものへの成膜ではコーティン
グ層に可塑剤を含んでいる方が好ましい。
【0041】本発明におけるバインダーとは粉末を結着
し成膜体の形状を保持する役割がある。用いられるバイ
ンダー種としてアクリル系、ブチラール系、セルロース
系などが挙げられる。アクリル系ではポリメタクリル酸
メチル、ブチラール系ではPVB、セルロース系ではE
Cがよく用いられる。
【0042】本発明における溶媒とは粉末、バインダー
を均一に分散させる作用がある。用いられる溶媒種とし
てエステル系、芳香族系、アルコール系などが挙げられ
る。エステル系では、酢酸エチル、芳香族系ではトルエ
ン、アルコール系ではイソプロピルアルコールやエタノ
ールなどが代表的である。またこれらの異種の溶媒を混
合溶媒として使用することも可能で、トルエンとエタノ
ールを混合した溶媒などは良く用いられている。
【0043】本発明における溶媒量については成膜法、
膜の厚みや粉末粒径などによって異なるため特に限定し
ていない。スラリーコート法の場合はスラリーの均一混
合が重要となるため粘度があまり高すぎない方が良い。
しかし、あまり粘度が低いと粉末が沈殿するので低すぎ
るのも良くない。この観点から1〜1000mPas程度が
好ましい。一方、ドクターブレード法でシートを作製す
るケースにおいて、特に厚膜シートを作製する場合、ス
ラリー粘度が低いと目的とする厚みのシートが作製でき
ないことからある程度高い粘度が必要である。ドクター
ブレードの場合、100〜100000mPas程度が好ま
しくこうなるように溶媒量を選定する必要がある。ま
た、混練性を考えると高粘度スラリーを均一に混練する
のは難しいので低粘度で混練を行い、脱泡処理などで所
定の粘度に上げる方法もある。
【0044】本発明における熱処理時間については特に
限定していない。膜厚、粉末とバインダーの割合、粉末
と可塑剤の割合などによって異なる。しかし、長時間キ
ープはコスト高になるのでこの観点から1〜5時間程度
が好ましい。
【0045】
【実施例】本実施例では、図1に示す円筒型固体電解質
型燃料電池を用いて行った。すなわち、円筒状の空気極
支持体1上に帯状のインターコネクター2、電解質膜
3、さらに電解質膜の上にインターコネクターと接触し
ないように燃料極膜4から構成されたセルを用いた。 実施例1:クラック幅と初期性能および耐久性について (1)空気極支持体の作製 La0.75Sr0.25MnO3組成の空気極を押し出し成形法によっ
て円筒状成形体を作製した。さらに、1500℃で5時
間保持の焼成を行い、空気極支持体とした。 (2)電解質膜:ZrO2+8mol%Y2O3粉末(平均粒径1μm)
40重量部を溶媒(エタノール)100重量部、バインダ
ー(エチルセルロース)2重量部、分散剤(ポリオキシ
エタレンアルキルソン酸エステル)1重量部、消泡剤(ソ
ルビタンセスキオレート)1重量部とを混合した後、十
分攪拌して電解質膜用スラリーを調整した。このスラリ
ー粘度は140mPasであった。前記電解質膜用スラリー
を、空気極支持体(外径25mm、肉厚1.5mm、有
効長500mm)上にスラリーコートした後に焼成し
た。得られた固体電解質膜の厚さは30μmであった。
なお、後工程でインターコネクターを成膜する部分につ
いてはマスキングを施し、電解質膜が塗布されないよう
にしておいた。
【0046】(3)燃料極膜触媒層用スラリー調整:Y
SZはZrO2+8mol%Y2O3組成のもので、NiO/YSZ(平均粒
子径)=20/80(0.5μm),50/50(0.5μm)の粉
末を共沈法で作製した。これらの粉末100重量部と有
機溶媒(エタノール)500重量部、バインダー(エチ
ルセルロース)10重量部、分散剤(ポリオキシエタレ
ンアルキルリン酸エステル)5重量部、消泡剤(ソルビタ
ンセスオキオレート)1重量部を混合した後、十分攪拌
してスラリーを調整した。このスラリーの粘度は70mP
asであった。
【0047】(4)燃料極膜電子導電層用スラリー調
整:YSZはZrO2+8mol%Y2O3組成のもので、実施例1
−1ではNiO/YSZ(平均粒子径)=70/30(1μm)の
粉末、実施例1−2ではNiO/YSZ(平均粒子径)=70/3
0(2μm)の粉末、実施例1−3ではNiO/YSZ(平均粒
子径)=70/30(5μm)の粉末を共沈法で作製し
た。これらの粉末100重量部と有機溶媒(エタノー
ル)500重量部、バインダー(エチルセルロース)2
0重量部、分散剤(ポリオキシエタレンアルキルリン酸
エステル)5重量部、消泡剤(ソルビタンセスオキオレー
ト)1重量部を混合した後、十分攪拌してスラリーを調
整した。このスラリーの粘度は250mPasであった。
【0048】(5)塗膜 燃料極膜の面積が150cmになるようにセルへマス
キングをし、触媒層をNiO/YSZ=20/80、50/50の
順にスラリーコート法により成膜した。膜厚(焼成後)は
10μmとした。さらにこの上に、電子導電層として実
施例1−1〜1−3で示す粉末を用いてスラリーコート
法により成膜した。膜厚(焼成後)は90μmとした。
なお、1回の塗膜ごとに70℃の乾燥を行いながら膜の
形成を行った。成膜後にデマスクを行い、端部処理を行
った。
【0049】(6)熱処理 端部処理を行った後、170℃まで温度を上げ、この温
度で2時間保持させた。また、昇温速度については10
℃/hrで行った。
【0050】(7)焼成 1430℃で2時間保持の焼成を行った。
【0051】(8)インターコネクター形成:スラリー
コート法によりインターコネクターを形成した。インタ
ーコネクターの材質はLa0.80Ca0.20CrO3、厚みは40μ
m、焼成温度を1400℃で2時間保持の焼成を行っ
た。
【0052】(比較例1)電子導電層NiO/YSZ(平
均粒子径)を比較例1−1としてNiO/YSZ(平均
粒子径)=70/30(7μm)、比較例1−2とし
て、NiO/YSZ(平均粒子径)=70/30(10
μm)、比較例1−3としてNiO/YSZ(平均粒子
径)=70/30(15μm)にした以外は実施例1と
同様にした。
【0053】(9)発電試験 得られた試験セル(燃料極有効面積:150cm2)を用
いて発電試験を行った。このときの運転条件は以下であ
った。 燃料:(H2+11%H2O):N2 = 1:2 酸化剤:Air セル温度:1000℃ 燃料利用率:80% 電流密度:0.3Acm-2
【0054】(10)耐久試験、試験後評価 前記発電試験の条件下で1000時間の耐久試験を実施
した。耐久試験後に燃料極膜の表面をSEMによって観察
し、Ni粒子間のクラック幅を測定した。
【0055】表1に実施例1および比較例1の初期出
力、耐久試験後出力およびクラック幅を示す。
【0056】
【表1】
【0057】実用セルとしての目標出力は出力密度0.
18Wcm-2以上なのでこの試験では27W以上である。
実施例1―1〜1−3では27W以上となったが比較例
1―1〜1−3では下回った。さらに耐久後の出力にお
いても実施例では変化が見られなかったのに対し、比較
例では低下が認められた。耐久試験後にクラック幅を測
定したところ実施例では20μm以下、比較例では20
μmより大きかった。以上の結果からクラック幅が20
μm以下の燃料極膜では初期性能、耐久性ともに優れる
ことがわかった。
【0058】実施例2:構成層、平均粒子径の効果 触媒層の膜厚を10μm、電子導電層の膜厚を90μmと
して、触媒層および電子導電層のNiO/YSZの比率および
その平均粒子径を変えたものを成膜し、焼成した。他の
条件は実施例1と同様にした。実施例2の内容を表2に
示す。
【0059】
【表2】
【0060】(比較例2)触媒層を含まない、電子導電
層のNiO/YSZ(平均粒子径)=70/30(2μm)と
したこと以外は実施例1と同様にした。
【0061】(比較例3)触媒層をNiO/YSZ(平均粒子
径)=20/80(0.1μm),50/50(0.5μm)と
し、電子導電層のNiO/YSZ(平均粒子径)=70/3
0(2μm)としたこと以外は実施例1と同様にした。
【0062】(比較例4)触媒層をNiO/YSZ(平均粒
子径)=20/80(0.5μm),50/50(3μm)
とし、電子導電層のNiO/YSZ(平均粒子径)=70/
30(2μm)としたこと以外は実施例1と同様にし
た。
【0063】(比較例5)電子導電層のNiO/YSZ(平
均粒子径)=70/30(0.5μm)としたこと以外は
実施例1と同様にした。
【0064】(比較例6)電子導電層のNiO/YSZ(平
均粒子径)=70/30(7μm)としたこと以外は実施
例1と同様にした。
【0065】実施例1と同様の発電試験および耐久試験
を実施した。なお、比較例2〜6については初期出力の
みとし、Ni粒子のクラック幅については全サンプル測
定をした。
【0066】
【表3】
【0067】表3に発電試験(初期性能)の結果、耐久
試験後の結果および試験後の粒子間のクラック幅を示
す。実施例2では、初期出力は27W以上で耐久後の出
力も低下が認められなかった。一方、比較例においては
いずれも目標出力27Wを達成することができなかっ
た。以上の結果から、触媒層の組成およびその比率がNi
O/YSZ=10/90〜50/50、且つその組成の平均粒子
径は0.3〜2μmであり、電子導電層の組成およびそ
の比率がNiO/YSZ=50/50〜70/30、且つその組成
の平均粒子径が1〜5μmであることが好ましいことが
わかった。また、試験後のNi粒子間のクラック幅を測
定した。表3に示すように本実施例ではすべて20μm
以下であるのに対し、比較例では20μmより大きかっ
た。このことからクラック幅が20μm以下であると好
ましいことが確認された。
【0068】実施例3:中間層の効果 電子導電層をNiO/YSZ(平均粒子径)=70/30
(2μm)とし、NiO/YSZの比率が70/30、平均粒子
径が0.5μmである中間層を触媒層と電子導電層の間
に設け、膜厚を0〜20μmにした以外は実施例1と同
様にした。
【0069】実施例3について実施例1と同様の発電試
験および耐久試験を行った。
【0070】
【表4】
【0071】表4に発電試験(初期性能)の結果、耐久
試験後の結果および試験後の粒子間のクラック幅を示
す。いずれの条件においても出力27W以上であり耐久
性能についても良好であることが確認された。また、粒
子間のクラック幅については、いずれも20μm以下で
あった。これらの結果から中間層を設けることは好まし
いと考えられた。さらに、中間層の膜厚が15μm以下
であると中間層を設けなかった実施例3−1より出力性
能が高くなったのに対して、中間層20μmでは中間層
無しより性能が低下することから中間層を15μm以下
すなわち全体の15%以下設けるとより好ましく、本試
験では膜厚が3〜15μmの中間層を設けるとより好ま
しいことが確認された。
【0072】実施例4:バインダー量の効果 触媒層の膜厚を10μm、電子導電層の膜厚を90μm、
電子導電層をNiO/YSZ(平均粒子径)=70/30
(2μm)とし、燃料極膜用スラリーのバインダー量を
3〜30重量部とした以外は実施例1と同様の方法とし
た。作製したセルについて実施例1と同様の発電試験を
実施した。
【0073】性能結果を説明する。図3は、バインダー
重量部(横軸)と試験セルの初期出力(縦軸)の関係を示
すグラフである。図に示すように実施例4ではバインダ
ー重量部が5〜20重量部であると27W以上の出力が
得られ、この範囲が好ましいことがわかった。
【0074】実施例5:熱処理温度の効果 触媒層の膜厚を10μm、電子導電層の膜厚を90μm、
電子導電層をNiO/YSZ(平均粒子径)=70/30
(2μm)とし、熱処理条件を50〜250℃範囲で試
験した以外は実施例1と同様の方法とした。作製したセ
ルについて実施例1と同様の発電試験を実施した。
【0075】性能結果を説明する。図4は、熱処理温度
(横軸)と試験セルの初期出力(縦軸)の関係を示すグラ
フである。図に示すように実施例5では熱処理温度が1
50℃程度まで出力が向上し、170℃より高くなると
低下傾向が見られた。実用セル目標である27W以上に
ついては120〜200℃の範囲で達しておりこの範囲
が好ましいことがわかった。(より好ましくは140〜
170℃である。)
【0076】実施例6:焼成温度の効果 触媒層の膜厚を10μm、電子導電層の膜厚を90μm、
電子導電層をNiO/YSZ(平均粒子径)=70/30
(2μm)とし、焼成温度を1300〜1550℃の範
囲で試験した以外は実施例1と同様とした。実施例1と
同様の発電試験を実施した。
【0077】性能結果を説明する。図5は、焼成温度
(横軸)と試験セルの初期出力(縦軸)の関係を示すグラ
フである。図に示すように実施例6では焼成温度が14
00℃まで出力が向上し、1450℃までは同程度であ
るが1450℃より高くなると出力低下する傾向が見ら
れる。実用セル目標である27W以上については135
0〜1500℃の範囲で達しておりこの範囲が好ましい
ことがわかった。
【0078】実施例4〜6で示したように、バインダー
が5〜20重量部、熱処理温度が120〜200℃、焼
成温度が1350〜1500℃のいずれかが欠けるとセ
ル性能が低下することが確認され、請求項4,5で示す
方法が好ましいことがわかった。
【0079】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による固体電解質燃料電池の燃料極膜およびその製造方
法によれば、触媒層と電子導電層の密着性を向上させる
ことができたので、初期性能および耐久性の双方に優れ
た固体電解質型燃料電池を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】円筒タイプの固体電解質型燃料電池の断面を示
す図である。
【図2】図1に示す固体電解質型燃料電池の燃料極膜を
詳細に示した断面図である。
【図3】スラリーに含まれるバインダー量(横軸)と試験
セルの初期出力(縦軸)の関係を示すグラフである。
【図4】熱処理温度(横軸)と試験セルの初期出力(縦
軸)の関係を示すグラフである。
【図5】焼成温度(横軸)と試験セルの初期出力(縦軸)
の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1:空気極支持体 2:インターコネクター 3:電解質膜 4:燃料極膜 4a:触媒層 4b:電子導電層 4c:中間層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 8/12 H01M 8/12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NiO/YSZを含む物質から構成される固体
    電解質型燃料電池の燃料極膜であって、前記燃料極膜が
    発電時に燃料ガス雰囲気下にさらされることによって前
    記NiOがNiに変化し、この変化によって生成するクラッ
    クのNi粒子間のクラック幅が20μm以下である固体電
    解質型燃料電池燃料極膜。
  2. 【請求項2】 前記燃料極膜は電解質膜側の触媒層と燃
    料ガス側の電子導電層からなり、触媒層の組成およびそ
    の比率がNiO/YSZ=10/90〜50/50、且つその組成
    の平均粒子径は0.3〜2μmであり、電子導電層の組
    成およびその比率がNiO/YSZ=50/50〜70/30、且
    つその組成の平均粒子径が1〜5μmである請求項1に
    記載の固体電解質型燃料電池燃料極膜。
  3. 【請求項3】 前記燃料極膜の触媒層と電子導電層の間
    にNiO/YSZの組成およびその比率が50/50〜70/
    30、且つ平均粒子径が0.3〜2μmの中間層を設け
    ることを特徴とする請求項2に記載の固体電解質型燃料
    電池燃料極膜。
  4. 【請求項4】 前記中間層の膜厚が燃料極全膜厚の15
    %以下である請求項3に記載の固体電解質型燃料電池燃
    料極。
  5. 【請求項5】 前記請求項1〜4のいずれか1項に記載
    の燃料極膜を備えた固体電解質型燃料電池。
  6. 【請求項6】 前記請求項2に記載の電子導電層の製造
    方法であって、組成およびその比率がNiO/YSZ=50/5
    0〜70/30、且つその組成の平均粒子径が1〜5μm
    である粉末、バインダー、溶媒を含み、前記バインダー
    の割合が粉末100重量部に対して5〜20重量部含有
    するコーティング組成物を電解質膜へ成膜する工程と、
    該成膜後120〜200℃で熱処理し、さらに1350
    〜1500℃で焼成する工程と、からなる方法。
  7. 【請求項7】 前記請求項2に記載の電子導電層の製造
    方法であって、組成およびその比率がNiO/YSZ=50/5
    0〜70/30、且つその組成の平均粒子径が1〜5μm
    である粉末、バインダー、溶媒を含み、前記バインダー
    の割合が粉末100重量部に対して5〜20重量部含有
    するコーティング組成物を薄膜基材に成膜する工程と、
    前記薄膜基材を電解質膜へ貼りつける工程と、該成膜後
    120〜200℃で熱処理し、さらに1350〜150
    0℃で焼成する工程と、からなる方法。
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