JP2003079528A - 浴室ユニットの音響再生装置 - Google Patents

浴室ユニットの音響再生装置

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JP2003079528A
JP2003079528A JP2001281009A JP2001281009A JP2003079528A JP 2003079528 A JP2003079528 A JP 2003079528A JP 2001281009 A JP2001281009 A JP 2001281009A JP 2001281009 A JP2001281009 A JP 2001281009A JP 2003079528 A JP2003079528 A JP 2003079528A
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speaker
closed space
space
bathtub
bathroom
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JP2001281009A
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Yoshihiko Teranaka
吉彦 寺中
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Yamaha Living Tech Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Living Tech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】浴室ユニットに形成される閉空間へのスピーカ
の配置により、浴室ユニット内に低音を含めた不快感の
ない良好な音響特性が容易に得られる浴室ユニットの音
響再生装置を提供する。 【解決手段】防水パン上にバスタブが配置されると共に
洗い場が設けられ、前記洗い場には壁面に沿ってカウン
ターが設けられる浴室ユニットの音響再生装置であっ
て、前記浴室ユニットに形成される閉空間を音響空間と
して利用する音響再生用のスピーカを備えたことを特徴
とする。前記閉空間は、前記バスタブの洗い場側側面を
カバーするバスタブエプロン内側に形成される空間、カ
ウンター内側に形成される空間、入浴用品等を収納する
ための棚の内部に形成される空間のうちの少なくとも一
つで形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばユニットバ
スルーム等の浴室ユニットの音響再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユニットバスルーム等の浴室ユニ
ットの音響再生装置としては、例えば実開平6−580
57号公報あるいは特開平3−15423号公報に開示
されている。前者(実開平6−58057号公報)の音
響再生装置は、浴室用スピーカを浴室天井または壁面上
部に設置し、これに接続する音響アンプを浴室の天井裏
に配置すると共に、この音響アンプを浴室用照明器具の
スイッチと連動させてオン・オフさせるように構成した
ものである。
【0003】また、後者(特開平3−15423号公
報)の音響再生装置は、皿状のフレームに固定したボイ
スコイルやマグネット及びヨークによって音響ユニット
を形成し、この音響ユニットのフレームの周囲をバスタ
ブ壁面に密着させて固定し、音響ユニットでバスタブ自
体を発音体として振動させて音を再生するように構成し
たものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
音響再生装置においては、比較的小型の一つのスピーカ
を浴室ユニットの水平な天井や垂直な壁面上部に単に取
り付け、このスピーカで低音から高音までの全周波数帯
域の音を再生する構造であるため、浴室ユニット内にお
いて肌で感じるような低音の再生が不十分で、例えば浴
室ユニット内で音楽を鑑賞する際に、良好な音響特性が
得られ難いという問題点を有している。
【0005】この点、後者の音響再生装置は、音響ユニ
ットをバスタブ壁面に取り付け、この音響ユニットで人
間が視聴できる周波数帯の音を、振動板としての一つの
大きなバスタブ壁面で再生する方式であるため、低音は
比較的良好に再生されるものの、音響ユニットがバスタ
ブ壁面に直接取り付けられていることから、バスタブ壁
面の振動によって、機械的な振動が入浴者に伝わり易
く、入浴者が不快感を伴う場合があるという問題点を有
している。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的は、浴室ユニットに形成される閉空
間へのスピーカの配置により、浴室ユニット内に低音を
含めた不快感のない良好な音響特性が容易に得られる浴
室ユニットの音響再生装置を提供することにある。ま
た、他の目的は、前記目的に加え、デッドスペースとな
っていた空間等を音響空間として有効活用して一層良好
な音響特性が得られたり、スピーカの耐水性等を向上さ
せ得る浴室ユニットの音響再生装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、防水パン上に
バスタブが配置されると共に洗い場が設けられ、前記洗
い場には壁面に沿ってカウンターが設けられる浴室ユニ
ットの音響再生装置であって、前記浴室ユニットに形成
される閉空間を音響空間として利用する音響再生用のス
ピーカを備えたことを特徴とする。
【0008】このように構成することにより、浴室ユニ
ットに形成される閉空間を利用してスピーカが配置され
ることから、この閉空間を音響空間として音を再生する
ことができる。その際、浴室ユニットの底面側である防
水パン側の閉空間を利用することで、洗い場上に音が再
生される状態となって、肌で感じるような低音が再生さ
れる等、良好な音響特性が得られると共に、バスタブ自
体の機械的振動が抑えられて入浴中の入浴者に不快感を
与えることもなくなる。
【0009】そして、前記閉空間は、請求項2記載の発
明のように、前記バスタブの洗い場側側面をカバーする
バスタブエプロン内側に形成される空間、カウンター内
側に形成される空間、入浴用品等を収納するための棚の
内部に形成される空間のうちの少なくとも一つであるこ
とが好ましい。このように構成することにより、バスタ
ブエプロン内側の空間やカウンター内側の空間あるいは
棚内部の空間にスピーカを配置することで、デッドスペ
ースとなっていた空間や棚の有効活用が図れると共に、
略密閉した音響空間の使用で一層良好な音響特性が得ら
れる。
【0010】また、前記スピーカは、請求項3記載の発
明のように、前記浴室ユニット内に露出しない状態で前
記閉空間内に配置されていることが好ましい。このよう
に構成することにより、スピーカが浴室ユニット内に露
出しない状態で閉空間に配置されることから、スピーカ
への熱水等の付着や浴室椅子等との衝突を防止すること
ができる。
【0011】また、前記スピーカは、請求項4記載の発
明のように、浴室ユニットを形成する壁パネルの前記閉
空間と対応する部位に配置されていることが好ましい。
このように構成することにより、スピーカを壁パネルの
閉空間と対応する部位に直接もしくは間接的に取り付け
できることから、閉空間をより効率的に使用できて、よ
り一層良好な音響特性が得られる。
【0012】また、請求項5記載の発明のように、前記
閉空間と浴室ユニット内とを連通する開口が設けられて
いることが好ましい。このように構成することにより、
閉空間と浴室ユニット内とを連通させる開口で閉空間を
バスレフ型音響空間として使用できて、所定の良好な音
響特性が容易に得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1〜図3は、本発明に係
わる音響再生装置をユニットバスルームに適用した場合
の一実施例を示し、図1がその内部の概略斜視図、図2
がその要部を拡大した横断面図、図3がその縦断面図で
ある。
【0014】図1において、浴室ユニットしてのユニッ
トバスルーム1(バスルーム1という)は、防水パン2
と、4枚の壁パネル3a〜3d(壁パネル3dは図12
参照)と、例えばドーム型の天井パネル4によって箱状
に形成されている。防水パン2上には、壁パネル3a側
にバスタブ5が配置されると共に、壁パネル3c側に洗
い場6が設けられ、洗い場6の壁パネル3b側にはカウ
ンター7が配置されている。また、壁パネル3bには、
カウンター7の上部にミラー8や照明装置9が配置され
ると共に、ミラー8の壁パネル3c側には例えば4段の
収納棚10が配置されている。
【0015】そして、前記バスタブ5の洗い場6側の側
面に脱着可能に配置されるバスタブエプロン11の内側
に形成される閉空間12内には、バスタブ5の長手方向
に沿ってLR一対のスピーカ13が配置されている。こ
のスピーカ13は、図2及び図3に示すように、スピー
カボックス14のバッフル板15の開口部15aに、そ
の裏面側から取付フランジ13aをネジ16で固定する
ことによってスピーカボックス14に取り付けられ、こ
のスピーカボックス14が、固定具17を介してバスタ
ブエプロン11内側の防水パン2上にネジ18もしくは
接着剤等で固定されている。
【0016】これにより、スピーカ13が、バスタブエ
プロン11とバスタブ5の洗い場6側の壁面5a等で形
成される略密閉状態の前記閉空間12内に、スピーカボ
ックス14を介して配置されている。なお、スピーカ1
3としては、例えばインピーダンスが8Ωで再生周波数
帯域が50〜20000Hzのものが使用され、樹脂製
のコーン紙を用いた防水構造タイプのスピーカ13の使
用が好ましい。
【0017】そして、このLR一対のスピーカ13は、
図1に示すように、バスルーム1外に配置されたアンプ
19の出力端子にそれぞれ接続され、このアンプ19に
は、図示しないCDプレーヤ、カセットデッキ、各種チ
ューナ等の音響機器が接続されている。また、アンプ1
9には、例えば壁パネル3aに取り付けた操作盤20
(もしくはリモコン)が接続されており、この操作盤2
0をバスルーム1内で操作することによって、音響機器
が有線もしくは無線で制御され、スピーカ13から所定
の音が再生されるように構成されている。
【0018】このバスルーム1によれば、例えば操作盤
20に設けた図示しない電源スイッチや操作釦を操作す
ることによって、CDプレーヤやカセットデッキ等の音
楽を、一対のスピーカ13でステレオ再生させてバスル
ーム1内で視聴することができる。この時、スピーカ1
3がバスタブエプロン11内側の略密閉した閉空間12
内に配置されていることから、この閉空間12が密閉型
の音響空間として作用し、閉空間12内の振動音がバス
タブエプロン11を介してバスルーム1内の洗い場6に
伝搬される。
【0019】このバスタブエプロン11を介して洗い場
6に伝搬される音は、比較的大きな閉空間12を音響空
間として再生されるため、低音が良好に再生され、例え
ば洗い場6内にいる入浴者がこの低音を肌で直接感じつ
つ音楽を聴くことができる。また、入浴者がバスタブ5
内にいる場合でも、音が入浴者の頭部より低い位置から
聞こえる状態になって良好な音響特性が得られると共
に、バスタブ5自体の機械的振動が抑えられて、バスタ
ブ5内の入浴者に不快な機械的振動を与えることもなく
なる。
【0020】このように、上記実施例のバスルーム1に
あっては、スピーカ13をバスルーム1内の底面側であ
る防水パン2上でバスタブエプロン11内側に形成され
る閉空間12内に配置しているため、閉空間12内の振
動音をバスタブエプロン11を介して洗い場6上に伝搬
させることができて、入浴者の頭部より下方から音楽が
再生される状態となり、バスルーム1内に良好な音響効
果を得ることができる。特に、比較的広い閉空間12を
音響空間として利用することから、単に天井パネル4や
壁パネル3a〜3dに配置した場合では得られない、重
量感と臨場感のある低音の再生が可能となる。
【0021】また、入浴者が洗い場6やバスタブ5内に
いる場合でも、入浴者により近い位置のバスタブエプロ
ン11内側に配置したスピーカ13で音楽を再生できる
ため、発生する音レベルが小さくても、聴感上十分な低
音等を再生することができると共に、音楽の再生部であ
るスピーカ13と入浴者の距離が近いため、音圧レベル
を低く設定することができて、バスルーム1内における
音の反響を抑えた安定した定位で音楽を再生することが
できる。
【0022】さらに、スピーカ13がバスタブエプロン
11内側の閉空間12内にスピーカボックス14を介し
て配置されるため、バスタブ5の壁面5aを直接機械振
動させることがなくなり、該振動のバスタブ5内にいる
入浴者への伝達による不快感の発生を抑えることがで
き、良好な音響特性の音楽を聴きながらの快適な入浴を
行うことが可能になる。また、スピーカ13が着脱可能
なバスタブエプロン11内側の閉空間12内に配置され
るため、スピーカ13のバスルーム1への組付け作業や
保守点検作業を容易に行うことが可能になる。
【0023】またさらに、従来デッドスペースとなって
いた閉空間12内にスピーカ13が外部に視認されない
状態で配置されるため、閉空間12の有効利用が図れる
と共に、スピーカ13によってバスルーム1のデザイン
性を損なう虞がなく、デザインの自由度向上やバスルー
ム1自体のデザイン性向上を図ることができる。また、
スピーカ13が洗い場6側に露出しないため、洗い場6
で使用する熱水等のスピーカ13への直接的な付着や洗
面器や浴室椅子等のスピーカ13への衝突を確実に防止
することができる。また、防水処理構造のスピーカ13
を使用することで、耐水性に優れたスピーカ13が得ら
れ、長期に亘り安定した使用が可能になる。
【0024】なお、以上の例においては、スピーカ13
をスピーカボックス14のバッフル板15に取り付け、
このスピーカボックス14を固定具17を介して閉空間
12内の防水パン2上に固定したが、例えば図4及び図
5に示すように、スピーカ13をスピーカボックス14
を介することなく、バスタブエプロン11に直接取り付
けても良い。
【0025】すなわち、バスタブエプロン11の所定位
置に開口部11aを形成し、この開口部11aの裏面側
に防水構造のスピーカ13を、その取付フランジ13a
を利用してネジ16で固定する。そして、開口部11a
の前面に多数の孔21aを有するスピーカカバー21を
例えば嵌合等により取り付ける。このように構成すれ
ば、前述したスピーカボックス14や固定具17等が不
要となって、スピーカ取付用の関連部材を節約でき、ス
ピーカ13の取付構造が簡略化されてその施工の容易化
を図ることが可能になる。
【0026】図6及び図7は、本発明に係わる音響再生
装置の他の実施例を示す横断面図及び縦断面図である。
なお、上記実施例と同一部位には同一符号を付し、その
詳細な説明は省略する。以下の各実施例においても同様
である。この実施例の特徴は、図1の二点鎖線で示すよ
うに、スピーカ13をカウンター7内側の閉空間22内
に配置した点にある。すなわち、防水パン2上で、脱着
可能なカウンターエプロン23とカウンター7及び壁パ
ネル3b、3c等で形成される閉空間22内に、LR一
対のスピーカ13をスピーカボックス14及び固定具1
7を介して配置する。そして、この実施例の場合は、カ
ウンターエプロン23の壁パネル3c側に縦方向に細長
い開口24を形成する。
【0027】この実施例によれば、略密閉したデットス
ペースとしての閉空間22を音響空間として使用できる
ことから、上記実施例と同様の作用効果を得ることがで
きる他に、次のような作用効果が得られる。すなわち、
カウンターエプロン23に形成した開口24により、閉
空間22をバスレフ型音響空間として使用でき、開口2
4から閉空間22内の振動音の一部が直接洗い場6に伝
搬されると共に、開口24から直接伝搬される音波が壁
パネル3cで反射されつつバスルーム1内の全域に伝搬
される状態となり、低音を一層良好に再生することがで
きる。また、開口24が壁パネル3c側に形成されるこ
とから、洗い場6で使用する湯水のしぶき等の閉空間2
2内への浸入等も極力抑えることができる。
【0028】この例においても、図8及び図9に示すよ
うに、スピーカ13をスピーカボックス14等を介する
ことなく、カウンターエプロン23に直接固定すること
もできる。すなわち、カウンターエプロン23の所定位
置に開口部23aを形成し、この開口部23aの裏面側
に防水構造のスピーカ13を固定し、開口部23aの前
面にスピーカカバー21を取り付ける。このように構成
しても、図4及び図5に示す例と同様に、スピーカ取付
用の関連部材を節約できて、スピーカ13の取付構造が
簡略化されその施工の容易化を図ることができる。
【0029】なお、この例における開口24の形状は、
単なる細長い開口24に限らず、筒状の開口を使用する
こともできるし、開口24自体の形状や個数も要求され
る音響特性に応じて適宜に設定することができる。ま
た、カウンター構造としては、カウンター7とカウンタ
ーエプロン23が別体の構造に限らず、カウンター7と
カウンターエプロン23とが一体成形された構造であっ
ても適用することもできる。
【0030】図10及び図11は、本発明に係わる音響
再生装置のさらに他の実施例を示す横断面図及び縦断面
図である。この実施例の特徴は、図1の二点鎖線で示す
ように、前記収納棚10の最下段(防水パン側)の棚部
25内にスピーカ13を配置した点にある。すなわち、
収納棚10の4段の棚部のうち最下段の棚部25の前面
開口に、その裏面にスピーカ13が取り付けられたバッ
フル板26を固定する。そして、棚部25aの底板25
aと両側板25b、背面板25c及び直上方の棚板25
dとバッフル板26でスピーカ13の後方に閉空間27
を形成し、この閉空間27を音響空間として使用する。
【0031】この実施例においても、従来棚空間として
使用していた閉空間27を音響空間として使用すること
ができて、上記実施例と同様の作用効果が得られると共
に、壁パネル3bの下部で入浴者の頭部付近にスピーカ
13を配置できることから、入浴者の好みに応じた音響
特性のバスルーム1を容易に得ることができるという作
用効果が得られる。また、収納棚10の棚部25がスピ
ーカボックスとして視認されるため、バスルーム1内に
所定容積のスピーカボックスがあたかも配置されている
かのような高級感ある雰囲気を醸し出すこともできる。
この実施例の場合、収納棚10が壁パネル3c側のみに
設けられる場合は、一つだけのスピーカ13の配置とな
るが、例えば図1の二点鎖線で示すように、壁パネル3
a側にも収納棚10を設け壁パネル3bの両側にスピー
カ13を配置することで、ステレオ再生することもでき
る。
【0032】図12〜図14は、本発明に係わる音響再
生装置のさらに他の実施例を示す概略平面図、横断面図
及び縦断面図である。この実施例の特徴は、図12に示
すように、スピーカ13をバスルーム1を形成する壁パ
ネル3bに直接取り付けた点にある。すなわち、壁パネ
ル3bの閉空間12に対応する部位にスピーカ13の外
形形状に対応した形状の開口部28を形成し、この開口
部28の内面側(もしくは外面側)にスピーカ13の取
付フランジ13aを当接させてネジ16でスピーカ13
を壁パネル3bに取り付ける。
【0033】この実施例においても、壁パネル3bの前
方側、すなわちスピーカ13の前方に形成される閉空間
12を音響空間として使用することができて、上記実施
例と同様の作用効果が得られる他に、次のような作用効
果が得られる。すなわち、スピーカ13のコーン紙表面
が閉空間12内に位置する状態となって、該表面のみの
防水構造でよいことから、一般的な安価な防水スピーカ
を使用することができると共に、スピーカボックス14
等のスピーカ取付用の関連部材が不要となって、取付構
造の簡略化とコストダウンを図ることができる。また、
スピーカ13がバスルーム1内に露出しないため、図2
及び図3に示す実施例と同様に、バスルーム1のデサイ
ン性の向上やスピーカ13の耐久性の向上等が図れると
共に、閉空間12がより広くなってこれを音響空間とし
て使用でき、より一層良好な音響効果が得ることができ
る。
【0034】この実施例においては、スピーカ13を壁
パネル3bの閉空間12に対応した部位に配置したが、
図12の二点鎖線で示すように、壁パネル3aの閉空間
12に対応する部位、壁パネル3dの閉空間12に対応
する部位、あるいは壁パネル3bの閉空間22に対応す
る部位に配置することもできる。また、スピーカ13の
壁パネル3a、3b、3dへの取付構造も、この例に限
定されず、図15に示すように、開口部29aを有する
ボックス29(もしくは前記スピーカボックス14や取
付板)を使用して間接的に例えば壁パネル3bに取り付
けることもできる。この図15の取付構造によれば、ス
ピーカ13の壁パネル3b外側への突出寸法Lを小さく
(もしくは0に)設定できることから、バスルーム1自
体の設置が容易に行えることになる。
【0035】なお、本発明は、上記した各実施例やその
変形例のそれぞれに限定されるものでもなく、例えば図
10に示すバッフル板26に図6に示すように開口24
を設ける等、各実施例や変形例の全部もしくは一部を適
宜に組み合わせることもできる。また、上記各実施例に
おいては、バスタブエプロン11やカウンターエプロン
23にLR一対のスピーカ13を配置する場合について
説明したが、本発明はこれに限定されず、例えばバスタ
ブエプロン11内側の閉空間12にL側のスピーカ13
を配置し、カウンターエプロン23内側の閉空間22に
R側のスピーカ13を配置することもできる。
【0036】また、収納棚10が一つの場合は、この収
納棚10の閉空間27に配置されるスピーカ13を中高
音再生用とし、バスタブエプロン11内やカウンターエ
プロン23内に配置されるスピーカ13を低音再生用と
することもでき、本発明は、バスルーム1の洗い場6上
である防水パン2側に形成される適宜閉空間を利用して
各種スピーカ13を取り付けることができる。さらに、
上記各実施例におけるバスルーム1自体の構成やスピー
カボックス14の形態、スピーカ13の取付構造等も一
例であって、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない
範囲において種々変更することができる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、浴室ユニットに形成される閉空間を利用し
てスピーカが配置されるため、この閉空間を音響空間と
して音を再生することができて、例えば洗い場上に肌で
感じるような低音が再生される等、良好な音響特性が得
られると共に、バスタブ自体の機械的振動が抑えられて
入浴中の入浴者に不快感を与えることを防止することが
できる。
【0038】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加え、バスタブエプロン内側の
空間やカウンター内側の空間あるいは棚内部の空間にス
ピーカが配置されるため、従来デッドスペースとなって
いた閉空間や棚の有効活用が図れると共に、略密閉した
音響空間の使用で一層良好な音響特性を得ることができ
る。
【0039】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1または2記載の発明の効果に加え、スピーカが浴室
ユニット内に露出しない状態で配置されるため、スピー
カへの熱水等の付着や浴室椅子のスピーカへの衝突等を
確実に防止することができる。
【0040】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1ないし3記載の発明の効果に加え、スピーカを壁パ
ネルの閉空間と対応する部位に直接もしくは間接的に取
り付けできるため、閉空間をより効率的に使用できて、
より一層良好な音響特性を得ることができる。
【0041】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項1ないし4記載の発明の効果に加え、閉空間と浴室ユ
ニット内とを連通させる開口が設けられているため、こ
の開口で閉空間をバスレフ型音響空間として使用でき
て、所定の良好な音響特性を容易に得ることができる等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる音響再生装置を使用したユニッ
トバスルームの内部の概略斜視図
【図2】同その要部を拡大した横断面図
【図3】同その縦断面図
【図4】同その変形例を示す図2と同様の横断面図
【図5】同その図3と同様の縦断面図
【図6】本発明に係わる音響再生装置の他の実施例を示
す要部の横断面図
【図7】同その縦断面図
【図8】同その変形例を示す図6と同様の横断面図
【図9】同その図7と同様の縦断面図
【図10】本発明に係わる音響再生装置のさらに他の実
施例を示す要部の横断面図
【図11】同その縦断面図
【図12】本発明に係わる音響再生装置のさらに他の実
施例を示す概略平面図
【図13】同その要部の横断面図
【図14】同その縦断面図
【図15】同その変形例を示す縦断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・ユニットバスルーム 2・・・・・・・・防水パン 3a〜3d・・・・壁パネル 5・・・・・・・・バスタブ 5a・・・・・・・壁面 6・・・・・・・・洗い場 7・・・・・・・・カウンター 10・・・・・・・収納棚 11・・・・・・・バスタブエプロン 11a・・・・・・開口部 12・・・・・・・閉空間 14・・・・・・・スピーカボックス 22・・・・・・・閉空間 23・・・・・・・カウンターエプロン 23a・・・・・・開口部 24・・・・・・・開口 25・・・・・・・バッフル板 27・・・・・・・閉空間 28・・・・・・・開口部 29・・・・・・・ボックス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04R 1/02 103 H04R 1/02 103Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防水パン上にバスタブが配置されると共に
    洗い場が設けられ、前記洗い場には壁面に沿ってカウン
    ターが設けられる浴室ユニットの音響再生装置であっ
    て、 前記浴室ユニットに形成される閉空間を音響空間として
    利用する音響再生用のスピーカを備えたことを特徴とす
    る浴室ユニットの音響再生装置。
  2. 【請求項2】前記閉空間は、前記バスタブの洗い場側側
    面をカバーするバスタブエプロン内側に形成される空
    間、カウンター内側に形成される空間、入浴用品等を収
    納するための棚の内部に形成される空間のうちの少なく
    とも一つであることを特徴とする請求項1記載の浴室ユ
    ニットの音響再生装置。
  3. 【請求項3】前記スピーカは、前記浴室ユニット内に露
    出しない状態で前記閉空間内に配置されていることを特
    徴とする請求項1または2に記載の浴室ユニットの音響
    再生装置。
  4. 【請求項4】前記スピーカは、浴室ユニットを形成する
    壁パネルの前記閉空間と対応する部位に配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    浴室ユニットの音響再生装置。
  5. 【請求項5】前記閉空間と浴室ユニット内とを連通する
    開口が設けられていることを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれかに記載の浴室ユニットの音響再生装置。
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