JP2003070217A - スピンドルモータおよびスピンドルモータを有する情報記録再生装置 - Google Patents

スピンドルモータおよびスピンドルモータを有する情報記録再生装置

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JP2003070217A JP2001256909A JP2001256909A JP2003070217A JP 2003070217 A JP2003070217 A JP 2003070217A JP 2001256909 A JP2001256909 A JP 2001256909A JP 2001256909 A JP2001256909 A JP 2001256909A JP 2003070217 A JP2003070217 A JP 2003070217A
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裕 岡崎
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化と薄型化を図ることができ、高い回転
トルクを得ることができるスピンドルモータおよびその
スピンドルモータを有する情報記録再生装置を提供する
こと。 【解決手段】 ロータRは、ディスク状記録媒体Dを搭
載して固定し、固定シャフト66に対して軸受けを介し
て回転可能なターンテーブル50と、ターンテーブル5
0に固定され、固定シャフト66を中心とするコイル6
8の内側に位置しているリング状の第1マグネット60
と、ターンテーブル50に固定され、固定シャフト66
を中心とするコイル68の外側に位置しているリング状
の第2マグネット62とを有し、コイル68に通電する
ことでコイル68の生じる磁界と、第1マグネット60
と第2マグネット62の間に生じる磁界とにより、ロー
タRを固定シャフト66を中心としてステータSに対し
て回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピンドルモータ
およびそのスピンドルモータを有する情報記録再生装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報記録再生装置として、例えばハード
ディスクドライブ装置は、その用途が拡大し、大型の記
録装置やデスクトップ型のパーソナルコンピュータ用記
録装置の他に、例えば、ノート型のパーソナルコンピュ
ータやこれより小さいサイズの携帯用の端末機等の電子
機器に使用されるようになっている。最近においては、
PC(Personal Computer)カード寸
法と称されるIC(Integrated Circu
it)メモリカードやカード型のモデム程度の大きさを
有するPCカード型のハードディスクドライブ装置が用
いられ、このPCカード型のハードディスクドライブ装
置は、必要に応じて使用者がノート型のパーソナルコン
ピュータや携帯用の端末機のPCカードスロットに抜き
差しして使用される。
【0003】図12と図13は、従来のハードディスク
ドライブ装置に用いられているモータの構造を示してい
る。図12のモータは、ロータ1000とステータ10
01を有しており、ロータ1000は、ディスク状記録
媒体Dを有している。ロータ1000は、ステータ10
01の軸1002に対して、2組のボールベアリング1
003,1004を用いて回転可能に支持されている。
図13のモータの構造では、ロータ1010はディスク
状記録媒体Dを有しており、ロータ1010は、ステー
タ1011の軸1012に対して、2組のボールベアリ
ング1013,1014を用いて回転可能に支持されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のこのような構造
のモータでは、次のような問題がある。図12のモータ
では、ボールベアリング1003,1004が軸100
2の軸方向(スラスト方向)に並べて配置されている。
このために、モータの軸方向の厚みE1を小さくするこ
とができない。同様にして図13のモータの構造におい
ても、ボールベアリング1013,1014が軸方向に
沿って配列されていることから、モータの軸方向の厚み
E2も厚くなってしまう。
【0005】このことから、モータの厚みE1あるいは
厚みE2の薄型化が困難である。更に、上述したように
いずれのモータの構造においても、2組のボールベアリ
ングをスラスト方向に配置する構造であるので、外部か
らの衝撃が加わった場合の耐衝撃性に問題があり、ディ
スク状記録媒体への情報の記録又はディスク状記録媒体
の情報を再生する動作に支障が生じる。そこで本発明は
上記課題を解消し、小型化と薄型化を図ることができ、
高い回転トルクを得ることができるスピンドルモータお
よびそのスピンドルモータを有する情報記録再生装置を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ステ
ータと、前記ディスク状記録媒体を搭載して前記ステー
タに対して回転するロータとを有するスピンドルモータ
であり、前記ステータは、ステータ板と、前記ステータ
板に固定された固定シャフトと、前記固定シャフトに固
定された軸受けと、前記固定シャフトを中心として前記
ステータ板に固定されたコイルとを有し、前記ロータ
は、前記ディスク状記録媒体を搭載して固定し、前記固
定シャフトに対して前記軸受けを介して回転可能なター
ンテーブルと、前記ターンテーブルに固定され、前記固
定シャフトを中心とする前記コイルの内側に位置してい
るリング状の第1マグネットと、前記ターンテーブルに
固定され、前記固定シャフトを中心とする前記コイルの
外側に位置しているリング状の第2マグネットとを有
し、前記コイルに通電することで前記コイルの生じる磁
界と、前記第1マグネットと前記第2マグネットの間に
生じる磁界とにより、前記ロータを前記固定シャフトを
中心として前記ステータに対して回転させることを特徴
とするスピンドルモータである。
【0007】請求項1では、ステータの固定シャフト
は、ステータ板に固定されている。軸受けは固定シャフ
トに固定されている。コイルは固定シャフトを中心とし
てステータ板に固定されている。ロータのターンテーブ
ルは、ディスク状記録媒体を搭載して固定し、固定シャ
フトに対して軸受けを介して回転可能である。ロータの
第1マグネットは、ターンテーブルに固定されており、
固定シャフトを中心とするコイルの内側に位置してい
る。ロータの第2マグネットは、ターンテーブルに固定
されており、固定シャフトを中心とするコイルの外側に
位置している。通電部がコイルに通電することで、コイ
ルに生じる磁界と、第1マグネットと第2マグネットの
間に生じる磁界とにより、ロータを固定シャフトを中心
としてステータに対して回転させるようになっている。
これにより、第1マグネットと第2マグネットの間に生
じる磁界とコイルに生じる磁界とによりロータをステー
タに対して回転できるようになっているので、1つのマ
グネットを使用するのに比べて、高い回転トルクを得る
ことができる。しかも、リング状の第1マグネットとリ
ング状の第2マグネットは、固定シャフトを中心として
コイルの内側と外側にそれぞれ配置されており、第1マ
グネットと第2マグネットおよびコイルは周対向構造で
ある。これにより、固定シャフトの軸方向に関する長さ
を大きくしなくても、上述したように高い回転トルクを
得ることができ、高い回転トルクを得てもスピンドルモ
ータの軸方向に関する小型化および薄型化が図れる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載のスピ
ンドルモータにおいて、前記軸受けは、前記固定シャフ
トの外周面に固定された第1スリーブと、前記第1スリ
ーブの一端部に固定された第1フランジと、前記スリー
ブの他端部に固定された第2フランジと、前記ターンテ
ーブルに前記第1マグネットを固定しており、前記第1
スリーブと前記第1フランジと前記第2フランジに接し
ている第2スリーブと、を有している。
【0009】請求項3の発明は、請求項2に記載のスピ
ンドルモータにおいて、前記第2スリーブに接している
前記第1スリーブの面と前記第2スリーブに接している
前記第1フランジの面と前記第2スリーブに接している
前記第2フランジの面には、ヘリングボーン溝が形成さ
れており、前記第2スリーブと前記第1スリーブの面と
前記第1フランジの面と前記第2フランジの面の間には
オイルが配置されている。請求項3では、ヘリングボー
ン溝が形成されているので、ロータがステータに対して
回転する時に動圧を発生することでロータがステータに
対して軸受けを介して回転する際の回転を良好にするこ
とができる。軸受けに動圧を使用するので、回転精度の
向上、長寿命化、低騒音化、耐衝撃性の向上が図れる。
【0010】請求項4の発明は、請求項3に記載のスピ
ンドルモータにおいて、前記第1フランジと前記第2ス
リーブの隙間および前記第2フランジと前記第2スリー
ブの隙間には、前記オイル飛散防止部が形成されてい
る。請求項4では、オイル飛散防止部が形成されている
ことから、この軸受けに介在されているオイルがディス
ク状記録媒体側に飛散するのを防ぐことができる。
【0011】請求項5の発明は、ステータと、前記ディ
スク状記録媒体を搭載して前記ステータに対して回転す
るロータとを有するスピンドルモータを有する情報記録
再生装置であり、前記スピンドルモータの前記ステータ
は、ステータ板と、前記ステータ板に固定された固定シ
ャフトと、前記固定シャフトに固定された軸受けと、前
記固定シャフトを中心として前記ステータ板に固定され
たコイルとを有し、前記スピンドルモータの前記ロータ
は、前記ディスク状記録媒体を搭載して固定し、前記固
定シャフトに対して前記軸受けを介して回転可能なター
ンテーブルと、前記ターンテーブルに固定され、前記固
定シャフトを中心とする前記コイルの内側に位置してい
るリング状の第1マグネットと、前記ターンテーブルに
固定され、前記固定シャフトを中心とする前記コイルの
外側に位置しているリング状の第2マグネットとを有
し、前記コイルに通電することで前記コイルの生じる磁
界と、前記第1マグネットと前記第2マグネットの間に
生じる磁界とにより、前記ロータを前記固定シャフトを
中心として前記ステータに対して回転させることを特徴
とするスピンドルモータを有する情報記録再生装置であ
る。
【0012】請求項5では、ステータの固定シャフト
は、ステータ板に固定されている。軸受けは固定シャフ
トに固定されている。コイルは固定シャフトを中心とし
てステータ板に固定されている。ロータのターンテーブ
ルは、ディスク状記録媒体を搭載して固定し、固定シャ
フトに対して軸受けを介して回転可能である。ロータの
第1マグネットは、ターンテーブルに固定されており、
固定シャフトを中心とするコイルの内側に位置してい
る。ロータの第2マグネットは、ターンテーブルに固定
されており、固定シャフトを中心とするコイルの外側に
位置している。通電部がコイルに通電することで、コイ
ルに生じる磁界と、第1マグネットと第2マグネットの
間に生じる磁界とにより、ロータを固定シャフトを中心
としてステータに対して回転させるようになっている。
これにより、第1マグネットと第2マグネットの間に生
じる磁界とコイルに生じる磁界とによりロータをステー
タに対して回転できるようになっているので、1つのマ
グネットを使用するのに比べて、高い回転トルクを得る
ことができる。しかも、リング状の第1マグネットとリ
ング状の第2マグネットは、固定シャフトを中心として
コイルの内側と外側にそれぞれ配置されており、第1マ
グネットと第2マグネットおよびコイルは周対向構造で
ある。これにより、固定シャフトの軸方向に関する長さ
を大きくしなくても、上述したように高い回転トルクを
得ることができ、高い回転トルクを得てもスピンドルモ
ータの軸方向に関する小型化および薄型化が図れる。
【0013】請求項6の発明は、請求項5に記載のスピ
ンドルモータを有する情報記録再生装置において、前記
軸受けは、前記固定シャフトの外周面に固定された第1
スリーブと、前記第1スリーブの一端部に固定された第
1フランジと、前記スリーブの他端部に固定された第2
フランジと、前記ターンテーブルに前記第1マグネット
を固定しており、前記第1スリーブと前記第1フランジ
と前記第2フランジに接している第2スリーブと、を有
している。
【0014】請求項7の発明は、請求項6に記載のスピ
ンドルモータを有する情報記録再生装置において、前記
第2スリーブに接している前記第1スリーブの面と前記
第2スリーブに接している前記第1フランジの面と前記
第2スリーブに接している前記第2フランジの面には、
ヘリングボーン溝が形成されており、前記第2スリーブ
と前記第1スリーブの面と前記第1フランジの面と前記
第2フランジの面の間にはオイルが配置されている。請
求項7では、ヘリングボーン溝が形成されているので、
ロータがステータに対して回転する時に動圧を発生する
ことでロータがステータに対して軸受けを介して回転す
る際の回転を良好にすることができる。軸受けに動圧を
使用するので、回転精度の向上、長寿命化、低騒音化、
耐衝撃性の向上が図れる。
【0015】請求項8の発明は、請求項7に記載のスピ
ンドルモータを有する情報記録再生装置において、前記
第1フランジと前記第2スリーブの隙間および前記第2
フランジと前記第2スリーブの隙間には、前記オイル飛
散防止部が形成されている。請求項8では、オイル飛散
防止部が形成されていることから、この軸受けに介在さ
れているオイルがディスク状記録媒体側に飛散するのを
防ぐことができる。
【0016】請求項9の発明は、請求項5に記載のスピ
ンドルモータを有する情報記録再生装置において、前記
ステータは前記情報記録再生装置の筐体の内部に固定さ
れており、前記ステータ板は前記情報記録再生装置の筐
体の一部を構成している。請求項9では、ステータのス
テータ板が情報記録再生装置の筐体の一部を構成してい
るので、部材数を減らし情報記録再生装置の小型化を図
ることができる。
【0017】請求項10の発明は、請求項5に記載のス
ピンドルモータを有する情報記録再生装置において、前
記ディスク状記録媒体は、ハードディスクである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0019】図1は、本発明のスピンドルモータを有す
る情報記録再生装置の内部を示す平面図である。図2と
図3は図1の情報記録再生装置の分解斜視図である。図
4は、図1〜図3に示す情報記録再生装置の断面構造例
である。図1〜図4に示す情報記録再生装置は、一例と
してハードディスクドライブ装置である。このハードデ
ィスクドライブ装置1は、ディスク状記録媒体Dに対し
て磁気的に情報を記録したり、あるいはすでにディスク
状記録媒体Dに記録されている情報を磁気的に再生する
機能を有している。このハードディスクドライブ装置1
は、たとえば電子機器の一例であるいわゆるノート型パ
ーソナルコンピュータのPCカードスロットに装着して
使用するものであり、非常に小型でかつ薄型化の装置で
ある。
【0020】ハードディスクドライブ装置1は、図2と
図3に示すように概略的には筐体(外筐ともいう)2、
ディスク状記録媒体D、スピンドルモータ3、回動型ア
クチュエータ4等を有している。筐体2は、第1部材
(上筐体ともいう)10と、第2部材(下筐体ともい
う)12を有している。第1部材10と第2部材12
は、たとえば図4に示すように内部に空間11を有して
いる。この空間11の中には、スピンドルモータ3やデ
ィスク状記録媒体D、回動型アクチュエータ4等が収容
されている。第1部材10と第2部材12は、スピンド
ルモータ3の磁気回路を構成するために透磁性材料、た
とえば珪素鋼板や鉄板等により作られている。ディスク
状記録媒体Dは、図4に示すようにスピンドルモータ3
のロータR側に固定されており、ロータRはディスク状
記録媒体Dを連続回転させる。
【0021】図1に示すように、2つの回動型アクチュ
エータ4は、サスペンション20、ボイスコイル22、
2つの磁気ヘッド24等を有している。サスペンション
20の基部26は、軸28に取り付けられている。この
軸28は第2部材12の内面に対して回転可能に支持さ
れている。図3に示すボイスコイル22と図3に示すマ
グネット29,30との間に生じる電磁力により、回動
型アクチュエータの磁気ヘッド24は、図1と図2のF
方向に揺動可能であり、磁気ヘッド24,24が回転す
るディスク状記録媒体Dの任意のトラックに対して位置
決めすることで磁気的に情報信号の記録を行ったりある
いはすでに記録された情報を磁気的に再生することがで
きる。磁気ヘッド24は、たとえばGMR(ジャイアン
ト磁気抵抗効果素子)等を採用することができる。
【0022】図1に示すハードディスクドライブ装置1
では、図4に示す筐体2の第1部材10が第2部材12
から取り除かれた状態を示しており、内部のディスク状
記録媒体Dや回動型アクチュエータ4等が露出してい
る。第2部材12の端部には、コンピュータ等に対して
電気的に接続するための接続端子35が設けられてい
る。図1に示すように回路基板37が、ディスク状記録
媒体Dを避ける位置であって、図4に示す空間11の中
に配置されている。この回路基板37には、システムL
SI(大規模集積回路)39やIC(集積回路)等の一
般の電子部品等が配置されている。
【0023】次に、スピンドルモータ3の構造について
説明する。スピンドルモータ3は、図4に示すように、
筐体2の中に配置されており、特にスピンドルモータ3
のステータSは第2部材12の内面に固定されている。
図4に示すようにスピンドルモータ3は、ロータRとス
テータSを有している。図5は、図4のスピンドルモー
タ3の断面構造例を示している。まずスピンドルモータ
3のロータRの構造について説明する。ロータRは、概
略的には、ターンテーブル50、チャック52、リング
状の第1マグネット60、リング状の第2マグネット6
2、第2スリーブ64を有している。
【0024】ロータRは、ステータSの固定シャフト6
6に対して回転軸CLを中心として後で説明する軸受け
90を介在させて回転可能になっている。ターンテーブ
ル50は、たとえばステンレス鋼、一例としてSUS4
30Fにより作られている。このターンテーブル50は
全周にわたってディスク状記録媒体Dを固定するための
ハブ51を有している。このハブ51は、ターンテーブ
ル50の周囲に沿ってほぼ断面L字形に形成されてい
る。
【0025】ターンテーブル50は中央部に円形の穴5
0Hを有している。ターンテーブル50はロータヨーク
とも呼んでおり、図5の断面で見てほぼU字形あるいは
カップ形になっている。ターンテーブル50は穴50H
の近くにリブ50Rが全周に亘って形成されている。ロ
ータRをステータSに対して駆動するための第1マグネ
ット60と第2マグネット62は、ターンテーブル50
の内側の空間50S内に対面して位置している。
【0026】図6は第1マグネット60と第2マグネッ
ト62を示している。第1マグネット60は、たとえば
S極とN極が交互に合計8極円周方向に沿って形成され
ている。同様にして第2マグネット62は、円周方向に
沿ってS極とN極が合計8極形成されている。第1マグ
ネット60がS極である場合には、このS極に対面する
第2マグネット62の部分には、N極が形成されてい
る。また第1マグネット60のN極に対面して第2マグ
ネット62のS極が対面している。リング状の第1マグ
ネット60の直径は、リング状の第2マグネット62の
直径よりも小さく設定されている。
【0027】図5に示すように第1マグネット60と、
第2マグネット62の間には、ステータS側のコイル6
8とコア70が位置している。このようにして第1マグ
ネット60と第2マグネット62は、周対向構造であ
り、しかもコイル68とコア70を挟んでコイル68に
対してもそれぞれ周対向に配置されている。第1マグネ
ット60と第2マグネット62は、たとえばラバーマグ
ネット、プラスチックマグネットあるいは焼結磁性体マ
グネットであってもよい。用いる磁性体としては、フェ
ライト、ネオジマグネットもしくはサマコバ(飽和磁
化、異方性が大きく、大きいエネルギー積が得られる)
等を採用することができる。
【0028】図6に示すように第1マグネット60と第
2マグネット62は、中心軸CLを中心として同心円状
に配置されている。内側の第1マグネット60は、第2
スリーブ64のスリーブ部分64Aとスリーブ部分64
Bに対して挟まれるように固定されている。この場合に
第1マグネット60は圧入や接着等により第2スリーブ
64に一体化して固定することができる。これに対し
て、第2マグネット62は、ハブ51の内側の段部51
Aのところにたとえば接着あるいは圧入等により固定さ
れている。
【0029】図5の第2スリーブ64はスリーブ部分6
4Aとスリーブ部分64Bを有している。これらのスリ
ーブ部分64A、スリーブ部分64Bは、たとえばステ
ンレス鋼、一例としてSUS440Cにより作られてい
る。スリーブ部分64A,64Bは、第1マグネット6
0の外周面と上面と下面を固定している。しかもスリー
ブ部分64Aの部位64Cは、ターンテーブル50のリ
ブ50Rの内側にたとえば圧入や接着により固定されて
いる。スリーブ部分64Aの部位64Cは中心軸CLに
沿って上方向に突出している。スリーブ部分64Bの部
位64Dは中心軸CLに平行に下方に突出している。
【0030】図5に示すターンテーブル50のハブ51
には、ディスク状記録媒体Dが装着されている。このデ
ィスク状記録媒体Dはチャック52を用いてハブ51に
対して外れないように固定されている。このチャック5
2は、ターンテーブル50のハブ51の部分に対してネ
ジ止めあるいは圧入もしくは接着あるいは溶接等により
固定することができる。
【0031】次に、図5のスピンドルモータ3のステー
タSの構造について説明する。図5においてステータS
は、概略的には固定シャフト66、コイル68、コア7
0、第1スリーブ72、第1フランジ74、第2フラン
ジ76、ステータ板80を有している。ステータ板80
は、図4に示す筐体2の第2部材12の一部を構成して
おり一体的に固定されている。ステータ板80は、たと
えば鉄板やケイ素鋼板により作られている。
【0032】コア70はケイ素鋼板を複数枚重ねて形成
されており、コイル68はこのコア70に所定回数巻か
れている。コイル68は、上述したように第1マグネッ
ト60と第2マグネット62の間において所定の隙間を
おいて周対向する位置に配置されている。図7はコア7
0と第1マグネット60および第2マグネット62を示
す平面図である。図8は、第1マグネット60と第2マ
グネット62およびコア70とコイル68を示している
平面図である。コイル68とコア70は、中心軸CLを
中心として円周上に等しい角度ごとに6スロット配置さ
れている。
【0033】図5に示すコア70は、筐体2の第2部材
12の取付部86に対して固定されている。つまりコア
70は第2部材12側に一体的に固定されている。ステ
ータ板80と第2部材12は、鉄板やケイ素鋼板やその
他の金属でもよくあるいは樹脂であっても構わない。
【0034】固定シャフト66は、円筒状の部材であり
上端部にはフランジ部66Aが形成されている。固定シ
ャフト66はたとえばステンレス鋼、一例としてSUS
303により作られている。第1スリーブ72は円筒状
の部材であり、たとえばステンレス鋼、SUS440C
により作られている。第1スリーブ72の内周面は固定
シャフト66の外周面に対してたとえば圧入により固定
されている。
【0035】第1フランジ74と第2フランジ76はそ
れぞれリング状の部材であり、第1フランジ74の穴7
4Aには固定シャフト66の外周面がたとえば圧入によ
り固定されている。同様にして第2フランジ76の穴7
6Aにも固定シャフト66の外周面がたとえば圧入によ
り固定されている。第1フランジ74は固定シャフト6
6のフランジ66Aの内面に密着している。第2フラン
ジ76は、固定シャフト66の下端部に位置しており、
第2フランジ76の突部はステータ板80の穴に対して
圧入により固定されている。
【0036】次に、図5に示す軸受け90について説明
する。この軸受け90は、ロータRをステータSの固定
シャフト66を中心として回転できるようにするために
設けられている。軸受け90は、図9においてより拡大
して示している。軸受け90は、ステータS側の第1ス
リーブ72、第1フランジ74および第2フランジ76
の組立ユニットと、ロータR側の第2スリーブ64のユ
ニットにより構成されている。
【0037】図9において、第1スリーブ72の外周面
92と第1フランジ74の内周面94および第2フラン
ジ76の内周面96には、それぞれヘリングボーン溝1
10と120が形成されている。ヘリングボーン溝11
0は、第1スリーブ72の外周面92に形成されてい
る。V字型のヘリングボーン溝120は、第1フランジ
74の内周面94と第2フランジ76の内周面96にそ
れぞれ形成されている。
【0038】図10(A)は第1スリーブ72の外周面
92に形成されたヘリングボーン溝110の例を示して
いる。図10(B)は、第1フランジ74と第2フラン
ジ76の内面94,96に形成されたヘリングボーン溝
120の例を示している。図10(A)におけるヘリン
グボーン溝110は、R方向に掘って形成された溝であ
り、図10(B)におけるヘリングボーン溝120は、
スラスト方向にそって形成された溝である。
【0039】図9の第1スリーブ72の外周面92と第
1フランジ74と第2フランジ76の内周面94,96
の範囲において、潤滑用のオイルが充填されている。こ
れにより、ロータRがステータSに対して回転する場合
には、第2スリーブ64のスリーブ部分64A,64B
が、中心軸CLを中心として回転することにより、スリ
ーブ部分64A,64Bは、ステータS側の第1スリー
ブ72と第1フランジ74および第2フランジ76に対
してヘリングボーン溝を用いて動圧を発生させることが
できる。すなわち軸受け90は、動圧流体軸受け構造に
なっている。第1スリーブ72と第2スリーブ64およ
び第1フランジ74と第2フランジ76は、たとえば真
鍮、ステンレス鋼あるいは鉄鋼系の焼結メタル等で作る
ことができる。
【0040】ところで、外周面92と内周面94,96
にオイルが充填されているので、ロータRがステータS
に対して回転する時に、このオイルOILがこの軸受け
90の間から外部に飛散してディスク状記録媒体側に付
着するのを防がなければならない。この対策として、図
9に示すようにオイル飛散防止部140が設けられてい
る。このオイル飛散防止部140は、スリーブ部分64
Aの部位64Cとスリーブ部分64Bの部位64Dの内
周面に設けられている。オイル飛散防止部140はたと
えばフッ素コーティング等を用いることができる。これ
によって、ロータRが回転する時に、第1フランジ74
とターンテーブル50の間と第2フランジ76とターン
テーブル50の間から漏れ出そうとするオイルOIL
は、図9に示すようにこのフッ素コーティング等のよう
なオイル飛散防止部140により弾かれて、オイルOI
Lは第1フランジ74の外周面と部位64Cの間からは
外部に飛散しないようにする。同様にして第2フランジ
76の外周面と部位64Dの間からもオイルOILは外
部に飛散しないようになっている。このことから、軸受
け90の中からはオイルは外部に飛散せずに、ディスク
状記録媒体D等に対してオイルが付着するようなトラブ
ルを完全に防ぐことができる。
【0041】図5に示すように、各コイル68は、通電
部100に対して電気的に接続されており、通電部10
0は、所定の通電パターンで各コイル68に対して電流
を供給することにより、コイル68が発生する磁界と、
第1マグネット60と第2マグネット62の間で発生す
る磁界の相互作用により、ロータRとともにディスク状
記録媒体Dが固定シャフト66を中心として連続回転す
る。この場合に、図1に示す回動型アクチュエータ4が
揺動することにより、サスペンション20の磁気ヘッド
24がディスク状記録媒体Dの一方の面と他方の面に対
してたとえば接触しない状態で、磁気的に情報の記録を
行ったりあるいは磁気的に情報の再生を行うことができ
る。しかしこれに限らず、磁気ヘッド24が、ディスク
状記録媒体Dの一方の面と他方の面にそれぞれ接触しな
がら磁気的に情報を記録したりあるいは磁気的に再生を
行うようにしても勿論構わない。
【0042】図11は、本発明のさらに別の実施の形態
を示している。図11の実施の形態は、図5の実施の形
態に比べて、チャックの取り付け方が異なる。図11の
実施の形態のチャックの取り付け方以外の部分は、図5
の実施の形態における対応する部分と同じであるので、
図5の実施の形態の説明をそのまま利用し同じ符号を記
すことにする。
【0043】図5の実施の形態ではチャック52はハブ
51に対して固定されている形式を採用しているが、図
11の実施の形態では、チャック52は、断面U字型の
円板状のものであり、取付部分52Eは、取付ネジ16
0により固定シャフト66のメネジ164に対して着脱
可能に取り付けるようになっている。これによって、ネ
ジ160を固定シャフト66のメネジ164から取り除
けば、チャック52を外してディスク状記録媒体をター
ンテーブル50に対して交換することができる。
【0044】上述した本発明の実施の形態では、次のよ
うな特徴を有している。たとえば図5を参照すると、特
に特徴的なのは、回転駆動用に用いる第1マグネット6
0と第2マグネット62が、中心軸CLを中心として同
心円状に間隔をおいて配置されていることである。すな
わち、第1マグネット60と第2マグネット62は、中
心軸CLに対して直交する方向に関して間隔をおいて配
列されている。つまり第1マグネット60と第2マグネ
ット62は、中心軸CLに沿って積み重ねて配置されて
いる訳ではない。従って、第1マグネット60と第2マ
グネット62を配置しても、中心軸CLに沿った方向の
スピンドルモータ3の長さLは極力小さくすることがで
きる。
【0045】このように複数の第1マグネット60と第
2マグネット62を、挟むようにして間隔をおいて周対
向させることにより、1つのマグネットをコイルに対し
て面対向して配置する従来のものに比べて、たとえば回
転時のトルクは約1.2〜2.0倍向上させることがで
きる。従って、ロータRの回転時の回転トルクをより高
くすることができる。つまりスピンドルモータ3の中心
軸CL方向に関する小型化および薄型化を図ったとして
も、高い回転トルクを発生するスピンドルモータ3を得
ることができる。逆に、高い回転トルクを発生すること
ができるので、従来の構造のモータで同じ回転トルクを
発生させる場合に比べて、消費電力を低くすることがで
きる。
【0046】また軸受け90は、従来のボールベアリン
グ形式のものではなく、中心軸CLに関して長さLを極
力小さくすることができるとともに、コストダウンが図
れる。つまり軸受け90は、第1スリーブ72と第2ス
リーブ64および第1フランジ74と第2フランジ76
を用いていわゆる動圧発生型のメタル軸受け構造にして
いるので、ボールを用いる必要がなく、構造の簡素化お
よび小型化を図ることができるのである。
【0047】このように積もったスピンドルモータ3の
長さLを小さくすることができ、ディスク状記録媒体D
の一方の面と他方の面に対して情報を記録したりあるい
は記録された情報を再生するのにこのスピンドルモータ
3を使用することは最適である。このようにディスク状
記録媒体Dの両面に対して記録再生を行うことができる
ので、高密度な磁気記録が可能であり、記録容量をアッ
プすることができる。またディスク状記録媒体Dの非周
期振れの低減を図ることができる。すなわち、従来のボ
ールベアリング方式ではボールの大きさにバラツキがあ
るために、非周期振れは限界があったが、この動圧軸受
方式ではロータがシャフトに対しオイルに浮いて回転す
るために、非周期振れは一桁良くなる。また第1マグネ
ット60と第2マグネット62を用いていて、上述した
ように回転トルクを高めることができるので、低騒音化
が図れる。すなわち、動圧軸受を使用しているので、ロ
ータがオイルに浮上回転しており、金属間接触がなくな
るので、軸受からの騒音はなく、低騒音化が図れる。回
転トルクを高めることにより、低騒音化が図れるのは、
2個のマグネットの対向する極どうし(例えばS極に対
しN極)が引き合う為に磁界が直交し、磁気バランスが
改善される為である。また軸受け90はボールベアリン
グを用いておらず動圧発生型のメタル軸受け構造を採用
しているので、外部からの衝撃に対して耐衝撃性を向上
することができる。
【0048】ところで本発明のスピンドルモータおよび
情報記録再生装置は、上述した実施の形態に限定される
ものではない。情報記録再生装置は、図示の実施の形態
ではハードディスクドライブ装置であるが、これに限ら
ず光ディスク装置あるいは光磁気ディスク装置であって
も勿論構わない。従ってこの場合にはディスク状記録媒
体Dは、ハードディスクではなく、光ディスク、あるい
は光磁気ディスクである。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
小型化と薄型化を図ることができ、高い回転トルクを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスピンドルモータを有する情報記録再
生装置の一例であるハードディスクの内部を示す平面
図。
【図2】図1のハードディスクの分解斜視図。
【図3】図2のハードディスクドライブ装置をさらに分
解した図。
【図4】図1〜図3のハードディスクドライブの断面構
造例を示す図。
【図5】図4に示すスピンドルモータの断面構造例を示
す図。
【図6】第1マグネットと第2マグネットを示す斜視
図。
【図7】第1マグネットと第2マグネットおよびコアを
示す平面図。
【図8】第1マグネットと第2マグネットおよびコアと
コイルを示す平面図。
【図9】図8のスピンドルモータの中心部分をより拡大
して示す断面図。
【図10】第1スリーブと第1および第2フランジのヘ
リングボーン溝の例を示す斜視図。
【図11】本発明の別の実施の形態を示す断面図。
【図12】従来のスピンドルモータの断面図。
【図13】従来の別のスピンドルモータの断面図。
【符号の説明】
1・・・ハードディスクドライブ装置(情報記録再生装
置の一例)、2・・・筐体、3・・・スピンドルモー
タ、10・・・第1部材、12・・・第2部材、50・
・・ターンテーブル、52・・・チャック、60・・・
第1マグネット、62・・・第2マグネット、64・・
・第2スリーブ、66・・・固定シャフト、68・・・
コイル、70・・・コア、72・・・第1スリーブ、7
4・・・第1フランジ、76・・・第2フランジ、80
・・・ステータ板、110,120・・・ヘリングボー
ン溝、140・・・オイル飛散防止部、D・・・ディス
ク状記録媒体、R・・・ロータ、S・・・ステータ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02K 1/27 502 H02K 1/27 502A 5H622 7/08 7/08 A 21/12 21/12 M (72)発明者 後藤 一夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 岡崎 裕 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 岩田 俊夫 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 シーアールディ株式会社内 Fターム(参考) 3J011 AA07 BA02 BA06 CA02 JA02 KA02 KA03 MA23 5D109 BA02 BA14 BA15 BA16 BA18 BA30 BB02 BB13 BB18 BB21 BB22 BC01 BC11 5H002 AA09 AB06 AB07 AE06 AE07 AE08 5H607 BB01 BB14 BB25 CC03 DD16 GG01 GG09 GG12 5H621 AA03 GA06 GA12 GA16 GA17 HH01 JK02 JK05 JK15 JK18 JK19 5H622 AA03 CA01 CA02 CA05 CB04 PP17 QA03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータと、前記ディスク状記録媒体を
    搭載して前記ステータに対して回転するロータとを有す
    るスピンドルモータであり、 前記ステータは、 ステータ板と、 前記ステータ板に固定された固定シャフトと、 前記固定シャフトに固定された軸受けと、 前記固定シャフトを中心として前記ステータ板に固定さ
    れたコイルとを有し、 前記ロータは、 前記ディスク状記録媒体を搭載して固定し、前記固定シ
    ャフトに対して前記軸受けを介して回転可能なターンテ
    ーブルと、 前記ターンテーブルに固定され、前記固定シャフトを中
    心とする前記コイルの内側に位置しているリング状の第
    1マグネットと、 前記ターンテーブルに固定され、前記固定シャフトを中
    心とする前記コイルの外側に位置しているリング状の第
    2マグネットとを有し、 前記コイルに通電することで前記コイルの生じる磁界
    と、前記第1マグネットと前記第2マグネットの間に生
    じる磁界とにより、前記ロータを前記固定シャフトを中
    心として前記ステータに対して回転させることを特徴と
    するスピンドルモータ。
  2. 【請求項2】 前記軸受けは、前記固定シャフトの外周
    面に固定された第1スリーブと、前記第1スリーブの一
    端部に固定された第1フランジと、前記スリーブの他端
    部に固定された第2フランジと、 前記ターンテーブルに前記第1マグネットを固定してお
    り、前記第1スリーブと前記第1フランジと前記第2フ
    ランジに接している第2スリーブと、を有している請求
    項1に記載のスピンドルモータ。
  3. 【請求項3】 前記第2スリーブに接している前記第1
    スリーブの面と前記第2スリーブに接している前記第1
    フランジの面と前記第2スリーブに接している前記第2
    フランジの面には、ヘリングボーン溝が形成されてお
    り、前記第2スリーブと前記第1スリーブの面と前記第
    1フランジの面と前記第2フランジの面の間にはオイル
    が配置されている請求項2に記載のスピンドルモータ。
  4. 【請求項4】 前記第1フランジと前記第2スリーブの
    隙間および前記第2フランジと前記第2スリーブの隙間
    には、前記オイル飛散防止部が形成されている請求項3
    に記載のスピンドルモータ。
  5. 【請求項5】 ステータと、前記ディスク状記録媒体を
    搭載して前記ステータに対して回転するロータとを有す
    るスピンドルモータを有する情報記録再生装置であり、 前記スピンドルモータの前記ステータは、 ステータ板と、 前記ステータ板に固定された固定シャフトと、 前記固定シャフトに固定された軸受けと、 前記固定シャフトを中心として前記ステータ板に固定さ
    れたコイルとを有し、 前記スピンドルモータの前記ロータは、 前記ディスク状記録媒体を搭載して固定し、前記固定シ
    ャフトに対して前記軸受けを介して回転可能なターンテ
    ーブルと、 前記ターンテーブルに固定され、前記固定シャフトを中
    心とする前記コイルの内側に位置しているリング状の第
    1マグネットと、 前記ターンテーブルに固定され、前記固定シャフトを中
    心とする前記コイルの外側に位置しているリング状の第
    2マグネットとを有し、 前記コイルに通電することで前記コイルの生じる磁界
    と、前記第1マグネットと前記第2マグネットの間に生
    じる磁界とにより、前記ロータを前記固定シャフトを中
    心として前記ステータに対して回転させることを特徴と
    するスピンドルモータを有する情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】 前記軸受けは、前記固定シャフトの外周
    面に固定された第1スリーブと、前記第1スリーブの一
    端部に固定された第1フランジと、前記スリーブの他端
    部に固定された第2フランジと、 前記ターンテーブルに前記第1マグネットを固定してお
    り、前記第1スリーブと前記第1フランジと前記第2フ
    ランジに接している第2スリーブと、を有している請求
    項5に記載のスピンドルモータを有する情報記録再生装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第2スリーブに接している前記第1
    スリーブの面と前記第2スリーブに接している前記第1
    フランジの面と前記第2スリーブに接している前記第2
    フランジの面には、ヘリングボーン溝が形成されてお
    り、前記第2スリーブと前記第1スリーブの面と前記第
    1フランジの面と前記第2フランジの面の間にはオイル
    が配置されている請求項6に記載のスピンドルモータを
    有する情報記録再生装置。
  8. 【請求項8】 前記第1フランジと前記第2スリーブの
    隙間および前記第2フランジと前記第2スリーブの隙間
    には、前記オイル飛散防止部が形成されている請求項7
    に記載のスピンドルモータを有する情報記録再生装置。
  9. 【請求項9】 前記ステータは前記情報記録再生装置の
    筐体の内部に固定されており、前記ステータ板は前記情
    報記録再生装置の筐体の一部を構成している請求項5に
    記載のスピンドルモータを有する情報記録再生装置。
  10. 【請求項10】 前記ディスク状記録媒体は、ハードデ
    ィスクである請求項5に記載のスピンドルモータを有す
    る情報記録再生装置。
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