JP2002101602A - モータ - Google Patents

モータ

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JP2002101602A
JP2002101602A JP2000293993A JP2000293993A JP2002101602A JP 2002101602 A JP2002101602 A JP 2002101602A JP 2000293993 A JP2000293993 A JP 2000293993A JP 2000293993 A JP2000293993 A JP 2000293993A JP 2002101602 A JP2002101602 A JP 2002101602A
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Koichi Yazaki
耕一 矢崎
Soichi Murakami
荘一 村上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャイロモーメントによる回転数の変動を小
さくすることができるモータを提供すること。 【解決手段】 ステータ22と、軸90を有しており、
ステータ22に対して軸90を中心として回転するロー
タ20と、ステータ22に固定されて、軸90を回転可
能に支持する軸受け装置30と、を備え、軸受け装置3
0は、ハウジング50と、軸90とハウジング50の間
に配置されて軸90を回転可能に支持する軸受けと、軸
90の端部に一体に設けられてハウジング50の内底部
に対して軸90とともに回転して軸90のスラスト力を
受けるスラスト部材52と、を有し、軸受け側に位置す
るスラスト部材52のエッジ部150は、ハウジングの
内底部に組込まれる前に面取り加工されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転数の変動を小
さくすることができるモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば携帯型のビデオカメラレコーダ
やコンピュータのような電子機器には、ハードディスク
ドライブを記録媒体駆動装置として着脱可能に装着でき
るような試みがある。このような携帯型の電子機器は、
使用者が持ち歩くことがあるので、ハードディスクドラ
イブに使用されるモータは、持ち運びの際に振動が加わ
ったとしても、モータの回転数の変動が大きくなっては
ならない。このために、この種のモータは、いわゆるジ
ャイロエージング試験を行う。このジャイロエージング
試験は、ハードディスクドライブのような回転精度が問
われる装置に用いられるスピンドルモータを、ある一定
の速度及び加速度で一定時間振る動作を行い、このモー
タの回転精度(振れ)がどの程度になるかをチェックす
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のス
ピンドルモータの軸の端部には、スラスト板が固定され
ており、このスラスト板は軸受け装置のハウジングの内
底部に対して回転可能に支持されている。このスラスト
板は円板状の部材であり、この円板状のスラスト板のエ
ッジ部は特に何の処理も行われておらず顕微鏡で確認す
ると荒れて尖った状態になっている。このような荒れた
状態のスラスト板のエッジ部を有していると、ジャイロ
エージング試験の初期においては、モータのロータの回
転数の変動が大きくなってしまうことが分かっている。
【0004】しかし、ジャイロエージング試験後には、
回転数の変動がよくなったりする場合がある。このよう
に回転数の変動がよくなったりするのは、本発明者が軸
受け部分を分解して確認した結果、軸のスラスト板のエ
ッジ部が荒れた状態から磨耗していくことが原因であ
る。このことから、本発明者はスラスト板のエッジ部が
尖って荒れた状態であるのをジャイロエージング試験の
最初から回避すれば、モータのロータの回転数の変動が
小さくなり良好な性能のモータを得ることができること
を見出した。そこで本発明は上記課題を解消し、ジャイ
ロモーメントによる回転数の変動を小さくすることがで
きるモータを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ステ
ータと、軸を有しており、前記ステータに対して前記軸
を中心として回転するロータと、前記ステータに固定さ
れて、前記軸を回転可能に支持する軸受け装置と、を備
え、前記軸受け装置は、周壁部と内底部を有するハウジ
ングと、前記軸と前記ハウジングの間に配置されて前記
軸を回転可能に支持する軸受けと、前記軸の端部に一体
に設けられて前記ハウジングの前記内底部に対して前記
軸とともに回転して前記軸のスラスト力を受けるスラス
ト部材と、を有し、前記軸受け側に位置する前記スラス
ト部材のエッジ部は、前記ハウジングの前記内底部に組
込まれる前に面取り加工されていることを特徴とするモ
ータである。請求項1では、軸受け装置の軸受け側に位
置するスラスト部材のエッジ部が、面取り加工をされて
いることから、ジャイロエージング中に軸と軸受けの接
触によりスラスト部材のエッジ部が磨耗を受けるような
現象が回避できるので、ジャイロエージングの初期、最
中、及び終了後のロータの回転数の変動を著しく小さく
することができる。すなわちジャイロエージング初期か
らロータの回転数の変動が所定の規格内に収めることが
できる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載のモー
タにおいて、前記スラスト部材のエッジ部は、傾斜面に
なっている。請求項2では、スラスト部材のエッジ部は
傾斜面である。
【0007】請求項3の発明は、請求項1に記載のモー
タにおいて、前記スラスト部材のエッジ部は、丸い面に
なっている。請求項3では、スラスト部材のエッジ部
は、丸い面となっている。
【0008】請求項4の発明は、請求項1に記載のモー
タにおいて、前記ハウジングの開口部には、前記軸受け
を閉鎖する蓋が配置されている。
【0009】請求項5の発明は、請求項1に記載のモー
タにおいて、前記ハウジングの前記内底面には、前記ス
ラスト部材が回転の際に動圧を発生する動圧軸受けを有
している。
【0010】請求項6の発明は、請求項5に記載のモー
タにおいて、前記軸受けの内面には、前記軸が回転する
際に動圧を発生する動圧軸受けを有している。
【0011】請求項7の発明は、請求項1に記載のモー
タにおいて、前記軸の途中には、前記軸受けと前記蓋の
間に配置されるリング状部材が取り付けられている。
【0012】請求項8の発明は、請求項1に記載のモー
タにおいて、前記ロータには、ディスク状の情報記録媒
体を着脱自在に保持するチャッキング部を有する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0014】図1は、本発明のモータ10を有する情報
記録再生装置11、この情報記録再生装置11が着脱可
能に装着される電子機器12、およびカセット13を示
している。情報記録再生装置11は、たとえばハードデ
ィスクドライブであり、情報記録再生装置11は、電子
機器12の筐体14の中に着脱可能に装着できるもので
ある。電子機器12としては、たとえば携帯型の電子機
器であるコンピュータやビデオカメラレコーダあるいは
その他の種類のものであり、特に限定されるものではな
い。
【0015】情報記録再生装置11は、本発明の好まし
い実施の形態であるモータ10を内蔵している。ディス
ク状の情報記録媒体Dは、ハードディスクであり、カセ
ット13の中に収容されており、カセット13は情報記
録再生装置11の中に装着されることにより、ディスク
状の情報記録媒体Dがモータ10により回転できるよう
になっている。情報記録再生装置11は、回転するディ
スク状の情報記録媒体Dに対して磁気ヘッド15を用い
て、情報を記録したり、あるいはディスク状の情報記録
媒体Dにすでに記録されている情報を再生できるもので
ある。
【0016】図2は、図1の情報記録再生装置11のモ
ータ10の好ましい構造例を示している。モータ10
は、ロータ20とステータ22および軸受け装置30を
有している。軸受け装置30は軸受けユニット等とも呼
んでいる。まずステータ22について説明する。ステー
タ22は、ステータ基板40、コイル(巻線)42、鉄
芯44およびフレキシブル配線板46等を有している。
鉄芯44はたとえばステータ基板40に対して等間隔を
おいて9つ放射状に配列されている。各鉄芯44にはコ
イル42が巻かれている。各コイル42に対しては、制
御部300からフレキシブル配線板46を介して、所定
の通電パターンで通電できるようになっている。ステー
タ基板の円筒部分48には、軸受け装置30のハウジン
グ50がたとえば圧入又は接着により固定されている。
【0017】次にロータ20について説明する。ロータ
20は、軸90、ロータハウジング92、駆動用のマグ
ネット94、チャッキング用のマグネット96を有して
いる。軸90の一端部91は、ロータハウジング92の
チャッキング部CHの穴に対してたとえば圧入又は接着
により固定されている。チャッキング部CHのリング状
の溝93には、チャッキング用のマグネット96が埋め
込まれている。このチャッキング用のマグネット96
は、ディスク状の情報記録媒体Dの金属板95を、磁気
的に吸引することで、ディスク状の情報記録媒体Dをロ
ータハウジング92のチャッキング部CHに対して着脱
可能にチャッキングできるようになっている。駆動用の
マグネット94は、ロータハウジング92の内周におい
て、全周に沿って設けられている。この駆動用のマグネ
ット94は、N極とS極が交互に着磁されたものであ
り、駆動用のマグネット94の磁界と、通電によりコイ
ル42が発生する磁界との相互作用により、ロータ20
は軸90を中心としてステータ22に対して回転できる
ようになっている。
【0018】次に、図2の軸受け装置30の構造につい
て説明する。図3は、軸受け装置30の構造をより詳し
く示している。軸受け装置30は、ハウジング50、ス
ラスト板(スラスト部材に相当する)52、軸受け5
4、蓋56、ボール58を有している。ハウジング50
は、断面で見てほぼU字型形状を有している。ハウジン
グ50は、底部60と、周壁部62を有している。ハウ
ジング50は、たとえば真鍮により作られている。
【0019】軸90の下端部99は、円板状のスラスト
板52に対して一体成形されている。あるいは軸90の
下端部99は、スラスト板52に設けられた穴に対して
圧入により固定されている。いずれにしても軸90とス
ラスト板52は一体に回転する。軸90の外周面100
は、軸受け54により回転可能に支持されている。軸受
け54は、円筒状の部材であり、軸90の外周面100
とハウジング50の周壁部62の内周面62Aの間に位
置されている。ハウジング50の内周面62Aは、軸受
け54の外周面54に対して圧入又は接着により一体に
なっている。
【0020】軸受け54の内周面54Bには、ラジアル
動圧軸受け部110が形成されている。このラジアル動
圧軸受け部110は、動圧発生用の溝を有することで、
軸90が回転する際には軸90のラジアル方向の動圧を
発生する機能を有している。軸受け54の下面側は、ス
ラスト動圧軸受け部114を有している。このスラスト
動圧軸受け部114は、油を用いることで、軸90と一
体にスラスト板52の回転により、軸90のスラスト方
向の動圧を発生する機能を有している。
【0021】さらにハウジング50の底部60の内底面
には、別のスラスト動圧軸受け部118が形成されてい
る。このスラスト動圧軸受け部118を、軸90と一体
に回転するスラスト板52の回転により、スラスト方向
の動圧を発生する機能を有している。ハウジング50の
開口部50pには蓋56がはめ込まれている。この蓋5
6は、軸受け54の一端部側を閉鎖するとともに、ハウ
ジング50の中に注入する動圧発生用の油が漏れないよ
うにする機能を有している。
【0022】ハウジング50の底部60は、油注入穴1
30が設けられている。この油注入穴130に対して外
部から油を注入することにより、スラスト板52の凹部
52Cを通じて、スラスト動圧軸受け部118、スラス
ト動圧軸受け部114およびラジアル動圧軸受け部11
0に油を注入することができる。注入後は、この穴13
0にはボール58を詰め込むことで油が漏れるのを防
ぐ。油としてはたとえば機械油のような油を使用するこ
とができる。
【0023】軸90とスラスト板52の材質としては、
たとえばステンレス鋼(SUS416)を採用すること
ができる。また軸受け54の材質としては、焼結含油メ
タル(ほぼ銅と鉄)を採用することができる。蓋56の
材質としては、真鍮を採用することができる。
【0024】本発明で特徴的なのは、軸受け54の他端
部54M側に位置するスラスト板52のエッジ部150
の形状である。図4は、このスラスト板52のエッジ部
150の形状例を示している。図4の形状例では、エッ
ジ部150は、いわゆる面取り加工により積極的にある
角度θの傾斜面155になっている。この角度θは、た
とえば45度である。この傾斜面155が形成されるエ
ッジ部150は、軸受け54に対面する側のエッジ部で
ある。これに対して、スラスト板52の別のエッジ部1
60は、同様にして好ましくはエッジ部165が形成さ
れている。図2に示すモータ10は、いわゆるスピンド
ルモータであり、ハードディスクドライブであるディス
ク状の情報記録媒体Dを回転するためには、回転精度
(振れ)が問われる。このようなモータでは、軸受け装
置30においては、上述した図3に示すラジアル動圧軸
受け部110とスラスト動圧軸受け部114,118に
より、軸90のラジアル方向だけではなく、ラジアル方
向およびスラスト方向にも動圧力を発生させるのが望ま
しい。
【0025】上述したように図3に示すスラスト板52
は、軸90に対して圧入により固定するかもしくは軸9
0とスラスト板52は一体で加工している。このスラス
ト板52と軸90の連結体は、図3において逆T型の軸
受け装置と呼ばれている。このような構造のモータ10
を、たとえば4時間継続してジャイロエージング試験を
行った場合に、このジャイロエージング試験において
は、モータ10をある幅で左右に振る試験を行う。この
時にはモータ10にはジャイロモーメントが付加され
る。一例として、このジャイロモーメントが付加される
時のロータ20の回転数の変動は、0.2%以下である
という規格がある。これは、モータ10に対してジャイ
ロモーメントが付加されている時に、モータのサーボ回
転数が変動するが、この変動量がサーボ回転数に対して
0.2%以下であるという意味である。従来のモータで
このようなジャイロモーメントを付加してジャイロエー
ジング試験を行うと、ロータの回転数の変動は0.4〜
0.6%程度になってしまう。
【0026】しかし、図3に示すように本発明の実施の
形態のようにスラスト板のエッジ部150に図4に示す
ような傾斜面155をジャイロエージング試験の前に形
成して、ハウジング50内の内底面67に組み込むこと
により、ロータの回転数の変動は0.1%程度にまで小
さくすることができる。すなわちジャイロエージング試
験の初期からモータ10のロータ20の回転数の変動
は、規格内に収めることができる。またジャイロエージ
ング後におけるモータ10のロータ20の回転数の変動
も、ジャイロエージング初期と同等で変化がない。図4
に示すような傾斜面155は、たとえばダイヤモンドペ
ーパー等で機械により自動的にあるいは手動でやすりが
けをすることにより形成することができる。
【0027】このように本発明のモータ10のスラスト
板52のエッジ部150における形状を傾斜面155と
することで、ジャイロエージング試験初期およびジャイ
ロエージング試験終了後のロータの回転数の変動が著し
く小さくなる。もし従来のように軸のスラスト板のエッ
ジ部に何も処理をしないで放置したままであると、表面
が荒れていて軸と軸受けが接触した際にブレーキがかか
り、そのためにロータの回転数の変動は大きくなってし
まう。ジャイロエージング試験中は、このブレーキ作用
で軸のスラスト板のエッジ部が磨耗してしまい、その磨
耗屑がハウジング内に残ってしまうので好ましくない。
【0028】本発明の実施の形態では、図3の軸のスラ
スト板52のエッジ部150が図4に示すような傾斜面
(C面とも呼んでいる)であるので、軸90と軸受け5
4が接触してもブレーキにならず、そのためにロータの
回転数の変動を著しく小さくすることができる。
【0029】次に、本発明の別の実施の形態について説
明する。図5と図6は、本発明のモータの別の実施の形
態を示している。図5と図6の実施の形態が図2〜図4
の実施の形態と異なるのは、蓋56と軸受け54の上部
の間に、さらに別のリング状の部材200が圧入により
軸90の途中部分に固定されていることである。このよ
うにリング状の部材200を軸90に対して追加して設
けることにより、軸90とリング状の部材200および
スラスト板52は、ほぼ横に見てH型を形成している。
このような形状の軸受け装置30は、H型の軸受け装置
と呼ばれている。たとえば図3に示すように、軸受けに
はラジアル動圧軸受け部110、スラスト動圧軸受け部
114、スラスト動圧軸受け部118が設けられてい
る。これに対して図6では、リング状の部材200が軸
90と一体に回転するので、蓋56の内面にもさらに別
のスラスト動圧軸受け部170を設けている。いずれに
しても、これらのスラスト動圧軸受け部やラジアル動圧
軸受け部は、選択的に採用することができる。図5と図
6のその他の要素については、図2と図3の対応する要
素と同じであるのでその説明を用いることにする。
【0030】次に、図7〜図9を参照して、さらに別の
実施の形態について説明する。図7〜図9の実施の形態
は、図2〜図4および図5と図6のそれぞれの実施の形
態に適用できるものである。図7の実施の形態では、ス
ラスト板52のエッジ部150が、丸い面(R面)25
5になっていることである。この丸い面255は、たと
えば1/4円周形状である。
【0031】図8は、図4の実施の形態の変形例であ
り、スラスト板52のエッジ部150は、傾斜面155
である。しかし反対側のエッジ部160には傾斜面は形
成されていない。図9は、図7の実施の形態の変形例で
あり、スラスト板52のエッジ部150には丸い面25
5が形成されているが、もう1つのエッジ部160には
傾斜面は形成されていない。
【0032】本発明の実施の形態では、ジャイロモーメ
ントの付加時に、モータのロータの回転数変動を極力抑
えるようにするために、ラジアルとスラスト動圧軸受け
部を有していて、軸に付いているスラスト板のエッジ部
にはC面又はR面を付ける。また、場合によってはC面
又はR面に、さらにダイヤモンドペーパー等でやすりが
けすることもある。従来のT型軸受けのモータで、スラ
スト板のエッジ部にC面又はR面を追加工していない場
合は、ジャイロエージング試験の初期時に回転数変動が
規格0.2%以下に入ることはない。本発明では、軸に
付いているスラスト板のエッジ部に最初から積極的にC
面又はR面を追加工するので、ジャイロエージング試験
の初期及び終了後に、回転数変動はすべて規格内に入
る。そして、C面又はR面にさらにダイヤモンドペーパ
ー等で手でやすりがけした場合は、ジャイロエージング
試験の初期及び終了後の回転数の変動が著しく小さい。
【0033】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。上述した実施の形態では、モータ1
0の軸90に対して着脱可能に取り付けられるのは、ハ
ードディスクドライブのようなディスク状の情報記録媒
体Dである。しかしこれに限らず他の種類の情報記録媒
体、たとえば光ディスクや光磁気ディスク等であっても
勿論構わない。また図1に示す電子機器12は、携帯型
の電子機器に限らず、据置き型の電子機器あるいはもっ
と大型の電子機器であっても勿論構わない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ジャイロモーメントによる回転数の変動を小さくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータを備える情報記録再生装置、そ
の情報記録再生装置が装着される電子機器およびディス
ク状の情報記録媒体のカセットの例を示す図。
【図2】図1のモータの構造例を示す断面図。
【図3】図2のモータの軸受け装置および軸の拡大断面
図。
【図4】図3のスラスト板付近を示す拡大図。
【図5】本発明のモータの別の実施の形態を示す断面
図。
【図6】図5のモータの軸受け装置および軸の構造を示
す断面図。
【図7】本発明のスラスト板の形状の別の実施の形態を
示す図。
【図8】本発明のスラスト板のさらに別の実施の形態を
示す図。
【図9】本発明のスラスト板のさらに別の実施の形態を
示す図。
【符号の説明】
10・・・モータ、20・・・ロータ、22・・・ステ
ータ、30・・・軸受け装置、50・・・ハウジング、
52・・・スラスト板(スラスト部材)、90・・・
軸、150・・・スラスト板のエッジ部、155・・・
傾斜面(C面)、255・・・丸い面(R面)
フロントページの続き Fターム(参考) 3J011 AA12 AA20 BA08 CA02 JA02 KA02 KA03 MA12 MA27 5D109 BB05 BB12 BB18 BB21 BB22 5H019 AA10 CC04 DD01 FF03 5H605 AA08 BB05 BB10 BB14 BB19 CC04 EB03 EB06 EB13 EB28 5H607 AA12 BB01 BB07 BB09 BB14 BB17 BB25 CC01 DD16 GG01 GG03 GG09 GG15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータと、 軸を有しており、前記ステータに対して前記軸を中心と
    して回転するロータと、 前記ステータに固定されて、前記軸を回転可能に支持す
    る軸受け装置と、を備え、 前記軸受け装置は、 周壁部と内底部を有するハウジングと、 前記軸と前記ハウジングの間に配置されて前記軸を回転
    可能に支持する軸受けと、 前記軸の端部に一体に設けられて前記ハウジングの前記
    内底部に対して前記軸とともに回転して前記軸のスラス
    ト力を受けるスラスト部材と、を有し、 前記軸受け側に位置する前記スラスト部材のエッジ部
    は、前記ハウジングの前記内底部に組込まれる前に面取
    り加工されていることを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 前記スラスト部材のエッジ部は、傾斜面
    になっている請求項1に記載のモータ。
  3. 【請求項3】 前記スラスト部材のエッジ部は、丸い面
    になっている請求項1に記載のモータ。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングの開口部には、前記軸受
    けを閉鎖する蓋が配置されている請求項1に記載のモー
    タ。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングの前記内底面には、前記
    スラスト部材が回転の際に動圧を発生する動圧軸受けを
    有している請求項1に記載のモータ。
  6. 【請求項6】 前記軸受けの内面には、前記軸が回転す
    る際に動圧を発生する動圧軸受けを有している請求項5
    に記載のモータ。
  7. 【請求項7】 前記軸の途中には、前記軸受けと前記蓋
    の間に配置されるリング状部材が取り付けられている請
    求項1に記載のモータ。
  8. 【請求項8】 前記ロータには、ディスク状の情報記録
    媒体を着脱自在に保持するチャッキング部を有する請求
    項1に記載のモータ。
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