JP2003056874A - 加湿器 - Google Patents

加湿器

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JP2003056874A
JP2003056874A JP2001242126A JP2001242126A JP2003056874A JP 2003056874 A JP2003056874 A JP 2003056874A JP 2001242126 A JP2001242126 A JP 2001242126A JP 2001242126 A JP2001242126 A JP 2001242126A JP 2003056874 A JP2003056874 A JP 2003056874A
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heater
water tank
air
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JP2001242126A
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Hiromitsu Itami
啓光 伊丹
Toshiaki Watanabe
利秋 渡辺
Akitoshi Kawarasaki
暁利 河原崎
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Hitachi Appliances Inc
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Hitachi Home Tech Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品のコンパクト性および静粛性を維持しつ
つ、大きくコストアップせず、また安全性を損なうこと
なく加湿量をより増加することを目的とする。 【解決手段】 送風装置5と気化フィルタ3との間の風
路8内に温風用ヒータ9を備え、水槽部2の近傍に水槽
部2内の水を加熱する温水用ヒータ6を備え、本体1の
側面又は上面に運転モードや湿度等を設定する操作部1
2を備え、本体1の内部に部屋の湿度を検出する湿度セ
ンサ14と制御部10を備え、制御部10は湿度センサ
14の検出した湿度や操作部12の設定情報に応じて、
送風装置5、温水用ヒータ6および温風用ヒータ9等の
出力をコントロールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に一般家庭にお
いて部屋の乾燥を防止する気化式等の加湿器の加湿構造
および制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の気化式の加湿器は、気化フィルタ
で水を吸水し、気化フィルタに送風することで水を気化
させて加湿を行うもので、第一の課題は大きな加湿量を
得ることであった。加湿量を増加させる方法には、主に
次の四つの方法がある。
【0003】第一の加湿量を増加させる方法は、図5に
示すように、温風を気化フィルタ3に送風するものであ
る。図において、給水部4から水槽部2に水が供給さ
れ、この水を気化フィルタ3が吸水し、送風装置5から
の送風が風路8内に備えられた温風用ヒータ9で加熱さ
れて温風となって気化フィルタ3に吹き付けられる。
【0004】気化フィルタ3からの水の気化量は、吹き
付けられる空気が温風のため、常温の空気の場合より増
加される。この方法の一例として、特開平6−6643
7号公報がある。
【0005】第二の加湿量を増加させる方法は、図6に
示すように、温水を気化フィルタ3に吸水させるもので
ある。図において、給水部4から水槽部2に供給された
水を温水用ヒータ6によって加熱して温水とし、この温
水を吸水した気化フィルタ3に送風装置5から空気が吹
き付けられる。
【0006】気化フィルタ3からの水の気化量は、給水
した水が温水のため、常温の水の場合より増加される。
この方法の一例として、特開2000−356373号
公報がある。
【0007】第三の加湿量を増加させる方法は、気化フ
ィルタ3の表面積を大きくして水の気化を促進するもの
である。
【0008】第四の加湿量を増加させる方法は、送風装
置5の送風の風速を早めて水の気化を促進するものであ
る。
【0009】第二の課題は、図6などにおいて、給水部
4等の水中で繁殖した雑菌等を空気中に飛散させないこ
とであった。給水部4に残った水が古くなり、雑菌等が
繁殖した場合、この水を気化フィルタ3が吸水し気化す
ると、悪臭の発生や、雑菌等を部屋の空気中に飛散させ
てしまう問題が生ずる。
【0010】この課題を解決する方法として、気化フィ
ルタ3に温水を含浸させ、水の温度を所定時間維持して
除菌するものがある。この方法の一例として、特開20
01−193972号公報がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、温風
を気化フィルタ3に送風して加湿量を増加させた加湿器
において、さらに加湿量を増加したい場合、温風用ヒー
タ9の出力を大きくすれば可能であるが、温風用ヒータ
9の出力を大きくすると、風路8等各部の温度が上昇す
るので、耐熱性の高い部品を使う必要があり、これらの
部品数が多いので非常にコストアップになる。
【0012】また、温水を気化フィルタ3に吸水させて
加湿量を増加させた加湿器において、さらに加湿量を増
加したい場合、温水用ヒータ6の出力を大きくすれば可
能であるが、温水用ヒータ6の出力を大きくすると、水
槽部2の水が沸騰して、火傷の恐れが生じ、安全性が問
題となる。
【0013】また、気化フィルタ3の表面積を大きくし
て加湿量を増加させた加湿器において、さらに加湿量を
増加したい場合、気化フィルタ3の表面積を大きくすれ
ば可能であるが、気化フィルタ3の表面積を大きくする
ために、気化フィルタ3の体積を大きくすることにな
り、製品の寸法を大きくしてコンパクト性を犠牲にせざ
るを得ない。多くの家庭においては、省スペースの製品
が好まれ、大きな製品は敬遠されるので、商品価値が低
下する。
【0014】また、送風装置5の送風の風速を早めて加
湿量を増加させた加湿器において、さらに加湿量を増加
したい場合、送風装置5の出力等をアップすれば可能で
あるが、騒音が増大することになり、静粛性を犠牲にせ
ざるを得ない。このような加湿器は、就寝中においても
使用する頻度が高いので、騒音の大きな製品は使用者に
敬遠され、商品価値が低下する。
【0015】さらに、気化フィルタ3に温水を含浸さ
せ、水の温度を所定時間維持して除菌し、気化する水中
で繁殖した雑菌を空気中に飛散させないようにした従来
の加湿器は、次の二つの問題を含んでいた。
【0016】第一の問題は、送風装置5と水を加熱する
温水用ヒータ6を制御するとき、同時にONする方式の
ため、水温が上昇して除菌が行われる前に気化が開始さ
れてしまうので、除菌が不完全なものであった。
【0017】第二の問題は、給水部4が空になったり、
給水を中止したりして、水槽部2の水位が一定以下にな
ると、水位を検出する水位センサ16の情報により、強
制的に運転を中止していた。しかし、この状態において
は水槽部2に水が残っていたり、気化フィルタ3に水分
が含んでいるままで、時間が経過すると、雑菌等が繁殖
する恐れがあり、悪臭の発生や、繁殖した雑菌等を部屋
の空気中に飛散させてしまうという問題があった。
【0018】本発明は、前記不具合を解決するものであ
り、製品のコンパクト性および静粛性を維持しつつ、大
きくコストアップせず、また安全性を損なうことなく加
湿量をより増加することを目的とする。
【0019】また、給水部等に残った水に雑菌等が繁殖
しても、この雑菌等を部屋の空気中に飛散しないよう確
実に防止することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、本体の内部に水を貯留する水槽部と、
水槽部の水を吸水し気化する気化フィルタと、水槽部に
水を供給する給水部と、気化フィルタに空気を送風する
送風装置と、吸込口から送風装置を経由し、吹出口に至
る空気の流通経路で構成される風路とを備えた加湿器に
おいて、送風装置と気化フィルタとの間の風路内に温風
用ヒータを備え、水槽部の近傍に水槽部内の水を加熱す
る温水用ヒータを備え、本体の側面又は上面に運転モー
ドや湿度等を設定する操作部を備え、本体の内部に部屋
の湿度を検出する湿度センサと制御部を備え、制御部は
湿度センサの検出した湿度や操作部の設定情報に応じ
て、送風装置、温水用ヒータおよび温風用ヒータ等の出
力をコントロールするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明は、前述のように、送風装
置と気化フィルタとの間の風路内に温風用ヒータを備
え、水槽部の近傍に水槽部内の水を加熱する温水用ヒー
タを備え、本体の側面又は上面に運転モードや湿度等を
設定する操作部を備え、本体の内部に部屋の湿度を検出
する湿度センサと制御部を備え、制御部は湿度センサの
検出した湿度や操作部の設定情報に応じて、送風装置、
温水用ヒータおよび温風用ヒータ等の出力をコントロー
ルするものである。
【0022】これによって、製品のコンパクト性および
静粛性を維持しつつ、大きくコストアップせず、また安
全性を損なうことなく加湿量をより増加できる。
【0023】さらに、本体の側面又は上面に操作部で設
定された設定内容や運転状態等を表示する表示部を備
え、制御部は内部に時間を計測するタイマを備え、運転
のスタートから時間の計測を開始し、送風装置をOF
F、温水用ヒータをON、温風用ヒータをOFFとして
水槽部の水を加熱し、表示部に水を加熱中であることを
示す表示を行う初期処理を実行し、前記タイマによる運
転開始からの計測時間が一定時間を経過したら、初期処
理を終了して、加湿処理に移行するものである。
【0024】これによって、安価に除菌ができる。
【0025】さらに加えて、本体の側面又は上面に操作
部で設定された設定内容や運転状態等を表示する表示部
を備え、水槽部の内部又は水槽部に隣接して水槽部の水
温を検出する水温センサを備え、制御部は水温センサで
水槽部の水温を検出し、検出した水温が閾値以下のとき
は、送風装置をOFF、温水用ヒータをON、温風用ヒ
ータをOFFとして水槽部の水を加熱し、表示部に水を
加熱中であることを示す表示を行う初期処理を実行し、
水温センサの検出する水温が閾値を超えたら、初期処理
を終了して、加湿処理に移行するものである。
【0026】これによって、除菌できる水温を把握して
処理を行うので、確実に除菌できる。
【0027】またさらに加えて、本体の側面又は上面に
操作部で設定された設定内容や運転状態等を表示する表
示部を備え、水槽部の内部に水槽部の水位を検出する水
位センサを備え、制御部は内部に時間を計測するタイマ
を備え、水位センサの検出する水槽部の水位が所定の閾
値以下となった場合、内蔵したタイマで、フィルタ乾燥
処理の開始から時間の計測を開始し、温水用ヒータをO
FFとし、温風用ヒータをONとし、表示部に気化フィ
ルタを乾燥中であることを示す表示を行うフィルタ乾燥
処理を実行し、前記タイマによるフィルタ乾燥処理開始
からの計測時間が一定時間を経過したら、フィルタ乾燥
処理を終了する。
【0028】これによって、給水部が空になったり、給
水を中止したりして、水槽部の水位が一定以下になって
運転が停止され、給水部や水槽部等に残った水に繁殖し
た雑菌等を部屋の空気中に飛散しないよう確実に防止で
きる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って説明
する。
【0030】図1は本発明の一実施例の側面断面図、図
2は本発明の一実施例の制御ブロック図、図3は本発明
の動作を示す全体のフローチャート図、図4は本発明の
動作を示す初期処理のフローチャート図である。尚、図
1の矢印は空気の流れを示している。
【0031】先ず、図1において、1は加湿器の本体で
ある。2は水槽部で、本体1の内部にあり、水を貯留す
るものである。
【0032】3は気化フィルタで、本体1の内部に備え
られ、一部が水槽部2内にあり、その他の部分は水槽部
2上に配置され、ポリエステル繊維等を重ね合わせた構
成とし、吸水性を有し、水槽部2の水を吸水し気化す
る。
【0033】4は給水部で、本体1の内部に備えられ、
水槽部2に水を供給する。給水部4と水槽部2の構造に
より、水槽部2における水位は一定となる。給水部4の
下方に示す水平な線2aはその水位線である。
【0034】5は送風装置で、本体1の内部に備えら
れ、気化フィルタ3に空気を送風する。6は温水用ヒー
タで、水槽部2の近傍に備えられ、水槽部2内の水を加
熱する。この温水用ヒータ6で加熱された水を、気化フ
ィルタ3が吸水することによって、水の気化量がより増
加される。
【0035】7は吹出口で、本体1の上面部に設けら
れ、気化フィルタ3で加湿された空気が本体1から外部
すなわち部屋内に吹出す部分である。
【0036】8は風路で、本体1の内部に備えられ、吸
込口(図示せず。例えば、送風装置5の側方の本体1側
面部等に設けられる。)から送風装置5を経由し、吹出
口7に至る空気の流通経路で構成される。気化フィルタ
3は、この風路8内で送風装置5の下流側に配置され、
送風装置5の送風する空気が気化フィルタ3に導かれ
る。
【0037】9は温風用ヒータで、送風装置5と気化フ
ィルタ3との間の風路8内に備えられ、送風装置5から
送風された空気はこれによって加熱され、その後気化フ
ィルタ3に導かれる。気化フィルタ3に送風される空気
が加熱されることにより、気化フィルタ3での水の気化
量が増加する。
【0038】10は制御部で、本体1の内部に備えら
れ、送風装置5、温水用ヒータ6および温風用ヒータ9
等の出力をコントロールし、内部に時間を計測するタイ
マ11を備えている。12は操作部で、本体1の側面又
は上面に備えられ、キー入力等によって運転モードや湿
度等を設定する。操作部12の設定情報は制御部10に
入力される。
【0039】13は表示部で、本体1の側面又は上面に
備えられ、加湿ランプ、除菌ランプ、フィルタ乾燥ラン
プおよび給水ランプ等を備え、操作部12で設定された
設定内容や運転状態等を表示する。表示部13の各ラン
プは制御部10によって点灯消灯制御される。
【0040】14は湿度センサで、本体1の内部に備え
られ、部屋の湿度を検出し、この情報を制御部10に入
力する。制御部10は、湿度センサ14の検出した湿度
や操作部12の設定情報に応じて、送風装置5、温水用
ヒータ6および温風用ヒータ9等の出力をコントロール
する。
【0041】15は水温センサで、水槽部2の内部又は
水槽部2に隣接して備えられ、水槽部2の水温を検出
し、この情報を制御部10に入力する。16は水位セン
サで、水槽部2の内部に備えられ、水槽部2の水位を検
出し、この情報を制御部10に入力する。さらに具体的
には、水位センサ16はフロートスイッチなどで構成さ
れ、水槽部2の水位が所定の閾値以下か以上かを検出す
る。
【0042】図2の制御ブロック図において、制御部1
0の内部にタイマ11が備えられ、制御部10の入力側
に操作部12、湿度センサ14、水温センサ15および
水位センサ16が接続され、出力側に送風装置5、温水
用ヒータ6、温風用ヒータ9および表示部13が接続さ
れている。
【0043】以上の構成において、全体の動作を主に図
3および図4を参照して説明する。尚、図において、送
風装置5等の各出力および各ランプは一度ONまたはO
FF、あるいは点灯または消灯すると、断らない限りそ
の状態を継続する。また、図4は3種類の初期処理の実
施例を示している。
【0044】先ず、初期処理が図4(a)の場合につい
て説明する。
【0045】使用者が操作部12のキーを操作して、湿
度や運転モードを設定し、運転をスタートすると、初期
処理が行われる。
【0046】図4(a)の初期処理の場合、制御部10
は内蔵したタイマ11で、運転のスタートから時間の計
測を開始し、送風装置5をOFF、温水用ヒータ6をO
N、温風用ヒータ9をOFFとして水槽部2の水を加熱
し、表示部13に水を加熱中であることを示す表示を行
う初期処理を実行する。実際には、水槽部2の水を加熱
することによって水槽部2内の水の除菌を行い、表示部
13の除菌ランプを点灯する。
【0047】制御部10は、前記タイマ11による運転
開始からの計測時間が一定時間を経過したら、初期処理
を終了して、加湿処理に移行する。つまり、制御部10
は水の加熱が完了、すなわち除菌が完了したと判断し、
水を加熱中であることを示す表示(具体的には除菌ラン
プ)を消灯する。この方法は、水温センサ15を不要と
することができるので、安価に除菌ができる方法であ
る。
【0048】初期処理が終了すると、続いて図3に示す
加湿処理を実行する。
【0049】この加湿処理において、制御部10は、送
風装置5をONとし、加湿ランプを点灯し、操作部12
にて設定された湿度や運転モードに応じて決定される湿
度を基準として、湿度センサ14の検出する湿度を低、
中、高の3段階で判定する。
【0050】湿度センサ14の検出する湿度が低いとき
(図3において「低」)は、制御部10は、最大量の加
湿が必要と判断し、送風装置5、温水用ヒータ6および
温風用ヒータ9の全てをONとし、温風を気化フィルタ
3に送風して気化を促進させ、さらに水槽部2の水を加
熱して気化をより促進させる。
【0051】湿度センサ14の検出する湿度が中程度の
とき(図3において「中」)は、制御部10は、中程度
の加湿が必要と判断し、送風装置5と温水用ヒータ6を
ONとし、温風用ヒータ9をOFFとし、常温の空気を
気化フィルタ3に送風し、水槽部2の水を加熱して気化
を促進させる。
【0052】湿度センサ14の検出する湿度が高いとき
(図3において「高」)は、制御部10は、少なめの加
湿でよいと判断し、送風装置5をONとし、温水用ヒー
タ6と温風用ヒータ9をOFFとし、常温の空気を気化
フィルタ3に送風し、常温の水を気化させる。
【0053】給水部4の水がある間、詳しくは、水位セ
ンサ16が検出した水槽部2の水位が所定の閾値を超え
ている間、以上の加湿処理を繰り返す。
【0054】給水部4の水が無くなった場合、詳しく
は、水位センサ16の検出する水槽部2の水位が所定の
閾値以下となった場合、次に述べるフィルタ乾燥処理に
移行する。
【0055】制御部10は、水位センサ16の検出する
水槽部2の水位が所定の閾値以下となった場合、内蔵し
たタイマ11で、フィルタ乾燥処理の開始から時間の計
測を開始し、温水用ヒータ6をOFFとし、温風用ヒー
タ9をONとし、表示部13に気化フィルタ3を乾燥中
であることを示す表示を行うフィルタ乾燥処理を実行す
る。実際には、制御部10は送風する空気を加熱するこ
とによって気化フィルタ3の乾燥を行い、表示部13の
フィルタ乾燥ランプを点灯し、加湿ランプを消灯する。
【0056】制御部10は、前記タイマ11によるフィ
ルタ乾燥処理開始からの計測時間が一定時間を経過した
ら、フィルタ乾燥処理を終了する。つまり、制御部10
は気化フィルタ3の乾燥が完了したと判断し、送風装置
5をOFFし、温風用ヒータ9をOFFし、フィルタ乾
燥ランプを消灯する。
【0057】フィルタ乾燥処理が終了したら、制御部1
0は給水ランプを点灯し、運転を停止する。給水ランプ
を点灯することにより、使用者に給水を促す。使用者が
給水を行ったら、制御部10は給水ランプを消灯する。
【0058】次に、初期処理が図4(b)の場合につい
て説明する。
【0059】図4(b)の初期処理の場合、制御部10
は水温センサ15で水槽部2の水温を検出し、検出した
水温が閾値以下のときは、送風装置5をOFF、温水用
ヒータ6をON、温風用ヒータ9をOFFとして水槽部
2の水を加熱し、表示部13に水を加熱中であることを
示す表示を行う初期処理を実行する。実際には、水槽部
2の水を加熱することによって水槽部2内の水の除菌を
行い、表示部13の除菌ランプを点灯する。
【0060】制御部10は、水温センサ15の検出する
水温が閾値を超えたら、初期処理を終了して、加湿処理
に移行する。つまり、制御部10は水の加熱が完了、す
なわち除菌が完了したと判断し、水を加熱中であること
を示す表示(具体的には除菌ランプ)を消灯する。この
方法は、除菌できる水温を把握して処理を行うため、確
実に除菌できる方法である。
【0061】加湿処理以降の動作は、図4(a)の場合
と同様のため、説明を省略する。
【0062】さらに、初期処理が図4(c)の場合につ
いて説明する。
【0063】図4(c)の初期処理の場合は、制御部1
0は内蔵したタイマ11で、運転のスタートから時間の
計測を開始し、並行して水温センサ15で水槽部2の水
温を検出し、送風装置5をOFF、温水用ヒータ6をO
N、温風用ヒータ9をOFFとして水槽部2の水を加熱
し、表示部13に水を加熱中であることを示す表示を行
う初期処理を実行する。実際には、水槽部2の水を加熱
することによって水槽部2内の水の除菌を行い、表示部
13の除菌ランプを点灯する。
【0064】制御部10は、前記タイマ11による運転
開始からの計測時間が一定時間を経過したら、もしく
は、水温センサ15の検出する水温が閾値を超えたら、
初期処理を終了して、加湿処理に移行する。つまり、制
御部10は水の加熱が完了、すなわち除菌が完了したと
判断し、水を加熱中であることを示す表示(具体的には
除菌ランプ)を消灯する。この方法は、除菌できる水温
を把握し、かつ、水の加熱時間を制限したため、確実か
つ安全に除菌できる方法である。
【0065】加湿処理以降の動作は、図4(a)の場合
と同様のため、説明を省略する。
【0066】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の加湿器によ
れば、送風装置と気化フィルタとの間の風路内に温風用
ヒータを備え、水槽部の近傍に水槽部内の水を加熱する
温水用ヒータを備え、本体の側面又は上面に運転モード
や湿度等を設定する操作部を備え、本体の内部に部屋の
湿度を検出する湿度センサと制御部を備え、制御部は湿
度センサの検出した湿度や操作部の設定情報に応じて、
送風装置、温水用ヒータおよび温風用ヒータ等の出力を
コントロールするので、製品のコンパクト性および静粛
性を維持しつつ、大きくコストアップせず、また安全性
を損なうことなく加湿量をより増加できる。
【0067】さらに、本体の側面又は上面に操作部で設
定された設定内容や運転状態等を表示する表示部を備
え、制御部は内部に時間を計測するタイマを備え、運転
のスタートから時間の計測を開始し、送風装置をOF
F、温水用ヒータをON、温風用ヒータをOFFとして
水槽部の水を加熱し、表示部に水を加熱中であることを
示す表示を行う初期処理を実行し、前記タイマによる運
転開始からの計測時間が一定時間を経過したら、初期処
理を終了して、加湿処理に移行するので、安価に除菌が
できる。
【0068】さらに、本体の側面又は上面に操作部で設
定された設定内容や運転状態等を表示する表示部を備
え、水槽部の内部又は水槽部に隣接して水槽部の水温を
検出する水温センサを備え、制御部は水温センサで水槽
部の水温を検出し、検出した水温が閾値以下のときは、
送風装置をOFF、温水用ヒータをON、温風用ヒータ
をOFFとして水槽部の水を加熱し、表示部に水を加熱
中であることを示す表示を行う初期処理を実行し、水温
センサの検出する水温が閾値を超えたら、初期処理を終
了して、加湿処理に移行するので、除菌できる水温を把
握して処理を行うため、確実に除菌できる。
【0069】さらに加えて、制御部は内蔵したタイマ
で、運転のスタートから時間の計測を開始し、並行して
水温センサで水槽部の水温を検出し、送風装置をOF
F、温水用ヒータをON、温風用ヒータをOFFとして
水槽部の水を加熱し、表示部に水を加熱中であることを
示す表示を行う初期処理を実行し、前記タイマによる運
転開始からの計測時間が一定時間を経過したら、もしく
は、水温センサの検出する水温が閾値を超えたら、初期
処理を終了して、加湿処理に移行するので、除菌できる
水温を把握し、かつ、水の加熱時間を制限したため、確
実かつ安全に除菌できる。
【0070】またさらに加えて、本体の側面又は上面に
操作部で設定された設定内容や運転状態等を表示する表
示部を備え、水槽部の内部に水槽部の水位を検出する水
位センサを備え、制御部は内部に時間を計測するタイマ
を備え、水位センサの検出する水槽部の水位が所定の閾
値以下となった場合、内蔵したタイマで、フィルタ乾燥
処理の開始から時間の計測を開始し、温水用ヒータをO
FFとし、温風用ヒータをONとし、表示部に気化フィ
ルタを乾燥中であることを示す表示を行うフィルタ乾燥
処理を実行し、前記タイマによるフィルタ乾燥処理開始
からの計測時間が一定時間を経過したら、フィルタ乾燥
処理を終了するので、給水部が空になったり、給水を中
止したりして、水槽部の水位が一定以下になって運転が
停止され、給水部や水槽部等に水が残り、この水に繁殖
した雑菌等が部屋の空気中に飛散しないよう確実に防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側面断面図である。
【図2】本発明の一実施例の制御ブロック図である。
【図3】本発明の動作を示す全体のフローチャート図で
ある。
【図4】本発明の動作を示す初期処理のフローチャート
図である。
【図5】従来の第一の実施例の側面断面図である。
【図6】従来の第二の実施例の側面断面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 水槽部 3 気化フィルタ 4 給水部 5 送風装置 6 温水用ヒータ 7 吹出口 8 風路 9 温風用ヒータ 10 制御部 11 タイマ 12 操作部 13 表示部 14 湿度センサ 15 水温センサ 16 水位センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L055 BA02 CA04 DA03 DA09 DA10 DA13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体(1)の内部に水を貯留する水槽部
    (2)と、水槽部(2)の水を吸水し気化する気化フィ
    ルタ(3)と、水槽部(2)に水を供給する給水部
    (4)と、気化フィルタ(3)に空気を送風する送風装
    置(5)と、吸込口から送風装置(5)を経由し、吹出
    口(7)に至る空気の流通経路で構成される風路(8)
    とを備えた加湿器において、送風装置(5)と気化フィ
    ルタ(3)との間の風路(8)内に温風用ヒータ(9)
    を備え、水槽部(2)の近傍に水槽部(2)内の水を加
    熱する温水用ヒータ(6)を備え、本体(1)の側面又
    は上面に運転モードや湿度等を設定する操作部(12)
    を備え、本体(1)の内部に部屋の湿度を検出する湿度
    センサ(14)と制御部(10)を備え、制御部(1
    0)は湿度センサ(14)の検出した湿度や操作部(1
    2)の設定情報に応じて、送風装置(5)、温水用ヒー
    タ(6)および温風用ヒータ(9)等の出力をコントロ
    ールすることを特徴とする加湿器。
  2. 【請求項2】 本体(1)の側面又は上面に操作部(1
    2)で設定された設定内容や運転状態等を表示する表示
    部(13)を備え、制御部(10)は内部に時間を計測
    するタイマ(11)を備え、運転のスタートから時間の
    計測を開始し、送風装置(5)をOFF、温水用ヒータ
    (6)をON、温風用ヒータ(9)をOFFとして水槽
    部(2)の水を加熱し、表示部(13)に水を加熱中で
    あることを示す表示を行う初期処理を実行し、前記タイ
    マ(11)による運転開始からの計測時間が一定時間を
    経過したら、初期処理を終了して、加湿処理に移行する
    ことを特徴とする請求項1記載の加湿器。
  3. 【請求項3】 本体(1)の側面又は上面に操作部(1
    2)で設定された設定内容や運転状態等を表示する表示
    部(13)を備え、水槽部(2)の内部又は水槽部
    (2)に隣接して水槽部(2)の水温を検出する水温セ
    ンサ(15)を備え、制御部(10)は水温センサ(1
    5)で水槽部(2)の水温を検出し、検出した水温が閾
    値以下のときは、送風装置(5)をOFF、温水用ヒー
    タ(6)をON、温風用ヒータ(9)をOFFとして水
    槽部(2)の水を加熱し、表示部(13)に水を加熱中
    であることを示す表示を行う初期処理を実行し、水温セ
    ンサ(15)の検出する水温が閾値を超えたら、初期処
    理を終了して、加湿処理に移行することを特徴とする請
    求項1乃至請求項2記載の加湿器。
  4. 【請求項4】 本体(1)の側面又は上面に操作部(1
    2)で設定された設定内容や運転状態等を表示する表示
    部(13)を備え、水槽部(2)の内部に水槽部(2)
    の水位を検出する水位センサ(16)を備え、制御部
    (10)は内部に時間を計測するタイマ(11)を備
    え、水位センサ(16)の検出する水槽部(2)の水位
    が所定の閾値以下となった場合、内蔵したタイマ(1
    1)で、フィルタ乾燥処理の開始から時間の計測を開始
    し、温水用ヒータ(6)をOFFとし、温風用ヒータ
    (9)をONとし、表示部(13)に気化フィルタ
    (3)を乾燥中であることを示す表示を行うフィルタ乾
    燥処理を実行し、前記タイマ(11)によるフィルタ乾
    燥処理開始からの計測時間が一定時間を経過したら、フ
    ィルタ乾燥処理を終了することを特徴とする請求項1乃
    至請求項3記載の加湿器。
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