JP2002373179A - シンボル回転装置、シンボル回転方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラム、cadシステムおよび図形編集システム - Google Patents

シンボル回転装置、シンボル回転方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラム、cadシステムおよび図形編集システム

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JP2002373179A
JP2002373179A JP2001178881A JP2001178881A JP2002373179A JP 2002373179 A JP2002373179 A JP 2002373179A JP 2001178881 A JP2001178881 A JP 2001178881A JP 2001178881 A JP2001178881 A JP 2001178881A JP 2002373179 A JP2002373179 A JP 2002373179A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文字列と図形中のある点とを関連付けし無く
とも、文字列と図形とが重なり合わず、しかも文字列同
士が重なり合うこと無く、文字列および図形を有するシ
ンボルを回転させること。 【解決手段】 CPU11は、読み込んだパーツについ
て、属性ごとのセグメント領域及び図形のセグメント領
域を求めると共に、この図形のセグメント領域の各辺を
延長することで図形近傍の領域を8つの領域に分割す
る。次に、CPU11は、パーツ属性とピン属性の各々
の属性をグルーピングし、このグルーピングした属性に
ついてセグメント領域を求め、更にグルーピング後のパ
ーツ全体について図形のセグメント領域の中心点を中心
としてX度回転する。続いて、CPU11は、属性また
は属性グループについて各々のセグメント領域の中心点
を中心として(−X)度回転し、さらに、回転後の属性
の重なりを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字列及び図形を
有するシンボルに対して回転処理を実行するシンボル回
転装置、シンボル回転方法、その方法をコンピュータに
実行させるプログラム、CADシステムおよび図形編集
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】CAD(コンピュータが支援する設計)
図面作成時には、一つのパーツをある角度で回転させて
配置する作業が多く発生する。一方、回転したパーツの
属性の向きは通常横書きであり、単純にパーツの回転を
行うと、図形と属性とが、また属性と属性とが重なる場
合がある。そのような場合には、CAD作業者が属性の
位置を修正していた。
【0003】このような属性の位置の修正を削減する方
法として、特開昭62−206677号公報に記載され
た画像データ回転方法が知られている。この画像データ
回転方法では、回転処理の際に、図形との関連座標とそ
の座標から一番近い文字の中心座標との位置関係を保っ
たまま回転処理を行い、かつ、文字が図形との関連座標
と重複しないように補正を行うようにしている。そし
て、求められた文字座標の位置に文字方向を変えずに文
字を表示させる。すなわち、文字データは文字表示方向
を変えず、回転後の図形に合わせて平行移動する。これ
により、文字は回転せず、かつ、図形と文字が重なるこ
とがない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載された画像データ回転方法では、文字列が図形
中のある点と関連付けられていることを前提としている
ので、関連付けがない場合は文字列と図形中のある点と
の関連付けを定義しなければならず、このため回転のた
めにパーツ情報を変更する必要がある。
【0005】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
文字列と図形中のある点とを関連付けし無くとも、文字
列と図形とが重なり合わず、しかも文字列同士が重なり
合うこと無く、文字列および図形を有するシンボルを回
転させることができるシンボル回転装置、シンボル回転
方法、その方法をコンピュータに実行させるプログラ
ム、CADシステムおよび図形編集システムを得ること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明にかかるシンボル回転装置は、文字列及び図形
を有するシンボルに対して回転処理を実行するシンボル
回転装置において、前記文字列のセグメント領域を求め
る第1の領域求め手段と、前記図形のセグメント領域を
求める第2の領域求め手段と、前記シンボルについて、
前記第2の領域求め手段により求められたセグメント領
域の中心点を中心として所定の回転方向に角度αをもっ
て回転処理を実行する第1の回転処理手段と、該第1の
回転処理手段による回転処理後のシンボル中の文字列に
ついて、前記第1の領域求め手段により求められたセグ
メント領域の中心点を中心として、回転処理前と同一の
表示方向となるように角度βをもって回転処理を実行す
る第2の回転処理手段と、を具備したことを特徴とす
る。
【0007】この発明によれば、第1の回転処理手段
が、文字列及び図形を有するシンボルについて、第2の
領域求め手段により求められたセグメント領域の中心点
を中心として所定の回転方向に角度αをもって回転処理
を実行すると、第2の回転処理手段が、第1の回転処理
手段による回転処理後のシンボル中の文字列について、
第1の領域求め手段により求められたセグメント領域の
中心点を中心として、回転処理前と同一の表示方向とな
るように角度βをもって回転処理を実行する。
【0008】つぎの発明にかかるシンボル回転装置は、
上記の発明において、前記第2の回転処理手段による回
転処理後の文字列のセグメント領域が前記図形のセグメ
ント領域と重複する場合は、これら各セグメント領域が
重複しないように当該文字列のセグメント領域を移動す
る移動手段を更に具備したことを特徴とする。
【0009】この発明によれば、第2の回転処理手段に
よる回転処理後の文字列のセグメント領域が図形のセグ
メント領域と重複する場合は、移動手段によって、前記
各セグメント領域が重複しないように、当該文字列のセ
グメント領域が所定の位置に移動される。
【0010】つぎの発明にかかるシンボル回転装置は、
複数の文字列及び図形を有するシンボルに対して回転処
理を実行するシンボル回転装置において、前記各文字列
毎のセグメント領域を求める第1の領域求め手段と、前
記図形のセグメント領域を求める第2の領域求め手段
と、前記複数の文字列を所定の規則にしたがってグルー
ピングするグルーピング手段と、該グルーピング手段に
よりグループ化された文字列のセグメント領域を求める
第3の領域求め手段と、前記シンボルについて、前記第
2の領域求め手段により求められたセグメント領域の中
心点を中心として所定の回転方向に角度αをもって回転
処理を実行する第1の回転処理手段と、前記第1の回転
処理手段による回転処理後のシンボル中の文字列につい
て、前記第1の領域求め手段により求められたセグメン
ト領域または前記第3の領域求め手段により求められた
セグメント領域の中心点を中心として、回転処理前と同
一の表示方向となるように角度βをもって回転処理を実
行する第2の回転処理手段と、を具備したことを特徴と
する。
【0011】この発明によれば、第1の回転処理手段
が、複数の文字列及び図形を有するシンボルについて、
第2の領域求め手段により求められたセグメント領域の
中心点を中心として所定の回転方向に角度αをもって回
転処理を実行すると、第2の回転処理手段が、第1の領
域求め手段により求められたセグメント領域または第3
の領域求め手段により求められたセグメント領域の中心
点を中心として、回転処理前と同一の表示方向となるよ
うに角度βをもって回転処理を実行する。
【0012】つぎの発明にかかるシンボル回転装置は、
上記の発明において、前記第2の領域求め手段により求
められた図形のセグメント領域の各辺を延長して、当該
図形近傍の領域を分割する分割手段を更に具備し、前記
グルーピング手段は、前記分割手段による分割処理後の
各領域を基準にして前記複数の文字列をグルーピングす
ることを特徴とする
【0013】この発明によれば、分割手段が、第2の領
域求め手段により求められた図形のセグメント領域の各
辺を延長して、当該図形近傍の領域を分割すると、グル
ーピング手段は、分割手段による分割処理後の各領域を
基準にして複数の文字列をグルーピングする。
【0014】つぎの発明にかかるシンボル回転装置は、
上記の発明において、前記第2の回転処理手段による回
転処理後の文字列のセグメント領域が前記図形のセグメ
ント領域と重複する場合は、これら各セグメント領域が
重複しないように当該文字列のセグメント領域を移動す
る移動手段を更に具備したことを特徴とする。
【0015】この発明によれば、第2の回転処理手段に
よる回転処理後の文字列のセグメント領域が図形のセグ
メント領域と重複する場合は、移動手段によって、前記
各セグメント領域が重複しないように、当該文字列のセ
グメント領域が所定の位置に移動される。
【0016】つぎの発明にかかるシンボル回転装置は、
上記の発明において、前記移動手段による移動処理後の
複数の文字列のセグメント領域が重複する場合は、これ
ら各セグメント領域が重複しないように前記第1の領域
求め手段または前記第3の領域求め手段により求められ
たセグメント領域単位で、当該文字列のセグメント領域
を移動する文字列移動手段を更に具備したことを特徴と
する。
【0017】この発明によれば、移動手段による移動処
理後の複数の文字列のセグメント領域が重複する場合
は、文字列移動手段によって、前記各セグメント領域が
重複しないように第1の領域求め手段または第3の領域
求め手段により求められたセグメント領域単位で、当該
文字列のセグメント領域が所定の位置に移動される。
【0018】つぎの発明にかかるシンボル回転方法は、
文字列及び図形を有するシンボルに対して回転処理を実
行するシンボル回転方法において、前記文字列のセグメ
ント領域を求める第1の領域求め工程と、前記図形のセ
グメント領域を求める第2の領域求め工程と、前記シン
ボルについて、前記第2の領域求め工程により求められ
たセグメント領域の中心点を中心として所定の回転方向
に角度αをもって回転処理を実行する第1の回転処理工
程と、該第1の回転処理工程による回転処理後のシンボ
ル中の文字列について、前記第1の領域求め工程により
求められたセグメント領域の中心点を中心として、回転
処理前と同一の表示方向となるように角度βをもって回
転処理を実行する第2の回転処理工程と、を含むことを
特徴とする。
【0019】この発明によれば、第1の回転処理工程に
よって、文字列及び図形を有するシンボルについて、第
2の領域求め手段により求められたセグメント領域の中
心点を中心として所定の回転方向に角度αをもって回転
処理を実行すると、第2の回転処理工程によって、第1
の回転処理手段による回転処理後のシンボル中の文字列
について、第1の領域求め手段により求められたセグメ
ント領域の中心点を中心として、回転処理前と同一の表
示方向となるように角度βをもって回転処理を実行す
る。
【0020】つぎの発明にかかるシンボル回転方法は、
上記の発明において、前記第2の回転処理工程による回
転処理後の文字列のセグメント領域が前記図形のセグメ
ント領域と重複する場合は、これら各セグメント領域が
重複しないように当該文字列のセグメント領域を移動す
る移動工程を更に含むことを特徴とする。
【0021】この発明によれば、第2の回転処理工程に
より回転処理された後の文字列のセグメント領域が図形
のセグメント領域と重複する場合は、移動工程によっ
て、前記各セグメント領域が重複しないように、当該文
字列のセグメント領域を所定の位置に移動する。
【0022】つぎの発明にかかるシンボル回転方法は、
複数の文字列及び図形を有するシンボルに対して回転処
理を実行するシンボル回転方法において、前記各文字列
毎のセグメント領域を求める第1の領域求め工程と、前
記図形のセグメント領域を求める第2の領域求め工程
と、前記複数の文字列を所定の規則にしたがってグルー
ピングするグルーピング工程と、該グルーピング工程に
よりグループ化された文字列のセグメント領域を求める
第3の領域求め工程と、前記シンボルについて、前記第
2の領域求め工程により求められたセグメント領域の中
心点を中心として所定の回転方向に角度αをもって回転
処理を実行する第1の回転処理工程と、該第1の回転処
理工程による回転処理後のシンボル中の文字列につい
て、前記第1の領域求め工程により求められたセグメン
ト領域または前記第3の領域求め工程により求められた
セグメント領域の中心点を中心として、回転処理前と同
一の表示方向となるように角度βをもって回転処理を実
行する第2の回転処理工程と、を含むことを特徴とす
る。
【0023】この発明によれば、第1の回転処理工程に
よって、複数の文字列及び図形を有するシンボルについ
て、第2の領域求め手段により求められたセグメント領
域の中心点を中心として所定の回転方向に角度αをもっ
て回転処理を実行すると、第2の回転処理工程によっ
て、第1の領域求め手段により求められたセグメント領
域または第3の領域求め手段により求められたセグメン
ト領域の中心点を中心として、回転処理前と同一の表示
方向となるように角度βをもって回転処理を実行する。
【0024】つぎの発明にかかるシンボル回転方法は、
上記の発明において、前記第2の領域求め工程により求
められた図形のセグメント領域の各辺を延長して、当該
図形近傍の領域を分割する分割工程を更に含み、前記グ
ルーピング工程は、前記分割工程による分割処理後の各
領域を基準にして前記複数の文字列をグルーピングする
ことを特徴とする。
【0025】この発明によれば、分割工程によって、第
2の領域求め手段により求められた図形のセグメント領
域の各辺を延長して、当該図形近傍の領域を分割する
と、グルーピング工程によって、分割手段による分割処
理後の各領域を基準にして複数の文字列をグルーピング
する。
【0026】つぎの発明にかかるシンボル回転方法は、
上記の発明において、前記第2の回転処理工程による回
転処理後の文字列のセグメント領域が前記図形のセグメ
ント領域と重複する場合は、これら各セグメント領域が
重複しないように当該文字列のセグメント領域を移動す
る移動工程を更に含むことを特徴とする。
【0027】この発明によれば、第2の回転処理工程に
より回転処理された後の文字列のセグメント領域が図形
のセグメント領域と重複する場合は、移動工程によっ
て、前記各セグメント領域が重複しないように、当該文
字列のセグメント領域が所定の位置に移動される。
【0028】つぎの発明にかかるシンボル回転方法は、
上記の発明において、前記移動工程による移動処理後の
複数の文字列のセグメント領域が重複する場合は、これ
ら各セグメント領域が重複しないように前記第1の領域
求め工程または前記第3の領域求め工程により求められ
たセグメント領域単位で、当該文字列のセグメント領域
を移動する文字列移動工程を更に含むことを特徴とす
る。
【0029】この発明によれば、移動工程により移動処
理された後の複数の文字列のセグメント領域が重複する
場合は、文字列移動工程によって、前記各セグメント領
域が重複しないように第1の領域求め工程または第3の
領域求め工程により求められたセグメント領域単位で、
当該文字列のセグメント領域が所定の位置に移動され
る。
【0030】つぎの発明にかかるプログラムは、上記の
発明のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに
実行させるプログラムであり、そのプログラムがコンピ
ュータ読み取り可能となり、これによって、上記の発明
のいずれか一つの動作をコンピュータによって実行する
ことができる。
【0031】つぎの発明にかかるCADシステムは、上
記の発明のいずれか一つに記載された方法にしたがって
シンボルの回転処理を実行することを特徴とする。
【0032】つぎの発明にかかるCADシステムは、上
記プログラムを実行することにより、上記の発明のいず
れか一つに記載された方法にしたがってシンボルの回転
処理を実行することを特徴とする。
【0033】つぎの発明にかかる図形編集システムは、
上記の発明のいずれか一つに記載された方法にしたがっ
てシンボルの回転処理を実行することを特徴とする。
【0034】つぎの発明にかかる図形編集システムは、
上記プログラムを実行することにより、上記の発明のい
ずれか一つに記載された方法にしたがってシンボルの回
転処理を実行することを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかるシンボル回転装置、シンボル回転方法、そ
の方法をコンピュータに実行させるプログラム、CAD
システムおよび図形編集システムの好適な実施の形態を
詳細に説明する。
【0036】実施の形態1.図1は、この発明の実施の
形態であるシンボル回転装置の構成を示すブロック図で
ある。図1において、シンボル回転装置は、装置本体1
0、表示装置20、キーボード30およびマウス40か
ら構成されている。このようなシンボル回転装置は、た
とえば汎用コンピュータ、パーソナルコンピュータ、ワ
ークステーションなどのコンピュータにより実現される
ものである。
【0037】装置本体10は、装置全体を統括的に制御
するCPU11と、ハードディスク等の記録媒体で構成
される補助記憶装置12と、RAM等の記録媒体で構成
される主記憶装置13と、入出力制御部14とを有して
いる。補助記憶装置12は、テキスト付き電子部品図形
を示すデータ、後述する回転アルゴリズム(回転処理手
順)を示すプログラムを含む図形編集エディタを記憶し
ている。主記憶装置13は、補助記憶装置12からロー
ディングされたプログラムやデータ、キーボード30あ
るいはマウス40からの入力データ、CPU11が演算
処理する際に必要となるデータを記憶する。
【0038】CPU11は、補助記憶装置12および主
記憶装置13に対してアクセスして、たとえば後述する
回転処理手順に基づいて処理を実行する。なお、CPU
11には、入出力制御部14を介して、テキスト付き電
子部品図形などの表示情報を表示する表示装置20、上
記図形編集エディタの起動指示、各種の入力データを入
力するためのキーボード30およびマウス40が接続さ
れている。
【0039】ここで、以降の説明において記載される
「パーツ」、「図形」、「属性」、「パーツ属性」、
「ピン属性」、「パーツのピン」、「接続線」および
「セグメント領域」の用語を定義する。
【0040】「パーツ」とは、電気図記号などのシンボ
ルのことである。「図形」とは、パーツのうち、文字列
以外の図形部分のことである。「属性」とは、図形以外
の各文字列のことである。「パーツ属性」とは、パーツ
全体の種類および機能を説明する文字列のことである。
「ピン属性」とは、パーツのピンの機能を説明する文字
列のことである。ここで、パーツの一例を、図2(a)
〜(c)に示し、「図形」、「属性」、「パーツ属性」
および「ピン属性」の一例を、図3に示す。
【0041】図3の例においては、符号100で示され
る部分(点線で囲まれている部分)が「パーツ」を示
し、また、符号110で示される部分(点線で囲まれて
いる部分)が「図形」を示し、さらに、符号121、1
22で示される部分が「属性」を示している。その属性
のうち、符号121で示す部分、たとえば「NFB」、
「KN」、「KT」、「Z」、「AT」の文字列が「パ
ーツ属性」を示し、一方、符号122で示す部分、たと
えば「1」、「2」、「3」、「4」の文字列(数字)
が「ピン属性」を示している。なお、パーツ100に付
いている属性121、122には、パーツ属性かあるい
はピン属性かの情報が付加されている。また、ピン属性
122の場合は、図形のどのピンの属性であるかは既に
定義されているものとする。
【0042】また、「パーツのピン」とは、パーツと接
続線とを繋ぐことができる点のことであり、「接続線」
とは、あるパーツのピンと他のパーツのピンとを結ぶ
線、あるいは接続線同士を繋ぐ線のことである。ここ
で、「パーツのピン」および「接続線」の一例を、図4
に示す。同図4において、符号130で示される部分
(記号「×」参照)が「パーツのピン」を示し、符号1
40で示される部分(線分)が「接続線」を示してい
る。
【0043】さらに、「セグメント領域」とは、図形ま
たは文字列(属性)を囲った最小の長方形(矩形)のこ
とである。ここで、図形のセグメント領域の一例を図5
に示し(符号150で示される長方形)、属性(つまり
文字列)のセグメント領域の一例を図6に示す(符号1
60で示される長方形)。
【0044】ところで、図3に示したようなパーツ10
0、すなわち図形110および属性(つまり文字列)1
21、122を示すデータ、図4に示したようなピン1
30および接続線140を示すデータは、補助記憶装置
12に格納されており、図形の編集処理時に、主記憶装
置13にローディングされる。
【0045】かかる構成のシンボル回転装置による図形
の編集処理について説明する。最初に、図形編集者など
のユーザが、たとえばキーボード30又はマウス40を
操作して、例えば表示装置20に表示される図形編集エ
ディタ起動用のアイコンやメニューを選択することで、
図形編集エディタを起動する旨の指令を入力すると共
に、表示装置20に表示されるパーツ名中の編集対象の
パーツ名を指定(あるいは選択)する。これら指令デー
タや編集対象のパーツ名を示すデータは、入出力制御部
14を介してCPU11に入力される。
【0046】CPU11は、入力されたデータを基に、
補助記憶装置12に記憶されている図形編集エディタ
(後述する回転処理手順を示すプログラムを含む)を主
記憶装置13に読み込んで起動すると共に、補助記憶装
置12に記憶されている編集対象のパーツ名に対応する
パーツのデータを主記憶装置13に読み込む。そして、
CPU11は、図形編集エディタを実行することで編集
対象のパーツに対して回転処理を施す。
【0047】次に、シンボル回転装置のCPU11によ
る回転処理について、図7を参照して説明する。図7
は、その回転処理手順を示すフローチャートである。
【0048】ここでは、パーツをX度回転させる回転処
理について説明するものとし、また、この回転処理する
に際し、図形編集エディタおよび編集対象のパーツのデ
ータは、CPU11によって補助記憶装置12から主記
憶装置13に読み込まれているものとする。
【0049】さて、CPU11は、主記憶装置13に読
み込んだパーツの属性について、当該パーツに付加され
ている情報を基に「パーツ属性」と「ピン属性」の二種
類に分類する。ここで、読み込まれたパーツの一例を図
8に示す。図8に示す例においては、「PINa」、
「MEMO」、「PIN2」の各文字列がピン属性であ
り、それ以外の属性たとえば「PARTS」、「NF
B」、「NFB22」などの各文字列がパーツ属性であ
る。また、「PINa」および「MEMO」のピン属性
は、図8中のA点のピンAについて関係した文字列であ
り、一方、「PIN2」のピン属性は、図8中のB点の
ピンBについて関係した文字列である。
【0050】次に、CPU11は、読み込んだパーツに
ついて、属性(文字列)ごとのセグメント領域を求める
と共に(ステップS11)、図形のセグメント領域を求
める(ステップS12)。ここで、求められた属性(文
字列)ごとのセグメント領域の一例を図9に示す。この
例では、符号201〜209で示される各パーツ属性の
セグメント領域と、符号210〜212で示される各ピ
ン属性のセグメント領域とが求められている。この図9
に示した例において、さらに図形のセグメント領域22
0を求めた様子を、図10に示す。この図10では符号
201〜212は省略している。
【0051】なお、図9および図10中の 記号"×" 印
は図形ではなく、この回転処理を説明するに際し、ピン
を明示するために表記している印であり、実際の図形の
一部ではない。このため、セグメント領域を求める際に
は無視している。
【0052】続いて、CPU11は、ステップS12で
求めたセグメント領域220の各辺を延長して、図11
に示すように、図形近傍の領域を、領域1〜領域8の8
つの領域に分割し(ステップS13)、さらに、パーツ
属性とピン属性の各々の属性をグルーピングすると共に
(ステップS14)、グルーピングした属性(文字列)
についてセグメント領域を求める(ステップS15)。
【0053】このグルーピングするに際し、パーツ属性
については、ステップS13で求めた各領域について、
同じ領域内にある属性同士(文字列同士)をグルーピン
グする。このとき、パーツ属性が複数の領域に跨ってい
る場合は、パーツ属性のセグメント領域が最も大きく重
なっている領域を、当該パーツ属性が属する領域とみな
す。一方、ピン属性については、同じピンに属する属性
同士(文字列同士)をグルーピングする。このようにし
てグルーピングされた結果を図12に示す。
【0054】この図12に示す例においては、符号20
1および符号202の各セグメント領域(図9参照)の
パーツ属性がグルーピングされて、そのグルーピングさ
れた属性について長方形(矩形)のセグメント領域23
1が求められている。同様に、符号203および符号2
04の各セグメント領域のパーツ属性がグルーピングさ
れて、それらの属性についてセグメント領域232が求
められている。同様に、符号205〜208の各セグメ
ント領域のパーツ属性がグルーピングされて、それらの
属性についてセグメント領域233が求められている。
さらに、符号210および符号211の各セグメント領
域のピン属性がグルーピングされて、それらの属性につ
いてセグメント領域234が求められている。
【0055】次に、CPU11は、図12に示したパー
ツ全体について、図13に示すように、ステップS12
で求めた図形のセグメント領域220の中心点を中心と
してX度回転する(ステップS16)。ここでは、反時計
回り(左回り)方向にX=90度回転させるものとす
る。
【0056】続いて、CPU11は、図13に示すパー
ツの状態から、属性または属性グループについて、図1
4に示すように、それぞれのセグメント領域の中心点を
中心として(−X)度回転する(ステップS17)。こ
こでは、時計回り(右回り)方向にX=90度回転させ
ている。勿論、反時計回り(左回り)方向に「360−
X(=90)」=270度回転させるようにしても良
い。
【0057】最後に、CPU11は、図15に示すパー
ツの状態(図14に示すパーツと同一の状態)に対し
て、回転後の属性の重なりを補正する(ステップS1
8)。この補正処理の詳細については後述するが、ここ
では簡単に説明する。
【0058】まず、ピン属性と図形との重なりを補正す
ることにより、図15に示すパーツの状態(図14に示
すパーツと同一の状態)は、図16に示すパーツの状態
に変化する。すなわち、図形のセグメント領域220に
重なっていたセグメント領域212が、セグメント領域
220と重ならない位置に移動されている。
【0059】また、この状態から、ピン属性同士の重な
りを補正すると、図16に示すパーツの状態は図17に
示すパーツの状態に変化する。すなわち、互いに重なっ
ていたセグメント領域212とセグメント領域231
は、セグメント領域231が所定の位置に移動されて、
重ならない状態になっている。
【0060】さらに、この状態から、パーツ属性と図形
との重なりを補正すると、図17に示すパーツの状態は
図18に示すパーツの状態に変化する。すなわち、互い
に重なっていたセグメント領域220とセグメント領域
233は、セグメント領域233が所定の位置に移動さ
れて、重ならない状態になっている。
【0061】この実施の形態1では、ピン属性またはピ
ン属性グループについては、属する図形のピンをインデ
ックスとする配列によって管理する。たとえばピン1〜
4が、図19(a)に示すような配置関係にあるものと
した場合には、ピン1〜4の各値をインデックスとし
て、属性値(つまりピンのピン属性)が登録された配列
250とする。この場合、ピン属性の配列250は、イ
ンデックス251と属性値252とから構成されてい
る。したがって、CPU11は、パーツの回転前に、図
19(b)に示すようなピン属性の配列250を主記憶
装置13に作成することで、パーツに対して所定の角度
をもって回転処理したとしても、ピンとそのピン属性
(属性値)との関係を認識することができる。
【0062】また、パーツ属性またはパーツ属性グルー
プについては、属する領域をインデックスとする配列に
よって管理する。たとえば領域1〜8が、図20(a)
に示すような配置関係にあるものとした場合には、領域
1〜8の各値をインデックスとして、属性値(領域に属
するパーツ属性)が登録された配列260とする。この
場合、パーツ属性の配列260は、インデックス261
と属性値262とから構成されている。したがって、C
PU11は、パーツの回転前に、図20(b)に示すよ
うなパーツ属性の配列260を主記憶装置13に作成す
ることで、パーツに対して所定の角度をもって回転処理
したとしても、領域とその領域に属するパーツ属性(属
性値)との関係を認識することができる。
【0063】次に、上記ステップS18での回転後の属
性の重なりの補正処理について、詳細に説明する。
【0064】この補正処理においては、回転後のパーツ
について、属性同士、または図形と属性との重なりを除
くため、次のステップS18−1〜S18−5の順序で
属性の位置補正を行う。なお、ステップS18−1〜S
18−5の各処理は、ステップS18の処理に含まれる
ものである。したがって、これら各ステップS18−1
〜S18−5の処理手順を含んだ回転処理手順(図7参
照)を示すプログラムが、コンピュータ読み取り可能な
記録媒体としての補助記憶装置12に格納(記録)され
ている。
【0065】ステップS18−1(「ピン属性」と「図
形」との重なりの補正)この補正は、図21に示すよう
に、図形のセグメント領域310と複数(たとえば2
つ)のピン属性のセグメント領域321、322とが重
なっている場合に、セグメント領域321およびセグメ
ント領域322を移動させることで、「ピン属性」と
「図形」とが重複しないようにするためのものである。
なお、単一のピン属性が図形と重なるときは、そのピン
属性を移動させる。
【0066】具体的に説明すると、CPU11は、図形
中のピンの数をN個と定義して、i=1〜Nまで次の処
理を繰り返す。すなわち、図形中のピンiのピン属性ま
たはピン属性のグループのセグメント領域が、図形のセ
グメント領域に重なる場合、互いの距離が回転前の距離
と等しくなるようにピン属性を位置移動する。この場
合、位置移動は、図形が存在する方向と反対の方向に行
う。
【0067】たとえば、図22(a)に示すように、回
転前の図形のセグメント領域310と回転前の「PIN
2」のピン属性のセグメント領域321とが、「t1」
の距離をもって配置されていた場合に、回転後でかつ補
正前において、図22(b)に示すように図形のセグメ
ント領域310と「PIN2」のピン属性のセグメント
領域321とが重なるときは、図22(c)に示すよう
に、「PIN2」のピン属性のセグメント領域321
を、互いのセグメント領域の距離が回転前の距離t1と
等しくなるように図形(のセグメント領域)とは反対方
向(図22(c)の左方向)に移動させる。
【0068】ステップS18−2(「ピン属性」と「ピ
ン属性」との重なりの補正)この補正は、図23に示す
ように、図形のセグメント領域310と複数(たとえば
2つ)のピン属性のセグメント領域321、322とは
離れているものの、その2つのセグメント領域321、
322同士が重なっている場合に、何れかのピン属性を
移動させることで、「ピン属性」同士が重複しないよう
にするためのものである。
【0069】具体的に説明すると、CPU11は、図形
中のピンの数をN個と定義して、i=1〜Nまで次の処
理を繰り返す。すなわち、図形中のピンiのピン属性ま
たはピン属性のグループのセグメント領域が、図形中の
ピン(i−1)のピン属性またはピン属性のグループの
セグメント領域に重なる場合、互いの距離が回転前の距
離と等しくなるように前者を位置移動する。この場合、
位置移動は、図形が存在する方向と反対の方向に行う。
【0070】たとえば、図24(a)に示すように、回
転前の「PIN1」のピン属性のセグメント領域321
と回転前の「PIN2」のピン属性のセグメント領域3
22とが、「t2」(この場合、t2=0)の距離をも
って配置されていた場合に、回転後でかつ補正前におい
て、図24(b)に示すように「PIN1」のピン属性
のセグメント領域321と「PIN2」のピン属性のセ
グメント領域322とが重なるときは、図24(c)に
示すように、「PIN2」のピン属性のセグメント領域
321を、互いのセグメント領域の距離が回転前の距離
t2と等しくなるように図形(のセグメント領域)とは
反対方向(図24(c)の左方向)に移動させる。
【0071】ステップS18−3(「パーツ属性」と
「図形」との重なりの補正)この補正は、図25に示す
ように、図形のセグメント領域310と複数(たとえば
2つ)のパーツ属性のセグメント領域331、332と
が重なっている場合に、セグメント領域331およびセ
グメント領域332を移動させることで、「パーツ属
性」と「図形」とが重複しないようにするためのもので
ある。なお、単一のパーツ属性が図形と重なるときは、
そのパーツ属性を移動させる。
【0072】具体的に説明すると、CPU11は、領域
の数を「8」と定義して、j=1〜8まで次の処理を繰
り返す。すなわち、領域jに属するパーツ属性のセグメ
ント領域またはパーツ属性のグループのセグメント領域
が、図形のセグメント領域に重なる場合、互いの距離が
回転前の距離と等しくなるようにパーツ属性を位置移動
する。この場合、位置移動は、図形が存在する方向と反
対の方向に行う。
【0073】たとえば、図26(a)に示すように、回
転前の図形のセグメント領域310と回転前の「パーツ
属性」のセグメント領域331とが、「t3」の距離を
もって配置されていた場合に、回転後でかつ補正前にお
いて、図26(b)に示すように図形のセグメント領域
310と「パーツ属性」のセグメント領域331とが重
なるときは、図26(c)に示すように、「パーツ属
性」のセグメント領域331を、互いのセグメント領域
の距離が回転前の距離t3と等しくなるように図形(の
セグメント領域)とは反対方向(図26(c)の左方
向)に移動させる。
【0074】ステップS18−4(「ピン属性」と「パ
ーツ属性」との重なりの補正)この補正は、図27に示
すように、図形のセグメント領域310とピン属性のセ
グメント領域321およびパーツ属性のセグメント領域
331とは離れているものの、ピン属性のセグメント領
域321とパーツ属性のセグメント領域331とが重な
っている場合に、パーツ属性を移動させることで、「ピ
ン属性」と「パーツ属性」とが重複しないようにするた
めのものである。
【0075】具体的に説明すると、CPU11は、領域
の数を「8」と定義して、j=1〜8まで次の処理を繰
り返す。すなわち、領域ごとの繰返しの処理において、
さらに図形中のピンの数をN個と定義して、i=1〜N
まで次の処理を繰り返す。すなわち、領域jに属するパ
ーツ属性のセグメント領域またはパーツ属性のグループ
のセグメント領域が、図形中のピンiのピン属性または
ピン属性のグループのセグメント領域が、図形のセグメ
ント領域に重なる場合、互いの距離が回転前の距離と等
しくなるように前者を位置移動する。この場合、位置移
動は、図形が存在する方向と反対の方向に行う。
【0076】ステップS18−5(「パーツ属性」と
「パーツ属性」との重なりの補正)この補正は、図28
に示すように、図形のセグメント領域310と複数(た
とえば2つ)のパーツ属性のセグメント領域331、3
32とは離れているものの、パーツ属性のセグメント領
域331とパーツ属性のセグメント領域332とが重な
っている場合に、何れかのパーツ属性を移動させること
で、「パーツ属性」同士が重複しないようにするための
ものである。
【0077】具体的に説明すると、CPU11は、領域
の数を「8」と定義して、j=1〜8まで次の処理を繰
り返す。すなわち、領域ごとの繰返しの処理において、
さらに図形中のピンの数をN個と定義して、i=1〜N
まで次の処理を繰り返す。すなわち、領域jに属するパ
ーツ属性のセグメント領域同士またはパーツ属性のグル
ープのセグメント領域同士が重なる場合、互いの距離が
回転前の距離と等しくなるように何れかの属性を位置移
動する。この場合、位置移動は、図形が存在する方向と
反対の方向に行う。
【0078】ここで、「ピン属性」と「パーツ属性」と
の重なりの補正および「パーツ属性」と「パーツ属性」
のと重なりの補正について、具体例を挙げて説明する。
【0079】たとえば、図29(a)に示すように、回
転前の「PIN1」のピン属性のセグメント領域321
と回転前の「パーツ属性1」のパーツ属性のセグメント
領域331とが、「t4」の距離をもって配置され、ま
た、回転前の「パーツ属性1」のパーツ属性のセグメン
ト領域331と回転前の「パーツ属性2」のパーツ属性
のセグメント領域332とが、「t5」の距離をもって
配置されていた場合とする。
【0080】そして、回転後でかつ補正前において、図
29(b)に示すように「PIN1」のピン属性のセグ
メント領域321と「パーツ属性1」のパーツ属性のセ
グメント領域331とが重なり、さらに「パーツ属性
1」のパーツ属性のセグメント領域331と「パーツ属
性2」のパーツ属性のセグメント領域332とが重なる
ときは、最初に、図29(c)に示すように、「パーツ
属性1」のセグメント領域331を、「PIN1」のセ
グメント領域321との間の距離が回転前の距離t4と
等しくなるように図形(のセグメント領域)とは反対方
向(図29(c)の左方向)に移動させる。
【0081】この図29(c)のパーツの状態において
は、依然として、「パーツ属性1」のセグメント領域3
31と「パーツ属性2」のセグメント領域332とが重
なっているので、このようなときは、図29(d)に示
すように、「パーツ属性2」のセグメント領域332
を、互いのセグメント領域の距離が回転前の距離t5と
等しくなるように図形(のセグメント領域)とは反対方
向(図29(d)の左方向)に移動させる。
【0082】上述した回転処理手順にしたがって回転処
理した場合のパーツの例を図30および図31に示す。
図30に示す例では、回転前のパーツ410が、反時計
回りに90度回転処理されて、パーツ410Aの状態に
なっている。また、図31に示す例では、回転前のパー
ツ420が、反時計回りに90度回転処理されてパーツ
420Aの状態になり、このパーツ420Aが、反時計
回りに180度回転処理されてパーツ420Bの状態に
なり、さらに、このパーツ420Bが、反時計回りに2
70度(あるいは時計回り90度)回転処理されてパー
ツ420Cの状態になっている。
【0083】なお、上述した実施の形態1では、シンボ
ル回転装置(コンピュータ)の各機能を実現し、上記回
転処理の回転処理手順を示すプログラムを、記録媒体と
してのハードディスク等の補助記憶装置12に記録する
ようにしているが、本発明はこれに限定されることな
く、次のようにしても良い。
【0084】すなわち、上記プログラムをROMに格納
しておき、CPU11が、このプログラムをこのROM
から主記憶装置13へローディングして実行するように
しても良い。
【0085】また、上記プログラムを、DVD−RO
M、CD−ROM、MO(光磁気ディスク)、フロッピ
ー(登録商標)ディスクなどのコンピュータ読み取り可
能な記憶媒体に格納して配布するようにしても良い。こ
の場合、その記録媒体に記録されたプログラムをシンボ
ル回転装置(コンピュータ)がインストールした後、こ
のプログラムをCPU11が実行するようにする。この
プログラムのインストール先としては、RAMやEPR
OM等のメモリやハードディスクなどの記憶装置があ
る。そして、シンボル回転装置(コンピュータ)は、必
要に応じてこの記憶装置に記憶したプログラムを主記憶
装置13にローディングして実行するようにする。
【0086】さらには、シンボル回転装置(コンピュー
タ)を電気通信回線(たとえばインターネット)を介し
てサーバ装置あるいはホストコンピュータ等のコンピュ
ータと接続するようにし、当該シンボル回転装置(コン
ピュータ)が、サーバ装置あるいはコンピュータから上
記プログラムをダウンロードした後、このプログラムを
CPU11が実行するようにしても良い。この場合、こ
のプログラムのダウンロード先としては、RAMやEP
ROM等のメモリやハードディスクなどの記憶装置(記
録媒体)がある。そして、当該シンボル回転装置(コン
ピュータ)が、必要に応じてこの記憶装置に記憶された
上記プログラムを主記憶装置13にローディングして実
行するようにする。
【0087】また、上述した実施の形態1においては、
上述したシンボル回転装置をCAD(コンピュータ支援
による設計)システムに適用することができる。このC
ADシステム(たとえば電気系CADシステム)におい
ても、上述したシンボル回転装置による回転処理と同様
の回転処理を実行することができ、これにより、テキス
ト付き電子部品図形を、図形と属性とが、また属性同士
が重なり合うことなく、回転させることができる。
【0088】さらに、上述した実施の形態1において
は、上述したシンボル回転装置を図形編集システムに適
用することもできる。この図形編集システムにおいて
も、上述したシンボル回転装置による回転処理と同様の
回転処理を実行することができ、これにより、テキスト
付き図形を、図形と属性とが、また属性同士が重なり合
うことなく、回転させることができる。
【0089】以上説明したように、この実施の形態1に
よれば、上述した回転処理手順にしたがって電子部品図
形を回転させることで、互いに属性が重なり合うことが
無く、しかも、図形のある点に属性を関連付けし無くて
も、図形と属性とが、また属性同士が重なり合わずに回
転させることができる。
【0090】また、この実施の形態1によれば、上述し
た回転処理手順にしたがって電子部品図形を回転させる
ことで、電子部品図形の回転編集時に人手による修正を
行う必要がなく、図面の設計作業の効率化を図ることが
できる。
【0091】さらに、この実施の形態1によれば、ピン
属性およびパーツ属性を配列(図19および図20参
照)で管理するようにしているので、電子部品データを
回転角度ごとに登録する必要がないこととなり、よって
電子部品データの管理および保守の軽減を図ることがで
きる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、文字列と図形中のある点とを関連付けし無くとも、
文字列と図形とが重なり合わず、しかも文字列同士が重
なり合うこと無く、文字列および図形を有するシンボル
(たとえば電子部品図形)を回転させることができる。
また、文字列と図形とが重なり合わず、しかも文字列同
士が重なり合うこと無く、シンボル(たとえば電子部品
図形)を回転させることができるので、電子部品図形の
回転編集時に人手による修正を行う必要がなく、図面の
設計作業の効率化を図ることができる。
【0093】つぎの発明によれば、回転処理後の文字列
が図形と重なり合うような場合には、これらが重ならな
いように、文字列が移動されるので、確実に、文字列と
図形とが重なり合わないように、シンボル(たとえば電
子部品図形)を回転させることができる。
【0094】つぎの発明によれば、文字列と図形中のあ
る点とを関連付けし無くとも、文字列と図形とが重なり
合わず、しかも文字列同士が重なり合うこと無く、文字
列および図形を有するシンボル(たとえば電子部品図
形)を回転させることができる。また、文字列と図形と
が重なり合わず、しかも文字列同士が重なり合うこと無
く、シンボル(たとえば電子部品図形)を回転させるこ
とができるので、電子部品図形の回転編集時に人手によ
る修正を行う必要がなく、図面の設計作業の効率化を図
ることができる。
【0095】つぎの発明によれば、回転処理前の複数の
文字列がグルーピングされるので、このグルーピングさ
れた複数の文字列同士については、回転処理された後に
おいては重なり合うことがないので、より一層、文字列
同士が重なり合うことを防止することができる。
【0096】つぎの発明によれば、回転処理後の文字列
が図形と重なり合うような場合には、これらが重ならな
いように文字列が移動(文字列の位置が補正)されるの
で、確実に、文字列と図形とが重なり合わないように、
シンボル(たとえば電子部品図形)を回転させることが
できる。
【0097】つぎの発明によれば、回転処理後の複数の
文字列同士が重なり合うような場合には、これらが重な
らないように単一文字列又はグルーピングされた文字列
単位で、何れかの文字列が移動(文字列の位置が補正)
されるので、確実に、文字列同士が重なり合わないよう
に、シンボル(たとえば電子部品図形)を回転させるこ
とができる。
【0098】つぎの発明によれば、文字列と図形中のあ
る点とを関連付けし無くとも、文字列と図形とが重なり
合わず、しかも文字列同士が重なり合うこと無く、文字
列および図形を有するシンボル(たとえば電子部品図
形)を回転させることができる。また、文字列と図形と
が重なり合わず、しかも文字列同士が重なり合うこと無
く、シンボル(たとえば電子部品図形)を回転させるこ
とができるので、電子部品図形の回転編集時に人手によ
る修正を行う必要がなく、図面の設計作業の効率化を図
ることができる。
【0099】つぎの発明によれば、回転処理後の文字列
が図形と重なり合うような場合には、これらが重ならな
いように、文字列が移動されるので、確実に、文字列と
図形とが重なり合わないように、シンボル(たとえば電
子部品図形)を回転させることができる。
【0100】つぎの発明によれば、文字列と図形中のあ
る点とを関連付けし無くとも、文字列と図形とが重なり
合わず、しかも文字列同士が重なり合うこと無く、文字
列および図形を有するシンボル(たとえば電子部品図
形)を回転させることができる。また、文字列と図形と
が重なり合わず、しかも文字列同士が重なり合うこと無
く、シンボル(たとえば電子部品図形)を回転させるこ
とができるので、電子部品図形の回転編集時に人手によ
る修正を行う必要がなく、図面の設計作業の効率化を図
ることができる。
【0101】つぎの発明によれば、回転処理前の複数の
文字列がグルーピングされるので、このグルーピングさ
れた複数の文字列同士については、回転処理された後に
おいては重なり合うことがないので、より一層、文字列
同士が重なり合うことを防止することができる。
【0102】つぎの発明によれば、回転処理後の文字列
が図形と重なり合うような場合には、これらが重ならな
いように文字列が移動(文字列の位置が補正)されるの
で、確実に、文字列と図形とが重なり合わないように、
シンボル(たとえば電子部品図形)を回転させることが
できる。
【0103】つぎの発明によれば、回転処理後の複数の
文字列同士が重なり合うような場合には、これらが重な
らないように単一文字列又はグルーピングされた文字列
単位で、何れかの文字列が移動(文字列の位置が補正)
されるので、確実に、文字列同士が重なり合わないよう
に、シンボル(たとえば電子部品図形)を回転させるこ
とができる。
【0104】つぎの発明によれば、上記の発明のいずれ
か一つに記載された方法をコンピュータに実行させるプ
ログラムをコンピュータが読み取り実行することで、文
字列と図形中のある点とを関連付けし無くとも、文字列
と図形とが重なり合わず、しかも文字列同士が重なり合
うこと無く、文字列および図形を有するシンボル(たと
えば電子部品図形)を回転させることができる。また、
文字列と図形とが重なり合わず、しかも文字列同士が重
なり合うこと無く、シンボル(たとえば電子部品図形)
を回転させることができるので、電子部品図形の回転編
集時に人手による修正を行う必要がなく、図面の設計作
業の効率化を図ることができる。
【0105】つぎの発明によれば、文字列と図形中のあ
る点とを関連付けし無くとも、文字列と図形とが重なり
合わず、しかも文字列同士が重なり合うこと無く、文字
列および図形を有するシンボル(たとえば電子部品図
形)を回転させることができるCADシステムを得るこ
とができる。また、文字列と図形とが重なり合わず、し
かも文字列同士が重なり合うこと無く、シンボル(たと
えば電子部品図形)を回転させることができるので、電
子部品図形の回転編集時に人手による修正を行う必要が
なく、図面の設計作業の効率化を図ることができるCA
Dシステムを得ることができる。
【0106】つぎの発明によれば、文字列と図形中のあ
る点とを関連付けし無くとも、文字列と図形とが重なり
合わず、しかも文字列同士が重なり合うこと無く、文字
列および図形を有するシンボル(たとえば電子部品図
形)を回転させることができるCADシステムを得るこ
とができる。また、文字列と図形とが重なり合わず、し
かも文字列同士が重なり合うこと無く、シンボル(たと
えば電子部品図形)を回転させることができるので、電
子部品図形の回転編集時に人手による修正を行う必要が
なく、図面の設計作業の効率化を図ることができるCA
Dシステムを得ることができる。
【0107】つぎの発明によれば、文字列と図形中のあ
る点とを関連付けし無くとも、文字列と図形とが重なり
合わず、しかも文字列同士が重なり合うこと無く、文字
列および図形を有するシンボル(たとえば電子部品図
形)を回転させることができる図形編集システムを得る
ことができる。また、文字列と図形とが重なり合わず、
しかも文字列同士が重なり合うこと無く、シンボル(た
とえば電子部品図形)を回転させることができるので、
電子部品図形の回転編集時に人手による修正を行う必要
がなく、図面の設計作業の効率化を図ることができる図
形編集システムを得ることができる。
【0108】つぎの発明によれば、文字列と図形中のあ
る点とを関連付けし無くとも、文字列と図形とが重なり
合わず、しかも文字列同士が重なり合うこと無く、文字
列および図形を有するシンボルを回転させることができ
る図形編集システムを得ることができる。また、文字列
と図形とが重なり合わず、しかも文字列同士が重なり合
うこと無く、シンボルを回転させることができるので、
電子部品図形の回転編集時に人手による修正を行う必要
がなく、図面の設計作業の効率化を図ることができる図
形編集システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1であるシンボル回転
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 パーツの例を説明するための図である。
【図3】 パーツ、図形および属性の定義を説明するた
めの図である。
【図4】 ピンおよび接続線の定義を説明するための図
である。
【図5】 図形のセグメント領域を説明するための図で
ある。
【図6】 属性のセグメント領域を説明するための図で
ある。
【図7】 図1に示したシンボル回転装置による回転処
理手順を示すフローチャートである。
【図8】 読み込まれたパーツのピン属性とパーツ属性
を説明するための図である。
【図9】 図7に示した回転処理手順のステップS11
の処理内容を説明するための図である。
【図10】 図7に示した回転処理手順のステップS1
2の処理内容を説明するための図である。
【図11】 図7に示した回転処理手順のステップS1
3の処理内容を説明するための図である。
【図12】 図7に示した回転処理手順のステップS1
4、S15の処理内容を説明するための図である。
【図13】 図7に示した回転処理手順のステップS1
6の処理内容を説明するための図である。
【図14】 図7に示した回転処理手順のステップS1
7の処理内容を説明するための図である。
【図15】 図7に示した回転処理手順のステップS1
8の処理内容を説明するための図である。
【図16】 図7に示した回転処理手順のステップS1
8の処理内容を説明するための図である。
【図17】 図7に示した回転処理手順のステップS1
8の処理内容を説明するための図である。
【図18】 図7に示した回転処理手順のステップS1
8の処理内容を説明するための図である。
【図19】 補正処理する際に参照されるピン属性の配
列を説明するための図である。
【図20】 補正処理する際に参照されるパーツ属性の
配列を説明するための図である。
【図21】 補正処理におけるピン属性と図形との重な
りの補正を説明するための図である。
【図22】 補正処理におけるピン属性と図形との重な
りの補正を説明するための図である。
【図23】 補正処理におけるピン属性とピン属性との
重なりの補正を説明するための図である。
【図24】 補正処理におけるピン属性とピン属性との
重なりの補正を説明するための図である。
【図25】 補正処理におけるパーツ属性と図形との重
なりの補正を説明するための図である。
【図26】 補正処理におけるパーツ属性と図形との重
なりの補正を説明するための図である。
【図27】 補正処理におけるピン属性とパーツ属性と
の重なりの補正を説明するための図である。
【図28】 補正処理におけるパーツ属性とパーツ属性
との重なりの補正を説明するための図である。
【図29】 補正処理におけるピン属性とパーツ属性と
の重なりの補正およびパーツ属性とパーツ属性との重な
りの補正を説明するための図である。
【図30】 回転処理処理手順にしたがって回転したパ
ーツの例を説明するための図である。
【図31】 回転処理処理手順にしたがって回転したパ
ーツの例を説明するための図である。
【符号の説明】
10 装置本体、11 CPU、12 補助記憶装置、
13 主記憶装置、14 入出力制御部、20 表示装
置、30 キーボード、40 マウス、100パーツ、
110 図形、121 パーツ属性、122 ピン属
性、130 ピン、140 接続線、150,160,
201〜212,220,231〜234,310,3
21,322,331,332 セグメント領域、25
0 ピン属性の配列、260 パーツ属性の配列。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字列及び図形を有するシンボルに対し
    て回転処理を実行するシンボル回転装置において、 前記文字列のセグメント領域を求める第1の領域求め手
    段と、 前記図形のセグメント領域を求める第2の領域求め手段
    と、 前記シンボルについて、前記第2の領域求め手段により
    求められたセグメント領域の中心点を中心として所定の
    回転方向に角度αをもって回転処理を実行する第1の回
    転処理手段と、 前記第1の回転処理手段による回転処理後のシンボル中
    の文字列について、前記第1の領域求め手段により求め
    られたセグメント領域の中心点を中心として、回転処理
    前と同一の表示方向となるように角度βをもって回転処
    理を実行する第2の回転処理手段と、 を具備したことを特徴とするシンボル回転装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の回転処理手段による回転処理
    後の文字列のセグメント領域が前記図形のセグメント領
    域と重複する場合は、これら各セグメント領域が重複し
    ないように当該文字列のセグメント領域を移動する移動
    手段を更に具備したことを特徴とする請求項1に記載の
    シンボル回転装置。
  3. 【請求項3】 複数の文字列及び図形を有するシンボル
    に対して回転処理を実行するシンボル回転装置におい
    て、 前記各文字列毎のセグメント領域を求める第1の領域求
    め手段と、 前記図形のセグメント領域を求める第2の領域求め手段
    と、 前記複数の文字列を所定の規則にしたがってグルーピン
    グするグルーピング手段と、 前記グルーピング手段によりグループ化された文字列の
    セグメント領域を求める第3の領域求め手段と、 前記シンボルについて、前記第2の領域求め手段により
    求められたセグメント領域の中心点を中心として所定の
    回転方向に角度αをもって回転処理を実行する第1の回
    転処理手段と、 前記第1の回転処理手段による回転処理後のシンボル中
    の文字列について、前記第1の領域求め手段により求め
    られたセグメント領域または前記第3の領域求め手段に
    より求められたセグメント領域の中心点を中心として、
    回転処理前と同一の表示方向となるように角度βをもっ
    て回転処理を実行する第2の回転処理手段と、 を具備したことを特徴とするシンボル回転装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の領域求め手段により求められ
    た図形のセグメント領域の各辺を延長して、当該図形近
    傍の領域を分割する分割手段を更に具備し、前記グルー
    ピング手段は、 前記分割手段による分割処理後の各領域を基準にして前
    記複数の文字列をグルーピングすることを特徴とする請
    求項3に記載のシンボル回転装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の回転処理手段による回転処理
    後の文字列のセグメント領域が前記図形のセグメント領
    域と重複する場合は、これら各セグメント領域が重複し
    ないように当該文字列のセグメント領域を移動する移動
    手段を更に具備したことを特徴とする請求項3または4
    に記載のシンボル回転装置。
  6. 【請求項6】 前記移動手段による移動処理後の複数の
    文字列のセグメント領域が重複する場合は、これら各セ
    グメント領域が重複しないように前記第1の領域求め手
    段または前記第3の領域求め手段により求められたセグ
    メント領域単位で、当該文字列のセグメント領域を移動
    する文字列移動手段を更に具備したことを特徴とする請
    求項5に記載のシンボル回転装置。
  7. 【請求項7】 文字列及び図形を有するシンボルに対し
    て回転処理を実行するシンボル回転方法において、 前記文字列のセグメント領域を求める第1の領域求め工
    程と、 前記図形のセグメント領域を求める第2の領域求め工程
    と、 前記シンボルについて、前記第2の領域求め工程により
    求められたセグメント領域の中心点を中心として所定の
    回転方向に角度αをもって回転処理を実行する第1の回
    転処理工程と、 前記第1の回転処理工程による回転処理後のシンボル中
    の文字列について、前記第1の領域求め工程により求め
    られたセグメント領域の中心点を中心として、回転処理
    前と同一の表示方向となるように角度βをもって回転処
    理を実行する第2の回転処理工程と、 を含むことを特徴とするシンボル回転方法。
  8. 【請求項8】 前記第2の回転処理工程による回転処理
    後の文字列のセグメント領域が前記図形のセグメント領
    域と重複する場合は、これら各セグメント領域が重複し
    ないように当該文字列のセグメント領域を移動する移動
    工程を更に含むことを特徴とする請求項7に記載のシン
    ボル回転方法。
  9. 【請求項9】 複数の文字列及び図形を有するシンボル
    に対して回転処理を実行するシンボル回転方法におい
    て、 前記各文字列毎のセグメント領域を求める第1の領域求
    め工程と、 前記図形のセグメント領域を求める第2の領域求め工程
    と、 前記複数の文字列を所定の規則にしたがってグルーピン
    グするグルーピング工程と、 前記グルーピング工程によりグループ化された文字列の
    セグメント領域を求める第3の領域求め工程と、 前記シンボルについて、前記第2の領域求め工程により
    求められたセグメント領域の中心点を中心として所定の
    回転方向に角度αをもって回転処理を実行する第1の回
    転処理工程と、 前記第1の回転処理工程による回転処理後のシンボル中
    の文字列について、前記第1の領域求め工程により求め
    られたセグメント領域または前記第3の領域求め工程に
    より求められたセグメント領域の中心点を中心として、
    回転処理前と同一の表示方向となるように角度βをもっ
    て回転処理を実行する第2の回転処理工程と、 を含むことを特徴とするシンボル回転方法。
  10. 【請求項10】 前記第2の領域求め工程により求めら
    れた図形のセグメント領域の各辺を延長して、当該図形
    近傍の領域を分割する分割工程を更に含み、 前記グルーピング工程は、 前記分割工程による分割処理後の各領域を基準にして前
    記複数の文字列をグルーピングすることを特徴とする請
    求項9に記載のシンボル回転方法。
  11. 【請求項11】 前記第2の回転処理工程による回転処
    理後の文字列のセグメント領域が前記図形のセグメント
    領域と重複する場合は、これら各セグメント領域が重複
    しないように当該文字列のセグメント領域を移動する移
    動工程を更に含むことを特徴とする請求項9または10
    に記載のシンボル回転方法。
  12. 【請求項12】 前記移動工程による移動処理後の複数
    の文字列のセグメント領域が重複する場合は、これら各
    セグメント領域が重複しないように前記第1の領域求め
    工程または前記第3の領域求め工程により求められたセ
    グメント領域単位で、当該文字列のセグメント領域を移
    動する文字列移動工程を更に含むことを特徴とする請求
    項11に記載のシンボル回転方法。
  13. 【請求項13】 請求項7乃至12のいずれか一つに記
    載された方法をコンピュータに実行させるプログラム。
  14. 【請求項14】 請求項7乃至12のいずれか一つに記
    載された方法にしたがってシンボルの回転処理を実行す
    ることを特徴とするCADシステム。
  15. 【請求項15】 請求項13のプログラムを実行するこ
    とにより、請求項7乃至12のいずれか一つに記載され
    た方法にしたがってシンボルの回転処理を実行すること
    を特徴とするCADシステム。
  16. 【請求項16】 請求項7乃至12のいずれか一つに記
    載された方法にしたがってシンボルの回転処理を実行す
    ることを特徴とする図形編集システム。
  17. 【請求項17】 請求項13のプログラムを実行するこ
    とにより、請求項7乃至12のいずれか一つに記載され
    た方法にしたがってシンボルの回転処理を実行すること
    を特徴とする図形編集システム。
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