JP2002364412A - ターボ過給機付きエンジンの排気浄化装置 - Google Patents
ターボ過給機付きエンジンの排気浄化装置Info
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Abstract
を考慮してNOx放出時にNOx還元剤を供給し、排気
ガスの浄化効果の低下を抑える。 【解決手段】空燃比をリッチに設定する際に、ウエスト
ゲートを開成して排気ガスがタービンをバイパスするよ
うに制御する。ウエストゲートは、NOxトラップ量が
空燃比のリッチ化を開始してから過給圧が低下するまで
の遅れ時間後にNOxトラップ触媒のNOxトラップ特
性から決まる許容トラップ量Dに達する時点で開成し、
空燃比のリッチ化を過給圧の変化に合わせて開始する。
Description
ターボ過給機下流に排ガス中のNOxをトラップするト
ラップ触媒を備えたターボ過給機付きエンジンの排気浄
化装置に関する。
する空燃比がリーンであるときにNOxをトラップし、
流入する空燃比の酸素濃度が低下したリッチであるとき
にトラップしたNOxを放出するNOxトラップ触媒を
有する内燃機関の排気浄化装置において、当該触媒がト
ラップしたNOx量を推定し、当該NOx量が予め決め
られた許容量を超えたときに当該触媒に流入する排気ガ
ス中の酸素濃度を低下させてトラップしたNOxを放出
する構成が記載されている。
て、ターボ過給機を備える筒内噴射式エンジンに上記従
来のNOxトラップ触媒を搭載して排気浄化するシステ
ムを考えた場合、空燃比をリーンからリッチに切り替え
てNOxを放出する際にリッチな排気ガスとリーンな排
気ガスとがターボチャージャで撹拌されて燃料の未燃成
分が再燃焼するため、排気ガス温度の上昇を招いて放出
したNOxの還元剤となるHCが減少し、排気ガスの浄
化効果が低減してしまうという問題がある。
目的は、ターボ過給機の撹拌によるNOx還元剤の減少
を考慮してNOx放出時にNOx還元剤を供給し、排気
ガスの浄化効果の低下を抑えるターボ過給機付きエンジ
ンの排気浄化装置を提供することである。
め、本発明に係るターボ過給機付きエンジンの排気浄化
装置は、排気通路におけるターボ過給機下流に排ガス中
のNOxをトラップするトラップ触媒と、当該ターボ過
給機をバイパスするバイパス通路と、当該バイパス通路
を開閉するバイパス弁とを備えたターボ過給機付きエン
ジンの排気浄化装置において、前記トラップ触媒がトラ
ップしたNOx量を推定し、当該NOx量が閾値に達し
ていると判定したならば当該トラップ触媒を通過する排
気ガスの空燃比をリッチにする空燃比設定手段と、前記
空燃比設定手段により空燃比がリッチに設定されたとき
に、前記バイパス弁を開弁する弁制御手段とを具備す
る。
ンジンの所定運転領域において排気ガス量が所定量より
多くなるときに前記バイパス弁を開弁させる。
転領域ならば、前記空燃比設定手段は空燃比のリッチ度
合い、リッチ期間、或いは前記閾値の少なくとも1つを
補正する。
排気浄化装置は、排気通路におけるターボ過給機下流に
排ガス中のNOxをトラップするトラップ触媒を備えた
ターボ過給機付きエンジンの排気浄化装置において、前
記トラップ触媒がトラップしたNOx量を推定し、当該
NOx量が閾値に達していると判定したならば当該トラ
ップ触媒を通過する排気ガスの空燃比をリッチにする空
燃比設定手段と、前記空燃比設定手段により設定される
空燃比のリッチ度合いを、排気ガス中の未燃成分が前記
ターボ過給機の撹拌により再燃焼する量に応じて大きく
する補正手段とを具備する。
排気浄化装置は、排気通路におけるターボ過給機下流に
排ガス中のNOxをトラップするトラップ触媒を備えた
ターボ過給機付きエンジンの排気浄化装置において、前
記トラップ触媒がトラップしたNOx量を推定し、当該
NOx量が閾値に達していると判定したならば当該トラ
ップ触媒を通過する排気ガスの空燃比をリッチにする空
燃比設定手段と、前記空燃比設定手段により設定される
空燃比のリッチ期間を、排気ガス中の未燃成分が前記タ
ーボ過給機の撹拌により再燃焼する量に応じて長くする
補正手段とを具備する。
排気浄化装置は、排気通路におけるターボ過給機下流に
排ガス中のNOxをトラップするトラップ触媒を備えた
ターボ過給機付きエンジンの排気浄化装置において、前
記トラップ触媒がトラップしたNOx量を推定し、当該
NOx量が閾値に達していると判定したならば当該トラ
ップ触媒を通過する排気ガスの空燃比をリッチにする空
燃比設定手段と、前記閾値を補正するにあたり、前記ト
ラップ触媒のトラップ性能に依存する許容トラップ量よ
りも、排気ガス中の未燃成分が前記ターボ過給機の撹拌
により再燃焼することで増加するNOx量の分だけ小さ
い値に補正する補正手段とを具備する。
よれば、トラップ触媒がトラップしたNOx量を推定
し、当該NOx量が閾値に達していると判定したならば
当該トラップ触媒を通過する排気ガスの空燃比をリッチ
にすると共に、空燃比がリッチに設定されたときに、バ
イパス弁を開弁することにより、ターボ過給機の撹拌に
よるNOx還元剤の減少を考慮してNOx放出時にNO
x還元剤を供給し、排気ガスの浄化効果の低下を抑える
ことができる。
運転領域において排気ガス量が所定量より多くなるとき
にバイパス弁を開弁させることにより、バイパス通路を
通過する排気ガス量が多いため、バイパス弁の開成によ
るターボ過給機による撹拌効果を抑えてHCを供給する
効果を高めることができる。
運転領域ならば、空燃比のリッチ度合い、リッチ期間、
或いは前記閾値の少なくとも1つを補正することによ
り、他の制御パラメータによってもHC供給効果を高め
ることができる。
トラップしたNOx量を推定し、当該NOx量が閾値に
達していると判定したならば当該トラップ触媒を通過す
る排気ガスの空燃比をリッチにすると共に、空燃比のリ
ッチ度合いを、排気ガス中の未燃成分がターボ過給機の
撹拌により再燃焼する量に応じて大きくすることによ
り、ターボ過給機の撹拌効果によるHC減少量を見越し
てNOx還元剤としてのHCを十分に確保できる。
トラップしたNOx量を推定し、当該NOx量が閾値に
達していると判定したならば当該トラップ触媒を通過す
る排気ガスの空燃比をリッチにすると共に、空燃比のリ
ッチ期間を、排気ガス中の未燃成分がターボ過給機の撹
拌により再燃焼する量に応じて長くすることにより、タ
ーボ過給機の撹拌効果によるHC減少量を見越してNO
x還元剤としてのHCを十分に確保できる。
トラップしたNOx量を推定し、当該NOx量が閾値に
達していると判定したならば当該トラップ触媒を通過す
る排気ガスの空燃比をリッチにすると共に、閾値を補正
するにあたり、トラップ触媒のトラップ性能に依存する
許容トラップ量よりも、排気ガス中の未燃成分が前記タ
ーボ過給機の撹拌により再燃焼することで増加するNO
x量の分だけ小さい値に補正することにより、ターボ過
給機の撹拌効果によるHC減少量を見越してNOx還元
剤としてのHCを十分に確保できる。
ターボ過給機付きエンジンの排気浄化装置について、添
付図面を参照して詳細に説明する。
の実現手段としての一例であり、本発明は、その趣旨を
逸脱しない範囲で下記実施形態を修正又は変形したも
の、例えば、筒内噴射式エンジンだけでなくポート噴射
エンジンや、ガソリン、ディーゼル、その他の排気ガス
の浄化が必要な内燃機関に適用可能である。 [全体構成]図1に示すように、本実施形態のターボ過
給機付きエンジンは火花点火式の筒内噴射式エンジン1
(以下、「エンジン1」という。)であり、吸気弁2が
開かれたときに、吸気通路3から燃焼室4内に燃料燃焼
用のエアを吸入するようになっている。そして、この燃
焼室4内のエア中に、所定のタイミングで燃料噴射弁5
(燃料噴射装置)から燃料(ガソリン)が直接噴射さ
れ、混合気が形成される。
れ、所定のタイミングで点火プラグ7(火花点火装置)
により点火されて燃焼する。燃焼ガスすなわち排気ガス
は、排気弁8が開かれたときに排気通路9に排出され
る。
して、高圧燃料ポンプ11によって燃料が供給される。
このように、高圧燃料ポンプ11が用いられているの
で、燃焼室4内が高圧となる圧縮行程後半でも支障なく
燃料噴射を行うことができる。燃料噴射弁5はスワール
型インジェクタであって、燃料噴射孔が燃焼室4に直接
臨むように配置されている。また、燃料噴射弁5は、ピ
ストン6が上死点位置近傍に位置するときに、該ピスト
ン6の頂部に形成されたキャビティ6a内に向けて燃料
を噴射できるように配置されている。これにより、圧縮
行程後半において燃料噴射弁5から噴射された燃料が、
キャビティ6aによってはね返され、点火プラグ7まわ
りに層状化(成層化)される。このように、燃料ないし
は混合気が層状化されてその着火性が高められるので、
空燃比を大幅にリーンにすることができ、燃費性能が高
められる。
にみて、上流側から順に、エアを絞るエレキスロットル
バルブ12と、エアの流れを安定させるサージタンク2
1と、スワールを生成するために燃焼室4へのエアの流
入方向を調整するガス流動御弁13とが設けられてい
る。ここで、エレキスロットルバルブ12は、コントロ
ールユニット20(ECU)から出力される制御信号に
応じて作動する電気式アクチュエータ12aによって駆
動され、燃焼室4に流入するエア量を調節するようにな
っている。なお、図示していないが、エレキスロットル
バルブ12より上流側において、吸気通路3には、上流
側から順に、エア中のダスト等を除去するエアクリーナ
(図示せず)と、エア流量を検出するエアフローセンサ
と、後で説明するターボ式過給機15のブロワ(ポン
プ)と、ブロワにより加圧されて高温となったエアを冷
却するインタクーラとが設けられている。
流側から順に、排気ガス中の酸素濃度ひいては空燃比を
検出するリニアO2センサ14(λ=1近傍で出力が逆
転する普通のλO2センサでもよい)と、ターボ過給機
15のタービン15aと、上流触媒コンバータ16と、
下流触媒コンバータ17とが設けられている。
バータ16は2ベッドタイプのものであって、その上流
側のベッドにはNOx、HC、CO等を浄化する三元触
媒が装填され、下流側のベッドには主としてNOxを浄
化するNOx浄化触媒が装填されている。なお、上流触
媒コンバータ16を1ベッドタイプとして、三元触媒の
みを装填するようにしてもよい。
タイプのものであって、空燃比がリーンで排気ガス中の
NOxをトラップし、空燃比がリッチ(λ<1)になっ
た時にNOxを放出しつつ排気ガス中のHCと反応して
H2、N2、CO2に還元されることによりNOxを浄化
するNOxトラップ触媒が装填されている。なお、いず
れの触媒も、その温度が活性化温度以上になると十分な
浄化力を発揮するが、その温度が活性化温度より低い
と、十分な浄化力は得られない。
17には各触媒温度を直接的に検出する触媒温度センサ
16a,17aが配設されている。尚、両触媒16,1
7の温度はエンジン回転数、エンジン水温、始動後の経
過時間、排気ガス温度、空燃比などの運転状態から間接
的に推定することもできる。
ボ過給機15をバイパスするウエストゲート31が設け
られている。ウエストゲート31はウエストゲートバル
ブ32により開閉され、一般には過給圧が過剰に上昇す
るのを抑制する。
気ガスの一部を吸気通路3に還流させるEGR通路18
が設けられ、このEGR通路18に、EGRガス流量を
制御するEGR弁19が介設されている。なお、吸気弁
2は、可変バルブタイミング機構22により、その開弁
期間及び開閉タイミングを変えることができる。
の総合的な制御装置であって、各種制御情報に基づいて
種々のエンジン制御を行うようになっている。具体的に
は、コントロールユニット20には、吸入空気量、スロ
ットル開度、クランク角、エンジン回転数、エンジン水
温(エンジン温度)、空燃比等の各種制御情報が入力さ
れる。そして、コントロールユニット20は、これらの
制御情報に基づいて、燃料噴射弁5の燃料噴射量制御
(空燃比制御)及び噴射タイミング制御、点火プラグ7
の点火時期の制御(点火時期制御)、エレキスロットル
バルブ12の開度の制御、EGR弁19の開度の制御、
ガス流動制御弁13の開度の制御、吸気弁2の開弁期間
及び開閉タイミングの制御等を行う。
によるエンジン1の通常の制御は一般に知られており、
またかかる通常の制御は本願発明の要旨とするところで
もないのでその説明を省略し、以下では本願発明の要旨
である排気ガス浄化にかかわる制御について説明する。 [排気ガス浄化制御]図2は上記エンジン1についての
空燃比マップである。このマップでは、エンジン回転数
とエンジン負荷とで規定されるエンジンの運転領域が、
空燃比がリーンな成層燃焼領域Aと、リッチな均一燃焼
領域Bと、燃料カット領域Cとに分割されている。
回転、低〜中負荷側に設定されている。この領域Aで
は、空燃比が理論空燃比より大きくされる(λ>1)。
この領域Aでのリーン運転時は、燃料を圧縮行程中に噴
射し(後段噴射)、燃料を点火プラグ5の近傍に偏在さ
せて成層燃焼させる。このリーン運転時は、排気ガス中
のNOxがNOxトラップ触媒17にトラップされて燃
費性能と排気性能とが共に向上する。
の運転領域である高回転、高負荷側に設定されている。
この領域Bでは、空燃比が理論空燃比より小さくされる
か(λ<1)、あるいは理論空燃比とされる(λ=
1)。この領域Bでのリッチ運転時は、燃料を吸気行程
中に噴射し(前段噴射)、燃料を燃焼室4内で充分に気
化霧化させる。このリッチ運転時は、空燃比が理論空燃
比より小さくされたときは、NOxトラップ触媒17に
トラップされていたNOxが放出され、CO,HCと酸
化還元反応して良好なトルクが得られると共に排気性能
が向上する。一方、空燃比が理論空燃比とされたとき
は、排ガス中のCO,HC,NOxが三元触媒16によ
って同時に浄化される。
側に設定されている。この領域Cでは燃焼室4への燃料
噴射が停止される。
焼領域Bとの境界を符号「L」で示した。また、EGR
の実行領域を斜線で囲んで示した。このエンジン1で
は、低〜中回転、低〜中負荷の運転領域において、EG
R制御が実行される。その結果、成層燃焼領域Aのほぼ
全域と、均一燃焼領域Bの一部とにおいて、EGR制御
が実行される。このEGR制御は、例えば、燃焼室4内
の空燃比ないし排気ガスの空燃比が、各領域A,Bに応
じた目標空燃比となるように、EGR弁19の開度をフ
ィードバック制御して、EGRガス量を目標EGRガス
量に収束させる制御である。
間始動時(触媒活性化期間)には、燃料噴射弁5による
燃料噴射が、点火時期前の圧縮行程後半に実行される前
段燃料噴射と、点火時期後の膨張行程前半で実行される
後段燃料噴射とに分けて行われる。なお、前段燃料噴射
は、吸気行程又は圧縮行程前半で実行されてもよい。こ
こで、前段燃料噴射における燃料噴射量は、後段燃料噴
射における燃料噴射量以上となるように設定される。こ
れにより、前段燃焼(前段燃料噴射によって噴射された
燃料の燃焼)及び後段燃焼(後段燃料噴射によって噴射
された燃料の燃焼)により排気ガス温度が効果的に上昇
させられ、かつ後段燃焼で必要以上の未燃HCが排出さ
れるのが防止される。
は、ATDC30〜90°CAの範囲に設定される。こ
れにより、前段燃焼及び後段燃焼により排気ガス温度が
さらに効果的に上昇させられ、かつ後段燃焼で必要以上
の未燃HCが排出されるのがより有効に防止される。
死点以前に設定される。これにより、燃費性能の悪化を
抑制しつつ、両触媒16、17内の排気ガス浄化触媒の
昇温ないしは活性化を有効に促進することができる。
領域でEGRが行われるが、このEGR制御中に空燃比
をリッチに切り換えてNOxを放出するリッチスパイク
運転も並行して行われる。その場合に、リッチ運転時は
リーン運転時に比べて燃焼室4内の酸素濃度が低くな
り、且つEGRガス中に含まれる未燃の酸素濃度も低く
なるから、EGRガス量を通常のリーン運転時と同程度
に保っていると、燃焼室4内の酸素濃度が極端に低下し
て燃焼性悪化の問題が発生する。
は、リッチスパイク運転時は、通常のリーン運転時に比
べて、EGR量を減量する。これにより、新気量がその
分増加して、燃焼性悪化の不具合が抑制される。その場
合に、EGR量をゼロにまで減量すると、EGRの効果
が得られず、排気ガス中にNOx成分が多量に発生し
て、還元剤(CO,HC)がその発生したNOx成分の
浄化のほうに多量に消費されてしまい、本来のトラップ
NOxの浄化のほうに利用できる量が少なくなるので、
このエンジン1のEGR制御では、リッチスパイク運転
中もEGR量をゼロにせず、EGR量をゼロより大きい
所定量まで減量して、すなわちEGR制御を続行して、
NOx成分の発生量を抑制するようにしている。
1は、下記(i)〜(iii)の特徴を有する。即ち、 (i)ターボ過給機15が排気ガス熱を吸収して排気ガ
ス温度が約100℃程度まで低下する。
チになり過ぎることによる成層燃焼領域での制約に対し
て、ターボ過給機15により空気充填量を増加させるこ
とで高負荷側(高負荷&高車速側)の成層燃焼領域を拡
大できる。
燃料と排気ガス中の酸素とがタービン15aで撹拌され
て(撹拌効果)、未燃燃料が排気通路9内で再燃焼して
排気ガス温度が上昇し排気ガス中のHCが減少する。
対してNOxトラップ触媒を搭載して排気ガスを浄化す
る場合、下記(iv),(v)のような弊害が発生す
る。即ち、 (iv)低負荷運転が継続された場合、排気ガス温度が
低下することによりNOxトラップ触媒の温度が低下し
(最適な浄化特性を得られる温度は約350℃)、NO
xのトラップ能力が低下してしまう。
燃燃料が再燃焼し、NOxの還元剤であるHCが減少し
て放出されたNOxの浄化能力が低下してしまう。
して、本実施形態では下記(1)の制御を行う。即ち、
(1)NOxトラップ量を推定して所定NOx閾値に達
したならば、NOxトラップ触媒の温度が所定温度以下
のときに成層燃焼領域での運転のままで圧縮行程で燃料
を追加噴射して空燃比をリッチ(λ<1)に設定する。
NOxトラップ触媒の温度が所定温度以上のときには、
均一燃焼領域にして空気量を減少してリッチに設定す
る。
て、本実施形態では下記(2)〜(4)の制御を行う。
即ち、(2)NOx放出効果が減少する分だけ、NOx
トラップ触媒のNOxトラップ特性から決まる許容トラ
ップ量よりも少ない所定トラップ量に達したならば空燃
比をリッチに設定する。
NOxトラップ触媒のNOx放出特性から決定される空
燃比のリッチ度合いよりも大きくする、或いはリッチ期
間を長くする。
エストゲートバルブ32を開成して排気ガスがタービン
15aをバイパスするように制御する。詳しくは、ウエ
ストゲートバルブ32の制御は、NOxトラップ量が空
燃比のリッチ化を開始してから過給圧が低下するまでの
遅れ時間後にNOxトラップ触媒のNOxトラップ特性
から決まる許容トラップ量に達する時点で開成し、空燃
比のリッチ化を過給圧の変化に合わせて開始する。
ら空燃比がリッチになるまでの時間を短縮でき、ロスな
くNOx放出を実行できる。また、リーンに戻す際に
は、先ずウエストゲートバルブ32を閉成し、過給圧が
上昇してからリーン化させる。この構成により、空燃比
がリッチ雰囲気において成層燃焼領域下での過給圧不足
による失火などを防止できる。[空燃比の制御態様]図
3は、本実施形態の空燃比の制御態様について説明する
フローチャートである。
燃比がリーンな成層燃焼領域において、前回のNOx放
出終了時点から現在までにトラップされたNOxの積算
トラップ量Xを推定演算する。
撹拌効果によるNOx放出遅れ時間Aを演算する。
間Aの間にトラップされるNOx増加量Bを推定演算す
る。
とNOx増加量Bとの和がNOxトラップ触媒のNOx
トラップ特性から決まる許容トラップ量X0を超えたか
否か判定し、許容トラップ量X0を下回るならば(ステ
ップS7でNO)、上記ステップS1にリターンして上
記処理を繰返し実行する。
に達したならば(ステップS7でYES)、ステップS
9に進み、空燃比をリッチに設定(リッチスパイク)し
てNOx放出を実行する。
推定演算を継続する。
NOx放出を開始してからNOx放出遅れ時間Aが経過
するまで積算トラップ量Xび推定演算を継続し、当該時
間Aが経過したならば(ステップS13でYES)、ス
テップS15でNOx放出量Yを演算する。
XYを演算し、ステップS19で残存NOxトラップ量
XYが零になるまで、NOx放出量Y及び残存NOxト
ラップ量XYの演算を継続する。
Yが零になったならば(ステップS19でYES)、ス
テップS21で空燃比をリーン化してNOx放出を終了
する。 [NOxの積算トラップ量Xの演算]上記ステップS1
におけるNOxの積算トラップ量Xの推定は、図4に示
すフローチャートに従って行われるが、先に図5及び図
6を参照してこの推定の基本的な考え方を説明する。
の経過と共に、NOxトラップ触媒17が単位時間当た
りにトラップできるNOxトラップ可能量Xdが減少し
ていき、トラップできずに通過させてしまうNOx通過
量Xfが増加していく。燃焼室4から最初に排気通路9
に排出される排気ガス中のNOx量をNOx初期排出量
(Raw・NOx量)Xbとする。NOxトラップ触媒
17は選択還元型触媒であって、リーン運転時にもある
程度の量のNOx成分を還元浄化する。その選択還元浄
化率を「α」、選択還元浄化量を「Xn」とすると、N
Oxトラップ触媒17に供給されるNOx供給量Xc
は、NOx初期排出量Xbから浄化量Xnを差し引いた
値となる。そして、そのNOx供給量XcからNOxト
ラップ可能量Xdを差し引いた残りの値がNOx通過量
Xfとなる。
の時間変化を表わす。実線aは排気ガス温度が低い場
合、破線bは高い場合である。積算トラップ量Xは、そ
の時点までの曲線a又はbと、供給量Xcとで囲まれた
面積で表わされる。図5には、排気ガス温度が低い場合
aを例にとり、斜線部分で示してある。
場合bに比べて、瞬時NOxトラップ可能量Xdが長期
に亘って多く、したがってNOx通過量Xfが長期に亘
って少ない。つまり、NOxトラップ触媒17の浄化能
力が長期に亘って高水準に保たれる。また、同じく、排
気ガス温度が低い場合aのほうが、高い場合bに比べ
て、積算トラップ量Xが早期に大きくなる。しかし、上
記のように、NOxトラップ触媒17の浄化能力は高
い。したがって、積算トラップ量XだけでNOx放出処
理の開始を判断すると、浄化能力の高い触媒に対しては
早々とNOx放出処理を実行する一方、浄化能力の低い
触媒に対してはなかなかNOx放出処理を実行しないこ
とになって不合理である。
以上となったときだけでなく、そのような判定条件とは
無関係に、瞬時NOxトラップ可能量Xdが所定量以下
に少なくなり、NOx通過量Xfが所定量以上に多くな
ったときにもNOx放出処理を開始することが好まし
い。これにより、NOxトラップ触媒17を通過して大
気に放出されるNOx量の増加を確実にくいとめること
ができる。
積算トラップ量Xが多くなるほど小さくなる。すなわ
ち、積算トラップ量Xは、それ自身の値が大きくなるほ
ど、時間当たりの増加量が小さくなる。したがって、こ
の傾向を考慮に入れて、積算トラップ量Xの推定を行な
うことにより、その推定精度の向上が図られる。
瞬時NOxトラップ可能量Xdの変化を示したものであ
る。前述したように、瞬時NOxトラップ可能量Xd
は、積算トラップ量Xが増大するに従って小さくなる。
ここで重要なことは、瞬時NOxトラップ可能量Xdが
常に瞬時NOxトラップ量Xeではないということであ
る。積算トラップ量Xは、実質的に、瞬時NOxトラッ
プ量Xeが積算された値である。
可能量Xdが、瞬時NOx供給量Xcより大きいとき
は、NOxトラップ触媒17には、瞬時NOx供給量X
cが全量トラップされるから、瞬時NOxトラップ量X
eの値としては、瞬時NOx供給量Xcが採用される。
これとは逆に、符号イで示すように、瞬時NOx供給量
Xcが、瞬時NOxトラップ可能量Xdより大きいとき
は、NOxトラップ触媒17には、瞬時NOx供給量X
cが全量トラップされず、一部を通過させてしまうか
ら、瞬時NOxトラップ量Xeの値としては、瞬時NO
xトラップ可能量Xdが採用される。
Oxトラップ可能量Xdとを比較して、小さいほうの値
を瞬時NOxトラップ量Xeとすることにより、当該瞬
時NOxトラップ量Xeが合理的に推定され、ひいて
は、積算トラップ量Xの推定精度が改善されることにな
る。そして、瞬時NOxトラップ可能量Xdが瞬時NO
xトラップ量Xeの値に採用されたときには、積算トラ
ップ量Xが多くなるほど瞬時NOxトラップ量Xeが小
さくなることになる。
フローチャートのステップS31で、エンジン回転数と
アクセル開度とに基づいてエンジン負荷を演算すること
から始まる。次いで、ステップS32で、エンジン負荷
とエンジン回転数とに基づいてNOx初期排出量Xbを
設定する。ここで、NOx初期排出量Xbは、エンジン
負荷が大きいほど、またエンジン回転数が高いほど大き
い値に設定される。次いで、ステップS33で、排気ガ
ス温度とNOx初期排出濃度Cnとに基づいてNOxト
ラップ触媒17の選択還元浄化率αを設定する。選択還
元浄化率αは、排気ガス温度が高いほど小さい値に設定
され、NOx初期排出濃度Cnが高いほど大きい値に設
定される。
率α及びNOx初期排出量XbからNOx供給量Xcを
設定する。NOx供給量Xcは、例えば下記式に従って
求められる。
る(0≦α≦1)。また、(Xb×α)が選択還元浄化
量Xnである。
Xc、積算トラップ量X、及び排気ガス温度からNOx
トラップ可能量Xdを設定する。NOxトラップ可能量
Xdは、NOx供給量Xcが多いほど大きい値に設定さ
れ、積算トラップ量Xが多いほど小さい値に設定され、
排気ガス温度が高いほど小さい値に設定される。
XcとNOxトラップ可能量Xdとのうち小さいほうの
値をNOxトラップ量の今回値、すなわち瞬時NOxト
ラップ量Xeとする。そして、ステップS37で、この
瞬時NOxトラップ量Xeを積算トラップ量Xに加算す
ることにより、積算トラップ量Xを更新し、積算トラッ
プ量Xの今回値を得る。 [残存NOxトラップ量XYの演算]上記ステップS1
7における残存NOxトラップ量XYの推定は、図7に
示すフローチャートに従って行われ、まず、ステップS
41で、空燃比、排気ガス流量、残存NOxトラップ量
XY、及び排気ガス温度に基づいてNOx放出量の今回
値、すなわち瞬時NOx放出量Yeを設定する。ここ
で、瞬時NOx放出量Yeは、空燃比がリッチになるほ
ど大きい値に設定され、排気ガス流量が多いほど大きい
値に設定され、残存NOxトラップ量XYが多いほど大
きい値に設定され、排気ガス温度が高いほど大きい値に
設定される。
x放出量Yeを残存NOxトラップ量XYから減算する
ことにより、残存NOxトラップ量XYを更新し、残存
NOxトラップ量XYの今回値を得る。 [ウエストゲートバルブの制御態様]図8は、本実施形
態のウエストゲートバルブの制御態様について説明する
フローチャートである。図9は、図8のフローを実施し
た場合の空燃比とNOxトラップ量の変化、過給圧及び
ウエストゲートバルブの動作タイミングを示すタイムチ
ャートである。
1では、図3のステップS1と同様に、ウエストゲート
バルブ32が閉成され空燃比がリーンな成層運転領域に
おいて、前回のNOx放出終了時点から現在までのNO
xの積算トラップ量Xを推定演算する。
32開成後実際に過給圧が低下を開始するまでの過給圧
低下時間Cを演算する。
Cの間にトラップされるNOx増加量Dを推定演算す
る。これは、実際に過給圧が低下を開始するまでの遅れ
時間の間に増加するNOx増加量Dを考慮するための処
理である。
XとNOx増加量Dとの和がNOxトラップ触媒のNO
xトラップ特性から決まる許容トラップ量X0を超えた
か否か判定し、許容トラップ量X0を下回るならば(ス
テップS57でNO)、上記ステップS51にリターン
して上記処理を繰返し実行する。
0に達したならば(ステップS57でYES)、ステッ
プS59に進み、ウエストゲートバルブ32を開成す
る。
したならば(ステップS61でYES)、ステップS6
3に進み、空燃比をリッチに設定(リッチスパイク)し
てNOx放出を実行する。
推定演算を継続する。
ブ32閉成後実際に過給圧が上昇を開始するまでの過給
圧上昇時間Eを演算する。
Eの間に放出されるNOx放出量Fを推定演算する。こ
れは、実際に過給圧が上昇を開始するまでの遅れ時間の
間に放出されるNOx放出量Fを考慮するための処理で
ある。
7と同様に、NOx放出量Yを演算する。
XYを演算し、ステップS75で残存NOxトラップ量
XYが零になるまで、NOx放出量Y及び残存NOxト
ラップ量XYの演算を継続する。
Yが零になったならば(ステップS75でYES)、ス
テップS77に進み、ウエストゲートバルブ32を閉成
する。
したならば(ステップS79でYES)、ステップS8
1に進み、空燃比をリーン化してNOx放出を実行す
る。
及びS73の残存NOxトラップ量XYの演算は、上記
図4乃至図7で説明した通りである。 [EGR制御に基づく燃料噴射制御態様]図10は、本
実施形態のEGR制御に基づく燃料噴射制御態様につい
て説明するフローチャートである。
図3のステップS1と同様に、前回のNOx放出終了時
点から現在までのNOxの積算トラップ量Xを推定演算
する。
プ量XがNOxトラップ触媒のNOxトラップ特性から
決まる許容トラップ量X0を超えたか否か判定し、許容
トラップ量X0を下回るならば(ステップS93でN
O)、上記ステップS91にリターンして上記処理を繰
返し実行する。
0に達したならば(ステップS93でYES)、ステッ
プS95に進み、空燃比をリッチに設定(リッチスパイ
ク)してNOx放出を実行する。
推定演算を継続する。
17の温度が所定温度を超えているか否か判定し、所定
温度を超えていないならば(ステップS99でNO)、
ステップS101に進み、膨張行程にて燃料を追加噴射
して空燃比をリッチに設定する。
いるならば(ステップS99でYES)、ステップS1
03に進み、均一運転領域において吸入空気量を減量し
て空燃比をリッチに設定する。
成されているならば(ステップS105でYES)、ス
テップS107に進み、EGR弁19の開度に応じて圧
縮行程での燃料噴射量を減量補正する。これにより、膨
張行程にて噴射した未燃燃料が吸気系に還流されて次の
圧縮行程での空燃比がリッチになりすぎるのを防止して
いる。
開成されていないならば(ステップS105でNO)、
燃料噴射量の減量補正を行わずに、ステップS109に
進む。
算する。
17と同様に、残存NOxトラップ量XYを演算し、ス
テップS113で残存NOxトラップ量XYが零になる
まで、ステップS99以降の処理を継続する。
XYが零になったならば(ステップS113でYE
S)、ステップS115に進み、空燃比をリーン化して
NOx放出を終了する。
をエンジン負荷によって切り換えて実行してもよい。詳
しくは、エンジンが成層燃焼領域で車速が所定車速より
も低く排気ガス量(<所定量)の少ない低負荷運転状態
では図3の処理を実行する一方、車速が所定車速よりも
高く排気ガス量(>所定量)が多い高負荷運転状態では
図3又は図8のいずれか又は両方の処理を実行する。こ
のように制御する理由は、排気ガス量が少なければ、結
果的にタービン15aにほとんどの排気ガスが流れてウ
エストゲートを通過する排気ガス量も少ないため、ウエ
ストゲートバルブ32の開成によりタービン15aの撹
拌効果を抑えてHCを供給する効果が減じてしまうため
である。
領域では、空燃比のリッチ度合い、リッチ期間、許容ト
ラップ量のいずれかを変更して、又はこれらを組み合わ
せて制御してもよい。
ある。
を示す図である。
るフローチャートである。
すフローチャートである。
図である。
図である。
フローチャートである。
について説明するフローチャートである。
トラップ量の変化、過給圧及びウエストゲートバルブの
動作タイミングを示すタイムチャートである。
御態様について説明するフローチャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】 排気通路におけるターボ過給機下流に排
ガス中のNOxをトラップするトラップ触媒と、当該タ
ーボ過給機をバイパスするバイパス通路と、当該バイパ
ス通路を開閉するバイパス弁とを備えたターボ過給機付
きエンジンの排気浄化装置において、 前記トラップ触媒がトラップしたNOx量を推定し、当
該NOx量が閾値に達していると判定したならば当該ト
ラップ触媒を通過する排気ガスの空燃比をリッチにする
空燃比設定手段と、 前記空燃比設定手段により空燃比がリッチに設定された
ときに、前記バイパス弁を開弁する弁制御手段とを具備
することを特徴とするターボ過給機付きエンジンの排気
浄化装置。 - 【請求項2】 前記弁制御手段は、エンジンの所定運転
領域において排気ガス量が所定量より多くなるときに前
記バイパス弁を開弁させることを特徴とする請求項1に
記載のターボ過給機付きエンジンの排気浄化装置。 - 【請求項3】 エンジンが前記所定運転領域ならば、前
記空燃比設定手段は空燃比のリッチ度合い、リッチ期
間、或いは前記閾値の少なくとも1つを補正することを
特徴とする請求項1に記載のターボ過給機付きエンジン
の排気浄化装置。 - 【請求項4】 排気通路におけるターボ過給機下流に排
ガス中のNOxをトラップするトラップ触媒を備えたタ
ーボ過給機付きエンジンの排気浄化装置において、 前記トラップ触媒がトラップしたNOx量を推定し、当
該NOx量が閾値に達していると判定したならば当該ト
ラップ触媒を通過する排気ガスの空燃比をリッチにする
空燃比設定手段と、 前記空燃比設定手段により設定される空燃比のリッチ度
合いを、排気ガス中の未燃成分が前記ターボ過給機の撹
拌により再燃焼する量に応じて大きくする補正手段とを
具備することを特徴とするターボ過給機付きエンジンの
排気浄化装置。 - 【請求項5】 排気通路におけるターボ過給機下流に排
ガス中のNOxをトラップするトラップ触媒を備えたタ
ーボ過給機付きエンジンの排気浄化装置において、 前記トラップ触媒がトラップしたNOx量を推定し、当
該NOx量が閾値に達していると判定したならば当該ト
ラップ触媒を通過する排気ガスの空燃比をリッチにする
空燃比設定手段と、 前記空燃比設定手段により設定される空燃比のリッチ期
間を、排気ガス中の未燃成分が前記ターボ過給機の撹拌
により再燃焼する量に応じて長くする補正手段とを具備
することを特徴とするターボ過給機付きエンジンの排気
浄化装置。 - 【請求項6】 排気通路におけるターボ過給機下流に排
ガス中のNOxをトラップするトラップ触媒を備えたタ
ーボ過給機付きエンジンの排気浄化装置において、 前記トラップ触媒がトラップしたNOx量を推定し、当
該NOx量が閾値に達していると判定したならば当該ト
ラップ触媒を通過する排気ガスの空燃比をリッチにする
空燃比設定手段と、 前記閾値を補正するにあたり、前記トラップ触媒のトラ
ップ性能に依存する許容トラップ量よりも、排気ガス中
の未燃成分が前記ターボ過給機の撹拌により再燃焼する
ことで増加するNOx量の分だけ小さい値に補正する補
正手段とを具備することを特徴とするターボ過給機付き
エンジンの排気浄化装置。
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