JP2002353413A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2002353413A
JP2002353413A JP2001159277A JP2001159277A JP2002353413A JP 2002353413 A JP2002353413 A JP 2002353413A JP 2001159277 A JP2001159277 A JP 2001159277A JP 2001159277 A JP2001159277 A JP 2001159277A JP 2002353413 A JP2002353413 A JP 2002353413A
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impurity diffusion
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JP2001159277A
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Koji Arai
浩二 新居
Seiji Okuda
省二 奥田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices
    • H10B10/12Static random access memory [SRAM] devices comprising a MOSFET load element

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  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトエラーの耐性を図ることができる半導
体記憶装置を得ること。 【解決手段】 記憶ノードを構成するP+拡散領域FL
110,FL120の近傍に、記憶動作に寄与しないダ
ミーのP+拡散領域FL150を形成するとともに、記
憶ノードを構成するN+拡散領域FL210,FL22
0の近傍に、記憶動作に寄与しないダミーのN+拡散領
域FL250を形成する。これにより、α線や中性子線
の照射によってPウエル領域PWに生じた電子の一部を
上記ダミーのN+拡散領域FL250へと収集させるこ
とができるとともに、α線や中性子線の照射によってN
ウエル領域NWに生じた正孔の一部を上記ダミーのP+
拡散領域FL150へと収集させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、SRAM(St
atic Random Access Memor
y)型のメモリセルを備えた半導体記憶装置に関するも
のであり、特にソフトエラーの耐性を図った半導体記憶
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の軽薄短小化とともに、
それら機器の機能を高速に実現する要望が強まってい
る。このような電子機器において、今やマイクロコンピ
ュータを搭載することは不可欠であり、そのマイクロコ
ンピュータの構成においては、大容量かつ高速なメモリ
の実装が必須となっている。また、パーソナルコンピュ
ータの急速な普及と高性能化のもと、より高速な処理を
実現するために、キャッシュメモリの大容量化が求めら
れている。
【0003】RAMとしては、一般にDRAM(Dyn
amic RAM)とSRAMとが使用されているが、
上記したキャッシュメモリのように高速な処理を要する
部分には、通常、SRAMが使用されている。SRAM
は、そのメモリセルの構造として、4個のトランジスタ
と2個の高抵抗素子で構成される高抵抗負荷型と、6個
のトランジスタで構成されるCMOS型が知られてい
る。特に、CMOS型SRAMは、データ保持時のリー
ク電流が非常に小さいために信頼性が高く、現在の主流
となっている。
【0004】図10は、従来のCMOS型SRAMのメ
モリセルの等価回路図である。図10において、PMO
SトランジスタP1とNMOSトランジスタN1は、第
1のCMOSインバータを構成し、また、PMOSトラ
ンジスタP2とNMOSトランジスタN2は、第2のC
MOSトランジスタを構成しており、これら第1および
第2のCMOSインバータ間において入出力端子が相補
的に接続されている。
【0005】すなわち、これらMOSトランジスタP
1、P2、N1およびN2によってフリップフロップ回
路が構成され、図10中、上記した第1のCMOSイン
バータの出力点でありかつ第2のCMOSインバータの
入力点でもある記憶ノードNAと、第2のCMOSイン
バータの出力点でありかつ第1のCMOSインバータの
入力点でもある記憶ノードNBとにおいて、論理状態の
書き込みおよび読み出しが可能となる。
【0006】また、NMOSトランジスタN3およびN
4は、それぞれアクセスゲートとして機能し、NMOS
トランジスタN3は、ゲートをワード線WLに接続し、
ソースを上記した記憶ノードNAに接続するとともにド
レインを正相ビット線BL1に接続している。また、N
MOSトランジスタN4は、ゲートを上記ワード線WL
に接続し、ソースを上記した記憶ノードNBに接続する
とともにドレインを逆相ビット線BLBに接続してい
る。
【0007】すなわち、ワード線WL、正相ビット線B
Lおよび逆相ビット線BLBの選択により、記憶ノード
NAまたはNBに保持された記憶値の読み出しを可能と
している。
【0008】図11は、図10に示した従来のSRAM
メモリセルのレイアウト構成例を示す図である。図11
に示すように、一つのSRAMメモリセルは、半導体基
板上に形成されたN型のウエル領域NWとP型のウエル
領域PW上に形成される。そして、等価回路に示したP
MOSトランジスタP1およびP2は、同一のNウエル
領域NW内に形成され、NMOSトランジスタN1〜N
4は、同一のPウエル領域PW内に形成される。
【0009】図11において、PMOSトランジスタP
1は、P型不純物の注入によって形成されたP+拡散領
域FL100およびFL110をそれぞれソース領域お
よびドレイン領域とし、上記P+拡散領域FL100お
よびFL110とポリシリコン配線層PL110との間
をゲート領域としている。同様に、PMOSトランジス
タP2は、P型不純物の注入によって形成されたP+拡
散領域FL100およびFL120をそれぞれソース領
域およびドレイン領域とし、上記P+拡散領域FL10
0およびFL120とポリシリコン配線層PL120と
の間をゲート領域としている。すなわち、PMOSトラ
ンジスタP1およびP2は、P+拡散領域FL100を
ソース領域として共有している。
【0010】また、図11において、NMOSトランジ
スタN1は、N型不純物の注入によって形成されたN+
拡散領域FL200およびFL210をそれぞれソース
領域およびドレイン領域とし、上記N+拡散領域FL2
00およびFL210とポリシリコン配線層PL110
との間をゲート領域としている。同様に、NMOSトラ
ンジスタN2は、N型不純物の注入によって形成された
N+拡散領域FL200およびFL220をそれぞれソ
ース領域およびドレイン領域とし、上記N+拡散領域F
L200およびFL220とポリシリコン配線層PL1
20との間をゲート領域としている。すなわち、NMO
SトランジスタN1およびN2は、N+拡散領域FL2
00をソース領域として共有している。
【0011】また、NMOSトランジスタN3は、N型
不純物の注入によって形成されたN+拡散領域FL23
0およびFL210をそれぞれソース領域およびドレイ
ン領域とし、上記N+拡散領域FL230およびFL2
10とポリシリコン配線層PL140との間をゲート領
域としている。すなわち、NMOSトランジスタN1お
よびN3は、N+拡散領域FL210をドレイン領域と
して共有している。
【0012】また、NMOSトランジスタN4は、N型
不純物の注入によって形成されたN+拡散領域FL24
0およびFL220をそれぞれソース領域およびドレイ
ン領域とし、上記N+拡散領域FL240およびFL2
20とポリシリコン配線層PL130との間をゲート領
域としている。すなわち、NMOSトランジスタN2お
よびN4は、N+拡散領域FL220をドレイン領域と
して共有している。
【0013】さらに、上記構成においては、ポリシリコ
ン配線層PL110は、PMOSトランジスタP1とN
MOSトランジスタN1のゲート領域同士を接続する配
線としても機能し、ポリシリコン配線層PL120につ
いても同様に、PMOSトランジスタP2とNMOSト
ランジスタN2のゲート領域同士を接続する配線として
も機能する。
【0014】また、上記したP+拡散領域FL100、
FL110およびFL120と、N+拡散領域FL20
0、FL210、FL220、FL230およびFL2
40と、ポリシリコン配線層PL110、PL120、
PL130およびPL140には、それぞれ少なくとも
一つ以上のコンタクト(接続孔)が形成される。そし
て、図10に示した等価回路の接続構成が実現されるよ
うに、金属等の上層配線層によって、それらコンタクト
間が接続される。
【0015】なお、上記コンタクト間を接続するための
上層配線層については、種々の構造が考えられるが、図
11では、ここでは、理解を容易にするため、上記コン
タクト間の接続配線を太実線で簡易的に示している。図
11によれば、P+拡散領域FL110、N+拡散領域
FL210およびポリシリコン配線層PL120が上層
配線層によって電気的に接続され、記憶ノードNAを形
成し、P+拡散領域FL120、N+拡散領域FL22
0およびポリシリコン配線層PL110が上層配線層に
よって電気的に接続され、記憶ノードNBを形成する。
【0016】また、図11において、P+拡散領域FL
100は、コンタクトと上層配線層を介して電源ライン
であるVDD線に接続され、N+拡散領域FL200
は、コンタクトと上層配線層を介して接地ラインである
GND線に接続される。また、N+拡散領域FL230
およびFL240は、それぞれコンタクトと上層配線層
を介して、正相ビット線BLおよび逆相ビット線BLB
に電気的に接続される。さらに、ポリシリコン配線層P
L130およびPL140は、コンタクトと上層配線層
を介してワード線WLに電気的に接続される。
【0017】図11のSRAMメモリセルは、1ビット
分のレイアウト構成例を示すものであったが、つぎに、
上記SRAMメモリセルを複数個配置して形成されるセ
ルアレイのレイアウト構成について説明する。図12
は、従来のSRAMメモリセルによって構成されるメモ
リセルアレイのレイアウト構成例を示す図である。特
に、図12は、マトリクス状に配置される複数のSRA
Mメモリセルのうち、隣接した3ビット分を示してい
る。なお、図12において、図11と共通する部分には
同一符号を付してその説明を省略する。
【0018】図12に示すように、SRAMメモリセル
を複数個配置した多ビット構成では、図11に示したS
RAMメモリセルを、交互に180度向きを変えて配置
する。例えば、メモリセルMC0の上側に、X軸反転し
てメモリセルMC1が配置され、メモリセルMC0の下
側に同様にX軸反転してメモリセルMC2が配置され
る。また、図12に示すように、メモリセルMC0およ
びMC1は、1つのウエル領域NW1を共有して形成さ
れ、メモリセルMC0およびMC2は、1つのウエル領
域PW2を共有して形成される。
【0019】すなわち、隣接したメモリセルの境界がN
ウエルである場合、各々の記憶ノードNAおよびNBを
形成するP+拡散領域は、共通のNウエル領域内に形成
される。同様に、隣接したメモリセルの境界がPウエル
である場合、各々の記憶ノードNAおよびNBを形成す
るN+拡散領域は、共通のPウエル領域内に形成され
る。
【0020】つぎに、上記した従来のSRAMメモリセ
ルの動作について説明する。図10の等価回路におい
て、例えば、記憶ノードNAが、論理レベル“H”の電
位状態であるとすると、記憶ノードNBは論理レベル
“L”の電位状態になって安定する。また、逆に、記憶
ノードNAが、論理レベル“L”の電位状態であるとす
ると、記憶ノードNBは論理レベル“H”の電位状態に
なって安定する。このように、CMOSインバータの相
補接続によって構成されたメモリセルは、二つの記憶ノ
ードNAおよびNBの状態が“H”状態か“L”状態か
によって、異なる二つの安定した論理状態を有し、その
論理状態を1ビットの保持データとして保持する。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このように、CMOS
インバータで構成した半導体記憶装置は、非常に安定性
がよく、耐ノイズに対してはこれまで問題とはならなか
った。ところが、メモリセルを多数集積させた大容量の
メモリセルアレイを実現するために、1ビットあたりの
メモリセルを微細化するにつれ、パッケージから放出さ
れるα線や宇宙からの中性子線により発生された電子に
起因して上記記憶ノードで保持されているデータを反転
させてしまうというソフトエラーの問題が顕在化してく
る。
【0022】特に、このソフトエラーは、電源電圧が下
がるにつれて起こりやすくなるため、近年の低電源駆動
化を図った半導体記憶装置では、このソフトエラーに対
する耐性を増すのが重要なテーマとなっている。
【0023】以下に、ソフトエラーによって生じるデー
タ反転のメカニズムについて簡単に説明する。まず、半
導体記憶装置の半導体層のうち特にウエルに向けてα線
や中性子線が照射されると、そのウエル内に多数の電子
・正孔対が発生する。発生した電子・正孔対は、ウエル
や拡散領域間のPN接合によって生じた電位分布に従っ
て拡散領域に収集される。特に、Pウエル領域内では、
発生した電子・正孔対のうちの電子が同一Pウエル領域
内のN+拡散領域に収集され、そのN+拡散領域の電位
を下げようとする。また、Nウエル領域内では、発生し
た電子・正孔対のうちの正孔が同一Nウエル領域内のP
+拡散領域に収集され、そのP+拡散領域の電位を上げ
ようとする。
【0024】ここで、電子を収集したN+拡散領域また
は正孔を収集したP+拡散領域が記憶ノードである場合
であって、収集した電子または正孔が上記拡散領域の臨
界電荷量以上であると、その電子または正孔によって、
記憶ノードに保持されたデータが反転してしまう。すな
わち、半導体記憶装置は、α線や中性子線の照射によっ
て、記憶保持した内容が変容してしまう場合があり、当
初の記憶状態を完全に補償することができないという問
題があった。
【0025】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、α線や中性子線の照射によって生じる電
子・正孔対を分散させるためのダミーの拡散領域やウエ
ル領域を設けることで、ソフトエラーの耐性を図ること
ができる半導体記憶装置を得ることを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この発明にかかる半導体記憶装置
にあっては、第1の導電型の第1のウエル領域と、第1
のウエル領域上に形成された第1の導電型とは異なる第
2の導電型の第1の不純物拡散領域と、第1のウエル領
域に隣接した第2の導電型の第2のウエル領域と、第2
のウエル領域上に形成された第1の導電型の第2の不純
物拡散領域とを含んでトランジスタ記憶回路を構成する
半導体記憶装置において、第1のウエル領域上に、トラ
ンジスタ記憶回路を構成しない第2の導電型の第3の不
純物拡散領域が形成され、第2のウエル領域上に、トラ
ンジスタ記憶回路を構成しない第1の導電型の第4の不
純物拡散領域が形成されたことを特徴としている。
【0027】この発明によれば、第1のウエル領域(N
ウエル領域)上に、記憶ノードを構成する第1の不純物
拡散領域(P+拡散領域)に加えて、記憶動作に寄与し
ないダミーの第3の不純物拡散領域(P+拡散領域)が
形成されるとともに、第2のウエル領域(Pウエル領
域)上に、記憶ノードを構成する第2の不純物拡散領域
(N+拡散領域)に加えて、記憶動作に寄与しないダミ
ーの第4の不純物拡散領域(N+拡散領域)が形成され
るので、α線や中性子線の照射によって第1のウエル領
域および第2のウエル領域に生じた電子または正孔を、
それぞれダミーの第3の不純物拡散領域およびダミーの
第4の不純物拡散領域へと分散させることができる。
【0028】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、第1の導電型の第1のウエル領域と、第1のウエ
ル領域上に形成された第1の導電型とは異なる第2の導
電型の第1の不純物拡散領域と、第1のウエル領域に隣
接した第2の導電型の第2のウエル領域と、第2のウエ
ル領域上に形成された第1の導電型の第2の不純物拡散
領域とを含んで構成される複数のトランジスタ記憶回路
を、第1のウエル領域および第2のウエル領域がそれぞ
れ共有されるように対向して配置する半導体記憶装置に
おいて、共有された第1のウエル領域上に、トランジス
タ記憶回路を構成しない第2の導電型の第3の不純物拡
散領域が、対向するトランジスタ記憶回路間において共
有されるように形成され、共有された第2のウエル領域
上に、トランジスタ記憶回路を構成しない第1の導電型
の第4の不純物拡散領域が、対向するトランジスタ記憶
回路間において共有されるように形成されたことを特徴
としている。
【0029】この発明によれば、トランジスタ記憶回路
(メモリセル)を複数個配置してメモリセルアレイを構
成するとともに、記憶動作に寄与しないダミーの第3の
不純物拡散領域(P+拡散領域)と記憶動作に寄与しな
いダミーの第4の不純物拡散領域(N+拡散領域)を、
隣接したメモリセル間において共有するので、互いのメ
モリセルの記憶ノードがダミーの不純物拡散領域によっ
て分け隔てられるとともに、各メモリセルにおいて、α
線や中性子線の照射により第1のウエル領域および第2
のウエル領域に生じた電子または正孔を、それぞれダミ
ーの第3の不純物拡散領域およびダミーの第4の不純物
拡散領域に分散させることができる。
【0030】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、第2のウエル領域上に、多ポ
ートのトランジスタ記憶回路を構成するための第1の導
電型の第5の不純物拡散領域が形成されたことを特徴と
している。
【0031】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、第4の不純物拡散領域は、第
2の不純物拡散領域と第5の不純物拡散領域との間に形
成されたことを特徴としている。
【0032】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、第3の不純物拡散領域および第4の不純物拡散領
域は、トランジスタ記憶回路間の対向方向に垂直な方向
に配置された複数のメモリセル間においても共有される
ように延伸した形状であることを特徴としている。
【0033】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、第3の不純物拡散領域は、所
定の電位を印加する電位線に接続されたことを特徴とし
ている。
【0034】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、上記所定の電位は、トランジ
スタ記憶回路の電源電位または当該電源電位以上の電位
であることを特徴としている。
【0035】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、第4の不純物拡散領域は、所
定の電位を印加する電位線に接続されたことを特徴とし
ている。
【0036】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、上記所定の電位は、接地電位
または当該接地電位以下の電位であることを特徴として
いる。
【0037】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、第3の不純物拡散領域の不純
物濃度は、前記第1の不純物拡散領域の不純物濃度より
も大きいことを特徴としている。
【0038】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、第4の不純物拡散領域の不純
物濃度は、第2の不純物拡散領域の不純物濃度よりも大
きいことを特徴としている。
【0039】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、第1の導電型の第1のウエル領域と、第1のウエ
ル領域上に形成された第1の導電型とは異なる第2の導
電型の第1の不純物拡散領域と、第1のウエル領域に隣
接した第2の導電型の第2のウエル領域と、第2のウエ
ル領域上に形成された第1の導電型の第2の不純物拡散
領域とを含んでトランジスタ記憶回路を構成する半導体
記憶装置において、第1のウエル領域に隣接して形成さ
れた、トランジスタ記憶回路を構成しない第2の導電型
の第3のウエル領域と、第2のウエル領域に隣接して形
成された、トランジスタ記憶回路を構成しない第1の導
電型の第4のウエル領域と、を含むことを特徴としてい
る。
【0040】この発明によれば、第1のウエル領域(N
ウエル領域)に隣接して、記憶動作に寄与しないダミー
の第3のウエル領域(Pウエル領域)が形成されるとと
もに、第2のウエル領域(Pウエル領域)に隣接して、
記憶動作に寄与しないダミーの第4のウエル領域(Nウ
エル領域)が形成されるので、α線や中性子線の照射に
よってダミーの第3のウエル領域およびダミーの第4の
ウエル領域上に生じた電子または正孔の分だけ、第1の
ウエル領域および第2のウエル領域上に生じる電子また
は正孔の量を減らすことができる。
【0041】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、第1の導電型の第1のウエル領域と、前記第1の
ウエル領域上に形成された前記第1の導電型とは異なる
第2の導電型の第1の不純物拡散領域と、前記第1のウ
エル領域に隣接した前記第2の導電型の第2のウエル領
域と、前記第2のウエル領域上に形成された前記第1の
導電型の第2の不純物拡散領域とを含んで構成される複
数のトランジスタ記憶回路を、前記第1の不純物拡散領
域同士および前記第2の不純物拡散領域同士がそれぞれ
対向するように配置する半導体記憶装置において、前記
第1のウエル領域間に当該第1のウエル領域に隣接して
形成された、前記トランジスタ記憶回路を構成しない前
記第2の導電型の第3のウエル領域と、前記第2のウエ
ル領域間に当該第2のウエル領域に隣接して形成され
た、前記トランジスタ記憶回路を構成しない前記第1の
導電型の第4のウエル領域と、を含むことを特徴として
いる。
【0042】この発明によれば、トランジスタ記憶回路
(メモリセル)を複数個配置してメモリセルアレイを構
成するとともに、記憶動作に寄与しないダミーの第3の
ウエル領域(Pウエル領域)と記憶動作に寄与しないダ
ミーの第4のウエル領域(Nウエル領域)が、隣接した
メモリセル間において介在するので、互いのメモリセル
の記憶ノードがダミーのウエル領域によって分け隔てら
れるとともに、各メモリセルにおいて、α線や中性子線
の照射によってダミーの第3のウエル領域およびダミー
の第4のウエル領域上に生じた電子または正孔の分だ
け、第1のウエル領域および第2のウエル領域上に生じ
る電子または正孔の量を減らすことができる。
【0043】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、前記第2のウエル領域上に、
多ポートのトランジスタ記憶回路を構成するための前記
第1の導電型の第5の不純物拡散領域が形成されたこと
を特徴としている。
【0044】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、前記第4のウエル領域は、前
記第2の不純物拡散領域と前記第5の不純物拡散領域と
の間に形成されたことを特徴としている。
【0045】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、前記第3のウエル領域および
前記第4のウエル領域は、前記トランジスタ記憶回路間
の対向方向に垂直な方向に配置された複数のメモリセル
間において共有されるように延伸した形状であることを
特徴としている。
【0046】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、前記第3のウエル領域は、所
定の電位を印加する電位線に接続されたことを特徴とし
ている。
【0047】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、前記所定の電位は、前記トラ
ンジスタ記憶回路の電源電位または当該電源電位以上の
電位であることを特徴としている。
【0048】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、前記第4のウエル領域は、所
定の電位を印加する電位線に接続されたことを特徴とし
ている。
【0049】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、前記所定の電位は、接地電位
または当該接地電位以下の電位であることを特徴として
いる。
【0050】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、前記第3のウエル領域の不純
物濃度は、前記第2のウエル領域の不純物濃度よりも大
きいことを特徴としている。
【0051】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、前記第4のウエル領域の不純
物濃度は、前記第1のウエル領域の不純物濃度よりも大
きいことを特徴としている。
【0052】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、第1の導電型の第1のウエル領域と、第1のウエ
ル領域上に形成された第1の導電型とは異なる第2の導
電型の第1の不純物拡散領域と、第1のウエル領域に隣
接した第2の導電型の第2のウエル領域と、第2のウエ
ル領域上に形成された第1の導電型の第2の不純物拡散
領域と、を含んで構成されたトランジスタ記憶回路を複
数個配置する半導体記憶装置において、各トランジスタ
記憶回路は、第1のウエル領域と第2のウエル領域との
境界線に垂直な方向に、同じ向きに配置されたことを特
徴としている。
【0053】この発明によれば、従来、隣接するメモリ
セル間でウエル領域を共有することで増加していた同一
のウエル領域に対して、その面積を減少させることがで
き、結果的にα線や中性子線の照射により生じる電子・
正孔対の量を減らすことができる。
【0054】
【発明の実施の形態】以下に、この発明にかかる半導体
記憶装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明す
る。なお、この実施の形態によりこの発明が限定される
ものではない。
【0055】実施の形態1.まず、実施の形態1にかか
る半導体記憶装置について説明する。実施の形態1にか
かる半導体記憶装置は、1ビット分のSRAMメモリセ
ルの構成において、記憶ノードを構成するP+拡散領域
の近傍に、記憶動作に寄与しないダミーのP+拡散領域
を形成するとともに、記憶ノードを構成するN+拡散領
域の近傍に、記憶動作に寄与しないダミーのN+拡散領
域を形成することを特徴としている。
【0056】実施の形態1にかかる半導体記憶装置を構
成するSRAMメモリセルの等価回路は、図10と共通
するため、ここではその回路動作の説明を省略する。図
1は、実施の形態1にかかる半導体記憶装置を構成する
SRAMメモリセルのレイアウト構成例を示す図であ
る。なお、図1において、図11と共通する部分には同
一符号を付してその説明を省略する。
【0057】図1に示すSRAMメモリセルのレイアウ
トでは、Nウエル領域NWとPウエル領域PWの境界線
に平行であってかつ同一の直線上に位置するP+拡散領
域FL100、FL110およびFL120に対して、
上記境界線とは反対側のNウエル領域NW上に、上記境
界線に平行な方向を長手方向とした矩形のP+拡散領域
FL150が形成される。
【0058】また、同SRAMメモリセルのレイアウト
では、Nウエル領域NWとPウエル領域PWの境界線に
平行であってかつ同一の直線上に位置するN+拡散領域
FL200、FL210、FL220、FL230およ
びFL240に対して、上記境界線とは反対側のPウエ
ル領域PW上に配置されるとともに上記境界線に平行な
方向を長手方向とした矩形のN+拡散領域FL250が
形成される。
【0059】なお、これらP+拡散領域FL150およ
びN+拡散領域FL250は、ポリシリコン配線層との
重なり部分が存在せず、トランジスタ素子が形成されな
いダミーパターンである。
【0060】また、ダミーのN+拡散領域FL250
は、記憶動作に寄与するN+拡散領域FL200、FL
210、FL220、FL230およびFL240と同
一の製造工程にて形成することができる。すなわち、同
一のマスクを介してPウエル領域PWにN型イオンの不
純物を注入することにより、N+拡散領域FL200、
FL210、FL220、FL230、FL240およ
びFL250は同時に形成される。ダミーのP+拡散領
域FL150についても同様に、記憶動作に寄与するP
+拡散領域FL100、FL110およびFL120と
同一の製造工程にて形成することができる。すなわち、
同一のマスクを介してNウエル領域NWにP型イオンの
不純物を注入することにより、P+拡散領域FL10
0、FL110、FL120およびFL150は同時に
形成される。
【0061】いま、パッケージから放出されるα線や宇
宙からの中性子線に起因してPウエル領域PW内に多数
の電子・正孔対が発生したとする。Pウエル領域PW内
に発生した電子・正孔対のうち電子は、Pウエル領域P
Wの少数キャリアであるので、Pウエル領域PWと各N
+拡散領域FL200、FL210、FL220、FL
230、FL240およびFL250との間の電位分布
に従って、各N+拡散領域FL200、FL210、F
L220、FL230、FL240およびFL250へ
と収集される。この際、従来のレイアウトと比較して、
N+拡散領域FL250の面積分だけ、電子の収集が分
散される。換言すれば、N+拡散領域FL250に収集
された電子分だけ、記憶動作に寄与する他のN+拡散領
域FL200、FL210、FL220、FL230お
よびFL240へと収集される電子の量が減ることにな
る。
【0062】同様に、Nウエル領域NW内に発生した電
子・正孔対のうち正孔は、Nウエル領域NWの少数キャ
リアであるので、Nウエル領域NWと各P+拡散領域F
L100、FL110、FL120およびFL150と
の間の電位分布に従って、各P+拡散領域FL100、
FL110、FL120およびFL150へと収集され
る。この際、従来のレイアウトと比較して、P+拡散領
域FL150の面積分だけ、正孔の収集が分散される。
換言すれば、P+拡散領域FL150に収集された正孔
分だけ、記憶動作に寄与する他のP+拡散領域FL10
0、FL110およびFL120へと収集される正孔の
量が減ることになる。
【0063】特に、記憶ノードを形成するN+拡散領域
FL110およびFL120とP+拡散領域FL210
およびFL220においては、所定の臨界電荷量以上の
電子または正孔が収集されるとそのノードの電位が瞬間
的に変化し、保持データを反転してしまう危険性がある
が、上述したように、収集される電荷がN+拡散領域F
L250とP+拡散領域FL150に分散されるので、
上記臨界電荷量に達しにくくなる。これは、結果的にソ
フトエラーの耐性を向上させたことになる。
【0064】また、新たに追加したP+拡散領域FL1
50およびN+拡散領域FL250にVDD線またはG
ND線を接続し、これら拡散領域に対しVDD電位また
はGND電位を与えておいてもよい。
【0065】特に、N+拡散領域FL250にVDD線
を接続した場合には、N+拡散領域FL250の電位を
より高位に上げることができるため、Pウエル領域PW
内に発生した電子を収集する力を強めることができる。
すなわち、VDD線を接続しない場合と比較して、他の
N+拡散領域FL200、FL210、FL220、F
L230およびFL240へと収集される電子の量をよ
り低減させることができ、ソフトエラーの耐性を一層向
上させることができる。
【0066】以上に説明したとおり、実施の形態1にか
かる半導体記憶装置によれば、記憶ノードを構成するP
+拡散領域の近傍に、記憶動作に寄与しないダミーのP
+拡散領域を形成するとともに、記憶ノードを構成する
N+拡散領域の近傍に、記憶動作に寄与しないダミーの
N+拡散領域を形成するので、α線や中性子線の照射に
よってPウエル領域に生じた電子の一部を上記ダミーの
N+拡散領域へと収集させることができるとともに、α
線や中性子線の照射によってNウエル領域に生じた正孔
の一部を上記ダミーのP+拡散領域へと収集させること
ができる。これにより、記憶動作に寄与するP+拡散領
域およびN+拡散領域において、α線や中性子線の照射
により生じた電子または正孔を収集した量が、データ反
転の生じる臨界電荷量に達してしまうというソフトエラ
ー発生の可能性を低くすることができる。
【0067】実施の形態2.つぎに、実施の形態2にか
かる半導体記憶装置について説明する。実施の形態2に
かかる半導体記憶装置は、実施の形態1において説明し
たSRAMメモリセルを複数個配置してメモリセルアレ
イを構成するとともに、上記ダミーのP+拡散領域と上
記ダミーのN+拡散領域を、隣接したSRAMメモリセ
ル間において共有することを特徴としている。
【0068】図2は、実施の形態2にかかる半導体記憶
装置のレイアウト構成例を示す図である。特に、図2
は、マトリクス状に配置される複数のSRAMメモリセ
ルのうち、隣接した3ビット分を示している。なお、図
2において、図1および図12と共通する部分には同一
符号を付してその説明を省略する。
【0069】図2に示すように、SRAMメモリセルを
複数個配置した多ビット構成では、図1に示したSRA
Mメモリセルを、交互に180度向きを変えて配置す
る。よって、図12について説明したように、図2の紙
面上下方向に隣接するメモリセル間において、N型のウ
エル領域NW1およびP型のウエル領域PW1は共有さ
れる。さらに、実施の形態2にかかる半導体記憶装置で
は、各メモリセルの境界領域に位置することになるダミ
ーの拡散領域を隣接するメモリセル間において共有す
る。
【0070】例えば、図2において、メモリセルMC0
とMC1との間であってNウエル領域NW1上には、両
メモリセル間でともにソフトエラーの低減に寄与するダ
ミーのP+拡散領域FL150が形成される。同様に、
メモリセルMC0とMC2との間であってPウエル領域
PW2上には、両メモリセル間でともにソフトエラーの
低減に寄与するダミーのN+拡散領域FL250が形成
される。
【0071】以上に説明したとおり、実施の形態2にか
かる半導体記憶装置によれば、実施の形態1において説
明したSRAMメモリセルを複数個配置してメモリセル
アレイを構成するとともに、ダミーのP+拡散領域とダ
ミーのN+拡散領域を、隣接したSRAMメモリセル間
において共有するので、互いのSRAMメモリセルの記
憶ノードがダミーの拡散領域によって分け隔てられて、
各SRAMメモリセルの記憶ノードに収集される電荷量
を減らすことができるとともに、同時に2ビットの保持
データを反転させてしまう危険性を小さくすることがで
き、結果的にマルチビットエラーが発生する可能性を低
減させることが可能になる。さらに、ダミーの拡散領域
をSRAMメモリセル間で共有するので、個々にダミー
の拡散領域を形成した場合に比べて、そのダミーの拡散
領域の形成に必要な面積の増加を抑えることができる。
【0072】実施の形態3.つぎに、実施の形態3にか
かる半導体記憶装置について説明する。実施の形態3に
かかる半導体記憶装置は、1ビット分のSRAMメモリ
セルの構成において、記憶ノードを構成するP+拡散領
域が形成されたNウエル領域に隣接してダミーのPウエ
ル領域を形成するとともに、記憶ノードを構成するN+
拡散領域が形成されたPウエル領域に隣接してダミーの
Nウエル領域を形成することを特徴としている。
【0073】実施の形態3にかかる半導体記憶装置を構
成するSRAMメモリセルの等価回路は、図10と共通
するため、ここではその回路動作の説明を省略する。図
3は、実施の形態3にかかる半導体記憶装置を構成する
SRAMメモリセルのレイアウト構成例を示す図であ
る。なお、図3において、図11と共通する部分には同
一符号を付してその説明を省略する。
【0074】図3に示すSRAMメモリセルのレイアウ
トでは、Nウエル領域NWとPウエル領域PWの境界線
に平行であってかつ同一の直線上に位置するP+拡散領
域FL100、FL110およびFL120に対して、
上記境界線とは反対側の上記Nウエル領域NWに隣接す
る位置にPウエル領域DPWが形成される。特に、この
Pウエル領域DPWは、従来のSRAMメモリセルにお
いてNウエル領域NWの一部分であった領域に位置す
る。すなわち、従来のSRAMメモリセルにおいてNウ
エル領域NWの一部分をPウエル領域DPWとしてい
る。
【0075】また、同SRAMメモリセルのレイアウト
では、Nウエル領域NWとPウエル領域PWの境界線に
平行であってかつ同一の直線上に位置するN+拡散領域
FL200、FL210、FL220、FL230およ
びFL240に対して、上記境界線とは反対側の上記P
ウエル領域PWに隣接する位置にNウエル領域DNWが
形成される。特に、このNウエル領域DNWは、従来の
SRAMメモリセルにおいてPウエル領域PWの一部分
であった領域に位置する。すなわち、従来のSRAMメ
モリセルにおいてPウエル領域PWの一部分をNウエル
領域DNWとしている。
【0076】なお、これらPウエル領域DPWおよびN
ウエル領域DNWは、拡散領域やポリシリコン配線層等
のその他の半導体層が形成されないダミーのウエル領域
である。
【0077】また、ダミーのNウエル領域DNWは、N
ウエル領域NWと同一の製造工程にて形成することがで
きる。すなわち、同一のマスクを介してシリコン基板に
N型イオンの不純物を注入することにより、Nウエル領
域DNWおよびNWは同時に形成される。ダミーのPウ
エル領域DPWについても同様に、Pウエル領域PWと
同一の製造工程にて形成することができる。すなわち、
同一のマスクを介してシリコン基板にP型イオンの不純
物を注入することにより、Pウエル領域DPWおよびP
Wは同時に形成される。
【0078】いま、パッケージから放出されるα線や宇
宙からの中性子線に起因してPウエル領域PWおよびN
ウエル領域DNW内に多数の電子・正孔対が発生したと
する。Pウエル領域PW内に発生した電子・正孔対のう
ち電子は、Pウエル領域PWの少数キャリアであるの
で、Pウエル領域PWと各N+拡散領域FL200、F
L210、FL220、FL230およびFL240と
の間の電位分布に従って、各N+拡散領域FL200、
FL210、FL220、FL230およびFL240
へと収集される。
【0079】この際、Nウエル領域DNW内においても
電子・正孔対が発生するが、そのNウエル領域DNWの
少数キャリアが正孔であることと、記憶ノードを構成す
るN+拡散領域FL200、FL210、FL220、
FL230およびFL240がNウエル領域DNWと同
じ導電型であることから、このダミーのNウエル領域D
NWにおいて生じた電子・正孔対は、上記N+拡散領域
FL200、FL210、FL220、FL230およ
びFL240に収集されない。
【0080】ここで特に、新たに形成されたダミーのN
ウエル領域DNWは、従来のレイアウトにおいて元々P
ウエル領域PWの一部であった領域に形成されているこ
と、換言すれば、従来のレイアウトと比較してPウエル
領域PWの面積が縮小していることから、その面積の縮
小分だけ、記憶動作に寄与する他のN+拡散領域FL2
00、FL210、FL220、FL230およびFL
240へと収集される電子の量が減ることになる。
【0081】同様に、Nウエル領域NW内に発生した電
子・正孔対のうち正孔は、Nウエル領域NWの少数キャ
リアであるので、Nウエル領域NWと各P+拡散領域F
L100、FL110およびFL120との間の電位分
布に従って、各P+拡散領域FL100、FL110お
よびFL120へと収集される。この際、Pウエル領域
DPW内においても電子・正孔対が発生するが、そのP
ウエル領域DPWの少数キャリアが電子であることと、
記憶ノードを構成するP+拡散領域FL100、FL1
10およびFL120がPウエル領域DPWと同じ導電
型であることから、このダミーのPウエル領域DPWに
おいて生じた電子・正孔対は、上記P+拡散領域FL1
00、FL110およびFL120に収集されない。
【0082】ここで特に、新たに形成されたダミーのP
ウエル領域DPWもまた、従来のレイアウトにおいて元
々Nウエル領域NWの一部であった領域に形成されてい
ること、換言すれば、従来のレイアウトと比較してNウ
エル領域NWの面積が縮小していることから、その面積
の縮小分だけ、記憶動作に寄与する他のP+拡散領域F
L100、FL110およびFL120へと収集される
正孔の量が減ることになる。
【0083】特に、記憶ノードを形成するP+拡散領域
FL110およびFL120とN+拡散領域FL210
およびFL220においては、所定の臨界電荷量以上の
電子または正孔が収集されるとそのノードの電位が瞬間
的に変化し、保持データを反転してしまう危険性がある
が、上述したように、ダミーのウエル領域の形成によっ
て発生する電子・正孔対の量が減少するので、結果的に
上記臨界電荷量に達しにくくなる。これは、結果的にソ
フトエラーの耐性を向上させたことになる。
【0084】また、新たに追加したダミーのPウエル領
域DPWおよびダミーのNウエル領域DNWにVDD線
またはGND線を接続し、これらウエル領域に対しVD
D電位またはGND電位を与えておいてもよい。
【0085】以上に説明したとおり、実施の形態3にか
かる半導体記憶装置によれば、記憶ノードを構成するP
+拡散領域が形成されたNウエル領域の一部分にダミー
のPウエル領域を形成するとともに、記憶ノードを構成
するN+拡散領域が形成されたPウエル領域の一部分に
ダミーのNウエル領域を形成するので、P+拡散領域が
形成されたNウエル領域の面積が小さくなり、α線や中
性子線の照射によってそのNウエル領域に生じる正孔の
量を減らすことができるとともに、N+拡散領域が形成
されたPウエル領域の面積が小さくなり、α線や中性子
線の照射によってそのPウエル領域に生じる電子の量を
減らすことができる。これにより、記憶動作に寄与する
P+拡散領域およびN+拡散領域において、α線や中性
子線の照射により生じた電子または正孔が収集される量
を減らすことができ、データ反転の生じる臨界電荷量に
達してしまうというソフトエラー発生の可能性を低くす
ることができる。
【0086】実施の形態4.つぎに、実施の形態4にか
かる半導体記憶装置について説明する。実施の形態4に
かかる半導体記憶装置は、実施の形態3において説明し
たSRAMメモリセルを複数個配置してメモリセルアレ
イを構成するとともに、上記ダミーのPウエル領域と上
記ダミーのNウエル領域を、隣接したSRAMメモリセ
ル間において共有することを特徴としている。
【0087】図4は、実施の形態4にかかる半導体記憶
装置のレイアウト構成例を示す図である。特に、図4
は、マトリクス状に配置される複数のSRAMメモリセ
ルのうち、隣接した3ビット分を示している。なお、図
4において、図3および図12と共通する部分には同一
符号を付してその説明を省略する。
【0088】図4に示すように、SRAMメモリセルを
複数個配置した多ビット構成では、図3に示したSRA
Mメモリセルを、交互に180度向きを変えて配置す
る。よって、図12について説明したように、図4の紙
面上下方向に隣接するメモリセル間において、N型のウ
エル領域NW1およびP型のウエル領域PW1は共有さ
れる。さらに、実施の形態4にかかる半導体記憶装置で
は、各メモリセルの境界領域に位置することになるダミ
ーのウエル領域を隣接するメモリセル間において共有す
る。
【0089】例えば、図4において、メモリセルMC0
とMC1との間であってNウエル領域NW1上には、両
メモリセル間でともにソフトエラーの低減に寄与するダ
ミーのPウエル領域DPW0が形成される。同様に、メ
モリセルMC0とMC2との間であってPウエル領域P
W2上には、両メモリセル間でともにソフトエラーの低
減に寄与するダミーのNウエル領域DNW0が形成され
る。
【0090】以上に説明したとおり、実施の形態4にか
かる半導体記憶装置によれば、実施の形態3において説
明したSRAMメモリセルを複数個配置してメモリセル
アレイを構成するとともに、ダミーのPウエル領域とダ
ミーのNウエル領域を、隣接したSRAMメモリセル間
において共有するので、互いのSRAMメモリセルの記
憶ノードがダミーのウエル領域によって分け隔てられ
て、各SRAMメモリセルの記憶ノードに収集される電
荷量を減らすことができるとともに、同時に2ビットの
保持データを反転させてしまう危険性を小さくすること
ができ、結果的にマルチビットエラーが発生する可能性
を低減させることが可能になる。
【0091】実施の形態5.つぎに、実施の形態5にか
かる半導体記憶装置について説明する。実施の形態5に
かかる半導体記憶装置は、実施の形態2または4に示し
た半導体記憶装置において、ダミーの拡散領域またはダ
ミーのウエル領域を、図2および図4に示したように一
つの方向において隣接したメモリセル間で共有するだけ
でなく、その方向に直交する方向に配置されたSRAM
メモリセル間においても共有することを特徴としてい
る。
【0092】なお、以下においては、実施の形態2に示
したようにダミーの拡散領域を形成したメモリセルアレ
イについて説明するが、ダミーのウエル領域を形成した
場合でも同様な構成を実現することができる。
【0093】図5は、実施の形態5にかかる半導体記憶
装置のレイアウト構成例を示す図である。図5(a)
は、半導体記憶装置のメモリセルアレイ全体を説明する
ための説明図である。図5(a)に示すメモリセルアレ
イでは、アドレスバッファ140に入力されたアドレス
に従って複数のワード線111の一つを特定するロウデ
コーダ120と、アドレスバッファ140に入力された
アドレスに従って複数のビット線112の一つを特定す
るとともにセンスアンプを介してデータの読み出しや書
き込みをおこなうI/Oインタフェース130とを備え
る。
【0094】なお、図5(a)においては、図示が複雑
になるのを避けるため、ロウデコーダ120によって二
分されるアレイ部101および102内の表現を変えて
いるが、両アレイ部は同様な構成で複数のメモリセルが
配置される。
【0095】図5(b)は、図5(a)に示した領域1
50の拡大図である。図5(b)に示すように、ダミー
の拡散領域150は、実施の形態2に説明したように一
つの軸(以下、X軸)を中心にして対向した2つのメモ
リセル間で共有されるだけでなく、その短冊形状の長手
方向の長さをより長くすることで、上記X軸の方向に配
置される複数のメモリセル間においても共有される。
【0096】そのX軸方向において共有されるメモリセ
ルの個数は、2つ以上であればよく、図5(a)に示す
ように、共有されるダミーの拡散領域を、メモリセルア
レイ全体においてX軸方向に複数個形成し、拡散領域ご
とにVDD電位やGND電位を与えることができる。
【0097】以上に説明したとおり、実施の形態5にか
かる半導体記憶装置によれば、ダミーの拡散領域または
ダミーのウエル領域の長手方向をより長くした短冊形状
にすることで、そのダミーの拡散領域またはダミーのウ
エル領域を、対向して配置された2つのSRAMメモリ
セル間において共有するだけでなく、その対向方向に直
交する方向に配置された複数のSRAMメモリセル間に
おいても共有するので、ダミーの拡散領域またはダミー
のウエル領域にVDD電位やGND電位を与える場合
に、VDD線やGND線との接続に必要なコンタクトの
数を減らして、それらコンタクトとの接続を果たす上層
の配線層のレイアウトを簡単にすることができるととも
に、コンタクトや配線層の形成に必要な面積を削減で
き、結果的に、各メモリセルのサイズを小さくすること
が可能になる。
【0098】実施の形態6.つぎに、実施の形態6にか
かる半導体記憶装置について説明する。実施の形態6に
かかる半導体記憶装置は、一つのメモリセルに対して二
つのポートからのアクセスを可能とした2ポートSRA
Mメモリセルに対し、実施の形態1〜5において示した
ダミーの拡散領域またはダミーのウエル領域を形成する
ことを特徴としている。
【0099】図6は、実施の形態6にかかる半導体記憶
装置の等価回路図であり、特に2ポートSRAMメモリ
セルの等価回路を示す図である。図6において、PMO
SトランジスタP1とNMOSトランジスタN1(また
はN5)は、第1のCMOSインバータを構成し、ま
た、PMOSトランジスタP2とNMOSトランジスタ
N2(またはN6)は、第2のCMOSトランジスタを
構成しており、さらに、これらCMOSインバータ間に
おいて入出力端子が相補接続されている。
【0100】すなわち、これらMOSトランジスタP
1、P2、N1、N2、N5およびN6によってフリッ
プフロップ回路が構成され、図6中、上記した第1のC
MOSインバータの出力点でありかつ第2のCMOSイ
ンバータの入力点でもある記憶ノードNAと、第2のC
MOSインバータの出力点でありかつ第1のCMOSイ
ンバータの入力点でもある記憶ノードNBとにおいて、
データの書き込みおよび読み出しが可能となる。
【0101】また、NMOSトランジスタN3、N4、
N7およびN8は、それぞれアクセスゲートとして機能
し、NMOSトランジスタN3は、ゲートを第1のワー
ド線WL1に接続し、ソースを上記した記憶ノードNA
に接続するとともにドレインを第1の正相ビット線BL
1に接続している。また、NMOSトランジスタN7
は、ゲートを第2のワード線WL2に接続し、ソースを
記憶ノードNAに接続するとともにゲートを第2の正相
ビット線BL2に接続している。
【0102】また、NMOSトランジスタN4は、ゲー
トを第1のワード線WL1に接続し、ソースを上記した
記憶ノードNBに接続するとともにドレインを第1の逆
相ビット線BLB1に接続している。また、NMOSト
ランジスタN8は、ゲートを第2のワード線WL2に接
続し、ソースを記憶ノードNBに接続するとともにドレ
インを第2の逆相ビット線BLB2に接続している。
【0103】すなわち、第1のワード線WL1、第1の
正相ビット線BL1および第1の逆相ビット線BLB1
の選択により、第1のポートによる保持データの読み出
しを可能とし、第2のワード線WL2、第2の正相ビッ
ト線BL2および第2の逆相ビット線BLB2の選択に
より、第2のポートによる保持データの読み出しを可能
としている。
【0104】ここで、図6に示した等価回路自体は、従
来の2ポートSRAMメモリセルの回路と何ら異なるこ
とはないが、実施の形態6にかかる半導体記憶装置で
は、その一つの2ポートSRAMメモリセルを構成する
レイアウト構造に特徴がある。すなわち、2ポートSR
AMメモリセルに対し、図1または図3に示したダミー
の拡散領域またはダミーのウエル領域を形成する。
【0105】なお、以下においては、実施の形態1に示
したようにダミーの拡散領域を形成した2ポートSRA
Mメモリセルのレイアウト構造について説明するが、実
施の形態3に説明したように、ダミーの拡散領域をウエ
ル領域に置換することで、実施の形態3と同様な効果を
享受することができる。
【0106】図7は、実施の形態6にかかる半導体記憶
装置を構成する2ポートSRAMメモリセルのレイアウ
ト構成例を示す図である。図7に示すように、一つの2
ポートSRAMメモリセルは、半導体基板上に形成され
たN型のウエル領域NWとP型のウエル領域PW上に形
成される。そして、図6の等価回路に示したPMOSト
ランジスタP1およびP2は、同一のNウエル領域NW
内に形成され、NMOSトランジスタN1〜N8は、同
一のPウエル領域PW内に形成される。
【0107】図7において、PMOSトランジスタP1
は、P型不純物の注入によって形成されたP+拡散領域
FL100およびFL110をそれぞれソース領域およ
びドレイン領域とし、上記P+拡散領域FL100およ
びFL110とポリシリコン配線層PL110との間を
ゲート領域としている。同様に、PMOSトランジスタ
P2は、P型不純物の注入によって形成されたP+拡散
領域FL100およびFL120をそれぞれソース領域
およびドレイン領域とし、上記P+拡散領域FL100
およびFL120とポリシリコン配線層PL120との
間をゲート領域としている。すなわち、PMOSトラン
ジスタP1およびP2は、P+拡散領域FL100をソ
ース領域として共有している。
【0108】ここで特に、P+拡散領域FL100、F
L110およびFL120は、Nウエル領域NWとPウ
エル領域PWの境界線に平行であってかつ同一の直線上
に位置する。
【0109】また、図7において、NMOSトランジス
タN1は、N型不純物の注入によって形成されたN+拡
散領域FL200およびFL210をそれぞれソース領
域およびドレイン領域とし、上記P+拡散領域FL20
0およびFL210とポリシリコン配線層PL110と
の間をゲート領域としている。同様に、NMOSトラン
ジスタN2は、N型不純物の注入によって形成されたN
+拡散領域FL200およびFL220をそれぞれソー
ス領域およびドレイン領域とし、上記P+拡散領域FL
200およびFL220とポリシリコン配線層PL12
0との間をゲート領域としている。すなわち、NMOS
トランジスタN1およびN2は、N+拡散領域FL20
0をソース領域として共有している。
【0110】また、NMOSトランジスタN3は、N型
不純物の注入によって形成されたN+拡散領域FL23
0およびFL210をそれぞれソース領域およびドレイ
ン領域とし、上記P+拡散領域FL230およびFL2
10とポリシリコン配線層PL140との間をゲート領
域としている。すなわち、NMOSトランジスタN1お
よびN3は、N+拡散領域FL210をドレイン領域と
して共有している。
【0111】また、NMOSトランジスタN4は、N型
不純物の注入によって形成されたN+拡散領域FL24
0およびFL220をそれぞれソース領域およびドレイ
ン領域とし、上記P+拡散領域FL240およびFL2
20とポリシリコン配線層PL130との間をゲート領
域としている。すなわち、NMOSトランジスタN2お
よびN4は、N+拡散領域FL220をドレイン領域と
して共有している。
【0112】ここで特に、N+拡散領域FL200、F
L210、FL220、FL230およびFL240
は、Nウエル領域NWとPウエル領域PWの境界線に平
行であってかつ同一の直線上に位置する。
【0113】また、NMOSトランジスタN5は、N型
不純物の注入によって形成されたN+拡散領域FL30
0およびFL310をそれぞれソース領域およびドレイ
ン領域とし、上記P+拡散領域FL300およびFL3
10とポリシリコン配線層PL110との間をゲート領
域としている。同様に、NMOSトランジスタN6は、
N型不純物の注入によって形成されたN+拡散領域FL
300およびFL320をそれぞれソース領域およびド
レイン領域とし、上記P+拡散領域FL300およびF
L320とポリシリコン配線層PL120との間をゲー
ト領域としている。すなわち、NMOSトランジスタN
5およびN6は、N+拡散領域FL300をソース領域
として共有している。
【0114】また、NMOSトランジスタN7は、N型
不純物の注入によって形成されたN+拡散領域FL33
0およびFL310をそれぞれソース領域およびドレイ
ン領域とし、上記P+拡散領域FL330およびFL3
10とポリシリコン配線層PL240との間をゲート領
域としている。すなわち、NMOSトランジスタN5お
よびN7は、N+拡散領域FL310をドレイン領域と
して共有している。
【0115】また、NMOSトランジスタN8は、N型
不純物の注入によって形成されたN+拡散領域FL34
0およびFL320をそれぞれソース領域およびドレイ
ン領域とし、上記P+拡散領域FL340およびFL3
20とポリシリコン配線層PL230との間をゲート領
域としている。すなわち、NMOSトランジスタN6お
よびN8は、N+拡散領域FL320をドレイン領域と
して共有している。
【0116】ここで特に、N+拡散領域FL300、F
L310、FL320、FL330およびFL340
は、同一の直線上にあり、かつ上記N+拡散領域FL3
00、FL310、FL320、FL330およびFL
340が位置する直線と、Nウエル領域NWおよびPウ
エル領域PWの境界線とに平行になるように位置する。
【0117】さらに、上記構成において、ポリシリコン
配線層PL110は、PMOSトランジスタP1、NM
OSトランジスタN1およびNMOSトランジスタN5
のゲート領域同士を接続する配線としても機能し、ポリ
シリコン配線層PL120についても同様に、PMOS
トランジスタP2、NMOSトランジスタN2およびN
MOSトランジスタN6のゲート領域同士を接続する配
線としても機能する。
【0118】また、上記したP+拡散領域FL100、
FL110およびFL120と、N+拡散領域FL20
0、FL210、FL220、FL230、FL24
0、FL300、FL310、FL320、FL330
およびFL340と、ポリシリコン配線層PL110、
PL120、PL130、PL140、PL230およ
びPL240には、それぞれ少なくとも一つ以上のコン
タクト(接続孔)が形成される。そして、図6に示した
等価回路の接続構成が実現されるように、金属等の上層
配線層によって、それらコンタクト間が接続される。
【0119】なお、上記コンタクト間を接続するための
上層配線層については、種々の構造が考えられるが、本
発明の主要部を構成しないことと、理解を容易にするこ
とから、図7では、上記コンタクト間の接続配線を太実
線で簡易的に示している。図7によれば、P+拡散領域
FL110、N+拡散領域FL210、N+拡散領域F
L310およびポリシリコン配線層PL120が上層配
線層によって電気的に接続され、記憶ノードNAを形成
し、P+拡散領域FL120、N+拡散領域FL22
0、N+拡散領域FL320およびポリシリコン配線層
PL110が上層配線層によって電気的に接続され、記
憶ノードNBを形成する。
【0120】また、図7において、P+拡散領域FL1
00は、コンタクトと上層配線層を介して電源ラインで
あるVDD線に接続され、N+拡散領域FL200およ
びFL300は、コンタクトと上層配線層を介して接地
ラインであるGND線に接続される。また、N+拡散領
域FL230およびFL240は、それぞれコンタクト
と上層配線層を介して、正相ビット線BL1および逆相
ビット線BLB1に電気的に接続される。また、N+拡
散領域FL330およびFL340は、それぞれコンタ
クトと上層配線層を介して、正相ビット線BL2および
逆相ビット線BLB2に電気的に接続される。
【0121】さらに、ポリシリコン配線層PL130お
よびPL140は、コンタクトと上層配線層を介してワ
ード線WL1に電気的に接続され、ポリシリコン配線層
PL230およびPL240は、コンタクトと上層配線
層を介してワード線WL2に電気的に接続される。
【0122】そして、実施の形態6にかかる半導体記憶
装置では、上記構成においてさらに、Nウエル領域NW
とPウエル領域PWの境界線に平行であってかつ同一の
直線上に位置するP+拡散領域FL100、FL110
およびFL120に対して、上記境界線とは反対側のN
ウエル領域NW上に、上記境界線に平行な方向を長手方
向とした矩形のP+拡散領域FL150が形成される。
【0123】さらに、Nウエル領域NWとPウエル領域
PWの境界線に平行であってかつ、その境界線に対し、
上記したN+拡散領域FL200、FL210、FL2
20、FL230およびFL240と、上記したN+拡
散領域FL300、FL310、FL320、FL33
0およびFL340を挟んだPウエル領域PW上に、上
記境界線に平行な方向を長手方向とした矩形のN+拡散
領域FL250が形成される。
【0124】なお、これらP+拡散領域FL150およ
びN+拡散領域FL250は、ポリシリコン配線層との
重なり部分が存在せず、トランジスタ素子が形成されな
いダミーパターンである。
【0125】いま、パッケージから放出されるα線や宇
宙からの中性子線に起因してPウエル領域PW内に多数
の電子・正孔対が発生したとする。Pウエル領域PW内
に発生した電子・正孔対のうち電子は、Pウエル領域P
Wの少数キャリアであるので、Pウエル領域PWと各N
+拡散領域FL200、FL210、FL220、FL
230、FL240、FL250、FL300、FL3
10、FL320、FL330およびFL340との間
の電位分布に従って、それらN+拡散領域へと収集され
る。この際、従来のレイアウトと比較して、N+拡散領
域FL250の面積分だけ、電子の収集が分散される。
換言すれば、N+拡散領域FL250に収集された電子
分だけ、記憶動作に寄与する他のN+拡散領域FL20
0、FL210、FL220、FL230、FL24
0、FL300、FL310、FL320、FL330
およびFL340へと収集される電子の量が減ることに
なる。
【0126】同様に、Nウエル領域NW内に発生した電
子・正孔対のうち正孔は、Nウエル領域NWの少数キャ
リアであるので、Nウエル領域NWと各P+拡散領域F
L100、FL110、FL120およびFL150と
の間の電位分布に従って、各P+拡散領域FL100、
FL110、FL120およびFL150へと収集され
る。この際、従来のレイアウトと比較して、P+拡散領
域FL150の面積分だけ、正孔の収集が分散される。
換言すれば、P+拡散領域FL150に収集された正孔
分だけ、記憶動作に寄与する他のP+拡散領域FL10
0、FL110およびFL120へと収集される正孔の
量が減ることになる。
【0127】特に、記憶ノードを形成するP+拡散領域
FL110およびFL120とN+拡散領域FL210
およびFL220においては、所定の臨界電荷量以上の
電子または正孔が収集されるとそのノードの電位が瞬間
的に変化し、保持データを反転してしまう危険性がある
が、上述したように、収集される電荷がN+拡散領域F
L250とP+拡散領域FL150に分散されるので、
上記臨界電荷量に達しにくくなる。これは、2ポートS
RAMメモリセルの構成においても、結果的にソフトエ
ラーの耐性を向上させたことになる。
【0128】また、新たに追加したP+拡散領域FL1
50およびN+拡散領域FL250にVDD線またはG
ND線を接続し、これら拡散領域に対しVDD電位また
はGND電位を与えておいてもよい。
【0129】特に、N+拡散領域FL250にVDD線
を接続した場合には、N+拡散領域FL250の電位を
より高位に上げることができるため、Pウエル領域PW
内に発生した電子を収集する力を強めることができる。
すなわち、VDD線を接続しない場合と比較して、他の
N+拡散領域FL200、FL210、FL220、F
L230、FL240、FL300、FL310、FL
320、FL330およびFL340へと収集される電
子の量をより低減させることができ、ソフトエラーの耐
性を一層向上させることができる。
【0130】以上の説明においては、ダミーのN+拡散
領域FL250を、図7に示すように、2ポートSRA
Mメモリセルを構成するPウエル領域PWの外縁部に形
成するとしたが、これを、上記したN+拡散領域FL2
00、FL210、FL220、FL230およびFL
240と、N+拡散領域FL300、FL310、FL
320、FL330およびFL340の間に形成しても
よい。
【0131】図8は、この場合のレイアウト構成を示す
図である。なお、図8において、図7と共通する部分に
は同一符号を付して、その説明を省略する。特に、図8
に示すレイアウトでは、N+拡散領域FL200、FL
210、FL220、FL230およびFL240と、
N+拡散領域FL300、FL310、FL320、F
L330およびFL340の間に形成されるダミーのN
+拡散領域FL250は、ポリシリコン配線層PL11
0およびPL120と接続関係を有しない。
【0132】特に、図8に示すように、ダミーのN+拡
散領域FL250を、N+拡散領域FL200、FL2
10、FL220、FL230およびFL240により
構成される拡散領域帯からの距離と、N+拡散領域FL
300、FL310、FL320、FL330およびF
L340により構成される拡散領域帯からの距離とが均
等となる近接した位置に形成することができるので、本
来両拡散領域帯によって収集される電子がダミーのN+
拡散領域FL250へと収集することができ、ソフトエ
ラーの耐性をより向上させることができる。
【0133】以上に説明したとおり、実施の形態6にか
かる半導体記憶装置によれば、2ポートSRAMメモリ
セルのレイアウト構成において、記憶ノードを構成する
P+拡散領域の近傍に、記憶動作に寄与しないダミーの
P+拡散領域を形成するとともに、記憶ノードを構成す
るN+拡散領域の近傍に、記憶動作に寄与しないダミー
のN+拡散領域を形成するので、実施の形態1と同様の
効果を享受することができる。
【0134】なお、以上に説明した例では、ダミーの拡
散領域を形成するとしたが、それに替えて、実施の形態
3に示したようにダミーのウエル領域を形成する場合
も、実施の形態3と同様の効果を享受することができ
る。さらに、実施の形態6に示した2ポートSRAMメ
モリセルを、図2または図4に示したように、対向させ
て交互に複数個配置することでメモリセルアレイを構成
した場合、実施の形態2または4に説明したように、隣
接したメモリセル間の境界領域に、ダミーの拡散領域ま
たはダミーのウエル領域を両メモリセル間で共有して形
成することもできる。
【0135】また、実施の形態6に示した2ポートSR
AMメモリセルを、実施の形態5に説明した図5の構成
を適用することで、対向して配置される方向と垂直な方
向に配置された複数のメモリセル間でも、ダミーの拡散
領域またはダミーのウエル領域を共有することができ
る。
【0136】実施の形態7.つぎに、実施の形態7にか
かる半導体記憶装置について説明する。実施の形態7に
かかる半導体記憶装置は、図11に示した従来のSRA
Mメモリセルを、図12に示したように2つのSRAM
メモリセル間において対向させて配置させるのではな
く、同じ向きに複数個配置することでメモリセルアレイ
を構成することを特徴としている。
【0137】図9は、実施の形態7にかかる半導体記憶
装置のレイアウト構成例を示す図である。なお、図9で
は、特にマトリクス状に配置される複数のSRAMメモ
リセルのうち、隣接した3ビット分を示しており、図1
1と共通する部分には同一符号を付して、その説明を省
略する。図9に示すように、メモリセルMC0、MC
1、MC2は、それぞれ同じ向きとなるように配置され
る。
【0138】これにより、メモリセル間でウエル領域を
共有することができなくなるが、逆に、共有する必要が
ないために、同じ導電型のウエル領域の面積を縮小する
ことができる。すなわち、同一のウエル領域内におい
て、α線や中性子線の照射によって発生する電子・正孔
対の量が減少し、結果的に、記憶ノードを構成する拡散
領域へと収集される少数キャリアの量を減少させること
ができ、従来のレイアウト構成と比較して、ソフトエラ
ーの耐性を向上させることできる。
【0139】以上に説明したとおり、実施の形態7にか
かる半導体記憶装置によれば、従来の1ビット分のSR
AMメモリセルを、同一向きに複数個配置してメモリセ
ルアレイを構成するので、従来、隣接するメモリセル間
でウエル領域を共有することで増加していた同一のウエ
ル領域に対して、その面積を減少させることができ、結
果的にα線や中性子線の照射により生じる電子・正孔対
の量を減らすことができる。また、同時に2ビットの保
持データを反転させてしまう危険性を小さくすることが
でき、結果的にマルチビットエラーが発生する可能性を
低減させることが可能になる。
【0140】なお、以上に説明した実施の形態1、2、
5および6において、ダミーのN+拡散領域およびダミ
ーのP+拡散領域の各不純物濃度を、トランジスタ回路
を構成するN+拡散領域およびP+拡散領域の不純物濃
度よりも大きくしてもよい。例えば図1であれば、同一
のマスクを介してPウエル領域PWにN型イオンの不純
物を注入して、N+拡散領域FL200、FL210、
FL220、FL230、FL240およびFL250
を同時に形成した後、さらにN+拡散領域FL200、
FL210、FL220、FL230およびFL240
の部分をマスクしてN+拡散領域FL250にだけさら
にN型イオンを注入することにより、N+拡散領域25
0の不純物濃度を高めることができる。同様に、同一の
マスクを介してNウエル領域NWにP型イオンの不純物
を注入してP+拡散領域FL100、FL110、FL
120およびFL150を同時に形成した後、さらにP
+拡散領域FL100、FL110およびFL120の
部分をマスクしてP+拡散領域FL150にだけさらに
P型イオンを注入することにより、P+拡散領域FL1
50の不純物濃度を高めることができる。
【0141】これにより、ウエル領域に生じた電子・正
孔対をよりダミーのN+拡散領域およびダミーのP+拡
散領域に引き付けることができ、記憶ノードを構成する
N+拡散領域およびP+拡散領域が臨界電荷量に達する
確率をより低減させることができる。
【0142】また、実施の形態3、4、5および6にお
いて、ダミーのNウエル領域およびダミーのPウエル領
域の各不純物濃度を、トランジスタ回路を構成するNウ
エル領域およびPウエル領域の不純物濃度よりも大きく
しても、上記同様の効果を享受することができる。例え
ば図3であれば、同一のマスクを介してシリコン基板に
N型イオンの不純物を注入してNウエル領域NWおよび
DNWを同時に形成した後、Nウエル領域NWをマスク
してダミーのNウエル領域DNWだけさらにN型イオン
を注入することにより、ダミーのNウエル領域DNWの
不純物濃度を高めることができる。同様に、同一のマス
クを介してシリコン基板にP型イオンの不純物を注入し
てPウエル領域PWおよびDPWを同時に形成した後、
Pウエル領域PWをマスクしてダミーのPウエル領域D
PWだけさらにP型イオンを注入することにより、Pウ
エル領域DPWの不純物濃度を高めることができる。
【0143】
【発明の効果】以上、説明したとおり、この発明によれ
ば、α線や中性子線の照射によって第1のウエル領域や
第2のウエルに生じた電子や正孔の一部をダミーの拡散
領域へと収集させることができ、これにより、記憶動作
に寄与する不純物拡散領域において、上記電子や正孔の
収集により蓄積された電荷が、データ反転の生じる臨界
電荷量に達してしまうというソフトエラー発生の可能性
を低くすることができるという効果を奏する。
【0144】つぎの発明によれば、隣接したメモリセル
間において共有されるウエル領域上に、不純物拡散領域
を両メモリセル間で共有されるように形成されるので、
個々にダミーの不純物拡散領域を形成した場合に比べ
て、そのダミーの不純物拡散領域の形成に必要な面積の
増加を抑えることができるとともに互いのメモリセルの
記憶ノードがダミーの不純物拡散領域によって分け隔て
られ、さらに、各メモリセルの記憶ノードに収集される
電荷量を減らしてソフトエラー発生の可能性を低くする
ことができるという効果を奏する。また、同時に2ビッ
トの保持データを反転させてしまうというマルチビット
エラー発生を低減させることができるという効果を奏す
る。
【0145】つぎの発明によれば、多ポートSRAMメ
モリセルのレイアウト構成においても、ダミーの不純物
拡散領域の形成による上記同様のソフトエラー発生の可
能性を低くすることができるという効果を奏する。
【0146】つぎの発明によれば、多ポートのトランジ
スタ記憶回路を構成するために同ウエル領域上に離間し
て配置された2つの不純物拡散領域間に、ダミーの不純
物拡散領域を形成するので、本来、両拡散領域へと収集
される電子を、ダミーのN+拡散領域へと均等に収集す
ることができ、ソフトエラーの耐性をより向上させるこ
とができるという効果を奏する。
【0147】つぎの発明によれば、例えば、ダミーの不
純物拡散領域の長手方向をより長くした短冊形状にする
ことで、そのダミーの不純物拡散領域を、対向して配置
された2つのメモリセル間において共有するだけでな
く、その対向方向に直交する方向に配置された複数のメ
モリセル間においても共有することができるという効果
を奏する。また、ダミーの不純物拡散領域に対して所定
の電位を与える場合に、所定の電位線との接続に必要な
コンタクトの数を減らして、それらコンタクトとの接続
を果たす上層の配線層のレイアウトを簡単にすることが
できるとともに、コンタクトや配線層の形成に必要な面
積を削減でき、結果的に、各メモリセルのサイズを小さ
くすることが可能になるという効果を奏する。
【0148】つぎの発明によれば、ダミーの第3の不純
物拡散領域に所定の電位を与えることで、ウエル領域内
に発生した電子を収集させる能力を制御することができ
るという効果を奏する。
【0149】つぎの発明によれば、ダミーの第3の不純
物拡散領域に与える所定の電位として、トランジスタ記
憶回路の電源電位を利用することができ、また、その電
源電位以上の電位を利用することで、ウエル領域に生じ
た電子を収集させる能力をより強めることができるとい
う効果を奏する。
【0150】つぎの発明によれば、ダミーの第4の不純
物拡散領域に所定の電位を与えることで、ウエル領域内
に発生した正孔を収集させる能力を制御することができ
るという効果を奏する。
【0151】つぎの発明によれば、ダミーの第4の不純
物拡散領域に与える所定の電位として、トランジスタ記
憶回路の接地電位を利用することができ、また、その接
地電位以下の電位を利用することで、ウエル領域に生じ
た正孔を収集させる能力をより強めることができるとい
う効果を奏する。
【0152】つぎの発明によれば、ダミーの第3の不純
物拡散領域の不純物濃度を、トランジスタ記憶回路を構
成する第1の不純物拡散領域の不純物濃度よりも大きく
することで、第1のウエル領域に生じた正孔をよりダミ
ーの第3の不純物拡散領域に引き付けることができ、記
憶ノードを構成する第1の不純物拡散領域が臨界電荷量
に達してしまう確率をより低減させることができるとい
う効果を奏する。
【0153】つぎの発明によれば、ダミーの第4の不純
物拡散領域の不純物濃度を、トランジスタ記憶回路を構
成する第2の不純物拡散領域の不純物濃度よりも大きく
することで、第2のウエル領域に生じた電子をよりダミ
ーの第4の不純物拡散領域に引き付けることができ、記
憶ノードを構成する第2の不純物拡散領域が臨界電荷量
に達してしまう確率をより低減させることができるとい
う効果を奏する。
【0154】つぎの発明によれば、記憶動作に寄与しな
いダミーの第3のウエル領域(Pウエル領域)と記憶動
作に寄与しないダミーの第4のウエル領域(Nウエル領
域)の面積の分だけ、α線や中性子線の照射によって第
1のウエル領域および第2のウエル領域上に生じた電子
または正孔の量を減らすことができ、これにより、α線
や中性子線の照射によって第1のウエル領域や第2のウ
エル上に収集される電子または正孔の量が減少し、結果
的に、不純物拡散領域に収集される電子または正孔の量
が減少するので、記憶動作に寄与する不純物拡散領域に
おけるソフトエラー発生の可能性を低くすることができ
るという効果を奏する。
【0155】つぎの発明によれば、隣接したメモリセル
間に、ダミーの第3のウエル領域またはダミーの第4の
ウエル領域が形成されるので、互いのメモリセルの記憶
ノードがダミーのウエル領域によって分け隔てられ、さ
らに、各メモリセルの記憶ノードに収集される電荷量を
減らしてソフトエラー発生の可能性を低くすることがで
きるという効果を奏する。また、同時に2ビットの保持
データを反転させてしまうというマルチビットエラー発
生を低減させることができるという効果を奏する。
【0156】つぎの発明によれば、多ポートSRAMメ
モリセルのレイアウト構成においても、ダミーのウエル
領域の形成による上記同様のソフトエラー発生の可能性
を低くすることができるという効果を奏する。
【0157】つぎの発明によれば、多ポートのトランジ
スタ記憶回路を構成するために同ウエル領域上に離間し
て配置された2つの不純物拡散領域間に、ダミーのウエ
ル領域を形成するので、ダミーのウエル領域で生じた電
子の量の分だけ、上記2つの不純物拡散領域間へと収集
される電子の量を減らすことができ、ソフトエラーの耐
性をより向上させることができるという効果を奏する。
【0158】つぎの発明によれば、例えば、ダミーのウ
エル領域の長手方向をより長くした短冊形状にすること
で、そのダミーのウエル領域を、対向して配置された2
つのメモリセル間において共有するだけでなく、その対
向方向に直交する方向に配置された複数のメモリセル間
においても共有することができるという効果を奏する。
また、ダミーのウエル領域に対して所定の電位を与える
場合に、所定の電位線との接続に必要なコンタクトの数
を減らして、それらコンタクトとの接続を果たす上層の
配線層のレイアウトを簡単にすることができるととも
に、コンタクトや配線層の形成に必要な面積を削減で
き、結果的に、各メモリセルのサイズを小さくすること
が可能になるという効果を奏する。
【0159】つぎの発明によれば、ダミーの第3のウエ
ル領域に所定の電位を与えることで、ウエル領域内に発
生した電子を収集させる能力を制御することができると
いう効果を奏する。
【0160】つぎの発明によれば、ダミーの第3のウエ
ル領域に与える所定の電位として、トランジスタ記憶回
路の電源電位を利用することができ、また、その電源電
位以上の電位を利用することで、ウエル領域に生じた電
子を収集させる能力をより強めることができるという効
果を奏する。
【0161】つぎの発明によれば、ダミーの第4のウエ
ル領域に所定の電位を与えることで、ウエル領域内に発
生した正孔を収集させる能力を制御することができると
いう効果を奏する。
【0162】つぎの発明によれば、ダミーの第4のウエ
ル領域に与える所定の電位として、トランジスタ記憶回
路の接地電位を利用することができ、また、その接地電
位以下の電位を利用することで、ウエル領域に生じた正
孔を収集させる能力をより強めることができるという効
果を奏する。
【0163】つぎの発明によれば、ダミーの第3のウエ
ル領域の不純物濃度を、トランジスタ記憶回路を構成す
る第2のウエル領域の不純物濃度よりも大きくすること
で、ウエル領域に生じた正孔をよりダミーの第3のウエ
ル領域に引き付けることができ、記憶ノードを構成する
第1の不純物拡散領域が臨界電荷量に達してしまう確率
をより低減させることができるという効果を奏する。
【0164】つぎの発明によれば、ダミーの第4のウエ
ル領域の不純物濃度を、トランジスタ記憶回路を構成す
る第1のウエル領域の不純物濃度よりも大きくすること
で、ウエル領域に生じた電子をよりダミーの第4のウエ
ル領域に引き付けることができ、記憶ノードを構成する
第2の不純物拡散領域が臨界電荷量に達してしまう確率
をより低減させることができるという効果を奏する。
【0165】つぎの発明によれば、従来の1ビット分の
メモリセルを、同一の向きに複数個配置してメモリセル
アレイを構成するので、従来、隣接するメモリセル間で
ウエル領域を共有することで増加していた同一のウエル
領域と比較して、その面積を減少させることができ、結
果的にα線や中性子線の照射により生じる電子・正孔対
の量を減らすことができ、ソフトエラーの耐性を向上さ
せることができるという効果を奏する。また、同時に2
ビットの保持データを反転させてしまうというマルチビ
ットエラーが発生する可能性を低減させることが可能に
なるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1にかかる半導体記憶装置を構成
するSRAMメモリセルのレイアウト構成例を示す図で
ある。
【図2】 実施の形態2にかかる半導体記憶装置のレイ
アウト構成例を示す図である。
【図3】 実施の形態3にかかる半導体記憶装置を構成
するSRAMメモリセルのレイアウト構成例を示す図で
ある。
【図4】 実施の形態4にかかる半導体記憶装置のレイ
アウト構成例を示す図である。
【図5】 実施の形態5にかかる半導体記憶装置のレイ
アウト構成例を示す図である。
【図6】 実施の形態6にかかる半導体記憶装置の等価
回路を示す図である。
【図7】 実施の形態6にかかる半導体記憶装置を構成
する2ポートSRAMメモリセルのレイアウト構成例を
示す図である。
【図8】 実施の形態6にかかる半導体記憶装置を構成
する2ポートSRAMメモリセルの他のレイアウト構成
例を示す図である。
【図9】 実施の形態7にかかる半導体記憶装置のレイ
アウト構成例を示す図である。
【図10】 従来のCMOS型SRAMのメモリセルの
等価回路図である。
【図11】 従来のSRAMメモリセルのレイアウト構
成例を示す図である。
【図12】 従来のSRAMメモリセルによって構成さ
れるメモリセルアレイのレイアウト構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
101 アレイ部、111 ワード線,WL,WL1,
WL2 ワード線、112 ビット線、120 ロウデ
コーダ、130 I/Oインタフェース、140アドレ
スバッファ、BL,BL1,BL2 正相ビット線、B
LB,BLB1,BLB2 逆相ビット線、DNW,D
NW0 ダミーのNウエル領域、DPW,DPW0 ダ
ミーのPウエル領域、FL100,FL110,FL1
20,FL150 P+拡散領域、FL200,FL2
10,FL210,FL220,FL220,FL23
0,FL240,FL250,FL300,FL31
0,FL320,FL330,FL340 N+拡散領
域、MC0、MC1、MC2メモリセル、N1〜N8
NMOSトランジスタ、NA,NB 記憶ノード、N
W,NW1,NW2 Nウエル領域、P1,P2 PM
OSトランジスタ、PL110,PL120,PL13
0,PL140,PL230,PL240 ポリシリコ
ン配線層、PW,PW1,PW2 Pウエル領域。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の導電型の第1のウエル領域と、前
    記第1のウエル領域上に形成された前記第1の導電型と
    は異なる第2の導電型の第1の不純物拡散領域と、前記
    第1のウエル領域に隣接した前記第2の導電型の第2の
    ウエル領域と、前記第2のウエル領域上に形成された前
    記第1の導電型の第2の不純物拡散領域とを含んでトラ
    ンジスタ記憶回路を構成する半導体記憶装置において、 前記第1のウエル領域上に、前記トランジスタ記憶回路
    を構成しない前記第2の導電型の第3の不純物拡散領域
    が形成され、 前記第2のウエル領域上に、前記トランジスタ記憶回路
    を構成しない前記第1の導電型の第4の不純物拡散領域
    が形成されたことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 第1の導電型の第1のウエル領域と、前
    記第1のウエル領域上に形成された前記第1の導電型と
    は異なる第2の導電型の第1の不純物拡散領域と、前記
    第1のウエル領域に隣接した前記第2の導電型の第2の
    ウエル領域と、前記第2のウエル領域上に形成された前
    記第1の導電型の第2の不純物拡散領域とを含んで構成
    される複数のトランジスタ記憶回路を、前記第1のウエ
    ル領域および前記第2のウエル領域がそれぞれ共有され
    るように対向して配置する半導体記憶装置において、 共有された前記第1のウエル領域上に、前記トランジス
    タ記憶回路を構成しない前記第2の導電型の第3の不純
    物拡散領域が、対向するトランジスタ記憶回路間におい
    て共有されるように形成され、 共有された前記第2のウエル領域上に、前記トランジス
    タ記憶回路を構成しない前記第1の導電型の第4の不純
    物拡散領域が、対向するトランジスタ記憶回路間におい
    て共有されるように形成されたことを特徴とする半導体
    記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のウエル領域上に、多ポートの
    トランジスタ記憶回路を構成するための前記第1の導電
    型の第5の不純物拡散領域が形成されたことを特徴とす
    る請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記第4の不純物拡散領域は、前記第2
    の不純物拡散領域と前記第5の不純物拡散領域との間に
    形成されたことを特徴とする請求項3に記載の半導体記
    憶装置。
  5. 【請求項5】 前記第3の不純物拡散領域および前記第
    4の不純物拡散領域は、前記トランジスタ記憶回路間の
    対向方向に垂直な方向に配置された複数のメモリセル間
    においても共有されるように延伸した形状であることを
    特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記第3の不純物拡散領域は、所定の電
    位を印加する電位線に接続されたことを特徴とする請求
    項1〜5のいずれか一つに記載の半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の電位は、前記トランジスタ記
    憶回路の電源電位または当該電源電位以上の電位である
    ことを特徴とする請求項6に記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記第4の不純物拡散領域は、所定の電
    位を印加する電位線に接続されたことを特徴とする請求
    項1〜7のいずれか一つに記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記所定の電位は、接地電位または当該
    接地電位以下の電位であることを特徴とする請求項8に
    記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記第3の不純物拡散領域の不純物濃
    度は、前記第1の不純物拡散領域の不純物濃度よりも大
    きいことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記
    載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記第4の不純物拡散領域の不純物濃
    度は、前記第2の不純物拡散領域の不純物濃度よりも大
    きいことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに
    記載の半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 第1の導電型の第1のウエル領域と、
    前記第1のウエル領域上に形成された前記第1の導電型
    とは異なる第2の導電型の第1の不純物拡散領域と、前
    記第1のウエル領域に隣接した前記第2の導電型の第2
    のウエル領域と、前記第2のウエル領域上に形成された
    前記第1の導電型の第2の不純物拡散領域とを含んでト
    ランジスタ記憶回路を構成する半導体記憶装置におい
    て、前記第1のウエル領域に隣接して形成された、前記
    トランジスタ記憶回路を構成しない前記第2の導電型の
    第3のウエル領域と、 前記第2のウエル領域に隣接して形成された、前記トラ
    ンジスタ記憶回路を構成しない前記第1の導電型の第4
    のウエル領域と、 を含むことを特徴とする半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 第1の導電型の第1のウエル領域と、
    前記第1のウエル領域上に形成された前記第1の導電型
    とは異なる第2の導電型の第1の不純物拡散領域と、前
    記第1のウエル領域に隣接した前記第2の導電型の第2
    のウエル領域と、前記第2のウエル領域上に形成された
    前記第1の導電型の第2の不純物拡散領域とを含んで構
    成される複数のトランジスタ記憶回路を、前記第1の不
    純物拡散領域同士および前記第2の不純物拡散領域同士
    がそれぞれ対向するように配置する半導体記憶装置にお
    いて、 前記第1のウエル領域間に当該第1のウエル領域に隣接
    して形成された、前記トランジスタ記憶回路を構成しな
    い前記第2の導電型の第3のウエル領域と、 前記第2のウエル領域間に当該第2のウエル領域に隣接
    して形成された、前記トランジスタ記憶回路を構成しな
    い前記第1の導電型の第4のウエル領域と、 を含むことを特徴とする半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記第2のウエル領域上に、多ポート
    のトランジスタ記憶回路を構成するための前記第1の導
    電型の第5の不純物拡散領域が形成されたことを特徴と
    する請求項12または13に記載の半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 前記第4のウエル領域は、前記第2の
    不純物拡散領域と前記第5の不純物拡散領域との間に形
    成されたことを特徴とする請求項14に記載の半導体記
    憶装置。
  16. 【請求項16】 前記第3のウエル領域および前記第4
    のウエル領域は、前記トランジスタ記憶回路間の対向方
    向に垂直な方向に配置された複数のメモリセル間におい
    て共有されるように延伸した形状であることを特徴とす
    る請求項15に記載の半導体記憶装置。
  17. 【請求項17】 前記第3のウエル領域は、所定の電位
    を印加する電位線に接続されたことを特徴とする請求項
    12〜16のいずれか一つに記載の半導体記憶装置。
  18. 【請求項18】 前記所定の電位は、前記トランジスタ
    記憶回路の電源電位または当該電源電位以上の電位であ
    ることを特徴とする請求項17に記載の半導体記憶装
    置。
  19. 【請求項19】 前記第4のウエル領域は、所定の電位
    を印加する電位線に接続されたことを特徴とする請求項
    12〜18のいずれか一つに記載の半導体記憶装置。
  20. 【請求項20】 前記所定の電位は、接地電位または当
    該接地電位以下の電位であることを特徴とする請求項1
    9に記載の半導体記憶装置。
  21. 【請求項21】 前記第3のウエル領域の不純物濃度
    は、前記第2のウエル領域の不純物濃度よりも大きいこ
    とを特徴とする請求項12〜20のいずれか一つに記載
    の半導体記憶装置。
  22. 【請求項22】 前記第4のウエル領域の不純物濃度
    は、前記第1のウエル領域の不純物濃度よりも大きいこ
    とを特徴とする請求項12〜21のいずれか一つに記載
    の半導体記憶装置。
  23. 【請求項23】 第1の導電型の第1のウエル領域と、
    前記第1のウエル領域上に形成された前記第1の導電型
    とは異なる第2の導電型の第1の不純物拡散領域と、前
    記第1のウエル領域に隣接した前記第2の導電型の第2
    のウエル領域と、前記第2のウエル領域上に形成された
    前記第1の導電型の第2の不純物拡散領域と、を含んで
    構成されたトランジスタ記憶回路を複数個配置する半導
    体記憶装置において、 各トランジスタ記憶回路は、前記第1のウエル領域と前
    記第2のウエル領域との境界線に垂直な方向に、同じ向
    きに配置されたことを特徴とする半導体記憶装置。
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