JP2002359298A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2002359298A
JP2002359298A JP2001165014A JP2001165014A JP2002359298A JP 2002359298 A JP2002359298 A JP 2002359298A JP 2001165014 A JP2001165014 A JP 2001165014A JP 2001165014 A JP2001165014 A JP 2001165014A JP 2002359298 A JP2002359298 A JP 2002359298A
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transistor
gate
mos transistor
memory device
semiconductor memory
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JP2001165014A
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Koji Arai
浩二 新居
Motoshige Igarashi
元繁 五十嵐
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • G11INFORMATION STORAGE
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  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソフトエラーの耐性を向上させた半導体記憶
装置を得ること。 【解決手段】 SRAMメモリセルを構成するPMOS
トランジスタP1およびP2において、そのゲート絶縁
膜を、高誘電体材料を用いて形成する。これにより、記
憶ノードNAおよびNBの容量を増加させ、ソフトエラ
ーが発生する確率を低減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、SRAM(St
atic Random Access Memor
y)型のメモリセルを備えた半導体記憶装置に関するも
のであり、特にソフトエラーの耐性を図った半導体記憶
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の軽薄短小化とともに、
それら機器の機能を高速に実現する要望が強まってい
る。このような電子機器において、今やマイクロコンピ
ュータを搭載することは不可欠であり、そのマイクロコ
ンピュータの構成においては、大容量かつ高速なメモリ
の実装が必須となっている。また、パーソナルコンピュ
ータの急速な普及と高性能化のもと、より高速な処理を
実現するために、キャッシュメモリの大容量化が求めら
れている。
【0003】RAMとしては、一般にDRAM(Dyn
amic RAM)とSRAMとが使用されているが、
上記したキャッシュメモリのように高速な処理を要する
部分には、通常、SRAMが使用されている。SRAM
は、そのメモリセルの構造として、4個のトランジスタ
と2個の高抵抗素子で構成される高抵抗負荷型と、6個
のトランジスタで構成されるCMOS型が知られてい
る。特に、CMOS型SRAMは、データ保持時のリー
ク電流が非常に小さいために信頼性が高く、現在の主流
となっている。
【0004】図18は、従来のCMOS型SRAMのメ
モリセルの等価回路図である。図18において、PMO
SトランジスタP1(負荷トランジスタ)とNMOSト
ランジスタN1(駆動トランジスタ)は、第1のCMO
Sインバータを構成し、また、PMOSトランジスタP
2(負荷トランジスタ)とNMOSトランジスタN2
(駆動トランジスタ)は、第2のCMOSトランジスタ
を構成しており、これら第1および第2のCMOSイン
バータ間において入出力端子が相補的に接続されてい
る。
【0005】すなわち、これらMOSトランジスタP
1、P2、N1およびN2によってフリップフロップ回
路が構成され、図18中、上記した第1のCMOSイン
バータの出力点でありかつ第2のCMOSインバータの
入力点でもある記憶ノードNAと、第2のCMOSイン
バータの出力点でありかつ第1のCMOSインバータの
入力点でもある記憶ノードNBとにおいて、論理状態の
書き込みおよび読み出しが可能となる。
【0006】また、NMOSトランジスタN3およびN
4は、それぞれアクセストランジスタとして機能し、N
MOSトランジスタN3は、ゲートをワード線WLに接
続し、ソースを上記した記憶ノードNAに接続するとと
もにドレインを正相ビット線BLに接続している。ま
た、NMOSトランジスタN4は、ゲートを上記ワード
線WLに接続し、ソースを上記した記憶ノードNBに接
続するとともにドレインを逆相ビット線BLBに接続し
ている。
【0007】すなわち、ワード線WL、正相ビット線B
Lおよび逆相ビット線BLBの選択により、記憶ノード
NAまたはNBに保持された記憶値の読み出しを可能と
している。
【0008】図19は、図18に示した等価回路に対応
するSRAMメモリセルのレイアウト構成例を示す図で
ある。図19に示すように、一つのSRAMメモリセル
は、半導体基板上に形成されたN型のウエル領域NWと
P型のウエル領域PW上に形成される。そして、等価回
路に示したPMOSトランジスタP1およびP2は、同
一のNウエル領域NW内に形成され、NMOSトランジ
スタN1〜N4は、同一のPウエル領域PW内に形成さ
れる。
【0009】図19において、PMOSトランジスタP
1は、P型不純物の注入によって形成されたP+拡散領
域FL100およびFL110をそれぞれソース領域お
よびドレイン領域とし、上記P+拡散領域FL100お
よびFL110とポリシリコン配線層PL110との間
をゲート領域としている。同様に、PMOSトランジス
タP2は、P型不純物の注入によって形成されたP+拡
散領域FL100およびFL120をそれぞれソース領
域およびドレイン領域とし、上記P+拡散領域FL10
0およびFL120とポリシリコン配線層PL120と
の間をゲート領域としている。すなわち、PMOSトラ
ンジスタP1およびP2は、P+拡散領域FL100を
ソース領域として共有している。
【0010】また、図19において、NMOSトランジ
スタN1は、N型不純物の注入によって形成されたN+
拡散領域FL200およびFL210をそれぞれソース
領域およびドレイン領域とし、上記N+拡散領域FL2
00およびFL210とポリシリコン配線層PL110
との間をゲート領域としている。同様に、NMOSトラ
ンジスタN2は、N型不純物の注入によって形成された
N+拡散領域FL200およびFL220をそれぞれソ
ース領域およびドレイン領域とし、上記N+拡散領域F
L200およびFL220とポリシリコン配線層PL1
20との間をゲート領域としている。すなわち、NMO
SトランジスタN1およびN2は、N+拡散領域FL2
00をソース領域として共有している。
【0011】また、NMOSトランジスタN3は、N型
不純物の注入によって形成されたN+拡散領域FL23
0およびFL210をそれぞれソース領域およびドレイ
ン領域とし、上記N+拡散領域FL230およびFL2
10とポリシリコン配線層PL140との間をゲート領
域としている。すなわち、NMOSトランジスタN1お
よびN3は、N+拡散領域FL210をドレイン領域と
して共有している。
【0012】また、NMOSトランジスタN4は、N型
不純物の注入によって形成されたN+拡散領域FL24
0およびFL220をそれぞれソース領域およびドレイ
ン領域とし、上記N+拡散領域FL240およびFL2
20とポリシリコン配線層PL130との間をゲート領
域としている。すなわち、NMOSトランジスタN2お
よびN4は、N+拡散領域FL220をドレイン領域と
して共有している。
【0013】さらに、上記構成において、ポリシリコン
配線層PL110は、PMOSトランジスタP1とNM
OSトランジスタN1のゲート領域同士を接続する配線
としても機能し、ポリシリコン配線層PL120につい
ても同様に、PMOSトランジスタP2とNMOSトラ
ンジスタN2のゲート領域同士を接続する配線としても
機能する。
【0014】また、上記したP+拡散領域FL100、
FL110およびFL120と、N+拡散領域FL20
0、FL210、FL220、FL230およびFL2
40と、ポリシリコン配線層PL110、PL120、
PL130およびPL140には、それぞれ少なくとも
一つ以上のコンタクトホール(接続孔)が形成される。
そして、図18に示した等価回路の接続構成が実現され
るように、金属等の上層配線層によって、それらコンタ
クトホール間が接続される。
【0015】なお、上記コンタクトホール間を接続する
ための上層配線層については、種々の構造が考えられる
が、図19では、理解を容易にするため、上記コンタク
トホール間の接続配線を太実線で簡易的に示している。
図19によれば、P+拡散領域FL110、N+拡散領
域FL210およびポリシリコン配線層PL120が上
層配線層によって電気的に接続され、記憶ノードNAを
形成し、P+拡散領域FL120、N+拡散領域FL2
20およびポリシリコン配線層PL110が上層配線層
によって電気的に接続され、記憶ノードNBを形成す
る。
【0016】また、図19において、P+拡散領域FL
100は、コンタクトホールと上層配線層を介して電源
ラインであるVDD線に接続され、N+拡散領域FL2
00は、コンタクトホールと上層配線層を介して接地ラ
インであるGND線に接続される。また、N+拡散領域
FL230およびFL240は、それぞれコンタクトホ
ールと上層配線層を介して、正相ビット線BLおよび逆
相ビット線BLBに電気的に接続される。さらに、ポリ
シリコン配線層PL130およびPL140は、コンタ
クトホールと上層配線層を介してワード線WLに電気的
に接続される。
【0017】つぎに、上記従来のSRAMメモリセルの
断面構造について説明する。図20は、図19に示した
従来のSRAMメモリセルレイアウトのA−A’線にお
ける断面図である。図20において、まず、PMOSト
ランジスタP1およびP2を形成するために、Nウエル
領域NW上に素子分離領域10で隔てられたP+拡散領
域FL100、FL110およびFL120が形成され
る。そして、各P+拡散領域間に薄い絶縁膜21を積層
した後、さらにその上にそれぞれポリシリコン配線層P
L110およびPL120を積層することで、Nウエル
領域NWから電気的に絶縁されたゲート電極が形成され
る。なお、ゲート電極とNウエル領域NWとの間の絶縁
膜21が、PMOSトランジスタのゲート絶縁膜とな
る。
【0018】つづいて、P+拡散領域FL100、FL
110およびFL120と、素子分離領域10と、ポリ
シリコン配線層PL110およびPL120とを覆うよ
うに層間膜30が形成され、その後、層間膜30の上面
からP+拡散領域FL100、FL110およびFL1
20へと達するコンタクトホール41が形成される。最
後に、アルミまたはタングステンや銅等の金属によっ
て、コンタクトホール41を覆うように金属配線51が
形成されることで、P+拡散領域FL100、FL11
0およびFL120に電気的に接続された配線が引き出
される。
【0019】また、図21は、図19に示した従来のS
RAMメモリセルレイアウトのB−B’線における断面
図である。図21において、まず、NMOSトランジス
タN1〜N4を形成するために、Pウエル領域PW上に
N+拡散領域FL200、FL210、FL220、F
L230およびFL240が形成される。そして、各N
+拡散領域間に薄い絶縁膜22を積層した後、さらにそ
の上にそれぞれ図示するようにポリシリコン配線層PL
110、PL120、PL130およびPL140を積
層することで、Pウエル領域PWから電気的に絶縁され
たゲート電極が形成される。なお、ゲート電極とPウエ
ル領域PWとの間の絶縁膜22が、NMOSトランジス
タのゲート絶縁膜となる。
【0020】つづいて、N+拡散領域FL200、FL
210、FL220、FL230およびFL240と、
ポリシリコン配線層PL110、PL120、PL13
0およびPL140とを覆うように層間膜30が形成さ
れ、その後、層間膜30の上面からN+拡散領域FL2
00、FL210、FL220、FL230およびFL
240へと達するコンタクトホール42が形成される。
最後に、アルミまたはタングステンや銅等の金属によっ
て、コンタクトホール42を覆うように金属配線52が
形成されることで、N+拡散領域FL200、FL21
0、FL220、FL230およびFL240に電気的
に接続された配線が引き出される。なお、これらNMO
SトランジスタN1〜N4の形成は、上記したPMOS
トランジスタP1およびP2の形成と同時におこなわれ
る。
【0021】つぎに、上記した従来のSRAMメモリセ
ルの動作について説明する。図18の等価回路におい
て、例えば、記憶ノードNAが、論理レベル“H”の電
位状態であるとすると、記憶ノードNBは論理レベル
“L”の電位状態になって安定する。また、逆に、記憶
ノードNAが、論理レベル“L”の電位状態であるとす
ると、記憶ノードNBは論理レベル“H”の電位状態に
なって安定する。このように、CMOSインバータの相
補接続によって構成されたメモリセルは、二つの記憶ノ
ードNAおよびNBの状態が“H”状態か“L”状態か
によって、異なる二つの安定した論理状態を有し、その
論理状態を1ビットの保持データとして保持する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】このように、CMOS
インバータで構成した半導体記憶装置は、非常に安定性
がよく、耐ノイズに対してはこれまで問題とはならなか
った。ところが、メモリセルを多数集積させた大容量の
メモリセルアレイを実現するために、1ビットあたりの
メモリセルを微細化するにつれ、パッケージから放出さ
れるα線や宇宙からの中性子線により発生された電子に
起因して上記記憶ノードで保持されているデータが反転
するというソフトエラーの問題が顕在化してくる。
【0023】特に、このソフトエラーは、電源電圧が下
がるにつれて起こりやすくなるため、近年の低電源駆動
化を図った半導体記憶装置では、このソフトエラーに対
する耐性を増すのが重要なテーマとなっている。
【0024】ソフトエラーを起こりにくくする一つの対
策として、記憶ノードの容量を増やし、その記憶ノード
の保持データが反転するのに必要な臨界電荷量を増加さ
せる方法が提案されている。この方法によれば、記憶デ
ータが反転するには、α線等によって発生した電子の量
を多く必要とするため、結果的に、ソフトエラーが発生
する確率を低減させることができる。
【0025】ここで、記憶ノードの容量を増やすには、
上記した絶縁膜21および22の厚みを薄くするか、そ
の主面方向の面積を増加させる。ところが、メモリセル
の微細化を図る必要があることから、絶縁膜の面積を増
加させる方法は好ましくなく、結果的に、絶縁膜の薄膜
化を図り、単位面積当たりのゲート・基板間容量を増加
させる手段を採用することになる。ところが、絶縁膜の
薄膜化を図れば、信頼性やゲートと基板との間のリーク
電流が増えるなど、新たな問題が生じてしまう。
【0026】すなわち、微細化に合わせて絶縁膜を薄膜
化することができない結果として、ゲートと基板との間
の容量は小さくなり、メモリセルの記憶ノードの容量を
大きくすることができず、ソフトエラーが発生しやすく
なるという問題が生じている。
【0027】さらに、メモリセルに対する記憶データの
読み出し/書き込み動作を高速におこなうためには、上
記した層間膜30の絶縁性を高めて、不純物拡散領域と
ポリシリコン配線層との間に生じるカップリング容量を
減らすために、その層間膜30として低誘電率の材料が
使用されている。これは、記憶ノードNA、NBのカッ
プリング容量も小さくなることを意味し、結果的に、記
憶ノードNA、NBの臨界電荷量を大きくすることが困
難となり、ソフトエラーが起こりやすくなるという問題
が生じている。
【0028】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、少なくとも、CMOSインバータを構成
する負荷トランジスタのゲート絶縁膜を高誘電率材料で
形成することでゲートと基板との間の容量を増加させ、
これによりソフトエラーの耐性を図ることができる半導
体記憶装置を得ることを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この発明にかかる半導体記憶装置
にあっては、第1の導電型の第1のMOSトランジスタ
と前記第1の導電型と異なる第2の導電型の第2のMO
Sトランジスタを含んで構成されるとともに出力点を第
1の記憶ノードとし、入力点を第2の記憶ノードとする
第1のインバータと、前記第1の導電型の第3のMOS
トランジスタと前記第2の導電型の第4のMOSトラン
ジスタを含んで構成されるとともに出力点を前記第2の
記憶ノードに接続し、入力点を前記第1の記憶ノードに
接続した第2のインバータと、ドレインが前記第1の記
憶ノードに接続されソースが一対のビット線の一方に接
続されゲートがワード線に接続された前記第2の導電型
の第5のMOSトランジスタと、ドレインが前記第2の
記憶ノードに接続されソースが前記一対のビット線の他
方に接続されゲートが前記ワード線に接続された前記第
2の導電型の第6のMOSトランジスタと、を備えて構
成される半導体記憶装置において、前記第1のMOSト
ランジスタと第3のMOSトランジスタとのゲート絶縁
膜の比誘電率は、前記第5のMOSトランジスタと第6
のMOSトランジスタとのゲート絶縁膜の比誘電率より
も高いことを特徴としている。
【0030】この発明によれば、トランジスタ記憶回路
を構成する負荷トランジスタについて、そのゲート絶縁
膜を高誘電体材料で形成することで、負荷トランジスタ
のゲートに接続された記憶ノードの容量が増加する。
【0031】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、前記第2のMOSトランジス
タと前記第4のMOSトランジスタとのゲート絶縁膜の
比誘電率は、前記第5のMOSトランジスタと前記第6
のMOSトランジスタとのゲート絶縁膜の比誘電率より
も高いことを特徴としている。
【0032】この発明によれば、トランジスタ記憶回路
を構成する負荷トランジスタと駆動トランジスタについ
て、それらのゲート絶縁膜を高誘電体材料で形成するこ
とで、負荷トランジスタのゲートと駆動トランジスタの
ゲートに接続された記憶ノードの容量が増加する。
【0033】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、前記第1のMOSトランジス
タのゲートと前記第2のMOSトランジスタのゲート
は、第1の電極配線層で電気的に接続され、前記第3の
MOSトランジスタのゲートと前記第4のMOSトラン
ジスタのゲートは、第2の電極配線層で電気的に接続さ
れることを特徴としている。
【0034】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、前記第1の記憶ノードまたは
前記第2の記憶ノードにゲートが接続された前記第1の
導電型または前記第2の導電型の第7のMOSトランジ
スタを備え、前記第7のMOSトランジスタのゲート絶
縁膜の比誘電率は、前記第5のMOSトランジスタと第
6のMOSトランジスタとのゲート絶縁膜の比誘電率よ
りも高いことを特徴としている。
【0035】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、前記第7のMOSトランジス
タのゲートは、前記第1のMOSトランジスタのゲー
ト、前記第2のMOSトランジスタのゲート、前記第3
のMOSトランジスタのゲートまたは前記第4のMOS
トランジスタのゲートと共通の電極配線層で電気的に接
続されることを特徴としている。
【0036】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、同一チップ内に半導体層で形成された複数のトラ
ンジスタ素子領域と、前記トランジスタ素子領域の上部
に複数の金属配線層と層間膜を積層して形成された配線
領域とを備えて構成される半導体記憶装置において、前
記トランジスタ素子領域上に積層される層間膜の所定の
部分の比誘電率は、前記所定の部分以外の層間膜の比誘
電率と異なることを特徴としている。
【0037】この発明によれば、トランジスタ素子領域
上の層間膜の所定の部分の比誘電率を変えることで、そ
の層間膜によるカップリング容量を、所定の部分以外の
層間膜の部分によるカップリング容量とは異なる値にす
ることができる。
【0038】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、前記所定の部分は、前記複数
のトランジスタ素子領域のうちのメモリセルを構成する
トランジスタ素子領域上の領域であり、当該所定の部分
の比誘電率は、前記所定の部分以外の層間膜の比誘電率
よりも大きいことを特徴としている。
【0039】この発明によれば、トランジスタ素子領域
上の層間膜の所定の部分の比誘電率を高くすることで、
その層間膜によるカップリング容量を、所定の部分以外
の層間膜の部分によるカップリング容量よりも大きな値
にすることができる。
【0040】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、前記所定の部分は、前記トラ
ンジスタ素子が形成されるNウエル領域上に位置するこ
とを特徴としている。
【0041】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、前記所定の部分は、前記トラ
ンジスタ素子が形成されるPウエル領域上に位置するこ
とを特徴としている。
【0042】つぎの発明にかかる半導体記憶装置にあっ
ては、上記発明において、前記所定の部分は、前記トラ
ンジスタ素子を構成する最上層と、当該トランジスタ素
子と電気的接続を果たす金属配線層との間の層に位置す
ることを特徴としている。
【0043】
【発明の実施の形態】以下に、この発明にかかる半導体
記憶装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明す
る。なお、この実施の形態によりこの発明が限定される
ものではない。
【0044】実施の形態1.まず、実施の形態1にかか
る半導体記憶装置について説明する。実施の形態1にか
かる半導体記憶装置は、SRAMメモリセルを構成する
負荷トランジスタにおいて、ゲート絶縁膜として高誘電
体材料を用いたことを特徴としている。
【0045】図1は、実施の形態1にかかる半導体記憶
装置の等価回路図である。なお、図1において、図13
と共通する部分には同一の符号を付してその説明を省略
する。図1に示す等価回路において図13と異なるの
は、負荷トランジスタとなるPMOSトランジスタP1
およびP2に替えて、ゲート絶縁膜を高誘電体材料で形
成したPMOSトランジスタP11およびP12が設け
られている点である。その他の回路構成は、従来と同じ
であり、記憶動作についても従来と変わらない。
【0046】一般に、キャパシタでは、そのキャパシタ
の電極間の距離を一定とした場合、電極間に充填される
材料の比誘電率が高くなればなるほど、その容量が大き
くなることが知られている。すなわち、負荷トランジス
タにおいて、ゲート絶縁膜の厚みを一定にした場合、そ
の絶縁膜に用いられる材料の比誘電率が高くなればなる
ほど、そのゲートと基板との間の容量は大きくなる。よ
って、PMOSトランジスタP11およびP12のゲー
ト絶縁膜を高誘電体材料で形成すれば、従来程度の厚み
の絶縁膜を形成したとしても、従来と比較して、PMO
SトランジスタP11およびP12のゲートと基板との
間の容量を大きくすることができる。
【0047】一般的な酸化シリコンSiO2で形成した
絶縁膜の比誘電率は3.8程度であるが、それよりも比
誘電率の高いものとして、例えば、Si34 (比誘電
率7.5)、Al23(比誘電率9.34)、Ta25
(比誘電率11.6)、ZrO2(比誘電率12.
5)、HfO2(比誘電率25〜40)、La23(比
誘電率27)、TiO2(比誘電率85.8)等があ
り、本実施の形態1では、そのような高誘電体材料を、
ゲート絶縁膜として用いる。ここで、ゲート絶縁膜の厚
みを充分に薄くしてもその容量を増加させることができ
るが、その反面、ゲートリーク電流が増えたり、信頼性
が悪くなるなどの問題が多い。その点、比誘電率が高い
材料をゲート絶縁膜に用いてPMOSトランジスタP1
1およびP12を形成すれば、従来程度の薄膜化によっ
ても、ゲートと基板との間の容量を増やすことができ、
かつゲートリーク電流を抑えたままで、かつ高い信頼性
が得られるという利点がある。
【0048】なお、一方で、ワード線WLによるメモリ
セルの選択のオン/オフ変化に対する追従、すなわちア
クセス速度を速くするために、アクセストランジスタと
して機能するNMOSトランジスタN3およびN4のゲ
ート絶縁膜については、PMOSトランジスタP11お
よびP12のものより比誘電率の低い従来どおりの一般
的な誘電体を用いた絶縁膜によって形成し、そのゲート
と基板との間の容量を低く抑えておく。さらに、駆動ト
ランジスタであるNMOSトランジスタN3およびN4
のゲート絶縁膜については、比誘電率は低い材料を選ぶ
ようにする。以上の回路構成で、高速性を維持しなが
ら、記憶ノードNA、NBの容量を増やしてソフトエラ
ー耐性を向上するものである。
【0049】図2は、図1に示した等価回路に対応する
SRAMメモリセルのレイアウト構成例を示す図であ
る。なお、図2に示すレイアウト構成図は、PMOSト
ランジスタP11およびP12のゲート絶縁膜が高誘電
体材料であるという点以外は、図19に示したレイアウ
ト構成図と同じである。特に、図2において、高誘電体
材料が用いられるのは、ポリシリコン配線層PL110
およびPL120の構成部分のうち、Nウエル領域NW
内に位置する部分の下層部である。
【0050】ゲート絶縁膜の具体的な形成方法は、ま
ず、酸化シリコンSiO2等の従来使用されていた絶縁
膜をPウエル領域PWおよびNウエル領域NWの一面に
形成した後、Pウエル領域PWをマスクして、Nウエル
領域NWとなる領域E1上に形成された絶縁膜をエッチ
ング等で除去する。その後、再度、領域E1のみに高誘
電体材料の絶縁膜を形成する。その後の工程は、従来ど
おりである。なお、高誘電体材料の絶縁膜を形成する領
域を、Nウエル領域NW内のP+拡散領域を形成する領
域に限定してもよい。
【0051】図3は、図2に示したSRAMメモリセル
レイアウトのA−A’線における断面図である。図3に
おいて、Nウエル領域NW上に形成されたPMOSトラ
ンジスタP11およびP12のゲート絶縁膜121は、
高誘電体材料で形成されている。なお、NMOSトラン
ジスタN1〜N4を形成しているPウエル領域PWのB
−B’線の断面図は、図21に示したとおりであるので
ここではその説明を省略する。
【0052】以上に説明したとおり、実施の形態1にか
かる半導体記憶装置によれば、SRAMメモリセルを構
成する負荷トランジスタのゲートに対してのみ、そのゲ
ート絶縁膜として高誘電体材料を用いるので、ゲート絶
縁膜に対して薄膜化を図ることなく、そのゲートと基板
との間の容量を増加させることができる。これにより、
記憶ノードNAおよびNBの保持データが反転するのに
必要な臨界電荷量が増加し、結果的にソフトエラーの耐
性を向上させることが可能になる。
【0053】実施の形態2.つぎに、実施の形態2にか
かる半導体記憶装置について説明する。実施の形態2に
かかる半導体記憶装置は、SRAMメモリセルを構成す
る負荷トランジスタと駆動トランジスタの双方におい
て、ゲート絶縁膜として高誘電体材料を用いたことを特
徴としている。
【0054】図4は、実施の形態2にかかる半導体記憶
装置の等価回路図である。なお、図4において、図1と
共通する部分には同一の符号を付してその説明を省略す
る。図4に示す等価回路において図1と異なるのは、駆
動トランジスタとなるNMOSトランジスタN1および
N2に替えて、ゲート絶縁膜をNMOSトランジスタN
3およびN4のものよりも比誘電率の高い高誘電体材料
で形成したNMOSトランジスタN11およびN12が
設けられている点である。その他の回路構成は、図1と
同じであり、記憶動作についても従来と変わらない。な
お、NMOSトランジスタN11およびN12のゲート
絶縁膜に用いる高誘電体材料は、実施の形態1で説明し
たような材料である。
【0055】負荷トランジスタであるPMOSトランジ
スタP11およびP12に加えて、駆動トランジスタで
あるNMOSトランジスタN11およびN12について
も、そのゲート絶縁膜を高誘電体材料によって形成する
ので、実施の形態1と同様に、高速性を維持しながら、
記憶ノードNAおよびNBの容量を増やしてソフトエラ
ー耐性を向上させることができる。特に、負荷トランジ
スタであるPMOSトランジスタP11およびP12の
ゲート絶縁膜のみに高誘電体材料を用いた場合と比較し
て、NMOSトランジスタN11およびN12のゲート
絶縁膜として高誘電体材料を用いた分だけ、記憶ノード
の臨界電荷量を増加させることができるため、ソフトエ
ラーの耐性は、実施の形態1の場合よりも向上させるこ
とができる。
【0056】図5は、図4に示した等価回路に対応する
SRAMメモリセルのレイアウト構成例を示す図であ
る。なお、図5に示すレイアウト構成図は、NMOSト
ランジスタP11およびN12のゲート絶縁膜が高誘電
体材料であるという点以外は、図2に示したレイアウト
構成図と同じである。特に、図5において、高誘電体材
料が用いられるのは、ポリシリコン配線層PL110お
よびPL120の構成部分のうち、Nウエル領域NW内
とPウエル領域PW内に位置する部分の下層部である。
【0057】ゲート絶縁膜の具体的な形成方法は、ま
ず、酸化シリコンSiO2等の従来使用されていた絶縁
膜をPウエル領域PWおよびNウエル領域NWの一面に
形成した後、Pウエル領域PWとNウエル領域NWのう
ち、PMOSトランジスタP11およびP12とNMO
SトランジスタN11およびN12が形成される領域E
2をマスクして、その領域E2上に形成された絶縁膜を
エッチング等で除去する。その後、再度、領域E2のみ
に高誘電体材料の絶縁膜を形成する。その後の工程は、
従来どおりである。なお、高誘電体材料の絶縁膜を形成
する領域を、さらに、P+拡散領域FL100およびF
L110とN+拡散領域FL200、FL210および
FL220が形成される領域に限定してもよい。
【0058】図6は、図5に示したSRAMメモリセル
レイアウトのB−B’線における断面図である。図6に
おいて、Pウエル領域PW上に形成されたNMOSトラ
ンジスタN11およびN12のゲート絶縁膜122は、
高誘電体材料で形成されている。なお、PMOSトラン
ジスタP11およびP12を形成しているPウエル領域
PWのA−A’線の断面図は、図3に示したとおりであ
るのでここではその説明を省略する。
【0059】なお、アクセストランジスタとして機能す
るNMOSトランジスタN3およびN4のゲートについ
ては、実施の形態1で説明したとおり、一般的な誘電体
を用いた絶縁膜によって形成し、そのゲートと基板との
間の容量を低く抑えておく。
【0060】以上に説明したとおり、実施の形態2にか
かる半導体記憶装置によれば、SRAMメモリセルを構
成する負荷トランジスタと駆動トランジスタに対して、
そのゲート絶縁膜として高誘電体材料を用いるので、ゲ
ート絶縁膜に対して薄膜化を図ることなく、そのゲート
と基板との間の容量を実施の形態1と比較して一層増加
させることができる。これにより、記憶ノードNAおよ
びNBの保持データが反転するのに必要な臨界電荷量が
さらに増加し、結果的にソフトエラーの耐性を向上させ
ることが可能になる。
【0061】実施の形態3.つぎに、実施の形態3にか
かる半導体記憶装置について説明する。実施の形態3に
かかる半導体記憶装置は、負荷トランジスタが形成され
る領域の層間膜を高誘電体材料で形成することを特徴と
している。
【0062】ここで、実施の形態3にかかる半導体記憶
装置の等価回路図については、図13に示した従来図と
おりであるので、その説明を省略する。図7は、実施の
形態3にかかる半導体記憶装置に対応するSRAMメモ
リセルのレイアウト構成例を示す図である。図7に示す
レイアウト構成図は、PMOSトランジスタP1および
P2が形成される領域の層間膜部分E3が高誘電体材料
で形成されているという点以外は、図19に示したレイ
アウト構成図と同じである。
【0063】具体的には、図7において、PMOSトラ
ンジスタP1およびP2が形成される領域上の金属配線
間の絶縁膜として、Nウエル領域NW上の層間膜には比
誘電率が高い材料を用い、Pウエル領域PW上の層間膜
にはNウエル領域NW上の層間膜より低い誘電率の材料
を用いる。なお、高誘電体材料の層間膜を形成する領域
を、Nウエル領域NW内のP+拡散領域が形成される領
域に限定してもよい。
【0064】図8は、図7に示したSRAMメモリセル
レイアウトのA−A’線における断面図である。図8に
示すように、層間膜130は、すべて高誘電率の材料で
覆われる。これにより、負荷トランジスタであるPMO
SトランジスタP1およびP2を形成している部分の記
憶ノードNAおよびNBによるカップリング容量を増加
させることができる。
【0065】一方で、N+拡散領域FL230およびF
L240上のコンタクトホール形成部分の層間膜の比誘
電率は低いため、ビット線BLおよびBLBによるカッ
プリング容量は増加しない。なお、NMOSトランジス
タN1〜N4を形成しているPウエル領域PWのB−
B’線の断面図は、図21に示したとおりであり、Pウ
エル領域PW上は比較的低い比誘電率で覆われている。
【0066】図9は、図7に示したSRAMメモリセル
レイアウトのC−C’線における断面図である。図9に
示すように、Nウエル領域NWとPウエル領域PWとの
境界部分が低誘電率と高誘電率の層間膜の境界となって
いる。
【0067】以上に説明したとおり、実施の形態3にか
かる半導体記憶装置によれば、SRAMメモリセルを構
成する負荷トランジスタが形成される領域の層間膜のみ
を高誘電体材料で形成するので、アクセストランジスタ
が形成される領域では低誘電体材料の層間膜を用いたま
までアクセス速度の高速性を維持しつつ、記憶ノードN
AおよびNBによるカップリング容量を増やすことがで
き、結果的にソフトエラー耐性を向上させることができ
る。
【0068】実施の形態4.つぎに、実施の形態4にか
かる半導体記憶装置について説明する。実施の形態4に
かかる半導体記憶装置は、SRAMメモリセルを構成す
る負荷トランジスタと駆動トランジスタの双方が形成さ
れる領域の層間膜を高誘電体材料で形成することを特徴
としている。
【0069】ここで、実施の形態4にかかる半導体記憶
装置の等価回路図については、図13に示した従来図と
おりであるので、その説明を省略する。図10は、実施
の形態4にかかる半導体記憶装置に対応するSRAMメ
モリセルのレイアウト構成例を示す図である。図10に
示すレイアウト構成図は、PMOSトランジスタP1お
よびP2が形成される領域とNMOSトランジスタN1
およびN2が形成される領域の各層間膜部分E4が高誘
電体材料で形成されているという点以外は、図19に示
したレイアウト構成図と同じである。
【0070】負荷トランジスタであるPMOSトランジ
スタP1およびP2が形成される領域に加えて、駆動ト
ランジスタであるNMOSトランジスタN1およびN2
が形成される領域についても、その層間膜を高誘電体材
料によって形成するので、実施の形態3と同様に、高速
性を維持しながら、記憶ノードNAおよびNBの容量を
増やしてソフトエラー耐性を向上させることができる。
特に、負荷トランジスタであるPMOSトランジスタP
1およびP2の層間膜のみに高誘電体材料を用いた場合
と比較して、NMOSトランジスタN1およびN2の層
間膜として高誘電体材料を用いた分だけ、カップリング
容量を増やすことができる。結果的に、記憶ノードの臨
界電荷量を増加させることができ、ソフトエラーの耐性
は、実施の形態3の場合よりも向上させることができ
る。
【0071】図11は、図10に示したSRAMメモリ
セルレイアウトのA−A’線における断面図である。ま
た、図12は、図10に示したSRAMメモリセルレイ
アウトのB−B’線における断面図である。図11およ
び図12に示すように、負荷トランジスタP1およびP
2の領域と駆動トランジスタN1およびN2の領域の各
層間膜130は高誘電率の材料で覆われ、一方でビット
線BLおよびBLBとのコンタクトホールが設けられる
N+拡散領域FL230およびFL240の層間膜は、
層間膜130より低い比誘電率の材料で覆われる。この
ため、ビット線BLおよびBLBによるカップリング容
量は増加せず、記憶ノードNAおよびNBによるカップ
リング容量のみが増加する。
【0072】以上に説明したとおり、実施の形態4にか
かる半導体記憶装置によれば、SRAMメモリセルを構
成する負荷トランジスタが形成される領域と駆動トラン
ジスタが形成される領域の双方の層間膜のみを高誘電体
材料で形成するので、アクセストランジスタが形成され
る領域では低誘電体材料の層間膜を用いたままでアクセ
ス速度の高速性を維持しつつ、記憶ノードNAおよびN
Bによるカップリング容量を実施の形態3と比較して一
層増やすことができ、結果的にソフトエラー耐性を向上
させることができる。
【0073】実施の形態5.つぎに、実施の形態5にか
かる半導体記憶装置について説明する。実施の形態5に
かかる半導体記憶装置は、図1、図4および図18に示
した等価回路において、メモリセルの記憶動作に寄与し
ないダミーのMOSトランジスタを設け、記憶ノードN
AおよびNBに、そのダミーのMOSトランジスタのゲ
ートを接続することで記憶ノードの容量を増加させる構
成において、ダミーのMOSトランジスタのゲート絶縁
膜を高誘電体材料で形成することを特徴としている。
【0074】ここでは、図1に示した構成、すなわちメ
モリセルの記憶動作に寄与するPMOSトランジスタP
11およびP12のゲート絶縁膜が高誘電体材料で形成
された構成に対して、ダミーのMOSトランジスタを付
加した場合の構成について説明する。
【0075】図13は、実施の形態5にかかる半導体記
憶装置の等価回路図である。なお、図13において、図
1と共通する部分には同一の符号を付してその説明を省
略する。図13に示す等価回路図では、ゲートが記憶ノ
ードNBに接続されドレインが記憶ノードNAに接続さ
れたPMOSトランジスタPD1と、ゲートが記憶ノー
ドNAに接続されドレインが記憶ノードNBに接続され
たPMOSトランジスタPD2と、を備えている点が図
1と異なる。
【0076】なお、これらPMOSトランジスタPD1
およびPD2は、記憶動作に寄与せず、記憶ノードNA
およびNBにゲート容量およびドレイン容量を付加する
ことで、記憶ノードNAおよびNBの臨界電荷量を増大
させ、ソフトエラーの耐性を向上させている。
【0077】特に、図13に示す等価回路図では、その
ダミーのPMOSトランジスタPD1およびPD2のゲ
ート絶縁膜が、PMOSトランジスタP11およびP1
2のゲート絶縁膜と同様に、高誘電体材料で形成されて
おり、実施の形態1によって享受される効果をより一層
高めている。
【0078】図14は、図13に示した等価回路に対応
するSRAMメモリセルのレイアウト構成例を示す図で
ある。なお、図14に示すレイアウト構成図は、PMO
SトランジスタPD1が、ドレイン領域としてPMOS
トランジスタP11のドレイン領域であるP+拡散領域
FL110を共有し、PMOSトランジスタPD2が、
ドレイン領域としてPMOSトランジスタP12のドレ
イン領域であるP+拡散領域FL120を共有している
点と、PMOSトランジスタPD1のゲート領域が、P
MOSトランジスタP11およびNMOSトランジスタ
N1のゲート領域を形成するための共通のポリシリコン
配線層PL110によって形成され、PMOSトランジ
スタPD2のゲート領域が、PMOSトランジスタP1
2およびNMOSトランジスタN2のゲート領域を形成
するための共通のポリシリコン配線層PL120によっ
て形成される点以外は、図2に示したレイアウト構成図
と同じである。
【0079】また、図14において、高誘電体材料が用
いられるのは、ポリシリコン配線層PL110およびP
L120の構成部分のうち、Nウエル領域NW内に位置
する部分の下層部である。なお、PMOSトランジスタ
PD1およびPD2のゲート絶縁膜の具体的な形成方法
は、実施の形態1に説明したPMOSトランジスタP1
1およびP12のゲート絶縁膜と形成方法と同様である
のでここではその説明を省略する。
【0080】図15は、図14に示したSRAMメモリ
セルレイアウトのA−A’線における断面図である。図
15において、Nウエル領域NW上に形成されたダミー
のPMOSトランジスタPD1およびPD2のゲート絶
縁膜123は、PMOSトランジスタP11およびP1
2のゲート絶縁膜121と同じ高誘電体材料で形成され
ている。なお、NMOSトランジスタN1〜N4を形成
しているPウエル領域PWのB−B’線の断面図は、図
21に示したとおりであるのでここではその説明を省略
する。
【0081】以上に説明したとおり、実施の形態5にか
かる半導体記憶装置によれば、SRAMメモリセルを構
成する負荷トランジスタに加え、記憶ノードNAおよび
NBの容量を増加させるために少なくともゲートを記憶
ノードNAおよびNBに接続するダミーのPMOSトラ
ンジスタPD1およびPD2についても、それらのゲー
ト絶縁膜を高誘電体材料で形成するので、そのゲートと
基板との間の容量をより一層増加させることができる。
これにより、記憶ノードNAおよびNBの保持データが
反転するのに必要な臨界電荷量がさらに増加し、結果的
にソフトエラーの耐性を向上させることが可能になる。
【0082】なお、上述した例では、記憶ノードNAお
よびNBに接続するダミーのMOSトランジスタをPM
OSトランジスタPD1およびPD2としたが、その一
方のみでもよく、また、PMOSトランジスタではなく
NMOSトランジスタでもよい。
【0083】実施の形態6.つぎに、実施の形態6にか
かる半導体記憶装置について説明する。実施の形態6に
かかる半導体記憶装置は、2ポートSRAMメモリセル
を構成する負荷トランジスタと駆動トランジスタのすべ
てにおいて、ゲート絶縁膜として高誘電体材料を用いた
ことを特徴としている。
【0084】図16は、実施の形態6にかかる半導体記
憶装置の等価回路図であり、2ポートSRAMメモリセ
ルの等価回路を示す図である。図16において、PMO
SトランジスタP11とNMOSトランジスタN11
(またはN15)は、第1のCMOSインバータを構成
し、また、PMOSトランジスタP12とNMOSトラ
ンジスタN12(またはN16)は、第2のCMOSト
ランジスタを構成しており、さらに、これらCMOSイ
ンバータ間において入出力端子が相補接続されている。
【0085】すなわち、これらMOSトランジスタP1
1、P12、N11、N12、N15およびN16によ
ってフリップフロップ回路が構成され、図16中、上記
した第1のCMOSインバータの出力点でありかつ第2
のCMOSインバータの入力点でもある記憶ノードNA
と、第2のCMOSインバータの出力点でありかつ第1
のCMOSインバータの入力点でもある記憶ノードNB
とにおいて、データの書き込みおよび読み出しが可能と
なる。
【0086】また、NMOSトランジスタN3、N4、
N7およびN8は、それぞれアクセスゲートとして機能
し、NMOSトランジスタN3は、ゲートを第1のワー
ド線WL1に接続し、ソースを上記した記憶ノードNA
に接続するとともにドレインを第1の正相ビット線BL
1に接続している。また、NMOSトランジスタN7
は、ゲートを第2のワード線WL2に接続し、ソースを
記憶ノードNAに接続するとともにゲートを第2の正相
ビット線BL2に接続している。
【0087】また、NMOSトランジスタN4は、ゲー
トを第1のワード線WL1に接続し、ソースを上記した
記憶ノードNBに接続するとともにドレインを第1の逆
相ビット線BLB1に接続している。また、NMOSト
ランジスタN8は、ゲートを第2のワード線WL2に接
続し、ソースを記憶ノードNBに接続するとともにドレ
インを第2の逆相ビット線BLB2に接続している。
【0088】すなわち、第1のワード線WL1、第1の
正相ビット線BL1および第1の逆相ビット線BLB1
の選択により、第1のポートによる保持データの読み出
しを可能とし、第2のワード線WL2、第2の正相ビッ
ト線BL2および第2の逆相ビット線BLB2の選択に
より、第2のポートによる保持データの読み出しを可能
としている。
【0089】ここで、図16に示した等価回路自体は、
従来の2ポートSRAMメモリセルの回路と何ら異なる
ことはないが、実施の形態6にかかる半導体記憶装置で
は、その一つの2ポートSRAMメモリセルを構成する
PMOSトランジスタP11およびP12と、NMOS
トランジスタN11、N12、N15およびN16との
各ゲート絶縁膜が、実施の形態1で説明したような高誘
電体材料で形成されている点が異なる。
【0090】図17は、実施の形態6にかかる半導体記
憶装置を構成する2ポートSRAMメモリセルのレイア
ウト構成例を示す図である。図17に示すように、一つ
の2ポートSRAMメモリセルは、半導体基板上に形成
されたN型のウエル領域NWとP型のウエル領域PW上
に形成される。そして、図16の等価回路に示したPM
OSトランジスタP11およびP12は、同一のNウエ
ル領域NW内に形成され、NMOSトランジスタN3、
N4、N7、N8、N11、N12、N15およびN1
6は、同一のPウエル領域PW内に形成される。
【0091】図17では、図5に示したPウエル領域P
W内に、さらにN+拡散領域FL300、FL310、
FL320、FL330およびFL340が形成され、
それらN+拡散領域をソース領域またはドレイン領域と
して、上記NMOSトランジスタN7、N8、N15お
よびN16が形成されたレイアウト構成例が示されてい
るが、これは従来の2ポートSRAMメモリセルのレイ
アウト構成の一例と同様であり、ここではその詳細につ
いては説明を省略する。
【0092】よって、図17においても高誘電体材料が
用いられるのは、ポリシリコン配線層PL110および
PL120の構成部分のうち、Nウエル領域NW内とP
ウエル領域PW内に位置する部分の下層部である。ゲー
ト絶縁膜の具体的な形成方法については、実施の形態2
に説明したとおりであるので、ここではその説明を省略
する。なお、図17において、高誘電体材料の絶縁膜が
形成されるのは、領域E5の部分である。
【0093】以上に説明したとおり、実施の形態6にか
かる半導体記憶装置によれば、SRAMメモリセルの記
憶ノードNAおよびNBにそれぞれゲートを接続した負
荷トランジスタを設けることで構成される2ポートSR
AMメモリセルについても、負荷トランジスタと駆動ト
ランジスタのすべてにおいて、ゲート絶縁膜として高誘
電体材料を用いることで、実施の形態2と同様な効果を
享受することができる。
【0094】
【発明の効果】以上、説明したとおり、この発明によれ
ば、記憶ノードの容量に寄与する負荷トランジスタのゲ
ート絶縁膜に比誘電率の高い材料を使用するので、記憶
ノードの容量を増加させて臨界電荷量を増やすことがで
き、結果的にソフトエラーの耐性を向上させることがで
きるという効果を奏する。
【0095】つぎの発明によれば、記憶ノードの容量に
寄与する負荷トランジスタのゲート絶縁膜に加えて、記
憶ノードの容量に寄与する駆動トランジスタのゲート絶
縁膜についても比誘電率の高い材料を使用するので、記
憶ノードの容量を増加させて臨界電荷量をさらに増やす
ことができ、結果的にソフトエラーの耐性を向上させる
ことができるという効果を奏する。
【0096】つぎの発明によれば、負荷トランジスタの
ゲートと駆動トランジスタのゲートを共通の電極配線層
で電気的に接続したレイアウト構成においても上記発明
による効果を享受することができるという効果を奏す
る。
【0097】つぎの発明によれば、記憶ノードにダミー
のMOSトランジスタのゲートを接続したメモリセルの
構成においても上記発明による効果を享受することがで
きるという効果を奏する。
【0098】つぎの発明によれば、記憶ノードにダミー
のMOSトランジスタのゲートを接続したメモリセルの
構成であって、そのダミーのMOSトランジスタのゲー
トが負荷トランジスタのゲートや駆動トランジスタのゲ
ートと共通の電極配線層で電気的に接続したレイアウト
構成においても上記発明による効果を享受することがで
きるという効果を奏する。
【0099】つぎの発明によれば、記憶ノードを形成し
ている領域の層間膜の比誘電率を他の領域の層間膜の比
誘電率とは異なる値にすることで、記憶ノード間のカッ
プリング容量を変更して、ソフトエラーの耐性を制御す
ることができるという効果を奏する。
【0100】つぎの発明によれば、記憶ノードを形成し
ている領域の層間膜の比誘電率を他の領域の層間膜の比
誘電率よりも大きな値にすることで、記憶ノード間のカ
ップリング容量を増やし、ソフトエラーの耐性を向上さ
せることができるという効果を奏する。
【0101】つぎの発明によれば、記憶ノードを形成し
ている領域のうちでもトランジスタ素子が形成されるN
ウエル領域上の層間膜のみを比誘電率の高い材料で形成
するので、比較的高価な高誘電体材料の利用領域を最小
限に留めることができるという効果を奏する。
【0102】つぎの発明によれば、記憶ノードを形成し
ている領域のうちでもトランジスタ素子が形成されるP
ウエル領域上の層間膜のみを比誘電率の高い材料で形成
するので、比較的高価な高誘電体材料の利用領域を最小
限に留めることができるという効果を奏する。
【0103】つぎの発明によれば、記憶ノードを形成し
ている領域のうちでもトランジスタ素子が形成される領
域の上面から金属配線層に至るまでの区間に配置される
層間膜のみを比誘電率の高い材料で形成するので、比較
的高価な高誘電体材料の利用領域を最小限に留めること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1にかかる半導体記憶装置の等価
回路図である。
【図2】 実施の形態1にかかる半導体記憶装置に対応
するSRAMメモリセルのレイアウト構成例を示す図で
ある。
【図3】 実施の形態1にかかる半導体記憶装置に対応
するSRAMメモリセルのA−A’線における断面図で
ある。
【図4】 実施の形態2にかかる半導体記憶装置の等価
回路図である。
【図5】 実施の形態2にかかる半導体記憶装置に対応
するSRAMメモリセルのレイアウト構成例を示す図で
ある。
【図6】 実施の形態2にかかる半導体記憶装置に対応
するSRAMメモリセルのB−B’線における断面図で
ある。
【図7】 実施の形態3にかかる半導体記憶装置に対応
するSRAMメモリセルのレイアウト構成例を示す図で
ある。
【図8】 実施の形態3にかかる半導体記憶装置に対応
するSRAMメモリセルのA−A’線における断面図で
ある。
【図9】 実施の形態3にかかる半導体記憶装置に対応
するSRAMメモリセルのC−C’線における断面図で
ある。
【図10】 実施の形態4にかかる半導体記憶装置に対
応するSRAMメモリセルのレイアウト構成例を示す図
である。
【図11】 実施の形態4にかかる半導体記憶装置に対
応するSRAMメモリセルのA−A’線における断面図
である。
【図12】 実施の形態4にかかる半導体記憶装置に対
応するSRAMメモリセルのB−B’線における断面図
である。
【図13】 実施の形態5にかかる半導体記憶装置の等
価回路図である。
【図14】 実施の形態5にかかる半導体記憶装置に対
応するSRAMメモリセルのレイアウト構成例を示す図
である。
【図15】 実施の形態5にかかる半導体記憶装置に対
応するSRAMメモリセルのA−A’線における断面図
である。
【図16】 実施の形態6にかかる半導体記憶装置の等
価回路図である。
【図17】 実施の形態6にかかる半導体記憶装置を構
成する2ポートSRAMメモリセルのレイアウト構成例
を示す図である。
【図18】 従来のCMOS型SRAMのメモリセルの
等価回路図である。
【図19】 従来のSRAMメモリセルのレイアウト構
成例を示す図である。
【図20】 従来のSRAMメモリセルのA−A’線に
おける断面図である。
【図21】 従来のSRAMメモリセルのB−B’線に
おける断面図である。
【符号の説明】 10 素子分離領域、21,22,121,122,1
23 ゲート絶縁膜、30,130 層間膜、41,4
2 コンタクトホール、51,52 金属配線、BL
正相ビット線、BLB 逆相ビット線、FL100,F
L110,FL120 P+拡散領域、FL200,F
L210,FL220,FL230,FL240,FL
300,FL310,FL320,FL330,FL3
40 N+拡散領域、N1〜N4,N7,N8,N1
1,N12,N15,N16 NMOSトランジスタ、
NA,NB 記憶ノード、NW Nウエル領域、PW
Pウエル領域、P1,P2,P11,P12 PMOS
トランジスタ、PL110,PL120,PL130,
PL140 ポリシリコン配線層、WL ワード線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F083 BS15 BS24 BS27 BS38 BS43 BS50 GA18 JA02 JA06 JA19 JA56 LA01 MA06 MA19 MA20 ZA28

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の導電型の第1のMOSトランジス
    タと前記第1の導電型と異なる第2の導電型の第2のM
    OSトランジスタとを含んで構成されるとともに出力点
    を第1の記憶ノードとし、入力点を第2の記憶ノードと
    する第1のインバータと、前記第1の導電型の第3のM
    OSトランジスタと前記第2の導電型の第4のMOSト
    ランジスタとを含んで構成されるとともに出力点を前記
    第2の記憶ノードに接続し、入力点を前記第1の記憶ノ
    ードに接続した第2のインバータと、ドレインが前記第
    1の記憶ノードに接続されソースが一対のビット線の一
    方に接続されゲートがワード線に接続された前記第2の
    導電型の第5のMOSトランジスタと、ドレインが前記
    第2の記憶ノードに接続されソースが前記一対のビット
    線の他方に接続されゲートが前記ワード線に接続された
    前記第2の導電型の第6のMOSトランジスタと、を備
    えて構成される半導体記憶装置において、 前記第1のMOSトランジスタと前記第3のMOSトラ
    ンジスタとのゲート絶縁膜の比誘電率は、前記第5のM
    OSトランジスタと前記第6のMOSトランジスタとの
    ゲート絶縁膜の比誘電率よりも高いことを特徴とする半
    導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のMOSトランジスタのゲート
    と前記第4のMOSトランジスタのゲート絶縁膜の比誘
    電率は、前記第5のMOSトランジスタのゲートと前記
    第6のMOSトランジスタのゲート絶縁膜の比誘電率よ
    りも高いことを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のMOSトランジスタのゲート
    と前記第2のMOSトランジスタのゲートは、第1の電
    極配線層で電気的に接続され、 前記第3のMOSトランジスタのゲートと前記第4のM
    OSトランジスタのゲートは、第2の電極配線層で電気
    的に接続されることを特徴とする請求項2に記載の半導
    体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の記憶ノードまたは前記第2の
    記憶ノードにゲートが接続された第7のMOSトランジ
    スタを備え、 前記第7のMOSトランジスタのゲート絶縁膜の比誘電
    率は、前記第5のMOSトランジスタと前記第6のMO
    Sトランジスタとのゲート絶縁膜の比誘電率よりも高い
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の半導体
    記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記第7のMOSトランジスタのゲート
    は、前記第1のMOSトランジスタのゲート、前記第2
    のMOSトランジスタのゲート、前記第3のMOSトラ
    ンジスタのゲートまたは前記第4のMOSトランジスタ
    のゲートと共通の電極配線層で電気的に接続されること
    を特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 同一チップ内に半導体層で形成された複
    数のトランジスタ素子領域と、前記トランジスタ素子領
    域の上部に複数の金属配線層と層間膜を積層して形成さ
    れた配線領域とを備えて構成される半導体記憶装置にお
    いて、 前記トランジスタ素子領域上に積層される層間膜の所定
    の部分の比誘電率は、前記所定の部分以外の層間膜の比
    誘電率と異なることを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の部分は、前記複数のトランジ
    スタ素子領域のうちのメモリセルを構成するトランジス
    タ素子領域上の領域であり、当該所定の部分の比誘電率
    は、前記所定の部分以外の層間膜の比誘電率よりも大き
    いことを特徴とする請求項6に記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記所定の部分は、前記トランジスタ素
    子が形成されるNウエル領域上に位置することを特徴と
    する請求項7に記載の半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記所定の部分は、前記トランジスタ素
    子が形成されるPウエル領域上に位置することを特徴と
    する請求項7に記載の半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記所定の部分は、前記トランジスタ
    素子を構成する最上層と、当該トランジスタ素子と電気
    的接続を果たす金属配線層との間の層に位置することを
    特徴とする請求項7、8または9に記載の半導体記憶装
    置。
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