JP2002345593A - シートクッション構造 - Google Patents
シートクッション構造Info
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Abstract
クッション構造を提供することを課題とする。 【解決手段】 クッションパッドと対向するロアアーム
(サイドフレーム)20,20′の縁部に、クッション
パッド26及び表皮27以外の部分に対向するコバ面2
0f,20f′を有する折り曲げフランジ部20a,2
0a′を形成する。
Description
フレーム上にクッションパッドが直接載置されるシート
クッション構造に関する。
する。図において、アウタ側の第1のシートトラック機
構115は、フロア側に設けられる第1のロアレール1
11,この第1のロアレール111に移動可能に係合す
る第1のアッパレール113からなっている。
機構115′は、フロア側に設けられる第2のロアレー
ル111′,この第2のロアレール111′に移動可能
に係合する第2のアッパレール113′からなってい
る。
3′上には、平行リンクを用いたリフト機構を介して第
1及び第2のサイドフレームとしてのロアアーム12
1,121′が設けられている。
には、内側に略90°折り曲げられたフランジ部121
a,121a′が形成されている。第1及び第2のロア
アーム121,121′間の後部には、第1及び第2の
ロアアーム121,121′に対して固着された後部ク
ッションフレーム201が設けられている。
1′間の前部には、第1及び第2のロアアーム121,
121′に対して回転可能に設けられ、フロントチルト
機構により駆動される前部クッションフレーム221が
設けられている。
ションフレーム201との間には、両者を橋渡しするよ
うに複数のSばね(S字状に繰り返して折り曲げられた
線材でなるばね)251が設けられている。
ある図7にも示すように、後部クッションフレーム20
1、前部クッションフレーム221、Sばね251、第
1及び第2のロアアーム121,121′のフランジ部
121a,121a′上に、クッションパッド261が
載置される。
ド261の表面は、皮革や繊維やモケット等の表皮26
3で覆われている。
に着座したり、車両が走行すると、着座時の衝撃及び車
両走行時の車両からの振動により、クッションパッド2
61及びクッションパッド261を覆う表皮263は変
形する。
ロアアーム121,121′のフランジ部121a,1
21a′は内側に略90°折り曲げられているので、図
7に示すように、第1及び第2のロアアーム121,1
21′の長手方向の端面(以下コバ面という)121
b,121b′(コバ面121b′は図示せず)にクッ
ションパッド261が当接し、クッションパッド261
が損傷する問題点がある。
アアーム121,121′のフランジ部121a,12
1a′を外側に略90°折り曲げると、コバ面121
b,121b′(コバ面121b′は図示せず)が表皮
263に当接し、表皮263が損傷する問題点がある。
ので、その課題は、クッションパッドや表皮が損傷しな
いシートクッション構造を提供することにある。
項1記載の発明は、並設されたサイドフレーム上にクッ
ションパッドが直接載置されるシートクッション構造に
おいて、前記クッションパッドと対向する前記サイドフ
レームの縁部に、前記クッションパッド及び表皮以外の
部分に対向するコバ面を有する折り曲げフランジ部を形
成したことを特徴とするシートクッション構造である。
ドフレームの縁部に、前記クッションパッド及び表皮以
外の部分に対向するコバ面を有する折り曲げフランジ部
を形成したことにより、クッションパッドや表皮の損傷
を防止できる。
により、サイドフレームの曲げ剛性が大きくなる。請求
項2記載の発明は、請求項1記載の発明の前記折り曲げ
フランジ部が、前記クッションパッドに対して面接触す
ることを特徴とするシートクッション構造である。
ンパッドに対して面接触することにより、クッションパ
ッドに大きな衝撃荷重が作用してもクッションパッドに
作用する圧力が低減され、クッションパッドの損傷を防
止できる。
記載の発明の前記サイドフレームは、床面に対して略垂
直に設けられた板材であり、前記折り曲げフランジ部
は、前記サイドフレームの上縁側に形成され、前記クッ
ションパッドと対向する部分では、断面形状が略袋状で
あることを特徴とするシートクッション構造である。
直に設けられた板材であり、前記折り曲げフランジ部
は、前記サイドフレームの上縁側に形成され、前記クッ
ションパッドと対向する部分では、断面形状が略袋状で
あることにより、コバ面が前記シートクッション及び表
皮に対向せず、クッションパッドや表皮の損傷を防止で
きる。
記載の発明の前記サイドフレームは、床面に対して略垂
直に設けられた板材であり、前記折り曲げフランジ部の
断面形状は、前記サイドフレームの基部からシートの外
側方向に折曲された外側延出部と、該外側延出部から上
方に折曲された上方延出部と、該上方延出部からシート
内側方向に折曲された内側延出部と、からなり、前記ク
ッションパッドと対向する部分では、コバ面が下側方向
に向くように前記内側延出部の先端側が折り曲げられ、
断面形状が略袋状となることを特徴とするシートクッシ
ョン構造である。
は、コバ面が下側方向に向くように前記内側延出部の先
端側が折り曲げられ、断面形状が略袋状となることによ
り、コバ面が前記シートクッション及び表皮に対向せ
ず、クッションパッドや表皮の損傷を防止できる。
形態例を説明する。最初に、図2を用いて本発明の実施
の形態例でのシートの全体構成を説明する。
のアウタ側に配置され、フロア側に設けられる第1のロ
アレール11と、この第1のロアレール11に摺動可能
に係合する第1のアッパレール13とからなる。同様
に、第2のシートトラック機構10’は、シートのイン
ナ側に配置され、フロア側に設けられる第2のロアレー
ル11’と、この第2のロアレール11’に摺動可能に
係合する第2のアッパレール13’とからなる。
上には、サイドフレームとしての第1及び第2のロアア
ーム20,20’が平行リンクを用いたリフト機構を介
して設けられている。
び第2のロアアーム20,20′の昇降を禁止されてい
るロック状態を、第1及び第2のロアアーム20,2
0′の昇降を許可するアンロック状態に移行させるもの
である。
後部間には、バックフレーム30が傾動可能に取り付け
られている。バックフレーム30の傾斜角を調節するリ
クライニング装置の操作ハンドル31は、バックフレー
ム30の傾動が禁止されているロック状態を、バックフ
レーム30の傾動を許可するアンロック状態に移行させ
るためのものである。リクライニング装置としては種々
のものがある。本形態例では、どのようなものでも装着
できる。
アーム20,20’の前部には、フロントチルト機構に
より、ピン44を中心に回転される前方クッションフレ
ーム40が設けられている。
チルト機構の操作ハンドル52は、回転させることによ
り、前方クッションフレーム40をピン44を中心に上
下方向に回転させるものである。
トトラック機構10側のリフト機構の動きを第2のシー
トトラック機構10′側のリフト機構へ伝達する連結シ
ャフト16と前方クッションフレーム40との間に掛止
されている。
ある図1にも示すように、前部クッションフレーム4
0、Sばね14、第1及び第2のロアアーム20,2
0′上に、クッションパッド26が載置される。
ド26の表面は、皮革や繊維やモケット等の表皮27で
覆われている。ロアアーム20,20′は板材を塑性加
工してなり、前方クッションフレーム40の動きを干渉
しない個所の周縁には、折り曲げフランジ部20a,2
0a′が形成されている。
の断面は、図1のフランジ部の拡大図である図3に示す
ようにロアアーム20の基部20b,20b′からシー
トの外側方向に折曲された外側延出部20c,20c′
と、外側延出部20c,20c′から上方に折曲された
上方延出部20d,20d′と、上方延出部20d,2
0d′からシート内側方向に折曲された内側延出部20
e,20e′とからなり、クッションパッド26と対向
する部分では、コバ面20f,20f′が下側方向に向
くように内側延出部20e,20eの先端側が折り曲げ
られ、略袋状となっている。
0a,20a′のコバ面20f,20f′は、クッショ
ンパッド26及び表皮27以外の部分対向しているの
で、クッションパッド26や表皮27の損傷を防止でき
る。
を形成したことにより、ロアアーム20,20′の曲げ
剛性が大きくなる。又、折り曲げフランジ部20a,2
0a′のコバ面20f,20f′が下側方向に向くよう
に内側延出部20e,20e′の先端側を折り曲げたこ
とにより、内側延出部20e,20e′はクッションパ
ッド26に対して面接触する(図3においてC部分)こ
とにより、クッションパッド26に大きな衝撃荷重が作
用してもクッションパッド26に作用する圧力が低減さ
れ、クッションパッド26の損傷を防止できる。
るものではない。例えば、上記実施の形態例では、フラ
ンジ部20a,20a′の断面形状は略袋状であった
が、図4に示すように、ロアアーム320に基部320
b,320b′からシートの内側方向に折曲された内側
延出部320c,320c′を形成し、クッションパッ
ド26と対向する部分では、コバ面320f,320
f′が下側方向に向くように内側延出部320b,32
0bの先端側を折り曲げるような形状でもよい。
(a)に示すように、ロアアーム20,20′の内側延
出部20e,20eの先端側を折り曲げるようにした。
これは、図5(b)に示すように、ロアアーム20,2
0′をプレス成型する際に、ロアアーム20,20′の
方向を変え、内側延出部20e,20eの先端側を折り
曲げることが必要となる。
部20e,20eの基端部から折り曲げるようにすれ
ば、図5(c)に示すように、ロアアーム20,20′
の方向を変えなくても、内側延出部20e,20eの先
端側を折り曲げることが可能であり、製造ラインの自動
化を容易に行うことができる。
によれば、前記クッションパッドと対向する前記サイド
フレームの縁部に、前記クッションパッド及び表皮以外
の部分に対向するコバ面を有する折り曲げフランジ部を
形成したことにより、クッションパッドや表皮の損傷を
防止できる。
により、サイドフレームの曲げ剛性が大きくなる。請求
項2記載の発明によれば、前記折り曲げフランジ部が、
前記クッションパッドに対して面接触することにより、
クッションパッドに大きな衝撃荷重が作用してもクッシ
ョンパッドに作用する圧力が低減され、クッションパッ
ドの損傷を防止できる。
フレームは、床面に対して略垂直に設けられた板材であ
り、前記折り曲げフランジ部は、前記サイドフレームの
上縁側に形成され、前記クッションパッドと対向する部
分では、断面形状が略袋状であることにより、コバ面が
前記シートクッション及び表皮に対向せず、クッション
パッドや表皮の損傷を防止できる。
ョンパッドと対向する部分では、コバ面が下側方向に向
くように前記内側延出部の先端側が折り曲げられ、断面
形状が略袋状となることにより、コバ面が前記シートク
ッション及び表皮に対向せず、クッションパッドや表皮
の損傷を防止できる。
断線B−Bでの断面図である。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 並設されたサイドフレーム上にクッショ
ンパッドが直接載置されるシートクッション構造におい
て、 前記クッションパッドと対向する前記サイドフレームの
縁部に、前記クッションパッド及び表皮以外の部分に対
向するコバ面を有する折り曲げフランジ部を形成したこ
とを特徴とするシートクッション構造。 - 【請求項2】 前記折り曲げフランジ部が、前記クッシ
ョンパッドに対して面接触することを特徴とする請求項
1記載のシートクッション構造。 - 【請求項3】 前記サイドフレームは、床面に対して略
垂直に設けられた板材であり、 前記折り曲げフランジ部は、前記サイドフレームの上縁
側に形成され、 前記クッションパッドと対向する部分では、断面形状が
略袋状であることを特徴とする請求項1または2記載の
シートクッション構造。 - 【請求項4】 前記サイドフレームは、床面に対して略
垂直に設けられた板材であり、 前記折り曲げフランジ部の断面形状は、 前記サイドフレームの基部からシートの外側方向に折曲
された外側延出部と、 該外側延出部から上方に折曲された上方延出部と、 該上方延出部からシート内側方向に折曲された内側延出
部と、 からなり、 前記クッションパッドと対向する部分では、コバ面が下
側方向に向くように前記内側延出部の先端側が折り曲げ
られ、断面形状が略袋状となることを特徴とする請求項
1または2記載のシートクッション構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001158421A JP2002345593A (ja) | 2001-05-28 | 2001-05-28 | シートクッション構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001158421A JP2002345593A (ja) | 2001-05-28 | 2001-05-28 | シートクッション構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002345593A true JP2002345593A (ja) | 2002-12-03 |
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ID=19002152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001158421A Pending JP2002345593A (ja) | 2001-05-28 | 2001-05-28 | シートクッション構造 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2002345593A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7229119B2 (en) | 2005-04-14 | 2007-06-12 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Vehicle seat having supporting device |
WO2009145261A1 (ja) * | 2008-05-28 | 2009-12-03 | 株式会社デルタツーリング | シート |
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-
2001
- 2001-05-28 JP JP2001158421A patent/JP2002345593A/ja active Pending
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