JPH08299102A - 車両用シートバックにおけるクッションパッドの支持装置 - Google Patents

車両用シートバックにおけるクッションパッドの支持装置

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JPH08299102A
JPH08299102A JP10557195A JP10557195A JPH08299102A JP H08299102 A JPH08299102 A JP H08299102A JP 10557195 A JP10557195 A JP 10557195A JP 10557195 A JP10557195 A JP 10557195A JP H08299102 A JPH08299102 A JP H08299102A
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JP
Japan
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cushion pad
spring
rectangular frame
vehicle seat
spring steel
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Application number
JP10557195A
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English (en)
Inventor
Masami Nakane
正美 中根
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Takanichi Co Ltd
Original Assignee
Takanichi Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08299102A publication Critical patent/JPH08299102A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/70Upholstery springs ; Upholstery
    • B60N2/7094Upholstery springs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 左右のバランスがとれて安定かつバネ感のあ
る快適な使用感が得られる車両用シートバックにおける
クッションパッドの支持装置を提供すること。 【構成】 バックフレーム1の開口部3に面スプリング
材2を配置保持させた車両用シートバックにおけるクッ
ションパッドの支持装置において、角形枠材21の内部
に複数本のばね鋼細線4を張設した面スプリング材2を
用い、この面スプリング材2を前記バックフレーム1に
対して角形枠材21の下端を基点として前後回動自在で
且つ両側上方部がテンションスプリング9をもって弾発
されるように保持させたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、左右のバランスがとれ
て安定かつバネ感のある快適な使用感が得られる車両用
シートバックにおけるクッションパッドの支持装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】クッションパッドの弾性不足を補うため
に、バックフレームの開口部に面スプリング材を配置し
てこれをバックフレームにテンションスプリングの弾発
下に保持させた車両用シートバックにおけるクッション
パッドの支持装置は、例えば特開昭61−37212号
公報などに見られるように従来より広く知られている。
【0003】しかしながら、従来のこの種クッションパ
ッドの支持装置において、ばね鋼細線を水平方向に張設
した面スプリング材を用いたものは、着座して荷重をか
けた際に横方向の安定性に欠けグラグラ感があるうえ
に、荷重の集中した部分が局部的に凹んで不安定なハン
モック感がある等の問題点があり、一方、ばね鋼線を上
下方向に張設した面スプリング材を用いたものは、着座
して荷重をかけた際に猫背になりやすいうえに、局部的
に凹んで不安定なハンモック感がある等の問題点があっ
た。また、いずれの場合にも着座時に全てのばね鋼細線
に均一な荷重がかからずに面圧が高くなり、このため良
好なクッション性を得るためには厚めのクッションパッ
ドを使用せざるを得ないものであった。更に、面スプリ
ング材をバックフレームに弾発支持させるためのテンシ
ョンスプリングを多数必要としコスト高となる等の問題
もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、左右のバランスがとれてグラ
グラ感がなく安定した使用感が得られるとともに、局部
的な凹みがなくて不安定なハンモック感もなく、また、
猫背の姿勢になるのも確実に防止でき、しかも、全体に
適度なバネ感があって快適な使用感を得ることができ、
更には、バックフレームに面スプリング材を僅かなテン
ションスプリングにより弾発支持させることができてコ
ストを低くできるうえに、薄型のクッションパッドを使
用しても使用感のよい車両用シートバックにおけるクッ
ションパッドの支持装置を提供することを目的として完
成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の車両用シートバックにおけるクッ
ションパッドの支持装置は、バックフレームの開口部に
面スプリング材を配置してこれをバックフレームに保持
させた車両用シートバックにおけるクッションパッドの
支持装置において、所要の剛性と弾性を兼ね備えた角形
枠材の内部に複数本のばね鋼細線を張設した面スプリン
グ材を用い、この面スプリング材は前記バックフレーム
に対して前記角形枠材の下端を基点として前後回動自在
で且つ両側上方部がテンションスプリングをもって弾発
されるように保持させてあることを特徴とするものであ
る。
【0006】
【作用】このような車両用シートバックにおけるクッシ
ョンパッドの支持装置は、バックフレームを車体に取付
けて面スプリング材の前面に添わせたクッションパッド
を該面スプリング材に支持させた状態として使用すれ
ば、クッションパッドの弾性不足を面スプリング材が補
って走行振動を緩衝することは従来のこの種車両用シー
トバックにおけるクッションパッドの支持装置と同様で
あるが、面スプリング材は所要の剛性と弾性とを兼ね備
えた角形枠材の内部に複数本のばね鋼細線を張設したも
のであり、しかも、面スプリング材のバックフレームへ
の取付けは、角形枠材の下端を基点として前後回動自在
で且つ両側上方部がテンションスプリングにより弾発自
在となるように保持させてあるので、クッションパッド
に着座すると、その荷重は上下方向に延びる全てのばね
鋼細線に均等にかかることとなって面圧が均等化される
うえに、角形枠材は回動自在な下端を基点として上方部
が後側に回動され、このとき所要の弾性を備えた角形枠
材自身の弾性と、回動する角形枠材の上方両側部をバッ
クフレームに弾発支持させているテンションスプリング
の弾性とにより優れたクッション効果を発揮する。
【0007】
【実施例】次に、本発明を図示の実施例について詳細に
説明する。1は浅いバケット状のバックフレーム、2は
このバックフレーム1の開口部3の内部に配置されて該
バックフレーム1に弾発支持されている面スプリング材
である。この面スプリング材2は、直径が2〜8mmの範
囲で選ばれた断面円形の硬鋼線その他所要の剛性と弾性
とを兼ね備えた太線材により作られた角形枠材21の上
下間に複数本好ましくは50〜60mm間隔で5〜8本の
ばね鋼細線4を張設したものである。なお、角形枠材2
1は1本の太線材を角枠状に折り曲げたものでもよい
が、上下および両側の杆部をそれぞれ線径が異なるもの
として、これらを連結金具をもって連結一体化したもの
としてもよい。また、実施例においては角形枠材21を
断面円形の硬鋼線よりなるものとしているが、平鋼線や
断面矩形のパイプを折り曲げたものなど角形枠材21の
素材は所要の剛性と弾性があるものであればよい。
【0008】また、面スプリング材2の上方部すなわち
着座時において肩甲骨が当たる部分の下部付近には、前
記の角形枠材21を構成するのと同様な所要の剛性と弾
性を有する素材からなる補助ばね鋼線5がばね鋼細線4
を背面より支持するように中央やや上方において横方向
に張設されており、該補助ばね鋼線5は図2に示される
ように、クリップ6により角形枠材21の両側部に係止
されている。
【0009】そして、この面スプリング材2はバックフ
レーム1の上端の開口部3内に配置されて、図3に示さ
れるように角形枠材21の下端をバックフレーム1の下
方部に架設したワイヤ7にクリップ8により連繋して面
スプリング材2が前記バックフレーム1に対して角形枠
材21の下端を基点として前後回動自在に保持され、ま
た、この面スプリング材2の両側上方部は補助ばね鋼線
5の両側部分に形成してあるスプリング係止部5a、5
aに一端が連結されているテンションスプリング9、9
をもってバックフレーム1に弾発保持させてある。
【0010】このように構成されたものは、バックフレ
ーム1をもって車体に取付けておき、面スプリング材2
の前面に添わせたクッションパッドを該面スプリング材
2に支持させた状態として使用するものであるが、面ス
プリング材2は角形枠材21には複数本のばね鋼細線4
が張設してあるから、着座時において乗員の背部の荷重
は並列する全てのばね鋼細線4にかかり、その荷重は複
数のばね鋼細線4に分散されて各ばね鋼細線4に伝達さ
れた力は角形枠材21に伝達される。そして、この伝達
された力は、前記したように面スプリング材2が角形枠
材21の下端を基点として前後回動自在となるようにバ
ックフレーム1の下方部に架設したワイヤ7に回動自在
に保持させてあるとともに、両側上方部をバックフレー
ム1にテンションスプリング9を介して弾発支持させて
あることにより面圧が均等化された状態で面スプリング
材2の全体にかかり、この面スプリング材2自身の回動
と、ばね鋼細線4の弾性と、角形枠材21自身の弾性
と、テンションスプリング9の弾発力で緩衝することと
なり、このため面スプリング材2上に載装されるクッシ
ョンパッドを極薄型としても違和感のない適度なバネ感
があって快適な乗り心地を得ることができる。
【0011】また、面スプリング材2として、図示の実
施例のように角形枠材21の内部に上下方向のばね鋼細
線4が複数本張設されてその背面を角形枠材21の内部
に横方向に張設された補助ばね鋼線5により支持させた
ものを用いたものは、図4に示されるように、乗員の背
部の荷重がかかった時に局部的にばね鋼細線4が凹むこ
とが防止され不安定なハンモック感を生ずることがない
ものとなり、特に、着座時における乗員の肩甲骨の下部
付近に補助ばね鋼線5が位置するように角形枠材21の
内部の中央やや上方において横方向に張設されていると
きは、補助ばね鋼線5が猫背の姿勢になることを的確に
防止して疲労感のない着座姿勢の保持を可能にするうえ
に、図5に示されるように、乗員の背部上方の荷重を大
きくしていくとき初期状態では面スプリング材2の全体
が下端を基点として傾動していくが、更に荷重が大きく
なった場合には前記補助ばね鋼線5の存在によりこの補
助ばね鋼線5を支点として角形枠材21の上方部分が後
方側へ撓むこととなり、適度な弾発力で乗員の背部を保
持して極めて快適な乗り心地を付与できることとなる。
【0012】また、テンションスプリング9による支持
を角形枠材21の両側部の2箇所のみにおいて行うこと
もできるので、テンションスプリング9の使用個数が少
なくなってその分部品コストを低くできるばかりか取付
手数も簡略化できてコストダウン上のメリットも大きい
ものがある。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上の説明からも明らかなよう
に、左右のバランスがとれてグラグラ感がなく安定した
使用感が得られるとともに、局部的な凹みがなくて不安
定なハンモック感もなく、また、猫背の姿勢になるのも
確実に防止でき、しかも、全体に適度なバネ感があって
快適な使用感を得ることができ、更には、バックフレー
ムに面スプリング材を僅かなテンションスプリングによ
り弾発支持させることができてコストを低くできるうえ
に、薄型のクッションパッドを使用しても使用感のよい
など種々の利点がある。よって本発明は従来の問題点を
一掃した車両用シートバックにおけるクッションパッド
の支持装置として、産業の発展に寄与するところは極め
て大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例の要部を示す拡大斜視図であ
る。
【図3】本発明の実施例の要部を示す拡大斜視図であ
る。
【図4】本発明の実施例における面スプリング材の着座
前と着座後の状態を示す要部の平面図である。
【図5】本発明の実施例における面スプリング材の着座
前と着座後の状態を示す要部の側面図である。
【符号の説明】 1 バックフレーム 2 面スプリング材 3 開口部 4 ばね鋼細線 5 補助ばね鋼線 5a スプリング係止部 7 ワイヤ 9 テンションスプリング 21 角形枠材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックフレーム(1) の開口部(3) に面ス
    プリング材(2) を配置してこれをバックフレーム(1) に
    保持させた車両用シートバックにおけるクッションパッ
    ドの支持装置において、所要の剛性と弾性を兼ね備えた
    角形枠材(21)の内部に複数本のばね鋼細線(4) を張設し
    た面スプリング材(2) を用い、この面スプリング材(2)
    は前記バックフレーム(1) に対して前記角形枠材(21)の
    下端を基点として前後回動自在で且つ両側上方部がテン
    ションスプリング(9) をもって弾発されるように保持さ
    せてあることを特徴とする車両用シートバックにおける
    クッションパッドの支持装置。
  2. 【請求項2】 面スプリング材(2) として、角形枠材(2
    1)の内部に上下方向のばね鋼細線(4) が複数本張設され
    てその背面を角形枠材(21)の内部に横方向に張設された
    補助ばね鋼線(5) により支持させたものを用いる請求項
    1に記載の車両用シートバックにおけるクッションパッ
    ドの支持装置。
  3. 【請求項3】 角形枠材(21)の下端をバックフレーム
    (1) の下方部両側間に架設したワイヤ(7) に前後回動自
    在に保持させてある請求項1または2に記載の車両用シ
    ートバックにおけるクッションパッドの支持装置。
  4. 【請求項4】 補助ばね鋼線(5) の両端をスプリング係
    止部(5a)、(5a)としてこれにテンションスプリング(9)
    の一端を係止させてある請求項1または2または3に記
    載の車両用シートバックにおけるクッションパッドの支
    持装置。
JP10557195A 1995-04-28 1995-04-28 車両用シートバックにおけるクッションパッドの支持装置 Pending JPH08299102A (ja)

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JP10557195A JPH08299102A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 車両用シートバックにおけるクッションパッドの支持装置

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JP10557195A JPH08299102A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 車両用シートバックにおけるクッションパッドの支持装置

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JPH08299102A true JPH08299102A (ja) 1996-11-19

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ID=14411218

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JP10557195A Pending JPH08299102A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 車両用シートバックにおけるクッションパッドの支持装置

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JP (1) JPH08299102A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003045192A1 (fr) * 2001-11-29 2003-06-05 Ts Tech Co., Ltd. Structure de tension pour dossier de siege
JP2007082917A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Kinjiro Fukushi ベッド用背ボトム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003045192A1 (fr) * 2001-11-29 2003-06-05 Ts Tech Co., Ltd. Structure de tension pour dossier de siege
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030520