JP2002337062A - 回転出力装置 - Google Patents

回転出力装置

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JP2002337062A
JP2002337062A JP2001276044A JP2001276044A JP2002337062A JP 2002337062 A JP2002337062 A JP 2002337062A JP 2001276044 A JP2001276044 A JP 2001276044A JP 2001276044 A JP2001276044 A JP 2001276044A JP 2002337062 A JP2002337062 A JP 2002337062A
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Daijiro Nakamura
大治郎 中村
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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25FCOMBINATION OR MULTI-PURPOSE TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DETAILS OR COMPONENTS OF PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS NOT PARTICULARLY RELATED TO THE OPERATIONS PERFORMED AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B25F5/00Details or components of portable power-driven tools not particularly related to the operations performed and not otherwise provided for
    • B25F5/001Gearings, speed selectors, clutches or the like specially adapted for rotary tools
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B21/00Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose

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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、ロック機構を備えた回転出力装置
であって、駆動を停止して回転出力を停止したとき、出
力側の慣性による回転で生じる衝撃音や衝撃負荷を低減
し、同時に、ロック作用を常時円滑に行わせることので
きる回転出力装置の提供を目的とする。 【解決手段】この発明は、回転駆動部材と回転出力部材
とを、回転力が伝達されない遊び角を形成して回転力が
伝達されるように接続した出力伝動機構と、上記回転出
力部材側からの正転または逆転をロック操作部材でロッ
ク部材を固定部材に圧接してロックし、前記回転駆動部
材側からの正転または逆転で上記ロック部材のロックを
解除し得るロック機構とを備え、前記回転駆動部材側と
回転出力部材側との間に、該両部材の相互を所定の規制
位置に付勢力で規制する規制手段を介装した回転出力装
置であることを特徴とし、駆動を停止したとき、回転出
力部材側の慣性による回転に規制手段の付勢力が制動お
よび緩衝の作用を付与して、急激な停止に伴う衝撃およ
び衝撃音の発生がなく、静かに停止させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、例えば、伝動ド
ライバのような電動工具において、モータを停止制御し
てその出力軸を停止させたとき、該出力軸をロックする
ことができるような回転出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の電動工具において、モー
タを停止制御したときその出力軸をロックする機能を備
えたものとしては、例えば、特公平6−53350号公
報に開示の回転工具がある。
【0003】しかし、この従来技術の工具は、駆動力を
入力する入力軸部材の円周上に形成した突起と、回転力
を出力する出力軸の円周上に形成した突起とを、所定角
度内の遊びを持って連結状態となし、この遊び角内の両
突起間に、正回転方向および逆回転方向に対応させた一
対を1組とするのローラと、上述の正回転方向と逆回転
方向に対応させて楔効果でロックする一対1組の楔効果
傾斜面を出力軸側に形成してロック機構を構成してい
る。
【0004】この従来機構では、入力軸部材からの回転
力の伝達は、ロック機構のロック状態を解除しながら入
力軸部材側の突起、ローラ、出力軸側の突起へと駆動力
を出力軸に伝達して、正または逆の回転力を伝達し、入
力軸部材の回転を停止させて出力軸を手動などで正また
は逆の方向に遊び角分を回動させると、上述のローラが
回転方向に対応する楔効果傾斜面に噛み込んで楔効果に
より回転がロックされる。
【0005】したがって、入力軸部材の駆動を停止させ
ると、出力軸はロックし得る状態になるが、しかし、こ
のロックは出力軸の遊び角分の正または逆の回転を行う
ことにより作用するので、この遊び角分の回転により次
ぎの問題点が生じる。
【0006】すなわち、上述の出力軸に回転負荷の高い
ツール、例えば、ホールソーやその他の円盤状回転体を
チャックを介して取付けて作業を行うとき、前述のよう
にモータを停止制御して入力軸部材の駆動を停止し出力
軸の回転を止めると、ツールがその慣性で回転を続けよ
うとするので、ツールが遊び角分回転された後、ロック
が作用してツールの回転も停止しようとするが、ツール
側からの回転が制動させることなく、急にロックされて
停止されることにより、ロック部材(前述のローラ)と
これに接する部材(前述の入力軸部材側の突起、出力軸
側の突起)とに衝撃が生じ、これらの部材に大きな衝撃
負荷がかかる共に、大きな衝撃音が発生する。
【0007】また、上述のように急激に停止すると、そ
の反動で該ロックを外してツールは逆方向に遊び角分回
転し、この逆転方向側の楔作用でまたロックが作用する
ことになるが、しかし、上述のツールに生じる慣性が大
きいと上述の正逆転の回動が複数回続けられて出力軸に
正逆回転を繰返すチャタリング現象が生じ、この現象は
ツールの慣性が大きいことによって、衝撃的に生じるの
で、大きな衝撃音によるチャタリングの発生と共に、内
部構成要素の破損や損傷を招来する問題点となる。
【0008】また、前述の従来機構では、入力軸部材か
らの回転力の伝達が、前述したように、入力軸部材側の
突起、ローラ、出力軸側の突起へと伝達されて、ローラ
が突起に押圧されるので、これらのローラや突起がグリ
スなどの油性分の粘度が経年使用により増して接着しや
すい状態になると、ローラの押圧を解除した状態でもロ
ーラが突起に固着した状態になり、該ローラがロックの
作用する位置に移動しなくなり、ロックが作用しない問
題点となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ロック機
構を備えた回転出力装置であって、駆動を停止して回転
出力を停止したとき、出力側の慣性による回転で生じる
衝撃音の発生をなくし、また、衝撃負荷を低減し、同時
に、ロック作用を常時円滑に行わせることのできる回転
出力装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、回転駆動力
を出力する回転駆動部材と、該回転駆動部材の駆動を受
けて回転力を出力する回転出力部材とを、同軸芯上で相
互の回転方向に所定の角度分回転力が伝達されない遊び
角を形成して回転力が伝達されるように接続した出力伝
動機構と、前記回転出力部材と該部材の外周部に位置し
て回転を固定した固定部材とを半径方向に所定間隔を隔
てて対設し、これら回転出力部材と固定部材との間に、
上記回転出力部材側からの正転または逆転を当該ロック
部材が固定部材に圧接されることによりロックするロッ
ク部材と、上記回転出力部材側からの正転または逆転で
上記ロック部材を固定部材に圧接操作するロック操作部
材と、前記回転駆動部材側からの正転または逆転で上記
ロック部材の圧接状態を解除しロック解除し得るリリー
ス部材とを介装して形成したロック機構とを備え、前記
回転駆動部材側と回転出力部材側との間に、該両部材の
相互を所定の規制位置に付勢力で規制する規制手段を介
装した回転出力装置であることを特徴とする。
【0011】上述の構成によれば、回転駆動部材側の駆
動を停止して、回転出力部材の回転を停止したとき、回
転出力部材側に生じる慣性で該回転出力部材が回転を続
けようとするも、この回転力に規制手段の付勢力が制動
および緩衝の作用を付与して、規制位置に規制するの
で、急激な停止に伴う衝撃および衝撃音の発生がなく、
静かに停止させることができる。
【0012】さらに、上述の回転出力部材に生じた慣性
が規制手段の付勢力より大きい場合であって、一旦規制
された規制位置を飛び出したとしても、その慣性による
回転力には依然として規制手段の付勢力による制動およ
び緩衝の作用が働いているので、回転出力部材の慣性に
よる回転が早期に減衰されて規制位置に規制され、チャ
タリングの発生なく、静に停止される。
【0013】さらに、この発明は、前述の出力伝動機構
と、ロック機構とを備え、上記ロック機構のロック操作
部材を前記回転出力部材に対して前記出力伝動機構の遊
び角より小さい第2の遊び角を持たせて嵌着し、上記ロ
ック操作部材と前記回転出力部材との間に、ロック操作
部材を正転と逆転とに対応して前記ロック部材を操作す
る範囲の中間位置に付勢力で規制する規制手段を設けた
回転出力装置であることを特徴とする。
【0014】上述の構成によれば、回転駆動部材側の駆
動を停止して、回転出力部材の回転を停止したとき、回
転出力部材側に生じる慣性で該回転出力部材が回転を続
けると、ロック操作部材が回転方向側に対応するロック
部材を操作して回転出力部材の回転をロックする。さら
に、このロック時の慣性(または衝撃)はロック操作部
材を位置規制している規制手段の付勢力により制動し緩
衝するので、急激な停止に伴う衝撃および衝撃音の発生
がなく、静かに停止させることができる。
【0015】さらに、上述のロックで生じる慣性(また
は衝撃)が規制手段の付勢力より大きい場合であって、
規制位置を飛び出したとしても、その慣性による回転力
には依然として規制手段の付勢力による制動および緩衝
の作用が働いているので、回転出力部材の慣性による回
転が早期に減衰されて規制位置に規制され、静かに停止
される。
【0016】実施の形態として、回転駆動部材をモータ
出力を減速する遊星歯車減速機構の終段の回転体で構成
することができ、また、回転出力部材を軸状に形成する
ことができる。また、ロック機構の固定部材をリング状
に形成することができる。
【0017】実施の形態として、前述のロック機構にお
いて、ロック部材およびロック操作部材によるロック作
用部分を複数組形成することができる。
【0018】また、前記ロック部材を、前記回転出力部
材側からの正転と逆転とに対応させた一対を1組とする
回転体(金属製であってローラ状、円柱状、球状)で形
成し、前記ロック操作部材を、前記回転出力部材側から
の正転と逆転とに対応させて楔効果で回転方向に対応す
る上記回転体を固定部材に圧接する正転と逆転とに対応
させた一対の楔傾斜面を備えた部材で形成することがで
きる。
【0019】また、前記ロック部材を、固定部材を圧接
するブレーキシューで形成し、前記ロック操作部材を、
前記回転出力部材側からの正転または逆転で上記ブレー
キシューを固定部材に圧接操作する操作カム面を備えた
部材で形成することができる。
【0020】実施の形態として、前記規制手段を、回転
駆動部材と連動するリリース部材と、回転出力部材との
間に形成し、上記リリース部材には所定の規制位置に規
制凹部を形成し、これと対向する回転出力部材側から上
記規制凹部を付勢力で付勢して位置規制することができ
る。
【0021】また、前記規制手段を、回転駆動部材の終
段端面部と、回転出力部材との間に形成し、上記終段端
面部には所定の規制位置に規制凹部を形成し、これと対
向する回転出力部材側から上記規制凹部を付勢力で付勢
して位置規制することができる。
【0022】実施の形態として、前記規制手段の規制位
置を、前記出力伝動機構の遊び角内の端部に対応する位
置側、または、前記ロック部材がロック解除された位置
に対応する位置側に設定することができ、さらに、遊び
角内の中間点に設定することもできる。
【0023】また、前記規制手段の付勢力を付与する手
段を、スナップリングの外周面から円周方向に延出して
付勢力を設定したスナップアームで形成すると共に、該
スナップアームの延出方向を相反する方向にした2組の
スナップアームを1つの規制凹部に係合して形成するこ
とができる。この構成によれば、規制手段の正転側と逆
転側とに対応する緩衝動作(スナップアクション)を同
一の条件にすることができる。
【0024】実施の形態として、前記ロック部材を、該
ロック部材が作用する直前の位置で、ロック解除側への
弾性変位を許容する支持部材で支持することができ、こ
の支持部材をピアノ線材、または合成樹脂、金属板など
による材料で弾性が生じるように形成することができ
る。この構成によれば、ロック作用時の衝撃を支持部材
側でも緩衝することができる。
【0025】実施の形態として、ロック機構の前記固定
部材を固定する固定手段に緩衝部材を介装して固定する
ことができる。この構成によれば、ロック作用時の衝撃
を固定手段側でも緩衝することができる。
【0026】さらに、この発明の回転出力装置は、電動
工具の出力系に介装することができる他、回転出力を必
要とする装置に利用することができる。
【0027】
【発明の作用・効果】この発明によれば、規制手段の付
勢力により、回転駆動部材や回転出力部材、および、回
転出力部材を介してロック機構のロック操作部材が所定
の位置に付勢力で規制される。
【0028】これによって、回転出力部材に回転負荷の
高いツール、例えば、ホールソーやその他の円盤状回転
体をチャックを介して取付けて作業を行なって、例え
ば、モータを停止して、回転駆動部材の駆動を停止し、
回転出力部材の回転を止めたとき、回転出力部材がその
慣性で回転を続けようとするも、この慣性による回転力
に対して規制手段の付勢力が制動および緩衝の作用を付
与して、規制位置に規制するので、急激な停止に伴う衝
撃および衝撃音の発生がなく、消音されて静に停止させ
るとができる。
【0029】さらに、上述の回転出力部材の慣性が規制
手段の付勢力より大きい場合であって、一旦規制された
規制位置を飛び出したとしても、この回転力には依然と
して規制手段の付勢力による制動および緩衝の作用が働
き続けているので、慣性による回転力が早期に減衰され
て規制位置に規制され、チャタリングの発生なく、消音
されて静に停止される。
【0030】したがって、回転駆動部材の停止に伴う衝
撃や衝撃音の発生がなく、静に停止させることができ、
また、上述の衝撃に基づく内部構成要素の破損や損傷を
防止することができる。
【0031】さらに、回転駆動部材と回転出力部材とに
よる出力伝動機構の回転力はロック機構には負荷として
かからないので、該ロック機構のロック部材がロック解
除側の部材に押圧されて固着されるようなことがなくな
り、ロック部材のロック作用を常時円滑に行わせること
ができる。
【0032】
【実施の形態】この発明の一実施の形態を以下図面と共
に説明する。実施例は、ハンド式の電動工具に利用する
回転出力装置を示し、図1において、上述の回転出力装
置10は正逆転するモータMの出力側後段に形成され
る。
【0033】上記モータMのモータ軸11には、遊星歯
車減速機構12を接続し、該遊星歯車減速機構12は、
サンギヤ13と、該サンギヤ13と噛合する遊星ギヤ1
4と、該遊星ギヤ14を軸支したキャリア15と、遊星
ギヤ14と噛合するインターナルギヤ16と、該インタ
ーナルギヤ16を回動可能に保持する固定リング17と
により構成し、これらは回転伝動系の伝動要素であっ
て、周知のように減速機能を有し、その減速出力はキャ
リア15から出力される。
【0034】また、前述のモータ軸11は遊星歯車減速
機構12のサンギヤ13に回転を伝動するようにスプラ
イン嵌合などの嵌め合い構造を利用して接続している。
【0035】上述の遊星歯車減速機構12の後段側には
回転出力装置10を構成し、該回転出力装置10は、図
2にも示すように、遊星歯車減速機構12のキャリア1
5からの出力を出力軸28に伝達する出力伝動機構10
Aと、出力軸28側からの正転または逆転をそれぞれロ
ックするロック機構10Bとを備えている。
【0036】上述の出力伝動機構10Aは、図5にも示
すように、キャリア15と出力軸28において、出力軸
28にはその軸芯を挟んで対向する2箇所の周面を平行
な平面に形成して軸形連結部31を形成し、これに対応
するキャリア15の軸芯部には角20度の遊び角αを持
って嵌合する孔形連結部32を形成し、これらの連結部
31,32を嵌合させることにより、キャリア15と出
力軸28とは、遊び角α分の回転力が伝達されない遊び
を持って連結される。
【0037】前述のロック機構10Bは、図2、図3、
図4にも示すように、リリースリング21、スナップリ
ング22、2枚の支持リング23,23、楔ローラ2
4、ロックリング25、ゴムリング26、および固定リ
ング27を備え、楔ローラ24を除いて各要素はリング
状に形成されて同一の軸芯上に配設される。
【0038】前述のリリースリング21の背面には軸芯
を挟んで対象の位置にピン33,33を連設しており、
これらのピン33,33は前述したキャリア15の対応
した位置に形成した連結孔34,34に係合することに
より、キャリア15側の遊び角αと同期して回転され
る。
【0039】なお、前述のリリースリング21の中心部
にキャリア15の孔形連結部32と同一の孔形連結部を
形成して、これに出力軸28の軸形連結部31を嵌合さ
せている。
【0040】前述のロックリング25は、その軸芯部に
前述の出力軸28の軸形連結部31と遊びなく一致して
嵌合し出力軸28と連動するための孔形連結部35を形
成しており、また、外周部には3箇所の均等配置した位
置(角120度間隔の位置)に仕切り突起36…を形成
しており、この仕切り突起36…の円周方向両側には、
出力軸28の正回転および逆回転に対応させて、突起3
6側を低くした楔傾斜面37a…,37b…を形成して
いる。
【0041】前述の楔ローラ24は、ロール状をなし、
上述のロックリング25の楔傾斜面37a,37bに対
応させて配置し、そのため該楔ローラ24は正逆回転に
対応させた2個を一対として3組が使用され、この3組
に対応して前述の仕切り突起36、楔傾斜面37a,3
7bも形成される。
【0042】また、楔ローラ24の長さはロックリング
25の幅(厚み)より長く形成して、その両端を前述し
た前後の支持リング23,23で支持する。
【0043】そのために支持リング23,23のそれぞ
れの外周部には3箇所の均等配置した位置(角120度
間隔の位置)に支持突起38…を形成しており、この支
持突起38…の円周方向両側で前述の1対の楔ローラ2
4,24を支持する。なお、支持リング23,23の中
心部は円形状に形成している。
【0044】前述のゴムリング26は、上述のように支
持された楔ローラ24…の外側に接して、この摩擦抵抗
で個々の楔ローラ24…に自転を付与する。
【0045】前述の固定リング27は上述のロックリン
グ25および支持リング23,23が収納し得る内周面
39を形成し、換言すれば、内周面39とロックリング
25(および出力軸28)の外周面とは半径方向におい
て所定間隔を隔てて対向することになり、ロックリング
25の一対の楔傾斜面37a,37bと上述の内周面3
9との間に前述の一対の楔ローラ24,24…が位置し
得る間隔であり、しかも、楔傾斜面37a,37bは楔
ローラ24,24が噛み込んで(圧接され)ロックされ
る位置と、該噛み込み位置(圧接位置、またはロック位
置)から外れてロック解除の位置に移動できる間隔に設
定される。
【0046】なお、前述の支持リング23,23の支持
突起38の円周方向の幅は、楔ローラ24,24がロッ
ク解除の位置で支持する幅に設定している。
【0047】上述の楔ローラ24,24のロック解除を
行うリリース突起41…は前述したリリースリング21
の側面に連結形成している。
【0048】すなわち、リリースリング21の楔ローラ
24,24と対向する側には、3組の楔ローラ24…に
対応させて3箇所の均等配置した位置(角120度間隔
の位置)に前述のリリース突起41…を配設している。
【0049】上述のリリース突起41は、その円周方向
の各端面で対応する楔ローラ24,24を回転方向に押
圧してロック解除を行い、また、このロック解除の作用
は、前述したリリースリング21と出力軸28との遊び
角α内、ことに該遊び角αの両端部でロック解除の作用
が完了するようにリリース突起41の円周方向の幅(ま
たは長さ)を設定している。
【0050】上述のリリース突起41…には、該リリー
ス突起41が正回転または逆回転に対応するロック解除
の位置側にあるとき、これを付勢力で規制するための規
制手段を備えている。
【0051】すなわち、上述のリリース突起41の軸芯
側の面には正回転および逆回転に対応させて規制凹部4
2a,42bを形成している。
【0052】上述の規制凹部42a,42bには前述し
たスナップリング22の規制凸部43が設定された付勢
力で付勢した状態で係合するように設けている。
【0053】上述の規制凸部43は、スナップリング2
2の円周上の3箇所の均等配置した位置から同一方向の
円周方向に延出させて形成したスナップアーム44…の
遊端部に形成し、さらに、規制凹部42a,42bがそ
れぞれロック解除の位置にあるとき係合するように相対
位置関係を設定しており、また、その付勢力はスナップ
アーム44に生じる材料弾性で得ると共に、モータM側
の駆動力よりもやや小さい付勢力に設定している。な
お、上述の付勢力の設定は、モータMを再起動したとき
規制凹部42a,42bの一方から他方に規制突起43
の切換えを可能にするためである。
【0054】また、上述のスナップリング22の中心部
は、出力軸28の軸形連結部31と嵌合して一体的に回
転するよう連結部を形成している。
【0055】図中、45は蓋リングであって、固定リン
グ27に嵌着することにより、固定リング27に各構成
要素を収納して回転出力装置10をユニット化する。前
述の遊星歯車減速機構12にはトルクリミッタが構成さ
れている。
【0056】図1、図6に示すように、前述の遊星歯車
減速機構12において、インターナルギヤ16は固定リ
ング17に対して遊転可能に支持し、該インターナルギ
ヤ16の外端は円周方向に連続する凹凸面50を形成
し、これにボール51を圧接してインターナルギヤ16
を固定板52側に押圧して、その回動を規制すること
で、トルクリミッタを構成している。
【0057】上述のボール51は円周上で複数個(例え
ば6個)がインターナルギヤ16に対接し、該インター
ナルギヤ16の外端と対向する位置には固定部材53を
対接し、該固定部材53の前述のインターナルギヤ16
と対向する側であって、前述のボール51と対応する位
置には収納穴54を形成して前述のボール51を押圧す
るためのスプリング55を収納し、このスプリング55
の外端は受け部材56の支持ピン57が挿入されて保持
されている。
【0058】上述の固定部材53の小径部分の外周部に
は角ネジによるネジ58を形成し、このネジ58にはナ
ット部材59が螺合して、このナット部材59の進退を
ボール60、リング61を介して前述の受け部材56を
軸方向に移動させて、スプリング55の弾性を調節する
ことで、前述のボール51とインターナルギヤ16の凹
凸面50によるトルクリミッタのトルクを調整すること
ができる。
【0059】なお、上述のナット部材59は操作カバー
62に対して、例えば、スプライン嵌合のように、軸方
向への摺動が許容された状態で回転が伝達されるように
接続し、操作カバー62を回動操作することで、ナット
部材59を回動操作することができる。また、固定板5
2、固定リング17および固定部材53は外ケース63
に適宜の構成で一体的に連結して、固定状態に構成して
いる。
【0060】そして、前述した回転出力装置10の固定
リング27は上述の固定部材53に係止部64を介して
係止されて回転が固定される。なお、係止部64はピン
状体で形成して孔部に挿入するように構成することもで
きる。次ぎに前述した回転出力装置10の作用を説明す
る。
【0061】図4において、例えば、モータMを正回転
させて遊星歯車減速機構12のキャリア15およびリリ
ースリング21を回転方向Xに回転すると、リリース突
起41の回転方向側の端面で対応する楔ローラ24aを
ロックリング25の楔傾斜面37aのロック解除位置に
押し込む。一方、他方の楔ローラ24bは固定リング2
7の内周面39と接触されて、その接触抵抗で該楔ロー
ラ24bは楔傾斜面37bのロック解除位置に押し込め
られる。
【0062】このようなロック解除がキャリア15と出
力軸28の遊び角α内で完了し、ロックが解除された後
は、キャリア15の孔形連結部32と出力軸28の軸形
連結部31が連動状態になるので、キャリア15の駆動
力は出力軸28に伝達されてこれを回転することができ
る。
【0063】この時、リリース突起41の規制凹部42
aにスナップアーム44の規制凸部43が係合して、リ
リースリング21とロックリング25とは、ロックが解
除された位置、または、遊び角αの一方の端部の位置
で、スナップアーム44の付勢力で位置規制されること
になる。
【0064】なお、上述の駆動時には、リリースリング
21のリリース突起41は楔ローラ24aをロック解除
の位置に押し込むに要する力が作用するのみであって、
該楔ローラ24aに大きな負荷がかかることはない。
【0065】上述の状態でモータMによる駆動を停止す
ると、キャリア15と出力軸28とは、上述のリリース
突起41の規制凹部42aにスナップアーム44の規制
凸部43が係合して、スナップアーム44の付勢力で位
置規制された状態のまま停止する。
【0066】この時出力軸28側に、ツールが取付けら
れて、該ツールの慣性がスナップアーム44の付勢力よ
り小さい時は、該付勢力で制動および緩衝されて上述の
規制位置で静に停止ができる。
【0067】また、上述のツールの慣性がスナップアー
ム44の付勢力より大きい時は、慣性がスナップアーム
44の付勢力に打ち勝って規制凸部43が他方の規制凹
部42bに係合されるが、この規制突起43が先の規制
凹部42aとの係合が外れる時、その抵抗が制動作用お
よび緩衝作用となって慣性力に作用するため、該慣性力
は早期に減衰されて次ぎの規制凹部42bに係合し、慣
性による出力軸28の回転は停止する。
【0068】このようにツールの慣性による回転は規制
凹部42a,42bとスナップアーム44の規制凸部4
3との係合により規制されるため、停止時に部材の衝撃
や衝撃音の発生がなく、また、チャタリング現象も回避
されて、消音された状態で停止することができる。
【0069】例えば、上述の規制手段(規制凹部42
a,42b,規制凸部43、スナップアーム44)がな
い場合、モータMを停止すると、ツールの慣性により出
力軸28の慣性回転で支持リング23,23の支持突起
38、またはロックリング25の仕切り突起36が楔ロ
ーラ24bを押してリリース突起41の端部に衝突さ
せ、また、その反動で支持リング23,23およびロッ
クリング25が逆回転して、他方の楔ローラ24aをリ
リース突起41の他方の端面に衝突させる。これらの衝
突で部材に強い衝撃を与え、さらに、大きな衝撃音を発
生されることになる。また、ツールの慣性力が大きいと
上述の動作を繰返し複数回続けられてチャタリング現象
が発生する。
【0070】このようなチャタリング現象や前述の衝撃
および衝撃音の発生をこの実施例では規制凹部42a,
42bとスナップアーム44の規制凸部43の係合によ
り規制して防止することができる。
【0071】前述のモータMが停止している状態で出力
軸28側からこれを正逆転すると、該出力軸28にはロ
ック機構10Bの機能が作用してロックがかかり、その
回転が停止される。
【0072】すなわち、出力軸28を正または逆の方向
に回転すると、その方向に対応した楔ローラ24aまた
は24bが固定リング27の内周面39に接して、その
接触抵抗で該内周面39とロックリング25の楔傾斜面
37aまたは37bに噛み込み(圧接)、それぞれの回
転方向にロックがかかる。
【0073】上述のロック時には、出力軸28にチャッ
クを取付ける時や、その他モータMを停止した状態で電
動工具を回動操作する場合に有効な作業ができる。
【0074】モータMを再起動した時は、リリース突起
41の回転方向側の端面で一方の楔ローラ24aをロッ
ク解除位置に押し込み、他方の楔ローラ24bは固定リ
ング27の内周面39と接触でロック解除位置に押し込
められるので、出力軸28の駆動が可能となる。
【0075】なお、出力軸28が駆動されて、楔ローラ
24…が公転するとき、該楔ローラ24…にゴムリング
26が接触しているので、この接触抵抗により楔ローラ
24…が公転しながら自転を行い、この自転の作用によ
り、楔ローラ24…の軸芯は出力軸28の軸芯と常時平
行に保たれ、傾斜することが防止される。
【0076】図7は、前述した回転出力装置10の支持
リング23の他の例を示す。第1の実施例では支持リン
グ23の支持突起38で楔ローラ24a,24bをロッ
ク解除の位置で支持していたが、この例では、ピアノ線
材で形成し弾性を有する弾性部材71の凹部71a,7
1bで支持している。
【0077】上述の弾性部材71は、その湾曲基部が支
持リング23に対応して形成された凹部72に嵌着保持
している。なお、支持リング23の中心部は出力軸28
の孔形連結部に対応する形状に形成している。しかし、
円形状であるもよい。
【0078】上述の楔ローラ24a,24bの支持する
位置は、前述の第1の実施例と同様に、楔ローラ24
a,24bをロック解除の位置に設定しているが、該位
置は、楔ローラ24a,24bのそれぞれがが楔作用す
る直前の位置にも対応している。また、弾性で支持して
いるので、ロック解除側への弾性変位を許容することに
もなる。
【0079】このように弾性支持すると、楔ローラ24
a,24bがロック状態にあるとき、リリース突起41
がロック解除するべく当接すると、その接当衝撃を弾性
変位して緩衝することができる。
【0080】図8は、前述した回転出力装置10の支持
リング23の他の例を示す。上述の図7の例では、支持
リング23にピアノ線材で形成し弾性を有する弾性部材
71を嵌着保持して構成したが、この例では、支持リン
グ23に対して所定の弾性が生じるように形成したアー
ム73の端部に形成した凹部74a,74bで楔ローラ
24a,24bを支持している。なお、この支持リング
23は金属板または合成樹脂で形成し、また、その中心
部はキャリア15の孔形連結部に対応する形状に形成し
ている。しかし、円形状であるもよい。
【0081】このように構成しても、図7で示した支持
リング23と等価な作用・効果を得ることができる。
【0082】図9〜図12は、回転出力装置10におけ
る規制手段の他の例を示す。なお、図1〜図5で示した
第1の実施例と同一の機能を持つ構成要素については同
一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0083】この例での規制手段は、前述した第1の実
施例と同様に、規制凹部42a,42bとスナップリン
グ22のスナップアーム44の規制凸部43とによって
構成しているが、この規制手段を構成する箇所を遊星歯
車減速機構12のキャリア15の端面と、この位置に対
応する出力軸28との位置に形成され、さらに、スナッ
プリング22はスナップアーム44が反転した2枚のス
ナップリング22a,22bを使用している。
【0084】すなわち、キャリア15の外側端面には、
2枚のスナップリング22a,22bが収納し得る内周
面81をもった収納凹部82を形成し、この収納凹部8
2の内周面81の均等配置した3箇所の位置には、楔ロ
ーラ24a,24bとロックリング25の楔傾斜面27
a,27bとによるロック機構のロック解除の位置で、
正回転および逆回転に対応させた規制凹部42a,42
bを形成している。
【0085】上述の収納凹部82に収納するスナップリ
ング22a,22bは、1つのスナップリング22の外
周面から円周方向に延出して付勢力を設定したスナップ
アーム44の遊端部に規制凸部43を形成した1種類の
スナップリング22の2枚22a,22bを、それぞれ
のスナップアーム44a,44bの延出方向を相反する
方向にして重合して規制凸部43a,43bを重ね、こ
の重ねられた規制凸部43a,43bをを1つの規制凹
部42aまたは42bに係合して組み込んでいる。
【0086】このようにスナップリング22a,22b
を重合してスナップアーム44a,44bを相反する方
向から作用させると、規制手段の正回転側と逆回転側と
に対応する緩衝動作(スナップアクション)を同一の条
件にすることができる。例えば、第1の実施例では(図
4参照)、1枚のスナップリング22を使用しているた
め、そのスナップアーム44の規制突起43は、そのス
ナップアーム44の遊端側の方向から負荷を受けると、
該負荷を強く受けるが、スナップアーム44の付け根側
の方向から負荷を受けると円滑な動作となり、正回転と
逆回転とでは緩衝動作(スナップアクション)が異な
る。
【0087】しかし、この実施例では、前述したよう
に、相異なる方向のスナップアーム44a,44bが重
合しているため、それぞれの正回転と逆回転に対応した
動作が1つの規制凹部42に作用するので、正回転と逆
回転とに対応する緩衝動作が同一条件となる。勿論、前
述した第1の実施例のスナップリング22を上述のよう
に相反する2枚のスナップリング22a,22bを用い
て構成することもできる。
【0088】前述のリリースリング21のキャリア15
に対向する外周部には鍔部83を形成しており、この鍔
部83の均等配置した3箇所の位置には係合凸部84…
を形成し、また、これに対応してキャリア15の外周部
には段部85を形成して、上述の係合凸部84…に対応
する位置に係合凹部86…を形成して、これら係合凸部
84…と係合凹部86…とを係合させた状態で鍔部83
を段部85に嵌着することよって、リリースリング21
とキャリア15は回り止めをした状態で一体的に組み付
けることができる。勿論この組み付けには、収納凹部8
2に2枚のスナップリング22a,22bが前述のよう
にして組み込まれる。
【0089】図11において、楔ローラ24a,24b
を支持する支持リング23は、図8で示した、弾性アー
ム73,73を備えた支持リング23を採用している。
【0090】また、固定リング27の外周部の均等配置
した複数箇所の位置に凹状係止部64…を形成してお
り、この凹状係止部64…は、図1で示した固定部材5
3に回り止め状態で係合されるが、この例では、固定部
材53側にはピン87…を植設して、これにゴム材その
他緩衝機能を有する緩衝部材88…を介して係合する。
すなわち、楔ローラ24a,24bのロック作用時には
その衝撃が固定部材27にも伝動されて、これを回転さ
せる負荷となるので、この衝撃負荷を前述の緩衝部材8
8で緩衝することができる。
【0091】図12において、ロックリング25の孔形
連結部35と出力軸28の軸形連結部31との嵌合に
は、出力軸28の軸形連結部31に対してロックリング
25の孔形連結部35が遊び角βを形成しており、この
遊び角βは、キャリア15の孔形連結部32と出力軸2
8の軸形連結部31との遊び角α(例えば、角20度)
より小さい角(例えば、角10度)に設定している。こ
の例での遊び角βは出力軸28の軸形連結部31との組
み付けを容易に行わせるための設定である。
【0092】図13、図14は、回転出力装置10にお
ける規制手段の他の例を示す。なお、図1〜図5で示し
た第1の実施例、および図9〜図12で示した別の実施
例と同一の機能を持つ構成要素については同一の符号を
付して、その詳細な説明を省略する。
【0093】この例での規制手段は、前述した第1の実
施例や別の実施例と同様に、規制凹部42とスナップリ
ング22のスナップアーム44の規制凸部43とによっ
て構成しているが、この規制手段を構成する位置を、ロ
ックリング25の端面と、この位置に対応する出力軸2
8との対向部に形成し、さらに、規制凹部42は正回転
および逆回転に対応させて1箇所に形成している。
【0094】なお、スナップリング22は前述の図9〜
図12で示した別の実施例と同様に、スナップアーム4
4a,44bの方向を反転した2枚のスナップリング2
2a,22bを使用している。
【0095】また、ロックリング25の孔形連結部35
と出力軸28の軸形連結部31との嵌合には(図11、
図12参照)、前述の別の実施例と同様の条件で、ロッ
クリング25の孔形連結部35に遊び角βを形成してい
る。
【0096】上述のロックリング25の仕切り突起36
は、このロックリング25が正回転と逆回転とに対応し
て楔ローラ24a,24bを操作する範囲の中間位置に
設定されているので、この中間位置にあることを利用し
て、この仕切り突起36の端面に正回転と逆回転に1つ
で対応させた規制凹部42を形成し、この規制凹部42
にスナップリング22a,22bの規制凸部43a,4
3bを係合させている。 すなわち、ロックリング25
はスナップリング22a,22bのスナップアーム44
a,44bの付勢力で出力軸28側から位置規制してい
ることになる。
【0097】この実施例によれば、モータMの駆動を停
止して、出力軸28が慣性で回転を続けると、ロックリ
ング25が回転方向側に対応する楔ローラ24aまたは
24bを操作して出力軸28の回転をロックする。さら
に、このロック時の慣性(または衝撃)は、ロックリン
グ25を位置規制しているスナップリング22a,22
bのスナップアーム44a,44bの付勢力により緩衝
するので、急激な停止に伴う衝撃および衝撃音の発生が
なく、静かに停止させることができる。
【0098】さらに、上述のロックで生じる慣性(また
は衝撃)がスナップアーム44a,44bの付勢力より
大きい場合であって、規制凹部42より規制凸部43が
飛び出したとしても、その慣性による回転力には依然と
してスナップアーム44a,44bの付勢力による制動
および緩衝の作用が働いているので、出力軸28側の慣
性による回転が早期に減衰されて規制位置に規制され、
静かに停止させることができる。
【0099】図15、図16は、回転出力装置10にお
けるロック機構10bの他の例を示し、規制手段の構成
については省略している。なお、図1〜図5で示した第
1の実施例および既に説明したその他の実施例と同一の
機能を持つ構成要素については同一の符号を付して、そ
の詳細な説明を省略する。
【0100】この例では、固定リング27の内周面39
と、ロックリング25の外周面との間には、均等配置し
た同一構造の3個のブレーキシュー91…を介装してい
る。このブレーキシュー91は金属、または、制動作用
に適した材料で形成し、材料が金属の場合、その外周面
と固定リング27の内周面39とのそれぞれに小さな凹
凸を形成して摩擦抵抗を大きくすることも可能である。
【0101】上述の各ブレーキシュー91…の内側中央
部には、正回転側および逆回転側の両方向から操作され
る山状の従動カム92を形成している。
【0102】また、ロックリング25の外周面には、上
述のブレーキシュー91…の従動カム92に対応させ
て、該正回転側と逆回転側とから操作するためのカム面
93a,93bを形成している。
【0103】また、ロックリング25の中心部の孔形連
結部35には、出力軸28の軸形連結部31との嵌合に
おいて(図11、図12参照)、前述の別の実施例と同
様の条件で、ロックリング25の孔形連結部35に遊び
角βを形成している。
【0104】上述のロックリング25の正回転または逆
回転の回転によりカム面93a,93bが、ブレーキシ
ュー91の従動カム92を押し上げて、該ブレーキシュ
ー91の外周面を固定リング27の内周面39を圧接す
ることにより、出力軸28側からの正回転または逆回転
がロックされる。勿論、このロックおよびロック解除
は、キャリア15と出力軸28の遊び角α内で行われ
る。
【0105】上述の各ブレーキシュー91…の間にはリ
リース突起41が介装され、該リリース突起41…はキ
ャリア15側からの駆動時に各ブレーキシュー91…の
各対応端面と当接して、これらの圧接を解除する。
【0106】上述のリリース突起41とこの端部に対向
するブレーキシュー91との各端部には、凹凸状の係合
凸部95と、係合凹部96とを形成すると共に、これら
の係合凸部95と係合凹部96とが係合されたとき、ブ
レーキシュー91の外周面が固定リング27の内周面3
9より内側に離れた位置に規制するように形成位置を設
定している。
【0107】前述のブレーキシュー91の側面中央に
は、軸状のピンク94を植設しており、また、このブレ
ーキシュー91には、出力軸28(図外)と一体的に回
転する支持リング23を対設しており、この支持リング
23の対向する一対のアーム73,73で上述のピン9
4を位置規制している。
【0108】すなわち、上述のアーム73,73の対向
部には、前述のピン94と係合する係合凹部97,97
を形成しており、これらの係合凹部97,97とピン9
4とが係合したとき、ブレーキシュー91の外周面が固
定リング27の内周面39より内側に離れた位置に規制
するように形成位置を設定している。
【0109】前述のブレーキシュー91の固定リング2
7に対する圧接(ロック状態)が、ロックリング25の
カム面93a,93bの押圧解除で回避できない時は、
リリース突起41の端部の係合凸部95がロックに対応
する側のブリーキシュー91の係合凹部96と係合し
て、このブレーキシュー91のロックを解除する。
【0110】同時に、上述の係合動作で、ブレーキシュ
ー91の外周面を固定リング27の内周面39より離
し、さらに、該ブレーキシュー91のピン94と、これ
に係合対応する支持リング23のアーム73の係合凹部
97とが係合して、ブレーキシュー91の中央部もその
外周面を固定リング27の内周面39より離し、ブレー
キシュー91は一方の端部と中央部との2箇所を外周部
が非接触状態で支持された状態となって、ロック解除さ
れる。これによりモータM側からの駆動を許容する。し
たがって、駆動時にブレーキシュー91の摺接音が回避
される。
【0111】このようにロック機構10Bを構成するこ
ともできる。なお、この例のロック機構10Bに使用す
る規制手段は、図9、図10で説明した構成、および図
13、図14で説明した構成のいずれも利用することが
でる。
【0112】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の回転駆動部材は、実施例のキャリ
ア15に対応し、以下同様に、回転出力部材は、出力軸
28に対応し、固定部材は、固定リング27に対応し、
ロック部材は、楔ローラ24、ブレーキシュー91に対
応し、ロック操作部材は、ロックリング25に対応し、
リリース部材は、リリースリング21のリリース突起4
1に対応し、規制手段は、スナップリング22のスナッ
プアーム44の規制凸部43および規制凹部42に対応
し、操作カム面は、ブレーキシュー91の従動カム9
2、ロックリング25のカム面93に対応し、支持部材
は、支持リング23、弾性部材71、アーム73に対応
し、固定手段の緩衝部材は、係合部64、ピン87、緩
衝部材88に対応するも、この発明は実施例の構成のみ
に限定されるものではなく、多くの実施の形態を備え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ハンド式の電動工具に利用する回転出力装置
の断面図。
【図2】 回転出力装置の拡大断面図。
【図3】 回転出力装置の各構成要素の分解と側面とを
併記した分解説明図。
【図4】 回転出力装置の要部の側面図。
【図5】 出力軸とキャリアとの連結を示す側面図。
【図6】 トルクリミッタの分解断面図。
【図7】 支持リングの他の例を示す側面図。
【図8】 支持リングのさらに他の例を示す側面図。
【図9】 回転出力装置の規制手段の他の例を示す拡大
断面図(図11のC−C’線視断面図)。
【図10】 図9における規制手段の分解説明図。
【図11】 図9のA−A’線視断面図。
【図12】 図9のB−B’線視断面図。
【図13】 回転出力装置の規制手段の他の例を示す側
面。
【図14】 図13におけるロックリングの断面と側面
とによる説明図。
【図15】 ロック機構の他の例を示す側面図。
【図16】 図15の作動状態を示す側面図。
【符号の説明】
10…回転出力装置 15…キャリア 21…リリースリング 22…スナップリング 23…支持リング 24…楔ローラ 25…ロックリング 27…固定リング 28…出力軸 31…軸形連結部 32,35…孔形連結部 37a,37b…楔傾斜面 39…内周面 41…リリース突起 42a,42b…規制凹部 43…規制凸部 44…スナップアーム 64…係止部 87…ピン 88…緩衝部材 91…ブレーキシュー 92…従動カム 93a,93b…カム面

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動力を出力する回転駆動部材と、該
    回転駆動部材の駆動を受けて回転力を出力する回転出力
    部材とを、同軸芯上で相互の回転方向に所定の角度分回
    転力が伝達されない遊び角を形成して回転力が伝達され
    るように接続した出力伝動機構と、前記回転出力部材と
    該部材の外周部に位置して回転を固定した固定部材とを
    半径方向に所定間隔を隔てて対設し、これら回転出力部
    材と固定部材との間に、上記回転出力部材側からの正転
    または逆転を当該ロック部材が固定部材に圧接されるこ
    とによりロックするロック部材と、上記回転出力部材側
    からの正転または逆転で上記ロック部材を固定部材に圧
    接操作するロック操作部材と、前記回転駆動部材側から
    の正転または逆転で上記ロック部材の圧接状態を解除し
    ロック解除し得るリリース部材とを介装して形成したロ
    ック機構とを備え、前記回転駆動部材側と回転出力部材
    側との間に、該両部材の相互を所定の規制位置に付勢力
    で規制する規制手段を介装した回転出力装置。
  2. 【請求項2】回転駆動力を出力する回転駆動部材と、該
    回転駆動部材の駆動を受けて回転力を出力する回転出力
    部材とを、同軸芯上で相互の回転方向に所定の角度分回
    転力が伝達されない遊び角を形成して回転力が伝達され
    るように接続した出力伝動機構と、前記回転出力部材と
    該部材の外周部に位置して回転を固定した固定部材とを
    半径方向に所定間隔を隔てて対設し、これら回転出力部
    材と固定部材との間に、上記回転出力部材側からの正転
    または逆転を当該ロック部材が固定部材に圧接されるこ
    とによりロックするロック部材と、上記回転出力部材側
    からの正転または逆転で上記ロック部材を固定部材に圧
    接操作するロック操作部材と、前記回転駆動部材側から
    の正転または逆転で上記ロック部材の圧接状態を解除し
    ロック解除し得るリリース部材とを介装して形成したロ
    ック機構とを備え、上記ロック機構のロック操作部材を
    前記回転出力部材に対して前記出力伝動機構の遊び角よ
    り小さい第2の遊び角を持たせて嵌着し、上記ロック操
    作部材と前記回転出力部材との間に、ロック操作部材を
    正転と逆転とに対応して前記ロック部材を操作する範囲
    の中間位置に付勢力で規制する規制手段を設けた回転出
    力装置。
  3. 【請求項3】前記ロック部材を、前記回転出力部材側か
    らの正転と逆転とに対応させた一対を1組とする回転体
    で形成し、前記ロック操作部材を、前記回転出力部材側
    からの正転と逆転とに対応させて楔効果で回転方向に対
    応する上記回転体を固定部材に圧接する正転と逆転とに
    対応させた一対の楔傾斜面を備えた部材で形成した請求
    項1または2に記載の回転出力装置。
  4. 【請求項4】前記ロック部材を、固定部材を圧接するブ
    レーキシューで形成し、前記ロック操作部材を、前記回
    転出力部材側からの正転または逆転で上記ブレーキシュ
    ーを固定部材に圧接し操作する操作カム面を備えた部材
    で形成した請求項1または2に記載の回転出力装置。
  5. 【請求項5】前記規制手段を、回転駆動部材と連動する
    リリース部材と、回転出力部材との間に形成し、上記リ
    リース部材には所定の規制位置に規制凹部を形成し、こ
    れと対向する回転出力部材側から上記規制凹部を付勢力
    で付勢して位置規制した請求項1に記載の回転出力装
    置。
  6. 【請求項6】前記規制手段を、回転駆動部材の終段端面
    部と、回転出力部材との間に形成し、上記終段端面部に
    は所定の規制位置に規制凹部を形成し、これと対向する
    回転出力部材側から上記規制凹部を付勢力で付勢して位
    置規制した請求項1に記載の回転出力装置。
  7. 【請求項7】前記規制手段の規制位置を、前記出力伝動
    機構の遊び角内の端部に対応する位置側、または、前記
    ロック部材がロック解除された位置に対応する位置側に
    設定した請求項1,5または6に記載の回転出力装置。
  8. 【請求項8】前記規制手段の付勢力を付与する手段を、
    スナップリングの外周面から円周方向に延出して付勢力
    を設定したスナップアームで形成すると共に、該スナッ
    プアームの延出方向を相反する方向にした2組のスナッ
    プアームを1つの規制凹部に係合して形成した請求項
    1,2,5または6に記載の回転出力装置。
  9. 【請求項9】前記ロック部材を、該ロック部材が作用す
    る直前の位置で、ロック解除側への弾性変位を許容する
    支持部材で支持した請求項1または2に記載の回転出力
    装置。
  10. 【請求項10】前記固定部材を固定する固定手段に緩衝
    部材を介装して固定した請求項1〜9のうちの1つに記
    載の回転出力装置。
  11. 【請求項11】請求項1〜10うちの1つに記載の回転
    出力装置を出力系に介装した電動工具。
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