JP2002268913A - 検査装置 - Google Patents

検査装置

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JP2002268913A
JP2002268913A JP2001067273A JP2001067273A JP2002268913A JP 2002268913 A JP2002268913 A JP 2002268913A JP 2001067273 A JP2001067273 A JP 2001067273A JP 2001067273 A JP2001067273 A JP 2001067273A JP 2002268913 A JP2002268913 A JP 2002268913A
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personal computer
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JP2001067273A
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English (en)
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Yuichiro Shimono
雄一朗 下野
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査者の負担を減らし、検査作業時間の短
縮、検査結果の誤判断を未然に防止することができる検
査装置を提供する。 【解決手段】 ネットワークPC検査装置10は、PC
検査装置の各機能を制御する制御部11、数値などの入
力やモード切替え,各種機能の指示及び設定を行う入力
部12、HDD13、タッチパネルからなるタッチパネ
ル入出力部14、LANに接続するためのコネクタ及び
インタフェース等からなるLANインターフェース1
5、検査状態に応じてオレンジ,グリーン,レッドに表
示する検査対象機器と同数のLEDボタン16、拡声用
スピーカ17、外部表示出力部18、PS/2ポート1
9を備え、制御部11は、パソコン1の通信手段とLA
Nインターフェース15との接続が検知されると、複数
の検査工程からなる検査プログラムをパソコン1上で実
行させ、検査プログラムの実行による検査結果を、LA
Nインターフェース15を経由して取り込んでHDD1
3に保存する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ(以下、パソコン又はPCという)等の情報機器
装置における検査工程で使用する検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、パソコンの需要が大きくなり、生
産性の向上が問われてきている。同時に質の向上も行わ
なければならない。製造における検査工程に関しては、
以前の方法と変化はなく、向上していない。その結果、
不良率が高くなっている。検査自身はパソコンを単体で
起動させ、フロッピー(登録商標)ディスクドライブか
らDOSをブートしその上でテストプログラムを実行し
ている。その上で検査官がOKかNGかの判断を行って
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のパソ
コンの検査方法においては、ノート型パソコンの場合
は、LCDパネルを開けて各検査を実施する。また、デ
スクトップ型パソコンの場合はCRT、キーボードを接
続して各検査を実施する。その検査過程において、各デ
バイスへ汚れの付着や、誤挿入などの人為的破損を引き
起こしていた。
【0004】また、Wake up on LANを使用して検査を実
施ことも考えられるが、Wake up onLANは、各LANア
ダプタに設定されているユニークなMacアドレス(L
ANに接続される情報機器を識別するアドレス)を入力
しないと実行できない。さらに、基本検査以後に行われ
る出荷検査では、以下のような問題点があった。
【0005】すなわち、基本検査以外にも、RAM等の
メモリ、主演算装置(CPU)、標準入出力デバイスで
ある表示装置及び入力装置等の検査があり、情報機器の
出荷検査としては、幾ステップにも分かれている。
【0006】検査者は、入力装置等を使って複数の検査
対象機器を同時に検査し、検査結果を確認する必要があ
ることに加え、検査対象機器の検査がどのステップまで
進捗したのかを認識する必要がある。しかし、ある検査
対象機器に、エラー結果が出力された場合、それに気を
とられて他の検査対象機器の検査の進捗状況を見過ご
し、次の検査ステップに移行しない等の状況は、しばし
ば発生する。
【0007】また、検査者が、複数の検査対象機器を巡
回しなければならないことや、検査場所のスペース的な
問題も発生する。本発明は、このような課題に鑑みてな
されたものであって、検査者の負担を減らし、検査作業
時間の短縮、検査結果の誤判断を未然に防止することが
できる検査装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の検査装置は、通
信手段を有する検査対象機器に対して、該検査対象機器
上で複数の検査工程からなる検査プログラムを実行して
検査を行う検査装置であって、前記検査対象機器の通信
手段と接続する接続手段と、前記検査対象機器の通信手
段と前記接続手段との接続を検知する検知手段と、前記
検査対象機器の通信手段と前記接続手段との接続が検知
されると、前記検査プログラムを前記検査対象機器上で
実行させる制御手段と、前記検査プログラムの実行によ
る検査結果を、前記接続手段を経由して取り込む検査結
果格納手段とを備えることを特徴としている。
【0009】また、より好ましくは、前記接続手段は、
LANインタフェースであり、前記検査対象機器は、L
ANブートされ、検査装置に保管されている検査プログ
ラムを実行するものであってもよい。また、より好まし
くは、前記接続手段を経由して取り込んだ検査結果を表
示する表示手段をさらに備えるものであってもよい。
【0010】また、より好ましくは、前記接続手段を経
由して前記検査プログラムの検査工程の終了信号を受信
する受信手段と、前記検査工程の終了信号を受信する
と、次検査工程のプログラム実行を指示する指示手段と
をさらに備えるものであってもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好適な検査装置の実施の形態について詳細に説明
する。 第1の実施の形態 図1は、本発明の第1の実施の形態のネットワークPC
検査装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態
に係るネットワークPC検査装置は、検査対象機器とし
てパソコンの検査を行う例である。
【0012】図1において、ネットワークPC検査装置
10は、PC検査装置の各機能を制御する制御部11
(制御手段)、数値などの入力やモード切替え,各種機
能の指示及び設定を行う操作キー等からなる入力部12
(指示手段)、ハードディスクドライブ装置(HDD)
13(検査結果格納手段)、検査情報を表示する液晶パ
ネル及びタッチ入力可能なタッチパネルからなるタッチ
パネル入出力部14(指示手段)、LANに接続するた
めのコネクタ及びインタフェース等からなるLANイン
ターフェース15(接続手段)、検査状態に応じてオレ
ンジ,グリーン,レッドに表示する検査対象機器と同数
のLEDボタン16(検知手段,表示手段)、拡声用ス
ピーカ17、外部表示出力用及び外部データ通信用ポー
トである外部表示出力部18、PS/2ポート19を備
えて構成される。
【0013】制御部11は、マイクロコンピュータ等に
より構成され、検査装置全体の制御を行うとともに、各
部の動作を制御する。また、入力部12及びタッチパネ
ル入出力部14からの情報が入力される。マイクロコン
ピュータは、ROM、RAM及び電気的に書換可能な不
揮発性メモリであるEEPROM(electrically erasa
ble programmable ROM)を備え、制御部11のプログラ
ム、通信制御データ、さらに検査用プログラム、検査デ
ータ等の種々のデータを一時的に記憶する。
【0014】制御部11は、検査モードが指定されたと
き、タッチパネルからの入力を有効にし、タッチパネル
操作による指示を可能に制御する。タッチパネル入出力
部14は、タッチ入力可能なタッチパネルを積層したド
ットマトリクス構成のLCDディスプレイ及び各ドライ
バ等で構成される。また、必要に応じて表示用照明(バ
ックライト)が点灯又は点滅する。LANインターフェ
ース15は、外部データ通信用ポートを備え、専用ケー
ブルを介して接続、又は、検査対象機器であるパーソナ
ルコンピュータ(PC)等のデータ通信コネクタに直接
接続する。
【0015】図2は、上記ハードディスクドライブ装置
13に格納されるデータ構造を示す図である。図2に示
すように、ネットワークPC検査装置起動用OS(Oper
ating Systems)21、パソコン起動用OS22、ター
ミナルサービスプログラム23、パソコン検査用テスト
プログラム24、パソコン用電源断プログラム25、及
び検査結果格納領域26を備えて構成される。以下、上
述のように構成されたネットワークPC検査装置の動作
を説明する。
【0016】図3は、ネットワークPC検査装置10の
検査処理を示すフローチャートであり、制御部11によ
り実行される。図中、Sはフローの各ステップを示す。
まず、ステップS1でネットワークPC検査装置10の
初期化を行い、ステップS2で検査対象機器であるパソ
コンがWake up on LANが必要なパソコンか否かを判別す
る。Wake up on LANが必要であれば、ステップS3でWa
ke up on LANを実行するため上位数バイトのMacアド
レスを入力してステップS4に進む。Wake up on LANが
必要でなければそのままステップS4に進む。
【0017】ステップS4では、Wake up on LAN若しく
は手動によりパソコン1に電源を投入する。検査対象機
器のパソコン1に電源が投入されると、ステップS5で
通電を検出したポートに該当するLEDボタン16をオ
レンジ色に点灯する。ステップS6でターミナルサービ
スを使用してのテストか否かを判別し、ターミナルサー
ビスを使用してのテストのときはステップS7で該当す
るターミナルサービスエミュレータを各パソコン毎にマ
ルチスレッド(Multithread)で起動し、任意のテスト
プログラムを実施してステップS17に進む。
【0018】一方、上記ステップS6でターミナルサー
ビスを使用してのテストでないときは、ステップS9で
任意のテストプログラムを実施してステップS10でそ
の検査結果を判別する。検査結果がOKであれば、ステ
ップS11でタッチパネルにテストプログラムの該当フ
レーズをOKと表示し、ステップS12でテストが終了
したか否かを判別する。テストが終了したときは、ステ
ップS13で該当LEDボタン16をグリーン色に点灯
してステップS17に進み、テストが終了していなけれ
ばステップS10に戻って検査を継続する。
【0019】上記ステップS10で検査結果がNGであ
れば、ステップS14でタッチパネルにテストプログラ
ムの該当フレーズをNGと表示し、ステップS15で再
テスト処置を行うか否かを判別する。再テスト処置を行
わないときは、検査終了と判断してステップS16で該
当LEDボタン16をレッド色に点灯してステップS1
7に進み、再テスト処置を行うときはステップS10に
戻って検査を継続する。ステップS17では、シャット
ダウンプログラムを実行し、ステップS18で該当LE
Dボタン16を押下して消灯させ、上記ステップS4に
戻って本フローを終了する。
【0020】〔具体例1〕図4は、ネットワークPC検
査装置10によるPC検査方法を示すブロック図であ
る。図4に示すように、検査対象となるパソコン1をL
ANで経由してネットワークPC検査装置10に接続す
る。ここでは、ネットワークPC検査装置10と検査を
実施するパソコン1をEthernetケーブル20
(接続手段)で接続する。
【0021】ネットワークPC検査装置10には、Et
hernetポートと同数のLEDボタン16を備え、
割当がされている。また、ネットワークPC検査装置1
0の大容量のHDD13には、起動用OS22と検査用
テストプログラム24が保存されている。
【0022】パソコン1がLCDパネル1aを開かずに
電源を投入できるパソコンの場合は、そのまま電源を投
入する。また、LCDパネル1aを開かないと電源ボタ
ンを投入できないパソコンの場合は、Wake up on LANさ
せて電源を投入する。パソコン1に電源が投入される
と、パソコン1の通電状態をEthernetケーブル
20を経由してネットワークPC検査装置10が検知し
て、LEDボタン16をオレンジ色に点灯させる。
【0023】パソコン1はLANブートして、ネットワ
ークPC検査装置10の大容量HDD13に保存されて
いる起動OS22にアクセスする。起動OS22が起動
すると、検査用テストプログラム24が起動する。検査
用テストプログラム24が適切に起動すると、起動OK
の信号をネットワークPC検査装置10に送信し、LE
Dボタン16をグリーン色に点灯させ、電源断プログラ
ム25を実行してパソコン1を電源断する。検査用テス
トプログラム24が適切に起動しない場合は、NGの信
号をネットワークPC検査装置10に送信し、LEDボ
タン16をレッド色に点灯させ、電源断プログラム25
を実行してパソコン1の電源を遮断する。
【0024】検査用テストプログラム24による結果は
OK、NGに関わらず、ネットワークPC検査装置10
内の検査結果格納領域26に保存する。LEDボタン1
6を押下して次のパソコンの検査を行うまで待機状態に
なり、LEDボタン16を消灯させる。
【0025】図5は、図4の具体例1の動作を示すフロ
ーチャートである。まず、ステップS11でWake up on
LAN若しくは手動により検査対象機器であるパソコン1
に電源を投入する。ステップS12では、ネットワーク
PC検査装置10がEthernetケーブル20を経
由してパソコン1の通電状態を検知し、ステップS13
でLEDボタン16をオレンジ色に点灯させる。
【0026】ステップS14でパソコン1はLANブー
トして、ネットワークPC検査装置10の大容量HDD
13に保存されている起動OS22にアクセスし、起動
OS22をブートする。ステップS15では、パソコン
1は検査用テストプログラム24を実行する。ステップ
S16でパソコン1は検査用テストプログラム24の実
行が終了すると、結果をEthernetケーブル20
を経由してネットワークPC検査装置10に送信する。
【0027】ステップS17でネットワークPC検査装
置10は結果を受信し、OKであればLEDボタン16
をグリーン色に、またNGであればレッド色に点灯す
る。検査用テストプログラム24による結果はOK、N
Gに関わらず、ネットワークPC検査装置10内の検査
結果格納領域26に保存される。ステップS18でパソ
コン1は検査用テストプログラム24終了後、電源断プ
ログラム25を実行して電源断する。ステップS19で
ネットワークPC検査装置10のLEDボタン16を押
下すると、次のパソコンのテストを行うため待機状態と
なり本フローを終了する。
【0028】〔具体例2〕図6は、ネットワークPC検
査装置10によるPC検査方法を示すブロック図であ
る。図6に示すように、検査対象となるパソコン1をL
ANで経由してネットワークPC検査装置10に接続す
る。ここでは、ネットワークPC検査装置10と検査を
実施するパソコン1をEthernetケーブル20で
接続する。
【0029】ネットワークPC検査装置10にタッチパ
ネルを接続する。前記図1の構成では、タッチパネル入
出力部14を用いる。前記具体例1において、テストフ
ェーズが複数ある場合、テスト毎に結果を表示させる。
OKの場合はスルーでテストを実行し、NGの場合はそ
の時点で中断しどのように処置をするかをタッチパネル
から指示を送信する。結果はネットワークPC検査装置
10内の検査結果格納領域26に保存する。
【0030】図7は、図6の具体例2の動作を示すフロ
ーチャートである。図5のフローと同一処理を行うステ
ップには同一符号を付して説明を省略する。ステップS
15でパソコン1が検査用テストプログラム24を実行
すると、ステップS21で各テストフェーズの結果をE
thernetケーブル20を経由してネットワークP
C検査装置10に送信する。
【0031】ステップS22でネットワークPC検査装
置10は各テストフェーズの結果を受信し、各テストフ
ェーズの結果をタッチパネル入出力部14に表示する。
検査用テストプログラム24による各テストフェーズの
結果はOK、NGに関わらず、ネットワークPC検査装
置10内の検査結果格納領域26に保存される。
【0032】ステップS23でパソコン1において全て
のテストが終了すると、最終結果をネットワークPC検
査装置10に送信し、電源断プログラム25を実行して
電源断する。ステップS19でネットワークPC検査装
置10のLEDボタン16を押下すると、次のパソコン
のテストを行うため待機状態となり本フローを終了す
る。
【0033】〔具体例3〕図8は、ネットワークPC検
査装置10によるPC検査方法を示すブロック図であ
る。図8に示すように、図1のネットワークPC検査装
置10の外部表示出力部18にCRT又はLCDからな
る表示装置21及びキーボードを接続する。前記図1の
構成では、キーボードとして入力部12を用いる。
【0034】また、パソコン1とネットワークPC検査
装置10をEthernetケーブル20により接続す
る。電源を手動若しくはWake up on LANを使用して投入
する。パソコン1はLANブートされ、ネットワークP
C検査装置10に保管されている起動用OS22を起動
し、同場所に保管されているターミナルサービスプログ
ラム23を起動する。ターミナルサービスプログラム2
3を起動することにより、ネットワークPC検査装置1
0がパソコン1の入出力を行う。ターミナルサービスプ
ログラム23は、各ポートに接続されているパソコン毎
にスレッドで実行される。ネットワークPC検査装置1
0側で、他のパソコンに切り替えるには、入力部12で
[Alt]+[Tab]キーを押下する。検査結果はネット
ワークPC検査装置10内の検査結果格納領域26に保
存する。
【0035】図9は、図8の具体例3の動作を示すフロ
ーチャートである。まず、ステップS31でWake up on
LAN若しくは手動により検査対象機器であるパソコン1
に電源を投入する。ステップS32では、パソコン1は
LANブートして、Ethernetケーブル20を経
由して起動用OS22にアクセスし、同場所に保管され
ているターミナルサービスプログラム23を起動する。
【0036】ステップS33で起動用OS22にアクセ
スにより同場所に保管されているターミナルサービスプ
ログラム23が起動し、ネットワークPC検査装置10
はLEDボタン16をオレンジ色に点灯させる。ステッ
プS34でパソコン1はターミナルサービスプログラム
23を起動し、ステップS35でネットワークPC検査
装置10に接続されている表示装置21にパソコン1の
画面を表示する。この画面表示に対して、入力部12に
よるキーボード入力がパソコン1に入力される。
【0037】ステップS36では、キーボード入力によ
りパソコン1はパソコン検査用テストプログラム24を
実行し、ステップS37で検査用テストプログラム24
終了すると、電源断プログラム25をキーボード入力し
て実行し、電源断する。ステップS38でネットワーク
PC検査装置10のLEDボタン16を押下して消灯し
て、次のパソコンのテストを行うため待機状態となり本
フローを終了する。
【0038】〔具体例4〕図10は、ネットワークPC
検査装置10によるPC検査方法を示すブロック図であ
る。図10に示すように、検査対象となるパソコン1を
LANで経由してネットワークPC検査装置10に接続
する。ここでは、ネットワークPC検査装置10と検査
を実施するパソコン1をEthernetケーブル20
で接続する。ネットワークPC検査装置10にタッチパ
ネルを接続する。前記図1の構成では、タッチパネル入
出力部14を用いる。
【0039】上記具体例1において、テストフェーズが
複数ある場合、テスト毎に結果を表示させる。OKの場
合はスルーでテストを実行し、NGの場合はその時点で
中断しどのように処置をするかをタッチパネルから指示
を送信する。結果はネットワークPC検査装置10内の
検査結果格納領域26に保存する。
【0040】図10に示すように、ベンダ情報を意味す
るMacアドレスの上位数バイトのみを、入力部12を
使用してネットワークPC検査装置10に入力する。パ
ソコン1に装備されているLANアダプタは、ベンダ情
報のみのMacアドレスを元に構成されたWake up on L
AN信号を受信できる構造となっている。そして、上記Wa
ke up on LAN信号を受信すると、電源コントローラへ電
源オンの信号を送出し、パソコン1の電源を投入する。
BIOSが上記電源オンの信号を受信してWakeup on LA
Nを受信したことを察知し、BootSequence
のFirstをLANに設定し、LANでブートする。
【0041】図11は、図10の具体例4の動作を示す
フローチャートである。まず、ステップS41でベンダ
情報を意味するMacアドレスの上位数バイトのみを、
ネットワークPC検査装置10に接続されている入力部
12を使用してネットワークPC検査装置10に入力す
る。
【0042】ステップS42でネットワークPC検査装
置10のLEDボタン16が押下されると、ベンダ情報
のみのMacアドレスを元に構成されたWake up on LAN
信号を該当ポートに送信する。ステップS43では、パ
ソコン1側のLANアダプタは、上記Wake up on LAN信
号を受信できる構造となっており、上記Wake up on LAN
信号を受信すると、電源コントローラへ電源投入命令を
送信する。
【0043】ステップS44で上記電源投入命令を受け
取り、パソコン1の電源が投入されると、BIOSのB
ootSequenceのFirstをLANに変更す
る。ステップS45では、LANブートし、ネットワー
ク上の起動用OSを検索し、パソコンを起動して本フロ
ーを終了する。
【0044】以上のように、第1の実施の形態のネット
ワークPC検査装置10は、PC検査装置の各機能を制
御する制御部11、数値などの入力やモード切替え,各
種機能の指示及び設定を行う入力部12、HDD13、
タッチパネルからなるタッチパネル入出力部14、LA
Nに接続するためのコネクタ及びインタフェース等から
なるLANインターフェース15、検査状態に応じてオ
レンジ,グリーン,レッドに表示する検査対象機器と同
数のLEDボタン16、拡声用スピーカ17、外部表示
出力部18、PS/2ポート19を備え、制御部11
は、パソコン1の通信手段とLANインターフェース1
5との接続が検知されると、複数の検査工程からなる検
査プログラムをパソコン1上で実行させ、検査プログラ
ムの実行による検査結果を、LANインターフェース1
5を経由して取り込んでHDD13に保存するように構
成したので、検査過程において、各デバイスへ汚れの付
着や、誤挿入などの人為的破損を未然に防ぐことがで
き、検査者の負担を減らし、検査作業時間の短縮、検査
結果の誤判断を防止することができる。
【0045】第2の実施の形態 図12は、本発明の第2の実施の形態のPC検査装置の
構成を示すブロック図である。本実施の形態に係るPC
検査装置は、パソコン等の情報機器装置を検査する装置
に適用した例である。
【0046】図12において、100は検査対象となる
複数のパソコン(PC1〜PCn)等の情報機器装置、
30は情報機器装置100に接続して検査を行うPC検
査装置、70は検査対象のパソコン(PC1〜PCn)
とPC検査装置30を接続する通信インタフェースであ
る。
【0047】PC検査装置30は、PC検査装置の各機
能を制御する制御部31(制御手段)、数値などの入力
やモード切替え,各種機能の指示及び設定を行う操作キ
ー等からなる入力部32(指示手段)、拡声用スピーカ
等からなる音声出力部33、制御部31内で使用される
定数や変数を記憶する定数・変数記憶部34(検査結果
格納手段)、検査結果を入力するためのn個の通信手段
41〜4n(通信手段1〜n)(接続手段)、各通信手
段41〜4nに検査対象機器が接続されていることを検
知するn個の検知手段51〜5n(検知手段1〜n)、
各通信手段41〜4nに接続された個々の検査対象機器
の検査状況を検査者に示すためのn個のLED61〜6
n(LED1〜n)(表示手段)を備えて構成される。
【0048】制御部31は、マイクロコンピュータ等に
より構成され、PC検査装置全体の制御を行うととも
に、各部の動作を制御する。また、入力部12及びタッ
チパネル入出力部14からの情報が入力される。入力部
32は、検査の次工程を指示するための入力手段であ
り、Enterキーが1キーのみ存在するものでもよい。
【0049】音声出力部33は、検査者の操作ミスをブ
ザー指摘するための音声出力回路等である。LED61
〜6nは、赤、青、消灯状態の3状態が表示できるLE
Dを用いる。
【0050】通信インタフェース70は、図12の要部
拡大部に示すように、通信インタフェース本体71、通
信ケーブル72、情報機器装置100の通信インタフェ
ースに電気的に接続するためのコネクタ部73、情報機
器装置100の検査用電源SW凹部131に嵌り内部の
検査用電源SWをONするための検査用電源ON凸部7
4を備えている。
【0051】また、情報機器装置100は、通信インタ
フェース70のコネクタ部73と電気的に接続し、PC
検査装置30と通信するための通信インタフェース14
0と、検査時通信インタフェース70の検査用電源ON
凸部74が嵌り込んで内部のむ電源SWを切り替える検
査用電源SW凹部131とを備える。
【0052】図13は、上記情報機器装置100の構成
を示すブロック図であり、図12のパソコン(PC1〜
PCn)の検査関連部分を詳細に示している。図13に
おいて、100は検査対象機器である情報機器装置、1
50は情報機器装置100に電力を供給する電源、70
は情報機器装置100とPC検査装置30を接続する通
信インタフェース(接続手段)である。
【0053】情報機器装置100は、PCシステム制御
部110と検査システム制御部115の2つの制御部
と、PCシステム制御部110又は検査システム制御部
115により制御される通信部120(通信手段)、表
示部121、入力部122及びその他デバイス123
と、主電源を投入する主電源ボタン130と、検査用電
源SW凹部131と、主電源SW回路135と、稼動シ
ステム選択SW回路136と、通信部120に接続され
る通信インタフェース140(通信手段)とから構成さ
れる。
【0054】PC検査装置30の通信手段41〜4nに
接続された通信インタフェース70のコネクタ部71
が、情報機器装置100の通信インタフェース140に
収容されて両者が電気的に接続されるとともに、コネク
タ部71に設けられた検査用電源ON凸部74が情報機
器装置100の検査用電源SW凹部131に嵌り込んで
内部の電源供給経路を切り替える。
【0055】主電源SW回路135は、電源150から
の電源を所定の電圧レベルに変換して各デバイス(通信
部120、表示部121、入力手段122、その他デバ
イス123)に対して電源供給する。稼動システム選択
SW回路136は、主電源ボタン130による主電源投
入か検査用電源SW凹部131による主電源投入かを判
断し、主電源ボタン130による電源投入の場合にはP
Cシステム制御部110へ、検査用電源SW凹部による
電源投入の場合には検査システム制御部115へ電源供
給する。
【0056】ここで、出荷検査時、機器内のバッテリは
取り外されて検査されるのが一般的であるため、電源1
50は、AC電源で考えればよい。この場合、PC検査
装置30から電源を供給する構成としてもよく、このよ
うに構成すれば検査対象機器のACコネクタをわざわざ
接続しなくても検査可能になる。この場合には、検査用
電源SW凹部131に連動して、PC検査装置30から
の電源を供給することになる。
【0057】また、通信インタフェース70,140
は、PCMCIA(Personal Computer Memory Card In
terface Association)規格として規定されるPCイン
タフェース部、ICカードユニット10を接続するため
の挿入スロット及びコネクタからなるPC接続部であっ
てもよい。
【0058】また、PCシステム制御部110と検査シ
ステム制御部115とを別の構成ブロックとしている
が、検査システム制御部115は、PCシステム制御部
110上で稼動可能なPCアプリケーションで実現され
るものでもよい。ソフトウェア制御される場合であって
も、ハードウェア制御の場合と同様に、PCシステム制
御部110は主電源SW回路135により電源投入され
た時に電源供給される。また、PCシステム制御部11
0が稼動システム選択SW回路136の役割を持つもの
でもよい。
【0059】ところで、検査対象機器によっては、検査
用電源SW凹部131や稼動システム選択SW回路13
6が、PCシステム制御部110内に存在しない場合も
考えられる。この場合、出荷検査時だけ、検査対象機器
の電源ONで検査システム制御部115が嫁動する仕組
みを作り出せば良いので、例えば、「検査前のFDを挿
入した電源投入は、FD内に存在する検査システムが嫁
動するシステムのデフォルト設定と、検査終了後、この
システムのデフォルト設定を検査システム内で自動変更
する」等でも対応できる。このように、PC検査装置3
0は、図13に示す機器に限定されるものではないが、
PC検査装置30と検査対象機器とを接続するコネクタ
(インタフェース)の検査用電源ON凸部146の機構
的構造として、検査対象機器側に、物理的な孔(ホー
ル)が存在しない機器も検査可能な機器とする必要か
ら、凸部が収納可能な、例えば入れ子構造としておくこ
とが望ましい。以下、上述のように構成されたPC検査
装置の動作を説明する。まず、PC検査装置30の制御
部10の制御内容について説明する。
【0060】図14乃至図20は、PC検査装置30の
制御部31の動作を示すフローチャートである。PC検
査装置30の主電源が投入によりStartエントリよ
り稼動する。ステップS51〜ステップS57は、個々
の検査状況を検査者に示すためのLED41〜4nの初
期設定を行うステップであり、まず、ステップS51で
変数iに1を代入し、ステップS52でn個のLEDの
それぞれに対して、検査対象機器(PC)が接続されて
いるか否かを、対応する検知手段51〜5nによりチェ
ックし、接続されていない場合には、ステップS53で
対応するLEDを消灯状態に設定する。
【0061】検査対象機器(PC)が接続されている場
合には、ステップS54で接続されている検査対象機器
PCiの検査システム制御部115に「検査の開始」を
意味する命令を出力し、ステップS55で対応するLE
Dを青色状態に設定する。以上の処理を、すべての検査
対象機器(PC)について繰り返し、n個すべてのLE
D61〜6nについて行う。上記変数iは、PC検査装
置30の変数・定数記憶部34に領域確保されているの
ではなく、個々のLED61〜6nや通信手段41〜4
nのI/Oアドレス(CPUにマッピングされたデバイ
スのI/O制御する際に指定される識別コード)が、変
数・定数記憶部34に記憶されており、記憶されている
I/Oアドレスデータを利用して、順次、個々のLED
61〜6nや通信手段41〜4nを制御している内容を
示している。
【0062】フローに戻って、上記、LED61〜6n
の初期設定に続き、ステップS58で個々の通信手段4
1〜4nに通信インタフェース70,140を介して接
続されている検査対象機器(PC)の検査状況(「エラ
ー(−1値)」と「検査終了I(1値)」と「その他
(0値)」の3状況)を示す配列変数(添字0〜n−
1)StatusBのすべての初期化(0値代入)を行
うとともに、検査対象機器より出力される「検査の1工
程(ステップ)の終了」を意味する信号が出力された通
信手段41〜4n(通信インタフェース70,140)
をキュー(FIFO:First in First out)形態で格納
記憶するバッファStepBを初期化する。このバッフ
ァStepBは、Sp=データの先頭アドレスと、Ep
=データの終了アドレスによりアクセスされ、Sp値と
Ep値が同値の場合には、キュー内部にデータが存在し
ないことを意味する。
【0063】上記初期化制御の終了後、ステップS59
で接続されている検査対象機器のいずれかより「検査エ
ラー」を意味する出力があったか否かを判別し、「検査
エラー」を意味する出力がなければ、ステップS60で
「検査終了」を意味する出力があったか否かを判別す
る。「検査終了」を意味する出力がなければ、ステップ
S61で「検査の1工程(ステップ)の終了」を意味す
る出力があったか否かを判別し、「検査の1工程の終
了」を意味する出力がないときは、ステップS62で検
査対象機器の接続を切断(コネクタをはずす)を意味す
る出力が、いずれかの検知手段51〜5nにより検知さ
れたか否かを判別する。
【0064】検査対象機器の接続を切断を意味する出力
が検知されなかったときは、ステップS13で上記ステ
ップS62とは逆に、検査対象機器の接続があったか否
かを判別し、検査対象機器の接続がなかったときはステ
ップS64でEnterキーの入力の有無を判別する。
Enterキーの入力の有無により、検査の次工程へ進
むことを検査者より指示されたか否かがチェックされ
る。Enterキーの入力がなければ、いずれの要因も
発生していないと判断してステップS59に戻って上記
ステップS59〜ステップS63においていずれかの要
因が発生するまで上記チェックを繰り返し、要因が発生
したと判断した場合には、個々の該当する処理ルーチン
(図15乃至図20の処理ルーチン〜)に移行す
る。
【0065】図15は、「検査エラー」を意味する出力
があった場合の制御内容を示すフローチャートであり、
図14の処理ルーチンに対応する。まず、ステップS
100で「検査エラー」の出力があった通信手段41〜
4n及び通信インタフェース70,140の番号を変数
iに設定し、ステップS101で対応するLEDiを赤
色に設定する。次いで、ステップS102で対応する検
査対象機器の検査状況を示す配列変数StatusB値
を「エラー(−1値)」に設定して、ループエントリL
p(図14のステップS59:要因チェックループエン
トリ)に戻る。
【0066】図16は、「検査終了」を意味する出力が
あった場合の制御内容の制御内容を示すフローチャート
であり、図14の処理ルーチンに対応する。まず、ス
テップS200で「検査終了」の出力があった通信手段
41〜4n及び通信インタフェース70,140の番号
を変数iに設定し、ステップS201でLEDiを消灯
状態に設定する。次いで、ステップS202で対応する
検査対象機器の検査状況を示す配列変数Status値
を「終了(1値)」に設定して、ループエントリLp
(図14のステップS59:要因チェックループエント
リ)に戻る。
【0067】図17は、「検査の1工程(ステップ)の
終了」を意味する出力があった場合の制御内容の制御内
容を示すフローチャートであり、図14の処理ルーチン
に対応する。まず、ステップS300で「検査の1工
程(ステップ)の終了」の出力があった通信手段41〜
4n及び通信インタフェース70,140の番号を変数
iに設定し、ステップS301でバッファStepBの
データの先頭アドレスSpとその終了アドレスEpが同
値か否かを判別する。すなわち、検査対象機器より出力
される「検査の1工程(ステップ)の終了」を意味する
信号が処理(後述するEnterキーの検査者の入力制
御で、本信号の処理がなされる)がなされずに、バッフ
ァStepB内に存在するか否かをチェックする。
【0068】Sp=Epのときは、バッファStepB
内にデータが存在しないと判断して、ステップS302
で該当通信インタフェースに接続されている検査対象機
器がEnterキーの操作対象であることを意味する青
点滅状態に、対応するLEDiを設定し、ステップS3
03でバッファStepBに対象のインタフェースNo
を格納するとともに、Ep値をインクリメントしてルー
プエントリLp(図14のステップS59:要因チェッ
クループエントリ)に戻る。
【0069】上記ステップS301でSp=Epでない
ときは、バッファStepB内にデータが存在する場合
であり、すでに、Enterキーの操作対象のインタフ
ェースが存在することを意味するので、LEDの設定処
理(ステップS302)はスキップする。
【0070】図18は、検知手段51〜5nのいずれか
より、検査対象機器の接続を切断(コネクタをはずす)
を意味する出力があった場合の制御内容の制御内容を示
すフローチャートであり、図14の処理ルーチンに対
応する。まず、ステップS400で検知手段51〜5n
のいずれかより、検査対象機器の接続を切断(コネクタ
をはずす)を意味する出力があった通信手段41〜4n
及び通信インタフェース70,140の番号を変数iに
設定し、ステップS401で対応するLEDiを消灯状
態とする。次いで、ステップS402で対応する通信イ
ンタフェース(検査対象機器)の検査状況を、配列変数
StatusB値によりチェックする。
【0071】「検査エラー」若しくは「検査終了」であ
る場合には、この「コネクタをはずす」と言う行為が、
検査者の正しい行為であるとし、ループエントリLp
(図14のステップS59:要因チェックループエント
リ)に戻る。「検査エラー」若しくは「検査終了」でな
い場合は、「検査中の取り外し」を意味すると判断し
て、ステップS403でバッファStepBのデータの
先頭アドレスSpとその終了アドレスEpが同値か否か
を判別する。
【0072】Sp=Epでないときは、バッファSte
pB内にデータが存在しEnterキー対象の通信イン
タフェースが存在すると判断して、ステップS404で
Enterキー対象の通信インタフェースを、一時的に
解除するために、対象のLED(ここでは、LED番号
は、変数jに格納されている。また、StepB[Sp]
には、バッファの先頭、すなわち、Enterキー対象
のインタフェース番号[LED番号と同一]が格納されて
いる)を、青色状態に設定してステップSコ405に進
む。
【0073】上記ステップS403でSp=Epのとき
は、上記ステップS404の処理をスキップしてステッ
プS405に進む。ステップS405以降は、検査者の
異常行為により検査対象機器の接続を切断した場合の処
理である。ステップS405では、検査者の異常行為に
より検査対象機器の接続を切断した通信インタフェース
に対応するLEDiを青色点滅状態に設定し、ステップ
S406で音声出力部33を稼動させ、検査者に異常行
為をブザー通知し、ステップS407でEnterキー
の入力をウェイトする。
【0074】Enterキーが入力されると、検査者の
異常行為の確認がなされたと判断して、ステップS40
8で音声出力手段51を停止させ、ステップS409で
青色点滅状態としたLEDを通常(消灯)状態に設定す
る。上記ステップS404において一時的に解除した、
Enterキー対象のインタフェースのLED状態を復
帰させるために、ステップS410で再度、バッファS
tepB内にデータが存在するか否かをチェックし、存
在する場合には、ステップS411でバッファの先頭デ
ータに対応するLEDiを青点滅状態(Enterキー
対象の通信インタフェース)に戻す。ここで、バッファ
StepB内にデータが存在する場合、異常行為により
接続を切断したインタフェースが、とある検査の1工程
の終了状態となっている場合、すなわち、バッファSt
epB内に、該切断した通信インタフェース番号が格納
されている場合には、無意味なデータであるため、ステ
ップS412で該当データをバッファStepB内から
削除して、ループエントリLp(図14のステップS5
9:要因チェックループエントリ)に戻る。また、上記
ステップS410でバッファStepB内にデータが存
在しない場合は、そのままループエントリLpに戻って
本制御を終了する。
【0075】図19は、検知手段51〜5nのいずれか
より、検査対象機器の接続を意味する出力があった場合
の制御内容を示すフローチャートであり、図14の処理
ルーチンに対応する。まず、ステップS500で検査
対象機器の接続を意味する出力があった通信手段41〜
4n及び通信インタフェース70,140の番号を変数
iに設定し、ステップS501で接続された通信インタ
フェースに接続されている検査対象機器に、「検査の開
始」を意味する命令を出力し、ステップS502で対応
するLEDを青色状態に設定する。次いで、ステップS
503で対応する通信手段41〜4n及び通信インタフ
ェース70,140に接続されている検査対象機器の検
査状況を示す配列変数StatusBの値を初期化(0
値代入)して、ループエントリLp(図14のステップ
S59:要因チェックループエントリ)に戻る。
【0076】図20は、「検査の1工程(ステップ)の
終了」を意味する出力があった場合の制御内容の制御内
容を示すフローチャートであり、図14の処理ルーチン
に対応する。まず、ステップS600でバッファSt
epBにデータが存在するか(Sp=Epか)否かチェ
ックし、バッファStepBにデータが存在しなかった
場合には、Enterキー対象のインタフェースが存在
しないもの(すなわち、いずれの検査対象機器において
も、検査の1工程が終了したと言う出力がない状態であ
るもの)と判断して、何の制御も行わずに、ループエン
トリLp(図14のステップS59:要因チェックルー
プエントリ)に戻る。
【0077】バッファStepB内にデータが存在する
場合には、ステップS601でバッファの先頭の検査対
象機器に対して、「次の検査工程へ進む」ことを意味す
る信号を出力し(ステップS602)、ステップS60
3で対応するLEDを青色状態に設定する。
【0078】次いで、ステップS604でバッファSt
epBの先頭データをバッファから削除(変数Sp値を
インクリメント)し、ステップS605で再度、バッフ
ァStepBにデータが存在するか(Sp=Epか)否
かチェックする。その次のデータがStepB内に存在
する場合には、ステップS606でその対象インタフェ
ースのLEDを青点滅状態、すなわち、Enterキー
対象インタフェースに設定した後、ループエントリLp
(図14のステップS59:要因チェックループエント
リ)に戻る。バッファStepBにデータが存在しない
場合は、そのままループエントリLpに戻る。
【0079】上記バッファStepBについて補足して
説明する。上述の制御内容からも分かるように、検査対
象機器のいずれかより、「検査の1工程(ステップ)の
終了」を意味する信号が出力されたら、変数Ep値がイ
ンクリメントされ(図17のステップS303)、En
terキーが入力されたら、変数Sp値をインクリメン
ト(図20のステップS604)することで、バッファ
内データをバッファから削除している。次に、情報機器
装置の検査システム制御部115(図13)の制御内容
について説明する。
【0080】図21は、情報機器装置の検査システム制
御部115の制御内容を示すフローチャートである。検
査システム制御部115における検査内容そのもの制御
は、どのようなものでもよい。検査システム選択SW回
路136により、検査嫁動SW孔131により、電源投
入されたと判断し、検査システム制御部115に電源供
給がなされた時、Startエントリにエントリされ
る。
【0081】まず、ステップS700でPC検査装置3
0より、通信部120を介して、「検査開始」を意味す
る信号が出力されるのをウェイトし、「検査開始」信号
が出力されると、ステップS701で第1のシステム検
査を行う。次いで、ステップS702で検査が終了す
る、若しくは検査しながら検査結果を、検査対象機器内
の表示部121に出力し、ステップS703でこの検査
結果が何らかの「エラー」が発生しているか否かを判別
する。「エラー」が発生している場合には、エラー処理
E1としてステップS704でPC検査装置30に、通
信部120を介して「検査エラー発生」を意味する信号
を出力して、本フローを終了する。
【0082】上記ステップS703で「エラー」が発生
していなければ、検査結果が正常の場合であると判断し
てステップS705でPC検査装置30に、通信部12
0を介して「第1工程の検査が終了」を意味する信号を
出力する。ステップS706では、PC検査装置30よ
り出力される「次検査の開始」を意味する信号をウェイ
トし、「次検査の開始」を意味する信号が入力される
と、ステップS707で第2のシステム検査を行う。
【0083】第2のシステム検査においても第1の検査
と同様に、ステップS708で検査が終了する、若しく
は検査しながら検査結果を、検査対象機器内の表示部1
21に出力し、ステップS709でこの検査結果が何ら
かの「エラー」が発生しているか否かを判別する。「エ
ラー」が発生している場合には、エラー処理E1として
上記ステップS704でPC検査装置30に、通信部1
20を介して「検査エラー発生」を意味する信号を出力
して、本フローを終了する。
【0084】上記ステップS709で「エラー」が発生
していなければ、検査結果が正常の場合であると判断し
てステップS710でPC検査装置30に、通信部12
0を介して、検査そのものがすべて完了したこと「検査
終了」を意味する信号を出力して、本フローを終了す
る。
【0085】以上のように、本実施の形態のネットワー
クPC検査装置では、エラー/正常の確認である入力操
作は、PC検査装置30側で実施するため、検査者の負
担を減らし、検査作業時間の短縮、検査結果の誤判断を
未然に防止することができる。
【0086】また、検査すべき機器の接続を担当する人
(動き回る人)と、検査結果を確認し、次ステップの検
査に移行を指示する人との検査作業分担も容易となり、
検査作業時間の短縮、検査結果の誤った判断等がなくな
ると言う検査作業上の利点がある。
【0087】さらに、検査結果の表示は、検査される機
器に表示するため、エラー内容を詳しく表示でき、また
検査プログラムそのものもあまり変更する必要がない。
また、現状の情報機器のほとんどは、何らかの通信手段
を標準内蔵している点を考慮すると、検査される機器側
も新たなデバイスを必要とすることはない等の利点があ
る。
【0088】なお、上記各実施の形態では、ネットワー
クを介してPC検査装置に接続されたパソコンに適用し
た例であるが、通信手段を有する検査対象機器であれば
どのような装置や検査工程にも適用可能である。また、
LEDによる表示、ブザーによる警告例は一例であり、
他の表示・報知例であってもよい。また、上記PC検査
装置を構成する各機能部、例えば通信部、記憶部等の種
類、数及び接続方法などは前述した実施の形態に限られ
ない。
【0089】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、検査者の負担を減らし、検査作業時間の短縮、検査
結果の誤判断を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のネットワークPC
検査装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態のネットワークPC検査装置のハ
ードディスクドライブ装置に格納されるデータ構造を示
す図である。
【図3】本実施の形態のネットワークPC検査装置の検
査処理を示すフローチャートである。
【図4】本実施の形態のネットワークPC検査装置によ
るPC検査方法を示すブロック図である。
【図5】図4の具体例1の動作を示すフローチャートで
ある。
【図6】本実施の形態のネットワークPC検査装置によ
るPC検査方法を示すブロック図である。
【図7】図6の具体例2の動作を示すフローチャートで
ある。
【図8】本実施の形態のネットワークPC検査装置によ
るPC検査方法を示すブロック図である。
【図9】図8の具体例3の動作を示すフローチャートで
ある。
【図10】本実施の形態のネットワークPC検査装置に
よるPC検査方法を示すブロック図である。
【図11】図10の具体例4の動作を示すフローチャー
トである。
【図12】本発明の第2の実施の形態のPC検査装置の
構成を示すブロック図である。
【図13】本実施の形態のPC検査装置の情報機器装置
の構成を示すブロック図である。
【図14】本実施の形態のPC検査装置の制御部の動作
を示すフローチャートである。
【図15】本実施の形態のPC検査装置の「検査エラ
ー」を意味する出力があった場合の制御内容を示すフロ
ーチャートである。
【図16】本実施の形態のPC検査装置の「検査終了」
を意味する出力があった場合の制御内容の制御内容を示
すフローチャートである。
【図17】本実施の形態のPC検査装置の「検査の1工
程(ステップ)の終了」を意味する出力があった場合の
制御内容の制御内容を示すフローチャートである。
【図18】本実施の形態のPC検査装置の検知手段51
〜5nのいずれかより、検査対象機器の接続を切断を意
味する出力があった場合の制御内容の制御内容を示すフ
ローチャートである。
【図19】本実施の形態のPC検査装置の検知手段51
〜5nのいずれかより、検査対象機器の接続を意味する
出力があった場合の制御内容を示すフローチャートであ
る。
【図20】本実施の形態のPC検査装置の「検査の1工
程(ステップ)の終了」を意味する出力があった場合の
制御内容の制御内容を示すフローチャートである。
【図21】本実施の形態のPC検査装置の情報機器装置
の検査システム制御部の制御内容を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1,100 パソコン(PC1〜PCn)(検査対象機
器) 10 ネットワークPC検査装置 11,31 制御部(制御手段) 12,32,122 入力部(指示手段) 13 ハードディスクドライブ装置(HDD)(検査結
果格納手段) 14 タッチパネル入出力部 15 LANインターフェース(接続手段) 16 LEDボタン(検知手段,表示手段) 17 拡声用スピーカ 18 外部表示出力部 19 PS/2ポート 20 Ethernetケーブル(接続手段) 21 ネットワークPC検査装置起動用OS 22 パソコン起動用OS 23 ターミナルサービスプログラム 24 パソコン検査用テストプログラム 25 パソコン用電源断プログラム 26 検査結果格納領域 30 PC検査装置 33 音声出力部 34 定数・変数記憶部(検査結果格納手段) 41〜4n 通信手段(通信手段1〜n)(接続手段) 51〜5n 検知手段(検知手段1〜n) 61〜6n LED(LED1〜n)(表示手段) 70 通信インタフェース(接続手段) 100 情報機器装置(検査対象機器) 110 PCシステム制御部 115 検査システム制御部 121 表示部121 130 主電源ボタン 131 検査用電源SW凹部 135 主電源SW回路 136 稼動システム選択SW回路 140 通信インタフェース(通信手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信手段を有する検査対象機器に対し
    て、該検査対象機器上で複数の検査工程からなる検査プ
    ログラムを実行して検査を行う検査装置であって、 前記検査対象機器の通信手段と接続する接続手段と、 前記検査対象機器の通信手段と前記接続手段との接続を
    検知する検知手段と、 前記検査対象機器の通信手段と前記接続手段との接続が
    検知されると、前記検査プログラムを前記検査対象機器
    上で実行させる制御手段と、 前記検査プログラムの実行による検査結果を、前記接続
    手段を経由して取り込む検査結果格納手段とを備えるこ
    とを特徴とする検査装置。
  2. 【請求項2】 前記接続手段は、LANインタフェース
    であり、 前記検査対象機器は、 LANブートされ、検査装置に保管されている検査プロ
    グラムを実行することを特徴とする請求項1記載の検査
    装置。
  3. 【請求項3】 前記接続手段を経由して取り込んだ検査
    結果を表示する表示手段をさらに備えることを特徴とす
    る請求項1記載の検査装置。
  4. 【請求項4】 前記接続手段を経由して前記検査プログ
    ラムの検査工程の終了信号を受信する受信手段と、 前記検査工程の終了信号を受信すると、次検査工程のプ
    ログラム実行を指示する指示手段とをさらに備えること
    を特徴とする請求項1記載の検査装置。
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