JP2002261571A - 弾性表面波装置及びその製造方法 - Google Patents

弾性表面波装置及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】密着強度を向上させることができ、バンプやワ
イヤを接合した後の剥がれを極力防止することができ
る、信頼性の高い弾性表面波装置及びその製造方法を提
供することを目的とする。 【解決手段】 圧電基板1上に、弾性表面波を励振する
励振電極4と、励振電極4に接続され励振電極4より厚
い単層のパッド電極5とをそれぞれ配設するとともに、
励振電極4の上及びパッド電極5の外周部に保護膜2を
形成した弾性表面波装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話やセルラ
電話等の移動体用通信機器などに高周波素子として好適
に使用される弾性表面波装置及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来技術とその課題】従来の弾性表面波装置の構造例
を図4(a),(b)に示す。なお、簡単のため、図4
(a)においては保護膜2の図示を省略している。ま
た、図4(b)は図4(a)におけるA4−A4線断面
図である。
【0003】図4(a),(b)、に示すように、例え
ばタンタル酸リチウム単結晶から成る圧電基板1上に、
弾性表面波を励振する櫛歯状をなす励振電極4と、これ
に接続されたパッド電極3と、パッド電極3の上面の一
部を除く領域に形成した酸化物等から成る保護膜2とを
設けて弾性表面波装置が構成されている。
【0004】ところが、パッド電極3にワイヤやバンプ
を接合する場合、その接合時に大きな外力が加わること
があり、パッド電極3が圧電基板1から容易に剥離する
などの問題があった。すなわち、パッド電極3は励起電
極4と同時に同一膜厚に形成されるのが一般的であり、
例えば約200nm程度と非常に薄いので、バンプ等を
形成した後の外力で剥離が生じたり、ワイヤやバンプが
パッド電極3に接合しにくいという問題があった。
【0005】また、励起電極4やパッド電極は一般にA
l(アルミニウム)やAlを主成分とした合金の同一材
料形成されるが、ワイヤやバンプは一般にAu(金)が
使用される。このように、パッド電極3とワイヤやバン
プの材料が異なり、両者の材料のなじみが悪い(例えば
濡れ性が悪い)ことから、ワイヤやバンプとパッド電極
3との接合強度が弱かった。
【0006】また図4と同様に図示した図3(a)、
(b)(図3(b)は図3(a)におけるA3−A3線
断面図である)に示すように、図4に示す弾性表面波装
置と同様な構成においてパッド電極3を下部層3Aと上
部層3Bとから成る2層構造とし、パッド電極3の膜厚
を厚くしたものも知られている。
【0007】ところが、パッド電極3が積層構造である
ので、例えばパッド電極の1層目の下部層3Aが製造工
程中において大気にさらされたときに表面が酸化し、こ
れにより下部層3Aと2層目の上部層3Bとの接合強度
が低下し、両者の界面で密着強度が低下するという問題
があった。特に、2層目の上部層3BにAlまたはAl
を主成分にした材料を選択した場合、AlまたはAlを
主成分にした材料とAuバンプとの接合強度が弱くな
る。
【0008】一方、上部層3BにAuまたはAuを主成
分にした材料を選択すると、パッド電極3と励起電極2
との接合強度が弱くなる。
【0009】このような弾性表面波装置を製造する場
合、(1)圧電基板1の表面を洗浄処理する工程と、
(2)フォトリソグラフィにより所望形状にフォトレジ
ストを形成する工程と、(3)励振電極4及びパッド電
極3の下部層3Aの領域をエッチングにより除去する工
程と、(4)励振電極4及びパッド電極3の上に保護膜
2を成膜する工程と、(5)フォトリソグラフィにより
所望形状にフォトレジストを形成する工程と、(6)保
護膜2の電極パッド3B領域をエッチングにより除去す
る工程と、(7)パッド電極3の上部層3Bを成膜する
工程と、(8)リフトオフによりパッド電極3の上部層
3Bを形成する工程とから成る。
【0010】ここで、パッド電極3の下部層3Bの剥離
を低減するためには、圧電基板1と下部層3Bの密着強
度を向上させることも考えられる。そのためには、前記
工程(1)の圧電基板1表面をUV照射、O2プラズマ
処理、酸溶液により有機物等を除去して清浄化したり、
Ar、O2などの逆スパッタなどにより表面を活性化す
ることにより、密着強度を高めるなどの方法が知られて
いる。
【0011】しかし、前記工程(7)の前において、電
極パッド3Aが大気にさらされている1層目の下部層3
Aの表面が酸化され、バンプとの接合や2層目のパッド
電極との接合が弱くなるという問題があった。
【0012】そこで本発明は、前記従来の問題を解消
し、密着強度を向上させることができ、バンプやワイヤ
を接合した後の剥がれを極力防止することができる、信
頼性の高い弾性表面波装置及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の弾性表面波装置は、圧電基板上に、弾性表
面波を励振する励振電極と、該励振電極に接続され該励
振電極より厚い単層のパッド電極とをそれぞれ配設する
とともに、励振電極の上及びパッド電極の外周部に保護
膜を形成したことを特徴とする。ここで特に、励振電極
とパッド電極とが互いに異なる導電材料から成ることと
する。
【0014】また、本発明の弾性表面波装置の製造方法
は、圧電基板上に、弾性表面波を励振する励振電極を形
成する工程と、励振電極を含む領域上に保護膜を積層す
る工程と、保護膜上のパッド電極形成領域を除く所定領
域にフォトレジスト膜を積層する工程と、保護膜のパッ
ド電極形成領域を除去して圧電基板の一部及び励振電極
の一部を露出させる工程と、露出させた圧電基板の表面
の付着物を除去して表面清浄化処理を行う工程と、フォ
トレジスト膜の上、露出させた圧電基板の上、及び露出
させた励振電極の上に、パッド電極材料を積層する工程
と、フォトレジスト膜を除去してパッド電極を形成する
工程とを含むことを特徴とする。
【0015】特に、圧電基板の表面清浄化処理は、紫外
線照射、気相反応、またはエッチングにより行うことと
する。ここで気相反応は、例えば、酸素を用いたプラズ
マを利用したり、Ar(アルゴン)または酸素(O2
を用いた逆スパッタにて行うものとする。また、エッチ
ングは、例えばふっ酸、硝酸または燐酸等の酸性溶液に
より行うものとする。
【0016】本発明によれば、励振電極とパッド電極と
を互いにことなる材料とすることで、ボンディングワイ
ヤやバンプに適したパッド電極の材料を選択でき、ワイ
ヤやバンプの接合強度を高めることができる。また、励
振電極の膜厚と関係なくパッド電極を厚くすることによ
り、外力に対する強度を向上させ、剥離が発生しづらく
なる。また、パッド電極が単層なので酸化層の介在を防
止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る弾性表面波
装置及びその製造方法の実施形態について模式的に示し
た図面に基づき詳細に説明する。
【0018】本発明の弾性表面波装置の構造例を図1
(a),(b)に示す。なお、簡単のため、図1(a)
においては保護膜2の図示を省略している。また、図1
(b)は図1(a)におけるA1−A1線断面図であ
る。
【0019】図1に示すように、本発明の弾性表面波装
置は、例えばタンタル酸リチウム単結晶、四ほう酸リチ
ウム単結晶、ランガサイト型結晶構造を有する単結晶な
どから成る厚み0.35mm程度の圧電基板1上に、A
lやAlを主成分とした合金から成り、単層または複数
層の厚み150〜500nm程度の励振電極4を複数、
配設・接続し、さらに各励振電極4にはこれより厚く形
成された単層のパッド電極5を接続してラダー型回路構
成としている。そして、圧電基板1上にはパッド電極5
を除く領域に(パッド電極5の外周部に)、酸化珪素ま
たは窒化珪素等の保護膜2を厚み10〜100nm程度
に形成している。
【0020】ここで、各励振電極4は1対の櫛歯状電極
を互いに噛み合うように構成されており、その弾性表面
波の伝搬方向に位置する両端部に反射器電極を配設した
例を示しているが、反射器電極は形成させない場合もあ
る。なお、説明の都合上、励振電極4は各櫛歯状電極に
接続された配線をも含めて励振電極というものとする。
【0021】ここで、パッド電極5を構成する材料を励
振電極4に一般に使用されるAlやAlを主体とする合
金と異なる導電材料(特に金属材料)、すなわち、Au
や半田を用いるバンプやボンディングワイヤと同様な材
料を選択することにより、両者の材料がよくなじむので
バンプやボンディングワイヤとの接合強度を大きくする
ことができる。
【0022】弾性表面波装置の励振電極の膜厚は、例え
ば1.9GHz帯に用いる弾性表面波フィルタなどでは
およそ200nmである。しかし、この厚さではバンプ
を形成する際の強度が十分でなく剥がれが生じたり、バ
ンプが接合できなかったりする。そこで、このように、
パッド電極5を励振電極4より厚く最適膜厚とすること
で、バンプの接合を容易にさせることができる。
【0023】また、一般に弾性表面波フィルタの励振電
極はAlかAlを主成分とした合金であるが、今後他の
Cu,Agでも作製される可能性がある。その場合も本
発明の構造ではパッド電極のほとんどが圧電基板上に成
膜されるため、種類の異なる膜同士の密着強度が弱いと
いう問題を考える必要がないので、常に所望の電極パッ
ド材料を適宜に選択できる。
【0024】本発明の弾性表面波装置の製造方法につい
て、図2(a)〜(g)の工程図に基づき詳細に説明す
る。
【0025】まず、図2(a)に示すように、圧電基板
1上に励振電極材料を蒸着法やスパッタ法等の薄膜形成
法により所定膜厚に形成する。
【0026】次に、図2(b)に示すように、フォトリ
ソグラフィ法とRIE法等により、所定パターン形状を
有する励振電極4を形成した後に、励振電極4を含む領
域上、すなわち、圧電基板1上及び励振電極4上にCV
D法等の薄膜形成法により、保護膜12を圧電基板1上
のほぼ全面に積層する。
【0027】次に、図2(c)に示すように、保護膜1
2上のパッド電極形成領域12aを除く所定領域にフォ
トレジスト膜6を積層する。
【0028】次に、図2(d)に示すように、フォトリ
ソグラフィ法とRIE法等を用い、図2(c)における
保護膜12のパッド電極形成領域12aを除去して、圧
電基板1の一部(面1a)及び励振電極4の一部(配線
端部4a)を露出させ、所定パターン形状の保護膜2を
形成する。
【0029】次に、図2(e)に示すように、露出させ
た圧電基板1の表面に付着したレジスト等の付着物を除
去して表面清浄化処理を行う。ここで、この表面清浄化
処理は、紫外線照射、気相反応、またはエッチングによ
り行う。
【0030】次に、図2(f)に示すように、フォトレ
ジスト膜6の上、露出させた圧電基板1の面1a、及び
露出させた励振電極4の配線端部4aの上に、スパッタ
法や蒸着法等の薄膜形成法を用いて、圧電基板1上のほ
ぼ全面にパッド電極材料15を積層する。
【0031】そして、図2(g)に示すように、フォト
レジスト膜6をリフトオフ法により除去して、所定形状
のパッド電極5を形成することによって弾性表面波装置
を製造する。
【0032】ここで、パッド電極5を成膜する前に、そ
の成膜させる圧電基板1の表面を清浄にするので、パッ
ド電極5と圧電基板1との密着強度が増し、その後にバ
ンプやボンディングワイヤを接合させる際の剥離などを
極力防止することができる。
【0033】また、同様に前記表面浄化処理をUV照
射、または気相反応(O2によるプラズマ処理、または
ArやO2の逆スパッタ粒子による反応を用いたり、薄
いふっ酸、硝酸、または燐酸等の酸溶液により圧電基板
1の表面をエッチングして清浄化することによっても同
様な効果が得られる。
【0034】
【実施例】次に本発明をより具体化した実施例について
説明する。
【0035】タンタル酸リチウム単結晶からなる厚み
0.35mmの圧電基板の上に、DCスパッタ装置を用
いてAl−Cu(1wt%)の合金を厚み200nm程
度に成膜した(なお、1.9GHz帯SAWフィルタの
場合200nmが好適である)。
【0036】次に、スピンコーターを用いてフォトレジ
スト膜をコーティングし、縮小投影露光機(ステッパ
ー)により露光を行った。
【0037】励振電極のパターンはラダー型の1.9G
Hz帯用に適した回路構成とした。
【0038】露光後、現像とRIEを行い所望形状の励
振電極パターンを形成した。
【0039】その後、SiO2から成る保護膜をCVD
装置で300℃にて成膜した。なお、この保護膜の材料
としてはSiO2が好適である。なぜなら、SiO2は熱
膨張係数が小さいため基板の伸縮がおさえられ、SAW
フィルタの温度特性が改善されるからである。また、こ
の保護膜の好適な膜厚は15nm〜100nmである。
その理由は、15nmより薄いと保護膜の絶縁効果がな
くなり、100nmより厚いとフィルタの電気特性であ
る挿入損失が5dB以上となり特性が劣化するからであ
る。
【0040】その後、再度フォトリソグラフィを行い、
パッド電極の形状にフォトレジストを現像し除去した。
【0041】次に、O2とCF4ガスにてSiO2にドラ
イエッチングを施した。
【0042】このとき、パッド電極形状にタンタル酸リ
チウム単結晶基板の一部表面と励振電極の一部を露出さ
せた。
【0043】次に、UV照射を10分行い、基板表面の
レジストなどの有機物を除去して清浄化した後、蒸着法
によりAuを800nmの厚みに成膜した。ここで、パ
ッド電極の材料は後に付けるバンプの材料と同じものが
好適であり、バンプやワイヤの材料をAuとする場合、
Auを選択して形成した。また、その厚みは800nm
以上であることが好ましい。これは、厚いほど薄膜は破
れにくくなるので、バンプやワイヤの形成後の引っ張り
に対し耐性が高くなるためである。90℃の剥離液の中
でフォトレジスト膜及びその上に成膜したAu膜を剥離
し、パッド電極を形成した。
【0044】次に、これらパッド電極上にAuバンプを
形成した。この接合状態は良好であった。
【0045】かくして、本実施例によれば、ダイシェア
強度を測定した結果、従来構造では0.5N以下であっ
たのに対して、1.0N以上の非常に高い値が得られ
た。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の弾性表面
波装置及びその製造方法によれば、従来技術に比べ、パ
ッド電極の膜厚を任意に厚くするので剥がれに強い、信
頼性の高い優れた弾性表面波装置を提供できる。また、
パッド電極部分が単層で積層構造ではないため、従来の
ように積層界面からの剥離のない、信頼性に優れた弾性
表面波装置を提供できる。
【0047】また、パッド電極の構成材料をバンプやボ
ンディングワイヤとの接合に適した材料にすることによ
り、バンプやワイヤの接合を確実にかつ堅固にすること
ができ、剥がれにくい信頼性の高い優れた弾性表面波装
置を提供できる。
【0048】また、パッド電極の剥がれに対する強度や
バンプやボンディングワイヤの接着強度が十分な場合
は、パッド電極を薄くすることができ、成膜時間や成膜
材料の節約が図れる優れた弾性表面波装置を提供でき
る。
【0049】また、従来、励振電極と異なる材料のパッ
ド電極を用いる場合は中間層を設ける必要があったが、
本発明ではそのような考慮は全く不要であり、圧電基板
上に直接単層のパッド電極を設けるので、任意の材料を
選択しても圧電基板及びバンプやワイヤに対する密着強
度が大きくすることができ、信頼性の高い優れた弾性表
面波装置を提供できる。
【0050】さらに、圧電基板の表面浄化処理により、
圧電基板とパッド電極の密着強度を向上させることがで
き、バンプやワイヤを接合した後の剥がれを極力防止す
ることができる、信頼性の高い弾性表面波装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弾性表面波装置の実施形態を模式
的に説明する図であり、(a)は平面図、(b)は
(a)のA1−A1線断面図である。
【図2】(a)〜(g)は、それぞれ本発明に係る弾性
表面波装置の製造工程を模式的に説明する断面図であ
る。
【図3】従来の弾性表面波装置を模式的に説明する図で
あり、(a)は平面図、(b)は(a)のA3−A3線
断面図である。
【図4】従来の他の弾性表面波装置を模式的に説明する
図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA4−A
4線断面図である。
【符号の説明】
1:圧電基板 2、12:保護膜 3:パッド電極 4:励振電極 5:パッド電極

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電基板上に、弾性表面波を励振する励
    振電極と、該励振電極に接続され該励振電極より厚い単
    層のパッド電極とをそれぞれ配設するとともに、前記励
    振電極の上及び前記パッド電極の外周部に保護膜を形成
    したことを特徴とする弾性表面波装置。
  2. 【請求項2】 圧電基板上に、弾性表面波を励振する励
    振電極と、該励振電極に接続され該励振電極と異なる材
    料から成る単層のパッド電極とをそれぞれ配設するとと
    もに、前記励振電極の上及び前記パッド電極の外周部に
    保護膜を形成したことを特徴とする弾性表面波装置。
  3. 【請求項3】 圧電基板上に、弾性表面波を励振する励
    振電極を形成する工程と、前記励振電極を含む領域上に
    保護膜を積層する工程と、前記保護膜上のパッド電極形
    成領域を除く所定領域にフォトレジスト膜を積層する工
    程と、前記保護膜の前記パッド電極形成領域を除去して
    前記圧電基板の一部及び前記励振電極の一部を露出させ
    る工程と、前記露出させた圧電基板の表面清浄化処理を
    行う工程と、前記フォトレジスト膜の上、前記露出させ
    た圧電基板の上、及び前記露出させた励振電極の上に、
    パッド電極材料を積層する工程と、前記フォトレジスト
    膜を除去してパッド電極を形成する工程とを、含むこと
    を特徴とする請求項1乃至2に記載の弾性表面波装置の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 前記圧電基板の表面清浄化処理は、紫外
    線照射、気相反応、またはエッチングにより行うことを
    特徴とする請求項3に記載の弾性表面波装置の製造方
    法。
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