JP2002242746A - 車両停止の判定装置と判定方法 - Google Patents

車両停止の判定装置と判定方法

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JP2002242746A JP2001035865A JP2001035865A JP2002242746A JP 2002242746 A JP2002242746 A JP 2002242746A JP 2001035865 A JP2001035865 A JP 2001035865A JP 2001035865 A JP2001035865 A JP 2001035865A JP 2002242746 A JP2002242746 A JP 2002242746A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のような車両が停止した状態を正確に
検出すること。 【解決手段】 パルサーと電磁式ピックアップを使用す
る通常の車速検出手段によっては、およそ5km/h以
下の低車速は検出することができないので、車速が5k
m/hまで降下した時に車両が停止したと判定する他は
ない。アイドルストップエンジンの制御等においては正
確に車両停止を判定する必要があるので、本発明におい
ては、ブレーキストロークセンサのような制動力検出手
段の検出値が所定値以上であって、更に加速度センサの
ような前後方向加速度検出手段の検出値の絶対値が所定
値以下である時に、初めて車両が停止したと判定する。
これらの所定値の少なくとも一方は、走行路面が傾斜し
ている時は傾斜角度の大きさに応じて変更されるし、ト
ルクコンバーターを有する自動変速機を搭載している車
両においては、クリープトルクの大きさを考慮して設定
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のような車
両が停止したことを自動的に且つ正確に検出するための
車両停止の判定装置と判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関(エンジン)を搭載している4
輪車乃至2輪車等の自動車(車両)には走行車速を検出
して計器盤に表示したり、制御装置へ車速信号を出力す
る車速の検出手段が設けられている。通常の車両におけ
る車速の検出手段においては、車輪の駆動軸等に取り付
けられて車速に比例した回転速度で回転するパルサーと
も呼ばれるローターの外周に歯車状の凹凸を形成し、そ
のローターの外周の一部に対向するように車体に固定さ
れている電磁式等のピックアップによって、その前を通
過するローターの凹凸に応じた波形の電圧パルスを発生
させて、その電圧パルスを車速信号としてワイヤハーネ
スを通じて車両の制御装置のコンピュータへ入力してい
る。コンピュータ内では電圧パルスの時間間隔を計測し
たり、一定の時間内のパルス数をカウントすることによ
り車速を算出して、それを車速の検出値としている(こ
れを「通常の車速検出手段」と呼ぶことにする。)。通
常の車速検出手段はローターやピックアップ等が安価で
あることもあって、一般の車両において広く使用されて
いる。
【0003】しかしながら、通常の車速検出手段を使用
して車速を計測すると、車速がきわめて低い領域(例え
ば5km/h以下の低車速域)ではローターの回転速度
も低下するためにパルスの入力時間間隔が長くなる。車
速検出装置のコンピュータは1個のパルスが入力されて
から所定時間内に次のパルスが入力されない時は車速が
0と判定するので、車両が車速5km/h以下の低速で
走行している場合は、通常の車速検出手段では車速が0
と判定される。従って、通常の車速検出手段は低車速域
における車速の検出精度が低い。そのために、制御装置
等に設けられたコンピュータが、通常の車速検出手段が
出力する車速信号によって車両が停止しているか否かを
判定する場合には、誤判定が出る可能性が高くなるの
で、車両停止の判定精度も低くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、車速の
検出値はドライバーのために計器盤に表示されるだけで
なく、制御装置における自動変速機の変速制御や、アン
チロックブレーキの制御量決定のための中心的な入力デ
ータとしても利用される。これらの制御は主として車両
の走行中に行われるものであるから、車速0付近の低車
速域の検出精度が低くても特に大きな悪影響を受けるこ
とはなく、通常の車速検出手段を使用しても制御上の問
題を生じることは殆どない。
【0005】しかしながら、将来普及すると思われるア
イドルストップ車両においては、例えば特公昭62−3
1175号公報、或いは特公平4−25421号公報に
記載されているように、所定の条件が成立した時にドラ
イバーのキー操作によらないでエンジンを自動的に停止
させるとか、エンジンを自動的に始動させる必要がある
ので、エンジン停止或いは再始動が行われる際に車両が
停止しているか否かを正確に判定しなければならない。
また、他の車両との車間距離を自動的に一定に保って追
従するための所謂「オートクルーズ制御」においても、
車両が停止した時に、時間的な遅れ或いは進みなしに車
両停止を判定する必要がある。
【0006】従って、本発明は、従来技術における前述
のような問題に対処すると共に、近い将来において生じ
ることが明らかな前述の要求に応えるために、低車速の
状態とは明確に区別して車速0の状態を検出することが
できる、高精度な車両停止の判定装置と判定方法を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項
に記載された車両停止の判定装置と判定方法を提供す
る。
【0008】本発明による車両停止の判定装置と判定方
法は、先に従来技術として述べた通常の車速検出手段と
は異なり、車両に所定値以上の制動力が作用している状
態において、車両に絶対値が所定値以上となる前後方向
の加速度が発生していなければ、車両が停止していると
判定するという、きわめて論理的な判定方法によるもの
である。制動力は、ドライバー(或いは車両の自動操縦
装置でもよい)が制動装置(ブレーキ)を作動させるこ
とによって発生して、車両に前後方向加速度の1つであ
る減速度を与えるものであり、例えば、ブレーキペダル
の踏み込み量によってその大きさを検出することができ
る。前後方向加速度の中でも制動力の作用による減速度
は車両の走行中に限って発生するものであって、車両が
完全に停止していて車速が0であれば減速度は発生しな
い。
【0009】そこで、請求項1に記載された判定装置と
請求項7に記載された判定方法においては、制動力の検
出手段と前後方向加速度の検出手段とを備えている車両
において、制動力の検出値が所定値以上であるという前
提条件が満たされている状態において、更に、前後方向
加速度の検出値の絶対値が0に近い所定値以下であると
いう第2の条件が満たされた時に、車両が停止している
ものと判定する点に特徴がある。車両がたとえ低速であ
っても移動をしている時は、これら2つの条件が共に満
たされることはあり得ないから、この判定装置と判定方
法によって車両の停止を確実に判定することができる。
【0010】制動力は、多くの場合にドライバーがブレ
ーキペダルを踏み込むという動作をすることによって発
生するものであるから、ブレーキペダルの踏み込み量と
制動力の大きさとの間には略比例関係がある。従って、
請求項2に記載された判定装置においては、制動力の検
出手段を具体的にブレーキペダルの踏み込み量検出手段
に特定している。また、一般的に使用されているディス
クブレーキにおいては、ブレーキペダルの踏み込み等に
応じて発生するマスターシリンダの油圧によってブレー
キパッドが移動して、ブレーキディスクに摩擦力を与え
ることによって制動力を発生させるので、請求項3に記
載された判定装置においては、制動力の検出手段が具体
的にマスターシリンダの油圧の検出手段であり、それに
よって検出されるマスターシリンダの油圧が所定値以上
であることを停止判定のための一方の条件としている。
【0011】また、坂道を走行している時のように車両
の走行路が前後方向に傾斜している場合には、制動力の
検出手段の検出値に対する比較対象となる所定値、及び
前後方向加速度の検出手段の検出値に対する比較対象と
なる所定値はいずれも変更する必要がある。前者の理由
は、車両を停止させるために必要となる制動力の大きさ
が走行路面の傾斜の程度によって変化するためで、走行
路面が上り坂である場合、及び下り坂である場合のいず
れでも、車両を停止状態に維持するために必要な制動力
は、走行路面の傾斜角度の絶対値が大きい時ほど大きい
値になる。
【0012】また、後者の理由は、平坦路においては重
力の加速度が車両に前後方向の加速度を発生させること
はないが、走行路面が前後方向に傾斜している時は、停
車中であっても重力の加速度の傾斜方向の成分が前後方
向加速度として車両に作用するためである。従って、車
両の走行路面が傾斜している場合には、前後方向加速度
検出手段の検出値に対する比較対象としての所定値を0
とすることは適当ではない。このような理由から、請求
項4に記載された判定装置と請求項8に記載された判定
方法においては、走行路面の傾斜角度に応じて、制動力
及び前後方向加速度の検出値の比較対象とする所定値の
少なくとも一方を変更・補正して、それによって生じる
誤差を小さくする点に特徴がある。
【0013】このように、本発明の判定装置又は判定方
法においては、走行路面が前後方向に傾斜している場合
に、検出値と比較するための所定値を変更することがあ
るが、傾斜角度が実質的に零である平坦路においては、
これらの所定値を零、或いは実質的に零に近いきわめて
小さい値に設定してもよい。
【0014】更に、車両がトルクコンバーターを有する
自動変速機を備えている場合には、自動変速機が通常走
行時のようにドライブレンジにセットされると、エンジ
ンと駆動輪がトルクコンバーターと自動変速機等を介し
て常時連結された状態になるため、トルクコンバーター
において発生するクリープトルクが、車両が停止してい
る時でも車両を移動させようとする。従って、トルクコ
ンバーターを有する自動変速機を搭載している車両にお
いては、車両停止の状態を維持するためにクリープトル
クを制動力によって抑える必要があることから、前述の
ように走行路面が傾斜している場合と同様に、制動力に
関する所定値を大きく設定することが望ましい。この理
由から、請求項5に記載された判定装置と請求項9に記
載された判定方法においては、制動力検出手段の検出値
に対する所定値を、トルクコンバーターを有する自動変
速機のクリープトルクの大きさに応じて設定して誤差を
少なくする。
【0015】請求項6に記載された判定装置と請求項1
0に記載された判定方法は、本発明をアイドルストップ
制御を行う内燃機関を搭載している車両に適用した場合
である。この場合、機関の運転中に所定の条件が成立し
た時は、ドライバーのキー操作によらないで機関を制御
している制御装置が機関を自動的に停止させたり、停止
中に所定の条件が成立した時は、やはりドライバーのキ
ー操作によらないで自動的に機関を再始動させるが、こ
のようなアイドルストップ制御を実行する際に、車両が
停止しているか否かを検知する必要が生じる。その時に
機関の制御装置は車両停止判定手段の判定結果を示す信
号を受け入れて車両が停止したか否かを正確に検知する
ことができるので、アイドルストップ制御が適切に行わ
れる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明による車両停止の判定装置
又は判定方法を実施するためのシステム構成を図1に例
示する。1は車両停止判定手段であって、その実体はマ
イクロプロセッサを中核とする所謂電子式制御装置(E
CU)である。車両停止判定手段1は、通常のECUと
同様に、中核となるマイクロプロセッサの他に、ROM
及びRAMのようなメモリ類、入力及び出力ポート、ク
ロックパルス発生部、及びバスライン等から構成されて
いる。
【0017】車両停止判定手段1には、それぞれ後に詳
細に説明するが、少なくとも、制動力検出手段2が検出
する制動力信号と、車両の前後方向に作用する加速度を
検出する前後方向加速度検出手段3が検出した前後方向
加速度信号と、走行路面の前後方向の傾斜角度を検出す
る路面傾斜角度検出手段4が検出した傾斜角度信号等が
入力される。車両停止判定手段1は、入力された色々な
信号と、ROM等に内蔵されているマップデータ等に基
づいて演算を行った結果、車両が停止したものと判定し
た時には、例えば内燃機関の制御装置5や、図示しない
表示装置等に向かって車両停止判定信号を出力する。
【0018】制動力検出手段2は図示しない制動装置
(ブレーキ)の制動力の大きさを検出するものであっ
て、図2にその1つの具体例としてのブレーキストロー
クセンサ6を示す。図2において、7はブレーキペダル
であって、車両の車体に取り付けられたピン軸8の回り
に回転することができる。ドライバーがブレーキペダル
7を踏み込むと、その力がブレーキブースター9によっ
て増大した制動力となり、この制動力がマスターシリン
ダ10に加えられてブレーキ油圧を発生する。油圧はブ
レーキ配管11を介してホイールシリンダ12へ伝達さ
れ、それによって一対のブレーキパッド13がブレーキ
ディスク14に摩擦係合して、ブレーキディスク14が
取り付けられている図示しない車輪を制動する。
【0019】ブレーキペダル7の踏み込み量を検出する
ために、ブレーキペダル7の腕部であるブレーキアーム
15にはポテンショメーター(可変抵抗器)型のブレー
キストロークセンサ6が設けられている。ブレーキスト
ロークセンサ6は円弧状の抵抗体16を備えており、そ
の両端にバッテリー17から一定の電圧が印加されてい
る。抵抗体16上を摺動する可動電極18はブレーキア
ーム15に連結されて移動することができる。従って、
可動電極18と車体の間には、ブレーキペダル7の踏み
込み量に対応した大きさの電圧が出力される。この出力
電圧は制動力の大きさを示すものとして、前述の車両停
止判定手段1へ入力される。
【0020】制動力の大きさを検出する制動力検出手段
2の他の具体例として、油圧センサ19を使用すること
もできる。油圧センサ19は、図2に付加的に示したよ
うにマスターシリンダ10の先端面や、ブレーキ配管1
1の途中に設けられた枝管等に取り付けることができ
る。油圧センサ19の詳細な構造は図示していないが、
マスターシリンダ10が発生するブレーキ油圧を受け入
れて、その大きさを電圧或いは電流等の電気的信号に変
換する半導体素子や圧電素子等を含んでいる。従って、
油圧センサ19の出力する電気信号は、ブレーキペダル
7に加えられた制動力の大きさを示す信号として、ブレ
ーキストロークセンサ6の出力信号の代わりに車両停止
判定手段1へ入力することができる。
【0021】図3は前後方向加速度検出手段3の具体例
としての加速度センサ20を示したものである。加速度
センサ20は、半導体を形成することができるシリコン
等の材料から製作された全体として長方形の板状のもの
であるが、4個の開口が設けられていることによって、
外周のフレーム部21と、中心のウエイト部22と、そ
れらの間を接続するように均等に配置された4個の薄肉
のビーム部23から構成されている。それぞれのビーム
部23の上面(又は下面)には、フレーム部21側とな
る外端部、又はウエイト部22側となる内端部の一部を
加工することによって半導体抵抗が形成されている。形
成された半導体抵抗とその位置は、図3の中にR−又は
R+として示されている。もっとも、加速度センサ20
全体をシリコン等の半導体形成材料によって製作する必
要はなく、フレーム部21やウエイト部22等の大半を
銅のような通常の金属によって製作すると共に、ビーム
部23の中で半導体抵抗を形成する部分のみをシリコン
等によって製作するとか、加速度センサ20全体を通常
の金属で製作して、半導体抵抗R−或いはR+を形成す
る位置に歪みゲージを貼り付けてもよい。
【0022】2個づつ合計4個の半導体抵抗(或いは歪
みゲージ)R−及びR+は、図4に示すようにブリッジ
状に接続され、1つの対角線上の一対の端子の間に定電
流源24が接続されると共に、他の対角線上の一対の端
子の間から出力電圧信号25が取り出される。出力電圧
信号25の変化は小さいので、アンプによって信号を増
幅してから車両停止判定手段1へ入力する。この形式の
加速度センサ20は、その厚さの方向が車両の前後方向
と一致するように、フレーム部21を車体に取り付け
る。前後方向加速度が加速度センサ20に作用した時、
車体と一体になって移動するフレーム部21と、慣性に
よって原位置に留まろうとするウエイト部22との間に
前後方向の相対変位が生じるので、4個のビーム部23
は誇張して言えばS字形に弾性変形する。その結果、各
ビーム部23の上面(又は下面)においてフレーム部2
1側の外端部とウエイト部22側の内端部は、一方が伸
びる時に他方が縮むようになる。従って、それらの位置
に設けられた半導体抵抗或いは歪みゲージの抵抗値が増
減するので、ブリッジの出力電圧信号25の大きさの変
化は、フレーム部21とウエイト部22との間の相対的
変位(位置ずれ)を示すと共に、その原因となった前後
方向加速度の大きさを示すことになる。
【0023】本発明においては、図3に示すような加速
度センサ20のみならず、その他の形式の加速度センサ
を使用することもできる。例えば、車両の車体に取り付
けられたハウジング内においてバネの腕を有する振り子
を垂下させて、振り子の腕の上端を固定的にハウジング
に取り付けると共に、振り子の前後方向の変位の大きさ
を電気的、磁気的、或いは光学的等の常套手段によって
計測することにより、車両の前後方向加速度の大きさを
検出することができる。
【0024】路面傾斜角度検出手段4としては、公知の
傾斜角度センサを利用することができる。図示していな
いが傾斜角度センサの公知例としては、車両の車体に取
り付けられたハウジングの中に液体を充填し、電球状の
フロートを、その液体の中で自由な姿勢を取って浮遊す
ることができるように支持したものが知られている。こ
の傾斜角度センサにおいては、車両が走行路面の傾斜角
度に応じて傾斜して、ハウジングがそれと共に傾斜した
時でもフロートは常に直立しようとするので、傾斜した
ハウジングと直立しているフロートとの相対的な傾斜角
度が車体の傾斜角度を示すことになる。従って、フロー
トの下端に磁石を取り付けると共に、ハウジング側に磁
石に対向してホール素子を設けて、傾斜による磁束密度
の変化を測定することにより車体及び走行路面の傾斜角
度を検出することができる。
【0025】他の形式の傾斜角度センサとしては、ハウ
ジングの中に振り子を設けて、振り子が自由に回動する
ことができるようにその腕の上端をハウジングの天井に
枢着することにより、振り子を垂直方向に垂下させて支
持すると共に、振り子に対するハウジングの傾斜角度を
常套手段によって計測する振り子式のものを使用しても
よい。これらの傾斜角度センサからなる路面傾斜角度検
出手段4の出力信号もまた車両停止判定手段1に入力さ
れる。
【0026】図5は、車両停止判定手段1が本発明の車
両停止の判定方法を実行する場合の具体的な処理手順を
例示する基本的な判定プログラムのフローチャートであ
る。後述の他の判定プログラムも同様であるが、この判
定プログラムは、車両停止判定手段である電子式制御装
置(ECU)1によって、例えば、車両を駆動する内燃
機関が運転されている間は、絶えず繰り返して実行され
るようにする。図5に示す判定プログラムが所定のタイ
ミングにおいてスタートすると、まずステップ501に
おいて、通常の車速検出手段である図示しない車速セン
サの検出した車速が読み込まれると共に、それが5km
/h以下の低車速域であるか否かが判定される。NOの
時は同じ判定が繰り返して実行される。
【0027】ステップ501の判定がYES(所定の低
車速域にある)になると、ステップ502へ進んで、例
えばブレーキストロークセンサ6のような制動力検出手
段2の出力する制動力信号が読み込まれ、次のステップ
503において制動力が所定値以上であるか否かが判定
される。NOであればステップ502へ戻って同じ処理
を繰り返すが、判定がYESになるとステップ504へ
進んで、加速度センサ20のような前後方向加速度検出
手段3が出力する前後方向加速度信号が読み込まれ、次
のステップ505において前後方向加速度の絶対値が所
定値以下であるか否かが判定される。もしNOであれば
ステップ502へ戻って同じ処理を繰り返す。そして、
ステップ502の判定がYESになった時に初めてステ
ップ506へ進み、内燃機関の制御装置5等に対して車
両停止の判定信号を出力する。
【0028】図5に示す判定プログラムによれば、ステ
ップ503において制動力が所定値以上であることを確
認した上で、ステップ505において前後方向加速度の
絶対値が所定値以下であることを確認しており、これら
2つの条件が揃った時に初めて車両停止と判定している
ので、車両が5km/h以下の速度で移動している間に
車両停止判定信号を出力するようなことはない。従っ
て、車両停止判定信号の信頼性が高くなり、制御装置5
等は車両停止判定信号が入力された時に車両が停止した
ことを確実に検知することができる。
【0029】車両停止判定手段(ECU)1が図5に示
す判定プログラムを実行する場合には、車両の車速、ブ
レーキの踏み込み量、及び前後方向加速度は、図6のタ
イムチャートに示すように変化する。即ち、ドライバー
によってブレーキペダルが踏み込まれると共に車速(真
の車速)Rが低下し始め、前後方向加速度もマイナス側
の減速度として立ち上がる。図5に示す本発明の基本的
な車両停止の判定方法においては、車速が、通常の車速
検出手段によって検出し得る限界の5km/h以下の低
車速域に入ると共に、ブレーキの踏み込み量が所定値b
以上の値を維持している状態において、前後方向の減速
度が所定値−aまで減少した時(前後方向加速度の絶対
値が所定値aまで減少した時)に、車両停止判定手段1
はその状態を車両停止の状態と判定して、内燃機関の制
御装置5等に向かって車両停止判定信号Aを出力する。
図6ではaの大きさを誇張して描いているが実質的に0
に近い値であって、+aと−aの線はいずれも実質的に
0の基準線に重なる。
【0030】これに対して、従来から使用されている通
常の車速検出手段によって検出される車速は、図6の車
速のタイムチャートにおいて破線Cによって示したよう
な形で変化するが、通常の車速検出手段は5km/h以
下の低車速域の車速を検出することができないので、従
来は車速が5km/hまで低下した時点Bにおいて車両
停止と判定する他はなかった。このように、車両停止と
判定される時期が、本発明の判定装置又は判定方法によ
る場合はAであるのに対して従来はBであったから、従
来の車両停止判定時期は、本発明の判定装置又は判定方
法による車両停止時期、即ち、実質的に真の車両停止時
期に対してA−Bだけの時間的なずれがある。本発明に
よってこのずれが解消して車両停止判定が正確になるの
で、それに応じて作動する他の機器の作動も適切なもの
になる。
【0031】最近は一般的になったが、車両がトルクコ
ンバーターを有する自動変速機を備えている場合には、
車両の停止判定を正確なものにするために特別の判定方
法をとることが望ましい。トルクコンバーターを有する
自動変速機は、車両が停止している時でもDレンジであ
ればクリープトルクを車軸へ伝えるためである。そのた
め車両は停止中でもクリープトルクによって移動しよう
とするので、車両停止の状態を維持するためにはクリー
プトルクを十分に上回る大きさの制動トルクを制動力と
して加える必要がある。従って、図7に示すように、制
動力の大きさに対応するブレーキの踏み込み量に関する
判定のための所定値を、クリープトルクの大きさに応じ
てbよりも大きいb1 のように設定する。そして、車両
停止判定のための条件として、ブレーキの踏み込み量が
大きく設定された所定値b1 以上であることを前提とす
る。このような所定値b1 はトルクコンバーターを有す
る自動変速機を搭載している車両の車両停止判定手段
(ECU)1におけるROMに始めから設定される。
【0032】また、坂道を走行している時のように車両
の走行路が傾斜している場合には、制動力の検出手段2
(ブレーキストロークセンサ6)の検出値に対する比較
対象となる所定値b、及び前後方向加速度の検出手段3
(加速度センサ20)の検出値に対する比較対象となる
所定値aはいずれも変更する必要がある。その理由の1
つは、車両を停止させると共に、停止状態を維持するた
めに必要となる制動力の大きさが走行路面の傾斜の程度
によって変化するためで、走行路面が上り坂であるか下
り坂であるかに関係なく、車両を停止状態に維持するた
めに必要な制動力は、走行路面の傾斜角度の絶対値が大
きい時ほど大きい値になる。従って、車両の停止判定の
前提となる制動力或いはブレーキの踏み込み量に関する
所定値を大きく設定する必要がある。この関係を図8の
線図に示す。横軸の傾斜角度が正又は負の方向に増大す
るのに対応して、判定のために設定すべき制動力の所定
値が直線的に増加している。図8の線図の内容は、例え
ばマップとして車両停止判定手段1のROMに内蔵さ
れ、路面傾斜角度検出手段4によって検出された走行路
面の傾斜角度に応じて異なる所定値を読み出して判定に
使用する。
【0033】他の1つの理由は、走行路面が傾斜してい
る時は車両の車体が前後方向に傾斜するために、重力の
加速度が車両の前後方向の成分を持つことである。この
加速度成分が重力以外の原因によって発生する加速度、
即ち、制動による減速度や機関の駆動トルクによって発
生する前後方向加速度等に加わることになり、先に図5
や図6を参照して説明した基本的な判定方法における前
後方向加速度に関する所定値のように、0を基準とする
小さな値aとして設定することが適当でなくなる。走行
路面の傾斜角度に対応する重力の加速度の成分として車
両の前後方向に発生する加速度の大きさは、図9の線図
に示したように変化するから、この線図から読み取り得
る加速度の値を0に代わる基準値とすると共に、この基
準値に基づいて合計の前後方向加速度が所定値の範囲内
にあるときに判定条件成立とする。従って、小さな所定
値aの値は変化させなくてもよい。
【0034】このように、走行路面が傾斜している時
は、制動力に関する所定値と、前後方向加速度に関する
基準値を変更する必要があるので、車両がトルクコンバ
ーターを有する自動変速機を搭載している場合に、その
車両が傾斜した走行路面上にある時は、制動力(ブレー
キの踏み込み量)に関する所定値を、図8に示す線図の
ように変化させるだけでは不十分である。言うまでもな
く、走行路面の傾斜によって、車両を停止させるのに必
要な制動力が変化するだけでなく、トルクコンバーター
を有する自動変速機のクリープトルクによって車両が付
勢されるためで、それに対応した制動力が必要になるか
らである。図10の線図に示したように、この場合の制
動力に関する所定値は破線によって示した図8の線図の
零点が横軸(傾斜角度)の方向に移動した形になる。従
って、トルクコンバーターを有する自動変速機を搭載し
ている車両は、図8のようなマップの代わりに図10の
ようなマップを装備して、路面傾斜角度検出手段4の検
出値に応じて制動力に関する所定値を変更することが望
ましい。
【0035】前述のように、走行路面が傾斜している時
には、車両停止の判定に当たって特別の処理が必要にな
る。その処理を含む特別の判定方法の手順を図11のフ
ローチャートに示す。路面傾斜角度検出手段4が、走行
路面に所定値以上の傾斜角度があることを検知した時
に、車両停止判定手段1が図5に示すような判定プログ
ラムから図11に示すような特別の判定プログラムに切
り換えて、車両停止判定を実行することになる。
【0036】図11に示す判定プログラムの1つの特徴
は、前述の図5の基本的な判定プログラムの内容と比較
すれば明らかなように、ステップ1102において路面
傾斜角度検出手段4が検出する傾斜角度信号を読み込ん
で、ステップ1104において傾斜角度に応じて制動力
に関する所定値を変更する点にある。これは図8或いは
図10のようなマップデータを利用した演算になる。ス
テップ1105における判定に使用する所定値は変更後
の値である。他の1つの特徴は、ステップ1107にお
いて、走行路面の傾斜角度に応じて前後方向加速度に関
する所定値のための基準値を実質的に0以外の値に変更
することである。この処理のために図9に示すような内
容のマップが使用される。そして、ステップ1108に
おける判定では、前後方向加速度がこの基準値から所定
値aの範囲内にあるか否かが判定され、YESの時に初
めてステップ1109へ進んで、車両停止判定手段1が
車両停止判定信号を出力する。その他の処理は図5の場
合と同じである。
【0037】このように、本発明の判定装置又は判定方
法においては、走行路面が傾斜している場合には特別の
処理を行って、車両停止判定をより正確なものにする
が、図11に示す判定プログラムを実行する場合には、
車両の車速、ブレーキの踏み込み量、及び前後方向加速
度は、図12〜図15に示すタイムチャートのように変
化する。走行路面が傾斜している場合は、それが上り坂
であるか下り坂であるかによって前後方向加速度の扱い
を変える必要があるし、トルクコンバーターを有する自
動変速機を搭載しているか否かによっても扱いが異なっ
て来る。しかし、これらのタイムチャートの読み方は先
に図6及び図7に関して説明したものと同様である。
【0038】まず、図12は、通常の変速機を搭載して
いる車両が上り坂の走行路面にある場合を示すタイムチ
ャートである。図6と比較すれば明らかなように、ブレ
ーキの踏み込み量(制動力)に関する所定値が図6にお
けるbよりも大きいb2 のように設定されている。車両
の停止判定は、踏み込み量がb2 よりも大きいことが前
提条件となる。前後方向加速度の基準値s1 は、図9の
線図のような内容のマップによって算出されるが、上り
坂であるために0からずれて負の側へ偏っている。前後
方向加速度に関する所定値(図6に示すaに対応する
値)は新たな基準値s1 の上下に取ることになる。
【0039】図13のタイムチャートはトルクコンバー
ターを有する自動変速機を搭載している車両が、クリー
プ走行により登坂が可能な程度の緩やかな上り坂にある
状態の車両停止判定の状況を示している。比較対象は傾
斜角度θ=0の状況を示す図7である。図13の場合は
車両が緩やかな上り坂にあるので、トルクコンバーター
を有する自動変速機のクリープトルクによって車両の微
動(クリープ)が起こり難い状態にあり、ブレーキの踏
み込み量が比較的に小さくても車両を停止状態に維持す
ることができる。従って、この場合の所定値b3 は図7
に示す場合のb1 よりも小さくなる。なお、前後方向加
速度のための基準値s2 も図12に示した場合と同様に
零の位置から負の側へずれる。s2の値は実質的にs1
の値と同じである。
【0040】図12の場合とは反対に、図14は通常の
変速機を搭載している車両が下り坂にある場合の状況を
示すタイムチャートである。下り坂であっても、車両を
停止状態に維持するための制動力は上り坂の場合と同じ
であるから、ブレーキの踏み込み量(制動力)に関する
所定値b4 は図12に示した場合の所定値b2 と実質的
に同じように大きくとる必要がある。しかし、下り坂の
場合は車両に作用する重力の加速度の前後方向成分が車
両を前方へのみ動かそうとするので、前後方向加速度の
判定のための基準値s3 は図14から判るように零の位
置よりも正の側へ偏ることになる。
【0041】図13の場合とは反対に、図15はトルク
コンバーターを有する自動変速機を搭載している車両が
下り坂にある場合の状況を示すタイムチャートである。
下り坂なので車両に作用する重力の加速度の前後方向成
分が車両を前方へ動かそうとするだけでなく、トルクコ
ンバーターを有する自動変速機のクリープトルクによっ
ても車両が前方へ移動しようとするので、それらの力に
抗して車両を停止させるために大きな制動力が必要にな
る。従って、ブレーキの踏み込み量に関する所定値はb
5 として示したように大きな値になる。この値を越えて
いることが車両停止判定の前提となる。また、前後方向
加速度の判定のための基準値s4 も同様な理由で正の側
へ大きくずれている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するシステムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】制動力検出手段であるブレーキストロークセン
サを例示する断面図である。
【図3】前後方向加速度検出手段である加速度センサを
例示する斜視図である。
【図4】図3の加速度センサの電気的な接続を示す回路
図である。
【図5】本発明による基本的な判定方法の手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】基本的な判定方法が実行された場合の状況を示
すタイムチャートである。
【図7】トルクコンバーターによって発生するクリープ
トルクが作用する場合のタイムチャートである。
【図8】走行路面が傾斜している場合に制動力に関する
判定に使用される所定値を設定するためのマップの内容
を示す線図である。
【図9】走行路面が傾斜している場合に前後方向加速度
に関する判定に使用される所定値の基準値を設定するた
めのマップの内容を示す線図である。
【図10】走行路面が傾斜していると共にクリープトル
クが作用する場合に制動力に関する判定に使用される所
定値を設定するためのマップの内容を示す線図である。
【図11】走行路面が傾斜している場合に対応した本発
明の判定方法の手順を示すフローチャートである。
【図12】通常の変速機を搭載した車両が上り坂の走行
路面上にある場合の状況を示すタイムチャートである。
【図13】トルクコンバーターを有する自動変速機を搭
載した車両が上り坂の走行路面上にある場合の状況を示
すタイムチャートである。
【図14】通常の変速機を搭載した車両が下り坂の走行
路面上にある場合の状況を示すタイムチャートである。
【図15】トルクコンバーターを有する自動変速機を搭
載した車両が下り坂の走行路面上にある場合の状況を示
すタイムチャートである。
【符号の説明】
1…車両停止判定手段(電子式制御装置、ECU) 2…制動力検出手段 3…前後方向加速度検出手段 4…路面傾斜角度検出手段 5…内燃機関の制御装置 6…ブレーキストロークセンサ 7…ブレーキペダル 10…マスターシリンダ 15…ブレーキアーム 16…抵抗体 18…可動電極 19…ブレーキ油圧センサ 20…加速度センサ 21…フレーム部 22…ウエイト部 23…ビーム部 24…定電流源 25…出力電圧信号

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に設けられた制動装置の制動力の大
    きさを検出する制動力検出手段と、前記車両の前後方向
    の加速度の大きさを検出する前後方向加速度検出手段
    と、前記制動力検出手段の検出値が所定値以上であっ
    て、更に前記前後方向加速度検出手段の検出値の絶対値
    が所定値以下である時に、前記車両が停止していると判
    定する車両停止判定手段とを備えていることを特徴とす
    る車両停止の判定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記制動力検出手段
    が、ブレーキペダルの踏み込み量を検出する踏み込み量
    検出手段であることを特徴とする車両停止の判定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のいずれかにおいて、前
    記制動力検出手段が、前記制動装置を作動させるための
    油圧を発生するマスターシリンダの油圧の大きさを検出
    する油圧検出手段であることを特徴とする車両停止の判
    定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記車両が更に走行路面の前後方向の傾斜角度を検出す
    る傾斜角度検出手段をも備えている場合に、前記車両停
    止判定手段が、前記傾斜角度検出手段の検出値の大きさ
    に応じて、判定のための前記所定値の少なくとも一方を
    変更するように構成されていることを特徴とする車両停
    止の判定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記車両がトルクコンバーターを有する自動変速機を備
    えている場合に、それによって発生するクリープトルク
    の大きさに対応して、前記制動力検出手段の検出値に対
    する判定のための前記所定値を設定するように構成され
    ていることを特徴とする車両停止の判定装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記車両がアイドルストップ制御を行う内燃機関を搭載
    している場合に、前記内燃機関の制御装置がアイドルス
    トップ制御を実行する際に、前記車両停止判定手段の判
    定結果を示す信号を受け入れて、車両が停止したか否か
    を検知するように構成されていることを特徴とする車両
    停止の判定装置。
  7. 【請求項7】 車両に設けられた制動装置の制動力の大
    きさが所定値以上であって、更に前記車両の前後方向の
    加速度の大きさの絶対値が所定値以下である時に、前記
    車両が停止していると判定することを特徴とする車両停
    止の判定方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、更に前記車両が走行
    する路面の前後方向の傾斜角度を検出し、この傾斜角度
    の検出値の大きさに応じて、前記所定値のうちの少なく
    とも一方を変更することを特徴とする車両停止の判定方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8のいずれかにおいて、前
    記車両がトルクコンバーターを有する自動変速機を備え
    ている場合に、それによって発生するクリープトルクの
    大きさに対応して、前記制動装置の制動力の大きさに対
    する判定のための前記所定値を設定することを特徴とす
    る車両停止の判定方法。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし9のいずれかにおい
    て、前記車両がアイドルストップ制御を行う内燃機関を
    搭載している場合に、アイドルストップ制御を実行する
    か否かを、前記判定の結果に基づいて判断することを特
    徴とする車両停止の判定方法。
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