JP2002223481A - データ収集システム - Google Patents

データ収集システム

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JP2002223481A
JP2002223481A JP2001018027A JP2001018027A JP2002223481A JP 2002223481 A JP2002223481 A JP 2002223481A JP 2001018027 A JP2001018027 A JP 2001018027A JP 2001018027 A JP2001018027 A JP 2001018027A JP 2002223481 A JP2002223481 A JP 2002223481A
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building
floor
power
wireless
wireless communication
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Mitsuomi Ugajin
充臣 宇賀神
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Original Assignee
Azbil Corp
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  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電波を反射したり減衰したりする建築材で仕
切られた建物内の空間に無線通信機能を備えた子機を配
置し、これら空間に配置された子機から無線で出力され
る計測データを各空間をまたいで支障なく収集できるよ
うにする。 【解決手段】 ビル1のフロア1−1,1−2,1−3
の分電盤5−1,5−2,5−3内に無線電力量計6−
1,6−2,6−3を設ける。さらに、フロア1−1,
1−2,1−3に無線通信親機7−1,7−2,7−3
を設け、ハブ3−1,3−2,3−3を介してビル1内
に敷設されているLANケーブル2に接続する。ビルの
管理室に設けられたコンピュータ4をハブ3−0を介し
てLANケーブル2に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビルなどの建物
内において電力量などの計測データを収集するデータ収
集システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータなどの普
及により、インテリジェントビル等にはLAN(ローカ
ルエリアネットワーク)が構築されている。ビルの各階
には、ハブ(HUB)と呼ばれる集線装置が設けられ、
このハブにパーソナルコンピュータを接続することによ
り、ビル内に敷設されたLANケーブルを介して、各階
のパーソナルコンピュータ間で相互に通信を行うことが
できる。
【0003】一方、ビルの各階には分電盤が設けられて
おり、この分電盤を介して各階の設備や機器に電力が供
給されている。最近、省エネルギー対策を行うために、
各階毎の電力計測や各階での用途別(空調,照明など)
の電力計測などを行いたいという要請がある。例えば、
カレントトランスを使用した電力計を分電盤の1次側
(電力供給側)に設けてその階の全体の使用電力量を測
定したり、カレントトランスを使用した電力計を分電盤
の2次側(分岐側)に設けてその階の用途別の使用電力
量を測定したりしている。使用電力量のチェックは、ビ
ルの管理者が現場まで赴き、検針表に書き込むなどの方
法によって行う。ビルの管理者は、このようにして収集
した使用電力量をビルの管理室に設けられたコンピュー
タに入力し、表計算ソフトなどで集計し、トレンドグラ
フなどを画面上に表示させるなどして、電力量の使用状
態を解析する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな使用電力量の収集方法によると、ビルの管理者が現
場まで赴かなければならず、過大な労力を要する。最近
では、電力計として無線通信機能を備えたものがあり、
この無線通信機能を備えた電力計(子機)を使用すれ
ば、この電力計から無線で送られてくる各階における計
測電力量を唯一つの親機で受信し、ビルの管理室に設け
られたパーソナルコンピュータに送ることが可能なよう
に思える。
【0005】しかし、ビルは鉄筋や鉄骨など金属を建築
材に用いており、その金属が電波の反射面として作用
し、床面や天井面などで電波の反射が生じてしまう。ま
た、床面や天井面などのコンクリートにより、電波が減
衰してしまう。このため、上階あるいは下階にある親機
に電波が届かない場合が多く、また、上下階を結ぶ階段
を通って電波が親機に届いてもその伝送経路が長く、信
号レベルが微小となり、必要な伝送品質を確保すること
ができない場合が多い。
【0006】このような理由から、従来においては、無
線通信機能を備えた電力計を使用することができず、現
場まで赴いて一々使用電力量をチェックするということ
が行われており、ビルの管理者に大きな負担がかかって
いた。なお、電力計とビルの管理室のコンピュータとを
通信線で結ぶことも考えられるが、ビル内に新たに通信
線を敷設するために莫大な費用がかかる。また、上述に
おいては、収集する計測データを電力量として説明した
が、各階の温度データや湿度データなどを無線でビルの
管理室のコンピュータへ送りたいような場合も同様の問
題が生じる。また、上述においてはオフィスビルを対象
として説明したが、電波の侵入を防止する機能を備えた
クリーンルーム間などでも、同様の問題が生じる。
【0007】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、電波を反射
したり減衰したりする建築材で仕切られた建物内の空間
に無線通信機能を備えた子機を配置し、これら空間に配
置された子機から無線で出力される計測データを各空間
をまたいで支障なく収集することのできるデータ収集シ
ステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、建築材で仕切られた建物内の第1〜
第Nの空間に計測データを無線で出力する第1〜第Nの
子機を各個に設け、またこの第1〜第Nの空間に第1〜
第Nの子機から無線で送られてくる計測データを各個に
受信する第1〜第Nの親機を設け、これら第1〜第Nの
親機が受信した計測データを建物内に敷設された通信ケ
ーブルを介してデータ収集装置へ送るようにしたもので
ある。この発明によれば、例えば建物を多層階の建築物
とし、第1〜第Nの空間をこの建築物の各階の空間とし
た場合、各階毎に子機から親機へ無線で計測データが送
られ、この計測データが建物内に敷設された通信ケーブ
ル(例えば、LANケーブル)を介してデータ収集装置
へ送られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳
細に説明する。図1はこの発明の一実施の形態を示すデ
ータ収集システムの要部を示す構成図である。
【0010】同図において、1はビルであり、鉄筋や鉄
骨などの金属やコンクリートを建築材として建設されて
いる。この図では、紙面の関係上、m階からm+2階ま
での3フロアのオフィス空間を示している。
【0011】このビル1には、LAN(イーサネット
(登録商標))が構築されており、ビルの各階にはハブ
が設けられている。すなわち、ビル1内にLANケーブ
ル2が敷設され、m階のフロア1−1にハブ3−1が、
m+1階のフロア1−2にハブ3−2が、m+2階のフ
ロア1−3にハブ3−3が設けられ、ハブ3−1,3−
2,3−3を介して各フロア1−1,1−2,1−3内
のパーソナルコンピュータがLANケーブル2に接続さ
れている。
【0012】なお、本実施の形態では、フロア1−1に
ビルの管理室が設けられ、このビルの管理室のコンピュ
ータ4がハブ3−0を介してLANケーブル2に接続さ
れている。また、ビル1内に構築されたLANは、イン
ターネット100にも接続されている。ビル1内のLA
Nとインターネット100との間には、実際にはファイ
ヤウォールやルータなどが設けられているが、図1では
これらの構成は省略している。
【0013】一方、フロア1−1,1−2,1−3には
分電盤5−1,5−2,5−3が設けられており、この
分電盤5−1,5−2,5−3を介して各階のフロア1
−1,1−2,1−3内の設備や機器へ電力が供給され
るようになっている。分電盤5−3には、その前扉5−
3Aを開いて示すように、ケース本体5−3B側にノー
ヒューズブレーカ5−31(以下、このブレーカを主ブ
レーカと呼ぶ)が設けられており、この主ブレーカ5−
31の2次側の分岐回線L1,L2にノーヒューズブレ
ーカ5−32,5−33(以下、このブレーカを分岐ブ
レーカと呼ぶ)が設けられている。分電盤5−1,5−
2にも同様にして主ブレーカおよび分岐ブレーカが設け
られている。
【0014】なお、本実施の形態では、分岐回線L1が
フロア1−3における空調設備への一対の電力供給ライ
ンとされ、分岐回線L2がフロア1−3における他の設
備や機器への一対の電力供給ラインとされているものと
する。すなわち、分岐ブレーカ5−32が設けられた分
岐回線L1に負荷としてフロア1−3における空調設備
の機器群が接続され、分岐ブレーカ5−33が設けられ
た分岐回線L2にフロア1−3における他の設備の機器
群が接続されているものとする。
【0015】また、分電盤5−3には、無線電力量計
(子機)6−3が設けられている。この無線電力量計6
−3は無線電力量計本体WPとカレントトランスCTと
アンテナATとを有している。この実施の形態におい
て、カレントトランスCTは、分岐ブレーカ5−32の
負荷側への電力供給ラインの片方に着脱可能に取り付け
られており、この電力供給ラインに流れる電流を非接触
で検出する。カレントトランスCTは無線電力量計本体
WPのカレントトランス接続端子に接続されている。
【0016】また、アンテナATは、分電盤5−3の外
側に設置され、同軸ケーブルを介して分電盤5−3B内
の無線電力量計本体WPと接続されている。また、無線
電力量計本体WPには、分岐ブレーカ5−32の負荷側
への電力供給ライン間の電圧が電源電圧および測定電圧
として引き込まれている。分電盤5−1,5−2にも同
様にして無線電力量計6−1,6−2が設けられてい
る。
【0017】フロア1−1,1−2,1−3には、無線
電力量計6−1,6−2,6−3に対して、この無線電
力量計6−1,6−2,6−3からの計測データを受信
する無線通信親機(親機)7−1,7−2,7−3が設
けられている。無線通信親機7−1,7−2,7−3
は、フロア1−1,1−2,1−3内の壁に掛けられて
おり、近くのコンセントに電源プラグを差し込むことに
より、AC100Vの商用電源を得て動作する。
【0018】なお、アンテナATを分電盤5−3の内部
に設置すると、前扉5−3Aやケース本体5−3Bが金
属の場合、電波信号が遮蔽されてしまって無線通信親機
7−3との間で通信ができなくなる。このため、本実施
の形態では、アンテナATを分電盤5(5−1,5−
2,5−3)の外側に設置している。
【0019】また、無線通信親機7−1,7−2,7−
3は、フロア1−1,1−2,1−3内に設けられたハ
ブ3−1,3−2,3−3を介してLANケーブル2へ
接続されている。無線通信親機7−1,7−2,7−3
とハブ3−1,3−2,3−3とは、ワンタッチのコネ
クタによって容易に接続することが可能である。
【0020】図2に無線電力量計6(6−1,6−2,
6−3)の要部を示す。無線電力量計本体WPは、CP
U6A,電流測定回路6B,電圧測定回路6C,電源回
路6D,バックアップ電池6E,V−F変換回路6F,
切換回路6G,調整回路6H,パルス表示回路6I,電
圧低下検出回路6J,動作表示回路6K,送受信回路6
L,アドレス設定回路6Mおよび調整用パルス出力回路
6Nを備えている。
【0021】図3に無線通信親機7(7−1,7−2,
7−3)の要部を示す。無線通信親機7は、CPU7
A,ROM7B,RAM7C,通信制御回路7D,電源
回路7E,切換回路7F,バックアップ電池7G,電圧
低下検出回路7H,動作表示回路7I,送受信回路7J
およびアンテナANTを備えている。
【0022】〔無線電力量計からの計測データの出力〕
分電盤6−3において、無線電力量計6−3は、分岐ブ
レーカ5−32の負荷側への電力供給ライン間の電圧を
電源電圧として動作する。すなわち、分岐ブレーカ5−
32の負荷側への電力供給ライン間の電圧(交流電圧)
が無線電力量計本体WPの電源回路6Dへ与えられ、こ
の電源回路6Dにおいて直流電圧に変換された後、切換
回路6Gを介して無線電力量計本体WP内の各部へ供給
される。
【0023】なお、切換回路6Gは、CPU6Aによっ
てその切換モードが制御され、通常は電源回路6Dから
の直流電圧を出力する。電源回路6Dから切換回路6G
への直流電圧は電圧低下検出回路6Jによって監視され
ており、この直流電圧が予め定められたしきい値電圧よ
りも低くなると、CPU6Aからの指令によって切換回
路6Gのモードが切り換えられ、バックアップ電池6E
からの直流電圧が無線電力量計本体WP内の各部へ供給
されるようになる。
【0024】また、分岐ブレーカ5−32の負荷側への
電力供給ライン間の電圧は、電圧測定回路6Cへも与え
られる。電圧測定回路6Cは、この電圧を電力計測用の
測定電圧とし、V−F変換回路6Fへ送る。この場合、
無線電力量計本体WPへの電源電圧を電力計測用の電圧
として無線電力量計本体WPの内部で測定するので、別
途電圧測定用に配線を必要としない。
【0025】一方、カレントトランスCTは、分岐ブレ
ーカ5−32の負荷側への電力供給ラインに流れる電流
を非接触で検出し、無線電力量計本体WPの電流測定回
路6Bへ送る。電流測定回路6Bは、カレントトランス
CTからの検出電流に応じた電圧を生成し、V−F変換
回路6Fへ送る。
【0026】V−F変換回路6Fは、電圧測定回路6C
からの電圧を周波数変換し、また電流測定回路6Bから
の電圧を周波数変換し、分岐ブレーカ5−32の負荷側
へ供給される電力値に応じた周波数信号を生成し、すな
わちフロア1−3における空調設備へ供給される電力値
に応じた周波数信号を生成し、CPU6Aへ与える。C
PU6Aは、V−F変換回路6Fより与えられる周波数
信号を積算して電力量データ(計測データ)とし、この
電力量データを無線通信親機7−3からの要求に応じ、
送受信回路6Lを介してアンテナATより無線で出力す
る。
【0027】なお、無線電力量計本体WPにおいてパル
ス表示回路6Iは、V−F変換回路6Fでの周波数信号
の生成が正常に行われているか否かをLEDの点滅など
によって表示する。調整回路6Hは、カレントトランス
CTの誤差などによってばらつく測定電力量の微調整用
として、V−F変換回路6Fに対して設けられている。
また、動作表示回路6Kは、CPU6Aの動作確認用と
して設けられている。アドレス設定回路6Mには無線通
信親機7−3のアドレスや自己のアドレスが設定されて
いる。フロア1−1,1−2においても、フロア1−3
と同様にして、無線電力量計6−1,6−2から電力量
データ(計測データ)がアンテナATより無線で出力さ
れる。
【0028】〔無線通信親機からの計測データの送信要
求〕無線通信親機7−3は、コンセントに差し込まれた
プラグからの商用電源を入力とし、この商用電源を電源
電圧として動作する。すなわち、AC100Vの商用電
源が無線通信親機7−3の電源回路7Eへ与えられ、こ
の電源回路7Eにおいて直流電圧に変換された後、切換
回路7Fを介して無線通信親機7−3内の各部へ供給さ
れる。
【0029】なお、切換回路7Fは、CPU7Aによっ
てその切換モードが制御され、通常は電源回路7Eから
の直流電圧を出力する。電源回路7Eから切換回路7F
への直流電圧は電圧低下検出回路7Hによって監視され
ており、この直流電圧が予め定められたしきい値電圧よ
りも低くなると、CPU7Aからの指令によって切換回
路7Fのモードが切り換えられ、バックアップ電池7G
からの直流電圧が無線通信親機7−3内の各部へ供給さ
れるようになる。
【0030】CPU7Aは、RAM7Cにアクセスしな
がら、ROM7Bに格納されたプログラムに従って動作
する。この実施の形態において、CPU7Aは、所定時
間毎に、無線電力量計6−3へ電力量データ(計測デー
タ)の送信要求を送る。この送信要求は、送受信回路7
Jを介してアンテナANTより無線で出力され、分電盤
5−3の外側に設けられたアンテナATを通して、分電
盤5−3内部の無線電力量計本体WPの送受信回路6L
で受信される。無線電力量計6−3のCPU6Aは、こ
の電力量データの送信要求を受けて、電力量データを無
線通信親機7−3へ無線で返送する。無線通信親機7−
3は、無線電力量計6−3から返送されてくる電力量デ
ータを受信し、RAM7C内に保存する。
【0031】フロア1−1,1−2においても、フロア
1−3と同様にして、無線通信親機7−1,7−2から
電力量データの送信要求が分電盤5−1,5−2内の無
線電力量計6−1,6−2へ無線で送られる。無線電力
量計6−1,6−2のCPU6Aは、この電力量データ
の送信要求を受けて、電力量データを無線通信親機7−
1,7−2へ無線で返送する。無線通信親機7−1,7
−2は、無線電力量計6−1,6−2から返送されてく
る電力量データを受信し、RAM7C内に保存する。
【0032】なお、無線通信親機7(7−1,7−2,
7−3)において、動作表示回路7IはCPU7Aの動
作確認用として設けられている。また、CPU7Aは、
電力値や電力量データをHTMファイルとしてRAM7
C中に保存する。無線通信親機7は、イーサネットに必
要な通信機能に加えて、Webサーバ機能を有してい
る。
【0033】〔ビルの管理室に設けられたコンピュータ
からの計測データの収集〕ビルの管理室に設けられたコ
ンピュータ4はLANケーブル2に接続されている。ビ
ルの管理者は、コンピュータ4に搭載されているブラウ
ザを起動することにより、ビル1内の所望のフロアにお
ける電力量データを得ることができる。
【0034】例えば、フロア1−3における電力量デー
タを得たい場合、ブラウザの画面上から無線通信親機7
−3を指定する。これにより、LANケーブル2を介し
て、無線通信親機7−3の通信制御回路7Dへ電力量デ
ータの取得要求が送られ、RAM7C中に保存されてい
るHTMファイルの内容がブラウザの画面上に表示され
る。例えば、フロア1−3における空調設備の時間単
位、日単位、月単位の電力量の積算値がトレンドグラフ
として表示されたり、数値表示されたりする。
【0035】この場合、電力量の積算値は無線通信親機
7−3が無線電力量計6−3から受信して得られるもの
であって、コンピュータ4は実質的に無線通信親機7−
3が無線電力量計6−3から受信した電力量データ(計
測データ)を通信ケーブル2を介して収集したことにな
る。
【0036】同様にして、コンピュータ4のブラウザの
画面上から無線通信親機7−1,7−2を指定すること
により、LANケーブル2を介して、フロア1−1,1
−2における電力量データを無線通信親機7−1,7−
2から得ることができる。図4にブラウザの画面上にお
ける電力データの数値表示例を示す。
【0037】これにより、ビルの管理者は、現場まで赴
いて一々使用電力量をチェックするということを行わな
くてよく、ビルの管理者への負担が大幅に軽減される。
しかも、本実施の形態では、ビル1内に構築されている
LANを利用するので、すなわちビル1内に各階のパー
ソナルコンピュータ間の通信用として既に敷設されてい
るLANケーブル2を利用するので、新たに通信線を敷
設する必要がなく、システムを安価に導入することがで
きる。
【0038】また、フロア1−1,1−2,1−3に無
線通信親機7−1,7−2,7−3を設け、分電盤5−
1,5−2,5−3内の無線電力量計6−1,6−2,
6−3からの電力量データを無線通信親機7−1,7−
2,7−3で各個に受信し、LANケーブル2を介して
ビルの管理室のコンピュータ4へ送る方式とすることに
より、ビル1が鉄筋や鉄骨などの金属やコンクリートを
建築材として建設されているにも拘わらず、支障なくフ
ロア1−1,1−2,1−3における電力量データをビ
ルの管理室のコンピュータ4で収集することができてい
る。
【0039】すなわち、ビル1は鉄筋や鉄骨など金属を
建築材を用いて建設されており、フロア1−1,1−
2,1−3の床や天井はこれらの金属やコンクリートで
仕切られている。コンクリート内には鉄筋棒8等が入っ
ており、金属材よりなるデッキプレート9なども設けら
れている。無線電力量計6−1,6−2,6−3から直
接管理室のコンピュータ4へ電力量データを無線で送ろ
うとすると、フロア1−1,1−2,1−3の床や天井
における鉄筋棒8やデッキプレート9が反射面として作
用し、床面や天井面などで電波の反射が生じてしまう。
また、床面や天井面などのコンクリートにより、電波が
減衰してしまう。このため、無線電力量計6−1,6−
2,6−3からの電波が管理室のコンピュータ4まで届
かず、フロア1−1,1−2,1−3における電力量デ
ータを送ることができない。
【0040】これに対して、本実施の形態では、無線電
力量計6−1,6−2,6−3から無線で出力される電
力量データが各階の無線通信親機7−1,7−2,7−
3で受信され、LANケーブル2を介して管理室のコン
ピュータ4へ送られるので、フロア1−1,1−2,1
−3をまたがった電力量データの収集が可能となる。
【0041】なお、この実施の形態では、分電盤5−3
において、分岐ブレーカ5−32の負荷側へ供給される
電力量、すなわちフロア1−3における空調設備へ供給
される電力量しか計測しなかったが、同様にして、分岐
ブレーカ5−33の負荷側へ供給される電力量、すなわ
ちフロア1−3における他の設備の機器群へ供給される
電力量を計測してもよい。
【0042】また、主ブレーカ5−31の1次側(電力
供給側)の電力量、すなわちフロア1−3の全体の使用
電力量を計測してもよく、分電盤5−3の分岐回線数を
さらに増やし、空調設備,照明設備など各種設備毎の電
力量を計測するようにしてもよい。この場合、無線電力
量計6−3を多点入力タイプとし、カレントトランスC
Tを増設すればよい。また、無線電力計6−3の数を増
やせばよい。分電盤5−1,5−2についても同様にし
て電力量の計測箇所を増やすことができる。
【0043】また、本実施の形態では、収集する計測デ
ータを各階における電力量としたが、各階の温度データ
や湿度データなどを無線でビルの管理室のコンピュータ
4へ送りたいような場合にも同様にして適用することが
可能である。また、ビル(多層階の建築物)への適用例
として説明したが、電波を反射したり減衰したりする建
築材で横方向へも仕切られた空間、例えば電波の侵入を
防止する機能を備えたクリーンルーム間などでも、同様
にして適用することが可能である。
【0044】また、図1において、無線通信親機7−
1,7−2,7−3は無線電力計6−1,6−2,6−
3との無線通信の伝送距離範囲内に設置する必要がある
が、この伝送距離は中継器を設置することにより延長す
ることが可能である。また、無線通信親機7と無線電力
量計6との間の無線通信として、無免許で利用できる
2.4GHz帯高度化小電力データ通信システムなどが
考えられる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、例えば建物を多層階の建築物とし、第1
〜第Nの空間をこの建築物の各階の空間とした場合、各
階毎に子機から親機へ無線で計測データが送られ、この
計測データが建物内に敷設された通信ケーブル(例え
ば、LANケーブル)を介してデータ収集装置へ送られ
るものとなる。これにより、電波を反射したり減衰した
りする建築材で仕切られた建物内の各階の空間に無線通
信機能を備えた子機を配置し、これら子機から無線で出
力される計測データを各階の空間をまたいで支障なく収
集することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示すデータ収集シス
テムの要部を示す構成図である。
【図2】 このデータ収集システムにおける無線電力量
計(子機)の要部を示すブロック図である。
【図3】 このデータ収集システムにおける無線通信親
機(親機)の要部を示すブロック図である。
【図4】 ブラウザの画面上における電力データの数値
表示例を示す図である。
【符号の説明】
1…ビル、1−1,1−2,1−3…フロア、2…LA
Nケーブル、3(3−1,3−2,3−3)…ハブ、4
…コンピュータ、5(5−1,5−2,5−3)…分電
盤、6(6−1,6−2,6−3)…無線電力量計(子
機)、WP…無線電力量計本体、CT…カレントトラン
ス、AT…アンテナ、6A…CPU、6B…電流測定回
路、6C…電圧測定回路、6F…V−F変換回路、6L
…送受信回路、7(7−1,7−2,7−3)…無線通
信親機(親機)、7A…CPU、7B…ROM、7C…
RAM、7D…通信制御回路、7J…送受信回路、AN
T…アンテナ、8…鉄筋棒、9…デッキプレート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 7/24 H04B 7/24 D H04L 12/28 303 H04L 12/28 303 Fターム(参考) 2F073 AA09 AA19 AB01 BB01 BB04 BC01 BC02 CC03 CC12 DD07 DE13 EE11 EF09 FF01 FG01 FG02 GG01 GG04 GG09 5K033 AA09 BA08 DA01 DA06 DA17 DB20 EA07 5K048 AA01 BA32 BA35 CA08 DA02 DB01 DC01 EA11 EB10 FB08 FC01 HA01 HA02 HA05 HA07 5K067 AA41 AA44 BB27 EE02 EE10 EE35 FF02 KK01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築材で仕切られた建物内の第1〜第N
    (N≧2)の空間に各個に設けられ計測データを無線で
    出力する第1〜第Nの子機と、 前記第1〜第Nの空間に各個に設けられ前記第1〜第N
    の子機から無線で送られてくる計測データを受信する第
    1〜第Nの親機と、 これら第1〜第Nの親機が受信した計測データを前記建
    物内に敷設された通信ケーブルを介して収集するデータ
    収集装置とを備えたことを特徴とするデータ収集システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたデータ収集システ
    ムにおいて、 前記建物が多層階の建築物であり、前記第1〜第Nの空
    間がこの建築物の各階の空間であることを特徴とするデ
    ータ収集システム。
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