JP2002208629A - 半導体装置、及び、半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置、及び、半導体装置の製造方法

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JP2002208629A
JP2002208629A JP2001286754A JP2001286754A JP2002208629A JP 2002208629 A JP2002208629 A JP 2002208629A JP 2001286754 A JP2001286754 A JP 2001286754A JP 2001286754 A JP2001286754 A JP 2001286754A JP 2002208629 A JP2002208629 A JP 2002208629A
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insulating film
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Atsuyoshi Satou
敦祥 佐藤
Seiichi Mori
誠一 森
Masayuki Ichige
正之 市毛
Yuji Takeuchi
祐司 竹内
Hiroaki Hazama
博顕 間
Hirotaka Ogiwara
博隆 荻原
Shigehiko Kaji
成彦 梶
Yukio Nishiyama
幸男 西山
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置の製造過程で形成される高アスペ
クト比を有するトレンチを高密度プラズマ(HDP)法
で埋め込むことが可能な半導体装置の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 半導体基板の表面上又は上方に形成され
た溝の内面にHDP法による第1のシリコン酸化膜の成
膜をスタートする。そして、第1のシリコン酸化膜が溝
の開口部を塞ぐ前に第1のシリコン酸化膜の成膜をスト
ップする。さらに、開口部の付近に堆積した第1のシリ
コン酸化膜をエッチングし、溝の底に堆積した第1のシ
リコン酸化膜の上にHDP法で第2のシリコン酸化膜を
成膜する。このことにより、溝の底に第1と第2のシリ
コン酸化膜を積層できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造過
程で形成される溝(トレンチ)の埋め込み方法に関し、
特に、高アスペクト比を有するトレンチを高密度プラズ
マ(HDP)法で埋め込む方法、及び、素子分離耐性の
高いシャロウトレンチアイソレイション(STI:Sh
allow Trench Isolation)の形
成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体装置の微細化に伴い、半導
体装置の製造において、微小な素子分離が必要とされ、
トレンチによる素子分離(STI;Shallow T
rench Isolation)が、用いられるよう
になってきた。そして、STIの微細化も同様の目的で
行われている。STIのトレンチは開口幅が狭く深さが
深くなり、すなわち、開口幅に対する深さの比であるア
スペクト比が高くなってきている。このため、STIを
形成する際には、高アスペクト比のトレンチを絶縁体で
埋め込むプロセスが必要となってきている。
【0003】高アスペクトのトレンチを埋め込む方法と
して、高密度プラズマ(HDP:High Densi
ty Plasma)化学気相成長(CVD)法による
シリコン酸化膜(以下HDP膜と呼ぶ)を埋め込む方法
がある。しかし、近年の半導体装置のさらなる微細化に
ともない、STIのトレンチもさらに高アスペクト比化
しており、高アスペクト比3を超えるトレンチはHDP
膜でも埋め込めない。図31の(a)と(b)に示すよ
うに、シリコン基板1に設けられた溝にHDP膜36が
埋め込まれているが、溝の上部はHDP膜37で塞がれ
膜36の上にはボイド32ができ、溝が完全に埋め込め
ないのである。
【0004】また、EEPROMなどの高電圧を使用す
るデバイスにおいては、微細化に伴い、分離幅が狭く、
なおかつ、高い素子分離性能を持つSTIが必要とされ
てきている。分離幅を狭くして、高い素子分離耐性を得
るには、深いSTIが必要とされるが、STIを深くす
ることによって、セルアレイなどの特に微細なSTIに
おいては、埋め込みアスペクトが非常に高くなるため、
絶縁膜の埋め込みが困難になるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】発明者らは、アスペク
ト比3を超える溝(トレンチ)をHDP膜が埋め込めな
い理由を鋭意検討した結果、2つの理由が明らかになっ
た。
【0006】第1の理由は、HDP膜にて、トレンチを
埋め込む際に、マスク材3の上に堆積するHDP膜37
は、マスク材3の上面の端部の上に堆積しても、スパッ
タされやすく角が丸くなる。この丸くなった部分は、上
方から飛来するイオンを反射し、付着させることなく斜
め横方向に入射方向を変えてしまう。その変更された入
射方向の先はトレンチの側壁、特にマスク材3等のトレ
ンチの上方の側壁であり、図31(a)に示すように側
壁の上方にもHDP膜37が堆積する。トレンチの底部
から埋め込まれるHDP膜36がトレンチの上部に達す
る前に、側壁のHDP膜37が成長しトレンチを完全に
塞いでしまうと、大きな空隙32(ボイド:Void)
ができる。そのため、従来のHDP膜を用いたSTI形
成プロセスは、アスペクト比が3を超えると、トレンチ
が深くなり長くなる膜36で埋め込む時間に対して、ト
レンチの開口幅が狭くなり膜37が開口を塞ぐ時間が短
くなりボイド32が発生していた。
【0007】第2の理由は、図31(b)のように、ゲ
ート電極部15をSTI36等と自己整合的に形成する
構造のSTIのトレンチが埋め込めない理由である。H
DP膜36堆積時のシリコン(Si)基板1へのダメー
ジを防ぐために、HDP膜を埋め込む前に、予め、この
トレンチの側面及び底面を10nm程度酸化する。この
場合に、従来の酸化方法では、酸化レートがシリコンの
結晶の面方向依存性を強く有する。そのため、一般には
酸化される表面に様々な結晶面が出ているポリシリコン
15(Poly−Si)の方がシリコン基板1より酸化
レートが高く、マスク材のポリシリコン部15が大きく
酸化されるため、溝の側壁にポリシリコン15が酸化し
た酸化膜が張りだし、開口が狭くなり埋め込み性が劣化
する。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、高密度プラズマ(H
DP)法で埋め込まれた高アスペクト比を有するトレン
チを有する半導体装置を提供することにある。
【0009】また、本発明は、半導体装置の製造過程で
形成される高アスペクト比を有するトレンチをHDP法
で埋め込むことが可能な半導体装置の製造方法を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明の第1の特徴である半導体装置の製造方法に
ついて述べる。この製造方法では、まず、半導体基板の
表面上又は上方に溝を形成する。次ぎに、高密度プラズ
マ(HDP)法で、溝の開口部を塞がないように、第1
のシリコン酸化膜を成膜する。そして、溝の側面又は溝
の開口面に堆積した第1のシリコン酸化膜を、溝の側面
又は溝の開口面が露出するまで除去する。さらに、第1
のシリコン酸化膜の上と溝の側面又は溝の開口面の上に
高密度プラズマ(HDP)法で第2のシリコン酸化膜を
成膜する。
【0011】次ぎに、本発明の第2の特徴である半導体
装置の製造方法について述べる。この製造方法では、ま
ず、半導体基板上にバッファ絶縁膜と第1のマスク材を
形成する工程と、第1のパターン形状に、第1のマスク
材とバッファ絶縁膜と基板をエッチングして第1の溝を
形成する工程と、この第1の溝に第1の絶縁膜を埋め込
む工程を有する。さらに、基板上にゲート絶縁膜とゲー
ト電極材と第2のマスク材を形成する工程と、この第2
のマスク材とゲート電極材とゲート絶縁膜をエッチング
して貫通し、さらに、基板を第1の溝を形成する工程の
基板のエッチングより浅くエッチングして、第1のパタ
ーンより幅の広い第2のパターン形状で第1のパターン
に重なる位置に第2の溝を形成する工程と、この第2の
溝に第2の絶縁膜を埋め込む工程とを有する。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、本発明の
実施例について説明する。なお、以下の図面の記載にお
いて、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付
している。また、図面は模式的なものであり、厚みと平
面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは
異なることに留意すべきである。
【0013】(実施例1)実施例1として、本発明を半
導体装置のSTIのトレンチの埋め込みに適用した場合
を説明する。
【0014】(実施例1の第1の実施の形態)図4
(c)は本発明の実施例1の第1の実施の形態に係る半
導体装置の断面図である。本発明の実施例1の第1の実
施の形態に係る半導体装置は、表面に溝を有する半導体
基板1と、その溝の底面に接する底面と、その溝の側面
に接する側面とを有する絶縁体6と、その絶縁体6の上
面に接する底面と、その溝の側面に接する側面とを有す
る絶縁体9とで構成される。半導体基板1の溝がアスペ
クト比3程度を超える場合に本発明は一層効果的であ
る。半導体基板1の表面に形成された溝に絶縁体6と9
を積層して埋め込むことにより素子分離領域を形成する
ことができる。
【0015】図1乃至4は、本発明の実施例1の第1の
実施の形態に係る半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。以下に製造方法を説明する。
【0016】本発明の半導体装置の製造方法は、高アス
ペクト比のトレンチにHDP膜を埋め込む方法である。
HDP膜を高アスペクトのトレンチの途中まで埋め込
み、反射によって側壁に堆積したHDP膜を一度剥離
し、さらにもう一度HDP膜を堆積することにより、従
来ではHDP膜での埋め込み不可能な高アスペクトのト
レンチをHDP膜にて埋め込む方法である。
【0017】(1)まず、図1(a)に示すように、半
導体基板1上に熱酸化法によりバッファ酸化膜2を形成
する。次に、マスク材3として例えば窒化シリコン膜を
減圧化学気相成長(LPCVD)法により形成する。
【0018】(2)図1(b)に示すように、フォトリ
ソグラフィー法により素子領域となる部分にフォトレジ
ストパターン4を形成する。
【0019】(3)次に、図1(c)に示すように、フ
ォトレジスト4をマスクとしてマスク材3をエッチング
し、続いてバッファ絶縁膜2をエッチングする。
【0020】(4)さらに、図2(a)に示すように、
半導体基板1をマスク材3をマスクにエッチングして素
子分離領域となるアスペクト比5以上の高アスペクト比
のトレンチ5を形成する。トレンチの開口幅は例えば1
00nm前後である。
【0021】(5)続いて、図2(b)に示すように、
このトレンチ5にHDP膜6を埋め込む。基板1を65
0℃程度に昇温すると埋め込み特性を最適化できる。ま
ず、トレンチ5の側壁の上部に堆積するHDP膜7が、
トレンチ5の間口を塞ぐ直前まで、HDP膜6と7を堆
積する。例えば膜厚300nm程度堆積すると、HDP
膜6で埋め込まれた深さも300nm程度になり、HD
P膜7の側壁部の膜厚はその約10分の1の30nm程
度になる。開口幅100nmのトレンチ5の両側の側壁
に30nmの膜7が堆積すると、残される間口は40n
mである。HDP膜6の堆積時のシリコン基板1へのダ
メージを防ぐため、HDP膜6を埋め込む前に、あらか
じめ、このトレンチの内部を膜厚10nm程度酸化して
おいてもよい。
【0022】(6)図2(c)に示すように、希弗酸な
どのウェット(Wet)エッチング処理、ケミカルドラ
イエッチング(CDE)、又は、フッ酸蒸気(VPC)
法などを用いて、側壁に堆積しているHDP膜7をトレ
ンチ5の側面が露出するまでエッチング除去する。同時
にHDP膜6と7の全表面は等方的にエッチングされ、
膜6の上面もいくらか後退するが、側壁のHDP膜7を
剥離する程度のエッチングなら、かなりの膜厚は確保で
きる。例えば、膜厚30nmの側壁部の膜7を除去する
と膜6の上部も深さ30nm程度除去されるが、もとの
深さ300nmの1割に過ぎず、深さ270nm分は残
される。
【0023】そのため、側壁に堆積した膜7を剥離した
後のトレンチ5は底にHDP膜がかなりの膜厚で堆積し
ているため、この状態から、さらにHDP膜8を堆積す
れば、従来、HDP膜では埋め込み不可能なアスペクト
比3を超えるトレンチ5を、ボイド(Void)なく埋
めることが可能である。
【0024】(7)図3(a)に示すように、HDP膜
8をさらに堆積する。HDP膜8の堆積では、溝5が膜
6で埋め込まれアスペクト比が低くなっているので、溝
5内にボイドが発生することは無かった。非常に高いア
スペクト比のトレンチで、2度目のHDP膜8の堆積時
に、再びボイドができるようであれば、ふたたび、側壁
HDP膜8がトレンチ5の間口を塞ぐ前までHDP膜8
を堆積し、側壁HDP膜8をエッチングし、さらにHD
P膜を堆積する。そして、このことを繰り返すことによ
り、トレンチ5を完全にHDP膜6と8にて埋め込むこ
とが可能である。
【0025】(8)続いて、図3(b)に示すように、
シリコン酸化膜8と7をケミカルメカニカルポリッシン
グ(CMP)法にてマスク材3の高さまで研磨する。
【0026】(9)図4(a)に示すように、その後、
希弗酸によるエッチング処理などで、酸化膜9の表面を
落とし込む。続いて、図4(b)に示すように、マスク
材を除去する。最後に、図4(c)に示すように、バッ
ファ酸化膜2を除去する。こうして、シャロウ・トレン
チ・アイソレイション(STI)による素子分離領域6
と9が形成できる。
【0027】HDP膜6と9は、堆積後、熱処理をかけ
ずとも、熱酸化膜と同程度の弗酸のエッチングレートを
持っており、均質かつ緻密で吸湿することもない。この
点、コンベンショナルなCVD法やスピンオングラス
(SOG)法で形成されるシリコン酸化膜と異なり、S
TI用の絶縁膜に好適な膜である。また、3程度のアス
ペクト比のトレンチを埋め込めるという利点があり、S
TIの絶縁膜に用いるのに最適な膜であった。本発明に
よって、従来、HDP膜での埋め込み不可能な3を超え
る高アスペクト比のトレンチをHDP膜に埋め込むこと
が可能になる。そして、今後、半導体装置の微細化に伴
う3を超える高アスペクト比のSTIをHDP膜にて製
造することができる。
【0028】(実施例1の第2の実施の形態)第1の実
施の形態において、トレンチ5の側壁のHDP膜7をエ
ッチングした後の形状は、図2(c)に示すように、マ
スク材3上に堆積したHDP膜7は丸まっている。2度
目のHDP膜8を堆積させる際に、この丸まりの斜め傾
斜が上方から飛来するイオンを反射させ、トレンチ5の
側壁の堆積を助長する。そのため、2度目の埋め込みと
なるHDP膜8のボイド無くトレンチ5を埋め込む限界
は、丸まりのない単純なトレンチをボイド無く埋め込む
限界よりは劣化することになる。そこで、2度目のHD
P膜8を堆積する際の、埋め込み限界を劣化させずさら
に上げるため、2度目のHDP膜8を堆積する前に以下
の工程を追加する。
【0029】以下に実施例1の第2の実施の形態に係る
半導体装置の製造方法を説明する。第2の実施の形態に
係る半導体装置の製造方法は、第1の実施の形態に係る
半導体装置の製造方法と図2(c)に示す工程(6)ま
で同じである。
【0030】(1)次に、図5(a)に示すように、フ
ォトレジスト10を塗布する。
【0031】(2)このレジスト10をある程度露光
し、現像すれば、図5(b)に示すように、トレンチ5
の中のみにレジスト11を残すように、レジスト11を
落としこむことができる。また、この落とし込みはレジ
スト10をCDE法で全面エッチバックしても得られ
る。
【0032】(3)図6(a)に示すように、希弗酸な
どのウェットエッチング処理または、CDE法にて選択
的に、マスク材3の上のいわゆるトレンチ5の開口面上
のHDP膜7のみをこの開口面が露出するまで除去す
る。
【0033】(4)図6(b)に示すように、トレンチ
5内のフォトレジスト11を、CDE法にて選択的に除
去する。
【0034】(5)図6(c)に示すように、HDP膜
8をさらに堆積する。HDP膜8の堆積では、マスク材
3上の丸まったHDP膜7がないので、トレンチ5の底
にHDP膜6が堆積され、埋め込まれていないトレンチ
のアスペクト比が3以下であれば、2度目のHDP膜8
の堆積でトレンチを完全に埋め込むことができる。な
お、非常に高アスペクト比のトレンチで、2度目のHD
P膜8の堆積時に、再びボイドができるようであれば、
ふたたび上記の第2の実施の形態の製造方法を繰り返す
ことにより、トレンチを完全にHDP膜にて埋め込むこ
とが可能である。
【0035】最後に、第1の実施の形態と同様に、工程
(8)の図3(b)に示すように、シリコン酸化膜8を
CMP法にてマスク材3の高さまで研磨する。工程
(9)の図4(a)乃至(c)に示すように、酸化膜9
の表面を落とし込み、マスク材3を除去し、バッファ酸
化膜2を除去する。以上でSTIによる素子分離領域6
と9が形成できる。
【0036】(実施例1の第3の実施の形態)第3の実
施の形態では、HDP膜の堆積時のシリコン基板1への
ダメージを防ぐことが可能な半導体装置の製造方法を提
供する。第3の実施の形態では、HDP膜6堆積時のシ
リコン基板1へのダメージを防ぐために、まず、第1段
として、HDP膜6を埋め込む前に、図7(a)に示す
ように、このトレンチ5の内部を膜厚10nm程度酸化
し、酸化膜12を形成する。そして、図7(b)に示す
ように、HDP膜6と7を堆積する。図7(c)に示す
ように、側壁に堆積したHDP膜7を除去する際に、そ
のトレンチ5内の上部に位置する酸化膜12も同時に除
去されてしまう。この状態で2度目のHDP膜8の堆積
を行うと、2度目の堆積時は、シリコン基板がむき出し
になっており、HDP膜8の堆積時のシリコン基板1へ
のダメージを防ぐことが出来ない。そのため第2段のダ
メージ対策として、2度目のHDP膜8を埋め込む前
に、図8(a)に示すように、ふたたび10nm程度酸
化し、酸化膜33を形成する。これら2段のダメージ対
策を追加することにより、HDP膜6と8の堆積時のシ
リコン基板1へのダメージを防ぐことができる。
【0037】最後は、第1の実施の形態の工程(8)の
図3(b)と同様に、図9(a)に示すように、シリコ
ン酸化膜8と7をCMP法にてマスク材3の高さまで研
磨する。工程(9)の図4(a)乃至(c)と同様に、
まず図9(b)に示すように酸化膜9の表面を落とし込
み、マスク材3を除去し、図9(c)に示すようにバッ
ファ酸化膜2を除去する。以上でSTIによる素子分離
領域6と9が形成できる。
【0038】なお、本発明の実施例1の第3の実施の形
態に係る半導体装置は、図9(c)に示すように、表面
に溝5を有する半導体基板1と、その溝5の底面に接
し、その溝5の側面の下部に接する裏面を有する絶縁膜
12と、その絶縁膜12の表面に、底面と側面が接する
絶縁体6と、その溝5の側面の上部に裏面が接し、絶縁
膜12の端面に端面が接する絶縁膜33と、その絶縁膜
33の表面に側面が接し、絶縁体6の上面に底面が接す
る絶縁体9とで構成される。
【0039】半導体基板1の溝5がアスペクト比3程度
を超える場合に本発明は一層効果的である。半導体基板
1の表面に形成された溝の表面の絶縁膜12と33を形
成し、溝の内部に絶縁体6と9を積層して埋め込むこと
により素子分離領域を形成することができる。
【0040】(実施例1の第4の実施の形態)第4の実
施の形態も、第3の実施の形態と同様に、HDP膜の堆
積時のシリコン基板1へのダメージを防ぐことを目的と
している。特に、HDP膜6を埋め込む前にトレンチ5
内を酸化しておいた場合、側壁に堆積したHDP膜7を
除去する際、HDP膜6を埋め込む前にトレンチ5内に
形成した酸化膜12も同時に除去されてしまう。この状
態で2度目のHDP膜の堆積を行うと、2度目の堆積時
は、シリコン基板1がむき出しになっており、HDP膜
8堆積時のシリコン基板1へのダメージを防ぐことが出
来ない。
【0041】そのため、トレンチ5内を酸化しておく場
合、第3の実施の形態の図7(a)の酸化工程の後に、
さらに、図10(a)に示すように、シリコン窒化膜
(Si3N4)を膜厚10nm程度好ましくは6nm程
度をLPCVD法で堆積する。その後は第1および第2
の実施の形態と同様に製造する。
【0042】すなわち、(1)図10(b)に示すよう
に、このトレンチ5にHDP膜6と7を堆積させる。
(2)図10(c)に示すように、側壁に堆積している
HDP膜7をエッチング除去する。希弗酸によるエッチ
ング処理などのシリコン窒化膜13に対して選択性を持
たせて膜7をエッチングすることにより、HDP膜6を
埋め込む前にトレンチ5側壁に形成した酸化膜12がエ
ッチングされずに残る。(3)次に、図11(a)に示
すように、フォトレジスト10を塗布する。(4)図1
1(b)に示すように、トレンチ5の中のみにレジスト
11を残す。(5)図12(a)に示すように、マスク
材3上のHDP膜7のみを除去する。(6)図12
(b)に示すように、トレンチ5内のフォトレジスト1
1を除去する。(7)図12(c)に示すように、HD
P膜8をさらに堆積する。(8)図13(a)に示すよ
うに、シリコン酸化膜8をCMP法にてマスク材3の高
さまで研磨する。(9)図13(b)と(c)に示すよ
うに、酸化膜9の表面を落とし込み、マスク材3を除去
し、バッファ酸化膜2を除去する。以上でSTIによる
素子分離領域6と9が形成できる。そして、基板1中に
HDP膜の形成によるダメージ層を形成することがな
い。
【0043】なお、本発明の実施例1の第4の実施の形
態に係る半導体装置は、図13(c)に示すように、表
面に溝5を有する半導体基板1と、その溝5の底面と側
面に接する裏面を有するシリコン酸化膜12と、そのシ
リコン酸化膜12の表面に、裏面が接するシリコン窒化
膜13と、そのシリコン窒化膜13の表面に、底面と側
面が接する絶縁体6と、そのシリコン窒化膜13の表面
に側面が接し、絶縁体6の上面に底面が接する絶縁体9
とで構成される。
【0044】半導体基板1の溝5がアスペクト比3程度
を超える場合に本発明は一層効果的である。半導体基板
1の表面に形成された溝5の表面に積層される絶縁膜1
2と13を形成し、溝の内部に絶縁体6と9を積層して
埋め込むことにより素子分離領域を形成することができ
る。
【0045】(実施例1の第5の実施の形態)第4の実
施の形態においてSTIを形成すると、図13(c)に
示すように、STI側壁は薄いシリコン酸化膜12とそ
の内側に薄いシリコン窒化膜13の積層となった構造と
なる。この場合、酸化膜−窒化膜界面の界面準位に電荷
がトラップされ、その電荷、特に、基板1表面近傍に位
置する電荷が、素子領域の電界に影響を及ぼし、半導体
装置の動作に予想外の挙動を与える可能性がある。
【0046】そこで、第5の実施の形態では、上記の懸
念を回避するため、基板1表面近傍に位置するシリコン
窒化膜13を除去する。
【0047】すなわち、第4の実施の形態の図12
(b)に示すトレンチ5内のフォトレジスト11を除去
した後に、図14(a)に示すように、露出したシリコ
ン窒化膜13を除去する。図14(b)に示すように、
HDP膜8をさらに堆積する。図14(c)に示すよう
に、シリコン酸化膜8をCMP法にてマスク材3の高さ
まで研磨する。図15(a)と(b)に示すように、酸
化膜9の表面を落とし込み、マスク材3を除去し、バッ
ファ酸化膜2を除去する。以上でSTIによる素子分離
領域6と9が形成できる。
【0048】なお、第4の実施の形態の図10(c)に
示すトレンチ5の側壁上の膜7を除去した後に、図15
(c)に示すように、露出したシリコン窒化膜13を除
去しても良い。膜13の除去には、熱リン酸でエッチン
グすればよい。この後に、2度目のHDP膜8を堆積す
れば、上記の懸念は回避できる。
【0049】また、本発明の実施例1の第5の実施の形
態に係る半導体装置は、図15(b)に示すように、表
面に溝5を有する半導体基板1と、その溝5の底面と側
面に接する裏面を有するシリコン酸化膜12と、そのシ
リコン酸化膜12の表面に、裏面が接するシリコン窒化
膜13と、そのシリコン窒化膜13の表面に、底面と側
面が接する絶縁体6と、そのシリコン酸化膜12の表面
に側面が接し、絶縁体6の上面とシリコン窒化膜13の
端面に底面が接する絶縁体9とで構成される。
【0050】半導体基板1の溝5がアスペクト比3程度
を超える場合に本発明は一層効果的である。半導体基板
1の表面に形成された溝5の表面に積層される絶縁膜1
2と13を形成し、溝の内部に絶縁体6と9を積層して
埋め込むことにより素子分離領域を形成することができ
る。
【0051】(実施例1の第6の実施の形態)第6の実
施の形態は、不揮発性メモリセルのように、図16
(a)のポリシリコンからなるゲート電極部15をST
Iとなるトレンチ5と自己整合的に形成し、トレンチ5
を埋め込む方法について説明する。なお、第6の実施の
形態は、不揮発性メモリセルに限られず、電界効果トラ
ンジスタ(FET)等にも適用可能である。
【0052】まず、図16(a)に示すように、シリコ
ン基板1上に、不揮発性メモリセルのトンネル(Tun
nel)酸化膜となる膜厚10nmの酸化膜2、浮遊ゲ
ートの一部となるポリシリコン15、キャップ材3とし
て機能するシリコン窒化膜を順次堆積する。次に、リソ
グラフィ工程とエッチングにより、素子分離領域となる
領域に溝5を掘る。具体的にはキャップ材3、ゲート材
料15、シリコン酸化膜2と基板1を順次エッチングす
る。素子分離用の溝5と、膜3と15は自己整合的に形
成される事になる。基板1中に掘る素子分離用の溝5の
深さは、例えば300nmといった深さである。
【0053】次に、図16(b)に示すように、HDP
膜8の堆積時の基板1へのダメージを防ぐために、HD
P膜8を埋め込む前に、予め、このトレンチ5の内部を
膜厚10nm程度酸化する。この酸化はオゾン(O3)
酸化にて行う。通常の酸素又は水蒸気の熱酸化法では、
ポリシリコン15の方がシリコン基板1より酸化レート
が高く、ポリシリコン15が基板1より多く酸化される
ため、酸化膜の膜厚がポリシリコンの方が厚くなり、開
口が狭くなり埋め込み性が劣化する。オゾン酸化は、ポ
リシリコンとシリコンとの酸化レートの差が小さく、間
口を狭くすることがなく、埋め込み性を向上させること
ができる。また、図7(a)の膜12と図8(a)の膜
33の形成に基板1のオゾン酸化を用いても良い。酸化
レートの面方位依存性が少ないため、均一な薄膜を形成
することができる。
【0054】図16(c)に示すように、HDP膜8を
堆積する。酸化膜16の膜厚がポリシリコン15の側壁
でも厚くならないので、開口が狭くなり埋め込み性が劣
化することはない。オゾン酸化を用いた場合は、HDP
膜以外の例えばLP−TEOS法によるシリコン酸化膜
の埋め込みでも埋め込み性は良くなる。なお、オゾン酸
化による埋め込み性の改善の上限はポリシリコン15の
無い図7(a)の溝5の埋め込み性までである。すなわ
ち、オゾン酸化によって埋め込み性は向上するが、オゾ
ン酸化を行う場合であってもアスペクト比が3程度を越
えるときは、HDP膜の埋め込みには第1乃至5の実施
の形態に記載された埋め込み方法を併用する必要があ
る。
【0055】なお、第6の実施の形態では、トレンチ5
の内部の酸化にオゾン酸化を行ったが、以下に示す酸化
法でもポリシリコン15とシリコン基板1との酸化レー
トの差が小さいという特徴を有し、オゾン酸化と同様の
埋め込み性の改善が見られた。その第1の酸化法は、シ
リコン基板1等の直上において水素(H)と酸素(O
)を燃焼させ、基板1を燃焼酸化する方法である。第
2の酸化法は、触媒を用いて酸素ラジカル(O)を発
生させ、この酸素ラジカルでシリコン基板1等を酸化す
る方法である。これらのオゾン酸化と第1と第2の酸化
法の共通点は、酸素ラジカルが発生し、この酸素ラジカ
ルでシリコン基板1等を酸化する点である。オゾン酸化
では、オゾンを構成する3つの酸素原子(O)のうち1
つの酸素原子が遊離し、酸素ラジカルを発生させる。被
酸化物直上での燃焼酸化では、寿命の短い酸素ラジカル
を基板1等に供給でき、酸素ラジカルは主たる酸化剤で
ある。酸素ラジカルは大きな酸化力を有し、この酸化力
により酸化反応は容易に起こり、酸化速度は酸素ラジカ
ルの供給律速されている。このことにより、酸素ラジカ
ルによる酸化では、酸素ラジカルの供給量が等しいと考
えられるポリシリコン15とシリコン基板1において、
ほぼ等しい酸化レートが得られる。
【0056】図17(a)に示すように、シリコン酸化
膜8をCMP法にてマスク材3の高さまで研磨する。図
17(b)と(c)に示すように、酸化膜9の表面を落
とし込み、マスク材3を除去する。以上でSTIによる
素子分離領域16と9が形成できる。
【0057】また、本発明の実施例1の第6の実施の形
態に係る半導体装置は、図17(c)に示すように、表
面に溝5を有する半導体基板1と、基板1の表面上に裏
面が接するように設けられ、溝5の上に開口部を有する
絶縁膜2と、絶縁膜2の表面上に設けられ、溝5の上に
開口部を有するポリシリコン膜15と、その溝5の底面
と側面に接し膜15の開口部の側面に接する裏面を有
し、膜厚が均一なシリコン酸化膜16と、そのシリコン
酸化膜16の表面に、底面と側面が接する絶縁体9とで
構成される。半導体基板1の溝5がアスペクト比3程度
あるいはそれを超える場合に本発明は一層効果的であ
る。
【0058】(実施例2)実施例2として、本発明を半
導体装置のゲート電極間の埋め込みに適用した場合を説
明する。図25(b)は本発明の実施例2に係る半導体
装置の断面図である。本発明の実施例2に係る半導体装
置は、不揮発性メモリセルを有する半導体装置であり、
半導体基板1と、基板1の上部に設けられる複数のゲー
ト電極部と、側面が複数のゲート電極部の側面と接し、
基板1上に積層された絶縁膜6,26と9とで構成され
る。
【0059】基板1の上部にはソース・ドレイン領域と
なる基板1とは導電型の異なる半導体領域23と25が
存在する。ゲート電極部は、基板1上の不揮発性メモリ
セルのトンネル(Tunnel)酸化膜となる膜厚10
nmの酸化膜2と、膜2上の浮遊ゲートの一部となる膜
厚125nmのポリシリコン15と、ポリシリコン15
上の膜厚10nmのONO膜などの絶縁膜17と、膜1
7上の制御電極となる膜厚125nmのポリシリコン2
2と膜厚100nmのタングステンシリコン(WSi)
膜19と、膜19の上のキャップ材として機能する膜厚
150nmのシリコン窒化膜3と、これらの側面に設け
られるスペーサとして機能する膜厚20nmのシリコン
窒化膜24とで構成される。ゲート電極部のピッチは2
00nmで、そのライン・アンド・スペースは100n
mと100nmである。半導体基板1を底面とし、複数
のゲート電極部の側壁を側面とする溝は、開口幅が60
nm、深さが520nm、アスペクト比が3を超え8に
達する。なお、実施例2は、不揮発性メモリセルに限ら
れず、電界効果トランジスタ(FET)等にも適用可能
である。
【0060】図18乃至25は、本発明の実施例2に係
る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。実施
例2の半導体装置の製造方法は、高アスペクト比のトレ
ンチを形成するゲート電極間にHDP膜を埋め込む方法
である。まず、HDP膜を高アスペクトのトレンチの途
中まで埋め込む。次に、トレンチの開口部近傍に堆積し
たHDP膜をエッチングし再度HDP膜を堆積すること
を1回又は複数回繰り返す。ことにより、従来ではHD
P膜での埋め込み不可能な高アスペクトのトレンチをH
DP膜にて埋め込む方法である。
【0061】(1)まず、図18(a)に示すように、
p型シリコン(Si)基板1上に、不揮発性メモリセル
のトンネル(Tunnel)酸化膜となる膜厚10nm
の酸化膜2、浮遊ゲートとなるポリシリコン15、ON
O膜17、制御電極となるポリシリコン18とWSi膜
19、キャップ材として機能するシリコン窒化膜3を順
次堆積する。
【0062】(2)次に、素子毎にゲート電極を分離す
る。図18(b)に示すように、リソグラフィ工程とエ
ッチングにより、溝5を掘る。具体的にはキャップ材
3、WSi膜19、ポリシリコン18、ONO膜17、
ポリシリコン15、トンネル酸化膜2を順次エッチング
する。
【0063】(3)図19(a)に示すように、酸化膜
20乃至22を例えば熱酸化法により形成する。この膜
厚は例えば10nmといった膜厚である。
【0064】(4)図19(b)に示すように、キャッ
プ材3をマスクに基板1にイオン注入を行いn型半導体
領域23を形成する。
【0065】(5)図20(a)に示すように、シリコ
ン窒化膜をCVD法で膜厚20nm程度成膜し、反応性
イオンエッチング(RIE)法で全面エッチバックする
ことにより、シリコン窒化膜のスペーサ層24を形成す
る。
【0066】(6)図20(b)に示すように、キャッ
プ材3をマスクに基板1にイオン注入を行いn型半導体
領域25を形成する。このことにより、ソース・ドレイ
ン領域となる半導体領域23と25が形成できる。
【0067】(7)図21(a)に示すように、このト
レンチ5にHDP膜6を埋め込む。トレンチ5の側壁の
上部に堆積するHDP膜7が、トレンチ5の間口を塞ぐ
直前まで、HDP膜6と7を堆積する。例えば開口幅が
60nmであれば、膜厚200nm程度堆積すると、H
DP膜6で埋め込まれた深さも200nm程度になり、
HDP膜7の側壁部の膜厚はその約10分の1の20n
m程度になる。開口幅60nmのトレンチ5の両側の側
壁に20nmの膜7が堆積すると、残される間口は10
nmである。
【0068】(8)図21(b)に示すように、希弗酸
などのウェット(Wet)エッチング処理、ケミカルド
ライエッチング(CDE)、又は、フッ酸蒸気(VP
C)法などを用いて、側壁に堆積しているHDP膜7を
エッチング除去する。同時にHDP膜6と7の全表面は
等方的にエッチングされ、膜6の上面もいくらか後退す
る。例えば、膜厚20nmの側壁部の膜7を除去すると
膜6の上部も深さ20nm程度除去されるが、もとの深
さ200nmの1割に過ぎず、深さ180nm分は残さ
れる。
【0069】(9)次に、フォトレジストを全面に塗布
し、レジスト10をCDE法で全面エッチバックする。
図22(a)に示すように、トレンチ5の中のみにレジ
スト11を残す。
【0070】(10)図22(b)に示すように、希弗
酸などのウェットエッチング処理にて選択的に、マスク
材3上のHDP膜7のみを除去する。
【0071】(11)図23(a)に示すように、トレ
ンチ5内のフォトレジスト11を、CDE法にて選択的
に除去する。
【0072】(12)図23(b)に示すように、HD
P膜26をさらに堆積する。HDP膜26の堆積も、膜
6と同様に堆積できる。すなわち、開口幅が膜6の堆積
時と同様に60nmなので、膜厚200nm程度堆積で
き、HDP膜26で埋め込める深さも200nm程度に
なる。HDP膜27の側壁部の膜厚も20nm程度にな
るので、間口も10nm程度残される。膜6と26を合
わせた合計の埋め込み深さは380nmに達する。
【0073】(13)図24(a)に示すように、希弗
酸などのウェット(Wet)エッチング処理などを用い
て、側壁に堆積しているHDP膜27をエッチング除去
する。同時にHDP膜26と27の全表面は等方的にエ
ッチングされ、膜6の上面もいくらか後退する。膜厚2
0nmの側壁部の膜27を除去すると膜26の上部も深
さ20nm程度除去されるが、もとの深さ200nmの
1割に過ぎず、深さ180nm分は残され、膜6と26
を合わせた合計の深さは360nmになる。
【0074】(14)次に、工程(9)乃至(11)を
再度行い、図24(b)に示すように、マスク材3上の
HDP膜27のみを除去する。
【0075】(15)図25(a)に示すように、HD
P膜8をさらに堆積する。HDP膜8の堆積では、埋め
込まれていない溝5の残りの深さが160nm、開口幅
は60nmでアスペクト比が3以下になるので、HDP
膜8の堆積でトレンチ5を完全に埋め込むことができ
る。
【0076】(16)最後に、図25(b)に示すよう
に、シリコン酸化膜8をCMP法にてマスク材3の高さ
まで研磨する。
【0077】(実施例3)実施例3として、本発明を半
導体装置のメタル配線間の埋め込みに適用した場合を説
明する。図30は本発明の実施例3に係る半導体装置の
断面図である。本発明の実施例3に係る半導体装置は、
半導体基板1と、基板1上に設けられた層間絶縁膜28
と、膜28上に設けられた複数のメタル配線29乃至3
1と、側面が複数のメタル配線29乃至31の下方の側
面と接し、膜28上に積層された絶縁膜6と、複数のメ
タル配線29乃至31の上方の側面と接し、膜6とメタ
ル配線29乃至31の上に設けられる絶縁膜8とで構成
される。
【0078】メタル配線29乃至31は、膜28上の膜
厚40nmの窒化チタン膜29と、膜29上の膜厚24
0nmのアルミニウム合金膜30と、膜30上の膜厚2
0nmの窒化チタン膜31とで構成される。メタル配線
29乃至31のピッチは200nmで、そのライン・ア
ンド・スペースは100nmと100nmである。膜2
8を底面とし、複数のメタル配線29乃至31の側壁を
側面とする溝は、開口幅が100nm、深さが300n
m、アスペクト比が3である。
【0079】図26乃至30は、本発明の実施例3に係
る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。実施
例3の半導体装置の製造方法は、高アスペクト比のトレ
ンチを形成するメタル配線間にHDP膜を埋め込む方法
である。
【0080】(1)まず、図26(a)に示すように、
シリコン基板1上に、層間絶縁膜28、窒化チタン膜2
9、アルミニウム合金膜30、窒化チタン膜31を順次
堆積する。
【0081】(2)次に、配線毎に分離する。図26
(b)に示すように、リソグラフィ工程とエッチングに
より、溝5を掘る。具体的には窒化チタン膜31、アル
ミニウム合金膜30、窒化チタン膜29を順次エッチン
グする。
【0082】(3)図27(a)に示すように、このト
レンチ5にHDP膜6を埋め込む。埋め込み時の基板1
の温度は450℃程度にする。埋め込み性が劣化するに
もかかわらず、実施例1及び2の650℃より温度を下
げるのは、アルミニウム合金膜30の耐熱温度の上限が
450℃程度だからである。埋め込み性の劣化の程度だ
が、埋め込み可能のアスペクト比で650℃の3程度か
ら450℃では2程度に低下する。トレンチ5の側壁の
上部に堆積するHDP膜7が、トレンチ5の間口を塞ぐ
直前まで、HDP膜6と7を堆積する。開口幅が100
nmであれば、膜厚150nm程度堆積すると、HDP
膜6で埋め込まれた深さも150nm程度になり、HD
P膜7の側壁部の膜厚はその約5分の1の30nm程度
になる。開口幅100nmのトレンチ5の両側の側壁に
30nmの膜7が堆積すると、残される間口は40nm
である。
【0083】(4)図27(b)に示すように、CDE
法を用いて側壁に堆積しているHDP膜7をエッチング
除去する。同時にHDP膜6と7の全表面は等方的にエ
ッチングされ、膜6の上面もいくらか後退する。例え
ば、膜厚30nmの側壁部の膜7を除去すると膜6の上
部も深さ30nm程度除去されるが、もとの深さ150
nmの2割に過ぎず、深さ120nm分は残される。
【0084】(5)次に、フォトレジストを全面に塗布
し、レジストをCDE法で全面エッチバックし、図28
(a)に示すように、レジスト11を溝5に埋め込む。
【0085】(6)図28(b)に示すように、レジス
ト11をマスクにCDE法を行い、配線31上のHDP
膜7のみを除去する。
【0086】(7)図29(a)に示すように、トレン
チ5内のフォトレジスト11を、CDE法にて選択的に
除去する。
【0087】(8)図29(b)に示すように、HDP
膜8をさらに堆積する。HDP膜8の堆積では、埋め込
まれていない溝5の残りの深さが180nm、開口幅は
100nmでアスペクト比が2以下になるので、HDP
膜8の堆積でトレンチ5を完全に埋め込むことができ
る。
【0088】(9)最後に、図30に示すように、シリ
コン酸化膜8をCMP法にて平坦にする。
【0089】(実施例1の第7の実施の形態)実施例1
の第7の実施の形態も、実施例1の第3の実施の形態と
同様に、HDP膜の堆積時のシリコン基板1へのダメー
ジを防ぐことを目的としている。特に、HDP膜7を埋
め込む前にトレンチ5内を酸化しておいた場合、側壁に
堆積したHDP膜7を除去する際、HDP膜8を埋め込
む前にトレンチ5内に形成した酸化膜12も同時に除去
されてしまう。この状態で2度目のHDP膜8の堆積を
行うと、2度目の堆積時は、シリコン基板1がむき出し
になっており、HDP膜8堆積時のシリコン基板1への
ダメージを防ぐことが出来ない。
【0090】そのため、トレンチ5内を酸化しておく場
合、第3の実施の形態の図7(a)の酸化工程の後に、
まず、図32(a)に示すように、HDP膜7を高アス
ペクトのトレンチ5の途中まで埋め込む。
【0091】次ぎに、図32(b)に示すように、マス
ク材3上のHDP膜7をトレンチ5の開口面が露出する
までCMP法にて取り除く。このとき、側壁のHDP膜
38は残ったままなので、酸化膜12は除去されずにす
む。
【0092】その後、図32(c)に示すように、さら
にもう一度HDP膜8を堆積する。CMP法によるマス
ク材3上のHDP膜7の除去により、トレンチ5のアス
ペクト比が低くなるので、この状態からHDP膜8を堆
積すれば、高アスペクトのトレンチ5はボイド(Voi
d)無く埋めることが可能になる。従来ではHDP膜で
は埋め込み不可能な高アスペクトのトレンチ5をHDP
膜7と8にて埋め込むことができる。
【0093】図33(a)に示すように、シリコン酸化
膜8をCMP法にてマスク材3の高さまで研磨する。ト
レンチ5の中には絶縁体38と39が埋め込まれる。
【0094】図33(b)と(c)に示すように、酸化
膜38と39の表面を希弗酸などのウェット(Wet)
処理により落とし込み、マスク材3を除去し、バッファ
酸化膜2を除去する。以上でSTIによる素子分離領域
38と39が形成できる。そして、基板1中にHDP膜
8の形成によるダメージ層を形成することがない。
【0095】なお、本発明の実施例1の第7の実施の形
態に係る半導体装置は、図33(c)に示すように、表
面に溝5を有する半導体基板1と、その溝5の底面と側
面に接する裏面を有するシリコン酸化膜12と、そのシ
リコン酸化膜12の表面に、底面と側面が接する絶縁体
38と、その絶縁体38の表面に、底面と側面が接する
絶縁体39とで構成される。
【0096】半導体基板1の溝5がアスペクト比3程度
を超える場合に本発明は一層効果的である。半導体基板
1の表面に形成された溝5の表面に積層される絶縁膜1
2を形成し、溝5の内部に絶縁体38を埋め込み、絶縁
体39の内部に絶縁体39を埋め込むことにより素子分
離領域38と39を形成することができる。
【0097】HDP膜は、堆積後、熱処理をかけずと
も、熱酸化膜と同程度の弗酸のエッチングレートを持っ
ており、また、ある程度高アスペクトのトレンチも埋め
込み可能であるという利点があり、STIの絶縁膜に用
いるには最適な膜である。本発明によって、従来、HD
P膜での埋め込み不可能な高アスペクトのトレンチをH
DP膜で埋め込むことが可能になるため、今後の半導体
装置の微細化に伴う高アスペクトのSTIをHDP膜に
て製造することができる。
【0098】(実施例4)実施例4では、内部の低耐圧
回路の素子分離領域(STI)を製造する過程で、周辺
部の高耐圧回路の素子分離領域も製造することが可能な
半導体装置の製造方法について説明する。
【0099】ゲート電極と素子分離領域を自己整合的に
形成する場合には、STIを形成する以前に、ウェルを
形成するためのイオン注入を行う。その際には、イオン
注入をする領域を限定するため、イオンを注入しない部
分には、フォトレジストにてマスクする。そのため、ウ
ェルを形成する為のイオン注入以前に、フォトリソグラ
フィの合わせを行うためのマークを形成する必要があ
る。そのマークを形成するときに、高い素子分離耐性を
持つSTIが必要な素子分離領域の一部分に深いSTI
が形成できる。
【0100】低耐圧回路と高耐圧回路のゲート電極と素
子分離領域は、自己整合的に形成される。この時、高耐
圧回路の素子分離耐性の高いSTIの形成方法として、
まず、深いSTIが必要な素子分離領域の一部に、深く
て狭いトレンチを形成し、絶縁膜を埋め込む。次ぎに、
この素子分離領域のマスク材とゲート絶縁膜を除去し、
深くて狭いトレンチに埋め込まれた絶縁膜をエッチバッ
クする。その後、この素子分離領域に浅くて幅の広いト
レンチを形成し、絶縁膜を埋め込む。このことにより、
素子分離耐性を要求される部分に深いSTIが形成でき
る。
【0101】図34乃至図38は、実施例4の高い素子
分離耐性が必要な素子分離領域に、深いSTIを製造す
る半導体装置の製造方法を説明するための図である。図
34乃至図38の(a)(d)(g)は、製造工程毎の
半導体装置の内部回路領域の断面図である。(b)
(e)(h)は、同様に周辺高耐圧回路領域の断面図で
ある。(c)(f)(i)は、同様にマスク合わせ用マ
ークの領域である。
【0102】まず、図34(a)(b)(c)に示すよ
うに、半導体基板1上に熱酸化法によりバッファ絶縁膜
2としてシリコン酸化膜(SiO2)を形成する。次
に、マスク材3として、例えば、窒化シリコン膜(Si
3N4)を熱CVD法で堆積する。
【0103】続いて、図34(e)に示すように、高耐
圧回路領域にフォトリソグラフィー法で深いSTIを形
成する領域のパターン形状にフォトレジスト4の開口4
1を形成する。また、図34(f)に示すように、マス
ク合わせ用マーク領域に、フォトレジスト4で合わせマ
ークのパターン形状を有する開口42も同時に形成す
る。図34(d)に示すように、内部の低耐圧回路領域
には、フォトレジスト4をマスク材3上の全面に形成
し、レジスト4には開口は形成しない。
【0104】次に、図34(h)(i)に示すように、
フォトレジスト4をマスクとしてマスク材3とバッファ
絶縁膜2を反応性イオンエッチング(RIE)法でエッ
チングする。STIを形成する領域のパターン形状を有
する開口41と合わせマークのパターン形状を有する開
口42を、マスク材3に形成する。一方、低耐圧回路領
域は、図34(g)に示すように、このエッチングの際
にマスク材3はエッチングされない。
【0105】さらに、図35(b)に示すように、半導
体基板1と絶縁膜2をエッチングして深いSTI(素子
分離領域)となるトレンチ41を形成する。同時に、図
35(c)に示すように、マーク部のシリコン基板1と
絶縁膜2もエッチングされてマークとなる溝42が形成
される。トレンチ41と溝42の基板1の表面から底ま
での深さは0.6μmである。また、トレンチ41と溝
42の幅は2μmである。一方、低耐圧回路領域は、図
35(a)に示すように、このエッチングの際には、マ
スク材3にマスクされシリコン基板1と絶縁膜2とはエ
ッチングされない。
【0106】続いて、図35(e)(f)に示すよう
に、このトレンチ41と溝44に素子分離用の絶縁膜4
3と44(例えばHDP膜)を埋め込み、さらに絶縁膜
43と44をCMP法にてマスク材3の高さまで研磨す
る。そして、希弗酸(HF)によるエッチング処理など
で、酸化膜43と44の表面を、マスク材3の表面より
落とし込む。一方、低耐圧回路領域は、図35(d)に
示すように、これらの埋め込みや研磨等の際には、マス
ク材3に保護されシリコン基板1と絶縁膜2とは研磨や
エッチングされない。
【0107】続いて、図35(g)(h)(i)に示す
ように、マスク材3とバッファ酸化膜2を除去する。
【0108】そして、ウェルを形成するためのイオン注
入を行う。まず、フォトリソグラフィー法で、図36
(a)(b)に示すように、イオン注入する領域を限定
するフォトレジスト45のパターンを形成する。フォト
レジスト45のパターンは、図36(c)に示すよう
に、半導体基板1に形成されたマーク42とレジスト4
5に形成されるマークとを合わせるように配置される。
次ぎに、不純物のイオン注入を行う。イオンビーム46
を照射する。
【0109】続いて、図36(d)(e)(f)に示す
ように、半導体基板1上にゲート絶縁膜47を熱酸化に
より形成する。そして、絶縁膜47の上にゲート電極材
48としてポリシリコン膜を堆積する。続いて、ポリシ
リコン膜48の上にマスク材49として例えば窒化シリ
コン膜を堆積する。
【0110】図36(g)(h)に示すように、フォト
リソグラフィー法によりフォトレジスト50のSTIの
パターン形状の開口51と52を形成する。フォトレジ
ストの開口51と52のパターンは、図36(i)に示
すように、マークとなる酸化膜44とレジスト50に形
成されるマーク53とを合わせるように配置される。
【0111】次に、図37(a)(b)(c)に示すよ
うに、フォトレジスト50をマスクとしてマスク材49
とゲート電極材48をRIE法でエッチングする。ST
Iを形成する領域のパターン形状を有する開口51と5
2を、マスク材49とゲート電極材48に形成する。
【0112】図37(d)(e)(f)に示すように、
露出するゲート絶縁膜47をエッチングする。さらに、
深いトレンチ41と53に埋まっていた絶縁膜43と4
4をある程度までエッチバックする。
【0113】その後、図37(g)(h)に示すよう
に、半導体基板1をエッチングして素子分離領域となる
トレンチ51と52を形成する。この時、マーク領域で
は、図37(i)に示すように、シリコン基板1はほと
んどエッチングされない。トレンチ51と52の基板1
の表面から底までの深さは0.3μmである。また、ト
レンチ51の幅は0.1μmから0.5μmである。ト
レンチ52の幅は4μmから8μmである。なお、この
幅が大きくなるほど大きな素子間の耐圧が得られる。そ
して、幅が4μm程度でも20V以上の耐圧が得られ
る。
【0114】続いて、図38(a)(b)(c)に示す
ように、このトレンチ51と52とマークとなる開口5
3に素子分離の絶縁膜54と55と56(例えばHDP
膜)を埋め込む。こうして、高い素子分離耐性を要求さ
れる高耐圧回路領域には深いSTI(43と55)が、
また、それ以外の低耐圧回路領域はSTI絶縁膜の埋め
込みに有利な浅いSTI54を用いた素子分離領域が形
成される。マーク領域は、図38(c)に示すように、
開口53も絶縁膜56で埋め込まれる。
【0115】このように、ゲート電極と素子分離領域を
自己整合的に形成する場合には、STIを形成する以前
に、ウェルを形成するためのイオン注入が必要になる。
そのため、ゲート電極と素子分離領域を自己整合的に形
成する場合には、ウェルを形成するためのイオン注入以
前に、フォトリソグラフィの合わせを行うためのマーク
を形成する必要がある。そのマークを形成すると同時
に、高い素子分離耐性を持つSTIが必要な部分には、
深いトレンチを形成できるため、わずかな工程増にて、
深いSTIと浅いSTIを作り分けることができる。
【0116】なお、実施例4の半導体装置は、図38
(a)乃至(c)に示すような構造を有している。
【0117】まず、図38(a)に示すように、内部の
低耐圧回路領域には、半導体基板1と、その基板1の上
に設けられるゲート絶縁膜47となるシリコン酸化膜
と、そのシリコン酸化膜47の上に設けられるゲート電
極材48となるポリシリコン膜と、そのポリシリコン膜
48の上に設けられるマスク材49となるシリコン窒化
膜と、これらシリコン窒化膜49、ポリシリコン膜48
とシリコン酸化膜47を貫通して、基板1の内部にまで
達し、基板1の表面を囲むように配置された絶縁体54
とが設けられている。なお、この絶縁体54は、底面は
基板1と接し、側面は平面で基板1と膜47、48、4
9に接する。絶縁体54の上面は膜49の上面と同一平
面上に設けられている。
【0118】次ぎに、図38(b)に示すように、周辺
の高耐圧回路領域には、半導体基板1と、その基板1の
上に設けられるゲート絶縁膜47となるシリコン酸化膜
と、そのシリコン酸化膜47の上に設けられるゲート電
極材48となるポリシリコン膜と、そのポリシリコン膜
48の上に設けられるマスク材49となるシリコン窒化
膜と、これらシリコン窒化膜49、ポリシリコン膜48
とシリコン酸化膜47を貫通して、基板1の内部にまで
達し、基板1の表面を囲むように配置された絶縁体55
と、この絶縁体55の下部に接して基板1に埋め込まれ
た絶縁体43とが設けられている。なお、絶縁体55
は、底面は基板1と絶縁体43に接し、側面は平面で基
板1と膜47、48、49に接する。絶縁体55の上面
は膜49の上面と同一平面上に設けられている。絶縁体
55の幅は絶縁体54の幅より広い。絶縁体43の底面
の基板1の表面からの深さは、絶縁体54の底面より深
い。絶縁体43は、底面と側面は基板1に接し、上面は
絶縁体55に接する。
【0119】最後に、図38(c)に示すように、マス
ク合わせ用マーク領域には、半導体基板1と、その基板
1の上に設けられるゲート絶縁膜47となるシリコン酸
化膜と、そのシリコン酸化膜47の上に設けられるゲー
ト電極材48となるポリシリコン膜と、そのポリシリコ
ン膜48の上に設けられるマスク材49となるシリコン
窒化膜と、これらシリコン窒化膜49、ポリシリコン膜
48とシリコン酸化膜47を貫通して、基板1の内部に
まで達し、基板1の表面を囲むように配置された絶縁体
56と、この絶縁体56の下部に接して基板1に埋め込
まれた絶縁膜44とが設けられている。絶縁体56は、
底面は絶縁膜44に接し、側面は基板1と膜47、4
8、49に接する。絶縁体56の上面は膜49の上面と
同一平面上に設けられている。
【0120】上記のように、本発明は4つの実施例と7
つの実施の形態によって記載したが、この開示の一部を
なす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理
解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替
実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。し
たがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な
特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定めら
れるものである。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高密度プラズマ(HDP)法で埋め込まれた高アスペク
ト比を有するトレンチを有する半導体装置を提供でき
る。
【0122】また、本発明によれば、半導体装置の製造
過程で形成される高アスペクト比を有するトレンチをH
DP法で埋め込むことが可能な半導体装置の製造方法を
提供できる。
【0123】HDP膜は、堆積後、熱処理をかけずと
も、熱酸化膜と同程度の弗酸のエッチングレートを持っ
ており、また、ある程度高アスペクトのトレンチも埋め
込み可能であるという利点があり、STIの絶縁膜に用
いるには最適な膜である。本発明によれば、従来のHD
P膜で埋め込み不可能な高アスペクトのトレンチをHD
P膜で埋め込むことが可能になる。そのため、今後の半
導体装置の微細化に伴う高アスペクト比を有するSTI
をHDP膜にて製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1(STIのトレンチ埋め込み)の第1
の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の工程毎の断
面図(その1)である。
【図2】実施例1の第1の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法の工程毎の断面図(その2)である。
【図3】実施例1の第1の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法の工程毎の断面図(その3)である。
【図4】実施例1の第1の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法の工程毎の断面図(その4)である。
【図5】実施例1の第2の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法の工程毎の断面図(その1)である。
【図6】実施例1の第2の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法の工程毎の断面図(その2)である。
【図7】実施例1の第3の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法の工程毎の断面図(その1)である。
【図8】実施例1の第3の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法の工程毎の断面図(その2)である。
【図9】実施例1の第3の実施の形態に係る半導体装置
の製造方法の工程毎の断面図(その3)である。
【図10】実施例1の第4の実施の形態に係る半導体装
置の製造方法の工程毎の断面図(その1)である。
【図11】実施例1の第4の実施の形態に係る半導体装
置の製造方法の工程毎の断面図(その2)である。
【図12】実施例1の第4の実施の形態に係る半導体装
置の製造方法の工程毎の断面図(その3)である。
【図13】実施例1の第4の実施の形態に係る半導体装
置の製造方法の工程毎の断面図(その4)である。
【図14】実施例1の第5の実施の形態に係る半導体装
置の製造方法の工程毎の断面図(その1)である。
【図15】実施例1の第5の実施の形態に係る半導体装
置の製造方法の工程毎の断面図(その2)である。
【図16】実施例1の第6の実施の形態に係る半導体装
置の製造方法の工程毎の断面図(その1)である。
【図17】実施例1の第6の実施の形態に係る半導体装
置の製造方法の工程毎の断面図(その2)である。
【図18】実施例2(ゲート電極間の埋め込み)に係る
半導体装置の製造方法の工程毎の断面図(その1)であ
る。
【図19】実施例2に係る半導体装置の製造方法の工程
毎の断面図(その2)である。
【図20】実施例2に係る半導体装置の製造方法の工程
毎の断面図(その3)である。
【図21】実施例2に係る半導体装置の製造方法の工程
毎の断面図(その4)である。
【図22】実施例2に係る半導体装置の製造方法の工程
毎の断面図(その5)である。
【図23】実施例2に係る半導体装置の製造方法の工程
毎の断面図(その6)である。
【図24】実施例2に係る半導体装置の製造方法の工程
毎の断面図(その7)である。
【図25】実施例2に係る半導体装置の製造方法の工程
毎の断面図(その8)である。
【図26】実施例3(配線間の埋め込み)に係る半導体
装置の製造方法の工程毎の断面図(その1)である。
【図27】実施例3に係る半導体装置の製造方法の工程
毎の断面図(その2)である。
【図28】実施例3に係る半導体装置の製造方法の工程
毎の断面図(その3)である。
【図29】実施例3に係る半導体装置の製造方法の工程
毎の断面図(その4)である。
【図30】実施例3に係る半導体装置の製造方法の工程
毎の断面図(その5)である。
【図31】従来の半導体装置の製造途中の断面図であ
る。
【図32】実施例1の第7の実施の形態に係る半導体装
置の製造方法の工程毎の断面図(その1)である。
【図33】実施例1の第7の実施の形態に係る半導体装
置の製造方法の工程毎の断面図(その2)である。
【図34】実施例4(内部の低耐圧回路と周辺部の高耐
圧回路の素子分離)に係る半導体装置の製造方法の工程
毎の断面図(その1)である。
【図35】実施例4に係る半導体装置の製造方法の工程
毎の断面図(その2)である。
【図36】実施例4に係る半導体装置の製造方法の工程
毎の断面図(その3)である。
【図37】実施例4に係る半導体装置の製造方法の工程
毎の断面図(その4)である。
【図38】実施例4に係る半導体装置の製造方法の工程
毎の断面図(その5)である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 バッファ絶縁膜、ゲート絶縁膜 3 マスク材 4 フォトレジスト 5 溝、トレンチ 6、7、9 絶縁体 8 絶縁膜 10、11 フォトレジスト 12、33 シリコン酸化膜 13、14 シリコン窒化膜 15 ポリシリコン膜、浮遊ゲート 16 シリコン酸化膜 17 絶縁膜、ONO膜 18 ポリシリコン膜、制御ゲート電極 19 タングステンシリコン膜、制御ゲート電極 20、21、22 シリコン酸化膜 23、25 主電極領域、ソース・ドレイン領域 24 シリコン窒化膜 26、27 絶縁体 28 層間絶縁膜 29、31 窒化チタン膜 30 アルミニウム合金膜 32 空隙、ボイド 36、37、38、39 絶縁体 41、42 開口 43、44 絶縁体 45 フォトレジスト 46 注入イオン 47 ゲート絶縁膜 48 ゲート電極 49 マスク材 50 フォトレジスト 51、52、53 開口 54、55、56 絶縁体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/788 29/792 (72)発明者 市毛 正之 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 竹内 祐司 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 間 博顕 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 荻原 博隆 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 梶 成彦 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 西山 幸男 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 4K030 BA40 BA44 BB13 CA04 CA11 DA08 LA15 5F032 AA35 AA44 AA45 AA46 AA70 BA02 CA03 CA17 CA23 DA03 DA04 DA23 DA24 DA26 DA28 DA30 DA33 5F048 AA04 AB01 AC01 BA01 BB05 BB08 BB12 BF02 BF07 BG14 5F083 EP02 EP24 EP55 EP56 JA02 JA19 JA32 JA35 JA36 JA40 JA53 NA01 PR03 PR05 PR21 PR29 PR40 5F101 BA07 BA29 BA36 BD35 BH02 BH19 BH30

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の表面上又は上方に溝を形成
    する工程と、 高密度プラズマ(HDP)法で、第1のシリコン酸化膜
    を成膜する工程と、 前記溝の側面又は前記溝の開口面に堆積した前記第1の
    シリコン酸化膜を、前記側面又は前記開口面が露出する
    まで除去する工程と、 前記第1のシリコン酸化膜の上と前記側面又は前記開口
    面の上に高密度プラズマ(HDP)法で第2のシリコン
    酸化膜を成膜する工程とを有することを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記除去する工程が、 等方性のウェットエッチングを含み、前記溝の側面に堆
    積した前記第1のシリコン酸化膜を、前記側面が露出す
    るまで除去することを特徴とする請求項1に記載の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 前記除去する工程が、 ケミカルメカニカルポリッシングを含み、前記溝の開口
    面に堆積した前記第1のシリコン酸化膜を、前記開口面
    が露出するまで除去することを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記除去する工程が、 前記溝の底部に堆積した前記第1のシリコン酸化膜の上
    にレジストを堆積する工程と、 前記レジストをマスクに前記開口面上の前記第1のシリ
    コン酸化膜を前記開口面が露出するまで除去する工程
    と、 前記レジストを除去する工程とを有することを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2のシリコン酸化膜を成膜する工
    程の前に、 前記溝の内面を酸化する工程を行うことを特徴とする請
    求項1、請求項2又は請求項4に記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第1のシリコン酸化膜を成膜する工
    程の前に、 前記溝の内面を酸化する工程と、 前記酸化する工程の後に、シリコン窒化膜を堆積する工
    程と有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    1つに記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1のシリコン酸化膜を除去する工
    程以降で、第2のシリコン酸化膜を成膜する工程の前
    に、 前記溝の上部に位置する前記シリコン窒化膜を除去する
    工程を行うことを特徴とする請求項6に記載の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 半導体基板の表面上又は上方に溝を形成
    する工程と、 前記溝の内面に酸素ラジカルによる酸化で酸化膜を形成
    する工程と、 前記溝の内面にシリコン酸化膜を成膜する工程とを有す
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 表面に溝を有する半導体基板と、 前記溝の底面に接する底面と、前記溝の側面に接する側
    面とを有する第1の絶縁体と、 前記第1の絶縁体の上面に接する底面と、前記溝の側面
    に接する側面とを有する第2の絶縁体とを有することを
    特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】 表面に溝を有する半導体基板と、 前記溝の底面に接し、前記溝の側面の下部に接する裏面
    を有する第1の絶縁膜と、 前記第1の絶縁膜の表面に、底面と側面が接する第1の
    絶縁体と、 前記溝の側面の上部に裏面が接し、前記第1の絶縁膜の
    端面に端面が接する第2の絶縁膜と、 前記第2の絶縁膜の表面に側面が接し、前記第1の絶縁
    体の上面に底面が接する第2の絶縁体とを有することを
    特徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】 表面に溝を有する半導体基板と、 前記溝の底面と側面に接する裏面を有するシリコン酸化
    膜と、 前記シリコン酸化膜の表面に、裏面が接するシリコン窒
    化膜と、 前記シリコン窒化膜の表面に、底面と側面が接する第1
    の絶縁体と、 前記シリコン窒化膜の表面に側面が接し、前記第1の絶
    縁体の上面に底面が接する第2の絶縁体とを有すること
    を特徴とする半導体装置。
  12. 【請求項12】 表面に溝を有する半導体基板と、 前記溝の底面と側面に接する裏面を有するシリコン酸化
    膜と、 前記シリコン酸化膜の表面に、裏面が接するシリコン窒
    化膜と、 前記シリコン窒化膜の表面に、底面と側面が接する第1
    の絶縁体と、 前記シリコン酸化膜の表面に側面が接し、前記第1の絶
    縁体の上面と前記シリコン窒化膜の端面に底面が接する
    第2の絶縁体とを有することを特徴とする半導体装置。
  13. 【請求項13】 表面に溝を有する半導体基板と、 前記基板の表面上に裏面が接するように設けられ、前記
    溝の上に第1の開口部を有する絶縁膜と、 前記絶縁膜の表面上に設けられ、前記溝の上方に第2の
    開口部を有するポリシリコン膜と、 前記溝の底面と側面に接し前記ポリシリコン膜の前記第
    2の開口部の側面に接する裏面を有し、膜厚が均一なシ
    リコン酸化膜と、 前記シリコン酸化膜の表面に、底面と側面が接する絶縁
    体とを有することを特徴とする半導体装置。
  14. 【請求項14】 前記溝がアスペクト比で3程度を超え
    ることを特徴とする請求項9乃至13にいずれか1つに
    記載の半導体装置。
  15. 【請求項15】 表面近傍に導電型の異なる半導体領域
    を有する半導体基板と、 前記基板の上部に設けられ、前記基板上の絶縁膜と、前
    記絶縁膜の上方の制御電極となるポリシリコンと、前記
    ポリシリコン上の導電体膜と、前記導電体膜上のキャッ
    プ材となるシリコン窒化膜3とを有する複数のゲート電
    極部と、 側面が複数の前記ゲート電極部の側面と接し、前記基板
    上に積層された絶縁膜とを有することを特徴とする半導
    体装置。
  16. 【請求項16】 半導体基板と、 前記基板上に設けられた層間絶縁膜と、 前記層間絶縁膜上に設けられた複数のメタル配線と、 側面が複数の前記メタル配線の下方の側面と接し、前記
    層間絶縁膜上に積層された第1の絶縁膜と、 複数の前記メタル配線の上方の側面と接し、前記第1の
    絶縁膜と前記メタル配線の上に設けられる第2の絶縁膜
    とを有することを特徴とする半導体装置。
  17. 【請求項17】 半導体基板と、 前記基板の上に設けられる絶縁膜と、 前記絶縁膜の上に設けられる電極材と、 前記電極材の上に設けられるマスク材と、 前記マスク材、前記電極材と前記絶縁膜を貫通して、前
    記基板1の内部にまで達する第1の絶縁体と、 前記第1の絶縁体の下部に接して前記基板1に埋め込ま
    れた第2の絶縁体とを有することを特徴とする半導体装
    置。
  18. 【請求項18】 前記マスク材、前記電極材と前記絶縁
    膜を貫通して、前記基板の内部にまで達し、幅は前記第
    1の絶縁体の幅より狭く、底面の前記基板の表面からの
    深さは前記第2の絶縁体の底面より浅い第3の絶縁体を
    さらに有することを特徴とする請求項17に記載の半導
    体装置。
  19. 【請求項19】 半導体基板上にバッファ絶縁膜と第1
    のマスク材を形成する工程と、 第1のパターン形状に、前記第1のマスク材と前記バッ
    ファ絶縁膜と前記基板をエッチングして第1の溝を形成
    する工程と、 前記第1の溝に第1の絶縁膜を埋め込む工程と、 前記基板上にゲート絶縁膜とゲート電極材と第2のマス
    ク材を形成する工程と、 前記第2のマスク材と前記ゲート電極材と前記ゲート絶
    縁膜をエッチングして貫通し、さらに、前記基板を前記
    第1の溝を形成する工程の前記基板のエッチングより浅
    くエッチングして、前記第1のパターンより幅の広い第
    2のパターン形状で前記第1のパターンに重なる位置に
    第2の溝を形成する工程と、 前記第2の溝に第2の絶縁膜を埋め込む工程とを有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記第1の溝を形成する工程で、 マスク合わせ用のマークを形成することを特徴とする請
    求項19に記載の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記第2の溝を形成する工程におい
    て、 前記第2のパターン形状より幅の狭い第3のパターン形
    状に第3の溝を形成することを特徴とする請求項19又
    は請求項20に記載の製造方法。
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