JP7171293B2 - シールドコネクタ - Google Patents

シールドコネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP7171293B2
JP7171293B2 JP2018142201A JP2018142201A JP7171293B2 JP 7171293 B2 JP7171293 B2 JP 7171293B2 JP 2018142201 A JP2018142201 A JP 2018142201A JP 2018142201 A JP2018142201 A JP 2018142201A JP 7171293 B2 JP7171293 B2 JP 7171293B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
barrel
insulating
recess
shield layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018142201A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020021536A (ja
Inventor
敏郎 前島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2018142201A priority Critical patent/JP7171293B2/ja
Publication of JP2020021536A publication Critical patent/JP2020021536A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7171293B2 publication Critical patent/JP7171293B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

本発明は、シールドコネクタに関する。
従来より、電磁波や静電気等の電気的ノイズを遮蔽するために、芯線を被覆する絶縁内皮の外側が編組線又は金属箔等のシールド層で覆われたシールド電線が知られている。このシールド電線において、シールド層の外側は、絶縁シース(絶縁外皮)により被覆されている。シールド電線の電気的な接続にはシールドコネクタが用いられる。
例えば特許文献1には、シールド電線の端子接続構造が開示されている。この端子接続構造は、シールド電線と、内導体端子を誘電体を介在させて収容した外導体端子を設けたシールド端子と、を備えている。シールド電線の端末では、芯線と編組線とが段階的に露出され、芯線に内導体端子が圧着されている。一方、編組線の端末の内周には下敷きとなる金属スリーブが介装され、外導体端子に設けられたバレルが編組線の端末に巻き付くように加締め圧着されている。そして、スリーブには、複数の孔が全周に亘って形成されている。この構成によれば、絶縁内皮の外周部がスリーブの孔に食い込み、当該スリーブに絶縁外皮が引っ掛かることで、絶縁内皮が収縮してその端末が後退することを規制することができる。
特開2014-137941号公報
しかしながら、特許文献1に記載の手法によれば、シールド層及び絶縁外皮に対するずれを抑制することができず、電線保持力が低いという不都合がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電線保持力に優れるシールドコネクタを提供することにある。
かかる課題を解決するために、本発明に係るシールドコネクタは、芯線、当該芯線の周囲を被覆する絶縁内皮、絶縁内皮の周囲を覆うシールド層、及びシールド層の外周を被覆する絶縁外皮を備えるシールド電線と、絶縁内皮とシールド層との間に設けられるスリーブと、シールド層を圧着固定する第1バレル、及び絶縁外皮を圧着固定する第2バレルを備えるアウター端子と、を有する。この場合、スリーブは、当該スリーブの外周面に、陥没させて段状に薄肉化させた陥没部が形成され、陥没部以外の部位との厚さの相違により段差を形成する凹部を有し、凹部の陥没部には、スリーブの内外を貫通する第1貫通穴が形成され、凹部が絶縁外皮によって覆われた状態で、第2バレルにより凹部上の絶縁外皮が圧着固定され、第2バレルの幅は、凹部の幅よりも狭い
また、本発明に係る他のシールドコネクタは、芯線、当該芯線の周囲を被覆する絶縁内皮、絶縁内皮の周囲を覆うシールド層、及びシールド層の外周を被覆する絶縁外皮を備えるシールド電線と、絶縁内皮とシールド層との間に設けられるスリーブと、シールド層を圧着固定する第1バレル、及び絶縁外皮を圧着固定する第2バレルを備えるアウター端子と、を有する。この場合、スリーブは、当該スリーブの外周面に、陥没させて段状に薄肉化させた陥没部が形成され、陥没部以外の部位との厚さの相違により段差を形成する凹部を有し、凹部は、スリーブの両端にそれぞれ設けられてスリーブの外周面と接するように折り返された一対の折り返し片により、段差が形成される。凹部の陥没部には、スリーブの内外を貫通する第1貫通穴が形成される。凹部が絶縁外皮によって覆われた状態で、第2バレルにより凹部上の絶縁外皮が圧着固定される。
ここで、本発明において、スリーブは、凹部の非形成領域に設けられ内外を貫通する第2貫通穴を有し、シールド層は、第1バレル及び第2バレルが圧着された状態において、凹部の陥没部の第1貫通穴及び凹部の非形成領域の第2貫通穴に食い込んでいることが好ましい。
また、本発明において、凹部は、スリーブの両端にそれぞれ設けられてスリーブの外周面と接するように折り返された一対の折り返し片により、段差が形成されていることが好ましい。
また、本発明に係る他のシールドコネクタは、芯線、当該芯線の周囲を被覆する絶縁内皮、絶縁内皮の周囲を覆うシールド層、及びシールド層の外周を被覆する絶縁外皮を備えるシールド電線と、絶縁内皮とシールド層との間に設けられるスリーブと、シールド層を圧着固定する第1バレル、及び絶縁外皮を圧着固定する第2バレルを備えるアウター端子と、を有する。この場合、スリーブは、当該スリーブの外周面に、厚さの相違により段差を形成する凹部を有し、凹部は、スリーブの両端にそれぞれ設けられてスリーブの外周面と接するように折り返された一対の折り返し片により、段差が形成されており、凹部が絶縁外皮によって覆われた状態で、第2バレルにより凹部上の絶縁外皮が圧着固定される。
本発明のシールドコネクタによれば、電線保持力の向上を図ることができる。
本実施形態に係るシールドコネクタを示す説明図 スリーブの構造を示す説明図 シールドコネクタの製造工程を示す説明図 スリーブの変形例を示す説明図
以下、本実施形態に係るシールドコネクタ1について説明する。ここで、図1は、本実施形態に係るシールドコネクタ1を示す説明図であり、説明の便宜上、主要な構成については断面の状態で図示されている(後述する図3においても同様)。本実施形態に係るシールドコネクタ1は、自動車等に搭載される各種電装品の制御部にシールド電線3を介して電気的に接続することによって高周波の電気信号を伝送するためのものである。
シールドコネクタ1は、コネクタハウジング(図示せず)と、端子付き電線2と、を有する。
コネクタハウジングは、合成樹脂材等の絶縁材からなり、コネクタハウジングに設けられた所要の空間内に、後述するアウター端子7が収容される。
コネクタハウジングに収容されたアウター端子7の内部には、後述するインナー端子5が配置されている。相手方の接続コネクタの接続端子は、コネクタハウジングに設けられた開口から空間内に挿入されることで、インナー端子5と電気的に接続される。
端子付き電線2は、シールド電線3と、スリーブ4と、インナー端子5と、インナーハウジング6と、アウター端子7と、を有している。
シールド電線3は、導体である芯線31と、芯線31の外周を絶縁被覆する絶縁体(絶縁内皮)32と、絶縁体32の外周を覆う編組線33と、編組線33の外周を絶縁被覆するシース(絶縁外皮)34とで構成されている。
ここで、編組線33は、導電性の素線が編まれたものである。編組線33は、絶縁体32の外径に合わせた直径を有する筒状に形成されている。編組線33は、電磁波シールドを施すシールド層であり、芯線31の長手方向に沿ってほぼ全域、或いは、必要な領域に設けられている。導電性の素線としては、公知の金属素線を用いることができる。
シールド電線3の端末は、その端部から所定の範囲において、絶縁体32、編組線33及びシース34が皮剥きされて、芯線31が露出した状態となっている。この際、最外周に位置するシース34は、絶縁体32及び編組線33よりも広い範囲にわたって皮剥きされて、編組線33も露出した状態となっている。
図2は、スリーブ4の構造を示す説明図である。同図において、(a)は、スリーブ4の側面図であり、(b)は、スリーブ4の断面図であり、(c)は、スリーブ4の正面図である。スリーブ4は、絶縁体32と編組線33との間に設けられている。スリーブ4は、金属製、例えばステンレス鋼より形成されており、絶縁体32の外周に嵌合される円筒形状を有している。スリーブ4は、編組線33が露出した領域と、シース34によって被覆された領域との双方に跨がるような寸法を有している。
スリーブ4は、その外周面40aに、厚さの相違により段差を形成する凹部41を有している。具体的には、図2に示すように、スリーブ4の外周面40aには、その外周面40aを内側に陥没させて段状に薄肉化させた陥没部42が設けられている。陥没部42におけるスリーブ4の厚さTssは、スリーブ4の一般部(陥没部42を除いた部位)の厚さTstよりも薄くなるように設定されている。すなわち、陥没部42により、スリーブ4の外周面40aに、厚さが相違する段差としての凹部41が形成される。
凹部41は、例えばスリーブ4の周方向全域にわたって設けられている。ただし、周方向の全域に限らず、周方向にかけて断続的に設けられてもよい。軸方向(芯線31の延在方向に相当)を基準にスリーブ4を捉えた場合に、凹部41は、スリーブ4の奥側領域、すなわち、芯線31の端末から遠い領域(図2において右側の領域)に設けられている。シールド電線3を構成するシース34の端末は、スリーブ4の中間位置まで到達しており、凹部41を含むスリーブ4の奥側領域は、シース34によって覆われた状態となっている。
スリーブ4には、内外を貫通する貫通穴45が周方向に沿って複数形成されている。個々の貫通穴45は、スリーブ4の軸方向にかけて横長となる矩形形状を有している。周方向に設けられた複数の貫通穴45は、スリーブ4の軸方向にかけて複数箇所に配置されている。図2に示す例では、芯線31の端末側に対応するスリーブ4の端末側領域(図2において左側の領域)に1箇所、スリーブ4の奥側領域に1箇所、合計2箇所に設けられている。このうち、スリーブ4の奥側領域においては、凹部41の形成領域に設けられている。
なお、貫通穴45は、上述したような規則性に従って設けることに限定されない。貫通穴45は、凹部41の形成領域及びスリーブ4の一般部(凹部41の非形成領域)にそれぞれ設けられていればよく、スリーブ4の全域に離散的に設けられてもよい。
インナー端子5は、絶縁体32と編組線33とが皮剥きされることによって露出された芯線31の端末に圧着される。インナー端子5は、雌端子であり、相手方の接続コネクタの雄端子(接続端子)が接続される筒状の接続部51と、芯線31に圧着される圧着部52と、を有している。
インナーハウジング6は、絶縁性の樹脂材からなり、その内部にインナー端子5を収容する端子収容部61を有している。
アウター端子7は、インナーハウジング6の外周を覆いつつ、シース34が所定区間だけ皮剥きされることによって露出した編組線33に接続される端子である。このアウター端子7は、コネクタハウジングの空間内に挿入され、係止構造により係止される。アウター端子7は、板状金属部材がプレス加工等を施されることによって所定の形状に形成されている。
アウター端子7は、端子本体71と、第1バレル72と、第2バレル73と、を有している。
端子本体71は、インナーハウジング6の外周を覆う構造体である。端子本体71は、インナーハウジング6の外郭に対応した筒形状を有し、筒形状内部の所定位置にインナーハウジング6が係止される。
第1バレル72は、シールド電線3の編組線33を圧着固定する。端子本体71の底壁71aは、芯線31の延在方向に沿って延長しており、第1バレル72は、底壁71aの両側から起立するように設けられた一対のバレル片72aから構成されている。この第1バレル72は、スリーブ4の端末側領域における貫通穴45と対応する位置に設定されている。一対のバレル片72aは、編組線33の周囲に抱持するように加締められ、編組線33とスリーブ4とを圧着固定する。
第2バレル73は、シールド電線3のシース34を圧着固定する。第2バレル73は、第1バレル72と同様、芯線31に沿って延在する底壁71aの両側から起立するように設けられた一対のバレル片73aから構成されている。一対のバレル片73aは、シース34の周囲に抱持するように加締められており、シース34及びその下層の編組線33とスリーブ4とを圧着固定する。
第2バレル73は、スリーブ4の外周面40aに形成された凹部41と対応する位置に設定されている。すなわち、第2バレル73による圧着は、スリーブ4の外周面40aの中でもとりわけ凹部41において行われる。また、バレル片73aの幅(芯線31の延在方向の寸法(以下同じ))は、凹部41の幅よりも狭くなるように設定されており、加締められた際に、凹部41の内部へと入り込むことができる。したがって、凹部41上の編組線33及びシース34は、第2バレル73が加締められることにより、凹部41の内部で圧着固定される。
以下、本実施形態に係るシールドコネクタ1の製造方法について説明する。ここで、図3は、シールドコネクタ1の製造方法を示す説明図である。
まず、第1工程において、シース34を芯線31の端末から第1区間D1に亘って皮剥きし、次いで、絶縁体32及び編組線33を芯線31の端末から第2区間D2に亘って除去する(図3(a))。ここで、第1区間D1は、第2区間D2よりも大きく設定されている。また、第1区間D1は、シールド電線3にスリーブ4が装着された状態において、シース34の端末が、スリーブ4の凹部41よりも芯線31の端末側に位置するように設定されている。
第2の工程において、シールド電線3にスリーブ4を装着する(図3(b))。スリーブ4の装着は、絶縁体32と編組線33との間にスリーブ4を挿入することにより行われる。スリーブ4の挿入にあたっては、編組線33の端末を一旦折り返し、スリーブ4を絶縁体32に外嵌した上で、折り返した編組線33の端末をスリーブ4に沿って初期状態へと復帰させる。
この第2の工程において、スリーブ4は、凹部41が形成された奥側領域の端部より、絶縁体32と編組線33との間に挿入される。そして、スリーブ4は、スリーブ4の外周面40aに設けられた凹部41が編組線33の端末よりも奥側となる位置まで挿入される。
第3の工程において、インナー端子5を芯線31の端末に接続し、インナー端子5をインナーハウジング6に収容する。そして、インナーハウジング6をアウター端子7に収容しつつ、当該アウター端子7を、シース34が第1区間D1だけ皮剥きされることによって露出した編組線33に接続する(図3(c))。
具体的には、第1バレル72の一対のバレル片72aを加締め、第1バレル72により編組線33を圧着固定する。これにより、第1バレル72が、編組線33をスリーブ4の外周面40aで保持する。同様に、第2バレル73の一対のバレル片73aを加締め、シース34を圧着固定する。これにより、第2バレル73が、シース34及びその内側にある編組線33を、スリーブ4の凹部41の内部で保持する。
また、スリーブ4には複数の貫通穴45が形成されている。このため、編組線33は、第1バレル72及び第2バレル73が圧着されることで、貫通穴45に食い込んだ状態となっている。
そして、第4工程において、コネクタハウジングに設けられた所要の空間内に、アウター端子7が収容される。
このように本実施形態に係るシールドコネクタ1は、シールド電線3と、シールド電線3の絶縁体32と編組線33との間に設けられるスリーブ4と、編組線33を圧着固定する第1バレル72及びシース34を圧着固定する第2バレル73を備えるアウター端子7と、を有している。ここで、スリーブ4は、当該スリーブ4の外周面40aに、厚さの相違により段差を形成する凹部41を有し、凹部41がシース34によって覆われた状態で、第2バレル73により凹部41上のシース34が圧着固定されている。
この構成によれば、第2バレル73が、シース34及びその下層の編組線33を、スリーブ4の凹部41の内部で保持することとなる。これにより、第2バレル73の圧着力を受けて編組線33及びシース34がスリーブ4の凹部41に引っ掛かるので、編組線33及びシース34を確実に保持することができる。したがって、電線保持力の増加を図ることができる。
また、本実施形態において、スリーブ4は、凹部41の形成領域及び凹部41の非形成領域にそれぞれ設けられ、内外を貫通する貫通穴45を有している。この場合、編組線33は、第1バレル72及び第2バレル73が圧着されることで、貫通穴45に食い込んだ状態となっている。
この構成によれば、編組線33が貫通穴45に食い込んだ状態となるので、編組線33が貫通穴45に引っ掛かる。このため、編組線33を確実に保持することができ、電線保持力の増加を図ることができる。
また、本実施形態において、第2バレル73を構成するバレル片73aの幅は、凹部41の幅よりも狭く設定されている。
この構成によれば、バレル片72aが凹部41の内部へと入り込むことができる。これにより、凹部41上の編組線33及びシース34を、凹部41の内部で確実に圧着固定することができる。したがって、編組線33を確実に保持することができ、電線保持力の増加を図ることができる。
なお、本実施形態において、凹部41の段差は、スリーブ4の外周面40aを陥没させて段状に薄肉化させた陥没部42により形成されている。しかしながら、凹部41は、厚さの相違により段差を形成するものであれば、この形態に限定されるものではない。
図4は、変形例に係るスリーブ4の構造を示す説明図である。同図において、(a)は、スリーブ4の側面図であり、(b)は、スリーブ4の断面図であり、(c)は、スリーブ4の正面図である。この変形例に係るスリーブ4は、凹部41の構造が図2に示すものと相違している。
具体的には、スリーブ4は、その両端に一対の折り返し片43a,43bを有している。一対の折り返し片43a,43bは、スリーブ4の両端から外方へと延出した部位を曲げ加工して、スリーブ4の外周面40aと接するように折り返したものである。一対の折り返し片43a,43bは、スリーブ4の周方向にかけて複数設けられている。
図4に示すように、スリーブ4の外表面40aにおいて、一対の折り返し片43a,43bが、スリーブ4の一般部(一対の折り返し片43a,43bを除いた部位)に対して肉厚となる。すなわち、一対の折り返し片43a,43bが存在する部位では、スリーブ4の厚さが、折り返し片43a,43bの分だけ増加する。すなわち、折り返し片43a,43bにおけるスリーブ4の厚さTscは、スリーブ4の一般部の厚さTstよりも大きな値となる。したがって、一対の折り返し片43a,43bにより、スリーブ4の外周面40aに、厚さが相違する段差としての凹部41が構成される。なお、本実施形態において、「厚さ」とは、スリーブ4の内周面40bから、スリーブ4の外郭を造形する部位までの距離をいい、素材としての板厚に限定されない。
このような構成であっても、第2バレル73が、編組線33及びシース34を、スリーブ4の凹部41の内部で保持することとなる。これにより、第2バレル73の圧着力を受けて編組線33及びシース34がスリーブ4の凹部41に引っ掛かるので、編組線33及びシース34を確実に保持することができる。これにより、電線保持力の増加を図ることができる。
以上、本発明に係る実施形態を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明の範囲において変更を加えてもよい。
例えば、本実施形態において、芯線は、単一の素線より構成されているが、複数の素線を撚り合せたものを用いてもよい。また、編組線を構成する導電性の素線は、金属素線以外にも、ポリエステル等の樹脂線にCu(銅)めっき仕上げをした素線をスパイラルに巻き付けてなる網目素線等を用いることができる。導電性の素線の種類は特に限定されるものではなく、シールド性能を有するものであればよい。加えて、編組線をシールド層として用いているが、金属箔を用いてもよい。
1 シールドコネクタ
2 端子付き電線
3 シールド電線
4 スリーブ
5 インナー端子
6 インナーハウジング
7 アウター端子
31 芯線
32 絶縁体
33 編組線
34 シース
40a 外周面
40b 内周面
41 凹部
42 陥没部
43a 折り返し片
43b 折り返し片
45 貫通穴
51 接続部
52 圧着部
61 端子収容部
71 端子本体
71a 底壁
72 第1バレル
72a バレル片
73 第2バレル
73a バレル片
D1 第1区間
D2 第2区間

Claims (4)

  1. 芯線、当該芯線の周囲を被覆する絶縁内皮、前記絶縁内皮の周囲を覆うシールド層、及び前記シールド層の外周を被覆する絶縁外皮を備えるシールド電線と、
    前記絶縁内皮と前記シールド層との間に設けられるスリーブと、
    前記シールド層を圧着固定する第1バレル、及び前記絶縁外皮を圧着固定する第2バレルを備えるアウター端子と、を有し、
    前記スリーブは、当該スリーブの外周面に、陥没させて段状に薄肉化させた陥没部が形成され、前記陥没部以外の部位との厚さの相違により段差を形成する凹部を有し、
    前記凹部の前記陥没部には、前記スリーブの内外を貫通する第1貫通穴が形成され、
    前記凹部が前記絶縁外皮によって覆われた状態で、前記第2バレルにより前記凹部上の前記絶縁外皮が圧着固定され
    前記第2バレルの幅は、前記凹部の幅よりも狭い
    シールドコネクタ。
  2. 芯線、当該芯線の周囲を被覆する絶縁内皮、前記絶縁内皮の周囲を覆うシールド層、及び前記シールド層の外周を被覆する絶縁外皮を備えるシールド電線と、
    前記絶縁内皮と前記シールド層との間に設けられるスリーブと、
    前記シールド層を圧着固定する第1バレル、及び前記絶縁外皮を圧着固定する第2バレルを備えるアウター端子と、を有し、
    前記スリーブは、当該スリーブの外周面に、陥没させて段状に薄肉化させた陥没部が形成され、前記陥没部以外の部位との厚さの相違により段差を形成する凹部を有し、
    前記凹部は、前記スリーブの両端にそれぞれ設けられて前記スリーブの外周面と接するように折り返された一対の折り返し片により、段差が形成され、
    前記凹部の前記陥没部には、前記スリーブの内外を貫通する第1貫通穴が形成され、
    前記凹部が前記絶縁外皮によって覆われた状態で、前記第2バレルにより前記凹部上の前記絶縁外皮が圧着固定される
    シールドコネクタ。
  3. 前記スリーブは、前記凹部の非形成領域に設けられ内外を貫通する第2貫通穴を有し、
    前記シールド層は、前記第1バレル及び前記第2バレルが圧着された状態において、前記凹部の前記陥没部の前記第1貫通穴及び前記凹部の前記非形成領域の前記第2貫通穴に食い込んでいる
    請求項1又は請求項2記載のシールドコネクタ。
  4. 芯線、当該芯線の周囲を被覆する絶縁内皮、前記絶縁内皮の周囲を覆うシールド層、及び前記シールド層の外周を被覆する絶縁外皮を備えるシールド電線と、
    前記絶縁内皮と前記シールド層との間に設けられるスリーブと、
    前記シールド層を圧着固定する第1バレル、及び前記絶縁外皮を圧着固定する第2バレルを備えるアウター端子と、を有し、
    前記スリーブは、当該スリーブの外周面に、厚さの相違により段差を形成する凹部を有し、
    前記凹部は、前記スリーブの両端にそれぞれ設けられて前記スリーブの外周面と接するように折り返された一対の折り返し片により、段差が形成されており、
    前記凹部が前記絶縁外皮によって覆われた状態で、前記第2バレルにより前記凹部上の前記絶縁外皮が圧着固定される
    シールドコネクタ。
JP2018142201A 2018-07-30 2018-07-30 シールドコネクタ Active JP7171293B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018142201A JP7171293B2 (ja) 2018-07-30 2018-07-30 シールドコネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018142201A JP7171293B2 (ja) 2018-07-30 2018-07-30 シールドコネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020021536A JP2020021536A (ja) 2020-02-06
JP7171293B2 true JP7171293B2 (ja) 2022-11-15

Family

ID=69589904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018142201A Active JP7171293B2 (ja) 2018-07-30 2018-07-30 シールドコネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7171293B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002208461A (ja) 2001-01-12 2002-07-26 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk シールド線の端末接続構造
JP2006302824A (ja) 2005-04-25 2006-11-02 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk シールドコネクタ
JP2006310135A (ja) 2005-04-28 2006-11-09 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk シールドコネクタ及びコネクタケーブル
JP2008146882A (ja) 2006-12-06 2008-06-26 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 同軸コネクタ
JP2008282556A (ja) 2007-05-08 2008-11-20 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk シールドコネクタ
JP2009054357A (ja) 2007-08-24 2009-03-12 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk シールド電線の端末接続構造ならびに端子付きシールド電線および端子付きシールド電線の製造方法
JP2014137941A (ja) 2013-01-18 2014-07-28 Sumitomo Wiring Syst Ltd シールド電線の端子接続構造
JP2014154530A (ja) 2013-02-14 2014-08-25 Sumitomo Wiring Syst Ltd シールド電線の端末構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6107572A (en) * 1994-07-29 2000-08-22 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Terminal-processed structure of shielded cable and terminal-processing method of the same

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002208461A (ja) 2001-01-12 2002-07-26 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk シールド線の端末接続構造
JP2006302824A (ja) 2005-04-25 2006-11-02 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk シールドコネクタ
JP2006310135A (ja) 2005-04-28 2006-11-09 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk シールドコネクタ及びコネクタケーブル
JP2008146882A (ja) 2006-12-06 2008-06-26 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 同軸コネクタ
JP2008282556A (ja) 2007-05-08 2008-11-20 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk シールドコネクタ
JP2009054357A (ja) 2007-08-24 2009-03-12 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk シールド電線の端末接続構造ならびに端子付きシールド電線および端子付きシールド電線の製造方法
JP2014137941A (ja) 2013-01-18 2014-07-28 Sumitomo Wiring Syst Ltd シールド電線の端子接続構造
JP2014154530A (ja) 2013-02-14 2014-08-25 Sumitomo Wiring Syst Ltd シールド電線の端末構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020021536A (ja) 2020-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5711571B2 (ja) 同軸ケーブルの端末処理構造および端末処理方法
EP3573186B1 (en) Terminal crimping method and terminal crimping structure
WO2011152415A1 (ja) 編組線処理方法及びリング部材
CN108631086B (zh) L型内端子、l型同轴连接器及该连接器的制造方法
WO2021029201A1 (ja) ケーブル付きコネクタ
CN113196590B (zh) 连接器结构体及连接器结构体的制造方法
JPH11144776A (ja) 同軸ケーブル用コネクタの接続構造及びその接続方法
CN113196584B (zh) 连接器结构体
JP7402419B2 (ja) 端子付き電線
JP5976427B2 (ja) シールドハーネスの製造方法
JP7227607B2 (ja) 差動信号伝送ケーブル用コネクタのシェル構造
JP7128511B2 (ja) シールドコネクタ
JP7171293B2 (ja) シールドコネクタ
JP2010015708A (ja) シールドコネクタ
JP7051232B2 (ja) シールドコネクタ
JP6814269B1 (ja) コネクタ、ケーブルハーネス、及び、その製造方法
JPWO2020153347A1 (ja) 信号ケーブル
JP5182923B2 (ja) シールド電線付きコネクタ端子、並びにシールド電線付きコネクタ端子の製造方法
JP2021086677A (ja) シールド電線の接続構造
JP2009054357A (ja) シールド電線の端末接続構造ならびに端子付きシールド電線および端子付きシールド電線の製造方法
CN114284833B (zh) 制造屏蔽线的方法、带有接地构件的屏蔽线及夹紧装置
JP5171457B2 (ja) ワイヤリングハーネス
JP7364374B2 (ja) シールドコネクタ
JP2005190941A (ja) シールド接続構造
JP4535913B2 (ja) 同軸ケーブルの端末処理構造、同軸ケーブル用シールド端子、及び加締め装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220511

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220921

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20220921

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20220930

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20221004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221102

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7171293

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350