JP2002158354A - 絶縁ゲート型半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
絶縁ゲート型半導体装置およびその製造方法Info
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- JP2002158354A JP2002158354A JP2000351254A JP2000351254A JP2002158354A JP 2002158354 A JP2002158354 A JP 2002158354A JP 2000351254 A JP2000351254 A JP 2000351254A JP 2000351254 A JP2000351254 A JP 2000351254A JP 2002158354 A JP2002158354 A JP 2002158354A
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Abstract
ずれを考慮するためにトレンチ開口部に残存する絶縁膜
がソース領域の一部を覆うため、ソース領域とソース電
極のコンタクト面積が少なくなり、コンタクト抵抗が高
くなるため、オン抵抗の低減に限界があった。 【解決手段】層間絶縁膜に設けたポリシリコンよりなる
サイドウォールにソース領域と同型の不純物を導入して
拡散する。これによりサイドウォール部もソース領域と
して活用できるので、ソース電極とのコンタクト面積が
増大する。つまりセル密度を増加して半導体装置のオン
抵抗を低減するのではなく、セル自身の、オン抵抗を低
減できる絶縁ゲート型半導体装置およびその製造方法を
提供できる。
Description
装置およびその製造方法に係り、特にオン抵抗の低減を
実現する絶縁ゲート型半導体装置およびその製造方法に
関する。
チュウムイオン電池が求められるようになってきた。こ
のリチュウムイオン電池の充放電のバッテリーマネージ
メントを行う保護回路は携帯端末の軽量化のニーズによ
り、より小型で負荷ショートにも十分に耐えうるもので
なくてはならない。かかる保護回路はリチュウムイオン
電池の容器内に内蔵されるために小型化が求められ、チ
ップ部品を多用したCOB(Chip on Boar
d)技術が駆使され、小型化の要求に応えてきた。しか
し一方ではリチュウムイオン電池に直列にパワーMOS
FETを接続するのでこのパワーMOSFETのオン抵
抗も極めて小さくするニーズがあり、これが携帯電話で
は通話時間や待機時間を長くするために不可欠の要素で
ある。
によりセル密度を上げる開発が進められてきた。具体的
には、チャネルが半導体基板表面に形成されるプレーナ
ー構造ではセル密度は740万個/平方インチであった
が、チャネルをトレンチの側面に形成するトレンチ構造
の第1世代ではセル密度は2500万個/平方インチと
大幅に向上した。さらにトレンチ構造の第2世代では、
微細化によりセル密度は7200万個/平方インチまで
向上できた。
SFETの構造をNチャネル型を例に示す。
型のエピタキシャル層からなるドレイン領域22を設
け、その表面にP型のチャネル層24を設ける。チャネ
ル層24を貫通し、ドレイン領域22まで到達するトレ
ンチ27を設け、トレンチ27の内壁をゲート酸化膜3
1で被膜し、トレンチ27に充填されたポリシリコンよ
りなるゲート電極33を設ける。トレンチ27に隣接し
たチャネル層24表面にはN+型のソース領域35が形
成され、隣り合う2つのセルのソース領域35間のチャ
ネル層24表面にはP+型のボディコンタクト領域34
を設ける。さらにチャネル層24にはソース領域35か
らトレンチ27に沿ってチャネル領域(図示せず)が形
成される。ゲート電極33上は層間絶縁膜36で覆い、
ソース領域35およびボディコンタクト領域34にコン
タクトするソース電極37を設ける。
ンチ構造のNチャネル型パワーMOSFETの製造工程
を示す。
1にN-型のエピタキシャル層を積層してドレイン領域
22を形成する。予定のチャネル層24に選択的にボロ
ンを注入した後、拡散してP型のチャネル層24を形成
する。
oped Silicate Glass)のCVD酸
化膜25を生成し、マスク形成後ドライエッチングして
部分的に除去し、チャネル層24が露出したトレンチ開
口部26を形成する。
開口部26のシリコン半導体基板をCF系およびHBr
系ガスにより異方性ドライエッチングし、チャネル層2
4を貫通してドレイン領域22まで達するトレンチ27
を形成する。
内壁とCVD酸化膜25表面に酸化膜(図示せず)を形
成し、その後、酸化膜とCVD酸化膜25をエッチング
により除去する。このダミー酸化を行う理由は、ドライ
エッチングの際のエッチングダメージを除去し、後のゲ
ート酸化膜を安定に形成するためである。また、高温で
熱酸化することによりトレンチ開口部26に丸みをつ
け、トレンチ開口部26での電界集中を避ける効果もあ
る。これにより、トレンチ27が形成される。
膜31を形成する。その後、トレンチ27に埋設される
ゲート電極33を形成する。すなわち、全面にノンドー
プのポリシリコン層を付着し、リンを高濃度に注入・拡
散して高導電率化を図る。その後全面に付着したポリシ
リコン層をマスクなしでドライエッチして、トレンチ2
7に埋設されたゲート電極33とする。
より選択的にボロンをイオン注入し、P+型のボディコ
ンタクト領域34を形成した後、レジスト膜PRを除去
する。
ス領域35およびゲート電極33を露出する様にマスク
して、砒素をイオン注入し、N+型のソース領域35を
トレンチ27に隣接するチャネル層24表面に形成した
後、レジスト膜PRを除去する。
PSG(Boron Phosphorus Sili
cate Glass)層をCVD法により付着して、
層間絶縁膜36を形成する。その後、レジスト膜をマス
クにして少なくともゲート電極33上に層間絶縁膜36
を残す。その後アルミニウムをスパッタ装置で全面に付
着して、ソース領域35およびボディコンタクト領域3
4にコンタクトするソース電極37を形成する。
ETではトレンチ開口部に広がるゲート酸化膜および層
間絶縁膜のために、ソース領域とソース電極との接触面
積が小さくなり、コンタクト抵抗が低減できない大きな
要因となっていた。コンタクト抵抗はオン抵抗と直接的
に関わるため、その低減が望まれている。現在は、セル
密度を増やすことによりオン抵抗を低減するものが主流
であるが、セル密度を増やすために微細化が進むとソー
ス領域も更に微小となり、ソース電極との接触面積が稼
げないためコンタクト抵抗が高くなり、オン抵抗も高く
なってしまう問題がある。
れるBPSG層は、酸化膜であるため、各製造工程のイ
オン注入およびソース電極などの金属のスパッタ時に汚
染され、その結果ゲート−ソース間でリーク電流が発生
する場合があった。
に設けた厚い層間絶縁膜のためにステップカバレジが大
きく、アルミニウムで成膜するとコンタクト部分にボイ
ドが発生しやすい問題もあった。
みてなされ、ドレイン領域となる一導電型の半導体基板
と、該半導体基板表面に設けた逆導電型のチャネル層
と、該チャネル層を貫通し前記半導体基板まで到達する
トレンチと、該トレンチの表面に設けたゲート絶縁膜
と、前記トレンチに埋め込まれた半導体材料からなるゲ
ート電極と、前記チャネル層表面の前記トレンチに隣接
して設けた一導電型のソース領域と、少なくとも前記ゲ
ート電極上を覆う層間絶縁膜と全面を覆うソース電極と
を有する絶縁ゲート型半導体装置において、前記絶縁膜
側面に一導電型不純物の導入された半導体材料からなる
サイドウォールを設け前記ソース領域および前記ソース
電極とコンタクトさせることを特徴とし、サイドウォー
ル部分をソース領域として活用することで、ソース電極
との接触面積を拡大することができる。これにより、セ
ル自身のコンタクト抵抗を低減することができ、オン抵
抗を大幅に低減できる絶縁ゲート型半導体装置を提供で
きる。
型のチャネル層を形成する工程と、前記チャネル層を貫
通し前記半導体基板まで到達するトレンチを形成する工
程と、該トレンチの少なくとも前記チャネル層上にゲー
ト絶縁膜を形成する工程と、前記トレンチに埋設される
半導体材料からなるゲート電極を形成する工程と、前記
チャネル層表面に一導電型のソース領域を形成する工程
と、少なくとも前記ゲート電極上に層間絶縁膜を形成す
る工程と、全面にポリシリコンを堆積後エッチバックし
て前記層間絶縁膜の側面にサイドウォールを形成し、該
サイドウォールに一導電型不純物を導入する工程と、全
面にソース電極を形成する工程とを具備することを特徴
とし、オン抵抗の低減を実現する絶縁ゲート型半導体装
置の製造方法を提供できる。
9を参照してトレンチ型パワーMOSFETをNチャネ
ル型を例に説明する。
の断面図を示す。
基板と、チャネル層と、トレンチと、ゲート酸化膜と、
ゲート電極と、ソース領域と、層間絶縁膜と、サイドウ
ォールと、ソース電極とから構成される。
板1の上にN-型のエピタキシャル層を積層してドレイ
ン領域2とする。
選択的にP型のボロンをイオン注入後、拡散してトレン
チ7の深さよりも浅く形成する。このチャネル層4のト
レンチ7に隣接した領域に、チャネル領域(図示せず)
が形成される。
エッチングして形成し、チャネル層4を貫通してドレイ
ン領域2まで到達させる。一般的には半導体基板上に格
子状またはストライプ状にトレンチ7を形成する。トレ
ンチ7内壁にはゲート酸化膜11を設け、ゲート電極1
3を形成するためにポリシリコンを埋設する。
層と接するトレンチ7内壁に数百Åの厚みに形成する。
ゲート酸化膜11は絶縁膜であるので、トレンチ7内に
設けられたゲート電極13と半導体基板に挟まれてMO
S構造となっている。
成のマスク合わせずれを考慮するため、トレンチ開口部
6の半導体基板表面にもゲート酸化膜11が残存してい
る。
たポリシリコンよりなり、該ポリシリコンには、低抵抗
化を図るためにN型不純物が導入されている。このゲー
ト電極13は、半導体基板の周囲を取り巻くゲート連結
電極(図示せず)まで延在され、半導体基板上に設けら
れたゲートパッド電極(図示せず)に連結される。
下のトレンチ7に隣接したチャネル層4表面にN+型不
純物を拡散して形成される。トレンチ7からソース領域
15およびボディコンタクト領域14の境界までの幅
は、およそ0.5μmであり、その一部はトレンチ7開口
部に広がる層間絶縁膜16およびゲート酸化膜11に覆
われている。ソース領域15は全面に覆われたソース電
極19とコンタクトするが、そのコンタクトは、これら
絶縁膜に覆われていない部分のみとなる。
安定化のため、隣り合うソース領域15の間のチャネル
層4表面にP+型不純物を拡散して形成する。
13を覆って形成され、NSG層16a、BPSG層1
6bのシリケートグラス層と、窒化膜16cからなる。
NSG層16aは耐圧を持たせるためにゲート電極13
上に1000Åの厚みに形成され、その上にはBPSG層1
6bを4000Å堆積する。BPSG層16bには耐圧性が
ないが、ソース電極19とゲート電極13の間の寄生容
量を緩和するために厚みを持たせている。さらにBPS
G層16b上には窒化膜16cを1000Åの厚みに形成す
る。
b、窒化膜16cをそれぞれ堆積後にコンタクト孔をエ
ッチングにより開口する。マスクの合わせずれがあると
ゲート電極13が露出してしまうため、これを考慮して
少なくともゲート電極13上を覆い、トレンチ7開口部
にその一部を残して層間絶縁膜16が形成される。
酸化膜のみを使用していたため、各製造工程のイオン注
入およびソース電極などの金属のスパッタ時に汚染さ
れ、その結果ゲート−ソース間でリーク電流が発生する
場合があった。そこで、BPSG層16bの上にイオン
ブロッキング効果の高い窒化膜16cを堆積することに
より層間絶縁膜16の汚染を防ぎ、リーク電流の低減が
可能となる。
側面で層間絶縁膜16の厚さ方向に沿って形成される。
その高さおよび幅はそれぞれ2000Åであり、サイドウォ
ール17の側面はソース領域15とボディコンタクト領
域14の境界よりも内側に位置する。また、半導体基板
のソース領域15および全面を覆うソース電極19とコ
ンタクトしており、ソース領域15と同型のN+型不純
物が導入されるので、このサイドウォール17をソース
領域として活用できる。
域15とソース電極19との接触面積を大きく取ること
が望ましいが、ソース電極19とのコンタクト孔を形成
するためにゲート電極13上に設けられるマスクは、合
わせずれを考慮してゲート電極13よりも大きく設けら
れる。これにより、層間絶縁膜16およびゲート酸化膜
11が少なくともゲート電極13上に残るように形成さ
れ、トレンチ開口部6の半導体基板表面に層間絶縁膜1
6およびゲート酸化膜11が残存することになる。この
ため、トレンチ7に隣接して設けられるソース領域15
はその面積の一部をこれらの絶縁膜で覆われるため、ソ
ース電極19との接触面積が少なく、コンタクト抵抗が
低減してしまう。
領域として活用することにより、サイドウォール17側
面でソース電極19との接触面積を大幅に増加できるの
で、セル自身のコンタクト抵抗を低減することができ
る。つまりセル密度を増やさなくとも、オン抵抗を大幅
に低減できることになる。
のバリアメタル層19aに、タングステン19bを成膜
し、その後アルミニウム19cをスパッタして所望の形
状にエッチングして形成する。
場合、隣接するトレンチの間隔が微小であるため、厚み
のある層間絶縁膜の上にアルミニウムを直接スパッタす
ると、ステップカバレジが大きく、コンタクト孔のソー
ス電極成膜部にボイドが発生しやすい。
ム配線が断線する、ストレスマイグレーションも発生す
る場合がある。
るようにバリアメタル層19aをスパッタし、さらに、
ストレスマイグレーション耐性が良く、被覆性の良いタ
ングステン19bをCVD法により成膜し、アルミニウ
ム19cをスパッタする。
むため、ボイドの発生が抑制でき、アルミニウム配線の
断線も防ぐことができる。
領域上の層間絶縁膜側面にソース領域およびソース電極
とコンタクトするサイドウォールを形成し、ソース領域
と同型の不純物を導入することにより、サイドウォール
をソース領域として活用することにある。
部の半導体基板表面に層間絶縁膜およびゲート電極が残
存しているために、トレンチに隣接して設けられるソー
ス領域はその面積の一部をこれらの絶縁膜で覆われるた
め、ソース電極との接触面積が少なくなってしまう。そ
こで、このサイドウォール部分をソース領域として活用
することにより、サイドウォール側面でソース電極との
接触面積を大幅に増加できる。
度を増加することにより半導体装置のオン抵抗を低減す
るのではなく、セル自身のオン抵抗を低減することが可
能となるもので、具体的には従来と同じデザインルール
のトレンチ型パワーMOSFETに比べて、コンタクト
抵抗を1/3程度まで低減でき、オン抵抗の低減に大き
く寄与できる。
により、イオン注入などのプロセス汚染やソース電極な
どの金属をスパッタする際の外部汚染をを抑制でき、ゲ
ート−ソース間のリーク電流を低減できる。
層とタングステンを用いることにより微細なセル間の金
属配線層に発生しやすいボイドを低減し、さらにストレ
スマイグレーションも抑制できるので、アルミニウム配
線の断線を防げる利点を有する。
法を図1から図9を参照してNチャネル型を例に説明す
る。
は、一導電型の半導体基板表面に逆導電型のチャネル層
を形成する工程と、チャネル層を貫通し半導体基板まで
到達するトレンチを形成する工程と、トレンチの少なく
ともチャネル層上にゲート絶縁膜を形成する工程と、ト
レンチに埋設される半導体材料からなるゲート電極を形
成する工程と、チャネル層表面に一導電型のソース領域
を形成する工程と、少なくともゲート電極上に層間絶縁
膜を形成する工程と、全面にポリシリコンを堆積後エッ
チバックして層間絶縁膜の側面にサイドウォールを形成
し、サイドウォールに一導電型不純物を導入する工程
と、全面にソース電極を形成する工程とから構成され
る。
一導電型の半導体基板表面に逆導電型のチャネル層を形
成することにある。
タキシャル層を積層してドレイン領域2を形成する。予
定のチャネル層4に選択的にボロンを注入した後、拡散
してP型のチャネル層4を形成する。
チャネル層を貫通し半導体基板まで到達するトレンチを
形成することにある。
oped Silicate Glass)のCVD酸
化膜5を生成し、ドライエッチングして部分的に除去
し、チャネル層4が露出したトレンチ開口部6を形成す
る。
口部6のシリコン半導体基板をCF系およびHBr系ガ
スにより異方性ドライエッチングし、チャネル層4を貫
通してドレイン領域2まで達するトレンチ7を形成す
る。
トレンチの少なくともチャネル層上にゲート絶縁膜を形
成することにある。
VD酸化膜5表面に酸化膜(図示せず)を形成し、その
後、酸化膜とCVD酸化膜5をエッチングによりすべて
除去する。このダミー酸化を行う理由は、ドライエッチ
ングの際のエッチングダメージを除去し、ゲート酸化膜
を安定に形成するためである。また、高温で熱酸化する
ことによりトレンチ開口部6に丸みをつけ、トレンチ開
口部6での電界集中を避ける効果もある。
ト酸化膜11を形成する。
トレンチに埋設される半導体材料からなるゲート電極を
形成することにある。
し、リンを高濃度に注入・拡散して高導電率化を図る。
その後全面に付着したポリシリコン層をマスクなしでド
ライエッチして、トレンチ7に埋設されたゲート電極1
3とする。
ャネル層表面に一導電型のソース領域を形成することに
ある。
てレジスト膜PRによって、選択的にボロンをドーズ量
5.0×1014でイオン注入し、P+型のボディコンタ
クト領域14を形成した後、レジスト膜PRを除去す
る。ボディコンタクト領域14はドレイン領域2とチャ
ネル層4で形成される基板の電位安定化のために形成さ
れる。
および隣接したチャネル層4を除いてマスクし、選択的
に砒素をドーズ量5.0×1015でイオン注入し、トレ
ンチ7に隣接するチャネル層4表面にN+型のソース領
域15を形成した後、レジスト膜PRを除去する。
少なくともゲート電極上に層間絶縁膜を形成することに
ある。まず、全面に耐圧性の高いNSG層16aを1000
Å堆積後、BPSG層16bを4000Å堆積する。さらに
これらの上に窒化膜16cを1000Å堆積する。この厚い
BPSG層16bにより、ゲート−ソース間の寄生容量
を緩和している。しかし、BPSG層16bは酸化膜で
あるためイオン注入などのプロセス汚染や金属のスパッ
タなどの外部汚染により、リーク電流が発生する場合が
ある。そこで、イオンブロッキング効果の高い窒化膜1
6cをBPSG層16b上に設けることにより、層間絶
縁膜16を汚染から保護し、リーク電流を抑制できる。
けて、少なくともゲート電極13上を覆う層間絶縁膜1
6を形成する。レジストによるマスクを設けてエッチン
グにより層間絶縁膜16を部分的に除去する。このと
き、マスク合わせずれによりゲート電極13が露出する
のを防ぐために、トレンチ開口部6の半導体基板表面に
層間絶縁膜16およびゲート酸化膜11が残存するよう
にエッチングする。
示す如く、全面にポリシリコンを堆積後エッチバックし
て層間絶縁膜の側面にサイドウォールを形成し、サイド
ウォールに一導電型不純物を導入することにある。
図7では全面にポリシリコンを2000Åの厚みに堆積後、
エッチバックする。これにより層間絶縁膜16側面に沿
ってソース領域15に達するサイドウォール17が形成
される。
し、サイドウォール17の上部が露出するまでエッチバ
ックし、NSG層18をマスクとして全面にソース領域
15と同型不純物であるヒ素をイオン注入する。このと
きの不純物濃度は前記のソース領域15形成時の不純物
濃度と同じとし、露出したサイドウォール17の上部か
ら不純物が導入される。その後、サイドウォール17中
に不純物を拡散して、NSG層18をウエットエッチン
グにより除去する。
物を含むサイドウォール17が、ソース領域15上に形
成される。
15はその一部を層間絶縁膜16およびゲート酸化膜1
1により覆われてしまうが、このサイドウォール17を
ソース領域として活用できるために、後の工程で形成さ
れるソース電極との接触面積が増大し、コンタクト抵抗
を大幅に低減できる。
全面にソース電極を形成することにある。
9aであるチタンナイトライドを成膜し、タングステン
19bをCVD法により堆積する。その後アルミニウム
19cをスパッタしてソース電極19とする。バリアメ
タル層19aおよびタングステン19bを成膜すること
により、層間絶縁膜16によるステップカバレジの影響
を抑え、ボイドの発生が低減できる。さらにストレスマ
イグレーションも抑制できるので、アルミニウム配線の
断線を防げる。
縁膜側面に設けたポリシリコンよりなるサイドウォール
がソース領域として活用できる。これにより、ソース電
極との接触面積が大幅に増加するため、コンタクト抵抗
を低減できる。
増加により、半導体装置のオン抵抗を低減するのではな
く、セル自身のオン抵抗を低減することが可能となるも
ので、具体的には従来と同じデザインルールのトレンチ
型パワーMOSFETに比べて、コンタクト抵抗を1/
3程度まで低減でき、オン抵抗の低減に大きく寄与でき
る。
ブロッキング効果の高い窒化膜により、BPSG層のプ
ロセス汚染および外部汚染を抑制できるので、ゲート−
ソース間のリーク電流を低減できる。
ステンを用いることにより微細なセル間の金属配線層に
発生しやすいボイドを低減し、さらにストレスマイグレ
ーションも抑制できるので、アルミニウム配線の断線を
防げる。
領域として活用できるポリシリコンからなるサイドウォ
ールを形成でき、ソース電極との接触面積を大幅に増加
することができる。これによりコンタクト抵抗を低減で
きるので、セル自身のオン抵抗を低減できる絶縁ゲート
型半導体装置の製造方法を提供できる。
説明する断面図である。
説明する断面図である。
説明する断面図である。
説明する断面図である。
説明する断面図である。
説明する断面図である。
説明する断面図である。
説明する断面図である。
造方法を説明する断面図である。
説明する断面図である。
説明する断面図である。
説明する断面図である。
説明する断面図である。
造方法を説明する断面図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 ドレイン領域となる一導電型の半導体基
板と、該半導体基板表面に設けた逆導電型のチャネル層
と、該チャネル層を貫通し前記半導体基板まで到達する
トレンチと、該トレンチの表面に設けたゲート絶縁膜
と、前記トレンチに埋め込まれた半導体材料からなるゲ
ート電極と、前記チャネル層表面の前記トレンチに隣接
して設けた一導電型のソース領域と、少なくとも前記ゲ
ート電極上を覆う層間絶縁膜と全面を覆うソース電極と
を有する絶縁ゲート型半導体装置において、 前記絶縁膜側面に一導電型不純物の導入された半導体材
料からなるサイドウォールを設け前記ソース領域および
前記ソース電極とコンタクトさせることを特徴とする絶
縁ゲート型半導体装置。 - 【請求項2】 ドレイン領域となる一導電型の半導体基
板と、該半導体基板表面に設けた逆導電型のチャネル層
と、該チャネル層を貫通し前記半導体基板まで到達する
トレンチと、該トレンチの表面に設けたゲート絶縁膜
と、前記トレンチに埋め込まれた半導体材料からなるゲ
ート電極と、前記チャネル層表面の前記トレンチに隣接
して設けた一導電型のソース領域と、少なくとも前記ゲ
ート電極上を覆う第1の層間絶縁膜と、該第1の絶縁膜
上を覆う第2の層間絶縁膜と、前記第1および第2の層
間絶縁膜側面に沿って形成され、一導電型不純物が導入
された半導体材料からなるサイドウォールと、前記半導
体基板上を覆うソース電極とを具備することを特徴とす
る絶縁ゲート型半導体装置。 - 【請求項3】 前記サイドウォールは前記ソース領域上
に設けられることを特徴とする請求項1または請求項2
に記載の絶縁ゲート型半導体装置。 - 【請求項4】 前記第1の層間絶縁膜はシリケートグラ
ス層で、前記第2の層間絶縁膜は窒化膜であることを特
徴とする請求項2に記載の絶縁ゲート型半導体装置。 - 【請求項5】 前記ソース電極はバリアメタル層、タン
グステン、アルミニウムの3層からなることを特徴とす
る請求項2に記載の絶縁ゲート型半導体装置。 - 【請求項6】 一導電型の半導体基板表面に逆導電型の
チャネル層を形成する工程と、 前記チャネル層を貫通し前記半導体基板まで到達するト
レンチを形成する工程と、 該トレンチの少なくとも前記チャネル層上にゲート絶縁
膜を形成する工程と、 前記トレンチに埋設される半導体材料からなるゲート電
極を形成する工程と、 前記チャネル層表面に一導電型のソース領域を形成する
工程と、 少なくとも前記ゲート電極上に層間絶縁膜を形成する工
程と、 全面にポリシリコンを堆積後エッチバックして前記層間
絶縁膜の側面にサイドウォールを形成し、該サイドウォ
ールに一導電型不純物を導入する工程と、 全面にソース電極を形成する工程とを具備することを特
徴とする絶縁ゲート型半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 一導電型の半導体基板表面に逆導電型の
チャネル層を形成する工程と、 前記チャネル層を貫通し前記半導体基板まで到達するト
レンチを形成する工程と、 該トレンチの少なくとも前記チャネル層上にゲート絶縁
膜を形成する工程と、 前記トレンチに埋設される半導体材料からなるゲート電
極を形成する工程と、 前記チャネル層表面に一導電型のソース領域を形成する
工程と、 少なくとも前記ゲート電極上に第1の層間絶縁膜を形成
し、該第1の層間絶縁膜上に第2の層間絶縁膜を形成す
る工程と、 全面にポリシリコンを堆積後エッチバックして前記第1
および第2の層間絶縁膜の側面にサイドウォールを形成
し、該サイドウォールに一導電型不純物を導入する工程
と、 全面にソース電極を形成する工程とを具備することを特
徴とする絶縁ゲート型半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 前記サイドウォールは前記ソース領域表
面まで達して形成されることを特徴とする請求項7に記
載の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 前記第1の層間絶縁膜はシリケートグラ
ス層で、第2の層間絶縁膜は窒化膜で形成されることを
特徴とする請求項7に記載の絶縁ゲート型半導体装置の
製造方法。 - 【請求項10】 前記ソース電極はバリアメタル層、タ
ングステン、アルミニウムの3層を積層して形成される
ことを特徴とする請求項7に記載の絶縁ゲート型半導体
装置の製造方法。
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