JP2002154322A - ドアのガラス受け部構造 - Google Patents

ドアのガラス受け部構造

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JP2002154322A
JP2002154322A JP2000352611A JP2000352611A JP2002154322A JP 2002154322 A JP2002154322 A JP 2002154322A JP 2000352611 A JP2000352611 A JP 2000352611A JP 2000352611 A JP2000352611 A JP 2000352611A JP 2002154322 A JP2002154322 A JP 2002154322A
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JP
Japan
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glass
door
support member
sash
fixed
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Atsushi Kasai
淳 笠井
Hiroko Kobayashi
宏子 小林
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアの組立作業性を向上させることができ、
かつ、ドアの軽量化を図ることができ、しかも、インナ
リーンフォースメントの上下の微調整が容易なドアのガ
ラス受け部構造を提供する。 【解決手段】 サッシュ15内に固定式ガラス17を備
えたドア11において、サッシュ15の下部を補強する
インナリンフォースメント19にガラス17を支える別
体のサポート部材20を固定した構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアのガラス受け
部構造に関し、詳しくは、サッシュ内に固定式のガラス
を備えたドアのガラス受け部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図12び図13は、従来の車両における
ドアのガラス受け部構造の一例を示すものである。この
例のドア1は、そのサッシュ(図示せず)内に固定式の
ガラス(以下、固定式ガラスという。)3と上下に摺動
可能なガラス(図示せず)とを備え、さらに、ドアアウ
タパネル5とドアインナパネル6との間にこれらを補強
するアウタリーンフォースメント8及びインナリンフォ
ースメント7を備えている。そして、インナリンフォー
スメント7には、固定式ガラス3の下部を受けるガラス
受け部7aを設けている。このガラス受け部7aは、固
定式ガラス3を受けるための寸法基準となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のガラス受け部構造では、インナリンフォースメント
7の運搬時に、該インナリーンフォースメントを重ねて
運ぶため、該インナリーンフォースメントのガラス受け
部7aの部分が変形してしまう場合があった。この場合
には、インナリーンフォースメント7のガラス受け部7
aを、固定式ガラス3の寸法に合わせるよう寸法調整す
る必要があったが、そのような寸法調整は難しいため、
ドア1の組立作業性が低下した。
【0004】また、インナリンフォースメント7の板厚
が薄いと、ガラス受け部7aの部分の剛性が足りなくな
るので、板厚を厚くする必要があった。しかし、これ
は、ドア1の重量増加を招くため、好ましくなかった。
さらに、インナリンフォースメント7がガラス受け部7
aを兼ねた一体構造となっているため、ドアパネルの組
立時において、インナリーンフォースメント7の上下の
微調整が難しかった。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、ドアの組立作業性を向上させることができ、かつ、
ドアの軽量化を図ることができ、しかも、インナリーン
フォースメントの上下の微調整が容易なドアのガラス受
け部構造を提供することを目的とする。
【0006】本発明では、上記目的を達成するために、
サッシュ内に固定式のガラスを備えたドアにおいて、該
サッシュの下部を補強するインナリンフォースメントに
該ガラスを支える別体のサポート部材を固定した構成と
している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るドアのガラス
受け部構造の一実施形態について、添付図面を参照しな
がら詳細に説明する。本実施形態におけるドアのガラス
受け部構造は、図1に示すような車両のドア11に適用
したものである。ドア11は、主に図2に示すように、
ドアアウタパネル12とドアインナパネル13とにより
形成されたドア本体14と、該ドア本体の上部に枠状の
サッシュ15とを備えたものである。サッシュ15の内
部には、上下に摺動可能なガラス16と固定式ガラス1
7が嵌め込まれている。
【0008】さらに、ドア11は、ドアアウタパネル1
2とドアインナパネル13を補強するアウタリンフォー
スメント18とインナリンフォースメント19を備える
とともに、固定式ガラス17の下部を受けるサポート部
材20を備えている(図3参照)。サポート部材20
は、図4〜図6に示すように、インナリンフォースメン
ト19に固定される一対のフランジ20a,20aと、
固定式ガラス17の下部を支える一側壁部20b及び該
一側壁部に対向する他側壁部20cと、該これらの側壁
部を連絡する中央部20dからなるもので、これらによ
って断面略ハット形状に形成されている。
【0009】次ぎに、ドア11の組立について説明す
る。まず、図3に示すようにサポート部材20とインナ
リーンフォースメント19とサッシュ15を、治具等を
用いて、図3及び図7に示すガラス寸法Lに合わせて互
いに組付けて、サッシュコンプ21を形成する。このサ
ッシュコンプ21をドアインナパネル13に組付け、順
次、アウタリーンフォースメント18及びドアアウタパ
ネル12を組付けて、ドアパネル組立体を作る。次い
で、固定式ガラス17にガラスラン22を組付け、これ
らを上記のドアパネル組立体に組付ける。
【0010】さらに、図7に示すように、インナリンフ
ォースメント19にサポート部材20のフランジ20
a,20aをW1とW2の箇所でスポット溶接し、ま
た、アウタリンフォースメント18にサポート部材20
の中央部20dをW3の箇所でスポット溶接するように
している。
【0011】本実施形態のガラス受け部構造では、サポ
ート部材20をインナリンフォースメント19とアウタ
リンフォースメント18の両方に溶着するようにしてい
るので、ドア11の剛性が高めてられる。
【0012】また、サッシュ15をインナリンフォース
メント19に組付けると同時にサポート部材20もイン
ナリンフォースメント19に組付けるようにしたので、
インナリーンフォースメント19とサポート部材20の
上下位置の微調整が容易であり、サッシュ15とサポー
ト部材20との寸法精度を確保することができる。従っ
て、固定式ガラス17の位置寸法精度を高めることがで
きる。
【0013】さらに、従来は、インナリンフォースメン
ト7とガラス受け部7aが一体となっていたため、イン
ナリンフォースメント7を重ねて運搬する時に、ガラス
受け部が変形し易いかったが(図13参照)、本実施形
態では、このガラス受け部に相当するサポート部材20
をインナリーンフォースメント19とは別体に形成して
いる。これにより、インナリンフォースメント19の形
状がシンプルになるとともに、サポート部材20も断面
ハット形状で強度が高くなので、アウタリーンフォース
メント18及びインナリーンフォースメント19の肉厚
が薄くとも、それぞれの部品の変形が生じにくい。従っ
て、ドア11の軽量化を図ることができる上に、アウタ
リーンフォースメント18及びインナリーンフォースメ
ント19等の部品の寸法精度の確保が容易になる。
【0014】図8及び図9は、本発明に係るドアのガラ
ス受け部構造の他の実施形態を示すものである。本実施
形態では、サポート部材20の一側壁部20bに、固定
式ガラス17及びそのガラスラン22を挿入しやすいよ
うな溝23を設け、ガラス17の車幅方向の位置寸法を
確保できるようにしている。溝23は、サポート部材2
0の一側壁部20bの一部を、ガラス17と平行に延び
る断面凹部状にへこませて形成したものである。
【0015】図10及び図11は、本発明に係るドアの
ガラス受け部構造のさらに他の実施形態を示すものであ
る。本実施形態でも、図8及び図9に示したものと同様
に、サポート部材20の一側壁部20bに、固定式ガラ
ス17及びそのガラスラン22を挿入しやすいような溝
23を設け、ガラス17の車幅方向の位置寸法を確保で
きるようにしている。溝23は、サポート部材20の一
側壁部20bに、ガラス17と平行に形成した一対のビ
ード24,24によって形成したものである。なお、こ
の一対のビード24,24の長さは、特に限定されず、
サポート部材20の全幅に渡るように形成しても勿論良
い。
【0016】なお、本発明は、ドアウインドに設ける固
定式ガラスを容易に設置するため構造であるので、固定
式のガラスを備えた車両であれば、自動車のみならず、
他の車両などにも勿論適用することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るドア
のガラス受け部の構造によれば、サッシュ内に固定式ガ
ラスを備えたドアにおいて、該サッシュの下部を補強す
るインナリンフォースメントに該ガラスを支える別体の
サポート部材を固定した構成としているので、サポート
部材の位置を調整することにより、ガラスの取付け寸法
精度を高めることが可能である。しかも、インナリンフ
ォースメントの形状をシンプルにでき、サポート部材の
形状の自由度が向上するため、運搬等による変形を防止
することが可能である。
【0018】また、本発明では、上記サッシュに上記イ
ンナリンフォースメントを介して上記サポート部材を固
定してサッシュコンプを形成し、この後に、該サッシュ
コンプをドアインナパネルに固定した構成としているの
で、サッシュとサポート部材の位置の寸法管理が容易と
なるため、上記固定式ガラスの取付け寸法精度を高める
ことが可能である。
【0019】さらに、上記サポート部材は、インナリン
フォースメントに固定される一対のフランジと、上記ガ
ラスを支える一側壁部及び該一側壁部に対向する他側壁
部と、これらの側壁部を連絡する中央部からなり、これ
らによって断面略ハット形状に形成した構成としている
ので、上記サポート部材の強度が向上し、より運搬等に
よる変形を防止でき、上記固定式ガラスの取付け寸法精
度を高めることも可能となる。
【0020】さらにまた、本発明では、上記サポート部
材の中央部を、ドアアウタパネルを補強するアウタリン
フォースメントに固着した構成としているので、上記ア
ウタリンフォースメントと上記インナリンフォースメン
トが上記サポート部材を通じて連結され、これにより、
ドアの剛性が高められるとともに、上記ガラスを受ける
部分におけるドアのねじれを防ぐことが可能となる。
【0021】加えて、本発明では、上記サポート部材の
一側壁部に、上記ガラスと平行な溝を設け、該溝内に上
記ガラスを入り込ませた構成としたので、上記ガラスの
車幅方向の位置寸法を容易に確保することが可能であ
る。しかも、上記溝を、上記サポート部材の一側壁部
に、上記ガラスと平行に形成した一対のビードにより形
成するようにすれば、上記ガラスの車幅方向の位置寸法
を確保することが可能になることに加えて、その溝の形
成も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドアのガラス受け部構造を適用し
た自動車のドアを示す図である。
【図2】本発明に係るドアのガラス受け部構造の一実施
形態を示す分解斜視図である。
【図3】本発明に係るドアのガラス受け部構造の一実施
形態の要部を示す斜視図である。
【図4】本発明に係るドアのガラス受け部構造の一実施
形態のサポート部材を示す斜視図である。
【図5】本発明に係るドアのガラス受け部構造の一実施
形態のサポート部材を示す平面図である。
【図6】図5におけるA−A線断面図である。
【図7】図1におけるB−B線断面図である。
【図8】本発明に係るドアのガラス受け部構造の他の実
施形態の要部を示す斜視図である。
【図9】図8におけるC−C線断面図である。
【図10】本発明に係るドアのガラス受け部構造のさら
に他の実施形態の要部を示す斜視図である。
【図11】図10におけるD−D線断面図である。
【図12】従来のドアのガラス受け部構造の一例を示す
断面図である。
【図13】従来のドアのガラス受け部構造の一例におけ
るインナリーンフォースメントを示す斜視図である。
【符号の説明】
11 ドア 12 ドアアウタパネル 13 ドアインナパネル 14 ドア本体 15 サッシュ 16 摺動可能なガラス 17 固定式ガラス 18 アウタリンフォースメント 19 インナリンフォースメント 20 サポート部材 20a フランジ 20b 一側壁部 20c 他側壁部 20d 中央部 21 サッシュコンプ 22 ガラスラン 23 溝 24 ビード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サッシュ内に固定式ガラスを備えたドア
    において、該サッシュの下部を補強するインナリンフォ
    ースメントに該ガラスを支える別体のサポート部材を固
    定したことを特徴とするドアのガラス受け部構造。
  2. 【請求項2】 上記サッシュに上記インナリンフォース
    メントを介して上記サポート部材を固定してサッシュコ
    ンプを形成し、この後に、該サッシュコンプをドアイン
    ナパネルに固定したことを特徴とする請求項1に記載の
    ドアのガラス受け部構造。
  3. 【請求項3】 上記サポート部材は、上記インナリンフ
    ォースメントに固定される一対のフランジと、上記ガラ
    スを支える一側壁部及び該一側壁部に対向する他側壁部
    と、これらの側壁部を連絡する中央部からなり、これら
    によって断面略ハット形状に形成したものであることを
    特徴とする請求項1または2に記載のドアのガラス受け
    部構造。
  4. 【請求項4】 上記サポート部材の中央部を、ドアアウ
    タパネルを補強するアウタリンフォースメントに固着し
    たことを特徴とする請求項3に記載のドアのガラス受け
    部構造。
  5. 【請求項5】 上記サポート部材の一側壁部に、上記ガ
    ラスと平行な溝を設け、該溝内に上記ガラスを入り込ま
    せたことを特徴とする請求項3に記載のドアのガラス受
    け部構造。
  6. 【請求項6】 上記サポート部材の一側壁部に、上記ガ
    ラスと平行に一対のビードを設け、これらのビード間に
    溝を形成し、該溝内に上記ガラスを入り込ませたことを
    特徴とする請求項3に記載のドアのガラス受け部構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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