JPH0323904Y2 - - Google Patents

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JPH0323904Y2
JPH0323904Y2 JP1984160631U JP16063184U JPH0323904Y2 JP H0323904 Y2 JPH0323904 Y2 JP H0323904Y2 JP 1984160631 U JP1984160631 U JP 1984160631U JP 16063184 U JP16063184 U JP 16063184U JP H0323904 Y2 JPH0323904 Y2 JP H0323904Y2
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JP
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pillar
door
section
closed cross
reinforcement
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JP1984160631U
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は自動車のボデイ構造に係り、特に、
クオータパネルとルーフサイドインナとで閉断面
を形成するようにして接合したピラーと、前記ク
オータパネル上部を車体内方へ折曲して形成した
段部でなり、前記ピラーに交差するベルトライン
と、前記ピラーの下部に、クオータパネルの前部
を車体内方へ折曲して上下方向に延びる段部を形
成して構成したドア受け段部とを有する自動車の
ボデイ構造の改良に関する。
【従来の技術】
従来、2ドア車のセンタピラー部1は、第6図
に示すようにクオータパネル2の上縁部の一部と
ルーフサイドインナ3とで閉断面を形成するよう
にして接合して構成している。従つて、ベルトラ
イン4より上方においては、閉断面構造によつて
十分な剛性が確保できるが、クオータパネル2の
ピラー1下方の前部を車体内方へ折曲してピラー
1の前板1A下部に続くようにして上下方向に延
びるドア受け段部5においては、開放断面となる
ため、その剛性が著しく低下する問題点があつ
た。 そこで、センタピラーの剛性向上を図るべく、
センタピラーとサイドシルとを閉断面構造によつ
て連結した自動車の後部車体構造が、例えば、特
開昭58−22764号公報、特開昭58−26677号公報、
特開昭58−26678号公報等で提案されている。 これら公報の自動車の後部車体構造によれば、
閉断面構造のために補強パネルを必要としなくな
り部品点数が減り、又構造が簡素となる利点を有
する。しかも、閉断面の面積を車体側壁部の厚さ
のほぼ全体を利用した大きなものとすることがで
き構造力学上有利なものとなる利点を有する。
【考案が解決しようとする課題】
反面、センタピラーとサイドシルとをほぼ同様
の面積を有する閉断面で連結するものであるか
ら、車体上下方向での剛性が不連続且つ不均衡と
なり、車両全体の振動特性の低下を招き、車両性
能の低下につながるという問題点がある。 又、第6図に示されるように、ドア受け段部5
にはドアロツクストライカ取付孔6が形成されて
いるが、取付部の所定の剛性を得るためには、ド
ア受け段部5の裏側には、別体のリーンホースメ
ントを取付けなければならないという問題点があ
る。 本考案は、上記問題点に着目してなされたもの
であつて、ピラーとベルトラインとの交差部の剛
性の向上を図ると共に、ピラーとこのピラー下部
に続くドア受け段部との上下方向での剛性のバラ
ンスを図つて車両全体の振動特性を向上させるこ
とができると共に、別体のリーンホースメントを
利用することなく、ドアロツクストライカの取付
部の所定の剛性を得ることができる自動車のボデ
イ構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本考案は、クオータパネルとルーフサイドイン
ナとで閉断面を形成するようにして接合したピラ
ーと、前記クオータパネル上部を車体内方へ折曲
して形成した段部でなり、前記ピラーに交差する
ベルトラインと、前記ピラーの下部に、クオータ
パネルの前部を車体内方へ折曲して上下方向に延
びる段部を形成して構成され、該段部にドアロツ
クストライカ取付孔が形成されたドア受け段部
と、を有する自動車のボデイ構造において、ピラ
ーとベルトラインとの交差部上方からドア受け段
部の下部までのピラー内及びドア受け段部裏面側
に、リーンホースメントを、該リーンホースメン
トとピラーの板面及びドア受け段部とで閉断面を
形成するよう配設し、該閉断面の面積は下方に向
かうに従い漸減させると共に、前記ドアロツクス
トライカ取付孔位置で前記段部裏面に密着させた
ことにより上記目的を達成するものである。
【作用】
この考案は、ピラーとベルトラインとの交差部
上方からドア受け段部の下部までのピラー内及び
ドア受け段部裏面側に、リーンホースメントを、
該リーンホースメントとピラーの板面及びドア受
け段部とで閉断面を形成するよう配設したため、
この閉断面により、ピラー下部と、ピラー下方の
ドア受け段部との剛性を向上することができる。
又、リーンホースメントとドア受け段部とで形成
される閉断面構造により、ピラーの剛性をそのま
まベルトラインより下方のドア受け段部まで維持
できるものとなる。 又、閉断面の面積は、下方に向かうに従い漸減
するようにしたため、この閉断面構造による剛性
が低くなり、元来、ピラー部に比較し下方へ向か
うほど剛性の高くなるクオータパネルのドア受け
段部下部の剛性に対応させることができ、車体上
下方向での剛性不均衡をなくし、局部的な変形を
抑えることが可能となると共に、剛性のバランス
をよくして車両全体の振動特性の向上を図ること
ができる。 更に、ドアロツクストライカ取付部では、リー
ンホースメントを、ドア受け段部裏側に密着した
配置しているので他の補強部材を用いることな
く、ドアロツクストライカ取付部の所定の剛性を
得ることができる。
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明
する。 この実施例は、第1図乃至第5図に示すよう
に、クオータパネル10とルーフサイドインナ1
2とで略矩形状の閉断面を形成するようにして接
合したピラー14と、前記クオータパネル10上
部を車体内方へ折曲して形成した段部16でな
り、前記ピラー14に交差するベルトライン18
と、前記ピラー14の下部に、クオータパネル1
0の前部を車体内方へ折曲して上下方向に延びる
段部20を形成して構成され、該段部20にドア
ロツクストライカ取付孔21が形成されたドア受
け段部22と、を有する自動車のボデイ構造にお
いて、ピラー14とベルトライン18との交差部
24上方からドア受け段部22の下部までのピラ
ー14内及びドア受け段部22裏面側に、リーン
ホースメント26を、該リーンホースメント26
とピラー14の板面及びドア受け段部22とで閉
断面を形成するよう配設し、該閉断面の面積は下
方に向かうに従い漸減させると共に、前記ドアロ
ツクストライカ取付孔21の位置で、前記段部2
0の裏面に密着するようにしたものである。 前記リーンホースメント26は、その車体内側
端縁を車体前方へ折曲した内側フランジ26A
と、その車体外側端縁を車体後方へ折曲した外側
フランジ26Bとを一体的に形成して構成したも
ので、断面クランク状を呈する。 該リーンホースメント26の取付けは、前記内
側フランジ26Aをルーフサイドインナ12とク
オータパネル10との車体前方側接合面28間に
介在させて一体的に固着し、且つ、外側フランジ
26Bを前記交差部24上方ではピラー14を形
成するルーフサイドインナ12とクオータパネル
10との車体後方側接合面28に介在させて一体
的に固着すると共に、前記交差部24下方では、
クオータパネル10裏面に固着し、リーンホース
メント26とピラー14の前板面14A及びドア
受け段部22との間隔は、下方に向かうに従い次
第に狭くなるよう、リーンホースメント26の上
部をピラー14の後板面14B、リーンホースメ
ント26の下部をドア受け段部22裏面の下部に
固着して行う。 従つて、リーンホースメント26と、ピラー1
4の前板面14A及びドア受け段部22とで略矩
形状の閉断面を構成でき、しかも、この閉断面は
第1図乃至第5図に示すように、下方に向かうに
従い次第にその断面積を減少して、ついには、ド
ア受け段部22の上下方向略中央部で零となり
(第5図参照)、これより下方のドア受け段部22
の下部までは、リーンホースメントはドア受け段
部22の裏面に密着するよう配設される。 なお、上記実施例においてはリーンホースメン
ト26とドア受け段部22とで形成する閉断面の
面積が零となる位置を、ドア受け段部22の上下
方向中央部としているが、これに限定されるもの
でなく、ドアロツクストライカ取付孔21の位置
を含む、これから下部までの間でその閉断面の面
積を零即ち、リーンホースメント26を段部20
の裏面のに密着させればよい。 この実施例によれば、リーンホースメント26
と、ピラー14の前板面14A及びドア受け段部
22とで構成した閉断面により、ピラー14とピ
ラー14下方のドア受け段部22との剛性を向上
できる。特に、ピラー14とベルトライン18と
の交差部24においては、リーンホースメント2
6とピラー14の前板及び後板それぞれにより2
つの閉断面が形成でき、その剛性を向上できる。 しかも、下方に向かうに従い前記閉断面の断面
積が漸減するから、断面積の急変化を避けること
ができて、局部的な変形を抑えることが可能とな
る。又、この断面積の変化によりその剛性を変化
させることができる。 この結果、車体上下方向でのピラー部分の剛性
の均衡を図ることができるものであり、従来存し
た上下方向での剛性不均衡から生ずる車両全体の
振動特性の低下という問題を解消して車両全体の
振動特性を向上することができる。 加えて、リーンホースメント26をピラー14
内及びドア受け段部22裏面に配設するという簡
単な構造とすることができるため、組立ても容易
に行えるものである。 又、リーンホースメント26とドア受け段部2
2とで形成する閉断面の面積が下方に向かうに従
い漸減して、ついには零となるようにすること
で、断面積の急変化を避けることができ、ドア受
け段部22の上下方向での剛性の変化が連続した
ものとなつて、局部的な変形を更に一層抑えるこ
とができる。 更に、リーンホースメント26と段部20とが
密着される位置で、該段部20にドアロツクスト
ライカ取付孔21を形成しているので、他の補強
部材を設けることなくドアロツクストライカ取付
部の所定の剛性を得ることができる。 なお、上記実施例にあつては、2ドア車又は3
ドア車のセンターピラーとして説明してあるが、
4ドア車又は5ドア車のリアピラーとして実施し
ても有効なものである。
【考案の効果】
この考案は上記のような構成としたので、ピラ
ーとベルトラインとの交差部の剛性の向上を図る
と共に、ピラーとこのピラー下部に続くドア受け
段部との上下方向での剛性のバランスを図つて局
部的な変形を抑制でき、且つ車両全体の振動特性
を向上させることができ、更に、別体の補強部材
を使用することなく、ドアロツクストライカ取付
部の所定の剛性を得ることができるという優れた
効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る自動車のボデイ構造の
実施例を示す要部斜視図、第2図は第1図におけ
る−線断面図、第3図は同−線断面図、
第4図は同−線断面図、第5図は同−線
断面図、第6図は従来のボデイ構造を示す要部斜
視図である。 10……クオータパネル、12……ルーフサイ
ドインナ、14……ピラー、18……ベルトライ
ン、20……段部、21……ドアロツクストライ
カ取付孔、22……ドア受け段部、24……交差
部、26……リーンホースメント、28……接合
面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クオータパネルとルーフサイドインナとで閉断
    面を形成するようにして接合したピラーと、前記
    クオータパネル上部を車体内方へ折曲して形成し
    た段部でなり、前記ピラーに交差するベルトライ
    ンと、前記ピラーの下部に、クオータパネルの前
    部を車体内方へ折曲して上下方向に延びる段部を
    形成して構成され、該段部にドアロツクストライ
    カ取付孔が形成されたドア受け段部と、を有する
    自動車のボデイ構造において、ピラーとベルトラ
    インとの交差部上方からドア受け段部の下部まで
    のピラー内及びドア受け段部裏面側に、リーンホ
    ースメントを、該リーンホースメントとピラーの
    板面及びドア受け段部とで閉断面を形成するよう
    配設し、該閉断面の面積は下方に向かうに従い漸
    減させると共に、前記ドアロツクストライカ取付
    孔位置で前記段部裏面に密着させたことを特徴と
    する自動車のボデイ構造。
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JPS6175375U JPS6175375U (ja) 1986-05-21
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5826678A (ja) * 1981-08-07 1983-02-17 Mazda Motor Corp 2ドア型自動車のリヤフエンダ部の構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6031973Y2 (ja) * 1980-10-03 1985-09-25 日産自動車株式会社 自動車の車体構造

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JPS6175375U (ja) 1986-05-21

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