JP2002151358A - キャパシタ用セパレータおよびその製造方法 - Google Patents

キャパシタ用セパレータおよびその製造方法

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JP2002151358A
JP2002151358A JP2000347488A JP2000347488A JP2002151358A JP 2002151358 A JP2002151358 A JP 2002151358A JP 2000347488 A JP2000347488 A JP 2000347488A JP 2000347488 A JP2000347488 A JP 2000347488A JP 2002151358 A JP2002151358 A JP 2002151358A
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acid
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capacitor
polyamide
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JP2000347488A
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Takashi Katayama
隆 片山
Shuhei Yorimitsu
周平 頼光
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G11/00Hybrid capacitors, i.e. capacitors having different positive and negative electrodes; Electric double-layer [EDL] capacitors; Processes for the manufacture thereof or of parts thereof
    • H01G11/52Separators

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐電解液、耐熱性に優れ、地合いの均一なキ
ャパシタ用セパレータを提供する。 【解決手段】 60モル%以上の芳香族ジカルボン酸を
含むジカルボン酸成分と炭素数6〜12の脂肪族アルキ
レンジアミンを60モル%以上含むジアミン成分とから
合成されるポリアミド(a)からなる繊維(A)を含む
キャパシタ用セパレータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキャパシタ用セパレ
ータに関し、特に電解液として有機溶媒を使用する電気
二重層キャパシタに好適なセパレータとその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】電気二重層キャパシタは、ニッカド電
池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池にせまる大
容量を有することから、従来のキャパシタ(別名:コン
デンサ)の主な用途であった電源平滑化、ノイズ吸収用
などの用途以外にパーソナルコンピュータのメモリーバ
ックアップ電源、2次電池用の補助、代替などに用いら
れるようになってきた。従来の2次電池は高容量を有す
るが、比較的寿命が短く、急速な充放電が困難であった
ことに対して、電気2重層キャパシタは比較的大きな容
量を持ちながら、キャパシタ本来の長所である長寿命、
急速充放電が可能という好特性を併せもつ。電気2重層
キャパシタを構成する主な部品は、電極、電解液、セパ
レータ、集電板などであるが、セパレータの目的は正負
両極の接触は防ぐが、イオンの流通を妨げないことであ
る。セパレータは、その厚みが大きくなるほど、電解液
の通路が長くなり、内部抵抗が増すため、厚みは薄くす
ることが望まれている。電解液には水系(硫酸水溶液な
ど)と、有機系(テトラエチルアンモニウム・テトラフ
ルオロボレートをプロピレンカーボネートに溶解したも
のなど)が用いられてきているが、有機系は分解電圧が
水の電気分解する分解電圧よりも高く、エネルギー密度
を高くできるために注目されている。有機系において水
は不純物となりキャパシター性能を低下させるために、
水分は徹底的に除去されなければならない。したがって
セパレータの乾燥も真空下でできるだけ高温でなされる
ことが望まれ、乾燥工程における耐熱性が重要な要求物
性となっている。従来、キャパシタに用いられている、
セルロース紙のセパレータは酸素の存在下では比較的耐
熱性に優れているが、150℃では茶色に変色してしま
い、耐熱性の向上が望まれている。またセパレータには
電解液に対して化学的に安定であることが当然要求され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電解
液に対する化学的安定性を保持し、耐熱性に優れたポリ
アミド繊維(A)を主成分とする不織布で形成されたキ
ャパシタ用セパレータとその製造方法を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、60モ
ル%以上の芳香族ジカルボン酸を含むジカルボン酸成分
と炭素数6〜12の脂肪族アルキレンジアミンを60モ
ル%以上含むジアミン成分とから合成されるポリアミド
(a)からなる繊維(A)を含むことを特徴とするキャ
パシタ用セパレータである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のキャパシタ用セパレータ
を構成するポリアミド(a)は、ジカルボン酸成分とジ
アミン成分とからなり、ジカルボン酸成分の60モル%
以上が芳香族ジカルボン酸であること、およびジアミン
成分の60モル%以上が炭素数6〜12の脂肪族アルキ
レンジアミンであることに特徴を有する。
【0006】芳香族ジカルボン酸としてはキャパシタ用
セパレータの耐熱性、耐電解液性の点でテレフタル酸が
好ましく、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフ
タレンジカルボン酸、1,4−フェニレンジオキシジ酢
酸、1,3−フェニレンジオキシジ酢酸、ジフェン酸、
ジ安息香酸、4,4’−オキシジ安息香酸、ジフェニル
メタン−4,4’−ジカルボン酸、ジフェニルスルホン
−4,4’−ジカルボン酸、4,4’−ビフェニルジカ
ルボン酸などの芳香族ジカルボン酸を1種類以上併用し
て使用することもできる。かかる芳香族ジカルボン酸の
含有量はジカルボン酸成分の60モル%以上であり、7
5モル%以上であることが好ましい。上記芳香族ジカル
ボン酸以外のジカルボン酸としてはマロン酸、ジメチル
マロン酸、コハク酸、3,3−ジエチルコハク酸、グル
タル酸、2,2−ジメチルグルタル酸、アジピン酸、2
−メチルアジピン酸、トリメチルアジピン酸、ピメリン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、スベリン酸などの脂肪
族ジカルボン酸;1,3−シクロペンタンジカルボン
酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環式ジ
カルボン酸を挙げることができ、これらの酸は1種類の
みならず2種類以上用いることができる。なかでも不織
布の強度、耐電解液性、耐熱性等の点でジカルボン酸成
分が100%芳香族ジカルボン酸であることが好まし
い。さらにトリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリッ
ト酸等の多価カルボン酸を繊維化・不織布化が容易な範
囲内で含有させることもできる。
【0007】また、ジアミン成分の60モル%以上は炭
素数が6〜12のアルキレンジアミンで構成され、かか
る脂肪族アルキレンジアミンとしては、1,6−ヘキサ
ンジアミン、1,8−オクタンジアミン、1,9−ノナ
ンジアミン、1,10−デカンジアミン、1,11−ウ
ンデカンジアミン、1,12−ドデカンジアミン、2−
メチル−1,5−ペンタンジアミン、3−メチル−1,
5−ペンタンジアミン、2,2,4−トリメチル−1,
6−ヘキサンジアミン、2,4,4−トリメチル−1,
6−ヘキサンジアミン、2−メチル−1,8−オクタン
ジアミン、5−メチル−1,9−ノナンジアミン、等の
直鎖または側鎖を有する脂肪族ジアミンなどを挙げるこ
とができる。なかでも耐電解液性の点で1,9−ノナン
ジアミン、1,9−ノナンジアミンと2−メチル−1,
8−オクタンジアミンとの併用が好ましい。この脂肪族
アルキレンジアミンの含有量はジアミン成分の60モル
%以上であるが、75モル%以上、特に90モル%以上
であることが、耐熱性の点で好ましい。
【0008】上述の脂肪族アルキレンジアミン以外のジ
アミンとしてはエチレンジアミン、1,4−ブタンジア
ミン等の脂肪族ジアミン;シクロヘキサンジアミン、メ
チルシクロヘキサンジアミン、イソホロンジアミン、ノ
ルボルナンジメチルジアミン、トリシクロデカンジメチ
ルジアミン等の脂環式ジアミン;p−フェニレンジアミ
ン、m−フェニレンジアミン、キシリレンジアミン、キ
シレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタ
ン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’
−ジアミノジフェニルエーテル等の芳香族ジアミン、あ
るいはこれらの混合物を挙げることができ、これらは1
種類にみならず2種類以上を用いることができる。
【0009】脂肪族アルキレンジアミンとして1,9−
ノナンジアミンと2−メチル−1,8−オクタンジアミ
ンとを併用する場合、ジアミン成分の60〜100モル
%が1,9−ノナンジアミンと2−メチル−1,8−オ
クタンジアミンからなり、そのモル比は前者:後者=3
0:70〜99:1、とくに前者:後者=40:60〜
95:5であることが好ましい。
【0010】また、本発明に使用されるポリアミドはそ
の分子鎖における〔CONH/CH 2〕の比が1/2〜
1/8、とくに1/3〜1/5であることが好ましい。
この範囲のポリアミドを使用することにより耐電解液性
および耐熱性に優れたキャパシタ用セパレータが得られ
るのである。
【0011】上述のポリアミドの極限粘度(濃硫酸30
℃で測定した値)は0.6〜2.0dl/gであること
が好ましく、とくに0.6〜1.8dl/g、0.7〜
1.6dl/gが好ましい。該極限粘度の範囲内のポリ
アミドは、繊維化および不織布化する際の溶融粘度特性
が良好であり、さらに得られるセパレータの強度、耐電
解液性、耐熱性が優れたものとなる。
【0012】さらに上述のポリアミドはその分子鎖の末
端基の10%以上が末端封止剤により封止されているこ
とが好ましく、末端の40%以上、さらには末端の70
%以上が封止されていることが好ましい。分子鎖の末端
を封止することにより、得られるセパレータの強度、耐
電解液性、耐熱性等が優れたものとなる。末端封止剤と
しては、ポリアミド末端のアミノ基またはカルボキシル
基と反応性を有する単官能性の化合物であればとくに制
限はないが、反応性および封止末端の安定性などの点か
らモノカルボン酸、モノアミンが好ましい。取り扱いの
容易さ、反応性、封止末端の安定性、価格の点でモノカ
ルボン酸が好ましい。モノカルボン酸としては、酢酸、
プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、カプリル
酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、パルミ
チン酸、ステアリン酸、安息香酸などを挙げることがで
きる。なお、末端の封止率は1H−NMRにより、各末
端基に対応する特性シグナルの積分値より求めることが
できる。
【0013】本発明で使用されるポリアミドの製造方法
は特に限定されず、結晶性ポリアミドを製造する方法と
して公知の任意の方法を用いることができる。たとえ
ば、酸クロライドとジアミンとを原料とする溶液重合法
あるいは界面重合法、ジカルボン酸またはジカルボン酸
のアルキルエステルとジアミンとを原料とする溶融重合
法、固相重合法などの方法により製造できる。
【0014】一例を挙げると、末端封止剤、触媒、ジア
ミン成分およびジカルボン酸成分を一括して反応させ、
ナイロン塩を製造した後、一旦280℃以下の温度にお
いて極限粘度が0.15〜0.30dl/gのプレポリ
マーとし、さらに固相重合するか、あるいは溶融押出機
を用いて重合を行うことにより容易に製造することがで
きる。重合の最終段階を固相重合により行う場合、減圧
下または不活性ガス流通下に行うのが好ましく、重合温
度が200〜250℃の範囲であれば、重合速度が大き
く、生産性に優れ、着色やゲル化を有効に抑制すること
ができるので好ましい。重合の最終段階を溶融押出機に
より行う場合、重合温度が370℃以下であるとポリア
ミドの分解がほとんどなく、劣化の少ないポリアミドが
得られるので好ましい。
【0015】重合触媒としてはリン酸、亜リン酸、次亜
リン酸またはそれらのアンモニウム塩、それらの金属
塩、それらのエステル類を挙げることができ、なかでも
次亜リン酸ナトリウムが入手のし易さ、取扱性の点で好
ましい。また、必要に応じて銅化合物等の安定剤、着色
剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、帯電防止
剤、難燃剤、可塑剤、潤滑剤、結晶化速度遅延剤などを
重縮合反応時、またはその後に添加することができる。
特に熱安定剤としてヒンダードフェノール等の有機系安
定剤、ヨウ化銅等のハロゲン化銅化合物、ヨウ化カリウ
ム等のハロゲン化アルカリ金属化合物を添加すると、繊
維化の際の溶融滞留安定性が向上し、またセパレータと
して用いる場合の耐熱性が向上するので好ましい。
【0016】本発明のポリアミド(a)を用いた繊維
(A)の製造は、公知の溶融紡糸装置を用いることがで
きる。単独紡糸、複合紡糸のいずれの方法で繊維化して
も構わないが、たとえば、複合紡糸であればポリアミド
(a)と他の熱可塑性重合体とを夫々別の押出機で溶融
混練し、引き続き同一の紡糸ノズルから吐出させればよ
い。この場合、あらかじめポリアミド(a)と複数のポ
リマーを混合しておいたものを複合成分の一つに用いて
もよい。
【0017】単繊維繊度0.5dtex以下の極細ポリ
アミド繊維(A)を得る方法としては直紡方式、海島方
式、分割方式が挙げられるが、偏平断面形状の極細繊維
を得るためには分割方式が好ましい。分割型複合繊維は
3種以上の成分により構成されていてもかまわないが、
紡糸性、分割性等の点からは2成分系繊維であるのが好
ましい。該ポリアミド(a)を1成分とする場合、繊維
横断面においてポリアミド(a)が他の熱可塑性重合体
により2以上、特に8〜200の領域に分割されている
繊維が好ましい。また、ポリアミド(a)が繊維長さ方
向に実質的に連続している繊維が好ましい。より具体的
には、図1の(1)〜(6)に示すような多層状分割型、
放射状分割型等の複合繊維が好適に使用できる。
【0018】セパレータを構成する繊維(A)の繊度
(分割されている場合には分割後の繊維繊度)は薄葉
化、地合、セパレート性の点から、0.005〜0.5
dtexであることが好ましい。またその繊維断面は、
長径と短径との比(Dl/Ds)で表される断面偏平度
が2.0〜50.0であることが好ましい。より好まし
くは2.0〜25.0であり、さらに好ましくは2.2
〜15.0のものが好適に使用される。繊度が0.00
5dtex未満の場合、シート化が困難になり、またセ
パレータの耐久性が著しく低下する場合がある。また、
0.5dtexを超える場合、セパレータを薄葉化した
場合著しく地合が悪化する。布帛における繊維をかかる
繊度、かつ偏平断面形状とすることにより、100μm
以下のシートであっても、ポアサイズが小さくなってセ
パレート性を一層改善できるとともに地合を均一化する
ことができる。また繊維長は特に限定するものではな
く、セパレータの形成方法によって適宜設定できるが、
薄くかつ均一な不織布を得るためには、湿式抄造法によ
って不織布を形成するのが好ましく、この場合は1〜3
0mmであることが好ましい。繊維断面については、長
径と短径との比(Dl/Ds)で表される断面偏平度が
2.0未満の場合、セパレータの薄葉化によるシートの
地合の悪化が大きくなり特徴が発揮しにくい。また、断
面偏平度が50を超える場合、安定な断面形状の繊維を
得ることが困難である場合がある。なお、本発明におい
て、偏平繊維断面の長径D1、短径Dsは、例えば、図
1の(1)のような多層型分割型複合繊維の場合は、図
2に示すようにして求める。
【0019】他の熱可塑性重合体としては、特に限定さ
れるものではないが、剪断力等の機械的応力により分割
型複合繊維を分割細化するため、たとえばポリエステル
系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリフェニレンサルファイ
ドなどが好適に使用できる。これらの樹脂を用いた場
合、ポリアミド(a)との相溶性が乏しいために、分割
性に優れた繊維が得られる。この場合、湿式抄造時のパ
ルパーやミキサーによる離解力で実質的に完全に分割す
る繊維が得られる。このため分割細化のための高圧の水
流絡合を行う必要がなく、水流絡合痕によるピンホール
が生じない、また実質的に完全分割した繊維を抄造でき
るため、加圧などの抄造後の処理によって繊維が分割細
化された湿式シートに比べて均一な地合のシートが得ら
れるといった利点がある。特にポリエチレンテレフタレ
ート、芳香族ポリエステル、ポリメチルペンテン、ポリ
フェニレンサルファイドの樹脂を用いることにより、耐
電解液性、耐熱性に優れたセパレータが得られる。
【0020】また、本発明においては、ポリアミド繊維
(A)以外に他の繊維を配合してセパレータを得てもか
まわない。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、全芳香族ポリエステルなどの
ポリエステル系、ポリフェニレンサルファイド、ナイロ
ン6、ナイロン66等の脂肪族ポリアミド;エチレン−
ビニルアルコール系共重合体、ポリプロピレン、ポリエ
チレン、ポリブテン、ポリメチルペンテン、エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、など
のポリオレフィン系樹脂単独または2種類以上からなる
複合形態の繊維;天然セルロース繊維をマーセル化した
セルロース系繊維;マーセル化されたパルプ、繊度の異
なるポリアミド(a)からなる繊維などを挙げることが
できる。また、公知の熱溶融性バインダー、特にバイン
ダー繊維、糊剤等を使用することにより、不織布の形態
安定性を向上させることも可能である。これらの繊維の
単繊維繊度は、薄葉化、地合、セパレート性、強力等の
点から0.01〜3dtexであることが好ましく、耐
電解液性、耐熱性の点からはポリエステル系、ポリオレ
フィン系繊維、ポリフェニレンサルファイドまたはポリ
アミド(a)の単独繊維を配合するのが好ましい。繊維
横断面は丸型、繭型、中空型,T型等特に限定されるも
のではない。さらにセパレータ強力・形態安定性等を高
めるために、バインダー、特にバインダー繊維をさらに
配合してもよい。繊維状バインダーを配合した場合には
内部抵抗を必要以上に高めることなく上記の効果が得ら
れる。セパレータ強力、均質性、製造工程性等の点から
はバインダー繊維の繊度は0.5〜6dtex程度であ
るのが好ましい。なお、繊維状バインダーは不織布化し
た後に繊維の形状を明確に保持している必要はなく、繊
維状バインダーを用いて不織布を製造することにより上
記の効果が得られる。
【0021】バインダー繊維は単一成分により構成され
ていてもよいが、接着効果を奏すると同時に十分な強力
を保持できることから、2以上の成分により構成されて
いるのが好ましい。芯鞘型、サイドバイサイド型、層状
分割型、放射状分割型等の複合繊維や海島繊維が好適に
使用できる。繊維横断面は丸型、偏平型、繭型、中空
型,T型等特に限定されるものではない。
【0022】このようにして得られるポリアミド(a)
を繊維化し、セパレータ用部材として用いることによ
り、耐電解液性、耐熱性等の点で顕著な効果が得られ
る。キャパシタ用セパレータの製造に際しては、かかる
繊維を用いてシート化すればよく、織編物、乾式不織
布、湿式不織布等のシートにすることができる。またメ
ルトブローン法やスパンボンド法により繊維化後すぐに
シート化することも可能である。セパレート性、機械的
性能等の点からは不織布であるのが好ましく、薄型かつ
均一なシートが得られる点から湿式抄造によるシート化
が特に好ましい。シート化後、表面平滑性の向上、シー
トの厚さ調整、強度、高密度化の発現のためには熱カレ
ンダー処理を行うことが好ましい。
【0023】本発明のセパレータは、偏平断面形状のポ
リアミド繊維(A)をセパレータ用部材として用いるこ
とにより、薄型ながら低い内部抵抗、均一な地合のセパ
レータを得ることも可能である。具体的には、厚さを1
00μm以下にすることが可能である。本発明のポリア
ミド繊維(A)を用いた薄型セパレータを用いることに
より、内部抵抗を下げることができる。不織布としての
機械的強力を考慮すると、50μm以上が好ましく、ま
た薄型化しキャパシタのエネルギー密度を向上させるた
めには100μm以下であることが好ましい。坪量は2
0〜60g/m 2程度、密度0.1〜0.6g/cm3
度であるのが好ましい。
【0024】かかるキャパシタ用セパレータ用シートを
そのまま用いて、または袋状体や渦巻状体等の所望の形
状に加工することによりキャパシタ用セパレータとする
ことができる。もちろん該シート以外のものと組み合せ
てキャパシタ用セパレータを製造してもよい。たとえば
他のシート(不織布、フィルム等)と積層したり、継ぎ
合せることができる。しかしながら、本発明の効果を効
率的に得る点からは実質的に前述のシート、特に不織布
のみからキャパシタ用セパレータを製造するのが好まし
い。本発明のキャパシタ用セパレータを組込むことによ
って諸性能に優れたキャパシタが得られる。
【0025】このようなキャパシタ用セパレータは、キ
ャパシタ用セパレータのみならず、電池セパレータ、フ
ィルター、ワイパー、包装材等に用いることができる。
【0026】
【実施例】以下に実施例により本発明を説明するが、本
実施例により何等限定されるものではない。なお実施例
中の各測定値は以下の方法により測定された値である。 [厚さ(mm)]JIS P 8118「紙及び板紙の
厚さと密度の試験方法」に準じて測定した。 [坪量(g/m2)]JIS P 8124「紙のメー
トル坪量測定方法」に準じて測定した。 [強度(kg/15mm)]JIS P 8113「紙
及び板紙の引張強さ試験方法」に準じて測定した。 [通気度(cm3/cm2/sec)]JIS L 10
96ー1996「一般織物試験方法」の通気度測定方法
に準じ、株式会社東洋精機製作所製フラジール型通気度
試験機により測定した。 [耐電解液性(%)]JIS P 8113に準じて、
耐電解液性処理前後の試験片の強力(N/15mm)を
測定し、その強力保持率で表した。処理は不織布の試験
片を窒素雰囲気下で50℃のポリカーボネート(和光純
薬株式会社製)に1時間浸漬処理した。 [耐熱性(%)]窒素気流中で150℃および200℃
に1時間保持したセパレータの重量減少率(%)を熱重
量測定器(理学:TAS−200)で調べるとともに、
形態変化を目視観察。
【0027】[参考例1] [1,9−ノナンジアミンと2−メチル−1,8−オク
タンジアミンをジアミン成分とし、テレフタル酸をジカ
ルボン酸成分とするポリアミド(a)の製造]テレフタ
ル酸19.5モル、1,9−ノナンジアミン10.0モ
ル、2−メチル−1,8−オクタンジアミン10.0モ
ル、安息香酸1.0モル、次亜リン酸ナトリウム−水和
物0.06モルおよび蒸留水2.2リットルを、内容積
20リットルのオートクレーブに添加し、窒素置換を行
った。ついで100℃で30分間攪拌し、2時間かけて
内温を210℃に昇温した。この時、オートクレーブは
2.2MPaまで昇圧した。そのまま1時間反応を続け
た後、230℃に昇温し、その後2時間230℃に保
ち、水蒸気を徐々に抜いて圧力を2.2MPaに保持し
ながら反応を続けた。次に、30分かけて圧力を1.0
MPaまで下げ、さらに1時間反応を続けてプレポリマ
ーを得た。このプレポリマーを100℃、減圧下で12
時間乾燥し、2mm以下の大きさまで粉砕した。この粉
砕物を230℃、10Pa下にて10時間固相重合する
ことによりポリマーを得た。得られたポリマーの極限粘
度は0.9dl/gであった。
【0028】[実施例1]参考例1で製造したポリアミ
ド(a)を押出機を用いて溶融押出しし、穴径0.15
mmのノズルより吐出し、巻取速度1,000m/分で
巻き取り、未延伸糸を得た。ついで、水浴温度90℃の
水浴を用いて未延伸糸を延伸し、繊度1.5dtexの
トウを得た。得られたトウをカット長5mmに切断し、
ポリアミド(a)単独繊維のショートカットとした。こ
のショートカットを手抄き抄紙機(角型25cm×25
cm)で抄紙して坪量約40g/m2の湿式不織布を作
成し、ついでエンボスカレンダー(エンボスロール温度
240℃、線圧40kg/cm)で熱プレスし、キャパ
シター用セパレータを得た。得られたセパレータは均一
かつ耐電解液性、耐熱性、および機械的性質が高く、キ
ャパシタ用セパレータとして優れた性能を有するもので
あった。性能を表1に示す。
【0029】[実施例2]参考例1で得られたポリアミ
ド(a)を67質量%(X層)と、固有粘度0.68
(フェノール/テトラクロロエタンの等質量混合溶媒に
て30℃で測定)のポリエチレンテレフタレートを33
質量%の配合比で複合し、押出機で溶融押出しし、0.
25mmΦの丸孔ノズルより吐出し、図1の(1)に示
すような、X層Y層が交互に積層されてなる楕円形状の
多層型分割型複合繊維を製造した。該分割型複合繊維の
層の数はX層が6層、Y層が5層の合計11層である。
ついで、水浴温度90℃の水浴を用いて延伸し、繊度
3.0dtexのトウを得た。得られたトウをカット長
5mmに切断し、ポリアミド(a)とポリエステルから
なる分割型複合繊維のショートカットにした。分割型複
合繊維の分割後の断面偏平率(Dl/Ds)は、2.4
〜7.5であった。また固有粘度0.55のポリエチレ
ンテレフタレートを実施例1と同様に繊維化し、未延伸
糸を得、5mmカットのショ−トカットにした。このポ
リアミド(a)とポリエステルとからなる分割型複合繊
維のショートカット70質量%、ポリエステルの未延伸
糸からなるショートカット30質量%を手抄き抄紙機
(角型25cm×25cm)で抄紙して坪量約40g/
2の湿式不織布を作成し、ついでカレンダー(ロール
温度230℃、線圧40kg/cm)で熱プレスし、キ
ャパシター用セパレータを得た。得られたセパレータは
均一かつ耐電解液性、耐熱性、および機械的性質が高
く、キャパシタ用セパレータとして優れた性能を有する
ものであった。性能を表1に示す。
【0030】[実施例3]固有粘度0.68のポリエチ
レンテレフタレートの代りにポリメチルペンテン(三井
化学、DX820)を用いたこと以外は実施例2と同様
にし、分割型複合繊維のショートカットを得た。また固
有粘度0.55のポリエチレンテレフタレートの代りに
固有粘度0.65のポリアミド(a)を用いたこと以外
は実施例2と同様にしてポリアミド(a)の未延伸糸の
ショートカットを得た。これらを実施例2と同様にし
て、抄紙し、カレンダー処理してセパレータを得た。得
られたセパレータは均一かつ耐電解液性、耐熱性、およ
び機械的性質が高く、キャパシタ用セパレータとして優
れた性能を有するものであった。性能を表1に示す。
【0031】[実施例4]ポリメチルペンテンを用いる
代りにポリフェニレンサルファイド(株式会社東レ:フ
ォートロンE2481)を用いること以外は実施例3と
同様にしてセパレータを得た。得られたセパレータは均
一かつ耐電解液性、耐熱性、および機械的性質が高く、
キャパシタ用セパレータとして優れた性能を有するもの
であった。性能を表1に示す。
【0032】[実施例5]ポリメチルペンテンを用いる
代りにポリプロピレン(日本ポリケム、SD2)を用い
ること以外は実施例3と同様にして分割型複合繊維のシ
ョートカットを得た。この分割型複合繊維のショートカ
ット80質量%と実施例1のポリアミド(a)延伸糸シ
ョートカット20質量%とを実施例3と同様に抄紙し、
170℃でカレンダー処理してセパレータを得た。得ら
れたセパレータは分割型複合繊維のポリプロピレン成分
がバインダーとなり、均一かつ耐電解液性、耐熱性(た
だし、200℃ではポリプロピレンが溶融し、形態が大
きく変化していた)、および機械的性質が高く、キャパ
シタ用セパレータとして優れた性能を有するものであっ
た。性能を表1に示す。
【0033】[比較例1]実施例1においてポリアミド
(a)の代わりに、ポリエチレン(日本ポリケム、HE
483)を用いたこと以外は、実施例1と同様に繊維
化、抄紙し、100℃でエンボス処理してポリエチレン
からなるセパレータを得た。得られたセパレータは均一
かつ耐電解液性に優れていたが、耐熱性(150℃でポ
リエチレンが溶融し、形態が大きく変化)および機械的
性質が低いものであった。性能を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【発明の効果】本発明により、耐電解液、耐熱性に優
れ、地合いの均一なキャパシタ用セパレータを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用できる分割型複合繊維の一例の断
面拡大図である。
【図2】ポリアミド繊維(A)の長径、短径を説明する
ための図である。
【符号の説明】
X:ポリアミド(a) Y:他の熱可塑性重合体 Dl:長径 Ds:短径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01G 9/24 Z Fターム(参考) 4L041 AA07 BA04 BA05 BA09 BA11 BA26 BA27 BA32 BA34 BA42 BD11 CA06 CA30 CA39 CA55 DD01 DD06 EE07 4L055 AF15 AF33 AF35 EA15 EA16 FA19 GA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 60モル%以上の芳香族ジカルボン酸を
    含むジカルボン酸成分と炭素数6〜12の脂肪族アルキ
    レンジアミンを60モル%以上含むジアミン成分とから
    合成されるポリアミド(a)からなる繊維(A)を含む
    ことを特徴とするキャパシタ用セパレータ。
  2. 【請求項2】 繊維(A)の単繊維繊度が0.005〜
    0.5dtex、断面扁平度が2.0〜50.0である
    請求項1に記載のキャパシタ用セパレータ。
  3. 【請求項3】 60モル%以上の芳香族ジカルボン酸を
    含むジカルボン酸成分と炭素数6〜12の脂肪族アルキ
    レンジアミンを60モル%以上含むジアミン成分とから
    合成されるポリアミド(a)と、他の熱可塑性樹脂から
    なる分割型複合繊維を20〜80%含む紙料を抄造する
    ことを特徴とする請求項1に記載のキャパシタ用セパレ
    ータの製造方法。
  4. 【請求項4】 熱可塑性樹脂が、ポリエステル系樹脂、
    ポリオレフィン系樹脂、ポリフェニルサルファイドであ
    る請求項3のキャパシタ用セパレータの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載のセパレータを組
    み込んでなるキャパシタ。
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