JP2002135107A - レベル変換回路および半導体集積回路 - Google Patents

レベル変換回路および半導体集積回路

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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 出力信号のロウレベルからハイレベルへの変
化がハイレベルからロウレベルへの変化に比べ遅いた
め、信号を受ける側の回路は、遅い方の信号のタイミン
グに合わせて信号を取り込まなくてはならず、タイミン
グの設計が面倒であり、システムの高速化が妨げられ
る。 【解決手段】 入力信号と同相及び逆相の信号を出力す
るレベルシフト回路(12)と、該レベルシフト回路の
出力信号のうち早い方に応答し出力信号を生成する後段
回路とによりレベル変換回路を構成し、後段回路には、
第1と第2電圧端間に各々2個のp/nチャネル型MO
Sトランジスタ(Qp5,Qp6)(Qn5,Qn6)
が直列に接続されたインバータ回路を用い、1組を入力
用トランジスタとし、残る1組にはレベルシフト回路の
出力信号に基づきフィードバックをかけ、次の変化にす
ばやく応答できるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路さ
らにはレベル変換回路に関し、例えば内部信号の振幅と
外部信号の振幅とが異なる半導体集積回路のインタフェ
ース回路に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、振幅の小さな信号を振幅の大きな
信号に変換する回路として、例えば特開平5−3439
79号に開示されている図10に示すようなレベル変換
回路がある。図10の回路は、VDD(例えば1.5V)
を電源電圧とし入力信号INを反転するインバータIN
V0と、VDDよりも高いVDD2(例えば3.3V)を電
源電圧とし上記インバータで反転された信号/INと反
転される前の信号INとを入力とするラッチ回路LTと
からなり、ラッチ回路LTは2個のpチャネルMOSF
ET Qp0,Qp2と1個のnチャネルMOSFET
Qn1とが直列に接続されたCMOSインバータIN
V1および2個のPチャネルMOSFETQp1,Qp
3と1個のnチャネルMOSFET Qn2とが直列に
接続されたCMOSインバータINV2の出力端子が互
いに他方のインバータのMOSFET Qp2,Qp3
のゲートに接続されて構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図10のレベル変換回
路は、0〜1.5Vの振幅の入力信号INがロウレベル
からハイレベルに変化するとMOSFET Qn1がオ
フ状態からオン状態へ直ちに移行するため出力信号OU
Tは3.3VのようなVDD2から接地電位(0V)へ変
化するが、入力信号INがハイレベルからロウレベルに
変化するときは反転信号/INによりMOSFET Q
n2がオンされてインバータINV2の出力がロウレベ
ルに変化し、MOSFET Qp2がオフ状態からオン
状態へ移行されて初めて出力信号OUTが接地電位(0
V)から3.3VのようなVDD2へ変化する。
【0004】そのため、従来のレベル変換回路は、出力
信号のロウレベルからハイレベルへの変化がハイレベル
からロウレベルへの変化に比べて遅くなる。その結果、
このようなレベル変換回路からの信号を受ける側の回路
においては、遅い方の信号のタイミングに合わせて信号
を取り込まなくてはならないため、タイミングの設計が
面倒であるとともに、信号の伝達に時間がかかりシステ
ムの高速化が妨げられるという問題点がある。
【0005】この発明の目的は、出力信号のロウレベル
からハイレベルへの変化がハイレベルからロウレベルへ
の変化がほぼ等しいレベル変換回路を提供することにあ
る。
【0006】この発明の他の目的は、内部に振幅の異な
る2種類の信号伝送経路を有する半導体集積回路におけ
る信号伝送速度の高速化を可能にする半導体集積回路技
術を提供することにある。
【0007】この発明のさらに他の目的は、レベル変換
回路を入出力部に有し振幅の小さな内部信号に基づいて
振幅の大きな信号を形成して出力する半導体集積回路を
用いたシステムの高速化を可能にすることにある。
【0008】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面
から明らかになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0010】すなわち、入力信号と同相のレベル変換さ
れた信号とそれ逆相の信号を出力するレベルシフト回路
と、該レベルシフト回路の出力信号のうち早い方に応答
して出力信号を生成する後段回路とによりレベル変換回
路を構成し、後段回路には、第1電圧端子と第2電圧端
子との間に2個のpチャネル型MOSトランジスタと2
個のnチャネル型MOSトランジスタが直列に接続され
たインバータ回路を用い、このうち1組を入力用トラン
ジスタとして残る1組のトランジスタにはレベルシフト
回路の出力信号に基づいて制御をかけて、次の変化にす
ばやく応答できるように構成したものである。
【0011】本出願の第1の発明に係るレベル変換回路
は、第1の信号振幅を有する第1信号を受ける第1入力
端子と、上記第1の信号振幅よりも大きな第2の信号振
幅を有し上記第1信号と同相の第2信号を出力する第1
出力端子と、上記第1の信号振幅よりも大きな第2の信
号振幅を有し上記第1信号と逆相の第3信号を出力する
第2出力端子とを含む第1回路と、第1電圧端子と第2
電圧端子との間にそのソース−ドレイン経路が直列に接
続された第1pチャネル型MOSトランジスタ、第2p
チャネル型MOSトランジスタ、第1nチャネル型MO
Sトランジスタ、第2nチャネル型MOSトランジスタ
を有し、上記第1pチャネル型MOSトランジスタのド
レイン及び上記1nチャネル型MOSトランジスタのド
レインが第3出力端子に接続された第2回路とを備え、
上記第2回路は、上記第1回路の第1出力端子から出力
される第2信号と上記第1回路の第2出力端子から出力
される第3信号のうち、信号レベルの変化が早い方の信
号の信号変化に基づいて上記第2の信号振幅を有する第
4信号を形成して上記第3出力端子より出力するように
したものである。
【0012】上記した手段によれば、第1回路から出力
される相補信号のうち信号レベルの変化が早い方の信号
の信号変化に基づいて第2回路が出力信号を形成して出
力するため、入力信号の立上がりの際はもちろんのこと
立下がりの際にも出力信号がすばやく変化するようにな
り、信号の伝送速度を落とすことなく小さな振幅の信号
を大きな振幅の信号に変換して伝送することができる。
【0013】また、望ましくは、上記第1回路の第1出
力端子から出力される第2信号または上記第1回路の第
2出力端子から出力される第3信号を遅延して上記第2
pチャネル型MOSトランジスタおよび第1nチャネル
型MOSトランジスタ、または第1pチャネル型MOS
トランジスタおよび第2nチャネル型MOSトランジス
タに制御をかける遅延手段を設ける。これにより、第2
回路を次の信号変化にすばやく応答できる状態に移行さ
せて信号の伝送速度を高速化することができる。
【0014】さらに、MOSトランジスタのゲート端子
に入力された信号に応じて当該MOSトランジスタのソ
ースもしくはドレイン端子から上記ゲート入力信号に応
じた信号が出力される回路を1段と定義したとき、上記
第1回路の上記第1入力端子から上記第2出力端子を経
て上記第2回路の第3出力端子に到達する信号の経由す
る回路段数と、上記第1回路の上記第1入力端子から上
記第3出力端子を経て上記第2回路の第3出力端子に到
達する信号の経由する回路段数とが同一になるように構
成する。これにより、入力信号と同相の信号と逆相の信
号が第2回路に到達する時間がほぼ等しくなり、入力信
号の立上がりの際はもちろんのこと立下がりの際にも出
力信号がすばやく変化するようになり、異なる振幅の信
号の伝送速度を高速化することができる。
【0015】また、上記第2回路は、上記第1回路から
出力される上記第2信号または第3信号の変化に応じて
上記第2pチャネル型MOSトランジスタまたは第1n
チャネル型MOSトランジスタの状態が変化するように
構成する。これにより、第2pチャネル型MOSトラン
ジスタまたは第1nチャネル型MOSトランジスタのゲ
ートサイズを小さくして前段の回路に対する負荷容量を
小さくすることができ、第2信号および第3信号の変化
を早くすることができる。
【0016】さらに、上記第1pチャネル型MOSトラ
ンジスタと第2nチャネル型MOSトランジスタとそれ
ぞれ並列に、プルアップ用の高抵抗素子とプルダウン用
の高抵抗素子を接続する。これにより、第2回路が2つ
の論理しきい値を有し、入力信号がロウレベルからハイ
レベルに変化するときは論理しきい値が低くなるととも
に入力信号がハイレベルからロウレベルに変化するとき
は論理しきい値が高くなって、出力信号の変化が一層速
くなる。
【0017】また、上記第2pチャネル型MOSトラン
ジスタのゲート幅とゲート長との比よりも上記第1pチ
ャネル型MOSトランジスタのゲート幅とゲート長との
比の方が大きくなるように設定され、上記第1nチャネ
ル型MOSトランジスタのゲート幅とゲート長との比よ
りも上記第2nチャネル型MOSトランジスタのゲート
幅とゲート長との比の方が大きくなるように設定する。
これにより、第2pチャネル型MOSトランジスタと第
1nチャネル型MOSトランジスタに対して抵抗性負荷
として作用する第1pチャネル型MOSトランジスタと
第2nチャネル型MOSトランジスタのオン抵抗を下げ
ることができ、出力信号の変化が一層速くなる。
【0018】さらに、上記第1信号を論理反転する第1
インバータを備えると共に、上記第1回路は上記第1イ
ンバータの出力信号を受ける第2入力端子を有し、上記
第1入力端子および第2入力端子に各々ゲート端子が接
続された第3nチャネル型MOSトランジスタおよび第
4nチャネル型MOSトランジスタと、上記第3nチャ
ネル型MOSトランジスタとソース−ドレイン経路が直
列に接続されゲート端子に上記第4nチャネル型MOS
トランジスタのドレイン端子が接続された第3pチャネ
ル型MOSトランジスタと、上記第4nチャネル型MO
Sトランジスタとソース−ドレイン経路が直列に接続さ
れゲート端子に上記第3nチャネル型MOSトランジス
タのドレイン端子が接続された第4pチャネル型MOS
トランジスタとから構成され、上記第4nチャネル型M
OSトランジスタのドレイン端子に上記第1出力端子が
接続され、上記第3nチャネル型MOSトランジスタの
ドレイン端子に上記第2出力端子が接続され、上記第1
出力端子には上記第2信号を論理反転する第2インバー
タが接続されるようにする。これにより、第1回路はn
チャネル型MOSトランジスタで第1信号とその反転信
号を受けて出力である第2信号と第3信号を高速にロウ
レベルへ変化させるように動作することとなるので、第
1回路から第2回路への信号の変化の伝達が速くなる。
【0019】さらに、上記第2回路は、上記第2pチャ
ネル型MOSトランジスタまたは第1nチャネル型MO
Sトランジスタが上記第1回路から出力される上記第2
信号または第3信号の変化に応じて状態が変化するよう
に構成する。これにより、第2pチャネル型MOSトラ
ンジスタまたは第1nチャネル型MOSトランジスタの
ゲートサイズを小さくして前段の回路に対する負荷容量
を小さくすることができ、第2信号および第3信号の変
化を早くすることができる。
【0020】また、上記第1回路の第1出力端子から出
力される第2信号または上記第2インバータの出力信号
のうち変化が遅い方の信号変化に応じて上記第1pチャ
ネル型MOSトランジスタおよび第2nチャネル型MO
Sトランジスタに制御をかける第3インバータを設け
る。これにより、第2回路から出力される第4信号が変
化した後に第1pチャネル型MOSトランジスタおよび
第2nチャネル型MOSトランジスタが速やかにオンま
たはオフ状態に移行されて、次の信号変化に対する準備
を行なうことができる。
【0021】また、上記第1回路の第1出力端子から出
力される第2信号または上記第1回路の第2出力端子か
ら出力される第3信号のうち変化が遅い方の信号変化に
応じて上記第2pチャネル型MOSトランジスタおよび
第1nチャネル型MOSトランジスタまたは上記第1p
チャネル型MOSトランジスタおよび第2nチャネル型
MOSトランジスタを制御する信号を生成する遅延手段
を設ける。これにより、第2回路から出力される第4信
号が変化した後に第2pチャネル型MOSトランジスタ
および第1nチャネル型MOSトランジスタまたは上記
第1pチャネル型MOSトランジスタおよび第2nチャ
ネル型MOSトランジスタが速やかにオンまたはオフ状
態に移行されて、次の信号変化に対する準備を行なうこ
とができる。
【0022】さらに、上記第2回路は、上記第1回路か
ら出力される上記第2信号または第3信号のうち変化が
早い方の信号の変化に応答して上記第1pチャネル型M
OSトランジスタまたは第2nチャネル型MOSトラン
ジスタの状態が変化するように構成してもよい。これに
より、第1pチャネル型MOSトランジスタと第2nチ
ャネル型MOSトランジスタが基板バイアス効果でしき
い値が変化して出力信号の変化が遅くなるのを回避する
ことができる。
【0023】本願の第2の発明に係るレベル変換回路
は、第1の信号振幅を有する第1信号を受ける第1入力
端子と、上記第1の信号振幅よりも大きな第2の信号振
幅を有し上記第1信号と同相の第2信号を出力する第1
出力端子と、上記第1の信号振幅よりも大きな第2の信
号振幅を有し上記第1信号と逆相の第3信号を出力する
第2出力端子とを含む第1回路と、上記第1回路の第1
出力端子から出力される第2信号と上記第1回路の第2
出力端子から出力される第3信号のうち、信号レベルの
変化が早い方の信号の信号変化に基づいて上記第2の信
号振幅を有する第4信号を形成して上記第3出力端子よ
り出力する第2回路とを備え、上記第2回路は、上記第
1回路から出力される上記第2信号または第3信号とそ
の逆相の信号をそれぞれ受け、信号の変化の方向に応じ
て上記第4信号の変化が速くなるように論理しきい値が
変化するようにしたものである。
【0024】上記した手段によれば、信号の変化の方向
に応じて上記第4信号の変化が速くなるように論理しき
い値が変化するため、入力信号の立上がりの際はもちろ
んのこと立下がりの際にも出力信号がすばやく変化する
ようになり、信号の伝送速度を落とすことなく小さな振
幅の信号を大きな振幅の信号に変換して伝送することが
できる。
【0025】また、望ましくは、上記第2回路は、第1
電圧端子と第2電圧端子との間にそのソース−ドレイン
経路が直列に接続された第1pチャネル型MOSトラン
ジスタ、第2pチャネル型MOSトランジスタ、第1n
チャネル型MOSトランジスタ、第2nチャネル型MO
Sトランジスタを有し、上記第1pチャネル型MOSト
ランジスタのドレイン及び上記1nチャネル型MOSト
ランジスタのドレインが第3出力端子に接続されるとと
もに、第2pチャネル型MOSトランジスタと第1nチ
ャネル型MOSトランジスタと並列にそれぞれ高抵抗素
子が接続され、上記第1回路の第1出力端子から出力さ
れる第2信号または上記第1回路の第2出力端子から出
力される第3信号を遅延して上記第2pチャネル型MO
Sトランジスタおよび第1nチャネル型MOSトランジ
スタ、または第1pチャネル型MOSトランジスタおよ
び第2nチャネル型MOSトランジスタに制御をかける
遅延手段を備えるようにする。
【0026】これにより、第2pチャネル型MOSトラ
ンジスタまたは第1nチャネル型MOSトランジスタの
ゲートサイズを小さくして前段の回路に対する負荷容量
を小さくすることができ、第2信号および第3信号の変
化を早くすることができるとともに、第2回路から出力
される第4信号が変化した後に第1pチャネル型MOS
トランジスタおよび第2nチャネル型MOSトランジス
タが速やかにオンまたはオフ状態に移行されて、次の信
号変化に対する準備を行なうことができる。
【0027】本願の第3の発明に係るレベル変換回路
は、第1の信号振幅を有する第1信号を受ける第1入力
端子と、上記第1の信号振幅よりも大きな第2の信号振
幅を有し上記第1信号と同相の第2信号を出力する第1
出力端子と、上記第1の信号振幅よりも大きな第2の信
号振幅を有し上記第1信号と逆相の第3信号を出力する
第2出力端子とを含む第1回路と、上記第1回路の第1
出力端子から出力される第2信号と上記第1回路の第2
出力端子から出力される第3信号のうち、信号レベルの
変化が早い方の信号の信号変化に基づいて上記第2の信
号振幅を有する第4信号を形成して上記第3出力端子よ
り出力する第2回路とを備え、MOSトランジスタのゲ
ート端子に入力された信号に応じて当該MOSトランジ
スタのソースもしくはドレイン端子から上記ゲート入力
信号に応じた信号が出力される回路を1段と定義したと
き、上記第1回路の上記第1入力端子から上記第2出力
端子を経て上記第2回路の第3出力端子に到達する信号
の経由する回路段数と、上記第1回路の上記第1入力端
子から上記第3出力端子を経て上記第2回路の第3出力
端子に到達する信号の経由する回路段数がそれぞれ4段
以下となるように構成したものである。
【0028】上記した手段によれば、第1回路から出力
される相補信号のうち信号レベルの変化が早い方の信号
の信号変化に基づいて第2回路が出力信号を形成して出
力するため、入力信号の立上がりの際はもちろんのこと
立下がりの際にも出力信号がすばやく変化するようにな
り、信号の伝送速度を落とすことなく小さな振幅の信号
を大きな振幅の信号に変換して伝送することができると
ともに、上記第1回路の上記第1入力端子から上記第2
出力端子を経て上記第2回路の第3出力端子に到達する
信号の経由する回路段数と、上記第1回路の上記第1入
力端子から上記第3出力端子を経て上記第2回路の第3
出力端子に到達する信号の経由する回路段数がそれぞれ
4段以下であるため、信号の伝達が高速に行なわれる。
【0029】本願の第4の発明に係るレベル変換回路
は、第1の信号振幅を有する第1信号を受ける第1入力
端子と、上記第1の信号振幅よりも大きな第2の信号振
幅を有し上記第1信号と同相の第2信号を出力する第1
出力端子と、上記第1の信号振幅よりも大きな第2の信
号振幅を有し上記第1信号と逆相の第3信号を出力する
第2出力端子とを含む第1回路と、上記第1回路の第1
出力端子から出力される第2信号と上記第1回路の第2
出力端子から出力される第3信号のうち、信号レベルの
変化が早い方の信号の信号変化に基づいて上記第2の信
号振幅を有する第4信号を形成して上記第3出力端子よ
り出力する第2回路とを備え、MOSトランジスタのゲ
ート端子に入力された信号に応じて当該MOSトランジ
スタのソースもしくはドレイン端子から上記ゲート入力
信号に応じた信号が出力される回路を1段と定義したと
き、上記第1回路の上記第1入力端子から上記第2出力
端子を経て上記第2回路の第3出力端子に到達する信号
の経由する回路段数と、上記第1回路の上記第1入力端
子から上記第3出力端子を経て上記第2回路の第3出力
端子に到達する信号の経由する回路段数がそれぞれ3段
となるように構成したものである。
【0030】上記した手段によれば、第1回路から出力
される相補信号のうち信号レベルの変化が早い方の信号
の信号変化に基づいて第2回路が出力信号を形成して出
力するため、入力信号の立上がりの際はもちろんのこと
立下がりの際にも出力信号がすばやく変化するようにな
り、信号の伝送速度を落とすことなく小さな振幅の信号
を大きな振幅の信号に変換して伝送することができると
ともに、上記第1回路の上記第1入力端子から上記第2
出力端子を経て上記第2回路の第3出力端子に到達する
信号の経由する回路段数と、上記第1回路の上記第1入
力端子から上記第3出力端子を経て上記第2回路の第3
出力端子に到達する信号の経由する回路段数がそれぞれ
3段であるため、信号の伝達がより一層高速に行なわれ
る。
【0031】本願の第5の発明は、内部回路では第1の
振幅で信号が伝送され、外部の他の装置との間では上記
第1の振幅よりも大きな第2の振幅で信号の送受信が行
なわれる半導体集積回路において、上記第2の振幅の信
号が出力される外部端子に接続された入出力回路に上述
したような構成を有するレベル変換回路を設けたもので
ある。これにより、内部信号は振幅の小さな信号で高速
動作し、他の装置との間は振幅の大きな信号でデータの
送受信を行なう半導体集積回路を用いたシステムの高速
化が可能となる。
【0032】また、望ましくは、第2の振幅の信号が入
力される外部端子に接続された入出力回路に、第2の振
幅の信号を第1の振幅の信号に変換する逆レベル変換回
路を設ける。これにより、他の装置から供給される振幅
の大きな信号を内部回路に適した振幅の小さな信号に変
換して内部回路に供給することができる。
【0033】本願の第6の発明は、第1の信号振幅を有
する第1信号を受ける第1入力端子と、上記第1の信号
振幅よりも大きな第2の信号振幅を有し上記第1信号と
同相の第2信号を出力する第1出力端子と、上記第1の
信号振幅よりも大きな第2の信号振幅を有し上記第1信
号と逆相の第3信号を出力する第2出力端子とを含む第
1回路と、上記第1回路の第1出力端子から出力される
第2信号と上記第1回路の第2出力端子から出力される
第3信号のうち、信号レベルの変化が早い方の信号の信
号変化に基づいて上記第2の信号振幅を有する第4信号
を形成して上記第3出力端子より出力する第2回路とを
備えた第1のレベル変換回路と、上記第1回路と同一形
式の回路からなる第2のレベル変換回路とを設けたもの
である。第2のレベル変換回路は第1のレベル変換回路
よりも構成素子数が少ないので、要求される信号の伝送
速度に応じて第1のレベル変換回路と第2のレベル変換
回路とを使い分けることによって、高速性と占有面積の
低減の両方を同時に達成することができる。
【0034】また、望ましくは、上記第1のレベル変換
回路は通常の動作信号を伝送する経路に設け、上記第2
のレベル変換回路はテスト系の信号を伝送する経路に設
けるようにする。テスト系の信号は伝送速度の高速性が
要求されないので、上記第2のレベル変換回路をテスト
系の信号を伝送する経路に設けることにより、占有面積
の低減を図ることができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。
【0036】図1は、本発明に係るレベル変換回路の第
1の実施例を示す。図1において、MOSFETを表わ
す記号のゲート端子に丸印が付されているのはpチャネ
ルMOSFETであり、丸印が付されていないのはnチ
ャネルMOSFETである。
【0037】図1のレベル変換回路は、入力信号INを
反転する初段のインバータ11と、上記インバータ11
で反転された信号/INと反転される前の信号INとを
入力とするラッチ回路型のレベルシフト段12と、該レ
ベルシフト段12の反転出力ノードn1側の信号を反転
するインバータ13と、該インバータ13の出力信号と
上記レベルシフト段12の非反転出力ノードn2側の信
号とを入力とするインバータ型の出力段14と、該出力
段14の入力信号を遅延して出力段14に制御をかける
遅延段15とから構成されている。
【0038】上記インバータ11はVDD(例えば1.5
V)を電源電圧とし、上記レベルシフト段12はVDDよ
りも高いVDD2(例えば3.3V)を電源電圧としてい
る。レベルシフト段12よりも後段にあるインバータ1
3と出力段14と遅延段15も、レベルシフト段12と
同じVDD2(例えば3.3V)を電源電圧としている。
【0039】レベルシフト段12は、pチャネルMOS
FET Qp2とnチャネルMOSFET Qn2とが
直列に接続されたP−MOS負荷型のインバータINV
1、および、PチャネルMOSFET Qp3とnチャ
ネルMOSFET Qn3とが直列に接続されたP−M
OS負荷型のインバータINV2からなり、インバータ
INV1,INV2の出力ノードn1,n2が互いに他
方のインバータのpチャネルMOSFET Qp3,Q
p2のゲート端子に接続され、nチャネルMOSFET
Qn2とQn3のゲート端子には入力信号INとそれ
をインバータ11で反転した信号/INが印加されてい
る。
【0040】そして、本実施例においては、レベルシフ
ト段12を構成するMOSFETQp2,Qn2,Qp
3,Qn3は、pチャネルMOSFET Qp2,Qp
3のゲート幅Wp2とnチャネルMOSFET Qn
2,Qn3のゲート幅Wn2との比Wp2:Wn2およ
びWp3:Wn3がそれぞれ1:15のように、Wn
2,Wn3の方がWp2,Wp3よりもそれぞれ大きく
なるように設計されている。これにより、レベルシフト
段12は、その出力ノードn1,n2の電位の立ち下が
りは立ち上がりよりも高速に行なわれるようにされる。
【0041】なお、この実施例では、MOSFET Q
p2,Qn2,Qp3,Qn3はゲート長が互いに同一
であるため、pチャネルMOSFET Qp2,Qp3
のゲート幅Wp2とnチャネルMOSFET Qn2と
Qn3のゲート幅Wn2との比Wp2:Wn2およびW
p3:Wn3で素子特性の関係を表わしたが、本来、素
子特性はゲート幅Wとゲート長Lの比W/Lで表わされ
る。従って、Qp2,Qp3とQn2,Qn3のW/L
比が1:15となるように設定しても良い。以下の説明
においてもゲート長が同一であるためゲート幅Wの比で
説明するが、W/Lの比で表わしても良い。
【0042】ところで、本実施例において、レベルシフ
ト段12のp−MOSとn−MOSのW/L比を1:1
5のようにn−MOSの方が極端に大きくなるように設
計している理由は、レベルシフト段12の直流動作マー
ジンを確保するためである。すなわち、実際の回路設計
では、動作マージンを考慮して電源電圧が変動した場合
にも回路が安定して動作することが重要である。このよ
うな回路の安定動作を考慮して、図1のようなレベルシ
フト段12で電源電圧VDD2が高くVDDが低くなった条
件下でも安定した動作を確保するためp−MOSとn−
MOSのW/L比を1:15のようにしたものである。
【0043】より具体的に説明すると、p−MOSを駆
動する電源電圧VDD2が高く、n−MOSを駆動する電
源電圧VDDが低いという条件下では、p−MOSのオン
抵抗は小さく、逆にn−MOSのオン抵抗は大きくな
る。仮にp−MOSとn−MOSのオン抵抗が同程度に
なるとすると、レベルシフト段12の出力VDD2/2ま
でしか下がらないことになる。これでは、次段の回路の
n−MOSをオフさせるのに不充分である。よって、n
−MOSのオン抵抗<<p−MOSのオン抵抗が直流動
作の必須条件となる。この条件が満たされないときは、
最悪のケースでは回路の出力が反転しないことになった
り、遅延時間が非常に大きなものとなってしまう。
【0044】本実施例においては、VDD=1.5V,V
DD2=3.3Vを前提として上記のようにW/L比を
1:15のように設計したが、次世代のプロセスでは、
VDDは1.5Vよりも下がると予想される。しかし、V
DD2=3.3Vは、一般的なシステムで用いられている
LV−TTLやPCI等の標準インタフェースと接続す
ることが前提であるので、VDD2はプロセスが進んでも
変更されないと考えられる。よって、今後はVDD2とV
DDとの差が大きくなると考えられる。従って、本発明は
そのような場合にも有効である。
【0045】上記レベルシフト段12の反転出力ノード
n1側の信号を反転するインバータ13はpチャネルM
OSFET Qp4とnチャネルMOSFETQn4と
から構成されており、pチャネルMOSFET Qp4
のゲート幅Wp4とnチャネルMOSFET Qn4の
ゲート幅Wn4との比Wp4:Wn4が8:1のよう
に、Wp4の方がWn4よりも大きくなるように設計さ
れている。つまり、インバータ13は、出力の立ち下が
りよりも立ち上がりの方が高速に行なわれるように構成
されている。
【0046】出力段14は2個のpチャネルMOSFE
T Qp5,Qp6と2個のnチャネルMOSFET
Qn5,Qn6のソース−ドレイン経路が直列形態に接
続されてなり、Qp6とQn5のゲート端子に上記レベ
ルシフト段12の非反転出力ノードn2側の信号と反転
出力ノードn1側の信号をインバータ13で反転した信
号が印加されている。つまり、MOSFET Qp6と
Qn5のゲート端子に入力される信号は同相の信号であ
り、これによりMOSFET Qp6とQn5は相補的
にオン、オフ制御される。そして、この出力段14の出
力ノードn4に回路の出力端子OUTが接続されてい
る。
【0047】また、MOSFET Qp5とQn6のゲ
ート端子には遅延段15の出力信号が印加されており、
Qp5はQp6よりも少し遅れてQp6と逆のオン、オ
フ状態つまりQp6がオンのときはオフ、Qp6がオフ
のときはオンに、またQn6はQn5よりも少し遅れて
Qn5と逆のオン、オフ状態にそれぞれ移行されるよう
になっている。さらに、MOSFET Qp5とQn6
と並列にそれぞれMOSFET Qp11とQn11が
接続されており、Qp11,Qn11はそれぞれゲート
端子が電源電圧VDD2と接地電位VSSに接続されて常時
オン状態にされてQp5,Qn6よりも高い抵抗を有す
る高抵抗素子として機能するようにされている。
【0048】特に制限されるものでないが、出力段14
を構成するpチャネルMOSFETQp6のゲート幅W
p6は、レベルシフト段12のpチャネルMOSFET
Qp2やQp3のゲート幅Wp2との比Wp6:Wp2
が約10:1となるように設計されている。一方、出力
段14を構成するnチャネルMOSFET Qn5のゲ
ート幅Wn5は、レベルシフト段12のnチャネルMO
SFET Qn2やQn3のゲート幅Wn2との比Wn
5:Wn2は約1:3とされる。
【0049】また、高抵抗用MOSFET Qp11の
ゲート幅Wp11とQp5のゲート幅Wp5との比Wp
11:Wp5は約1:10に、高抵抗用MOSFET
Qn11のゲート幅Wn11とQn6のゲート幅Wn5
との比Wn11:Wn6は約1:10に設計されてい
る。さらに、Qp11と並列のMOSFET Qp5の
ゲート幅Wp5と直列のQp6のゲート幅Wp6との比
Wp5:Wp6は約2:1、Qn11と並列のMOSF
ET Qn6のゲート幅Wn6と直列のQn5のゲート
幅Wn5との比Wn6:Wn5は約2:1に設計されて
いる。
【0050】遅延段15は、2つのpチャネルMOSF
ET Qp9,Qp10と2つのnチャネルMOSFE
T Qn9,Qn10のソース−ドレイン経路が直列に
接続されてなり、このうちQp10,Qn9のゲート端
子には出力段14のMOSFET Qn5のゲート端子
に入力される信号と同一の信号が入力され、Qp9,Q
n10のゲート端子には出力段14のMOSFET Q
p6のゲート端子に入力される信号と同一の信号が入力
され、いずれか遅い方の信号を反転して、出力段14の
MOSFET Qp5,Qn6のゲート端子に制御をか
ける。
【0051】これによって、出力段14を構成するpチ
ャネルMOSFET Qp5とnチャネルMOSFET
Qn6は相補的にオン、オフ制御される。また、出力
段14の入力信号がハイレベルに変化してMOSFET
Qn5がオンされて出力がハイレベルからロウレベル
に変化すると少し遅れてpチャネルMOSFET Qp
5がオンされ、nチャネルMOSFET Qn6がオフ
されて、出力端子OUTはQn5とQn11を介して接
地電位に固定される。一方、出力段14の入力信号がロ
ウレベルに変化してMOSFET Qp6がオンされて
出力がハイレベルからロウレベルに変化すると少し遅れ
てpチャネルMOSFET Qp5がオフされ、nチャ
ネルMOSFET Qn6がオンされて、出力端子OU
TはQp6とQp11を介して電源電圧VDD2に固定さ
れる。
【0052】このように、実施例のレベル変換回路は、
出力段14のMOSFET Qp6,Qn5のオン、オ
フに応じて出力端子OUTの電位が確定すると、遅延段
15により速やかに出力段14のMOSFET Qp5
とQn6がそれぞれQp6,Qn5と逆のオン、オフ状
態に移行されるため、出力段14を次の入力信号変化に
対して直ちに応答可能な準備状態にさせることができ
る。
【0053】なお、図1の実施例においては、遅延段1
5が、図2に示すように、出力段14のMOSFET
Qp6,Qn5のゲート端子に入力される信号a,cの
うちいずれか変化の遅い方の信号に応じて出力dが変化
され、出力段14のMOSFET Qp5,Qn6のゲ
ート端子に制御をかけるようにするため、直列形態の4
つのMOSFET Qp9,Qp10,Qn9,Qn1
0により構成されている。しかし、出力段14のMOS
FET Qp6,Qn5のいずれか一方、例えばQn5
のゲート端子に入力される信号の方がロウレベルへの変
化が遅い場合あるいはロウレベルへの変化タイミングの
差が小さい場合には、Qp9またはQp10を省略して
レイアウト面積を少なくするようにしても良い。同様
に、タイミングによってはQn9またはQn10を省略
しても良い。
【0054】次に、図1の実施例のレベル変換回路の動
作を説明する。
【0055】先ず、入力信号INがロウレベルからハイ
レベルへ変化する場合を考える。このとき、入力信号の
前の状態がロウレベルであるため、出力段14のnチャ
ネルMOSFET Qn5はオフ状態に、またpチャネ
ルMOSFET Qp6はオン状態にされているととも
に、遅延段15はその出力がハイレベルとなって出力段
14のnチャネルMOSFET Qn6をオン状態に、
またpチャネルMOSFET Qp5をオフ状態にさせ
ている。そのため、出力段14はオン状態のpチャネル
MOSFET Qp11,Qp6を介してハイレベルを
出力している状態にある。
【0056】この状態で、入力信号INがロウレベルか
らハイレベルへ変化すると、レベルシフト段12はnチ
ャネルMOSFET Qn2の方がpチャネルMOSF
ETQp2よりもゲート幅が広いため、出力ノードn1
がハイレベルからロウレベルへ速やかに変化する。そし
て、この電位変化はインバータ13を介して若干遅れた
タイミングで出力段14のMOSFET Qn5のゲー
ト端子に伝達され、Qn5をオフ状態からオン状態へ移
行させる。しかし、このときインバータ13はnチャネ
ルMOSFET Qn4よりもpチャネルMOSFET
Qp4の方のゲート幅が広いため、論理しきい値はV
DD2に近く、ロウレベルからハイレベルへの変化は速や
かに行なわれるので、このときのインバータ13での遅
延時間はかなり小さい。その結果、出力は速やかにハイ
レベルからロウレベルへ変化することとなる。
【0057】一方、レベルシフト段12のnチャネルM
OSFET Qn3は入力信号INを反転するインバー
タ11の出力信号によりQn2のオンよりも少し遅れて
オフされる。このときpチャネルMOSFET Qp3
は出力ノードn1のロウレベルへの電位変化により比較
的速やかにオフ状態からオン状態への移行が開始され
る。しかし、pチャネルMOSFET Qp3はnチャ
ネルMOSFET Qn3よりもゲート幅が狭いため、
出力ノードn2のロウレベルからハイレベルへの変化
は、出力ノードn1のハイレベルからロウレベルへの変
化よりも少し遅くなる。そして、この電位変化は出力段
14のMOSFET Qp6のゲート端子に直ちに伝達
され、Qp6をオン状態からオフ状態へ移行させる。
【0058】上記のように、レベルシフト段12の正相
側を伝達する信号はレベルシフト段12およびインバー
タ13を介して出力段14のN−MOSに伝達され、レ
ベルシフト段12の逆相側を伝達する信号はインバータ
11およびレベルシフト段12を介して出力段14のP
−MOSに伝達されるため、それぞれインバータ2段分
の遅延がもたらされるので、ほぼ同時に到達することと
なる。つまり、論理動作的には、インバータ13はレベ
ルシフト段12の正相側でなく逆相側に入れることも可
能であるが、そのようにするとレベルシフト段12の正
相側を伝達する信号はインバータ3段分の遅延がもたら
され、レベルシフト段12の逆相側を伝達する信号はイ
ンバータ1段分の遅延がもたらされることとなり、遅延
時間がアンバランスになって遅延段14のP−MOS側
とN−MOS側がほぼ同一の負荷駆動力を有する場合に
は、回路の動作速度は遅い方の信号によって規制される
こととなるが、本実施例ではそのようなことがない。
【0059】さらに、この実施例のレベル変換回路は、
nチャネルMOSFET Qn2とpチャネルMOSF
ET Qp2のゲート幅の比Wp2:Wn2が1:15
のように、Wn2の方がWp2よりも大きく設計されて
いるため、図10に示されている従来のレベル変換回路
に比べてノードn1のハイレベルからロウレベルへの信
号変化は速いので、インバータ13が設けられていて
も、出力のロウレベルへの立ち下がりは従来のレベル変
換回路に遜色のない速度で行なわれる。しかも、インバ
ータ13はその論理しきい値が高く設定されているの
で、インバータ13での遅延時間は極めて小さなものと
なる。
【0060】さらに、出力段14の入力がハイレベルか
らロウレベルに変化して出力信号がロウレベルからハイ
レベルに切り替わる際には、図3(A)に示すようにゲ
ート幅の大きなpチャネルMOSFET Qp5がオン
され、nチャネルMOSFET Qn6がオフされてお
り、高抵抗用MOSFET Qn11はゲート幅が小さ
いため、出力段14全体としての論理しきい値はQp
5,Qn6が共にオンしている場合に比べて高い方へシ
フトしている。その結果、出力のロウレベルからハイレ
ベルへの切替わりが速くなる。
【0061】次に、入力信号INがハイレベルからロウ
レベルへ変化する場合を考える。このとき、入力信号の
前の状態がハイレベルであるため、出力段14のnチャ
ネルMOSFET Qn5はオン状態に、またpチャネ
ルMOSFET Qp6はオフ状態にされているととも
に、遅延段15はその出力がロウレベルとなって出力段
14のnチャネルMOSFET Qn6をオフ状態に、
またpチャネルMOSFET Qp5をオン状態にさせ
ている。そのため、出力段14はオン状態のnチャネル
MOSFET Qn5,Qn11を介してロウレベルを
出力している状態にある。
【0062】この状態で、入力信号INがハイレベルか
らロウレベルへ変化すると、インバータ11により反転
された信号/INがゲート端子に入力されているnチャ
ネルMOSFET Qn3がオフからオン状態にされ
る。このときレベルシフト段12はnチャネルMOSF
ET Qn3の方がpチャネルMOSFET Qp3よ
りもゲート幅が広いため、出力ノードn2がハイレベル
からロウレベルへ速やかに変化する。ただし、出力ノー
ドn2のハイレベルからロウレベルへの変化は、出力ノ
ードn1がハイレベルからロウレベルへ変化する場合に
比べてインバータ11の遅延分遅くなる。しかし、出力
ノードn1のハイレベルからロウレベルへの変化はイン
バータ13を介して出力段14に伝達されていたのに対
し、この出力ノードn2のハイレベルからロウレベルへ
変化は直ちに出力段14に伝達されるため、両者の伝達
時間はほぼ同程度になる。
【0063】一方、レベルシフト段12のnチャネルM
OSFET Qn2は入力信号INがハイレベルからロ
ウレベルへ変化するとオン状態からオフ状態に移行され
る。また、pチャネルMOSFET Qp2は上記反転
入力信号/INによるnチャネルMOSFET Qn3
のオフからオン状態への移行によって出力ノードn2が
ロウレベルに変化されるのに応じてオフ状態からオン状
態に移行される。このとき、nチャネルMOSFET
Qn2よりもpチャネルMOSFET Qp2の方がゲ
ート幅は狭いため、出力ノードn1のロウレベルからハ
イレベルへの変化は比較的ゆっくりと行なわれるが、出
力ノードn2のハイレベルからロウレベルへ変化は上述
のように比較的急速に行なわれるので、それほど遅くな
ることはない。そして、出力ノードn1の電位変化はイ
ンバータ13を介して若干遅れたタイミングで出力段1
4のMOSFET Qn5のゲート端子に伝達され、Q
n5をオン状態からオフ状態へ移行させる。
【0064】また、上記のように出力がロウレベルから
ハイレベルへ変化すると遅延段15により少し遅れて出
力段14のpチャネルMOSFET Qp5をオフ状態
に、またnチャネルMOSFET Qn6をオン状態に
させ、出力段14は入力信号の次のロウレベルからハイ
レベルへの変化に直ちに応答できる状態になる。つま
り、入力信号のロウレベルからハイレベルへの変化の初
期段階では、前の信号でオンされているnチャネルMO
SFET Qn6を通して電流が流れて出力電位が速や
かに接地電位に向かって変化し、ある程度まで変化する
とQn6がオフされてその後は抵抗として機能するMO
SFET Qn11を通して出力電位が固定される。逆
の動作の場合も同様である。
【0065】しかも、上記のように、この実施例のレベ
ル変換回路は、レベルシフト段12の非反転出力ノード
n2側の信号を生成するpチャネルMOSFET Qp
3とnチャネルMOSFET Qn3のゲート幅の比W
p3:Wn3が1:15のように、Wn3の方がWp3
よりも大きく設計されているため、図10に示されてい
る従来のレベル変換回路に比べてノードn2のハイレベ
ルからロウレベルへの信号変化は速くなる。これととも
に、出力段14の入力がロウレベルからハイレベルに変
化して出力信号がハイレベルからロウレベルに切り替わ
る際には、図3(B)に示すようにゲート幅の大きなp
チャネルMOSFET Qp5がオフされ、nチャネル
MOSFET Qn6がオンされており、高抵抗用MO
SFETQp11はゲート幅が小さいため、出力段14
全体としての論理しきい値はQp5,Qn6が共にオン
している場合に比べて低い方へシフトしている。その結
果、出力のハイレベルからロウレベルへの切替わりが速
くなる。
【0066】なお、レベルシフト段12の反転出力ノー
ドn1から出力段14への信号の伝達はインバータ13
を介していてもこのインバータ13における遅延は、レ
ベルシフト段12の逆相側の信号伝達経路上にあるイン
バータ11の遅延と同程度である。従って、図11に破
線Bで示すように本実施例のレベル変換回路の出力のハ
イレベルへの立ち上がりは従来のレベル変換回路に比べ
て速く行なわれるようになる。なお、図11に示されて
いる波形は、本実施例のレベル変換回路および従来のレ
ベル変換回路をシミュレーションした結果得られた波形
である。
【0067】図4には、図1のレベル変換回路の変形例
が示されている。図4のレベル変換回路は、図1の実施
例における出力段14のpチャネルMOSFET Qp
5,Qp11とQp6との接続関係を逆にし、nチャネ
ルMOSFET Qn6,Qn11とQn5との接続関
係を逆にしたものである。
【0068】図1の実施例の回路では、MOSFETの
ソース・ドレイン領域とウェル領域との間のPN接合が
順方向にバイアスされてリーク電流が流れるのを防止す
るために、pチャネルMOSFET Qp5とQp6の
n型ウェル領域の電位はチップ内で最も高いVDD2にさ
れ、nチャネルMOSFET Qn5とQn6のp型ウ
ェル領域の電位はチップ内で最も低い接地電位にされ
る。そのため、駆動用MOSFETであるQp6はQp
5のオン抵抗による電位降下でソース電位が下がってソ
ース電位よりもウェル電位の方が高くなり、またQn5
は逆にソース電位よりもウェル電位の方が低くなる。
【0069】その結果、ウェル電位のバックバイアス効
果によりQp5,Qn6のしきい値が高くなるので、p
チャネルMOSFET Qp5とQp6のサイズ(ゲー
ト幅)が同一で、nチャネルMOSFET Qn6とQ
n5のサイズが同一の場合には、図4のようにQp5,
Qp11とQp6との接続関係およびQn6,Qn11
とQn5との接続関係を図1と逆にして、駆動用MOS
FET Qp6のソースを電源電圧VDD2に接続し、Q
n5のソースを接地点に接続するのが望ましい。
【0070】ただし、図1の実施例の回路では、Qp5
のゲート幅Wp5をQp6のゲート幅Wp6よりも大き
くしQn6のゲート幅Wn6をQn5のゲート幅Wn5
よりも大きくしているので、図1のような接続が望まし
い。仮にこのようなサイズ関係でQp5,Qp11とQ
p6との接続関係を逆にし、Qn6,Qn11とQn5
との接続関係を逆にすると、ソース・ドレインとウェル
間の寄生容量はサイズの大きなQp5,Qn6の方が大
きい。そのため、駆動用MOSFET Qp6,Qn5
の負荷容量としてQp5,Qn6のソース−ウェル間寄
生容量とドレイン−ウェル間寄生容量の両方が見えてし
まい、信号の変化が遅くなるためである。
【0071】なお、Qp5,Qp11とQp6との接続
関係およびQn6,Qn11とQn5との接続関係が図
1のような場合には、Qp5,Qn6のソースは電源電
圧に接続されるため、駆動用MOSFET Qp6,Q
n5の負荷容量としてはQp5,Qn6のドレイン−ウ
ェル間寄生容量しか見えないので、接続が逆の場合より
も信号の変化は速くなる。また、図1の実施例で説明し
たように、駆動用MOSFET Qp6,Qn5の(ゲ
ート幅)を小さくした方が、ゲート容量が小さくなるの
で前段の回路にとって負荷容量が小さくなる一方、Qp
5,Qn6の(ゲート幅)を大きくした方がオン抵抗は
小さくなるので高速動作が可能である。
【0072】図5は、本発明に係るレベル変換回路の第
2の実施例を示す。図5のレベル変換回路は、入力信号
INを反転するインバータ11と、上記インバータ11
で反転された信号/INと反転される前の信号INとを
入力とするラッチ回路型のレベルシフト段12と、該レ
ベルシフト段12の反転出力ノードn1側の信号を反転
するインバータ13と、該インバータ13の出力信号と
上記レベルシフト段12の非反転出力ノードn2側の信
号とを入力とするプッシュプル型の出力段14と、該出
力段14の出力信号を遅延して出力段14にフィードバ
ックをかける遅延段15と、上記出力段14の出力ノー
ドn4の信号をラッチする出力ラッチ段16とから構成
されている。上記インバータ11とレベルシフト段12
とインバータ13は、図1の実施例と同様の構成を有す
るので、詳しい説明は省略する。
【0073】出力段14は2個のpチャネルMOSFE
T Qp5,Qp6と2個のnチャネルMOSFET
Qn5,Qn6とが直列形態に接続されてなり、Qp6
とQn5のゲート端子に上記レベルシフト段12の非反
転出力ノードn2側の信号と反転出力ノードn1側の信
号をインバータ13で反転した信号が印加されている。
そして、この出力段14の出力ノードn4に回路の出力
端子OUTが接続されており、出力段14の出力ノード
n4の電位が変化されるとそれが直ちに出力端子OUT
に反映される。また、MOSFET Qp5とQn6の
ゲート端子には遅延段15の出力信号が印加されてお
り、Qp5はQp6よりも少し遅れてQp6と逆のオ
ン、オフ状態に、またQn6はQn5よりも少し遅れて
Qn5と逆のオン、オフ状態にそれぞれ移行されるよう
になっている。
【0074】出力段14を構成するpチャネルMOSF
ET Qp6のゲート幅Wp6は、レベルシフト段12
のpチャネルMOSFET Qp2やQp3のゲート幅
Wp2との比Wp6:Wp2が約10:1となるように
設計されている。一方、出力段14を構成するnチャネ
ルMOSFET Qn5のゲート幅Wn5は、レベルシ
フト段12のnチャネルMOSFET Qn2やQn3
のゲート幅Wn2との比Wn6:Wn2は約1:3とさ
れる。
【0075】遅延段15は、2つのインバータINV
4,INV5が縦続接続されてなり、出力段14の出力
を遅延して出力段14を構成するpチャネルMOSFE
T Qp5とnチャネルMOSFET Qn6のゲート
端子に出力段14の出力信号と同相の信号でフィードバ
ックをかける。従って、出力段14を構成するpチャネ
ルMOSFET Qp5とnチャネルMOSFET Q
n6は相補的にオン、オフ制御される。これにより、出
力段14の出力信号がハイレベルに変化すると少し遅れ
てnチャネルMOSFET Qn6がオンされ、pチャ
ネルMOSFETQp5がオフされる。また、出力段1
4の出力信号がロウレベルに変化すると少し遅れてnチ
ャネルMOSFET Qn6がオフされ、pチャネルM
OSFET Qp5がオンされる。
【0076】つまり、出力段14の入力信号がハイレベ
ルに変化してpチャネルMOSFET Qp6がオフし
nチャネルMOSFET Qn5がオンされると、出力
がロウレベルに変化して少し遅れてQn6がオフされ、
出力ノードn4がハイインピーダンスにされる。また、
出力段14の入力信号がロウレベルに変化してpチャネ
ルMOSFET Qp6がオンしnチャネルMOSFE
T Qn5がオフされると、出力がハイレベルに変化し
て少し遅れてQp5がオフされ、出力ノードn4がハイ
インピーダンスにされる。
【0077】そして、このように出力段14の出力ノー
ドn4がハイインピーダンスにされても、その前に出力
ラッチ段16が出力段14の出力電位をラッチすること
により、出力端子OUTの電位は直前の状態のまま保持
されることとなる。しかも、出力段14の出力電位が確
定すると遅延段15により速やかに出力段14のMOS
FET Qp5とQn6がそれぞれQp6,Qn5と逆
のオン、オフ状態に移行されるため、出力段14を次の
入力信号変化に対して直ちに応答可能な準備状態にさせ
ることができる。
【0078】出力ラッチ段16は、出力段14の出力信
号を反転するCMOSインバータINV6と該インバー
タの出力をさらに反転するCMOSインバータINV5
とから構成され、インバータINV5の出力ノードn5
が回路の出力端子OUTに接続されることにより、出力
段14と同相の信号を出力するとともに、出力段14の
出力ノードn4がハイインピーダンス状態にされても直
前の出力電位を保持する。また、前段のインバータIN
V6を構成するMOSFET Qp8,Qn8は、出力
段14を構成するMOSFET Qp5,Qn5よりも
駆動力すなわちゲート幅が小さくなるように形成される
ことにより、出力段14の出力ノードn4の電位が反転
するように出力段14が駆動されると出力ラッチ段16
の出力ノードn5の電位も反転するように構成されてい
る。
【0079】次に、図5の実施例のレベル変換回路の動
作を説明する。
【0080】先ず、入力信号INがロウレベルからハイ
レベルへ変化する場合を考える。このとき、入力信号の
前の状態がロウレベルであるため、出力段14のnチャ
ネルMOSFET Qn5はオフ状態に、またpチャネ
ルMOSFET Qp6はオン状態にされるとともに、
遅延段15はその出力がハイレベルとなって出力段14
のnチャネルMOSFET Qn6をオン状態に、また
pチャネルMOSFET Qp5をオフ状態にする。そ
のため、出力段14はハイインピーダンス状態にある
が、出力ノードn4がハイレベルに変化した直後の出力
状態は、出力ラッチ回路15によりラッチされているた
め、出力はハイレベルに保持されている。
【0081】この状態で、入力信号INがロウレベルか
らハイレベルへ変化すると、レベルシフト段12はnチ
ャネルMOSFET Qn2の方がpチャネルMOSF
ETQp2よりもゲート幅が広いため、出力ノードn1
がハイレベルからロウレベルへ速やかに変化する。そし
て、この電位変化はインバータ13を介して若干遅れた
タイミングで出力段14のMOSFET Qn5のゲー
ト端子に伝達され、Qn5をオフ状態からオン状態へ移
行させる。
【0082】一方、レベルシフト段12のnチャネルM
OSFET Qn3は入力信号INを反転するインバー
タ11の出力信号によりQn2のオンよりも少し遅れて
オフされる。このときpチャネルMOSFET Qp3
は出力ノードn1のロウレベルへの電位変化により比較
的速やかにオフ状態からオン状態への移行が開始され
る。しかし、pチャネルMOSFET Qp3はnチャ
ネルMOSFET Qn3よりもゲート幅が狭いため、
出力ノードn2のロウレベルからハイレベルへの変化
は、出力ノードn1のハイレベルからロウレベルへの変
化よりも少し遅くなる。そして、この電位変化は出力段
14のMOSFET Qp6のゲート端子に直ちに伝達
され、Qp6をオン状態からオフ状態へ移行させる。そ
の結果、出力は速やかにハイレベルからロウレベルへ変
化することとなる。
【0083】上記のように、レベルシフト段12の正相
側を伝達する信号はインバータ13を介して出力段14
のN−MOSに伝達され、レベルシフト段12の逆相側
を伝達する信号はインバータ11を介して出力段14の
P−MOSに伝達されるため、それぞれインバータ1段
分の遅延がもたらされるので、ほぼ同時に到達すること
となる。しかも、この実施例のレベル変換回路は、イン
バータ13が設けられていても、nチャネルMOSFE
T Qn2とpチャネルMOSFET Qp2のゲート
幅の比Wp2:Wn2が1:15のように、Wn2の方
がWp2よりも大きく設計されているため、図10に示
されている従来のレベル変換回路に比べて信号変化が速
いので、出力のロウレベルへの立ち下がりは従来のレベ
ル変換回路に遜色のない速度で行なわれる。
【0084】次に、入力信号INがハイレベルからロウ
レベルへ変化する場合を考える。このとき、入力信号の
前の状態がハイレベルであるため、出力段14のnチャ
ネルMOSFET Qn5はオン状態に、またpチャネ
ルMOSFET Qp6はオフ状態にされるとともに、
遅延段15はその出力がロウレベルとなって出力段14
のnチャネルMOSFET Qn6をオフ状態に、また
pチャネルMOSFET Qp5をオン状態にしてい
る。そのため、出力段14はハイインピーダンス状態に
あるが、出力ノードn4がロウレベルに変化した直後の
出力状態は、出力ラッチ回路15によりラッチされてい
るため、出力はロウレベルに保持されている。
【0085】この状態で、入力信号INがハイレベルか
らロウレベルへ変化すると、インバータ11により反転
された信号/INがゲート端子に入力されているnチャ
ネルMOSFET Qn3がオフからオン状態にされ
る。このときレベルシフト段12はnチャネルMOSF
ET Qn3の方がpチャネルMOSFET Qp3よ
りもゲート幅が広いため、出力ノードn2がハイレベル
からロウレベルへ速やかに変化する。ただし、出力ノー
ドn2のハイレベルからロウレベルへの変化は、出力ノ
ードn1がハイレベルからロウレベルへ変化する場合に
比べてインバータ11の遅延分遅くなる。しかし、出力
ノードn1のハイレベルからロウレベルへの変化はイン
バータ13を介して出力段14に伝達されていたのに対
し、この出力ノードn2のハイレベルからロウレベルへ
変化は直ちに、出力段14に伝達されるため、両者の伝
達時間はほぼ同程度になる。
【0086】一方、レベルシフト段12のnチャネルM
OSFET Qn2は入力信号INがハイレベルからロ
ウレベルへ変化するとオン状態からオフ状態に移行され
る。また、pチャネルMOSFET Qp2は上記反転
入力信号/INによるnチャネルMOSFET Qn3
のオフからオン状態への移行によって出力ノードn2が
ロウレベルに変化されるのに応じてオフ状態からオン状
態に移行される。このとき、nチャネルMOSFET
Qn2よりもpチャネルMOSFET Qp2の方がゲ
ート幅は狭いため、出力ノードn1のハイレベルからロ
ウレベルへの変化は比較的ゆっくりと行なわれるが、出
力ノードn2のハイレベルからロウレベルへ変化は上述
のように比較的急速に行なわれるので、それほど遅くな
ることはない。
【0087】そして、出力ノードn1の電位変化はイン
バータ13を介して若干遅れたタイミングで出力段14
のMOSFET Qn5のゲート端子に伝達され、Qn
5をオン状態からオフ状態へ移行させる。しかし、イン
バータ13は、pチャネルMOSFET Qp4の方が
nチャネルMOSFET Qn4よりもゲート幅が広く
設計されているため出力の変化は比較的速く、出力ノー
ドn1から出力段14のMOSFET Qn5のゲート
端子への信号伝達は速やかに行なわれる。その結果、出
力段14の出力ノードn3の電位すなわち出力電圧が速
やかにロウレベルからハイレベルへ変化される。
【0088】また、上記のように出力がロウレベルから
ハイレベルへ変化すると遅延段15により少し遅れて出
力段14のpチャネルMOSFET Qp5をオフ状態
に、またnチャネルMOSFET Qn6をオン状態に
させ、出力段14はハイインピーダンス状態になるが、
その間に出力段14の出力ノードn3の電位は出力ラッ
チ回路15によりラッチされて、出力のハイレベル状態
が保持される。
【0089】上記のように、この実施例のレベル変換回
路は、レベルシフト段12の非反転出力ノードn2側の
信号を生成するpチャネルMOSFET Qp3とnチ
ャネルMOSFET Qn3のゲート幅の比Wp2:W
n2が1:15のように、Wn3の方がWp3よりも大
きく設計されているため、図10に示されている従来の
レベル変換回路に比べて信号変化が速くなる。これとと
もに、レベルシフト段12の反転出力ノードn1から出
力段14への信号の伝達はインバータ13を介していて
もこのインバータ13における遅延は、レベルシフト段
12の逆相側の信号伝達経路上にあるインバータ11の
遅延と同程度であるので、本実施例のレベル変換回路の
出力のハイレベルへの立ち上がりは従来のレベル変換回
路に比べて速く行なわれるようになる。
【0090】図6には、図5の実施例のレベル変換回路
の変形例を示す。図6の回路は、図5の回路における出
力段14を構成するpチャネルMOSFET Qp5,
Qp6の代わりにnチャネルMOSFET Qn5’,
Qn6’を使用するとともに、これを駆動するためにレ
ベルシフト段12の非反転出力ノードn2と出力段12
との間にもインバータ17を設けるようにしたものであ
る。また、nチャネルMOSFET Qn5’,Qn
6’で生成された信号により、出力ラッチ段16をQn
5,Qn6による論理(出力ロウレベル)と逆の論理状
態に反転できるようにするため、MOSFET Qn
5’のドレイン端子が出力ラッチ段16のCMOSイン
バータINV5の入力端子に接続されている。その他の
構成は図3と同様である。この実施例のレベル変換回路
においても従来のレベル変換回路に比べて出力信号の立
上がりが速くなるとという利点がある。
【0091】図7には、本発明に係るレベル変換回路を
双方向バッファ回路に応用した場合の構成例が示されて
いる。なお、図7に示されている双方向バッファ回路
は、例えば内部回路が1.5Vのような電源電圧で動作
し、他のLSIとは0V〜3.3VのようなLV−TT
Lレベルのインタフェースで信号の送受信を行なうよう
に設計される半導体集積回路に好適な回路である。
【0092】図7において、21a,21bは内部論理
回路、22a,22bが前記実施例で説明した昇圧型の
レベル変換回路、23は外部端子、24a,24bは電
源電圧はVDD2と接地点との間に直列に接続された出力
用MOSFET、25a〜25dは出力用MOSFET
24a,24bのゲートを制御する信号を生成する論理
ゲート回路であり、レベル変換回路22a,22bと出
力用MOSFET24a,24bと論理ゲート回路25
a〜25dとによりトライステートの出力バッファ回路
が構成される。また、30は降圧型のレベル変換回路か
らなる入力バッファ回路、21cは内部回路である。
【0093】上記レベル変換回路24a,24bのうち
24aには内部回路21bから出力すべきデータ信号が
入力され、24bには内部回路から供給されるデータイ
ネーブル信号ENと図示しない外部端子等から供給され
るテスト系のイネーブル信号TENとの論理和をとるN
ORゲート25aの出力信号が入力されている。内部回
路21a,21bおよびNORゲート25aの電源電圧
はVDD(例えば1.5V)であり、その出力信号は0V
−VDDの振幅を有する。
【0094】レベル変換回路22a,22bの電源電圧
はVDD2(例えば3.3V)であり、内部回路21a,
21bおよびNORゲート25aの0V−VDD振幅の出
力信号を受けてこれを0V−VDD2の振幅の信号に変換
する。論理ゲート25b,25c,25dの電源電圧も
VDD2である。
【0095】この実施例の出力バッファは、データイネ
ーブル信号ENまたはテスト系イネーブル信号TENの
いずれかがロウレベルされると、内部回路21bからの
データ信号DTのいかんにかかわらず出力用MOSFE
T24a,24bのゲート端子にこれらをオフ状態にさ
せるように制御信号が印加され、これによって外部端子
23がハイインピーダンス状態にされるようになってい
る。一方、データイネーブル信号ENとテスト系イネー
ブル信号TENの両方がハイレベルにされると、内部回
路21bからのデータ信号DTに応じて出力用MOSF
ET24a,24bのいずれか一方がオン状態、他方が
オフ状態にされることにより、外部端子23にVDD2ま
たは接地電位(0V)を出力する。
【0096】テスト系イネーブル信号TENは、例えば
この実施例の双方向バッファが接続されている外部端子
が外部のバスなどに接続されていて、その外部バスに接
続されている他の半導体集積回路に信号を入力する場合
に実施例の出力バッファ回路をハイインピーダンス状態
にするのに利用される。なお、図7の実施例において
は、レベル変換回路22a,22bを論理ゲート25
c,25dと出力用MOSFET24a,24bのゲー
ト端子との間に設けることも可能である。ただし、出力
用MOSFET24a,24bは素子サイズが大きいた
めそのゲートを駆動する前段の回路の構成素子もサイズ
を大きくする必要があるので、構成素子数の多いレベル
変換回路22a,22bを出力用MOSFET24a,
24bの直前に設けるよりも、図7のように論理ゲート
25b〜25dを出力用MOSFET24a,24bの
直前に設けた方が占有面積は小さくて済むという利点が
ある。
【0097】図8には、本発明に係るレベル変換回路を
出力バッファ回路に応用した場合の構成例が示されてい
る。図7の回路が双方向バッファであるのに対し、図8
の回路は単方向の出力バッファであり、データ信号DT
の出力を許可したり禁止したりするためのイネーブル信
号ENはなく、内部回路21から供給されるデータ信号
は、出力用MOSFET24aと24bにそれぞれ対応
して設けられているレベル変換回路22a,22bに共
通に入力されている。
【0098】また、レベル変換回路22a,22bと出
力用MOSFET24a,24bのゲート端子との間に
は、テスト系のイネーブル信号TENによってレベル変
換回路22a,22bの出力信号を出力用MOSFET
24a,24bのゲート端子に供給したり遮断したりす
る論理ゲート25c,25dが設けられている。さら
に、テスト系のイネーブル信号TENが内部信号と同じ
低振幅の信号である場合にこれを振幅の大きな信号に変
換して論理ゲート25c,25dに入力させるための第
3のレベル変換回路22cが設けられている。ただし、
この第3のレベル変換回路22cは高速である必要はな
いため、図1に示されているレベル変換回路の前段部分
のみ使用した回路とされている。なお、この第3のレベ
ル変換回路22cの出力信号は、図示しない他の外部端
子に接続されている同様な出力バッファ回路にも共通に
供給され、同じような制御が行なわれるように構成され
る。また、レベル変換回路22aと22bは構成素子の
サイズを大きくするなどして1つにまとめることも可能
である。さらに、この実施例においても、レベル変換回
路22a,22bを論理ゲート25c,25dと出力用
MOSFET24a,24bのゲート端子との間に設け
ることが可能である。
【0099】図9には、図7の双方向バッファ回路に設
けられている降圧型のレベル変換回路からなる入力バッ
ファ30の具体的な回路例が示されている。同図に示さ
れているように、入力バッファ30は、外部端子23か
ら入力された入力信号INを受ける初段のCMOSイン
バータ31と、その出力を反転する2段目のCMOSイ
ンバータ32と、インバータ31と32の出力をゲート
端子に受ける2個の直列形態のnチャネルMOSFET
Qn31,Qn32からなるインバータ33とにより
構成されている。インバータ31と32は外部インタフ
ェースレベルに合わせて3.3Vのような電源電圧VDD
2で、また3段目のインバータ33は内部電源電圧と同
じ1.5Vのような電源電圧VDDで動作され、外部から
入力される0−3.3Vの振幅の信号を0−1.5Vの
振幅の信号に変換して内部回路21cへ供給する。
【0100】図12には、図7の双方向バッファ回路を
構成する各論理ゲートや素子の半導体チップ上へのレイ
アウトの一例を示す。図12において、図7と同一の符
号が付されているブロックは、同一の論理ゲートおよび
素子を表わす。図12に示されているようなレイアウト
を行なうことにより、複数の入出力パッド23が並んで
設けられている場合にも、パッドの幅に合わせて双方向
バッファ回路を配置できるため、無駄なスペースを生じ
させることがない。
【0101】図13には、図12に示されているブロッ
クのうち本発明を適用したレベル変換回路22a,22
bを構成する素子のレイアウト構成例を示す。図13に
おいて、実線で示されているのはアルミニウムなどのメ
タル層からなる配線、一点鎖線で示されているのはポリ
シリコン層などからなるゲート電極、破線で示されてい
るのはMOSFETのソース・ドレイン領域となる拡散
層である。
【0102】また、中央の素子の不在部分は配線領域で
あり、ここに電源ライン(図示省略)やnチャネルMO
SFETとpチャネルMOSFETとを接続する配線等
が多層配線技術を用いて形成される。図13において中
央の配線領域に表示されている配線は一部であってすべ
てではない。図13に表示されている各符号は、図1の
回路を構成する素子に付されている符号と同一の素子が
形成されている部分を表わす。ただし、図13には図1
におけるMOSFET Qp9は省略されている。
【0103】図1の実施例において説明したように、M
OSFET Qn2,Qn3,Qp5,Qp6,Qn6
は他の素子に比べて比較的ゲート幅が大きく設計されて
いる。このようなゲート幅の大きなMOSFETを半導
体基板上にレイアウトする場合、ゲート電極を直線的に
配置しようとすると素子の形状が一方向に極端に長くな
ってしまい、内部回路がゲートアレイなどで構成される
場合、ゲートアレイ部分のウェル領域との整合性が悪く
なり、入出力バッファ回路部分の素子のウェル領域をゲ
ートアレイ部分とは別個に設計しなくてはならなくな
る。
【0104】そこで、この実施例においては、MOSF
ET Qn2,Qn3,Qp5,Qp6,Qn6等のゲ
ート幅の大きな素子のゲート電極は分割して平行に配置
することにより、入出力バッファ回路部分の素子のウェ
ル領域をゲートアレイ部分と共通に設計して整合を取り
易くしている。また、ゲート電極を分割する場合、それ
ぞれの分割ゲート電極毎にソース・ドレイン領域の拡散
層も分割することが考えられるが、拡散層も分割すると
面積効率が低下する。そこで、この実施例においては、
MOSFET Qn2,Qn3,Qp5,Qp6,Qn
6等のゲート幅の大きな素子は、そのゲート電極は分割
されても拡散層は分割されないように設計されている。
【0105】また、この実施例においては、比較的ゲー
ト幅の小さなMOSFET Qp2,Qp4,Qn4,
Qn11,Qp11に関しては、それぞれそれらの素子
の近傍にゲート電極が分割された予備のMOSFET
Qp2’,Qp4’,Qn4’,Qn11’,Qp1
1’が設けられている。MOSFET Qp2,Qp
4,Qn4,Qn11,Qp11のうち、Qp2とQp
4は、そのゲート幅Wp2がこれらと対をなすMOSF
ET Qn2,Qn3のゲート幅Wn2に対して1:1
5のような比率で小さくされており、そのゲート幅比が
大きいほど直流的に安定な動作が可能であるが、比が大
きすぎると出力ノードn1,n2の立上がりが遅くな
る。つまり、図1の実施例では、レベルシフト段12の
ゲート幅Wp2とWn2の比は直流動作マージンと動作
周波数とのトレードオフで決定される。
【0106】従って、上記のように予備のMOSFET
Qp2’,Qp4’が設けられていると、例えばマス
タスライス法による配線形成時に選択的にこれらの素子
を接続したりしなかったりすることにより、目標とする
回路の動作周波数に応じて回路の定数を調整することが
可能となる。
【0107】一方、MOSFET Qn4,Qn11,
Qp11は、これらと対をなすMOSFET Qp4,
Qp6,Qn5とのゲート幅の比によって、インバータ
13や出力段14の論理しきい値が決定される。従っ
て、上記のように予備のMOSFET Qn4’,Qn
11’,Qp11’が設けられていると、例えばマスタ
スライス法による配線形成時に選択的にこれらの素子を
接続したりしなかったりすることにより、論理しきい値
を調整し信号の立上がりまたは立ち下がり速度を微調整
することが可能となる。
【0108】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば図1
や図4の実施例では、レベルシフト段12の正相側にイ
ンバータ13を設けているが、図9のように、このイン
バータ13はレベルシフト段12の逆相側を設けても良
い。ただし、そのようにするとレベルシフト段12の正
相側を伝達する信号はインバータ3段分の遅延がもたら
され、レベルシフト段12の逆相側を伝達する信号はイ
ンバータ1段分の遅延がもたらされアンバランスになる
ので、遅延段14のP−MOS側の負荷駆動力をN−M
OS側の負荷駆動力よりも大きくするなどの工夫が必要
となる。
【0109】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるレベル
変換機能を有する入出力バッファ回路に適用した場合に
ついて説明したが、本発明はそれに限定されるものでな
く、半導体集積回路内部におけるレベル変換回路にも適
用することができる。
【0110】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0111】すなわち、本発明に従うと、出力信号のロ
ウレベルからハイレベルへの変化がハイレベルからロウ
レベルへの変化がほぼ等しいレベル変換回路を実現でき
るとともに、レベル変換回路をインタフェース回路とす
る半導体集積回路を用いたシステムの高速化が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る昇圧型のレベル変換回路の第1の
実施例を示す回路図である。
【図2】図1のレベル変換回路内の信号のタイミングを
示すタイミングチャートである。
【図3】図1のレベル変換回路の出力段の動作状態を示
す回路説明図である。
【図4】本発明に係るレベル変換回路の第1の実施例の
変形例を示す回路図である。
【図5】本発明に係る昇圧型のレベル変換回路の第2の
実施例を示す回路図である。
【図6】本発明に係るレベル変換回路の第2の実施例の
変形例を示す回路図である。
【図7】本発明に係るレベル変換回路を双方向バッファ
回路に応用した場合の構成例を示す論理構成図である。
【図8】本発明に係るレベル変換回路を出力バッファ回
路に応用した場合の構成例を示す論理構成図である。
【図9】入力バッファ回路を構成する降圧型のレベル変
換回路の例を示す回路図である。
【図10】従来の昇圧型レベル変換回路の一例を示す回
路図である。
【図11】実施例のレベル変換回路および従来のレベル
変換回路をシミュレーションした結果得られた入出力信
号の波形図である。
【図12】図7の双方向バッファ回路を構成する各論理
ゲートや素子の半導体チップ上へのレイアウトの一例を
示すレイアウト構成図である。
【図13】本発明を適用したレベル変換回路を構成する
素子のレイアウトの一例を示すレイアウト構成図であ
る。
【符号の説明】
11 初段インバータ 12 レベルシフト段 13 インバータ 14 出力段 15 遅延段 16 出力ラッチ段 21a〜21c 内部回路 22a,22b レベル変換回路 23 外部端子(入出力パッド) 24a,24b 出力用MOSFET 25a〜25d 論理ゲート回路 30 入力バッファ(降圧型レベル変換回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 敏郎 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 5F038 AR20 AR26 AV06 CA04 CD02 CD09 CD18 DF01 EZ10 EZ20 5F048 AB04 AB07 AB10 AC03 AC10 BD10 5J056 AA00 AA32 BB02 CC05 CC21 DD13 DD28 EE07 EE11 FF08 GG08 HH01 HH02 KK01 KK02

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の信号振幅を有する第1信号を受ける
    第1入力端子と、上記第1の信号振幅よりも大きな第2
    の信号振幅を有し上記第1信号と同相の第2信号を出力
    する第1出力端子と、上記第1の信号振幅よりも大きな
    第2の信号振幅を有し上記第1信号と逆相の第3信号を
    出力する第2出力端子とを含む第1回路と、 第1電圧端子と第2電圧端子との間にそのソース−ドレ
    イン経路が直列に接続された第1pチャネル型MOSト
    ランジスタ、第2pチャネル型MOSトランジスタ、第
    1nチャネル型MOSトランジスタ、第2nチャネル型
    MOSトランジスタを有し、上記第1pチャネル型MO
    Sトランジスタのドレイン及び上記1nチャネル型MO
    Sトランジスタのドレインが第3出力端子に接続された
    第2回路とを備え、 上記第2回路は、上記第1回路の第1出力端子から出力
    される第2信号と上記第1回路の第2出力端子から出力
    される第3信号のうち、信号レベルの変化が早い方の信
    号の信号変化に基づいて上記第2の信号振幅を有する第
    4信号を形成して上記第3出力端子より出力することを
    特徴とするレベル変換回路。
  2. 【請求項2】 上記第1回路の第1出力端子から出力さ
    れる第2信号または上記第1回路の第2出力端子から出
    力される第3信号を遅延して上記第2pチャネル型MO
    Sトランジスタおよび第1nチャネル型MOSトランジ
    スタ、または第1pチャネル型MOSトランジスタおよ
    び第2nチャネル型MOSトランジスタに制御をかける
    遅延手段を有することを特徴とする請求項1に記載のレ
    ベル変換回路。
  3. 【請求項3】 MOSトランジスタのゲート端子に入力
    された信号に応じて当該MOSトランジスタのソースも
    しくはドレイン端子から上記ゲート入力信号に応じた信
    号が出力される回路を1段と定義したとき、上記第1回
    路の上記第1入力端子から上記第2出力端子を経て上記
    第2回路の第3出力端子に到達する信号の経由する回路
    段数と、上記第1回路の上記第1入力端子から上記第3
    出力端子を経て上記第2回路の第3出力端子に到達する
    信号の経由する回路段数とが同一になるように構成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のレベル変換回
    路。
  4. 【請求項4】 上記第2回路は、上記第1回路から出力
    される上記第2信号または第3信号の変化に応じて上記
    第2pチャネル型MOSトランジスタまたは第1nチャ
    ネル型MOSトランジスタの状態が変化することを特徴
    とする請求項1に記載のレベル変換回路。
  5. 【請求項5】 上記第1pチャネル型MOSトランジス
    タと第2nチャネル型MOSトランジスタとそれぞれ並
    列に、プルアップ用の高抵抗素子とプルダウン用の高抵
    抗素子が接続されていることを特徴とする請求項4に記
    載のレベル変換回路。
  6. 【請求項6】 上記第2pチャネル型MOSトランジス
    タのゲート幅とゲート長との比よりも上記第1pチャネ
    ル型MOSトランジスタのゲート幅とゲート長との比の
    方が大きくなるように設定され、上記第1nチャネル型
    MOSトランジスタのゲート幅とゲート長との比よりも
    上記第2nチャネル型MOSトランジスタのゲート幅と
    ゲート長との比の方が大きくなるように設定されている
    ことを特徴とする請求項5に記載のレベル変換回路。
  7. 【請求項7】 上記第1信号を論理反転する第1インバ
    ータを備えると共に、上記第1回路は上記第1インバー
    タの出力信号を受ける第2入力端子を有し、上記第1入
    力端子および第2入力端子に各々ゲート端子が接続され
    た第3nチャネル型MOSトランジスタおよび第4nチ
    ャネル型MOSトランジスタと、上記第3nチャネル型
    MOSトランジスタとソース−ドレイン経路が直列に接
    続されゲート端子に上記第4nチャネル型MOSトラン
    ジスタのドレイン端子が接続された第3pチャネル型M
    OSトランジスタと、上記第4nチャネル型MOSトラ
    ンジスタとソース−ドレイン経路が直列に接続されゲー
    ト端子に上記第3nチャネル型MOSトランジスタのド
    レイン端子が接続された第4pチャネル型MOSトラン
    ジスタとから構成され、上記第4nチャネル型MOSト
    ランジスタのドレイン端子に上記第1出力端子が接続さ
    れ、上記第3nチャネル型MOSトランジスタのドレイ
    ン端子に上記第2出力端子が接続され、上記第1出力端
    子には上記第2信号を論理反転する第2インバータが接
    続されていることを特徴とする請求項1に記載のレベル
    変換回路。
  8. 【請求項8】 上記第2回路は、上記第2pチャネル型
    MOSトランジスタまたは第1nチャネル型MOSトラ
    ンジスタが上記第1回路から出力される上記第2信号ま
    たは上記第2インバータの出力信号のうち変化が早い方
    の信号変化に応じて状態が変化することを特徴とする請
    求項7に記載のレベル変換回路。
  9. 【請求項9】 上記第1回路の第1出力端子から出力さ
    れる第2信号または上記第2インバータの出力信号のう
    ち変化が遅い方の信号変化に応じて上記第1pチャネル
    型MOSトランジスタおよび第2nチャネル型MOSト
    ランジスタに制御をかける第3インバータを有すること
    を特徴とする請求項8に記載のレベル変換回路。
  10. 【請求項10】 上記第1回路の第1出力端子から出力
    される第2信号または上記第1回路の第2出力端子から
    出力される第3信号のうち変化が遅い方の信号変化に応
    じて上記第2pチャネル型MOSトランジスタおよび第
    1nチャネル型MOSトランジスタまたは上記第1pチ
    ャネル型MOSトランジスタおよび第2nチャネル型M
    OSトランジスタを制御する信号を生成する遅延手段を
    有することを特徴とする請求項1に記載のレベル変換回
    路。
  11. 【請求項11】 上記第2回路は、上記第1回路から出
    力される上記第2信号または第3信号のうち変化が早い
    方の信号変化に応答して上記第1pチャネル型MOSト
    ランジスタまたは第2nチャネル型MOSトランジスタ
    の状態が変化することを特徴とする請求項1に記載のレ
    ベル変換回路。
  12. 【請求項12】 第1の信号振幅を有する第1信号を受
    ける第1入力端子と、上記第1の信号振幅よりも大きな
    第2の信号振幅を有し上記第1信号と同相の第2信号を
    出力する第1出力端子と、上記第1の信号振幅よりも大
    きな第2の信号振幅を有し上記第1信号と逆相の第3信
    号を出力する第2出力端子とを含む第1回路と、 上記第1回路の第1出力端子から出力される第2信号と
    上記第1回路の第2出力端子から出力される第3信号の
    うち、信号レベルの変化が早い方の信号の信号変化に基
    づいて上記第2の信号振幅を有する第4信号を形成して
    上記第3出力端子より出力する第2回路とを備え、 上記第2回路は、上記第1回路から出力される上記第2
    信号または第3信号とその逆相の信号をそれぞれ受け、
    信号の変化の方向に応じて上記第4信号の変化が速くな
    るように論理しきい値が変化することを特徴とするレベ
    ル変換回路。
  13. 【請求項13】 上記第2回路は、第1電圧端子と第2
    電圧端子との間にそのソース−ドレイン経路が直列に接
    続された第1pチャネル型MOSトランジスタ、第2p
    チャネル型MOSトランジスタ、第1nチャネル型MO
    Sトランジスタ、第2nチャネル型MOSトランジスタ
    を有し、上記第1pチャネル型MOSトランジスタのド
    レイン及び上記1nチャネル型MOSトランジスタのド
    レインが第3出力端子に接続されるとともに、第2pチ
    ャネル型MOSトランジスタと第1nチャネル型MOS
    トランジスタと並列にそれぞれ高抵抗素子が接続され、
    上記第1回路の第1出力端子から出力される第2信号ま
    たは上記第1回路の第2出力端子から出力される第3信
    号を遅延して上記第2pチャネル型MOSトランジスタ
    および第1nチャネル型MOSトランジスタ、または第
    1pチャネル型MOSトランジスタおよび第2nチャネ
    ル型MOSトランジスタに制御をかける遅延手段を備え
    ていることを特徴とする請求項12に記載のレベル変換
    回路。
  14. 【請求項14】 第1の信号振幅を有する第1信号を受
    ける第1入力端子と、上記第1の信号振幅よりも大きな
    第2の信号振幅を有し上記第1信号と同相の第2信号を
    出力する第1出力端子と、上記第1の信号振幅よりも大
    きな第2の信号振幅を有し上記第1信号と逆相の第3信
    号を出力する第2出力端子とを含む第1回路と、 上記第1回路の第1出力端子から出力される第2信号と
    上記第1回路の第2出力端子から出力される第3信号の
    うち、信号レベルの変化が早い方の信号の信号変化に基
    づいて上記第2の信号振幅を有する第4信号を形成して
    上記第3出力端子より出力する第2回路とを備え、 MOSトランジスタのゲート端子に入力された信号に応
    じて当該MOSトランジスタのソースもしくはドレイン
    端子から上記ゲート入力信号に応じた信号が出力される
    回路を1段と定義したとき、上記第1回路の上記第1入
    力端子から上記第2出力端子を経て上記第2回路の第3
    出力端子に到達する信号の経由する回路段数と、上記第
    1回路の上記第1入力端子から上記第3出力端子を経て
    上記第2回路の第3出力端子に到達する信号の経由する
    回路段数がそれぞれ4段以下となるように構成されてい
    ることを特徴とするレベル変換回路。
  15. 【請求項15】 第1の信号振幅を有する第1信号を受
    ける第1入力端子と、上記第1の信号振幅よりも大きな
    第2の信号振幅を有し上記第1信号と同相の第2信号を
    出力する第1出力端子と、上記第1の信号振幅よりも大
    きな第2の信号振幅を有し上記第1信号と逆相の第3信
    号を出力する第2出力端子とを含む第1回路と、 上記第1回路の第1出力端子から出力される第2信号と
    上記第1回路の第2出力端子から出力される第3信号の
    うち、信号レベルの変化が早い方の信号の信号変化に基
    づいて上記第2の信号振幅を有する第4信号を形成して
    上記第3出力端子より出力する第2回路とを備え、 MOSトランジスタのゲート端子に入力された信号に応
    じて当該MOSトランジスタのソースもしくはドレイン
    端子から上記ゲート入力信号に応じた信号が出力される
    回路を1段と定義したとき、上記第1回路の上記第1入
    力端子から上記第2出力端子を経て上記第2回路の第3
    出力端子に到達する信号の経由する回路段数と、上記第
    1回路の上記第1入力端子から上記第3出力端子を経て
    上記第2回路の第3出力端子に到達する信号の経由する
    回路段数がそれぞれ3段となるように構成されているこ
    とを特徴とするレベル変換回路。
  16. 【請求項16】 内部回路では第1の振幅で信号が伝送
    され、外部の他の装置との間では上記第1の振幅よりも
    大きな第2の振幅で信号の送受信が行なわれる半導体集
    積回路であって、上記第2の振幅の信号が出力される外
    部端子に接続された入出力回路に請求項1〜請求項15
    のいずれかに記載のレベル変換回路を備えていることを
    特徴とする半導体集積回路。
  17. 【請求項17】 第2の振幅の信号が入力される外部端
    子に接続された入出力回路に、第2の振幅の信号を第1
    の振幅の信号に変換する逆レベル変換回路を備えている
    ことを特徴とする請求項16に記載の半導体集積回路。
  18. 【請求項18】 第1の信号振幅を有する第1信号を受
    ける第1入力端子と、上記第1の信号振幅よりも大きな
    第2の信号振幅を有し上記第1信号と同相の第2信号を
    出力する第1出力端子と、上記第1の信号振幅よりも大
    きな第2の信号振幅を有し上記第1信号と逆相の第3信
    号を出力する第2出力端子とを含む第1回路と、上記第
    1回路の第1出力端子から出力される第2信号と上記第
    1回路の第2出力端子から出力される第3信号のうち、
    信号レベルの変化が早い方の信号の信号変化に基づいて
    上記第2の信号振幅を有する第4信号を形成して上記第
    3出力端子より出力する第2回路とを備えた第1のレベ
    ル変換回路と、 上記第1回路と同一形式の回路からなる第2のレベル変
    換回路とを有することを特徴とする半導体集積回路。
  19. 【請求項19】 上記第1のレベル変換回路は通常の動
    作信号を伝送する経路に設けられ、上記第2のレベル変
    換回路はテスト系の信号を伝送する経路に設けられてい
    ることを特徴とする請求項18に記載の半導体集積回
    路。
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