JP2002130911A - オープンショーケース - Google Patents

オープンショーケース

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JP2002130911A
JP2002130911A JP2000319725A JP2000319725A JP2002130911A JP 2002130911 A JP2002130911 A JP 2002130911A JP 2000319725 A JP2000319725 A JP 2000319725A JP 2000319725 A JP2000319725 A JP 2000319725A JP 2002130911 A JP2002130911 A JP 2002130911A
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JP
Japan
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partition plate
cooler
duct
storage room
cool air
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Application number
JP2000319725A
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English (en)
Inventor
Yuki Ozeki
友樹 大関
Masaki Yano
雅樹 矢野
Kazuo Tetsukawa
和夫 鉄川
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷気の流れを改良して、円滑でしかも乱れが
生じ難い冷気の流れを形成することにより、冷却性能を
向上させると共に、冷却器の前方に冷気を流すための無
駄なスペースを必要としないオープンショーケースを提
供する。 【解決手段】 前後面に開口を有する断熱箱内に設けた
前後の貯蔵室11と、この前後の貯蔵室11の間に立設
し、仕切板9A、9Bにて形成した立設部4と、この立
設部で形成した吹き上げダクト18と、この吹き上げダ
クト内に設けた冷却器12Aとを備え、この冷却器によ
り冷却された冷気を前記貯蔵室上方の吐出口から吐出す
ることにより前記貯蔵室を冷却して成るオープンショー
ケース1であって、前記仕切板は、前記冷却器12Aの
上端部より下方において略垂直に立設した前後の垂直部
9D、9Eと、前記冷却器の上端部より上方において上
部が狭くなった傾斜部9F、9Gとを有するものとし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開口を有する断熱
箱内に貯蔵室を設け、ダクトから冷気を供給して前記貯
蔵室を冷却するオープンショーケースに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種オープンショーケース
は、第1の従来技術として、例えば特開平11−190
579号公報に示される如く、背面の仕切板に段部が形
成されており、それらの段部には、多数の吐出孔が設け
られている。また、それらの吐出孔に連通する冷気分路
を冷気ダクトから分岐させるように設けている。そし
て、冷気分路を通してそれらの吐出孔から棚の間、およ
び下段の棚と底板との間に、冷却器で冷却された冷気の
一部を吐出させている。
【0003】これにより、棚と棚の間、および、棚と底
板との間への冷気の吐出を適正にコントロールできるよ
うにして、庫内温度を均一化しようとした。
【0004】また、第2の従来技術として、例えば、特
開平11−241880号公報に示されるオープンショ
ーケースにおいては、前面に開口する断面略コ字状の断
熱壁内を仕切板にて仕切り、この仕切板の内側を貯蔵室
とし、後側をダクトとしている。そして、貯蔵室の後方
の仕切板全体を傾斜させ、貯蔵室内を見易くすると共
に、ダクト内には冷却器を設置し、この冷却器により冷
却された冷気を送風機にて前記開口上縁の冷気吐出口か
ら吐出し、開口下縁の冷気吸込口から吸い込む。これに
よって、開口に冷気エアカーテンを形成しつつ、一部を
貯蔵室内に循環させて、各棚上の商品を冷却していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
従来技術では、背面の仕切板に段部が形成されており、
それらの段部には、多数の吐出孔が設けられ、それらの
吐出孔に連通する冷気分路を冷気ダクトから分岐させる
ように設けられているので、この冷気分路を確保するた
めに大きなスペースを必要とし、そのため、冷気ダクト
の奥行寸法が増大し、貯蔵室に収容できる商品量が減少
していた。また、冷気分路は略Uターンする如く設けら
れているので、無理な冷気の流れを起こし、冷気分路を
流れる冷気と本流を流れる冷気とに流速差を生じるた
め、冷気の流れに乱れを生じる原因となると共に、冷却
器の前方に大きなスペースを必要としていた。
【0006】第2の従来技術のオープンショーケースで
は、貯蔵室の後方の仕切板全体を傾斜させ、貯蔵室内を
見易くしているが、仕切板下部も傾斜していることによ
り、冷却器の前方に無駄なスペースが生じ、貯蔵室の容
積が減少していた。
【0007】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、オープンショーケースに
おける冷気の流れを改良して、円滑でしかも乱れが生じ
難い冷気の流れを形成することにより、冷却性能を向上
させると共に、冷却器の前方に冷気を流すための無駄な
スペースを必要としないオープンショーケースを提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1の発明のオープンショーケース
は、前後面に開口を有する断熱箱内に設けた前後の貯蔵
室と、この前後の貯蔵室の間に立設し、仕切板にて形成
した立設部と、この立設部で形成した吹き上げダクト
と、この吹き上げダクト内に設けた冷却器とを備え、こ
の冷却器により冷却された冷気を前記貯蔵室上方の吐出
口から吐出することにより前記貯蔵室を冷却して成るも
のであって、前記仕切板は、前記冷却器の上端部より下
方において略垂直に立設した前後の垂直部と、前記冷却
器の上端部より上方において上部が狭くなった傾斜部と
を有するものである。
【0009】請求項1の発明によれば、前記仕切板は、
前記冷却器の上端部より下方において略垂直に立設した
前後の垂直部と、前記冷却器の上端部より上方において
上部が狭くなった傾斜部とを有するので、仕切板の垂直
部の後方に設けられた吹き上げダクト内に冷却器を設置
するスペースが確保できると共に、冷却器の上方の傾斜
部により冷気が絞られ冷気の円滑な流れを形成すること
ができる。
【0010】請求項2の発明のオープンショーケース
は、請求項1において、前記貯蔵室内には複数段の棚を
設け、前記仕切板の傾斜部の前方に架設された棚の奥行
寸法を略同等としたものである。
【0011】請求項2の発明によれば、請求項1に加え
て、前記仕切板の傾斜部の前方に架設された棚を共通に
使用することができる。
【0012】請求項3の発明のオープンショーケース
は、請求項1又は請求項2において、前記仕切板後方の
ダクト内には、このダクトを複数の区画に仕切る区画板
を設けたものである。
【0013】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2に加えて、前記仕切板後方のダクト内には、この
ダクトを複数の区画に仕切る区画板を設けたので、仕切
板の傾斜部によりダクト内において冷気が絞られると共
に、区画板に沿って冷気が天井ダクトの所定の吐出口に
向けて確実に流れていくようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】図1は本発明を具備するオープンショーケ
ースの斜視図、図2は図1のオープンショーケースの正
面図、図3は図1のオープンショーケースの正面断面
図、図4は図1のオープンショーケースの側断面図、図
5は立設部付近を示す斜視図、図6は吹き上げダクト及
び天井ダクト付近を示す斜視図、図7は立設部下方を示
す平面図である。尚、棚板としてのガラス板を適宜省略
して図示する。
【0016】図1のショーケース1は、本発明を具備す
るもので、スーパーマーケットなどの店舗内において冷
凍食品や生鮮食品を陳列販売するために使用され、前後
に略対称な外観を呈している。ここで、説明上、図1に
おける左手前を前面、右手前を右側面、右後方を後面、
左後方を左側面と称す。
【0017】このショーケース1は、図示しない台脚を
備えるベース2と、このベース2の上に設けられた断面
略コ字状の断熱壁3と、この断熱壁3の前後方向略中央
部でかつ左側に寄せて立設して設けられた立設部4と、
この立設部4の上方から前後及び右方に延在して設けら
れた庇状の天板5と、左側面に設けられたガラス側板6
とから構成されている。そして、断熱壁3は、前面側の
前断熱壁3Aと、底面の底断熱壁3Bと、後面側の後断
熱壁3Cと、右側面の側断熱壁3Dと、左側面の側断熱
壁3Eとから成る。
【0018】底断熱壁3Bの上方には間隔を存して前底
板7A、後底板7B及び側底板7Cが設けられている。
前底板7Aの前端と前断熱壁3Aとの間及び後底板7B
の後端と後断熱壁3Cとの間には、それぞれ前吸込口8
A及び後吸込口8Bが形成され、同様に、側底板7Cの
右側端と側断熱壁3Dとの間、側底板7Cの前端と前断
熱壁3Aの間及び側底板7Cの後端と後断熱壁3Cとの
間には、略コ字状の側吸込口8Cが形成されている。
【0019】また、断熱壁3(前断熱壁3A、底断熱壁
3B、後断熱壁3C、側断熱壁3D及び側断熱壁3E)
と、前底板7A、後底板7B及び側底板7Cとによって
略囲まれて、下部ダクト16が形成されている。
【0020】前底板7A、後底板7B、ガラス側板6及
び側底板7Cとで囲まれた部分に、前仕切板9A、後仕
切板9B、ガラス側板6及び側仕切板9Cとによって前
後左右が囲まれて、立設部4が立設しており、冷気が通
風する吹き上げダクト18が内部に形成されている。
【0021】前仕切板9Aの下部及び後仕切板9Bの下
部は略垂直に延在してそれぞれ垂直部9D、9Eを形成
し、この前仕切板9Aの下部及び後仕切板9Bの下部に
挟まれるように、フィンアンドチューブ型の上冷却器1
2Aが設置されている。そして、上冷却器12Aの略上
端から上方において、前仕切板9Aの上方は後仕切板9
B側に向かって傾斜し、後仕切板9Bの上方は前仕切板
9Aに向かって傾斜してそれぞれ傾斜部9F、9Gを形
成している。尚、立設部4の側面(側仕切板9C)は垂
直に立設している。
【0022】これによって、立設部4の下部は略垂直に
立設しているので、上冷却器12Aを通常用いられる略
直方体の形状とした場合でも立設部4の下部に配設する
ことができることになる。すなわち、立設部4の下部を
傾斜させてこの位置に上冷却器12Aを配設した場合に
は特殊な形状とする必要があり、かかる場合には特殊な
生産設備を必要とするのに比較し、立設部4の下部を略
垂直に延在することによってかかる費用を削減すること
ができる。
【0023】上冷却器12Aの下方には、上冷却器12
Aと共にショーケース1の冷却装置の一部を構成するフ
ィンアンドチューブ型の下冷却器12Bが設置され、更
に、この下冷却器12Bの前後及び右側方に、前冷却フ
ァン13A、後冷却ファン13B及び側冷却ファン13
Cがそれぞれ設置されている。
【0024】立設部4内には、上冷却器12Aの略中央
上端部から吹き上げダクト18上端部まで鋼板製の第1
の区画板21が延在して設けられており、この吹き上げ
ダクト18内は、上冷却器12Aの略中央上端部から上
方の区間において、左側の第1の区画24Aと右側の第
2の区画24Bとの2つの区画に仕切られている。
【0025】尚、前仕切板9A、後仕切板9B及び側仕
切板9Cには、複数の前吐出孔10A、後吐出孔10B
及び側吐出孔10Cがそれぞれ設けられており、これに
より、立設部4内と、後述する前貯蔵室11A、後貯蔵
室11B及び側貯蔵室11Cとがそれぞれ連通してい
る。
【0026】次に、前仕切板9Aの上端から前方に延在
して前貯蔵室天板14Aが設けられ、後仕切板9Bの上
端から後方に延在して後貯蔵室天板14Bが設けられ、
側仕切板9Cの上端から右側方に延在して側貯蔵室天板
14Cが設けられている。前貯蔵室天板14Aの前面側
の前方及び後貯蔵室天板14Bの後面側の前方には、そ
れぞれ前吐出口15A及び後吐出口15Bが形成されて
いる。側貯蔵室天板14Cの側面側の前方、前面側の前
方及び後面側の前方には、略コ字状の側吸込口8Cに対
向して略コ字状の側吐出口15Cが形成されている。
尚、前吐出口15A、後吐出口15B及び側吐出口15
Cの外側には、貯蔵室11の商品を照らすための蛍光灯
26が設置されている。
【0027】そして、天板5の下面とこれら前貯蔵室天
板14A、後貯蔵室天板14B及び側貯蔵室天板14C
とで囲まれて略水平に天井ダクト19が設けられてい
る。
【0028】この天井ダクト19内には、第1の区画板
21の上端に連続して鋼板製の第2の区画板22と第3
の区画板23が設けられている。そして、第2の区画板
22の一端部は天井ダクト19の側方前方の隅部にまで
延在している。この位置は、立設部4の右端部4Aの略
前上方に相当する位置である。また、第3の区画板23
の一端部は、天井ダクト19の側方後方の隅部にまで延
在している。この位置は、立設部4の右端部4Aの略後
上方に相当する位置である。これにより、天井ダクト1
9内は、前吐出口15Aを有する前貯蔵室側天井ダクト
19A、後吐出口15Bを有する後貯蔵室側天井ダクト
19B及び側吐出口15Cを有する側貯蔵室側天井ダク
ト19Cの3つの区画に仕切られている。
【0029】そして、下部ダクト16と吹き上げダクト
18、吹き上げダクト18と天井ダクト19とは、それ
ぞれ吹き上げダクト18の下部と上部とで連通して、冷
気が通風するダクト20を形成している。
【0030】また、前底板7A、前仕切板9A及び前貯
蔵室天板14Aとの内側に、前面に開口する前貯蔵室1
1Aが構成され、後底板7B、後仕切板9B及び後貯蔵
室天板14Bとの内側に後面に開口する後貯蔵室11B
が構成されている。同様に、側底板7C、側仕切板9C
及び側貯蔵室天板14Cとの内側に側面に開口する側貯
蔵室11Cがそれぞれ構成されている。そして、これら
の前貯蔵室11A、後貯蔵室11B及び側貯蔵室11C
とにより三面に開口して商品を陳列する貯蔵室11が構
成される。ここで、側貯蔵室11Cは、側仕切板9Cの
側方のみならず、側底板7Cと側貯蔵室天板14Cとで
上下を囲まれ、かつ、側仕切板9Cの右側方前後の空間
も含まれるものである。
【0031】次に、貯蔵室11には、陳列棚27が架設
されており、前面、後面、側面には複数段の前面棚2
8、後面棚29及び側面棚30が設けられている。
【0032】前面棚28は、同一の奥行寸法のものであ
る。そして、前仕切板9Aは、その上方が後仕切板9B
側に向かって傾斜部9Fを有している関係上、各前面棚
28は、上方にいくに連れて前端が後方に位置する状態
で架設されている。同様に、後面棚29も、同一の奥行
寸法のもので、後仕切板9Bは、その上方が前仕切板9
A側に向かって傾斜部9Gを有している関係上、後面棚
29は、上方にいくに連れて前端が後方に位置する状態
で架設されている。一方、側面棚30については、側仕
切板9Cが略垂直に立設している関係上、側面棚30は
奥行寸法の異なるものが複数段架設され、上方にいくに
連れて前端が後方に位置する状態で架設されている。
【0033】以上の構成により、図示しない圧縮機が運
転されると、それから吐出された高温冷媒は図示しない
凝縮器にて凝縮され、図示しない膨張弁にて絞られた
後、上冷却器12A及び下冷却器12Bに流入して蒸発
し、冷却作用を発揮した後、圧縮機に還流する。
【0034】前冷却ファン13Aによって前吸込口8A
から、後冷却ファン13Bによって後吸込口8Bから、
側冷却ファン13Cによって側吸込口8Cからそれぞれ
吸い込まれた冷気は、下部ダクト16において下冷却器
12Bと熱交換して通過した後合流する。その後、上冷
却器12Aと熱交換して、吹き上げダクト18内を上方
に吹き上げられる。
【0035】そして、上冷却器12Aの略上端から上方
において、前仕切板9Aは、その上方が後仕切板9Bに
向かって傾斜し、後仕切板9Bは、その上方が前仕切板
9Aに向かって傾斜してそれぞれ傾斜部9F、9Gが形
成されていると共に、立設部4には段部や突起部等が形
成されていないため、吹き上げダクト18内では、冷気
は立設部4の傾斜部9F、9Gの傾斜に沿って絞られつ
つ上方に円滑に吹き上げられる。
【0036】吹き上げダクト18内では、冷気は第1の
区画板21により左側の第1の区画24Aと右側の第2
の区画24Bとに分岐して流れる。左側の第1の区画2
4Aに流入した冷気は、吹き上げダクト18上端にて前
後に更に分かれ、前貯蔵室側天井ダクト19Aと後貯蔵
室側天井ダクト19Bに分流する。
【0037】前貯蔵室側天井ダクト19Aに流入した冷
気は、第2の区画板22によって仕切られているため側
貯蔵室側天井ダクト19Cには流入せず、前吐出口15
Aから前吸込口8Aに向けて確実に吐出する。
【0038】また、後貯蔵室側天井ダクト19Bに流入
した冷気は、第3の区画板23によって仕切られている
ため側貯蔵室側天井ダクト19Cには流入せず、後吐出
口15Bから後吸込口8Bに向けて確実に吐出する。
【0039】一方、右側の第2の区画24Bに流入した
冷気は、吹き上げダクト18上端にて側貯蔵室側天井ダ
クト19Cに流入する。そして、側貯蔵室側天井ダクト
19Cに流入した冷気は、第2の区画板22及び第3の
区画板23によって仕切られているため前貯蔵室側天井
ダクト19A及び後貯蔵室側天井ダクト19Bには流入
せず、側吐出口15Cから側吸込口8Cに向けて確実に
吐出する。
【0040】しかも、天井ダクト19内に設けられた第
2の区画板22は、側方前方の隅部にまで延在し、第3
の区画板23は、側方後方の隅部にまで延在しているた
め、側貯蔵室側天井ダクト19C内の左方に流入した冷
気は、それぞれ第2の区画板22及び第3の区画板23
に沿って流れ、側貯蔵室11Cの側吐出口15Cの前後
の隅部に向かうため、隅部の冷気の供給が増加する。こ
れにより、通常冷却し難い隅部の陳列棚27に載置され
ている商品が効果的に冷却される。
【0041】その後、前吐出口15Aから前吸込口8A
に向けて吐出された冷気は、前吸込口8Aから吸い込ま
れ前冷却ファン13Aへと還流する。これによって、前
貯蔵室11Aの開口には、前冷気エアーカーテン17A
が形成されて、前貯蔵室11A内は所定の温度に冷却さ
れる。
【0042】同様に、後吐出口15Bから後吸込口8B
に向けて吐出された冷気は、後吸込口8Bから吸い込ま
れ後冷却ファン13Bへと還流する。これによって、後
貯蔵室11Bの開口には、後冷気エアーカーテン17B
が形成されて、後貯蔵室11B内は所定の温度に冷却さ
れる。
【0043】また、側吐出口15Cから側吸込口8Cに
向けて吐出された冷気は、側吸込口8Cから吸い込まれ
側冷却ファン13Cへと還流する。これによって、側貯
蔵室11Cの開口には側冷気エアーカーテン17Cが形
成されて、側貯蔵室11C内は所定の温度に冷却され
る。
【0044】複数段架設されている前面棚27は、同一
の奥行寸法のものであり、また、前仕切板9Aの上方が
後仕切板9Bに向かって傾斜部9Fを有している関係
上、前述の如く、各前面棚27は、上方にいくに連れて
前端が後方に位置する状態で架設されている。同様に、
後面棚28も、同一の奥行寸法のものが複数段架設さ
れ、後仕切板9Bの上方が前仕切板9Aに向かって傾斜
部9Gを有している関係上、後面棚28は、上方にいく
に連れて前端が後方に位置する状態で架設されている。
これによって、通常、前吐出口15Aや後吐出口15B
が下方の前込口8Aや後込口8Bより奥方向に位置して
構成されているオープンショーケース1では、冷気のエ
アカーテン17A、17Bに沿って前面棚27及び後面
棚28が架設された状態になり、円滑なエアカーテン1
7A、17Bが形成されるので、貯蔵室を冷却するのに
好都合となる。しかも、前面棚27の奥行寸法が略同等
であるので、前面棚27及び後面棚28をそれぞれ共通
に使用することができ、前面棚27を架設する際に好都
合である。
【0045】一方、側面棚30については、側仕切板9
Cが略垂直に立設している関係上、側面棚30は奥行寸
法の異なるものが複数段架設され、上方にいくに連れて
前端が後方に位置する状態で架設されている。これによ
って、側吐出口15Cより側吸込口8Cが前方に位置す
るようにして、冷気のエアカーテン17Cに沿って冷気
が流れるようにしている。
【0046】また、以上の実施の形態では、前後及び一
側面に開口を有するオープンショーケースについて説明
したが、二面乃至四面に開口を有するいずれのオープン
ショーケースについても、本発明を実施することが可能
である。また、図示しないが、立設部4の二面乃至四面
のいずれの面に傾斜部を設けてもよいのはいうまでもな
い。
【0047】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、仕切板は、冷却器の上端部より下方において略垂
直に立設した前後の垂直部と、前記冷却器の上端部より
上方において上部が狭くなった傾斜部とを有するので、
仕切板の垂直部の後方に設けられた吹き上げダクト内に
冷却器を設置するスペースが確保できると共に、冷却器
の上方の傾斜部により冷気が絞られ冷気の円滑な流れを
形成することができる。
【0048】請求項2の発明によれば、請求項1に加え
て、前記仕切板の傾斜部の前方に架設された棚を共通に
使用することができる。
【0049】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2に加えて、前記仕切板後方のダクト内には、この
ダクトを複数の区画に仕切る区画板を設けたので、仕切
板の傾斜部によりダクト内において冷気が絞られると共
に、区画板に沿って冷気が天井ダクトの所定の吐出口に
向けて確実に流れていくようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具備するオープンショーケースの斜視
図である。
【図2】図1のオープンショーケースの正面図である。
【図3】図1のオープンショーケースの正面断面図であ
る。
【図4】図1のオープンショーケースの側断面図であ
る。
【図5】立設ダクト付近を示す要部斜視図である。
【図6】立設ダクト及び天井ダクト付近を示す要部斜視
図である。
【図7】立設ダクト下方を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ショーケース 4 立設部 9A 前仕切板 9B 後仕切板 9D、9E 垂直部 9F、9G 傾斜部 12A 上冷却器 16 下部ダクト 18 吹き上げダクト 19 天井ダクト 20 ダクト 21 第1の区画板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後面に開口を有する断熱箱内に設けた
    前後の貯蔵室と、この前後の貯蔵室の間に立設し、仕切
    板にて形成した立設部と、この立設部で形成した吹き上
    げダクトと、この吹き上げダクト内に設けた冷却器とを
    備え、この冷却器により冷却された冷気を前記貯蔵室上
    方の吐出口から吐出することにより前記貯蔵室を冷却し
    て成るオープンショーケースにおいて、 前記仕切板は、前記冷却器の上端部より下方において略
    垂直に立設した前後の垂直部と、前記冷却器の上端部よ
    り上方において上部が狭くなった傾斜部とを有すること
    を特徴とするオープンショーケース。
  2. 【請求項2】 前記貯蔵室内には複数段の棚を設け、前
    記仕切板の傾斜部の前方に架設された棚の奥行寸法を略
    同等としたことを特徴とする請求項1記載のオープンシ
    ョーケース。
  3. 【請求項3】 前記仕切板後方の吹き上げダクト内に
    は、この吹き上げダクトを複数の区画に仕切る区画板を
    設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のオ
    ープンショーケース。
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