JP2002105034A - 9,9ービス(3−アミノー4ーヒドロキシフェニル)フルオレンの製造方法 - Google Patents
9,9ービス(3−アミノー4ーヒドロキシフェニル)フルオレンの製造方法Info
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- JP2002105034A JP2002105034A JP2000294601A JP2000294601A JP2002105034A JP 2002105034 A JP2002105034 A JP 2002105034A JP 2000294601 A JP2000294601 A JP 2000294601A JP 2000294601 A JP2000294601 A JP 2000294601A JP 2002105034 A JP2002105034 A JP 2002105034A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高性能ポリマーの原料として有用な 9,9−
ビス(3−アミノー4−ヒドロキシフェニル)フルオレ
ンの製造方法を提供する。 【解決手段】9,9−ビス(3−ニトロー4−ヒドロキ
シフェニル)フルオレンを還元して、9,9−ビス(3
−アミノー4−ヒドロキシフェニル)フルオレンを製造
する。
ビス(3−アミノー4−ヒドロキシフェニル)フルオレ
ンの製造方法を提供する。 【解決手段】9,9−ビス(3−ニトロー4−ヒドロキ
シフェニル)フルオレンを還元して、9,9−ビス(3
−アミノー4−ヒドロキシフェニル)フルオレンを製造
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高性能ポリマーの
製造に有用なモノマーであるフルオレン化合物の製造方
法に関する。
製造に有用なモノマーであるフルオレン化合物の製造方
法に関する。
【0002】
【0003】高性能ポリマーの原料として重要なビスー
oーアミノフェノール類の一種である9,9−ビス(3
−アミノー4−ヒドロキシフェニル)フルオレンについ
ては、その理化学的性質あるいはその製造法は知られて
いない。わずかにIzv.Akad.Nauk SSS
R,Ser.Khim.(1976),(4),920
−922には、ビスーoーアミノフェノール類とトリメ
チルシリルジエチルアミンの反応により、アミノ基と水
酸基がトリメチルシリル化されたビスーoーアミノフェ
ノール類を得た旨の報告がされているにすぎない。そし
て9,9−ビス(3−アミノー4−ヒドロキシフェニ
ル)フルオレンについてはビスーoーアミノフェノール
類の一例として構造式のみ記載され、その性質あるいは
その製造法並びにシリル化生成物の確認については全く
記載されていない。
oーアミノフェノール類の一種である9,9−ビス(3
−アミノー4−ヒドロキシフェニル)フルオレンについ
ては、その理化学的性質あるいはその製造法は知られて
いない。わずかにIzv.Akad.Nauk SSS
R,Ser.Khim.(1976),(4),920
−922には、ビスーoーアミノフェノール類とトリメ
チルシリルジエチルアミンの反応により、アミノ基と水
酸基がトリメチルシリル化されたビスーoーアミノフェ
ノール類を得た旨の報告がされているにすぎない。そし
て9,9−ビス(3−アミノー4−ヒドロキシフェニ
ル)フルオレンについてはビスーoーアミノフェノール
類の一例として構造式のみ記載され、その性質あるいは
その製造法並びにシリル化生成物の確認については全く
記載されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高性能ポリマーの製造
に有用な9,9−ビス(3−アミノー4−ヒドロキシフ
ェニル)フルオレンおよびその製造法の開発が望まれて
いる。
に有用な9,9−ビス(3−アミノー4−ヒドロキシフ
ェニル)フルオレンおよびその製造法の開発が望まれて
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は前記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、9,9−ビス(3−アミ
ノー4ーヒドロキシフェニル)フルオレンが前記したよ
うな半導体分野での高度な性能要求を充たすポリマーの
原料として有用であり、これを高純度、高収率で製造す
る方法を見出して本発明を完成させた。即ち、本発明
は、(1)9,9−ビス(3−ニトロー4−ヒドロキシ
フェニル)フルオレンを還元する9,9−ビス(3−ア
ミノー4−ヒドロキシフェニル)フルオレンの製造方
法、(2)還元を触媒の存在下、水素を用いて還元を行
う(1)に記載の9,9−ビス(3−アミノー4−ヒド
ロキシフェニル)フルオレンの製造方法、(3)還元を
触媒の存在下、ヒドラジン類を用いて還元を行う(1)
に記載の9,9−ビス(3−アミノー4−ヒドロキシフ
ェニル)フルオレンの製造方法、(4)触媒がニッケル
または貴金属触媒である(2)または(3)に記載の
9,9−ビス(3ーアミノー4−ヒドロキシフェニル)
フルオレンの製造方法、(5)貴金属触媒が担体に分散
された白金および/またはパラジウムである(4)に記
載の9,9−ビス(3−アミノー4−ヒドロキシフェニ
ル)フルオレンの製造方法、(6)還元を低級脂肪族ア
ルコール類、環式または非環式エーテル類の溶媒中で行
う(1)から(5)のいずれかに記載の9,9−ビス
(3−アミノー4−ヒドロキシフェニル)フルオレンの
製造方法、に関する。
解決すべく鋭意検討した結果、9,9−ビス(3−アミ
ノー4ーヒドロキシフェニル)フルオレンが前記したよ
うな半導体分野での高度な性能要求を充たすポリマーの
原料として有用であり、これを高純度、高収率で製造す
る方法を見出して本発明を完成させた。即ち、本発明
は、(1)9,9−ビス(3−ニトロー4−ヒドロキシ
フェニル)フルオレンを還元する9,9−ビス(3−ア
ミノー4−ヒドロキシフェニル)フルオレンの製造方
法、(2)還元を触媒の存在下、水素を用いて還元を行
う(1)に記載の9,9−ビス(3−アミノー4−ヒド
ロキシフェニル)フルオレンの製造方法、(3)還元を
触媒の存在下、ヒドラジン類を用いて還元を行う(1)
に記載の9,9−ビス(3−アミノー4−ヒドロキシフ
ェニル)フルオレンの製造方法、(4)触媒がニッケル
または貴金属触媒である(2)または(3)に記載の
9,9−ビス(3ーアミノー4−ヒドロキシフェニル)
フルオレンの製造方法、(5)貴金属触媒が担体に分散
された白金および/またはパラジウムである(4)に記
載の9,9−ビス(3−アミノー4−ヒドロキシフェニ
ル)フルオレンの製造方法、(6)還元を低級脂肪族ア
ルコール類、環式または非環式エーテル類の溶媒中で行
う(1)から(5)のいずれかに記載の9,9−ビス
(3−アミノー4−ヒドロキシフェニル)フルオレンの
製造方法、に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の原料である9,9−ビス(3−ニトロー4−ヒ
ドロキシフェニル)フルオレンは、フルオレンとフェノ
ールを塩酸等の酸触媒の存在下で加熱することにより工
業的に製造されている9,9−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)フルオレンをニトロ化することにより製造され
る。本発明の9,9−ビス(3−アミノー4−ヒドロキ
シフェニル)フルオレンの製造方法は、9,9−ビス
(3−ニトロー4−ヒドロキシフェニル)フルオレンを
触媒の存在下、水素またはヒドラジンで還元することに
よる。
本発明の原料である9,9−ビス(3−ニトロー4−ヒ
ドロキシフェニル)フルオレンは、フルオレンとフェノ
ールを塩酸等の酸触媒の存在下で加熱することにより工
業的に製造されている9,9−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)フルオレンをニトロ化することにより製造され
る。本発明の9,9−ビス(3−アミノー4−ヒドロキ
シフェニル)フルオレンの製造方法は、9,9−ビス
(3−ニトロー4−ヒドロキシフェニル)フルオレンを
触媒の存在下、水素またはヒドラジンで還元することに
よる。
【0007】還元の触媒としては、ニッケル触媒または
貴金属触媒を使用することができる。ニッケル触媒とし
ては、ケイソウ土や活性炭のような担体に分散されたニ
ッケル、ホウ化ニッケル、ラネーニッケルが使用しう
る。これらのうちラネーニッケルを使用するのが好まし
い。又貴金属触媒としては、白金、パラジウム、ルテニ
ウム、ロジウム触媒が使用しうる。これらの貴金属の単
体の外、該金属の酸化物、該金属が活性炭、シリカ、ア
ルミナ、ゼオライト、炭酸カルシウムのような担体に分
散された触媒が使用しうる。白金またはパラジウムが活
性炭に分散された触媒が好ましい例として挙げられる。
この場合、担体に分散する金属の割合は1.0〜5.0重
量%が好ましい。又、ヒドラジンで還元する場合、鉄塩
と活性炭を組み合わせたものも触媒として使用しうる。
鉄塩としては塩化第1鉄や塩化第2鉄を挙げることがで
きる。触媒量は原料の9,9−ビス(3−ニトロー4−
ヒドロキシフェニル)フルオレンに対して、ラネーニッ
ケルでは5〜20重量%、白金ーカーボンまたはパラジ
ウムーカーボンでは1から10重量%、鉄塩では5〜2
0重量%使用することが好ましい。触媒は新触媒でも回
収リサイクルした触媒でもよい。
貴金属触媒を使用することができる。ニッケル触媒とし
ては、ケイソウ土や活性炭のような担体に分散されたニ
ッケル、ホウ化ニッケル、ラネーニッケルが使用しう
る。これらのうちラネーニッケルを使用するのが好まし
い。又貴金属触媒としては、白金、パラジウム、ルテニ
ウム、ロジウム触媒が使用しうる。これらの貴金属の単
体の外、該金属の酸化物、該金属が活性炭、シリカ、ア
ルミナ、ゼオライト、炭酸カルシウムのような担体に分
散された触媒が使用しうる。白金またはパラジウムが活
性炭に分散された触媒が好ましい例として挙げられる。
この場合、担体に分散する金属の割合は1.0〜5.0重
量%が好ましい。又、ヒドラジンで還元する場合、鉄塩
と活性炭を組み合わせたものも触媒として使用しうる。
鉄塩としては塩化第1鉄や塩化第2鉄を挙げることがで
きる。触媒量は原料の9,9−ビス(3−ニトロー4−
ヒドロキシフェニル)フルオレンに対して、ラネーニッ
ケルでは5〜20重量%、白金ーカーボンまたはパラジ
ウムーカーボンでは1から10重量%、鉄塩では5〜2
0重量%使用することが好ましい。触媒は新触媒でも回
収リサイクルした触媒でもよい。
【0008】水素で還元する場合、反応温度は30〜1
50℃、好ましくは50〜100℃である。30℃以下
では反応速度が遅く、150℃以上では芳香核の水素化
などの副反応物が増加する。反応水素圧は1〜100k
g/cm2(ゲージ圧)、好ましくは2〜20kg/c
m2(ゲージ圧)である。適宜水素を補給して一定圧力
に保つのが好ましく、水素吸収がなくなるまで補給す
る。水素の吸収量は9,9−ビス(3−ニトロー4−ヒ
ドロキシフェニル)フルオレン1.0モルに対して約6.
0モルである。
50℃、好ましくは50〜100℃である。30℃以下
では反応速度が遅く、150℃以上では芳香核の水素化
などの副反応物が増加する。反応水素圧は1〜100k
g/cm2(ゲージ圧)、好ましくは2〜20kg/c
m2(ゲージ圧)である。適宜水素を補給して一定圧力
に保つのが好ましく、水素吸収がなくなるまで補給す
る。水素の吸収量は9,9−ビス(3−ニトロー4−ヒ
ドロキシフェニル)フルオレン1.0モルに対して約6.
0モルである。
【0009】次ぎに、ヒドラジン類で還元する場合、ヒ
ドラジン類としてはヒドラジン一水和物、メチルヒドラ
ジン、ヒドラジニウムクロライド、ヒドラジニウムサル
フェートが使用できる。好ましくはヒドラジン一水和物
の60〜80重量%水溶液を使用する。ヒドラジン類
は、9,9−ビス(3−ニトロー4−ヒドロキシフェニ
ル)フルオレン1.0モルに対して2.5〜7.0モル、
好ましくは3.0〜4.5モル使用する。反応温度は1
0〜100℃、好ましくは30〜80℃で行う。
ドラジン類としてはヒドラジン一水和物、メチルヒドラ
ジン、ヒドラジニウムクロライド、ヒドラジニウムサル
フェートが使用できる。好ましくはヒドラジン一水和物
の60〜80重量%水溶液を使用する。ヒドラジン類
は、9,9−ビス(3−ニトロー4−ヒドロキシフェニ
ル)フルオレン1.0モルに対して2.5〜7.0モル、
好ましくは3.0〜4.5モル使用する。反応温度は1
0〜100℃、好ましくは30〜80℃で行う。
【0010】還元反応は、低級脂肪族アルコール類、環
式または非環式エーテル類の溶媒中で行われる。使用し
うる低級脂肪族アルコール類の具体例としては、メタノ
ール、エタノール、nープロパノール、イソプロパノー
ル、nーブタノール、sec−ブタノール等が、同じく
エーテル類としては、エチレングリコールモノメチルエ
ーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチ
レングリコールジエチルエーテル、ジオキサン、テトラ
ヒドロフランがそれぞれ例示できる。溶媒の使用量は
9,9−ビス(3−ニトロー4−ヒドロキシフェニル)
フルオレン1重量部に対して通常0.5〜10重量部、
好ましくは1〜5重量部である。これらの溶媒と水との
混合溶媒を使用することもできる。混合溶媒中の水の割
合は50容量%以下が好ましい。
式または非環式エーテル類の溶媒中で行われる。使用し
うる低級脂肪族アルコール類の具体例としては、メタノ
ール、エタノール、nープロパノール、イソプロパノー
ル、nーブタノール、sec−ブタノール等が、同じく
エーテル類としては、エチレングリコールモノメチルエ
ーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチ
レングリコールジエチルエーテル、ジオキサン、テトラ
ヒドロフランがそれぞれ例示できる。溶媒の使用量は
9,9−ビス(3−ニトロー4−ヒドロキシフェニル)
フルオレン1重量部に対して通常0.5〜10重量部、
好ましくは1〜5重量部である。これらの溶媒と水との
混合溶媒を使用することもできる。混合溶媒中の水の割
合は50容量%以下が好ましい。
【0011】水素還元の操作方法しては、オートクレー
ブに溶媒、9,9−ビス(3−ニトロー4−ヒドロキシ
フェニル)フルオレン、触媒の所定量を仕込み、空気を
窒素置換ついで水素置換する。攪拌しながら反応温度近
くまで加熱後、冷却して反応温度を保持しながら、所定
反応圧力で水素を吸収がなくなるまで補給する。または
溶媒と触媒を仕込み、反応温度と圧力を保持しながら、
9,9−ビス(3−ニトロー4−ヒドロキシフェニル)
フルオレンの反応溶媒スラリーまたは溶液と水素を同時
に供給して反応する。反応終了後、室温まで冷却して水
素を窒素で置換した後、オートクレーブから取り出した
反応物から触媒を濾過して除く。濾液から溶媒と水を留
去して固体の9,9−ビス(3−アミノー4−ヒドロキ
シフェニル)フルオレンが得られる。
ブに溶媒、9,9−ビス(3−ニトロー4−ヒドロキシ
フェニル)フルオレン、触媒の所定量を仕込み、空気を
窒素置換ついで水素置換する。攪拌しながら反応温度近
くまで加熱後、冷却して反応温度を保持しながら、所定
反応圧力で水素を吸収がなくなるまで補給する。または
溶媒と触媒を仕込み、反応温度と圧力を保持しながら、
9,9−ビス(3−ニトロー4−ヒドロキシフェニル)
フルオレンの反応溶媒スラリーまたは溶液と水素を同時
に供給して反応する。反応終了後、室温まで冷却して水
素を窒素で置換した後、オートクレーブから取り出した
反応物から触媒を濾過して除く。濾液から溶媒と水を留
去して固体の9,9−ビス(3−アミノー4−ヒドロキ
シフェニル)フルオレンが得られる。
【0012】ヒドラジン還元の操作方法としては、反応
器内の空気を窒素で置換した後、溶媒、9,9−ビス
(3−ニトロー4−ヒドロキシフェニル)フルオレン、
触媒の所定量を仕込み、攪拌しながら反応温度近くまで
加熱する。冷却して反応温度を保持しながら、所定量の
ヒドラジン水溶液を分割または連続して加えて反応す
る。または溶媒と触媒を仕込み、反応温度を保持しなが
ら9,9−ビス(3−ニトロー4−ヒドロキシフェニ
ル)フルオレンの反応溶媒スラリーまたは溶液とヒドラ
ジン水溶液を同時に加えて反応する。 反応終了後、室
温まで冷却し反応物を取り出し、触媒を濾過して除く。
濾液から溶媒と水を留去して固体の9,9−ビス(3−
アミノー4−ヒドロキシフェニル)フルオレンが得られ
る。
器内の空気を窒素で置換した後、溶媒、9,9−ビス
(3−ニトロー4−ヒドロキシフェニル)フルオレン、
触媒の所定量を仕込み、攪拌しながら反応温度近くまで
加熱する。冷却して反応温度を保持しながら、所定量の
ヒドラジン水溶液を分割または連続して加えて反応す
る。または溶媒と触媒を仕込み、反応温度を保持しなが
ら9,9−ビス(3−ニトロー4−ヒドロキシフェニ
ル)フルオレンの反応溶媒スラリーまたは溶液とヒドラ
ジン水溶液を同時に加えて反応する。 反応終了後、室
温まで冷却し反応物を取り出し、触媒を濾過して除く。
濾液から溶媒と水を留去して固体の9,9−ビス(3−
アミノー4−ヒドロキシフェニル)フルオレンが得られ
る。
【0013】以上のようにして得られた9,9−ビス
(3−アミノー4−ヒドロキシフェニル)フルオレンは
十分純度は高いが、必要に応じて再結晶法等により精製
することも出来る。再結晶用の溶媒としては、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類、
エチレングリコールモノエチルエーテル、ジオキサン、
テトラヒドロフランのようなエーテル類、トルエン、キ
シレンのような芳香族炭化水素類、酢酸メチル、酢酸エ
チルのようなカルボン酸エステルを使用することができ
る。この場合、通常アミン生成物1重量部に対して溶媒
は1〜10重量部で使用し、溶媒は単独で使用しても2
種類以上を混合して使用してもよい。または9,9−ビ
ス(3−アミノー4−ヒドロキシフェニル)フルオレン
を希塩酸に溶解し、活性炭を加えて攪拌後、活性炭を濾
別した濾液に苛性ソーダ等のアルカリ水溶液を加えて中
和して析出させる方法によっても精製できる。この場合
アミン生成物1重量部に対して希塩酸は2〜20重量部
で使用するのが好ましい。
(3−アミノー4−ヒドロキシフェニル)フルオレンは
十分純度は高いが、必要に応じて再結晶法等により精製
することも出来る。再結晶用の溶媒としては、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類、
エチレングリコールモノエチルエーテル、ジオキサン、
テトラヒドロフランのようなエーテル類、トルエン、キ
シレンのような芳香族炭化水素類、酢酸メチル、酢酸エ
チルのようなカルボン酸エステルを使用することができ
る。この場合、通常アミン生成物1重量部に対して溶媒
は1〜10重量部で使用し、溶媒は単独で使用しても2
種類以上を混合して使用してもよい。または9,9−ビ
ス(3−アミノー4−ヒドロキシフェニル)フルオレン
を希塩酸に溶解し、活性炭を加えて攪拌後、活性炭を濾
別した濾液に苛性ソーダ等のアルカリ水溶液を加えて中
和して析出させる方法によっても精製できる。この場合
アミン生成物1重量部に対して希塩酸は2〜20重量部
で使用するのが好ましい。
【0014】本発明の方法によって製造される9,9−
ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)フルオレ
ンは、高性能ポリマーの原料として使用できる。
ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)フルオレ
ンは、高性能ポリマーの原料として使用できる。
【0015】本発明の9,9−ビス(3−アミノー4−
ヒドロキシフェニル)フルオレンを製造する方法は純
度、収率が優れ工業的な価値が高い。
ヒドロキシフェニル)フルオレンを製造する方法は純
度、収率が優れ工業的な価値が高い。
【0016】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明がこれらの具体例にのみ限定される
ものではない。
説明するが、本発明がこれらの具体例にのみ限定される
ものではない。
【0017】参考例 9,9−ビス(3−ニトロー4−
ヒドロキシフェニル)フルオレンの製造 温度計,攪拌機を備えた1L4口フラスコにジクロロメ
タン500mlと9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)フルオレン105g(0.30mol)を加え、冷
却して反応温度をー5〜0℃にたもちながら70重量%
硝酸(d=1.42)57g(0.63mol)を3時
間かけて滴下した。さらに同温度で2時間攪拌して反応
を終了した。反応液を希炭酸水素ナトリウム水溶液次い
で水により洗浄後、ジクロロメタン溶液相を分液した。
ジクロロメタンを留去して黄色の粗9,9−ビス(3−
ニトロー4−ヒドロキシフェニル)フルオレン131g
を得た。理論収量に対して99%。HPLC分析(面積
%)92.5%。このものをメタノール450mlと2
−ブタノン90mlの混合溶媒中で1時間還流した後、
5℃まで徐々に冷却後結晶を濾過した。乾燥して精9,
9−ビス(3−ニトロー4−ヒドロキシフェニル)フル
オレン109gを得た。精製収率90%。HPLC分析
値(面積%)99.7%。 9,9−ビス(3−ニトロー4−ヒドロキシフェニル)
フルオレンの特性値 融点(DSC) 180℃1 H−NMR(CDCl3)δ7.06ppm(2H,
d)、7.31−7.36ppm(4H,m)、7.40
−7.45ppm(4H,m)、7.80ppm(2H,
d)、7.89ppm(2H,s)
ヒドロキシフェニル)フルオレンの製造 温度計,攪拌機を備えた1L4口フラスコにジクロロメ
タン500mlと9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)フルオレン105g(0.30mol)を加え、冷
却して反応温度をー5〜0℃にたもちながら70重量%
硝酸(d=1.42)57g(0.63mol)を3時
間かけて滴下した。さらに同温度で2時間攪拌して反応
を終了した。反応液を希炭酸水素ナトリウム水溶液次い
で水により洗浄後、ジクロロメタン溶液相を分液した。
ジクロロメタンを留去して黄色の粗9,9−ビス(3−
ニトロー4−ヒドロキシフェニル)フルオレン131g
を得た。理論収量に対して99%。HPLC分析(面積
%)92.5%。このものをメタノール450mlと2
−ブタノン90mlの混合溶媒中で1時間還流した後、
5℃まで徐々に冷却後結晶を濾過した。乾燥して精9,
9−ビス(3−ニトロー4−ヒドロキシフェニル)フル
オレン109gを得た。精製収率90%。HPLC分析
値(面積%)99.7%。 9,9−ビス(3−ニトロー4−ヒドロキシフェニル)
フルオレンの特性値 融点(DSC) 180℃1 H−NMR(CDCl3)δ7.06ppm(2H,
d)、7.31−7.36ppm(4H,m)、7.40
−7.45ppm(4H,m)、7.80ppm(2H,
d)、7.89ppm(2H,s)
【0018】実施例1 9,9−ビス(3−アミノー4
−ヒドロキシフェニル)フルオレンの製造(水素還元
法) 温度計、攪拌機を備えた500ccオートクレーブに、
9,9−ビス(3−ニトロー4ーヒドロキシフェニル)
フルオレン44g、エチレングリコールモノエチルエー
テル200ml、5%Pd−炭素4gを加え、窒素置換
次いで水素置換する。水素圧9kg/cm2(ゲージ
圧)、80℃に保持して還元すると約2時間で水素吸収
が止まった。さらに30分、80℃で熟成した後、窒素
置換後オートクレーブより反応物を取り出した。触媒を
濾過により除いた濾液から、ロータリーエバポレーター
により減圧下で溶媒および水を留去し、白色固体を得
た。この固体をメタノール中で還流状態で30分加熱攪
拌後、濾過し、真空乾燥器で50℃、減圧で乾燥して、
9,9−ビス(3−アミノー4−ヒドロキシフェニル)
フルオレン34.2gを得た。収率90%。HPLC分
析(面積%)99.9%。 9,9−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)
フルオレンの特性値 融点(DSC) 275℃1 H−NMR(CD3OD)δ6.42ppm(2H,
dd)、6.55ppm(2H,d)、6.68ppm
(2H,d)、7.25ppm(2H,t)、7.33p
pm(2H,t),7.44ppm(2H,d)、7.7
8ppm(2H,d)
−ヒドロキシフェニル)フルオレンの製造(水素還元
法) 温度計、攪拌機を備えた500ccオートクレーブに、
9,9−ビス(3−ニトロー4ーヒドロキシフェニル)
フルオレン44g、エチレングリコールモノエチルエー
テル200ml、5%Pd−炭素4gを加え、窒素置換
次いで水素置換する。水素圧9kg/cm2(ゲージ
圧)、80℃に保持して還元すると約2時間で水素吸収
が止まった。さらに30分、80℃で熟成した後、窒素
置換後オートクレーブより反応物を取り出した。触媒を
濾過により除いた濾液から、ロータリーエバポレーター
により減圧下で溶媒および水を留去し、白色固体を得
た。この固体をメタノール中で還流状態で30分加熱攪
拌後、濾過し、真空乾燥器で50℃、減圧で乾燥して、
9,9−ビス(3−アミノー4−ヒドロキシフェニル)
フルオレン34.2gを得た。収率90%。HPLC分
析(面積%)99.9%。 9,9−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)
フルオレンの特性値 融点(DSC) 275℃1 H−NMR(CD3OD)δ6.42ppm(2H,
dd)、6.55ppm(2H,d)、6.68ppm
(2H,d)、7.25ppm(2H,t)、7.33p
pm(2H,t),7.44ppm(2H,d)、7.7
8ppm(2H,d)
【0019】実施例2 9,9−ビス(3−アミノー4
−ヒドロキシフェニル)フルオレンの製造(ヒドラジン
還元法) 温度計、攪拌機、コンデンサーを備えた500mlフラ
スコに、9,9−ビス(3−ニトロー4−ヒドロキシフ
ェニル)フルオレン44g(0.10mol)、エチレ
ングリコールモノエチルエーテル200ml、5%Pd
−炭素3gを加え、窒素置換した。60℃に加熱後、6
0%ヒドラジン一水和物33g(0.40mol)を2
時間かけて滴下した。この間反応温度を60〜65℃に
保持するように冷却した。さらに1時間、60〜65℃
に保持して熟成した後、室温まで冷却した。反応物を取
り出し触媒を濾過により除いた濾液から、減圧下で溶媒
と水の大部分を留去した。メタノールを加えて攪拌し、
白色固体を析出させ、固体を濾過した。真空乾燥器で乾
燥して、9,9−ビス(3−アミノー4−ヒドロキシフ
ェニル)フルオレン32.2gを得た。収率85%。H
PLC分析値(面積%)99.8%。融点および1H−
NMRデータは、実施例2に記載のデータと完全に一致
した。
−ヒドロキシフェニル)フルオレンの製造(ヒドラジン
還元法) 温度計、攪拌機、コンデンサーを備えた500mlフラ
スコに、9,9−ビス(3−ニトロー4−ヒドロキシフ
ェニル)フルオレン44g(0.10mol)、エチレ
ングリコールモノエチルエーテル200ml、5%Pd
−炭素3gを加え、窒素置換した。60℃に加熱後、6
0%ヒドラジン一水和物33g(0.40mol)を2
時間かけて滴下した。この間反応温度を60〜65℃に
保持するように冷却した。さらに1時間、60〜65℃
に保持して熟成した後、室温まで冷却した。反応物を取
り出し触媒を濾過により除いた濾液から、減圧下で溶媒
と水の大部分を留去した。メタノールを加えて攪拌し、
白色固体を析出させ、固体を濾過した。真空乾燥器で乾
燥して、9,9−ビス(3−アミノー4−ヒドロキシフ
ェニル)フルオレン32.2gを得た。収率85%。H
PLC分析値(面積%)99.8%。融点および1H−
NMRデータは、実施例2に記載のデータと完全に一致
した。
【0020】
【発明の効果】高性能ポリマーのモノマーとして有用な
9,9−ビス(3−アミノー4−ヒドロキシフェニル)
フルオレンが効率よく得られる。
9,9−ビス(3−アミノー4−ヒドロキシフェニル)
フルオレンが効率よく得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H006 AA02 AC11 AC52 BA21 BA23 BA24 BA25 BA26 BB14 BB15 BE20 BE27 4H039 CA71 CB40
Claims (6)
- 【請求項1】9,9−ビス(3−ニトロー4ーヒドロキ
シフェニル)フルオレンを、還元することを特徴とする
9,9−ビス(3−アミノー4−ヒドロキシフェニル)
フルオレンの製造方法。 - 【請求項2】還元を触媒の存在下、水素を用いて還元を
行う請求項1に記載の9,9−ビス(3−アミノー4−
ヒドロキシフェニル)フルオレンの製造方法。 - 【請求項3】還元を触媒の存在下、ヒドラジン類を用い
て還元を行う請求項2に記載の9,9−ビス(3−アミ
ノー4−ヒドロキシフェニル)フルオレンの製造方法。 - 【請求項4】触媒がニッケル触媒または貴金属触媒であ
る請求項3に記載の9,9−ビス(3−アミノー4−ヒ
ドロキシフェニル)フルオレンの製造方法。 - 【請求項5】貴金属触媒が担体に分散された白金および
/またはパラジウム触媒である請求項4に記載の9,9
−ビス(3−アミノー4ーヒドロキシフェニル)フルオ
レンの製造方法。 - 【請求項6】還元を低級脂肪族アルコール類、環式また
は非環式エーテル類の溶媒中で行う請求項1から5のい
ずれかに記載の9,9−ビス(3−アミノー4−ヒドロ
キシフェニル)フルオレンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000294601A JP2002105034A (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | 9,9ービス(3−アミノー4ーヒドロキシフェニル)フルオレンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000294601A JP2002105034A (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | 9,9ービス(3−アミノー4ーヒドロキシフェニル)フルオレンの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002105034A true JP2002105034A (ja) | 2002-04-10 |
Family
ID=18777165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000294601A Pending JP2002105034A (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | 9,9ービス(3−アミノー4ーヒドロキシフェニル)フルオレンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002105034A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9050566B2 (en) | 2012-11-28 | 2015-06-09 | Central Glass Company, Limited | Gas separation membrane |
US9056285B2 (en) | 2012-11-28 | 2015-06-16 | Central Glass Company, Limited | Gas separation membrane |
US9793483B2 (en) | 2012-11-28 | 2017-10-17 | Central Glass Company, Limited | Hexafluoroisopropanol group-containing diamine, polyimide and polyamide using same, cyclized product thereof, and method for producing same |
-
2000
- 2000-09-27 JP JP2000294601A patent/JP2002105034A/ja active Pending
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