JP2002086524A - 型締駆動装置 - Google Patents

型締駆動装置

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JP2002086524A
JP2002086524A JP2000279840A JP2000279840A JP2002086524A JP 2002086524 A JP2002086524 A JP 2002086524A JP 2000279840 A JP2000279840 A JP 2000279840A JP 2000279840 A JP2000279840 A JP 2000279840A JP 2002086524 A JP2002086524 A JP 2002086524A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ベアリングの機能が低下することがなく、可動
金型の位置、型締力等を正確に制御することができるよ
うにする。 【解決手段】ケーシングMCと、ステータ31と、回転
自在に配設された出力軸35と、出力軸35の両端を支
持する第1、第2のベアリングと、出力軸35に取り付
けられたロータ34と、進退部材と、出力軸35と回転
伝達手段を介して連結された第1の部材、及び進退部材
に取り付けられた第2の部材を備えた運動方向変換手段
と、第1の部材を支持する第3のベアリングとを有す
る。回転伝達手段は、出力軸35及び第1の部材が軸方
向において相対的に移動するのを許容する。この場合、
回転伝達手段は、出力軸35及び第1の部材が軸方向に
おいて相対的に移動するのを許容するので、第2の部材
が進退させられるのに伴って、反力が出力軸35に伝達
されることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、型締駆動装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、射出装置
の加熱シリンダ内において加熱され溶融させられた樹脂
を金型装置のキャビティ空間に充填(てん)し、該キャ
ビティ空間内において樹脂を冷却し、固化させることに
よって成形品を成形するようになっている。
【0003】そのために、前記金型装置は固定金型及び
可動金型から成り、型締装置のトグル機構を作動させる
ことによって前記可動金型を進退させ、前記固定金型に
対して接離させることにより、金型装置の型閉じ、型締
め及び型開きが行われる。
【0004】そして、前記トグル機構を作動させる手段
としてモータを使用する場合、該モータを駆動すること
によって発生させられた回転運動をボールねじによって
直線運動に変換し、該直線運動を前記トグル機構に伝達
するようにしている。そのために、前記モータの出力軸
と、ボールねじを構成するボールナット及びボールねじ
軸のうちの一方、例えば、ボールねじ軸とを連結し、か
つ、前記トグル機構を構成するクロスヘッドと前記ボー
ルナットとを連結するとともに、出力軸の回転をボール
ねじ軸に伝達することによって、ボールナットを進退さ
せ、前記クロスヘッドを進退させるようになっている。
【0005】そして、前記モータを駆動するために制御
装置が配設され、該制御装置は、型開閉位置制御を行う
ことによって、可動金型の位置を制御したり、型締力を
制御したりする。この場合、出力軸とボールねじ軸とを
プーリ、タイミングベルト等を介して連結すると、出力
軸の回転とボールねじ軸の回転とを完全に同期させるこ
とができず、可動金型の位置、型締力等を正確に制御す
ることができない。そこで、出力軸とボールねじ軸とを
直接連結し、型締装置をダイレクトドライブ方式で作動
させるようにしている。なお、前記ボールねじ、クロス
ヘッド、モータ等によって型締駆動装置が構成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の型締駆動装置においては、モータを駆動してボール
ナットを進退させたときに反力が発生させられるが、該
反力が出力軸に伝達されるので、出力軸を回転自在に支
持するベアリングの機能が低下してしまう。
【0007】そして、該ベアリングの機能が低下する
と、出力軸の回転をボールねじ軸に正確に伝達すること
ができなくなり、可動金型の位置、型締力等を正確に制
御することができなくなってしまう。
【0008】そこで、前記ベアリングに、スラスト荷重
を受けることが可能な構造を有するものを使用すること
考えられるが、その場合、市販のモータを使用すること
ができなくなるので、型締駆動装置のコストが高くなっ
てしまう。
【0009】本発明は、前記従来の型締駆動装置の問題
点を解決して、出力軸を支持するベアリングの機能が低
下することがなく、可動金型の位置、型締力等を正確に
制御することができ、コストを低くすることができる型
締駆動装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の型
締駆動装置においては、ベースプレートに取付部材を介
して取り付けられたケーシングと、該ケーシングに取り
付けられたステータと、前記ケーシング内において回転
自在に配設された出力軸と、該出力軸の両端を支持する
第1、第2のベアリングと、前記ステータより径方向内
方において前記出力軸に取り付けられたロータと、進退
自在に配設された進退部材と、前記出力軸と回転伝達手
段を介して連結された第1の部材、及び前記進退部材に
取り付けられた第2の部材を備え、回転運動を直線運動
に変換する運動方向変換手段と、前記第1の部材を支持
する第3のベアリングとを有する。
【0011】そして、前記回転伝達手段は、前記出力軸
及び第1の部材が軸方向において相対的に移動するのを
許容する。
【0012】本発明の他の型締駆動装置においては、さ
らに、前記第3のベアリングに当接させて配設され、第
3のベアリングを前記取付部材の所定の部分に押し付け
るベアリング押えを有する。
【0013】本発明の更に他の型締駆動装置において
は、さらに、前記第1の部材はボールねじ軸である。
【0014】そして、前記第2の部材はボールナットで
ある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】図2は本発明の実施の形態における金型装
置及び型締装置の概略図である。
【0017】図において、10は型締装置、11は固定
プラテン、12はベースプレートとしてのトグルサポー
トであり、前記固定プラテン11とトグルサポート12
との間に図示されないタイバーが架設される。また、1
4は前記固定プラテン11と対向させて配設され、前記
タイバーに沿って進退(図における左右方向に移動)自
在に配設された可動プラテンであり、前記固定プラテン
11における可動プラテン14と対向する面に固定金型
15が、前記可動プラテン14における前記固定プラテ
ン11と対向する面に可動金型16がそれぞれ取り付け
られる。なお、固定金型15及び可動金型16によって
金型装置が構成される。また、前記可動プラテン14の
後端 (図における左端) には、図示されないエジェクタ
装置が配設され、トグルサポート12の後端には、駆動
手段としてのモータ、例えば、サーボモータ48が配設
される。
【0018】そして、前記トグルサポート12と可動プ
ラテン14との間には、トグル機構43、及び該トグル
機構43を作動させるために進退自在に配設された進退
部材としてのクロスヘッド41が配設される。前記トグ
ル機構43は、前記トグルサポート12に対してピンp
1を介して揺動自在に配設されたトグルレバー44、前
記可動プラテン14の後端面(図における左端面)に形
成されたブラケット14aに対してピンp2を介して、
かつ、前記トグルレバー44に対してピンp3を介して
揺動自在に配設されたトグルアーム45、及び前記トグ
ルレバー44に対してピンp4を介して揺動自在に配設
され、かつ、クロスヘッド41に対してピンp5を介し
て揺動自在に配設されたトグルレバー46を備える。
【0019】また、サーボモータ48を駆動することに
よって発生させられた回転運動を直線運動に変換し、該
直線運動を前記クロスヘッド41に伝達するために運動
方向変換手段としてのボールねじ21が配設される。該
ボールねじ21は、サーボモータ48の出力軸35と連
結された第1の部材としてのボールねじ軸51、及びボ
ールねじ軸51と螺(ら)合させて配設され、クロスヘ
ッド41に取り付けられた第2の部材としてのボールナ
ット23を備える。なお、前記ボールねじ21、クロス
ヘッド41、サーボモータ48等によって型締駆動装置
が構成される。
【0020】したがって、サーボモータ48を駆動し、
クロスヘッド41を進退させることによって、金型装置
の型閉じ、型締め及び型開きを行うことができる。すな
わち、型閉じ時に、サーボモータ48を正方向に駆動
し、クロスヘッド41を前進(図における右方に移動)
させることによって、可動プラテン14を前進させ、可
動金型16を固定金型15に当接させることができる。
このようにして型閉じが行われる。これに伴って、可動
金型16と固定金型15との間に図示されないキャビテ
ィ空間が形成される。
【0021】続いて、型締め時に、前記サーボモータ4
8を更に正方向に駆動すると、前記トグル機構43によ
ってトグル倍率を乗じた型締力が発生させられ、該型締
力で可動金型16を固定金型15に押し付けることがで
きる。このようにして型締めが行われる。このとき、図
示されない射出装置の射出ノズルから射出された成形材
料としての樹脂が前記キャビティ空間に充填される。
【0022】また、型開き時に、サーボモータ48を逆
方向に駆動し、クロスヘッド41を後退(図における左
方に移動)させることによって、可動プラテン14を後
退させ、可動金型16を固定金型15から離すことがで
きる。このようにして型開きが行われる。
【0023】次に、型締駆動装置について説明する。
【0024】図1は本発明の実施の形態における型締駆
動装置の概略図、図3は本発明の実施の形態における型
締駆動装置の要部を示す概略図である。
【0025】図において、12はトグルサポート、36
は図示されないボルトによってトグルサポート12に取
り付けられた取付部材としての取付板であり、サーボモ
ータ48は前記取付板36を介してトグルサポート12
に取り付けられる。前記サーボモータ48は、環状の端
部プレート27、28及び筒状のフレーム29から成る
ケーシングMC、該ケーシングMCに取り付けられ、ス
テータコア32及びステータコイル33から成るステー
タ31、前記ケーシングMC内において回転自在に配設
された中空の出力軸35、並びに前記ステータ31の径
方向内方において回転自在に配設され、かつ、前記出力
軸35に取り付けられたロータ34を備える。前記フレ
ーム29と端部プレート27、28とは、ボルトβ1、
β2によって連結される。また、端部プレート27と取
付板36とはボルトβ3によって連結される。そして、
前記端部プレート27に環状の段部27aが、取付板3
6に環状の段部36aが形成され、前記段部27a、3
6aによって端部プレート27と取付板36とがいんろ
う接合される。
【0026】前記出力軸35は、ケーシングMCに対し
て回転自在に配設され、両端が第1の支持機構及び第1
のベアリングとしてのベアリングb1、並びに第2の支
持機構及び第2のベアリングとしてのベアリングb2に
よってそれぞれ支持される。そのために、出力軸35の
前端(図における右端)がベアリングb1を介して端部
プレート27に、出力軸35の後端(図1における左
端)がベアリングb2を介して端部プレート28に取り
付けられる。
【0027】また、前記ボールねじ軸51は、その後端
が取付板36を介して第3の支持機構及び第3のベアリ
ングとしてのベアリングb3〜b5によって片持ち梁
(はり)式に、かつ、回転自在に支持される。そのため
に、前記ボールねじ軸51は、ねじ部53、該ねじ部5
3の後端に隣接させて形成され、ねじ部53よりわずか
に径が小さい支持部37、該支持部37の後端に隣接さ
せて形成され、支持部37よりわずかに径が小さい螺合
部61、及び該螺合部61の後端に取り付けられ、前記
出力軸35との間で回転を伝達する連結部54から成
り、支持部37が筒状のスリーブ軸38に嵌(かん)入
されるとともに、該スリーブ軸38がベアリングb3〜
b5によって取付板36対して回転自在に支持される。
【0028】そのために、前記取付板36に嵌入穴36
cが形成され、該嵌入穴36cにベアリングb3〜b5
が嵌入され、前記スリーブ軸38が前記べアリングb3
〜b5内に嵌入される。該スリーブ軸38は、筒状の本
体部57、及び本体部57の前端に径方向外方に向けて
突出させて一体に形成されたフランジ部58から成る。
【0029】また、前記ロータ34の回転を前記ボール
ねじ軸51に伝達するために、出力軸35と連結部54
とが連結部材としての連結スリーブ39を介して連結さ
れる。そのために、該連結スリーブ39は、筒状の本体
部55、及び本体部55の前端に径方向外方に向けて突
出させて一体に形成されたフランジ部56から成り、該
フランジ部56を介してボルトβ5によって前記出力軸
35の前端に取り付けられる。そして、連結部54が連
結スリーブ39内に挿入され、連結スリーブ39の内周
面及び連結部54の外周面に形成されたスプライン歯に
よって前記連結スリーブ39と連結部54とがスプライ
ン係合させられる。
【0030】したがって、サーボモータ48を駆動する
ことによってロータ34を回転させると、ロータ34の
回転が出力軸35及び連結スリーブ39を介してボール
ねじ軸51に伝達され、それに伴ってボールナット23
及びクロスヘッド41が進退(図における左右方向に移
動)させられる。この場合、前記スプライン歯によっ
て、出力軸35の回転をボールねじ軸51に伝達すると
ともに、出力軸35及びボールねじ軸51が軸方向にお
いて相対的に移動するのを許容する回転伝達手段が構成
される。なお、回転伝達手段としてキーを使用すること
もできる。
【0031】その結果、前記サーボモータ48を駆動す
ることによって発生させられた回転運動をボールねじ2
1によって直線運動に変換し、該直線運動を前記トグル
機構43(図2)に伝達することができる。すなわち、
サーボモータ48を正方向に駆動することによってボー
ルねじ軸51を正方向に回転させると、ボールナット2
3が前進(図における右方に移動)させられ、それに伴
ってクロスヘッド41が前進させられる。また、サーボ
モータ48を逆方向に駆動することによってボールねじ
軸51を逆方向に回転させると、ボールナット23が後
退(図における左方に移動)させられ、それに伴ってク
ロスヘッド41が後退させられる。
【0032】この場合、クロスヘッド41を進退させる
ためにボールねじ軸51を回転させるようになってい
て、ボールナット23を回転させる必要がない。そし
て、ボールねじ軸51の外径がボールナット23の外径
より小さいので、ボールナット23を回転させる場合よ
り、回転モーメントを小さくすることができる。
【0033】そして、前記サーボモータ48を駆動する
ために図示されない制御装置が配設され、該制御装置
は、型開閉位置制御を行うことによって、可動金型16
の位置を制御したり、型締力を制御したりする。この場
合、出力軸35とボールねじ軸51とがプーリ、タイミ
ングベルト等を介することなく連結スリーブ39を介し
て連結され、型締装置がダイレクトドライブ方式で作動
させられるので、出力軸35の回転とボールねじ軸51
の回転とを完全に同期させることができ、可動金型16
の位置、型締力等を正確に制御することができる。
【0034】ところで、サーボモータ48を駆動してボ
ールナット23を進退させたときに反力が発生させら
れ、該反力が出力軸35に伝達されると、ベアリングb
1、b2の機能が低下し、出力軸35の回転をボールね
じ軸51に正確に伝達することができなくなるだけでな
く、可動金型16の位置、型締力等を正確に制御するこ
とができなくなってしまう。
【0035】ところが、本実施の形態においては、連結
スリーブ39と連結部54とがスプライン係合させら
れ、連結スリーブ39及び連結部54は軸方向において
相対的に移動自在に配設されるので、反力が出力軸35
に伝達されることはない。したがって、ベアリングb
1、b2の機能が低下することなく、出力軸35の回転
をボールねじ軸51に正確に伝達することができ、可動
金型16の位置、型締力等を正確に制御することができ
る。また、サーボモータ48として市販のモータを使用
することができるので、型締駆動装置のコストを低くす
ることができる。なお、サーボモータ48に使用される
ベアリングb1、b2として通常のボールベアリングが
使用される。
【0036】そして、前記ベアリングb3〜b5とし
て、いずれもスラスト荷重を受けることが可能なアンギ
ュラベアリングが使用される。すなわち、ベアリングb
3、b4として、出力軸35が正方向に回転させられ、
ボールナット23が前進させられるときにスラスト荷重
を受けることが可能なアンギュラベアリングが、ベアリ
ングb5として、出力軸35が逆方向に回転させられ、
ボールナット23が後退させられるときにスラスト荷重
を受けることが可能なアンギュラベアリングが使用され
る。なお、ベアリングb3、b4として、出力軸35が
逆方向に回転させられ、ボールナット23が後退させら
れるときにスラスト荷重を受けることが可能なアンギュ
ラベアリングを、ベアリングb5として、出力軸35が
正方向に回転させられ、ボールナット23が前進させら
れるときにスラスト荷重を受けることが可能なアンギュ
ラベアリングを使用することもできる。
【0037】そして、前記取付板36に対してベアリン
グb3〜b5を位置決めするとともに、安定させて取り
付けるために、取付板36の前端面(図における右端
面)にベアリングb3と当接させて環状の第1のベアリ
ング押え62が配設され、ボルトβ6によって取付板3
6に取り付けられる。なお、前記第1のベアリング押え
62の内周縁はベアリングb3〜b5の外周縁より大き
くされる。また、前記フランジ部58と前記ベアリング
b3とが当接させられる。そして、前記本体部57の後
端に、ベアリングb5と当接させて環状の第2のベアリ
ング押え63が配設され、該第2のベアリング押え63
は、後端面(図における左端面)に隣接させて配設され
たベアリングナット64によって支持部37の軸方向に
おける所定の位置に置かれる。また、前記取付板36に
は、ベアリングb5の後端に隣接させて、径方向内方に
向けて突出させて環状の突起36bが形成され、該突起
36bによって段部が形成される。なお、前記フランジ
部58は第3のベアリング押えとして機能する。
【0038】そして、前記ベアリングナット64の内周
面に形成された雌ねじと螺合部61の外周面に形成され
た雄ねじとが螺合させられる。したがって、ベアリング
ナット64を所定の工具によって挟み、ボールねじ軸5
1に対して相対的に回動させると、ベアリングナット6
4が回動させられた分だけ第2のベアリング押え63を
ボールねじ軸51に対して軸方向に移動させることがで
きる。
【0039】その結果、ねじ部53と支持部37との間
の段部がフランジ部58に当たり、フランジ部58が所
定の押付力でベアリングb3に押し付けられるととも
に、第2のベアリング押え63が前記押付力でベアリン
グb5に押し付けられる。また、ベアリングb3が前記
第1のベアリング押え62に、ベアリングb5が前記突
起36bにそれぞれ押し付けられるので、前記ベアリン
グb3〜b5を取付板36の所定の部分、本実施の形態
においては突起36bに押し付け、取付板36に対して
位置決めすることができる。また、ベアリングb3〜b
5に所定の予圧を加えることができるので、ベアリング
b3〜b5をケーシングMCに安定して取り付けること
ができる。そして、前記ベアリングナット64をボール
ねじ軸51に対して相対的に回動させることによって、
前記ベアリングナット64と螺合部61との螺合量を変
化させると、予圧が調整される。
【0040】したがって、サーボモータ48を駆動して
ボールナット23を進退させたときに反力が発生させら
れ、該反力がスリーブ軸38に伝達されても、ベアリン
グb3〜b5の機能が低下することがない。
【0041】なお、71はフランジ部58と第1のベア
リング押え62との間に配設されたメカニカルシール、
72は第2のベアリング押え63と突起36bとの間に
配設されたメカニカルシール、73はボルトβ7によっ
て取付板36の後端面に取り付けられ、前記メカニカル
シール72を保持するシール押えである。そして、前記
第1のベアリング押え62はメカニカルシール71を保
持するシール押えを兼ねる。
【0042】本実施の形態においては、連結スリーブ3
9の内周面及び連結部54の外周面にスプライン歯が形
成されるようになっているが、連結スリーブの外周面及
び出力軸の内周面にスプライン歯を形成することもでき
る。
【0043】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0044】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、型締駆動装置においては、ベースプレートに取付
部材を介して取り付けられたケーシングと、該ケーシン
グに取り付けられたステータと、前記ケーシング内にお
いて回転自在に配設された出力軸と、該出力軸の両端を
支持する第1、第2のベアリングと、前記ステータより
径方向内方において前記出力軸に取り付けられたロータ
と、進退自在に配設された進退部材と、前記出力軸と回
転伝達手段を介して連結された第1の部材、及び前記進
退部材に取り付けられた第2の部材を備え、回転運動を
直線運動に変換する運動方向変換手段と、前記第1の部
材を支持する第3のベアリングとを有する。
【0045】そして、前記回転伝達手段は、前記出力軸
及び第1の部材が軸方向において相対的に移動するのを
許容する。
【0046】この場合、前記回転伝達手段は、前記出力
軸及び第1の部材が軸方向において相対的に移動するの
を許容するので、第2の部材が進退させられるのに伴っ
て、反力が出力軸に伝達されることはない。したがっ
て、第1、第2のベアリングの機能が低下することな
く、出力軸の回転を第1の部材に正確に伝達することが
でき、可動金型の位置、型締力等を正確に制御すること
ができる。そして、駆動手段として市販のモータを使用
することができるので、型締駆動装置のコストを低くす
ることができる。
【0047】また、出力軸と第1の部材とがプーリ、タ
イミングベルト等を介することなく連結され、型締装置
がダイレクトドライブ方式で作動させられるので、出力
軸の回転と第1の部材の回転とを完全に同期させること
ができ、可動金型の位置、型締力等を正確に制御するこ
とができる。
【0048】そして、駆動手段を駆動して第2の部材を
進退させたときに反力が発生させられても、第3のベア
リングの機能が低下することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における型締駆動装置の概
略図である。
【図2】本発明の実施の形態における金型装置及び型締
装置の概略図である。
【図3】本発明の実施の形態における型締駆動装置の要
部を示す概略図である。
【符号の説明】 12 トグルサポート 21 ボールねじ 23 ボールナット 31 ステータ 34 ロータ 35 出力軸 36 取付板 36b 突起 41 クロスヘッド 48 サーボモータ 51 ボールねじ軸 62 第1のベアリング押え 63 第2のベアリング押え b1〜b5 第1〜第3のベアリング MC ケーシング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ベースプレートに取付部材を介し
    て取り付けられたケーシングと、(b)該ケーシングに
    取り付けられたステータと、(c)前記ケーシング内に
    おいて回転自在に配設された出力軸と、(d)該出力軸
    の両端を支持する第1、第2のベアリングと、(e)前
    記ステータより径方向内方において前記出力軸に取り付
    けられたロータと、(f)進退自在に配設された進退部
    材と、(g)前記出力軸と回転伝達手段を介して連結さ
    れた第1の部材、及び前記進退部材に取り付けられた第
    2の部材を備え、回転運動を直線運動に変換する運動方
    向変換手段と、(h)前記第1の部材を支持する第3の
    ベアリングとを有するとともに、(i)前記回転伝達手
    段は、前記出力軸及び第1の部材が軸方向において相対
    的に移動するのを許容することを特徴とする型締駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第3のベアリングに当接させて配設
    され、第3のベアリングを前記取付部材の所定の部分に
    押し付けるベアリング押えを有する請求項1に記載の型
    締駆動装置。
  3. 【請求項3】 (a)前記第1の部材はボールねじ軸で
    あり、(b)前記第2の部材はボールナットである請求
    項1に記載の型締駆動装置。
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