JP2001121588A - 射出成形機におけるエジェクター装置 - Google Patents

射出成形機におけるエジェクター装置

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JP2001121588A
JP2001121588A JP30593499A JP30593499A JP2001121588A JP 2001121588 A JP2001121588 A JP 2001121588A JP 30593499 A JP30593499 A JP 30593499A JP 30593499 A JP30593499 A JP 30593499A JP 2001121588 A JP2001121588 A JP 2001121588A
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Japan
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plate
ball screw
ejector
injection molding
molding machine
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JP30593499A
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Yukio Iimura
村 幸 生 飯
Kazuhito Kobayashi
林 一 仁 小
Tatsuhiko Maru
達 彦 丸
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Shibaura Machine Co Ltd
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Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1本のボールねじによりセンタ押出式の簡素
な構成で、しかも、組立、分解が容易なメンテナンス性
の良好な射出成形機におけるエジェクター装置を提供す
る。 【解決手段】 ボールねじ23と、ボールナット24
と、このボールナット24を回転自在に支持する軸受3
0とからなるボールねじ組立体と、移動ダイプレート2
0の背面側にガイドバー25を介して連結され、ボール
ねじ組立体の軸受30を着脱可能に保持する連結プレー
ト26と、エジェクターピン21が固定されるととも
に、同軸上にボールねじ23の一端部が着脱可能に固定
され、ガイドバー25に案内されて移動可能なように移
動ダイプレート20と連結プレート26の間に配置され
た押出プレート27と、移動ダイプレート20に搭載さ
れた電動機37と、連結プレート26の前面側でボール
ナット24に固定された従動側のプーリ36を有するベ
ルト伝動装置とからエジェクター装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機におけ
るエジェクター装置に係り、特に、1本のボールねじに
よるセンタ押出方式で成形品の突き出しを行えるように
した射出成形機におけるエジェクター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機での成形品の突出しに一般的
に用いられているものは、ピン突出し方式のエジェクタ
ー装置である。従来は、ピンの突出しを油圧駆動により
行っていた。しかし、近年、制御の容易さや省エネ効果
から油圧式に替って電動式の射出成形機が普及してい
る。この電動式射出成形機では、サーボモータとボール
ねじ機構でエジェクターピンを突出すようにしたエジェ
クター装置が用いられ、種々のエジェクター装置が提案
されている。その代表的例として、実公平3−4299
4号公報に開示されているものを図2に示す。
【0003】図2において、1は金型が取り付けられる
可動盤である。この可動盤1の背面には、ベアリング2
を介してボールねじ3の一端部が支持されている。5は
エジェクターピンで、エジェクター板6に後端部が固定
され、先端部が可動盤1に形成されたガイド孔4に挿入
されている。エジェクター板6には、ボールナット7が
固設されており、ボールねじ3が回転するとボールナッ
ト7を介してエジェクター板6とともにエジェクターピ
ン5が前後動するようになっている。
【0004】ボールねじ3は、可動盤1の背面に支持部
材8を介して取り付けられているサーボモータ9により
駆動され、動力伝達手段として、モータシャフト10と
ボールねじ3にはそれぞれタイミングベルト歯車11、
12が取り付けられ、これらにタイミングベルト13が
巻き掛けられている。
【0005】このような従来のエジェクター装置では、
サーボモータ9でエジェクターピン5を駆動するので、
エジェクターピン5の突出し速度や突出し力の制御が容
易になる利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2に
示したようなエジェクター板6にエジェクターピン5を
取り付けている従来のエジェクター装置では、エジェク
ターピン5を中心に対称的に2本のボールねじ3を配置
している。このため、ボールねじ3の回転に位相ずれが
あってはエジェクターピン5の突出し動作を阻害するの
で、位相が合うように両ボールねじ3を同期させて回転
させなければならない。従来は、それぞれボールねじ3
に取り付けたタイミング歯車12に1本のタイミングベ
ルト13を巻き掛けて駆動しているが、完全に位相を合
わせるには困難があった。
【0007】また、ボールねじ3は可動盤1に埋設され
たベアリング2に結合し、ボールナット7はエジェクタ
ー板6に結合しているため、ボールねじ3にボールナッ
ト7が螺合した状態のアセンブリのまま取り外すことが
できず、部品をばらばらにしなければないない。そのた
め、ボールナット7を取り外したときに中のベアリング
がばらばらになってしまうなど作業が煩雑になるという
問題があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、前記従来技術の
有する問題点を解消し、1本のボールねじによりセンタ
押出式の簡素な構成で、しかも、組立、分解が容易なメ
ンテナンス性の良好な射出成形機におけるエジェクター
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、電動機の回転をボールねじ機構により
エジェクターピンの直線運動に変換し移動ダイプレート
に挿通されるエジェクターピンを突出すようにした射出
成形機におけるエジェクター装置において、ボールねじ
と、前記ボールナットに螺合するボールナットと、この
ボールねじを回転自在に支持する軸受とからなるボール
ねじ組立体と、前記移動ダイプレートの背面側にガイド
バーを介して連結され、前記ボールねじ組立体の軸受を
着脱可能に保持する連結プレートと、エジェクターピン
が固定されるとともに、このエジェクターピンと同軸上
に前記ボールねじの一端部が着脱可能に固定され、前記
ガイドバーに案内されて移動可能なように移動ダイプレ
ートと連結プレートの間に配置された押出プレートと、
前記移動ダイプレートに搭載された電動機と、前記連結
プレートの前面側でボールナットに固定された従動側の
プーリーを有し、前記ボールナットにプーリーを介して
電動機の回転を伝達するベルト伝動装置と、を具備する
ことを特徴とするものである。
【0010】本発明によれば、一組のボールねじ組立体
によりセンタ押出式の簡易な構造とすることに加えて、
保守点検あるいは交換のために、ボールねじ、ボールナ
ットおよび軸受を組立体のままこれだけを簡単に取り外
すことができ、また逆にあらかじめ組んでおいた組立体
を連結プレート側から挿入して簡単に取り付けることが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明による射出成形機の
エジェクター装置の一実施形態について、添付の図面を
参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態
によるエジェクター装置を示す断面図である。20は移
動ダイプレートを示し、21はエジェクターピンであ
る。このエジェクターピン21は、移動ダイプレート2
0を貫通するガイド孔22に挿入されて、図示しない移
動金型まで突き出ることができるようになっている。エ
ジェクターピン21を軸方向に直線運動させるために、
ボールねじ23と、このボールねじ23が螺合するボー
ルナット24が用いられている。
【0012】移動ダイプレート20の背面側からは2本
のガイドバー25が水平に延びており、このガイドバー
25を介して連結プレート26が移動ダイプレート20
と連結されている。そして、移動ダイプレート20と連
結プレート26の間には、ガイドバー25に摺動自在に
係合する押出プレート27が配設されている。
【0013】他方、連結プレート26には取付孔29が
形成されており、この取付孔29には、ボールナット2
4を回転自在に支持する軸受30が挿着されている。本
発明のエジェクター装置では、ボールねじ23とボール
ナット24および軸受30は、あらかじめ一組のボール
ねじ組立体として組立られた状態で取り付け、取り外し
を行うことができるようになっている。すなわち、ボー
ルナット24をボールねじ23に螺合させ、軸受30を
ボールナット24に嵌合させてナット31で締め付けて
軸受30をボールナット24に結合させてボールねじ組
立体を組んでおき、軸受30をベアリング押え32を介
してボルト33を用いて連結プレート26に固定してい
る。
【0014】他方、ボールねじ24の先端部にはフラン
ジ部34が形成され、このフランジ部34はボルト35
で押出プレート27に固定されている。このようなボー
ルねじ組立体は、エジェクターピン21と同軸上に取り
付けられている。
【0015】ボールナット24の前面側には、取付孔2
9の小径部29aよりも小さな直径のプーリ36が取り
付けられており、このプーリ36は、電動機37の回転
を伝達するベルト伝動装置としての従動側のプーリを構
成し、電動機37の回転軸に取り付けられた駆動側のプ
ーリ38とプーリ36にはタイミングベルト40が巻き
掛けられている。電動機37は、移動ダイプレート20
の上部に設けられた取付台41に固定され、プーリ3
6、38は押出プレート27と連結プレート26の間に
配置されており、可及的にエジェクター装置の長さを短
くして回転伝動を行えるようにしている。
【0016】成形品を突出すときには、電動機37が正
転し、その回転力はプーリ38からタイミングベルト4
0、プーリ36を介してボールナット24に伝わる。ボ
ールナット24は回転するが、ボールねじ23は回転し
ないように押出プレート27に固定されているので、ボ
ールナット24の回転はボールねじ23によって押出プ
レート27を前進させる推力に変換されて押出プレート
27に働く。したがって、押出プレート27の前進とと
もにエジェクターピン21は突き出され、成形品の突出
しを行うことができる。
【0017】また、1本のボールねじ23、ボールナッ
ト24をエジェクターピン21と同軸上に配置したセン
ター押出方式により押出プレート27を押出すことがで
きるので、従来のボールねじ2本構造のものとの異な
り、位相合せはそもそも必要なく、エジェクター装置の
構造を簡素化することが可能となる。
【0018】以上のようなエジェクター装置では、使用
が長期間に亘ると、保守点検あるいは交換のために、ボ
ールねじ23およびボールナット24を取り外す作業が
必要になる。その場合には、ボルト33を抜いてベアリ
ング押え32を取り外すとともに、ボルト35を抜け
ば、軸受30とボールねじ24およびボールナット23
を組立体のままこれだけを簡単に取付穴29から抜き出
すことができる。また、逆に、取り付ける場合には、あ
らかじめ組んでおいたものを連結プレート26の取付穴
29から挿入してボルトで締結すればよい。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ボールねじ、ボールナットおよび軸受を1ユ
ニットで取り扱えるボールねじ組立体によりセンタ押出
式のエジェクター装置を構成しているので、構成を簡素
化し、しかも、組立、分解が容易に行えメンテナンス性
の向上を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による射出成形機におけるエジェクター
装置の一実施形態を示す断面図。
【図2】従来のエジェクター装置の断面図。
【符号の説明】
20 移動ダイプレート 21 エジェクターピン 23 ボールねじ 24 ボールナット 26 連結プレート 27 押出プレート 29 取付穴 30 軸受 32 ベアリング押え 37 電動機 40 タイミングベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸 達 彦 静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株式 会社沼津事業所内 Fターム(参考) 4F202 CA11 CM00 CM02 CM90

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機の回転をボールねじ機構によりエジ
    ェクターピンの直線運動に変換し移動ダイプレートに挿
    通されるエジェクターピンを突出すようにした射出成形
    機におけるエジェクター装置において、 ボールねじと、前記ボールねじに螺合するボールナット
    と、このボールナットを回転自在に支持する軸受とから
    なるボールねじ組立体と、 前記移動ダイプレートの背面側にガイドバーを介して連
    結され、前記ボールねじ組立体の軸受を着脱可能に保持
    する連結プレートと、 エジェクターピンが固定されるとともに、このエジェク
    ターピンと同軸上に前記ボールねじの一端部が着脱可能
    に固定され、前記ガイドバーに案内されて移動可能なよ
    うに移動ダイプレートと連結プレートの間に配置された
    押出プレートと、 前記移動ダイプレートに搭載された電動機と、 前記連結プレートの前面側でボールナットに固定された
    従動側のプーリーを有し、前記ボールナットにプーリー
    を介して電動機の回転を伝達するベルト伝動装置と、を
    具備することを特徴とする射出成形機におけるエジェク
    ター装置。
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Date Code Title Description
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Effective date: 20070109