JP2002080211A - カーボンナノチューブの製造方法 - Google Patents

カーボンナノチューブの製造方法

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馨 小中原
Toru Den
透 田
Tatsuya Iwasaki
達哉 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーボンナノチューブ径の制御を可能にする
と共に、比較的低い生成温度で収量の増加を可能にする
カーボンナノチューブの製造方法を提供することにあ
る。 【解決手段】 抵抗加熱による触媒加熱機構により触媒
超微粒子を供給し、且つカーボンを含有するターゲット
2にレーザーを照射して該ターゲットをアブレーション
させる工程を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーボンナノチュ
ーブ及びカーボンナノチューブを含む複合ナノ構造体の
製造方法及びそれらのナノ構造体に関するものである。
特に本発明のナノ構造体は電子源、ナノデバイス等のエ
レクトロニクス分野に適用可能である。
【0002】
【従来の技術】カーボンナノチューブとは単層〜数十層
のグラファイトを巻いた円筒状の構造を有するフラーレ
ンのことであり、1991年にNECの飯島澄男により
発見された新しい炭素材料である(Nature354
(1991)56)。
【0003】カーボンナノチューブは熱的にも化学的に
も安定で、機械的強度も市販されている炭素繊維より三
桁程度も上回っている。さらに、ナノチューブはグラフ
ァイト螺旋構造の違いにより導電体か半導体になるとい
う特徴を有するので、例えば同心円筒の金属チューブと
半導体チューブを組み合わせる等して電子デバイス等へ
の応用が期待されている。
【0004】炭素棒電極を用いてアルゴン1.3×10
4Pa(100Torr)の雰囲気中で直流アーク放電
を行なう初期の方法ではカーボンナノチューブが低効率
でしか得られなかったが、その後T.W.Ebbese
nらがカーボンナノチューブを大量に生成するアーク放
電法の条件を見いだした。この製法とはすなわち、陰極
に直径9mm、陽極に直径6mmの炭素棒を用いて1m
m離して対向させた状態で約18V、100Aのアーク
放電させる方法である。この時、ヘリウム雰囲気ガス圧
6.7×104Pa(500Torr)において生成物
中のカーボンナノチューブの収量が75%に達すると報
告された。
【0005】最近は、R.Smalleyらのグループ
は、触媒金属としてCo−Ni合金(Co:Ni=0.
6:0.6atomic%)を混入したカーボンターゲ
ットを用いて、電気炉に差し込んだ石英管内でレーザー
アブレーションを行なった。彼らはこのレーザーアブレ
ーション法によりロープ状単層チューブを高効率で生成
することができたと報告している(Chemical
Physics Letters 243(1995)
49)。
【0006】さらに、前記したR.Smalleyらの
レーザーアブレーション法の制御できなかったカーボン
ナノチューブ径を制御できるように工夫されたレーザー
アブレーション法も提供されてきた(特開平10−27
3308号公報)。この方法は、非照射部のカーボンロ
ッドの雰囲気温度又はカーボンロッド中の金属触媒種と
カーボンナノチューブ径との相関関係に基づいて、雰囲
気温度又は金属触媒種を変えることによりカーボンナノ
チューブ径を制御できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のアーク放電にお
いては、炭素棒電極に流す電流が大きいため、炭素棒が
高温になる。炭素棒に埋めてあった少量の触媒金属は炭
素に比べ蒸気圧が高いため、優先的に蒸発されてしま
い、再現良く十分なカーボンナノチューブ生成率を得る
事は難しい。また、放電を行なうたびに炭素棒が蒸発さ
れていくため、炭素棒間の距離が離れていく。その距離
を一定にするように設定しない限りでは、カーボンナノ
チューブ成長に影響が生じる。また、Si等の基体も高
温になっている炭素棒につけられないため、該基体上で
カーボンナノチューブを成長させることができない。
【0008】次に上記の二つのレーザーアブレーション
法においては、少量の金属触媒を混入したカーボンター
ゲットを作製しなくてはカーボンナノチューブの合成が
困難である。しかも石英管の電気炉に差し込んだ部分の
空間は1000〜1300℃程度に設定しなくてはなら
ない。
【0009】また、石英管を差し込んだ電気炉の加熱す
る空間の大きさを生かしてカーボンナノチューブの生成
率を上げるのが長所だが、金属超微粒子の粒径、粒子量
の制御性は優れていない。少量の金属触媒を混入したカ
ーボンターゲットにレーザーを照射してもプルーム空間
で金属微粒子が生じるが、アブレーション時にメタルが
残留して表面組成が均一でなくなる故に超微粒子の粒径
均一性や生成率が不安定となり易い。また、カーボンタ
ーゲット中の金属触媒種を変えることによりカーボンナ
ノチューブ径等を制御できるが、その制御性が不安定で
ある。ここでプルームとはアブレーションされたターゲ
ット材料の分子、原子等が励起されプラズマ状態になる
発光体を意味する。
【0010】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解決し、カーボンナノチューブ径の制御を可能にすると
共に、比較的低い生成温度で収量の増加を可能にするカ
ーボンナノチューブの製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく成
された本発明の構成は、以下の通りである。
【0012】すなわち、本発明は、レーザーアブレーシ
ョンによるカーボンナノチューブの製造方法において、
抵抗加熱による触媒加熱機構により触媒超微粒子を供給
し、且つカーボンを含有するターゲットにレーザーを照
射して該ターゲットをアブレーションさせる工程を有す
ることを特徴とする。
【0013】本発明のカーボンナノチューブの製造方法
は、さらなる特徴として、「触媒加熱機構が金属触媒を
含有した抵抗加熱体であること」、「金属触媒が単体金
属であること」、「金属触媒が2種類以上の単体金属で
あること」、「金属触媒が2種類以上の金属から成る合
金であること」、を含む。
【0014】前述のように、少量の金属触媒入りのター
ゲットを用いる従来のレーザーアブレーション法は金属
触媒超微粒子の生成率が不安定なため、金属超微粒子の
粒径、微粒子量の制御性が悪い。一方、本発明によれ
ば、抵抗加熱による触媒加熱機構により金属触媒を加熱
し、レーザー光を照射したカーボンターゲットから生じ
るプルーム空間に触媒超微粒子を供給する方式であるの
で、その微粒子量、粒径を制御することが可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明における抵抗加熱による触
媒加熱機構では、抵抗加熱により加熱抵抗体又は被加熱
体から触媒を蒸発させ超微粒子に凝縮させるので、この
現象を利用して凝縮される超微粒子の粒径と粒子数を制
御できる。ここでいう加熱抵抗体、被加熱体とはそれぞ
れ例えば金属触媒を含有するフィラメント、加熱抵抗体
を巻き付けた坩堝の中に入れた金属触媒である。
【0016】本発明は、前記したように抵抗加熱による
触媒加熱機構からの触媒超微粒子の供給と、カーボンタ
ーゲットのレーザーアブレーションを別系統で行なうも
のであるため、純粋なカーボンターゲットでもナノチュ
ーブの製造が可能である。また、プルームは一瞬に数千
Kにも達するといわれるが、触媒加熱機構とカーボンタ
ーゲットとを適切な位置関係に配置して、触媒加熱機構
の抵抗加熱によってプルーム空間が局所加熱されるよう
にし、この局所加熱されたプルーム空間に金属超微粒子
を浮遊させれば、カーボンナノチューブがその超微粒子
から生成しやすくなる。これにより基体温度やプルーム
空間温度を1200℃以下に設定してもカーボンナノチ
ューブの生成が可能となり、基体やターゲットを高温に
しなくても済む。
【0017】本発明の一例として、二本の金属触媒フィ
ラメント(例:Fe、Co、Ni)を並列に接続した加
熱抵抗器を用いて、その二本のフィラメント間の空間に
プルームが生じるように設定することも可能である。図
1に本発明のカーボンナノチューブ製造方法を用いた装
置の概略図を示す。
【0018】図1に示す装置は、反応容器1、外部のY
AGレーザー12及びミラー11と集光レンズ10の光
学系から構成されている。レーザー波長はYAGの第二
高調波である532nmである。レーザー光は図の右上
部の石英窓9から入射され、反応容器1内に配置してあ
る三重構造下部輻射板3内のカーボンターゲット2に照
射される。さらに輻射板3内に抵抗加熱機構を配置し、
プルーム周辺だけ高温加熱状態にできるよう設計してあ
る。その抵抗加熱機構とは、図1に示すように二本の電
極棒8を用い、二本の金属触媒フィラメント4を並列に
接続している。ただし、電極棒8と輻射板3は電気的絶
縁体5により絶縁されている。
【0019】また、プルーム空間温度を目的温度に上げ
る間に基体ホルダー7に装着された基体6も加熱され、
金属触媒フィラメント4からの金属触媒超微粒子が基体
6上に付着してしまう。そこで、基体6に熱を与えず、
且つ金属触媒フィラメント4からの金属触媒超微粒子が
付着しないように、基板ホルダー7と金属触媒フィラメ
ント4との間にシャッター13を設置してある。
【0020】ターゲット2は金属触媒フィラメント4の
真下に設置されているが、それはターゲット2から生じ
るプルーム空間に二本の金属触媒フィラメント4の抵抗
加熱により生じる金属触媒超微粒子が入るようにするた
めである。
【0021】前記したように少量の金属触媒を混入した
カーボンターゲットを用いる従来の物理的製造法と違っ
て、本発明では抵抗加熱のような超微粒子製造法を用い
て超微粒子の量、粒径を制御することができるため、カ
ーボンナノチューブの収量、径を制御することができ
る。
【0022】レーザーアブレーションと同時に抵抗加熱
によって金属触媒超微粒子を作製しながらカーボンナノ
チューブを作製する手段として、例えば金属触媒フィラ
メント式、加熱抵抗体付き坩堝式等の方法がある。
【0023】金属触媒フィラメント式で単体金属触媒か
らナノチューブを生成させる手段としては、二本の同じ
種類の金属触媒フィラメントを取り付けてプルーム空間
を加熱すると同時に金属を蒸発させる方法がある。ま
た、他に金属触媒ワイヤーをコイル状に形成してプルー
ム空間加熱を行ない同時に金属超微粒子を浮遊させる方
法等がある。
【0024】さらに2種の金属触媒を用いる場合は、あ
る種類の金属ワイヤーを一本のフィラメントに用い、違
う種類の金属ワイヤーをもう一本のフィラメントに用い
ることができる。また、2種以上の金属から成る合金の
フィラメントを用いることもできる(例:Fe−Co、
Fe−Ni、Co−Ni合金)。また、前記したコイル
式加熱抵抗体を用いる時は一本のある種の金属ワイヤー
ともう一本の違う種の金属ワイヤーを交互に絡ませてコ
イルに形成することもできる。
【0025】次に加熱抵抗体付き坩堝式であるが、これ
は高融点を有するタングステンワイヤーを坩堝に巻きつ
けた状態で、その坩堝の中に入れた金属触媒を抵抗加熱
により溶かして金属触媒を凝縮させ超微粒子を製造する
手段である。
【0026】このように本発明においては、触媒の含有
率が違うターゲットを作製する代わりに、抵抗加熱体
(金属触媒を含有するフィラメント等)又は被加熱体
(抵抗加熱体を巻き付けた坩堝の中に入れた金属触媒
等)の金属触媒種類を変えたり、加熱具合により、金属
触媒超微粒子の粒径を制御したり、合金超微粒子を製造
することが可能である。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0028】(実施例1)図1に概略的に示した装置を
用いてカーボンナノチューブを製造した。レーザーは波
長532nm、パルス周波数は10Hz、エネルギーは
1パルス500mJである。レーザーエネルギー密度の
制御は集光レンズの焦点距離を変えてアブレーション面
積を変えることにより行った。プルーム空間温度は60
0℃〜1000℃に設定した。また基体はSiウェハー
やTEM用グリッドを用いた。ターゲットと基板間距離
は55mmに固定した。雰囲気はヘリウムガス6.7×
10 4Paとした。さらに、ターゲットは直径10mm
×高さ7mmの純粋なカーボンターゲットを用いた。
【0029】まず、Co、Niの単体金属触媒フィラメ
ントを用いてのカーボンナノチューブ製造について説明
する。
【0030】ヘリウムガス6.7×104Pa、プルー
ム空間温度600℃〜1000℃、エネルギー密度2.
7J/cm2でレーザーアブレーションを行なった。ア
ブレーション時間は20秒間である。
【0031】図2に単体金属触媒フィラメントを用いた
場合に生成できたカーボンナノチューブを含む複合ナノ
構造体の概略図を示す。図中、21はカーボンナノチュ
ーブ、22はアモルファス状のカーボンである。
【0032】SEM観察の結果、Co、Niの単体金属
触媒から生成されたナノチューブは何十本ものチューブ
が束となり絡んでいた。ナノチューブ径については、抵
抗加熱出力を高めてプルーム空間温度を1000℃まで
上げるにつれ、約1nmから約数nmまで制御できた。
また、収量も同様にプルーム空間温度が高いほど大きく
なることが見出された。
【0033】比較例として、単体金属触媒入りのカーボ
ンターゲットを用いる従来のレーザーアブレーション法
によるナノチューブ製造の実験を行なった。レーザーア
ブレーション条件は前記した本発明の条件と同様であっ
た。この結果、Co、Ni金属触媒を用いたナノチュー
ブは収量が本発明より3割程度少なく、生成温度を上げ
てもチューブ径は約1nmのままであった。それに対し
て本発明は、抵抗加熱機構により最大数nmまで制御で
きたので、チューブ径制御性が向上でき制御範囲が広げ
られたことになる。
【0034】(実施例2)次に2種類の金属触媒フィラ
メント(Fe−Ni、Co−Ni、Fe−Co)を用い
てのカーボンナノチューブ製造について説明する。
【0035】実施例1と同様な条件の下でレーザーアブ
レーションを行なった。アブレーション時間は20秒間
である。この条件の下でレーザーアブレーションを行な
った結果では、Fe−Ni、Co−Niフィラメントに
よりナノチューブが比較的に多く生成し、単体金属触媒
の時と同様に何十本ものチューブが束となり絡んでい
た。チューブ径はFe−Ni、Co−Niがそれぞれ最
大1.5nm、2nmと見積られ、収率も実施例1より
1割程度増加した。
【0036】また、実施例1で記載した比較例の方法で
合金触媒入りのターゲットを用いてナノチューブの製造
を試してみた。収率は上記比較例よりも1割程度増加し
たが、ターゲットからの合金触媒超微粒子の生成率が不
安定のためか、ナノチューブ径は分布範囲が広く望みの
チューブ径だけを得ることができなかった。例えばCo
−Ni触媒の1000℃で得たナノチューブ径分布範囲
は0.7nm〜1.5nmとなっていた。一方、本発明
においては、Co−Niフィラメントを用いて1000
℃でアブレーションした結果、チューブ径が約2nmの
ナノチューブが主に得られ、チューブ径分布範囲が狭く
なった。
【0037】(実施例3)以下に加熱抵抗体付き坩堝式
レーザーアブレーション法を用いてのカーボンナノチュ
ーブ製造について説明する。
【0038】金属触媒を入れた坩堝をカーボンターゲッ
トの斜め上に設置した状態でアブレーションを行なっ
た。レーザーアブレーション条件については、実施例1
と同様にヘリウムガス6.7×104Pa、エネルギー
密度2.7J/cm2、アブレーション時間20秒間に
設定し、ターゲット−基板間距離を55mmに設定した
状態で坩堝を加熱して触媒超微粒子を生成させた。
【0039】例えばCo−Ni触媒の場合、坩堝中の温
度が上がるほどナノチューブ径が約1nmから数nmへ
と増加し、また収率も実施例2と同程度であった。
【0040】
【発明の効果】本発明はレーザーアブレーションと抵抗
加熱による金属触媒の浮遊を同時に行なうカーボンナノ
チューブの製造方法であるが、特に抵抗加熱機構の加熱
具合により金属触媒の蒸発状況を制御できる故にカーボ
ンナノチューブ径の制御、収量の増加が可能である。さ
らに、金属触媒の種類を変えることによりカーボンナノ
チューブ径の制御、カーボンナノチューブの収量が向上
できる。また、金属触媒入りのカーボンターゲットを用
いてナノチューブを製造する過程に比べると、比較的低
い生成温度で収量の向上、チューブ径の制御範囲の拡大
が可能なので、低コスト化にも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】抵抗加熱による触媒加熱機構を有したカーボン
ナノチューブ製造装置の一例を示す概略図である。
【図2】実施例1で得られたカーボンナノチューブの概
略図である。
【符号の説明】
1 反応容器 2 カーボンターゲット 3 三重構造下部輻射板 4 加熱抵抗体フィラメント 5 電気的絶縁体 6 基体 7 基体ホルダー 8 電極棒 9 石英窓 10 集光レンズ 11 ミラー 12 YAGレーザー 13 シャッター 21 カーボンナノチューブ 22 アモルファス状のカーボン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 達哉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 4G046 CB01 CB08 CC06 CC08 4G054 AA09 AB07 DA03 4G069 AA08 AA12 BB02A BB02B BC66B BC67B BC68B CB81 CD10 DA08 EA01X EA01Y FA01 FB31 FB58 FC06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザーアブレーションによるカーボン
    ナノチューブの製造方法において、抵抗加熱による触媒
    加熱機構により触媒超微粒子を供給し、且つカーボンを
    含有するターゲットにレーザーを照射して該ターゲット
    をアブレーションさせる工程を有することを特徴とする
    カーボンナノチューブの製造方法。
  2. 【請求項2】 触媒加熱機構が金属触媒を含有した抵抗
    加熱体であることを特徴とする請求項1に記載のカーボ
    ンナノチューブの製造方法。
  3. 【請求項3】 金属触媒が単体金属であることを特徴と
    する請求項2に記載のカーボンナノチューブの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 金属触媒が2種類以上の単体金属である
    ことを特徴とする請求項3に記載のカーボンナノチュー
    ブの製造方法。
  5. 【請求項5】 金属触媒が2種類以上の金属から成る合
    金であることを特徴とする請求項2に記載のカーボンナ
    ノチューブの製造方法。
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