JP2002076538A - 電磁障害を低減したプリント配線板及びそれを使用した電子機器 - Google Patents

電磁障害を低減したプリント配線板及びそれを使用した電子機器

Info

Publication number
JP2002076538A
JP2002076538A JP2000301257A JP2000301257A JP2002076538A JP 2002076538 A JP2002076538 A JP 2002076538A JP 2000301257 A JP2000301257 A JP 2000301257A JP 2000301257 A JP2000301257 A JP 2000301257A JP 2002076538 A JP2002076538 A JP 2002076538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring board
printed wiring
small holes
filled
shielded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000301257A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Muto
俊也 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otari Inc
Original Assignee
Otari Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Otari Inc filed Critical Otari Inc
Priority to JP2000301257A priority Critical patent/JP2002076538A/ja
Publication of JP2002076538A publication Critical patent/JP2002076538A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、電磁障害を低減した電子機器
を構成可能なプリント配線板を実現する。 【解決手段】 プリント配線板1の上の電子部品4の周
辺に、***6を多数設ける。***6は、シールド材で充
填される。シールド材としては、フェライトなどを含む
磁性塗料や導電性のある導電物質が使用される。***6
にシールド材を充填してシールドケース9、10で電子
部品4の周辺を覆うことにより、電磁障害を低減するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板の
構造に関するもので、電磁障害を低減したプリント配線
板の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】電子機器の一般的な課題のひつとに、い
かにして磁界結合、電界結合、電磁界結合またはそれら
の組み合わせによる電磁障害を低減させるかというもの
がある。電磁障害は、ある電子機器について、自ら電磁
障害の発生源となる場合と、外部からの電磁障害を受け
る場合とがある。いずれにしても、電子機器は、何らか
の電磁障害の対策を講じる必要がある。
【0003】従来の電磁障害を低減する技術としては、
いくつかの例が知られている。最も基本的なものは、特
開平05−145269に示されているように、電子機
器のケース自体を例えばシールド効果のある金属製とし
て、内部の電子部品を搭載したプリント配線板をそっく
り覆ってしまうのがある。しかし、シールド効果のある
金属製のケースでプリント配線板全体を覆っても、ケー
ス内の電子回路相互に発生する電磁障害は低減すること
ができない。
【0004】特開平08−204377(H05K 9
/00)には、プリント配線板の一部だけをシールド効
果のある材料で覆う技術が示されている。すなわち、プ
リント配線板のシールドすべき領域をシールドケースで
覆うことにより、効果的に電磁障害を低減させることが
できる。しかし、ここに示されている技術では、プリン
ト配線板のシールドすべき領域の密閉度をあげるのが困
難である。この原因は、プリント配線板とシールドケー
スの結合が得られないところにある。
【0005】一方、特許第2741090号には、プリ
ント配線板の構造を多層構造として、内層に磁性体を挟
んだプリント配線板の技術が開示されている。ここに示
された技術では、プリント配線板自体がシールドケース
の一部を構成することが可能になるため、シールドすべ
き領域をシールドケースで覆うだけで、ほぼ完全なシー
ルドが可能になる。しかし、プリント配線板を多層構造
とすると、一般的に価格が高くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、片面又は2
層のプリント配線板であっても、シールドケースと組み
合わせることによって、プリント配線板のシールドすべ
き領域を確実にシールドすることができ、結果的に電磁
障害を低減することのできるプリント配線板を実現する
という課題を解決する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、電子部品を搭載するためのプリント配
線板において、前記プリント配線板のシールドすべき領
域の周辺に複数の***を設け、前記複数の***にシール
ド材を充填したことを特徴とするプリント配線板とした
ものである。
【0008】また、前記シールド材は、フェライトを含
む磁性体であることを特徴とするプリント配線板とした
ものである。
【0009】また、前記多数の***に充填する前記シー
ルド材は、磁性体を充填した前記***と、導電性物質を
充填した***を混在させたことを特徴とするプリント配
線板としたものである。
【0010】また、前記シールド材は、導電性のある導
電物質であることを特徴とするプリント配線板としたも
のである。
【0011】また、前記***は、前記プリント配線板の
表裏を貫通していることを特徴とするプリント配線板と
したものである。
【0012】また、前記***は、一方が開口で、他の一
方が閉じられている前記プリント配線板を貫通していな
い非貫通穴であることを特徴とするプリント配線板とし
たものである。
【0013】また、前記***は、前記プリント配線板の
表裏を貫通している貫通穴と、一方が開口で、他の一方
が閉じられている前記プリント配線板を貫通していない
非貫通穴が混在しているプリント配線板としたものであ
る。
【0014】また、前記シールドすべき領域の周囲を所
定の幅をもつ線として囲みむように、前記***を多数配
置したことを特徴とするプリント配線板としたものであ
る。
【0015】また、前記シールドすべき領域の周囲に一
列に前記***を配置したことを特徴とするプリント配線
板としたものである。
【0016】また、プリント配線板のシールドすべき領
域の周辺に複数の***を設け、前記***にシールド材を
充填するとともに、前記プリント配線板の前記シールド
すべき領域を閉じるように前記プリント配線板の表裏両
面にシールドケースを取り付けたことを特徴とする電子
機器としたものである。
【0017】
【実施の態様】図1は、本発明を実施したプリント配線
板の説明図である。プリント配線板1は、便宜的に第1
の面を部品面2とし、第2の面を半田面と呼ぶ。4は電
子部品である。電子部品4は、部品面2に取り付けられ
ている。電子部品4の周囲にあって破線で示した領域5
は、概略シールドすべき領域である。6は、***であ
る。***6は、領域5の外側に多数設けてある。多数の
***6は、ある程度の間隔を空けて並んでいる。7は、
配線パターンである。配線パターン7は、部品面2に設
けられた銅箔などのパターンであって、電子部品4と接
続されている。
【0018】図2は、図1に示したプリント配線板1の
配線パターン7の付近を一部を切断して示した部分拡大
図である。図2に示すように、配線パターン7は、***
6に接触しないように配置される。***6は、部品面2
と半田面3を貫通している。***6の寸法は、直径が
0.5ミリメートルから2ミリメートル程度が適当であ
る。***6の直径は、ここにあげた寸法に限定はされな
いが、多数の***6をプリント配線板1の上で適切に分
散して配置できる寸法が良い。図2に示した例では、配
線パターン7が配置可能で、かつプリント配線板1の断
面から***6を見たときに、ある***6と、他の***6
が見かけ上なるべく重なっているのが望ましい。***6
には、シールド材が充填される。シールド材は、各塗料
の製造業者や磁性体の製造業者から市販されているフェ
ライトを分散させた磁性塗料が使用可能である。また、
電界結合を主原因とする電磁障害にあっては、シールド
材として導電性塗料が適している。***6は、プリント
配線板1の上に多数設けられているので、1枚のプリン
ト配線板1の上の***6を、磁性塗料を充填する穴と導
電性塗料を充填する穴を混在させて分散させても良い。
さらに、***6に充填するシールド材は、***6が円柱
であるから、円柱状の磁性体又は銅などの導電性の金属
を機械的に圧入するようにしても良い。また、シールド
材は、電磁障害の原因に応じて磁性体と導電体を交互に
適切な比率で混在させてもよい。
【0019】図3は、図1に示したプリント配線板1を
使用した電子機器8の例であり、電子機器8は、断面図
として示している。9は、部品面2のシールドケースで
ある。10は、半田面3のシールドケースである。シー
ルドケース9は、電子部品4と、その周辺を覆うように
なっている。シールドケース9の合わせ部11とシール
ドケース10の合わせ部12は、多数の***6を挟むよ
うに取り付けられている。シールドケース9、10は、
磁性体の金属ケース、導電材の金属ケース、フェライト
などの磁性粉を分散させた電波吸収体、金属薄膜を蒸着
したフィルムを貼り合わせた電波吸収体あるいはそれら
の組み合わせ体で良い。
【0020】図4は、本発明の他の実施態様である。図
2に示した例では、***6は、プリント配線板1の表裏
を貫通した貫通穴の例を示した。一方、図4の***13
は、プリント配線板1を貫通していない。***13は、
半田面3のほうに開口があり、部品面2のほうは閉じて
いる。このようにすると、***13によるプリント配線
板1の機械的な強度の低下が押さえられるという利点
と、図4に示す配線パターン7のように、部品面2で配
線パターン7を妨害するものがなくなるという利点があ
る。***13に充填するシールド材が、磁性体である場
合は、***13が十分深ければ、電磁障害の低減の効果
は十分に得られる。
【0021】図5は、本発明の他の実施の態様について
説明した説明図である。図5(a)は、図1に示した例
と同一で、電子部品4の周囲を多数の***6が所定の幅
を持つ線として囲むように配置されている。図5(b)
は、***6が、電子部品4の周囲に一列に並んでいる。
図5(b)の例は、プリント配線板1の上でのシールド
ケース9又は10の占める面積を狭くする場合に有用で
ある。また、図5(c)では、(a)と比較して14に
示す部分に***6がない領域を設けた例である。この例
は、電子部品4と接続される配線パターンを14の部分
に集中させるのに都合が良い。また、図5(d)では、
***6は、電子部品4の周囲の一部にしか配置されてお
らず、15に示す部分には配置されていない。(d)に
示す例では、***6を挟んで電子部品4の反対に対する
電磁障害を低減すれば足りるときに有用である。
【0022】なお、図5に示した***6は、図2に示し
た貫通穴である***6だけではなく、図4に示した非貫
通穴である***13だけで構成しても良く、また貫通し
た***6と非貫通穴である***13を適当に混在させて
も良い(図示しない)。さらに、図5に示す***6、1
3に充填するシールド材は、磁性材料、導電材料または
これらを適当に組み合わせたもので良い。この組み合わ
せは、低減しようとする電磁障害に合わせて決定する。
さらに、図5に示した***6、13の配置であって、小
穴6、13の径は、全て同一である必要はなく、異なっ
た径の穴が混在しても良いことは当然である。
【0023】
【効果】本発明は、片面又は2層のプリント配線板であ
っても、シールドケースと組み合わせることによって、
プリント配線板のシールドすべき領域を確実にシールド
することができ、結果的に電磁障害を低減することので
きるプリント配線板を実現するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の態様を示す全体図
【図2】本発明の実施の態様の一部を拡大した断面図
【図3】本発明を実施したプリント配線板を使用した電
子機器
【図4】本発明の他の実施の態様の一部を拡大した断面
【図5】本発明の他の実施の態様を示した説明図
【符号の説明】
1 プリント配線板 2 部品面 3 半田面 4 電子部品 6 *** 8 電子機器 13 ***

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品を搭載するためのプリント配線
    板において、前記プリント配線板のシールドすべき領域
    の周辺に複数の***を設け、前記複数の***にシールド
    材を充填したことを特徴とするプリント配線板
  2. 【請求項2】 前記シールド材は、フェライトを含む磁
    性体であることを特徴とする請求項1に記載のプリント
    配線板
  3. 【請求項3】 前記シールド材は、導電性のある導電物
    質であることを特徴とする請求項1に記載のプリント配
    線板
  4. 【請求項4】 前記多数の***に充填する前記シールド
    材は、磁性体を充填した前記***と、導電性物質を充填
    した***を混在させたことを特徴とする請求項1に記載
    のプリント配線板
  5. 【請求項5】 前記***は、前記プリント配線板の表裏
    を貫通していることを特徴とする請求項1、2、3又は
    4に記載のプリント配線板
  6. 【請求項6】 前記***は、一方が開口で、他の一方が
    閉じられている前記プリント配線板を貫通していない非
    貫通穴であることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    プリント配線板
  7. 【請求項7】 前記***は、前記プリント配線板の表裏
    を貫通している貫通穴と、一方が開口で、他の一方が閉
    じられている前記プリント配線板を貫通していない非貫
    通穴が混在していることを特徴とする請求項1、2、3
    又は4に記載のプリント配線板
  8. 【請求項8】 前記シールドすべき領域の周囲を所定の
    幅をもつ線として囲みむように、前記***を多数配置し
    たことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は
    7に記載のプリント配線板
  9. 【請求項9】 前記シールドすべき領域の周囲に一列に
    前記***を配置したことを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6又は7に記載のプリント配線板
  10. 【請求項10】 プリント配線板のシールドすべき領域
    の周辺に複数の***を設け、前記***にシールド材を充
    填するとともに、前記プリント配線板の前記シールドす
    べき領域を閉じるように前記プリント配線板の表裏両面
    にシールドケースを取り付けたことを特徴とする電子機
JP2000301257A 2000-08-25 2000-08-25 電磁障害を低減したプリント配線板及びそれを使用した電子機器 Pending JP2002076538A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000301257A JP2002076538A (ja) 2000-08-25 2000-08-25 電磁障害を低減したプリント配線板及びそれを使用した電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000301257A JP2002076538A (ja) 2000-08-25 2000-08-25 電磁障害を低減したプリント配線板及びそれを使用した電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002076538A true JP2002076538A (ja) 2002-03-15

Family

ID=18782823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000301257A Pending JP2002076538A (ja) 2000-08-25 2000-08-25 電磁障害を低減したプリント配線板及びそれを使用した電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002076538A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010082515A1 (ja) * 2009-01-15 2010-07-22 パナソニック電工株式会社 振動型リニアアクチュエータ
WO2016190100A1 (ja) * 2015-05-25 2016-12-01 ソニー株式会社 配線基板、および製造方法
JP7112785B1 (ja) 2021-09-16 2022-08-04 イメージニクス株式会社 信号処理装置
JP7207801B1 (ja) 2021-09-16 2023-01-18 イメージニクス株式会社 信号処理装置と支持板

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010082515A1 (ja) * 2009-01-15 2010-07-22 パナソニック電工株式会社 振動型リニアアクチュエータ
WO2016190100A1 (ja) * 2015-05-25 2016-12-01 ソニー株式会社 配線基板、および製造方法
US10593606B2 (en) 2015-05-25 2020-03-17 Sony Corporation Wiring board, and manufacturing method
JP7112785B1 (ja) 2021-09-16 2022-08-04 イメージニクス株式会社 信号処理装置
JP7207801B1 (ja) 2021-09-16 2023-01-18 イメージニクス株式会社 信号処理装置と支持板
JP2023043392A (ja) * 2021-09-16 2023-03-29 イメージニクス株式会社 信号処理装置
JP2023043834A (ja) * 2021-09-16 2023-03-29 イメージニクス株式会社 信号処理装置と支持板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5028743A (en) Printed circuit board with filled throughholes
US5586011A (en) Side plated electromagnetic interference shield strip for a printed circuit board
JP2002117726A (ja) フレキシブルケーブル
JPH07263871A (ja) プリント配線板
JP2002076538A (ja) 電磁障害を低減したプリント配線板及びそれを使用した電子機器
JP2004265929A (ja) 高周波多層プリント基板
JP2007088102A (ja) プリント基板
JP2004303812A (ja) 多層回路基板および同基板の電磁シールド方法
US20090213565A1 (en) Emc shielding for printed circuits using flexible printed circuit materials
JP2001024375A (ja) シールド構造
JP2001007589A (ja) プリント基板電源装置用シールド構造
JP2012129495A (ja) 通信機器のプリント回路基板の接地構造
JPH0864987A (ja) プリント基板のシールド装置
JPH1131891A (ja) プリント基板の保持方法および保持構造
JPH04261097A (ja) 多層プリント基板
JPH088573A (ja) シールドケース構造
JPH098487A (ja) シールド構造
JP4694035B2 (ja) 配線構造基板
JP2878188B2 (ja) 高周波回路用多層基板
JPH08139488A (ja) 電子回路の磁気シールド
JP2002076537A (ja) 電磁障害を低減したプリント配線板及びそれを使用した電子機器
JPH01303783A (ja) 多層印刷配線板
JP2006319013A (ja) 片面プリント配線基板
JP2580232B2 (ja) 多層プリント基板
JPH05335771A (ja) 電磁波遮蔽構造