JP2006319013A - 片面プリント配線基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安価で、且つ高周波配線を流れる高周波信号のリターン電流による放射ノイズを十分に低減させることができる片面プリント配線基板を提供すること。
【解決手段】 絶縁体で形成された基板本体12の一方の面のみに、高周波信号の電流経路となる導体パターン配線13が形成された片面プリント配線基板10において、基板本体12の他方の面に導電性シート部材15を取付けるとともに、該導電性シート部材15と、基板本体12の一方の面における導体パターン配線の接地領域13b、13dとを、基板本体12の貫通孔14a、14bに挿通された金属線16を介して電気的に接続した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、片面プリント配線基板に関し、詳しくは高周波配線を流れる高周波信号のリターン電流による放射ノイズを低減させることができる片面プリント配線基板に関するものである。
バスラインやクロックラインなど、高周波信号の電流経路となる導体パターン配線(以下、「高周波配線」という。)を有するプリント配線基板では、高周波配線を流れる高周波信号のリターン電流により放射ノイズが発生する。この放射ノイズは、多層プリント配線基板や両面プリント配線基板の場合、比較的容易にマイクロストリップ構造を構成することができるため、容易に低減させることができる。
例えば、多層プリント配線基板の場合、外層の高周波配線に対して基板本体の一部を構成する絶縁体を挟んで高周波配線と対向する平板状の導体を内層であるグランド層や電源層に設けることにより、マイクロストリップ構造を容易に構成することができる。
また、両面プリント配線基板の場合、基板本体の表面に形成された高周波配線に対して、基板本体の裏面に導体からなるグランドパターンを形成することにより、マイクロストリップ構造を容易に構成することができる。
一方、片面プリント配線基板の場合、一般的には、高周波配線を流れる高周波信号のリターン電流経路となるグランドパターンの幅を可能な限り広く確保して、リターン電流経路のインピーダンスを低下させることにより、リターン電流による放射ノイズを低減させている。
また、片面プリント配線基板において上記の放射ノイズを低減させるものとして、図9に示すような片面プリント配線基板100に配設するノイズ対策部品101がある(例えば、特許文献1参照。)。このノイズ対策部品101は、幅広の導体102の下面に絶縁体103を貼り付けたものであり、高周波信号が流れる導体パターン配線104の上方を跨ぐように配設されるとともに、導体パターン配線104の接地領域105に電気的に接続されている。したがって、ノイズ対策部品101がリターン電流経路として機能し、リターン電流による放射ノイズを低減させることができる。
特開平8−250891号公報
しかしながら、片面プリント配線基板において、基板上にグランドパターンの幅を十分に広く確保することができるだけのスペース的な余裕がない場合、上記のようにグランドパターンの幅を広くしてリターン電流による放射ノイズを低減させる方法を用いることはできない。
また、例えば図10に示す片面プリント配線基板110のように、IC111aのグランド端子が直接接続されるランド112aと、電子部品111bのグランド端子が直接接続されるランド112bとの間に、高周波信号が流れるパターン配線113が配されている場合、このパターン配線113を迂回するようにリターン電流経路となるグランドパターン114を形成する必要があり、リターン電流経路のループが大きくなり、結果としてリターン電流による放射ノイズを十分に低減させることができないおそれがある。
一方、片面プリント配線基板100のように、ノイズ対策部品101を配する場合、ノイズ対策部品101を導体パターン配線104の上方を跨ぐように配する煩雑な工程が必要なため、リターン電流による放射ノイズを低減させるために製造コストが高くなるという問題がある。
本発明は、かかる問題を解決すべくなされたものであり、安価で、且つ高周波配線を流れる高周波信号のリターン電流による放射ノイズを十分に低減させることができる片面プリント配線基板を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の片面プリント配線基板は、絶縁体で形成された基板本体の一方の面のみに、高周波信号の電流経路となる導体パターン配線が形成された片面プリント配線基板において、前記基板本体の他方の面に導電性シート部材を取付けるとともに、該導電性シート部材と、前記基板本体の一方の面における前記導体パターン配線の接地領域とを、前記基板本体の貫通孔に挿通された金属線を介して電気的に接続したことを特徴としている。
請求項2に記載の片面プリント配線基板は、請求項1に記載の片面プリント配線基板において、前記基板本体の他方の面に、少なくとも、前記基板本体を挟んで前記導体パターン配線と対向する領域を含むように、前記導電性シート部材を取付けたことを特徴としている。
請求項3に記載の片面プリント配線基板は、請求項1に記載の片面プリント配線基板において、前記基板本体の他方の面に、少なくとも、前記基板本体を挟んで前記導体パターン配線の接地領域間を直線的に結ぶ領域と対向する領域を含むように、前記導電性シート部材を取付けたことを特徴としている。
請求項4に記載の片面プリント配線基板は、絶縁体で形成された基板本体の一方の面のみに、高周波信号の電流経路となる導体パターン配線が形成された片面プリント配線基板において、前記基板本体の貫通孔に挿通された金属線の前記基板本体の一方の面側の部分と、前記一方の面における前記導体パターン配線の接地領域とが電気的に接続されるとともに、前記金属線の前記基板本体の他方の面側の部分が、前記片面プリント配線基板を具備する装置の導電性の筐体と電気的に接続されることを特徴としている。
請求項1に記載の片面プリント配線基板によれば、導電性シート部材を導体パターン配線の接地領域間におけるリターン電流経路として使用することができる。なお、この導電性シート部材は、導体パターン配線が形成されていない面に取付けられているため、十分なリターン電流経路を確保することができ、導体パターン配線を迂回するように形成されたグランドパターンをリターン電流経路とする場合に比べて、リターン電流経路のループが小さくなるので、リターン電流による放射ノイズを十分に低減させることができる。また、導電性シート部材と導体パターン配線の接地領域とを基板本体の貫通孔に挿通された金属線を介して電気的に接続するという簡単な構成であるため、製造コストの上昇を抑え、片面プリント配線基板を安価に製造することができる。
請求項2に記載の片面プリント配線基板によれば、少なくとも、基板本体を挟んで導体パターン配線と対向する領域には導電性シート部材が取付けられているので、導体パターン配線に沿って流れようとするリターン電流による放射ノイズを十分に低減させることができる。また、上記の対向する領域以外の領域に導電性シート部材を取付けないようにすれば、その領域(スペース)を、例えば電子部品の設置などに有効活用することができる。
請求項3に記載の片面プリント配線基板によれば、少なくとも、基板本体を挟んで導体パターン配線の接地領域間を直線的に結ぶ領域と対向する領域には導電性シート部材が取付けられているので、リターン電流経路のループが小さくなり、リターン電流による放射ノイズを十分に低減させることができる。また、大きな導電性シート部材を使用する必要がないため、放射ノイズを低減させるためにかかるコストを削減することができる。また、上記の対向する領域以外の領域に導電性シート部材を取付けないようにすれば、その領域(スペース)を、例えば電子部品の設置などに有効活用することができる。
請求項4に記載の片面プリント配線基板によれば、当該片面プリント配線基板を具備する装置の導電性の筐体を導体パターン配線の接地領域間におけるリターン電流経路として使用することができる。そのため、十分なリターン電流経路を確保することができ、リターン電流による放射ノイズを十分に低減させることができる。また、筐体と導体パターン配線の接地領域とを基板本体の貫通孔に挿通された金属線を介して電気的に接続するという簡単な構成であり、基板上にグランドパターン等を形成する必要がないため、製造コストの上昇を抑え、片面プリント配線基板を安価に製造することができる。
以下、本発明の第1の実施の形態に係る片面プリント配線基板について図面に基づき説明する。この片面プリント配線基板10は、その一部を図1乃至図3に示すように、チップ化された電子部品11(11a及び11b)が表面実装技術(SMT)によって表面のみに実装される片面プリント配線基板である。ここでは、電子部品11として、IC(Integrated Circuit)11aとその他の電子部品11bが実装されている。片面プリント配線基板10は、基板本体12と、該基板本体12の表面(一方の面)のみに形成された導体パターン配線13(13a乃至13e)と、基板本体12に設けられた複数の貫通孔14(14a及び14b)と、基板本体12の裏面(他方の面)に取付けられた導電性シート(導電性シート部材)15と、貫通孔14に挿通された金属線16と、から構成されている。
基板本体12は、紙エポキシ樹脂(絶縁抵抗10MΩ以上)や紙フェノール樹脂(絶縁抵抗10〜10MΩ以上)などの高絶縁性を有する絶縁体で形成されたものである。
導体パターン配線13は、基板本体12の表面に銅箔等の導体で形成されたものであり、ここでは、図示するように、導体パターン配線13として、ランド13a〜13d及びパターン配線13eが形成されている。ランド13aは、IC11aのグランド端子を除く各端子がそれぞれ電気的に直接接続されるランドである。ランド13bは、IC11aのグランド端子が電気的に直接接続される接地領域であり、貫通孔14aの上方を開放させつつ該開放部を取り囲むようにランド13aに比べ延長して形成されている。ランド13cは、電子部品11bのグランド端子を除く各端子がそれぞれ電気的に直接接続されるランドである。ランド13dは、電子部品11bのグランド端子が電気的に直接接続される接地領域であり、貫通孔14bの上方を開放させつつ該開放部を取り囲むようにランド13cに比べ延長して形成されている。そして、パターン配線13eは、ランド13aとランド13cとの間をそれぞれ電気的に接続し、IC11aと電子部品11bとの間における高周波信号の電流経路となる配線(以下、「高周波配線」ともいう。)である。
貫通孔14は、基板本体12に垂直に貫通するように形成されており、ここでは、図示するように、貫通孔14として、基板本体12の表面側の端部上方がランド13bによって取り囲まれる貫通孔14aと、基板本体12の表面側の端部上方がランド13dによって取り囲まれる貫通孔14bとが設けられている。これら貫通孔14a、14bは、基板本体12にドリル等によって形成され、その内部にめっき等が施されていない普通孔(ノンスルーホール)である。
導電性シート15は、銅、金、アルミニウム等の導電性材料からなるシート状の部材であり、基板本体12を挟んでランド13a〜13d及びパターン配線13eと対向する領域を含む広い領域を覆って基板本体12の裏面に接するように取付けられている。導電性シート15には、その貫通孔14a、14bの下方に金属線16を挿通するための孔が設けられている。基板本体12の裏面への導電性シート15の取付け方法は、特に限定されるものではなく、例えば、導電性接着剤による接着、貼付、機械的な付勢などによって取付ければよい。
金属線16は、鉄、銅、金、アルミニウム等の金属からなる線状部材であり、例えば、ジャンパ線として利用される針金を用いることができる。この金属線16は、導電性シート15と電気的に直接接続されるように基板本体12の下方から導電性シート15に密着させながら、貫通孔14a、14bに挿通されるとともに、ランド13b、13dと電気的に直接接続されるようにランド13b、13dにはんだ17によって接合されている。
基板本体12は、誘電率が5以上5.5以下である紙エポキシ樹脂や、誘電率が4.6以下である紙フェノール樹脂などの絶縁体からなるものである。このような誘電率を有する基板本体12を挟んでパターン配線13eと対向するように取付けられた導電性シート15は、基板本体12の裏面に取付けられているため、導体パターン配線13等によりスペースの制約を受けず、その面積をランド13a〜13d及びパターン配線13eに対して十分に広く確保することができる。このような場合には、片面プリント配線基板10をマイクロストリップ構造とみなすことができる。そして、図3に示すように、導電性シート15は、パターン配線13eを流れる高周波信号の電流Ioと反対方向に流れるリターン電流Irの電流経路となる。また、リターン電流経路として十分な領域が導電性シート15により確保されるとともに、図10に示すように、パターン配線113を迂回するようにグランドパターン114を形成して、このグランドパターン114をリターン電流経路とする場合に比べて、リターン電流経路のループが小さくなり、パターン配線13eを流れる高周波信号の電流Ioのリターン電流Irによる放射ノイズを十分に低減させることができる。
また、導電性シート15にリターン電流経路としての十分な面積が確保されているので、導電性シート15の厚さを薄くすることができ、導電性シート15を取付けても片面プリント配線基板10の全体としての厚さはそれほど変わらない。そのため、厚さ方向にスペース的な余裕があまりない場合であっても、パターン配線13eを流れる高周波信号のリターン電流Irによる放射ノイズを低減させることができる。
また、図4に示す片面プリント配線基板10´のように、貫通孔14a、14bに挿通され、ランド13b、13dにはんだ17によって接合された金属線16´に対して、その下方に導電性シート15´を密着させて、金属線16´と電気的に直接接続するように導電性シート15´を取付けてもよい。この場合、導電性シート15´に金属線16´を挿通させる孔を開ける必要がなく、また、所定以上の張力がかかるように導電性シート15´に取付けることによって、導電性シート15´と金属線16´とを確実に電気的に接続することができる。
なお、基板本体12の裏面に電子部品が設置される等の理由で、導電性シート15の面積を十分に広く確保することができない場合には、例えば、図5に示す片面プリント配線基板20のように、少なくとも、基板本体12を挟んでパターン配線13eと対向する領域を含むように、基板本体12の裏面に、導電性シート15と大きさ(面積)のみが異なる導電性シート25を取付けてもよい。このように、導電性シート25の面積を、少なくとも、パターン配線13eと対向する領域を覆うように確保できれば、高周波信号が流れるパターン配線13eに沿って導電性シート25を流れようとするリターン電流による放射ノイズを十分に低減させることが可能である。
また、例えば、図6に示す片面プリント配線基板30のように、少なくとも、基板本体12を挟んでランド13bとランド13dとの間を直線的に結ぶ領域と対向する領域を含むように、基板本体12の裏面に一定幅を有する導電性シート35を取付けてもよい。この導電性シート35は、導電性シート15と大きさ(面積)のみが異なるものであり、パターン配線13eを流れる高周波信号のリターン電流経路を、図10に示した従来の片面プリント配線基板110におけるリターン電流経路であるグランドパターン114と比べて、十分に短くすることができる。したがって、導電性シート35の幅を一定以上確保することにより、パターン配線13eを流れる高周波信号のリターン電流による放射ノイズを十分に低減させることが可能である。
以下、本発明の第2の実施の形態に係る片面プリント配線基板について図面に基づき説明する。この片面プリント配線基板40は、図7にその概略縦断面の一部を示すように、前記第1の実施の形態における導電性シート15、25、35の代わりに、基板本体12の貫設孔14(14a及び14b)に挿通された金属線46の基板本体12の裏面(他方の面)側の部分が、本片面プリント配線基板40を具備する装置の導電性の筐体45と電気的に接続されるものである。
導電性の筐体45は、片面プリント配線基板40を具備する装置の一部であり、基板本体12を挟んでランド13a〜13d及びパターン配線13eと対向する領域を含む広い領域を覆って基板本体12の裏面と直接対面するように配されている。この筐体45は、その全体が鉄、銅、金、アルミニウム等の金属などの導電性材料からなる板金等により形成されたものであっても、基板本体12の裏面と対面する面に導電性シートを取付けたものであってもよく、また、その形状も特に限定されるものではない。
金属線46は、基板本体12の下面に密着させながら、貫通孔14a、14bに挿通されるとともに、ランド13b、13dと電気的に直接接続されるようにランド13b、13dにはんだ47によって接合されている。そして、基板本体12の下面に密着させた金属線46に筐体45が電気的に直接接続されるように、片面プリント配線基板40を筐体45の上方から取付けている。筐体45への片面プリント配線基板40の取付け方法は、特に限定されるものではなく、例えば、導電性接着剤による接着、貼付、機械的な付勢などによって取付ければよい。
片面プリント配線基板40においても、導電性シート15と同様に、筐体45が導体パターン配線13等によりスペースの制約を受けず、筐体45の面積をランド13a〜13d及びパターン配線13eに対して十分に確保できる。このような場合には、片面プリント配線基板40をマイクロストリップ構造とみなすことができる。そして、筐体45は、パターン配線13eを流れる高周波信号の電流と反対方向に流れるリターン電流の経路となる。また、リターン電流経路として十分な領域が導電性の筐体45により確保されるので、パターン配線13eを流れる高周波信号の電流のリターン電流による放射ノイズを十分に低減させることができる。
また、片面プリント配線基板40を具備する装置の筐体45をリターン電流経路として使用するため、導電性シート15等の別部材を追加する必要がなく、リターン電流による放射ノイズを低減させるために必要なコストを低くすることができる。
以下、導電性シート15のようなリターン電流経路を設けた多層プリント配線基板について図面に基づき説明する。この多層プリント配線基板50は、その一部を図8(a)及び図8(b)に示すように、グランド層51及び電源層52の2層の内層と表面の外層に接地領域53a、53bを含む導体パターン配線を有するプリント配線基板である。
グランド層51と電源層52は絶縁層を間に挟んで形成されている。そして、グランド層51や電源層52に長尺状のクリアランス穴54が設けられる場合がある。このような場合、グランド層51及び電源層52を用いてマイクロストリップ構造を構成することができない。そして、表面の導体パターン配線の接地領域53a、53bからグランド層51にその間の絶縁層を貫通して図示しないビアを形成すると、このビアを経由する導体パターン配線の接地領域53a、53b間のリターン電流経路は、図8(b)に2点鎖線に示すように、グランド層51を長尺状のクリアランス穴54を迂回して通るので、ループが大きくなる。
そこで、図に示すように、基板本体の裏面に銅箔からなる導体パターン配線55を形成し、この導体パターン配線55と表面の導体パターン配線の接地領域53a、53bとを、基板本体に貫設されたビア56a、56bによってそれぞれ電気的に接続している。これらビア56a、56bは、長尺状のクリアランス穴54の長手方向途中位置に短手方向に対向するように形成し、クリアランス穴54の下方を導体パターン配線55が通ることになる。そのため、表面の導体パターン配線の接地領域53a、53b間を流れる高周波信号のリターン電流は、導体パターン配線55及びビア56a、56bを経路として使用することができ、グランド層51にてクリアランス穴54を迂回する必要がないので、リターン電流経路のループが小さくなる。したがって、導体パターン配線の接地領域53a、53b間を流れる高周波信号のリターン電流によるノイズを低減させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る片面プリント配線基板10の一部を示す概略表面図である。 片面プリント配線基板10の図1に示すA−A断面における概略縦断面図である。 片面プリント配線基板10の図1に示すB−B断面における概略矢視縦断面図である。 本発明の第1の実施の形態の変形に係る片面プリント配線基板10´の一部を示す概略表面図である。 本発明の第1の実施の形態の他の変形に係る片面プリント配線基板20の一部を示す概略表面図である。 本発明の第1の実施の形態に他の変形に係る片面プリント配線基板30の一部を示す概略表面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る片面プリント配線基板40の一部を示す概略縦断面図である。 多層プリント配線基板50の一部を示し、(a)は概略表面図、(b)は(a)に示すC−C断面における概略縦断面図である。 従来の片面プリント配線基板100の一部を示す概略縦断面図である。 従来の別の片面プリント配線基板110の一部を示す概略表面図である。
符号の説明
10、10´、20、30、40 片面プリント配線基板
12 基板本体
13 導体パターン配線
13b、13d ランド(接地領域)
13e パターン配線(導体パターン配線)
14 貫通孔
14a、14b 貫通孔
15、15´、25、35 導電性シート(導電性シート部材)
16、16´、46 金属線
45 筐体

Claims (4)

  1. 絶縁体で形成された基板本体の一方の面のみに、高周波信号の電流経路となる導体パターン配線が形成された片面プリント配線基板において、
    前記基板本体の他方の面に導電性シート部材を取付けるとともに、該導電性シート部材と、前記基板本体の一方の面における前記導体パターン配線の接地領域とを、前記基板本体の貫通孔に挿通された金属線を介して電気的に接続したことを特徴とする片面プリント配線基板。
  2. 前記基板本体の他方の面に、少なくとも、前記基板本体を挟んで前記導体パターン配線と対向する領域を含むように、前記導電性シート部材を取付けたことを特徴とする請求項1記載の片面プリント配線基板。
  3. 前記基板本体の他方の面に、少なくとも、前記基板本体を挟んで前記導体パターン配線の接地領域間を直線的に結ぶ領域と対向する領域を含むように、前記導電性シート部材を取付けたことを特徴とする請求項1記載の片面プリント配線基板。
  4. 絶縁体で形成された基板本体の一方の面のみに、高周波信号の電流経路となる導体パターン配線が形成された片面プリント配線基板において、
    前記基板本体の貫通孔に挿通された金属線の前記基板本体の一方の面側の部分と、前記一方の面における前記導体パターン配線の接地領域とが電気的に接続されるとともに、前記金属線の前記基板本体の他方の面側の部分が、前記片面プリント配線基板を具備する装置の導電性の筐体と電気的に接続されることを特徴とする片面プリント配線基板。
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