JP2002072070A - 自動焦点カメラ - Google Patents

自動焦点カメラ

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JP2002072070A
JP2002072070A JP2000261445A JP2000261445A JP2002072070A JP 2002072070 A JP2002072070 A JP 2002072070A JP 2000261445 A JP2000261445 A JP 2000261445A JP 2000261445 A JP2000261445 A JP 2000261445A JP 2002072070 A JP2002072070 A JP 2002072070A
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mode
light
camera
focus detection
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JP2000261445A
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Toshiyuki Matsumoto
寿之 松本
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体が低輝度で焦点検出不能状態時に、被
写体に対して補助光を選択発光させる複数の補助光と複
数の撮影モードを持つ自動焦点カメラにおいて、撮影モ
ードに応じて最適な補助光を選択可能とする自動焦点カ
メラが求められている。 【解決手段】 焦点検出補助光源として被写体に対して
ストロボ発光を行う第1の補助光部1と、焦点検出補助
光源として被写体に対して発光を行う上記第1の補助光
部1と異なるLED又はランプ等で発光を行う第2の補
助光部2と、撮影モードを選択する撮影モード選択部3
と、上記撮影モード選択部3によって選択された撮影モ
ードに基づいて、上記第1の補助光部1あるいは上記第
2の補助光部2のいずれかを選択する補助光選択部4と
を備え、ポートレートモードが選択された際、及び手ブ
レ防振モードが選択された際には、上記第2の補助光部
2を選択発光させる自動焦点カメラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被写体距離の測
定不能時に、被写体に対して補助光を発光して測距する
機能を搭載した自動焦点カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カメラの自動焦点検出方式には
アクティブ方式とパッシブ方式があるが、パッシブ方式
の場合には補助光機能を搭載していることが多い。
【0003】この補助光とは、被写体が低輝度のため焦
点検出不能な場合に、被写体に対して光を照射して焦点
検出を補助する光のことで、この補助光の光源として
は、LEDやランプ等の発光素子が使用されたり、ある
いはストロボが使用されており、一般には前者の発光素
子を使用されることが多い。これら補助光は、カメラボ
ディーに内蔵させているカメラと、カメラボディーに外
付けされるストロボに内蔵させ、その外付けストロボが
カメラボディーに装着された場合のみ補助光が使用でき
るカメラとがある。
【0004】また、実開昭64−3829号公報、及び
特開平1−255815号公報等に開示されているよう
に、複数の補助光を搭載し、カメラ状態に応じて最適な
補助光を選択する技術も知られており、更に本出願人が
出願した特願平11−200730号に開示したように
マルチオートフォーカスにおいて、撮影画角中央部の焦
点検出領域に対する焦点検出は、配光角の狭いLEDが
補助光源として用いられ、撮影画角の周辺部の焦点検出
領域に対する焦点検出は、配光角の広いストロボが補助
光源として用いられることにより低輝度時でも任意の焦
点検出領域での焦点検出を可能にするものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、被写体が低輝度
で焦点検出不能状態時に、被写体に対してカメラ状態に
応じた補助光を選択発光させる複数の補助光を有するカ
メラが開発実用化されている。この補助光としては、L
EDやランプ等の発光素子と、ストロボ光源が用いられ
ている。
【0006】前記LEDやランプ等の発光素子を用いた
補助光は、照射された光はまぶしくなく、発光消費電流
も小さい利点があるが、照射された光の到達距離が短
く、かつ広範囲に光を照射させることができない欠点を
有している。一方、ストロボ光源は、照射された光の到
達距離は長く、広範囲に光が照射される利点を有してい
るが、照射光はまぶしく、発光消費電流が大きい欠点が
ある。
【0007】また、カメラには、ユーザが撮影時に選択
設定する各種撮影モードがある。この撮影モードには、
撮影レンズの焦点調整、絞り調整及びシャッタ速度等を
カメラに設定されている駆動条件の下で、自動的に設定
するフルオートモード、自然の風景を撮影する際に人物
と背景までも鮮明に撮影するための風景モード、背景を
ボカして人物を立体感豊かに撮影するポートレートモー
ド、動きのある被写体を撮影するスポーツモード、スロ
ーシャッタで夜景を目に映る通りの雰囲気に撮影する夜
景モード、手ブレを検出してその手ブレによる露光時の
被写体ブレを防止する防振モード、及びレリーズボタン
を操作後、所定の時間経過後に露光させるセルフ露光や
カメラから離れた位置からリモートコントロール露光等
のセルフリモコンモード等がある。なお、これ以外にも
ストロボ強制発光モードや赤目防止モード等の撮影モー
ドを有することもある。
【0008】この各種撮影モードのそれぞれの特徴と、
前記補助光の特徴とを考慮した焦点位置検出方法は前述
の各公報や特許出願には開示されてなく、例えば、ポー
トレートモード時に、被写体が低輝度時にストロボ補助
光を用いて焦点検出すると、被写体である人物がまぶし
い思いしたり、かつ、カメラ駆動電源である電池の消費
を加速したり、あるいは風景モード時に、発光素子の補
助光で焦点検出して、被写体の焦点がボケてしまったり
する課題があった。
【0009】本発明は、複数の補助光と複数の撮影モー
ドを持つ自動焦点カメラにおいて、撮影モードに応じて
最適な補助光を選択可能とする自動焦点カメラを提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の自動焦点カメラ
は、焦点検出補助光源として被写体に対して発光を行う
第1の補助光部と、焦点検出補助光源として被写体に対
して上記第1の補助光部と異なる発光を行う第2の補助
光部と、撮影モードを選択する撮影モード選択部と、上
記撮影モード選択部によって選択された撮影モードに基
づいて、上記第1の補助光部あるいは上記第2の補助光
部のいずれかを選択する補助光選択部と、を具備するこ
とを特徴とする。
【0011】本発明の自動焦点カメラの撮影モード選択
部で、ポートレート撮影に最適な制御を行うポートレー
トモードが選択された場合には、上記補助光選択部は、
上記第2の補助光部を選択して、焦点検出補助光を被写
体に対した発光することを特徴とする。
【0012】また、本発明の自動焦点カメラの撮影モー
ド選択部で、撮影者の手ブレを抑制する防振モードが選
択された場合には、上記補助光選択部は上記第2の補助
光部を選択して、焦点検出補助光を被写体に対して発光
させることを特徴とする。
【0013】本発明の自動焦点カメラは、撮影モードに
応じて、最適な焦点検出補助光源を選択発光させること
が可能となった。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1は本発明に係る
自動焦点カメラの焦点検出補助光部分の概念を示すブロ
ック図で、図2は本発明の自動焦点カメラの外観構成を
示す正面図で、図3は本発明の自動焦点カメラの内部構
成を示す平面図、図4は本発明の自動焦点カメラに用い
る焦点検出装置の構成を示す説明図で、図5は本発明の
自動焦点カメラの各種駆動系の構成を示すブロック図
で、図6は本発明の自動焦点カメラに設けられる撮影モ
ード及び防振モードの選択設定を説明するもので、図6
(a)は撮影モードの選択設定説明図、図6(b)は防
止モード選択設定説明図で、図7は本発明の自動焦点カ
メラに設けられる外付けストロボの構成を示すブロック
図で、図8は本発明の自動焦点カメラのファインダ表示
画面を説明する説明図で、図9は本発明の自動焦点カメ
ラの主制御動作を説明するフローチャートで、図10は
本発明の自動焦点カメラの自動焦点動作を説明するフロ
ーチャートで、図11は本発明の自動焦点カメラの自動
焦点動作を説明するタイムチャートで、図12は本発明
の自動焦点カメラの撮影モードに対応した補助光の照射
動作を説明するフローチャートで、図13は本発明の自
動焦点カメラのスポーツモードの動作を説明する説明図
で、図14は本発明の自動焦点カメラの防振モードとス
トロボ発光の関係を説明するもので、図14(a)は防
振モードの駆動制御の構成を示すブロック図で、図14
(b)はストロボ発光の動作電圧を説明する説明図であ
る。
【0015】最初に図1を用いて本発明の自動焦点カメ
ラに用いる焦点検出用補助光部分の概念を説明すると、
被写体が低輝度あるいは測距不能の場合に、被写体に対
して焦点検出の補助光を照射させるストロボ発光管を光
源とする第1の補助光部1と、被写体が低輝度あるいは
測距不能の場合に、被写体に対して焦点検出の補助光を
照射させるLEDあるいはランプ等の発光素子を光源と
する第2の補助光部2と、撮影者であるユーザが手動で
設定する撮影モード選択部3と、この撮影モード選択部
3で選択された撮影モードに基づいて、前記第1の補助
光部1あるいは第2の補助光部2の何れかを補助光とし
て選択する補助光選択部4から成っている。
【0016】つまり、前記撮影モード選択部3で選択設
定された撮影モードによって、前記補助光選択部4が前
記第1の補助光部1又は第2の補助光部2の何れかを補
助光として選択するように制御する。具体的には、撮影
モード選択部3で、例えば、ポートレートモード、防振
モード及びセルフリモコンモードが選択されると、補助
光選択部4は、第2の補助光部2を駆動制御し、その他
の撮影モードでは第1の補助光部1を駆動制御する。
【0017】次に、図2を用いて、本実施の形態の自動
焦点カメラの外観を説明する。例えば一眼レフレクスカ
メラであるカメフ本体21と、必要に応じて前記カメラ
本体21に着脱自在に装着接続される外付けスト口ボ2
2とを備えて構成されている。
【0018】前記カメラ本体21は、撮影時の照明光を
閃光発光するとともに焦点検出時の補助光を発光する前
記第1の補助光部1に相当するストロボ光源23と、被
写体像を入射し少なくとも焦点調節を行う機能を有する
撮影レンズ24と、焦点検出時に補助光を発する前記第
2の補助光部2に相当するLED25と、焦点検出の作
動及び撮影の作動を指示入力するレリーズスイッチ26
と、焦点検出領域を選択指示する焦点検出領域選択スイ
ッチ27とを備えて構成されている。
【0019】前記ストロボ光源23は、外付けストロボ
22が未装着で被写体の輝度が所定の輝度以下のときに
使用され、非発光時には蓋23a内に収納されており、
発光時には自動或いは手動によりポップアップして被写
体へ向けて露出する公知の構造になっている。
【0020】前記焦点検出領域選択スイッチ27は、複
数の焦点検出領域のうちいずれかの焦点検出領域を選択
可能であるとともに、複数の焦点検出領域をカメラが自
動的に選択する公知の多点自動焦点機能を選択できるよ
うになっている。
【0021】前記外付けストロボ22は、撮影時の照明
光を閃光発光するとともに焦点検出時の補助光を発光す
る前記第1の補助光部1に相当するストロボ光源28
と、焦点検出時に補助光を発する前記第2の補助光部2
に相当するLED29とを備えて構成されている。
【0022】前記LED25、29は、公知の構成によ
り、所定模様の発光パターンの補助光を被写体に投光す
るようになっており、これにより、この発光パターンが
投光された被写体像の光強度分布を基に焦点を求めるこ
とが可能となる。
【0023】なお、前記LED25、29は、LEDに
限らず、例えばランプであってもよく、ランプが用いら
れる場合には、焦点検出時の被写体の輝度を明るくする
ことが可能となる。
【0024】次に、図3を用いて、本実施形態の自動焦
点カメラの内部について説明する。なお、図2と同一部
分は同一符号を付している。
【0025】前記カメラ本体21の内部には、前記撮影
レンズ24と、前記撮影レンズ24から得られる被写体
像の光束の一部を反射し、一部を透過するメインミラー
31と、前記メインミラー31を透過した光束を反射す
るサブミラー33と、前記メインミラー31で反射され
る光束の光路上に配設され、被写体像を目視可能に射出
するファインダ光学系34と、前記サブミラー33で反
射される光束の光路上に配設され、被写体像に含まれる
焦点検出領域の光強度分布を検出し光強度信号を得る焦
点検出装置35とを備えており、前記メインミラー31
とサブミラー33は、図示していないミラー駆動機能に
よって、前記撮影レンズ24の光軸上から回避させるミ
ラーアップ動作を行い、前記撮影レンズ24から入射さ
れた被写体像を銀塩フィルム32に露光させるようにな
っている。
【0026】前記焦点検出装置35は、前記サブミラー
33を介して得られる光束を絞り込む視野マスク41
と、前記視野マスク41を通過した光束に含まれる赤外
光を減衰する赤外カットフィルタ42と、前記視野マス
ク41及び前記赤外カットフィルタ42を通過した光束
を集めるためのコンデンサレンズ43と、前記コンデン
サレンズ43で得られる光束を全反射する全反射ミラー
44と、前記全反射ミラー44を介して得られる光束を
制御するセパレータ絞りマスク45と、前記セパレータ
絞りマスク45を介して得られる光束を再結像させるセ
パレータレンズ46と、前記セパレータレンズ46を介
して得られる光束を受光して光電変換し、受光光束の光
強度分布に対応する光強度信号を得るAFセンサ47
(オートフォーカスセンサ)とを備えて構成されてい
る。
【0027】前記焦点検出装置35を図4を用いて詳細
に説明する。前記視野マスク41は、前記サブミラー3
3から導かれる光束に含まれる3つの焦点検出領域の光
束を透過すべく3つの開口41a、41b、41cを有
している。前記コンデンサレンズ43は、3つの前記開
口41a、41b、41cの位置にそれぞれ対応する3
つのコンデンサレンズ43a、43b、43cが一体に
形成されて構成されている。前記セパレータ絞りマスク
45は、前記コンデンサレンズ43a、43b、43c
を介して得られる3つの焦点検出領域の光束をそれぞれ
2つの光束に分割すべく3つの焦点検出領域の光束に対
して設けられた3対の開口45a、45b、45cを有
している。前記セパレータレンズ46は、3つの焦点検
出領域の光束に対して設けられた3対のセパレータレン
ズ46a、46b、46cを有している。前記AFセン
サ47は、受光面上の異なる3つの焦点検出領域にそれ
ぞれ設けられた光電変換素子列であるフォトダイオード
アレイ47a、47b、47cを有しており、前記視野
マスク41と前記赤外カットフイルタ42とコンデンサ
レンズ43と全反射ミラー44とセパレータ絞りマスク
45とセパレータレンズ46とを備えて構成される焦点
検出光学系で得られる3つの焦点検出領域の光束は、そ
れぞれフォトダイオードアレイ47a、47b、47c
へ入射されるようになっている。このうちフォトダイオ
ードアレイ47aは、光軸を含む位置に、撮影画面の水
平方向に対応する方向に長く配置され、他の2つのフォ
トダイオードアレイ47b、47cは、それぞれ、光軸
を含まない位置に、撮影画面の垂直方向に対応する方向
に長く配置されている。
【0028】このように構成された焦点検出装置35で
は、前記撮影レンズ24の射出瞳面の互いに異なる領域
24a、24bと領域24c、24dとを通過する焦点
検出光束がフォトダイオードアレイ47a、47b、4
7cによりそれぞれ受光されて、像の光強度分布パター
ンを示す電気信号に変換され、この光強度信号は、焦点
検出の一方式であるTTL位相差方式で焦点演算するの
に用いられる。
【0029】次に図5を用いて、本実施形態の自動焦点
カメラの各種駆動系の構成を説明する。前記AFセンサ
47と、本自動焦点カメラの各部を駆動制御する主制御
回路51と、前記撮影レンズ24の焦点調節を行う焦点
調節装置52と、前記レリーズスイッチ26と、前記ス
トロボ光源23を駆動制御するストロボ駆動回路53
と、前記LED25を駆動制御するLED駆動回路54
と、撮影者であるユーザが操作する各種スイッチ55
と、撮影レンズ24内に配置され、手ブレを相殺するよ
うにブレ補正制御を行う防振制御装置57と、必要に応
じて接続される外付けストロボ22を備えて構成されて
いる。
【0030】前記主制御回路51は、制御動作を実行す
るCPU51a(中央演算処理装置)と、前記CPU5
1aが実行する一連の制御プログラムが格納されるRO
M51bと、前記CPU51aの作業データが格納され
るRAM51cと、前記CPU51aが参照する各種デ
ータが格納されるEEPROM51dと、前記AFセン
サ47で得られる光強度信号をアナログ信号からデジタ
ル信号へ変換して前記CPU51aへ与えるA/Dコン
バータ(ADC)51eとを備えて構成されている.前
記EEPROM51dは、例えば、オートフォーカス制
御及び測光等に関する補正データがカメラ毎に予め記憶
される。
【0031】前記焦点調節装置52は、撮影レンズ24
のフォーカシングレンズ24fを駆動するレンズ駆動モ
ータ(ML)52aと、CPU51aに制御され前記レ
ンズ駆動モータ(ML)52aを駆動制御するレンズ駆
動回路(LD)52bと、前記フォーカシングレンズ2
4fの移動量を検知してこの移動量を示す例えばパルス
信号を前記CPU51aへ与えるエンコーダ(EL)5
2cを備えて構成されている。前記CPU51aは、こ
の焦点調節装置52を駆動制御することで、撮影レンズ
24の焦点を調節制御するようになっている。
【0032】前記レリーズスイッチ26は、このレリー
ズスイッチ26に対する第1段階の押下操作により閉じ
てその出力信号が前記CPU51aへ与えられる第1レ
リーズスイッチ回路(1R)26aと、この第1段階の
押下操作に引き続いて第2段階の押下操作により閉じて
その出力信号が前記CPU51aへ与えられる第2レリ
ーズスイッチ回路(2R)26bとを備えて構成されて
いる。前記CPU51aは、前記第1レリーズスイッチ
回路(1R)26aが閉じられると、例えば測光制御及
び自動焦点制御を行い、前記第2レリーズスイッチ回路
(2R)26bが閉じられると、例えば露出制御及びフ
ィルム巻き上げ制御を行うようになっている。
【0033】前記ストロボ駆動回路53は、前記ストロ
ボ光源23を駆動する電力を充電するストロボ充電回路
53aと、前記CPU51aに制御されて前記ストロボ
光源23を駆動するストロボ発光回路53bとを備えて
構成されている。
【0034】前記AFセンサ47は、前記フォトダイオ
ードアレイ47a,47b、47cと、前記フォトダイ
オードアレイ47a、47b、47cのぞれぞれで得ら
れる画素毎の光強度レベルに応じて電荷蓄積を行い、電
荷蓄積レベルを示す電荷蓄積レベルモニタ信号を出力し
たり、与えられる読み出しクロック信号に駆動されて各
画素の蓄積電荷レベルに対応する信号レベルの光強度信
号をCPU51aに出力して画素出力を得る。
【0035】前記各種スイッチ55は、前記カメラ本体
21上に配置されたレリーズスイッチ26以外の前記焦
点検出領域選択スイッチ27や図示していないスイッチ
群で、このスイッチ群には撮影モード選択スイッチ56
を含んでいる。
【0036】前記防振制御装置57は、公知のレンズ駆
動方式による手ブレ補正システムで、前記撮影レンズ2
4の一部である防振レンズ57fを光軸と垂直方向に撮
影者の手ブレを相殺するように駆動する防振レンズ駆動
モータ(ML)57aと、CPU51aに制御され前記
防振レンズ駆動モータ(ML)57aを駆動制御する防
振レンズ駆動回路57bと、前記防振レンズ57fの移
動量を検知してこの移動量を示す例えばパルス信号を前
記CPU51aへ与えるエンコーダ57cと、手ブレを
検出する、例えば角速度センサを有し、そのセンサで検
出したブレを前記CPU51aに出力するブレ検出回路
57dによって構成されている。つまり、前記ブレ検出
回路57dで手ブレを検出すると、前記CPU51aの
制御の基で、防振レンズ駆動回路57bを介して防振レ
ンズ駆動モータ57aを駆動させて、前記防振レンズ5
7fを手ブレ相殺するように駆動させる。
【0037】次に前記各種スイッチ55に設けられてい
る撮影モード選択スイッチ56について、図6を用いて
説明する。この撮影モード選択スイッチ56は、前記カ
メラ本体21のレリーズスイッチ26(図2参照)の近
傍に設けられており、図6(a)に示すように、カメラ
本体21上に配置された撮影モード選択スイッチ56
は、セルフリモコンスイッチ80、ストロボスイッチ8
1、LCD82、絞り設定スイッチ83、フルオートモ
ードスイッチ84、ポートレートモードスイッチ85、
風景モードスイッチ86、スポーツモードスイッチ8
7、及び夜景モードスイッチ88から構成されている。
【0038】前記セルフリモコンスイッチ80は、撮影
者であるユーザが押圧することにより、セルフタイマー
モードあるいはリモコンモードが選択設定されるように
なっている。
【0039】前記ストロボスイッチ81は、前記ストロ
ボ光源23あるいは28の発光モードを選択するための
スイッチで、発光モードは「低輝度自動発光モード」、
「強制発光モード」、「赤目軽減発光モード」、「発光
オフモード」の4通りが選択設定されるようになってい
る。
【0040】前記LCD82は、前記銀塩フィルム32
の撮影露光済みあるいは未露光フィルムコマ数や選択さ
れた前記各種撮影モード等を表示する液晶表示素子であ
る。
【0041】前記絞り設定スイッチ83、フルオートモ
ードスイッチ84、ポートレートモードスイッチ85、
風景モードスイッチ86、スポーツモードスイッチ87
及び夜景モードスイッチ88は、一体に構成されたスイ
ッチ群で、いずれか1つのスイッチのみ押圧可能となっ
ている。
【0042】前記絞りスイッチ83は、前記撮影レンズ
24に内蔵されている図示していない絞り機能の絞り値
を設定するためのもので、この絞りスイッチ83を押圧
すると絞り優先の自動露光モードとなるようになってい
る。
【0043】前記フルオートモードスイッチ84を押圧
すると絞りとシャッタスピードがカメラ任せとなるプロ
グラムモードとなるようになっている。
【0044】前記ポートレートモードスイッチ85を押
圧すると、被写界深度が浅くなり、人物撮影に最適なモ
ードとなるようになっている。
【0045】前記風景モードスイッチ86を押圧する
と、被写界深度が深くなり、風景撮影に最適なモードと
なるようになっている。
【0046】前記スポーツモードスイッチ87を押圧す
ると、シャッタスピードが速くなり、かつAFがコンテ
ィニュアスとなって、移動被写体撮影に最適なモードと
なるようになっている。
【0047】前記夜景モードスイッチ88を押圧する
と、長秒間のシャッタスピードまで対応するようにな
り、三脚を使用した夜景撮影に最適なモードとなるよう
になっている。
【0048】前記防振制御装置57の駆動及び非駆動
は、図6(b)に示すように、撮影レンズ24の外周部
に配置された防振モードの選択スイッチ89をオン/オ
フ操作することで選択設定が可能となっている。この防
振モード選択スイッチ89は、前述の撮影モード選択ス
イッチ56とは独立に設定可能であり、前記防振制御装
置57の駆動オン/オフ設定が可能である。
【0049】次に、図7を用いて、前記外付けストロボ
22の構成について説明する。この外付けストロボ22
は、前記ストロボ光源28と、前記LED29と、前記
ストロボ光源28を駆動するストロボ駆動回路71と、
前記LED29を駆動するLED駆動回路72と、前記
主制御回路51のCPU51aと通信する機能を有し前
記CPU51aからの制御に応じて前記ストロボ駆動回
路71及び前記LED駆動回路72を制御するCPU7
3とを備えて構成されている。前記ストロボ駆動回路7
1は、前記ストロボ光源28を閃光発光させる電力を充
電するコンデンサを有するストロボ充電回路71aと、
前記CPU73からの制御に応じて前記ストロボ光源2
8を閃光発光させる制御回路であるストロボ発光回路7
1bを備えて構成されている。なお、本実施の形態で
は、CPU73とストロボ駆動回路71とLED駆動回
路72が外付けストロボ22に内蔵された構成となって
いるが、これらの機能の全て又は一部を構成する手段を
前述のカメラ本体21側に内蔵された構成としてもよ
い。
【0050】次に、図8を用いて、前記ファインダ光学
系34から射出される被写体像のファインダ表示画面に
ついて説明する。前記ファインダ光学系34のファイン
ダ表示画面には、前記焦点検出装置35による焦点検出
領域SKa、SKb、SKc(図中の破線部分)に対応
する位置に、焦点検出領域の位置を示す例えば矩形状の
ターゲット表示TGa、TGb、TGcがそれぞれ表示
されるようになっている。
【0051】以上のような構成により、焦点検出の一方
式であるTTL位相差方式によって焦点検出が行わる。
即ち、例えば3つの焦点検出光束をそれぞれ2分割して
得られる3対の焦点検出光束が、3対のフォトダイオー
ドアレイ47a、47b、47cでそれぞれ受光され
て、3対の像の光強度分布パターンが電気信号に変換さ
れ、各対の光強度分布の像間隔が相関演算により求めら
れることで自動焦点検出が行われ、この自動焦点検出で
求められたフォーカス量に基づいて撮影レンズ24のフ
ォーカシングレンズ24fを駆動されて自動焦点調節が
行われるようになっている。
【0052】次に、本実施の形態の動作を説明する。図
9に前記CPU51aの主制御動作の流れを示すよう
に、先ず、ステップS1では、前記カメラ本体21の各
部の初期化が行われ、撮影可能なスタンバイ状態とな
る。このカメラ本体21の各部の初期化では、例えば、
図示しないズーム機構等のカメラ機構の初期化や、CP
U51aの図示しない入出力ポートの初期化や、AFセ
ンサ47の初期化が行われる。
【0053】続くステップS2では、第1レリーズスイ
ッチ回路(1R)26aの状態が判断され、オン状態で
あれば、次のステップS3へ制御が進められ、オフ状態
であれば、ステップS12へ制御が分岐される。
【0054】続くステップS3では、測光制御が行われ
る。この測光制御は、図示しない測光回路が駆動制御さ
れ、この測光回路により被写体像の輝度が測定され、こ
の得られた輝度情報から測光処理により測光値が得ら
れ、この測光値に基づいて露出量つまり絞り値とシャッ
タスピード値が得られる。
【0055】このステップS3の測光制御が終了する
と、続くステップS4では、防振モードが設定されてい
るかを判定する。これは、図6(b)で説明した防振ス
イッチ89のオン/オフを判断する。この防振スイッチ
89がオンされていると、ステップS5で、前記防振制
御装置57(図5参照)を駆動して一連の防振制御を行
う。前記ステップS4で防振スイッチ89がオフである
と判定されるか、又は前記ステップS5で防振制御が実
施されると、続くステップS6では、自動焦点制御が行
われる。この自動焦点制御は、被写体に対する焦点が検
出され、この検出された焦点に応じて撮影レンズ24に
対する焦点調節が行われる。なお、この自動焦点制御の
詳細は後述する。
【0056】続くステップS7では、ステップS6の自
動焦点制御で合焦したか否かが判断され、合焦した場合
には、次のステップS8へ制御が進められ、合焦してい
ない場合には、ステップS11へ制御が飛ばされる。
【0057】続くステップS8では、第2レリーズスイ
ッチ回路(2R)26bの状態が判断され、オン状態で
あれば、次のステップS9へ制御が進められ。オフ状態
であれば、ステップS11へ制御が飛ばされる。
【0058】続くステップS9では、露出制御が行われ
る。この露出制御は、前記ステップS3の測光制御で得
られた絞り値に基づいて、撮影レンズ24の図示しない
絞りが駆動され、撮影レンズ24の絞り込みが行われ、
図示しないシャッタが駆動制御されて所定時間銀塩フィ
ルム32に被写体像の露出が行われ、シャッタ動作によ
る露出が終了したら絞りが解放状態に戻される。
【0059】続くステップS10では、フィルム給送制
御が行われる。このフィルム給送制御は、図示していな
いフィルム給送装置によって、撮影したフィルムのコマ
が巻き上げられ、次の撮影コマの位置にフィルム位置が
送られる。
【0060】続くステップ11では、LCD82が駆動
制御されて、フィルムの撮影露光済みコマ数あるいは未
撮影露光残コマ数の表示と、カメラ本体21の状態表示
が行われる。以上のように、ステップS1からステップ
S11により一連の撮影動作が終了すると、再び前記ス
テップS2へ制御が戻され、同様の制御が繰り返され
る。
【0061】一方、前記ステップS2からステップS1
1へ制御が移行したときには、このステップS12で
は、レリーズスイッチ26以外の他の図示しないスイッ
チ(図ではSWと略す)が操作されたか否かが判断さ
れ、他のスイッチが操作されている場合には、次のステ
ップS13へ制御が進められ、操作されていない場合に
は、ステップS11へ制御が飛ばされる。続くステップ
S13では、前記ステップS12において操作されてい
ると判断されたスイッチに対応する処理が実行され、ス
テップS11でそのスイッチに対応したカメラ本体21
の状態表示が行われる。 次に、図10を用いて、前記
CPU51aによる前記ステップS6における自動焦点
制御の動作について説明する。
【0062】図に示すように、自動焦点制御では、先ず
ステップS21に示す積分制御が行われる。この積分制
御は、前記AFセンサ47が駆動制御され、フォトダイ
オード47a,47b,47cで得られる光強度レベル
に応じた電荷蓄積がAFセンサ47内の画素増幅回路に
より増幅され、焦点検出に使用される光強度データが得
られる。このとき、光強度データを得るのに当たって補
助光が必要であると判断される場合には、補助光を点灯
しながら電荷蓄積が行われる。なお、この積分制御の詳
細は後述する。
【0063】続くステップS22では、AFセンサ47
で得られたセンサデータ、つまり光強度データを示す信
号が読み出され、この光強度信号はA/Dコンバータ5
1eでデジタル信号に変換され、RAM51cに格納さ
れる。
【0064】続くステップS23では、RAM51cに
格納された光強度データに基づいて、ROM51bに格
納された焦点検出演算処理の基で、焦点検出演算が行わ
れる。
【0065】続くステップS24では、ステップS23
の焦点検出演算で得られたデフォーカス量が許容範囲内
にあるか否かが判定されることで、現在合焦状態にある
か否かが判定され、非合焦状態のときには、次のステッ
プS25へ制御が進められ、合焦状態のときには、ステ
ップS28へ制御が飛ばされる。
【0066】続くステップS25では、ステップS23
の焦点検出演算で得られたデフォーカス量に基づいて、
撮影レンズ24のフォーカシングレンズ24fの駆動量
が計算される。そして、続くステップS26では、焦点
調節装置52が駆動制御され、前記ステップS25で得
られたレンズ駆動量に基づいて、撮影レンズ24の焦点
調節が行われる。
【0067】続くステップS27では、前記ステップS
26で焦点調節が行われた結果、合焦状態になったか否
かが判定され、合焦状態の場合には、次のステップS2
8へ制御が進められ、非合焦状態の場合には、ステップ
S21へ制御が戻されて自動焦点制御が再び開始され、
合焦状態となるまで自動焦点制御が繰り返される。
【0068】続くステップS28では、合焦時の後処理
が行われ、自動焦点制御が終了する。この合焦後処理で
は、例えばファインダ光学系34内の図示しないLED
が点灯制御されることにより、合焦状態となったことが
撮影者であるユーザに通知される。
【0069】次に前記ステップS21の積分制御におけ
る前記AFセンサ47の動作タイミングについて、図1
1を用いて説明する。
【0070】図11(a)は、積分開始と終了のタイミ
ングを示している。積分開始時にはAFセンサ47に所
定の信号を送信してAFセンサ47をリセットし、積分
を開始する。積分が開始されると図11(b)に示すよ
うに、AFセンサ47から出力される積分レベルモニタ
信号の電圧が積分量と比例して上昇していく。CPU5
1aは、この信号をA/Dコンバータ51eを介してモ
ニタし、適正積分量を示す所定値になったらAFセンサ
47に積分停止信号を出力して積分を停止する。
【0071】図11(c)は積分中に補助光を発光して
いるタイミングを示している。補助光がLED25もし
くは29の場合には、積分中に連続して被写体を照明し
ているが、ストロボ光源23もしくは28の場合には、
短時間の発光のオン/オフを繰り返し発光して被写体を
照明する。
【0072】次に図12を用いて前記ステップS21の
積分制御の動作を説明する。ステップS30で図11
(a)で説明したように前記AFセンサ47の積分動作
を開始する。次に、ステップS31で前記CPU51a
内のタイマを積分時間計測用としてスタートさせ、ステ
ップS32で今回の積分に補助光が必要であるか否かを
判断する。この補助光が必要である場合にはステップS
39以降の補助光制御ルーチンに移行する。この補助光
の必要性判断の基準は、前記ステップS3の測光結果か
ら被写体が低輝度であるかを判断してもいいし、前回の
積分制御で積分時間が所定時間より長いかを(長いと被
写体が低輝度)判断してもよい。
【0073】前記ステップS32で、補助光が不必要で
あると判定されると、ステップS33で図11(b)で
説明したように積分レベルモニタ信号を取り込み、ステ
ップS34で、前記ステップS31でスタートした積分
時間タイマがオーバーフローしているかを判断する。オ
ーバーフローしていればステップS36に移行する。こ
のタイマは、例えば200msでオーバーフローするよ
うに設定されており、積分時間の上限を示している。す
なわち、この時間以上は低輝度のために積分しないよう
に設定されている。
【0074】前記ステップS34でタイマがオーバーフ
ローしていないと判定されると、ステップS35で図1
1(b)で説明したように、積分レベルモニタ信号が積
分終了を示す適正値に達したかを判断する。適正積分値
に達していなければステップS33に戻って積分を継続
させ、適正積分値に達していれば積分が終了したのでス
テップS36で前記AFセンサ47に積分終了信号を送
信して積分を終了させる。
【0075】続いて、ステップS37で、今回補助光を
使用したかを判断し、補助光を使用していない場合は、
リターンさせ、補助光を使用している場合には、ステッ
プS38で、補助光の発光を停止する制御を行いリター
ンさせる。
【0076】前記ステップS32で、補助光が必要であ
ると判定されると、ステップS39で、防振スイッチ8
9によって防振モードが設定されているかを判断する。
防振モードが設定されていればステップS43に移行し
てLED25あるいは29の第2の補助光部2を選択す
る。
【0077】前記ステップS39で、防振モードが選定
されていないと判断されると、ステップS40で、スポ
ーツモードスイッチ87が押されてスポーツモードが設
定されているかを判断する。スポーツモードが設定され
ていれば、ステップS44に移行してストロボ光源23
あるいは28の第1の補助光部1を選択する。
【0078】前記ステップS40でスポーツモードは選
定されていないと判断されると、ステップS41で、ポ
ートレートスイッチ85が押されてポートレートモード
が設定されているかを判断する。ポートレートモードが
設定されていればステップS43に移行し、ポートレー
トモードが選定されていないとステップS42でセルフ
リモコンスイッチ80が押されてセルフモードあるいは
リモコンモードが設定されているかを判断する。セルフ
モードあるいはリモコンモードが設定されていればステ
ップS43に移行し、セルフモードあるいはリモコンモ
ードに設定されていなければステップS44に移行す
る。
【0079】すなわち、フルオートモードスイッチ84
のフルオートモードや夜景モードスイッチ88の夜景モ
ードが押された際に、防振モードやセルフリモコンモー
ドが選択選定されていない場合には、ステップS44の
ストロボ光源23あるいは28の第1の補助光部1が選
択される。なお、このフルオートモードや夜景モード
は、前記第1の補助光部1又は第2の補助光部2の何れ
の補助光が優れているかが特定されないので、前記ステ
ップS43のLED25あるいは29の第2の補助光部
43を選択設定してもよい。
【0080】前記ステップS39〜S42の4つのモー
ド判断条件の中で、スポーツモードとポートレートモー
ドの2つのモードは、スポーツモード又はポートレート
モード単独で設定することはできず、他の撮影モードと
組み合わせて設定される。一方、防振モードとセルフリ
モコンモードの2つのモードは、他の撮影モードと組み
合わせることなく、単独で選択設定できる。
【0081】前記ステップS43でLED補肋光25あ
るいは29の第2の補助光部2を図11(c)のLED
発光信号の基で発光させて、前記ステップS33以降が
実行される。
【0082】前記ステップS44でストロボ補助光23
あるいは28の第1の補助光部1を図11(c)のスト
ロボ発光信号の基で発光させて、ステップS45以降が
実行される。なお、ステップS45〜S47は、前記ス
テップS33〜S35と同じであるために、説明は省略
する。
【0083】なお、前記ステップS39〜S42の4つ
の判断条件は、ここでは、防振モードが一番優先度が高
く、以下スポーツモード、ポートレートモード、及びセ
ルフリモコンモードの順番で判断されているが、この優
先順位はいずれでもよい。
【0084】次に、スポーツモードにおいては、ストロ
ボ光源23あるいは28の第1の補助光部1を使用する
理由について図13を用いて説明する。
【0085】この図13は、移動被写体を撮影している
場合の図8で説明した3点多点自動焦点カメラのファイ
ンダ表示画面の図である。移動被写体は、被写体の位置
が刻々と変化するため、静止被写体の場合よりも被写体
がファインダ表示画面の中央に位置しないことが多い。
【0086】一方、ストロボ光源23あるいは28の補
助光は、露光中にも被写体を照明することから、かなら
ずファインダ表示画面に表示されている被写体全域を照
明カバーしているが、LED25あるいは29の補助光
は、必ずしもファインダー表示画面に表示される被写体
全域を照明カバーしているとは限らない。
【0087】つまり、本発明の実施形態の多点自動焦点
カメラは、測距領域が拡大する傾向にあり、測距点を多
くして測距可能なエリアを拡大すると、それに伴って補
助光の照射範囲を拡大しなければならない。しかし、外
付けストロボ22は、普及機から高級機まで様々なカメ
ラで使用されるため、必ずしも使用される外付けストロ
ボ22に内蔵されているLED29の補助光がカメラの
測距可能なエリア全域をカバーしているとは限らない。
即ち、測距可能エリアの広い多点測距カメラに、旧来の
非多点外付けストロボを使用した場合には、周辺部の測
距点が補助光の照射範囲から外れてしまい、低輝度下に
おいて周辺部で測距できない。このため、測距可能エリ
アを拡大したカメラを開発実用化する毎に専用の外付け
ストロボを必要とすることは、ユーザーの負担が大きく
なり、また、カメラ本体21にLED25のように専用
のLED補助光を備えることは、補助光部が大きくなる
のでコストやスペース面の問題が大きい。このような理
由によりLED25の補助光は、被写体の周辺の測距領
域までカバーしているとは限らない。従って、移動被写
体を撮影する際には、ストロボ光源23を補助光とする
ことが適している。
【0088】次に、防振モードを選択設定した際に、L
ED25あるいは29の第2の補助光部2を用いる理由
について図14を用いて説明する。
【0089】図14(a)は、前記防振制御装置の57
の防振レンズ駆動回路57bとブレ検出回路57dに駆
動電源を供給するブロック図で、図14(b)は、スト
ロボ光源23あるいは28の補助光作動中の電源電圧変
動を説明する説明図である。前述の本実施形態の各種カ
メラ駆動制御機能は、カメラ本体21に装填される電源
電池90で駆動される。前記防振レンズ駆動回路57b
及びブレ検出回路57dは、前記電源電池90の電圧V
EをDC/DCコンバータ91で、DC/DC変換して
平滑化されて供給されている。
【0090】一方、ストロボ光源23あるいは28が発
光させると消費電流が大きく、図14(b)に示すよう
に電源電圧VEは、ストロボ発光のオン/オフにより大
きく変動する。このストロボ発光時の電源電圧VEの変
動は、前記DC/DCコンバータ91にも悪影響を及ぼ
し、前記ブレ検出回路57dによるブレ検出にパルス状
のノイズが生じて、正確なブレ検出ができないという問
題がある。また、ストロボ光源23あるいは28の点灯
消費電流は、LED25あるいは29による補助光点灯
消費電流よりも大きく、かつ、ブレ検出回路57dや防
振レンズ駆動回路57bの消費電流も大きいために、防
振モードを選択設定して、ストロボ光源23あるいは2
8を同時に点灯駆動させると、電源電池90の消耗が激
しくカメラ本体21のシステムがダウンしてしまう可能
性もある。よって、防振モードを選択設定時は、LED
25あるいは29の第2の補助光部2を用いることが最
適である。
【0091】また、ポートレートモードにおいては、被
写体として人物が対象となり、ストロボ光源23あるい
は28を補助光光源とすると被写体はその補助光がまぶ
しく、また、撮影終了と勘違いすることもある。一方、
LED25あるいは29を補助光源とすると、前記スト
ロボ補助光に比してまぶしさは大幅に低減され、かつ、
撮影終了の勘違いも生じない利点を有している。
【0092】更に、セルフモードやリモコンモードにも
LED補助光が適していることは、前述のポートレート
モードの場合と同じの理由である。
【0093】前述の本発明の自動焦点カメラの実施形態
において、前記第2の補助光部2には、LED25ある
いは29を用いて説明したが、このLED25あるいは
29に代えて、ランプを用いることも可能である。ま
た、本実施形態は、ー眼レフレツクスカメラに適用した
例を用いて説明したが、レンズシャッタカメラに適用す
ることも可能である。更に、本実施形態では、前記防振
制御装置57は、レンズ駆動方式を例として用いて説明
したが、撮影者であるユーザの手ブレが検出され、その
手ブレを相殺できる他の防振装置を用いることも可能で
ある。更にまた、本実施形態では、スポーツモードは動
体予測演算しない例を示したが、動体予測演算を行う方
式を用いることも可能である。
【0094】[付記]以上詳述した本発明の実施形態に
よれば、以下のごとき構成を得ることができる。
【0095】(付記1) 焦点検出補助光源として被写
体に対して発光を行う第1の補助光部と、焦点検出補助
光源として被写体に対して上記第1の補助光部と異なる
発光を行う第2の補助光部と、撮影モードを選択する撮
影モード選択部と、上記撮影モード選択部によって選択
された撮影モードに基づいて、上記第1の補助光部ある
いは上記第2の補助光部のいずれかを選択する補助光選
択部と、を具備することを特徴とする自動焦点カメラ。
【0096】(付記2) 上記撮影モード選択部で、ポ
ートレート撮影に最適な制御を行うポートレートモード
が選択された場合には、上記補助光選択部は上記第2の
補助光部を選択して、焦点検出補助光を被写体に対して
発光させることを特徴とする付記1に記載の自動焦点カ
メラ。
【0097】(付記3) 上記撮影モード選択部で、撮
影者の手ブレを抑制する防振モードが選択された場合に
は、上記補助光選択部は上記第2の補助光部を選択し
て、焦点検出補助光を被写体に対して発光させることを
特徴とする付記1に記載の自動焦点カメラ。
【0098】(付記4) 上記撮影モード選択部で、移
動被写体撮影に最適な制御を行うスポーツモードが選択
された場合には、上記補助光選択部は上記第1の補助光
部を選択して、焦点検出補助光を被写体に対して発光さ
せることを特徴とする付記1に記載の自動焦点カメラ。
【0099】(付記5) 上記撮影モード選択部で、セ
ルフタイマモードあるいはリモコンモードが選択された
場合には、上記補助光選択部は上記第2の補助光部を選
択して、焦点検出捕縄光を被写体に対して発光させるこ
とを特徴とする付記1に記載の自動焦点カメラ。
【0100】(付記6) 上記第1の補助光部は、スト
ロボによる発光を行うことを特徴とする付記1に記載の
自動焦点カメラ。
【0101】(付記7) 上記第2の補助光部は、LE
Dあるいはランプ等による発光を行うことを特徴とする
付記1に記載の自動焦点カメラ。
【0102】
【発明の効果】本発明によれば、複数の補助光と複数の
撮影モードを持つ自動焦点カメラにおいて、補助光の特
徴と撮影モードの特徴を考慮した最適な補助光を選択が
可能となり、その選択基準は簡潔となる効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動焦点カメラの焦点検出補助光
部分の概念を示すブロック図。
【図2】本発明の自動焦点カメラの外観構成を示す正面
図。
【図3】本発明の自動焦点カメラの内部構成を示す平面
図。
【図4】本発明の自動焦点カメラに用いる焦点検出装置
の構成を示す説明図。
【図5】本発明の自動焦点カメラの各種駆動系の構成を
示すブロック図。
【図6】本発明の自動焦点カメラに設けられる撮影モー
ド及び防振モードの選択設定を説明するもので、図6
(a)は撮影モードの選択設定説明図、図6(b)は防
止モード選択設定説明図。
【図7】本発明の自動焦点カメラに設けられる外付けス
トロボの構成を示すブロック図。
【図8】本発明の自動焦点カメラのファインダ表示画面
を説明する説明図。
【図9】本発明の自動焦点カメラの主制御動作を説明す
るフローチャート。
【図10】本発明の自動焦点カメラの自動焦点動作を説
明するフローチャート。
【図11】本発明の自動焦点カメラの自動焦点動作を説
明するタイムチャート。
【図12】本発明の自動焦点カメラの撮影モードに対応
した補助光の照射動作を説明するフローチャート。
【図13】本発明の自動焦点カメラのスポーツモードの
動作を説明する説明図。
【図14】本発明の自動焦点カメラの防振モードとスト
ロボ発光の関係を説明するもので、図14(a)は防振
モードの駆動制御の構成を示すブロック図で、図14
(b)はストロボ発光の動作を説明する説明図。
【符号の説明】
1…第1補助光部 2…第2補助光部 3…撮影モード選択部 4…補助光選択部 21…カメラ本体 22…外付けストロボ 23、28…ストロボ光源 24…撮影レンズ 25、29…LED 26…レリーズスイッチ 27…焦点検出選択スイッチ 31…メインミラー 32…銀塩フィルム 33…サブミラー 34…ファインダ光学系 35…焦点検出装置 41…視野マスク 42…赤外カットフィルタ 43…コンデンサレンズ 44…全反射ミラー 45…セパレータ絞りマスク 46…セパレータレンズ 47…AFセンサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/03 G02B 7/11 N 15/05 G03B 3/00 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点検出補助光源として被写体に対して
    発光を行う第1の補助光部と、 焦点検出補助光源として被写体に対して上記第1の補助
    光部と異なる発光を行う第2の補助光部と、 撮影モードを選択する撮影モード選択部と、 上記撮影モード選択部によって選択された撮影モードに
    基づいて、上記第1の補助光部あるいは上記第2の補助
    光部のいずれかを選択する補助光選択部と、 を具備することを特徴とする自動焦点カメラ。
  2. 【請求項2】 上記撮影モード選択部でポートレート撮
    影に最適なポートレートモードが選択された場合には、
    上記補助光選択部は上記第2の補助光部を選択して、焦
    点検出補助光を被写体に対して発光させることを特徴と
    する請求項1に記載の自動焦点カメラ。
  3. 【請求項3】 上記撮影モード選択部で撮影者の手ブレ
    を抑制する防振モードが選択された場合には、上記補助
    光選択部で上記第2の補助光部を選択して、焦点検出補
    助光を被写体に対して発光させることを特徴とする請求
    項1に記載の自動焦点カメラ。
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